JP2002139548A - テストポイント挿入方法 - Google Patents

テストポイント挿入方法

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JP2002139548A
JP2002139548A JP2000331150A JP2000331150A JP2002139548A JP 2002139548 A JP2002139548 A JP 2002139548A JP 2000331150 A JP2000331150 A JP 2000331150A JP 2000331150 A JP2000331150 A JP 2000331150A JP 2002139548 A JP2002139548 A JP 2002139548A
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Japan
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test point
delay time
insertion method
flip
flop
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JP2000331150A
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English (en)
Inventor
Takayuki Minemaru
貴行 峯丸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テストポイントの挿入に伴い回路ブロック内
の配置の状態が変わることによって生じる影響を抑制す
る。 【解決手段】 複数のテストポイント構成要素101が
あらかじめ組み込まれたネットリスト102に従って自
動配置配線(ST103−ST106)を行った後に、
選択した一のテストポイント構成要素を一の候補ノード
に接続する(ST108−ST112)。したがって、
テストポイントを挿入する前後において回路ブロック内
の配置の状態が変わることがない。すなわち、回路ブロ
ック内の配置の状態を変えることなくテストポイントを
挿入することができる。これにより、回路ブロック内の
配置の状態が変わることによって生じる影響(思った以
上に遅延が発生してパスの遅延時間制約を満足できなく
なる、配線のひき回しが長くなる、配置配線の状態が悪
化するなど)を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、テストポイント
挿入方法に関し、さらに詳しくは、回路の故障検出率を
向上させるためのテストポイント挿入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平9−189748号公報には、回
路構成が複雑なためにスキャン時に多数のテストパター
ンを必要とする回路に、テストポイントを挿入する技術
が開示されている。テストポイントを挿入することによ
って特定のノードの値を確定し、少ないテストパターン
数で故障検出率を上げることができる。
【0003】また、特開平9−189748号公報に
は、回路のあるノードの最大遅延の大まかな値が所定の
しきい値以下の場合に、そのノードにテストポイントを
挿入するという技術が開示されている。これによれば、
回路規模の増加を押さえながら故障検出率を上げること
ができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
な従来の方法では、配置配線の状態を考慮できないた
め、テストポイントの挿入によって配置配線の状態が変
わることがある。微細化の進んだ今日では、配置配線の
状態が変わることによって、思った以上に遅延が発生し
てパスの遅延時間制約を満足できなくなる、配線のひき
回しが長くなる、配置配線の状態が悪化するなどの影響
が生じる。
【0005】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、その目的は、配置配線の状態
の変化による影響を抑制することができるテストポイン
ト挿入方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の1つの局面に
従うと、テストポイント挿入方法は、第1のステップ
と、第2のステップと、第3のステップと、第4のステ
ップと、第5のステップとを備える。
【0007】第1のステップでは、複数のテストポイン
ト構成要素を、ある回路のネットリストに組み込む。複
数のテストポイント構成要素の各々は、回路内のノード
に接続されたときには当該ノードのテスト容易性(可制
御性または可観測性)を向上させることができるもので
ある。第2のステップでは、複数のテストポイント構成
要素が組み込まれたネットリストに従って、回路の自動
配置配線を行う。第3のステップでは、回路内のノード
のうちテストポイントを挿入すべき候補ノードを少なく
とも一つ抽出する。第4のステップでは、まず、第3の
ステップによって抽出された候補ノードのうちの一の候
補ノードに対して、第2のステップによって自動配置配
線が行われた後の複数のテストポイント構成要素の中か
ら一のテストポイント構成要素を選択する。次いで、選
択したテストポイント構成要素を、上記一の候補ノード
のテスト容易性を向上させるように、上記一の候補ノー
ドに接続する。
【0008】上記テストポイント挿入方法においては、
複数のテストポイント構成要素があらかじめ組み込まれ
たネットリストに従って自動配置配線を行った後に、選
択した一のテストポイント構成要素を一の候補ノードに
接続する。このようにして一の候補ノードにテストポイ
ントを挿入する。テストポイントを挿入することによっ
て一の候補ノードのテスト容易性を向上させることがで
きる。これにより、回路の故障検出率を向上させること
ができる。
【0009】以上のように、上記テストポイント挿入方
法では、テストポイントを挿入する前後において回路内
の配置の状態が変わることがない。すなわち、回路内の
配置の状態を変えることなくテストポイントを挿入する
ことができる。これにより、回路内の配置の状態が変わ
ることによって生じる影響(思った以上に遅延が発生し
てパスの遅延時間制約を満足できなくなる、配線のひき
回しが長くなる、配置配線の状態が悪化するなど)を抑
制することができる。
【0010】好ましくは、上記第4のステップでは、複
数のテストポイント構成要素のうち、上記一の候補ノー
ドの近傍にあるテストポイント構成要素を選択する。
【0011】上記テストポイント挿入方法によれば、一
の候補ノードと当該一の候補ノードに対して選択された
一のテストポイント構成要素との間の配線を短くするこ
とができる。これにより、上述した回路内の配置の状態
が変わることによって生じる影響をさらに抑制すること
ができる。
【0012】好ましくは、上記第4のステップではさら
に、上記一の候補ノードと上記一の候補ノードの近傍に
あるテストポイント構成要素との距離を算出し、算出し
た距離が所定の値以上であるときは、上記一の候補ノー
ドを、第3のステップによって抽出された候補ノードか
ら削除する。
【0013】好ましくは、上記第2のステップではさら
に、自動配置配線が行われた後の回路が遅延時間制約を
満足するようにタイミング最適化処理を行う。
【0014】好ましくは、上記回路は、スキャン設計さ
れたものである。また、上記複数のテストポイント構成
要素の各々は、フリップフロップを含む。そして、上記
第1のステップではさらに、複数のテストポイント構成
要素の各々に含まれるフリップフロップをスキャン動作
が可能になるように変更して上記回路のスキャン経路に
接続する。さらに、第4のステップでは、一の候補ノー
ドの値を選択された一のテストポイント構成要素に含ま
れるフリップフロップの出力の値に設定することができ
るように、選択された一のテストポイント構成要素を一
の候補ノードに接続する。
【0015】好ましくは、上記第1のステップでは、複
数のテストポイント構成要素の各々に含まれるフリップ
フロップを、上記回路に与えられるクロック信号に接続
する。また、上記第2のステップではさらに、複数のテ
ストポイント構成要素の各々に含まれるフリップフロッ
プおよび上記回路に与えられるクロック信号に対してク
ロックスキュー低減処理を施す。
【0016】好ましくは、上記テストポイント挿入方法
はさらに、第5のステップと、第6のステップとを備え
る。第5のステップでは、第4のステップによってテス
トポイントが挿入されたノードを含んだ信号経路の遅延
時間を算出し、算出した遅延時間が、当該信号経路に対
して与えられている遅延時間制約を満足しているかどう
かを判断する。第6のステップでは、第5のステップに
よって遅延時間制約を満足していないと判断されたと
き、選択した一のテストポイント構成要素および上記一
の候補ノードの状態を、第4のステップにおける処理が
行われる前の状態に戻し、かつ、上記一の候補ノード
を、第3のステップによって抽出された候補ノードから
削除する。そして、上記テストポイント挿入方法では、
第4のステップから第6のステップにおける処理を、テ
ストポイントを挿入すべき候補ノードまたは選択すべき
テストポイント構成要素がなくなるまで繰り返す。
【0017】好ましくは、上記テストポイント挿入方法
はさらに、第5のステップと、第6のステップと、第7
のステップとを備える。第5のステップでは、第4のス
テップによってテストポイントが挿入されたノードを含
んだ信号経路の遅延時間を算出し、算出した遅延時間
が、当該信号経路に対して与えられている遅延時間制約
を満足しているかどうかを判断する。第6のステップで
は、第5のステップによって遅延時間制約を満足してい
ないと判断されたとき、上記信号経路に対してタイミン
グ最適化処理を施せば上記信号経路の遅延時間が遅延時
間制約を満足するようにすることができるか否かを判断
する。第7のステップでは、第6のステップによって遅
延時間制約を満足するようにすることができると判断さ
れたときは、上記信号経路に対してタイミング最適化処
理を施す。一方、遅延時間制約を満足するようにするこ
とができないと判断されたときは、選択した一のテスト
ポイント構成要素および上記一の候補ノードの状態を、
第4のステップにおける処理が行われる前の状態に戻
し、かつ、上記一の候補ノードを、第3のステップによ
って抽出された候補ノードから削除する。そして、上記
テストポイント挿入方法では、第4のステップから第7
のステップにおける処理を、テストポイントを挿入すべ
き候補ノードまたは選択すべきテストポイント構成要素
がなくなるまで繰り返す。
【0018】好ましくは、上記テストポイント挿入方法
では、第4のステップにおける処理を、テストポイント
を挿入すべき候補ノードまたは選択すべきテストポイン
ト構成要素がなくなるまで繰り返す。そして、上記テス
トポイント挿入方法はさらに、第5のステップと、第6
のステップとを備える。第5のステップでは、第4のス
テップによってテストポイントが挿入された候補ノード
を含んだ信号経路の遅延時間を算出し、算出した遅延時
間が、当該信号経路に与えられている遅延時間制約を満
足しているかどうかを判断する。第6のステップでは、
第5のステップによって遅延時間制約を満足していない
と判断された候補ノードおよび当該候補ノードに対応し
て選択されたテストポイント構成要素の状態を、第4の
ステップにおける処理が行われる前の状態に戻す。
【0019】この発明のもう1つの局面に従うと、テス
トポイント挿入方法は、回路内のあるノードに、当該ノ
ードのテスト容易性(可制御性または可観測性)を向上
させるテストポイントを挿入する方法であって、第1の
ステップと、第2のステップと、第3のステップと、第
4のステップとを備える。
【0020】第1のステップでは、ある回路の自動配置
配線を、当該回路のネットリストに従って行う。第2の
ステップでは、上記回路内のノードのうちテストポイン
トを挿入すべき候補ノードを少なくとも1つ抽出する。
第3のステップでは、第1のステップによって自動配置
配線が行われた後の上記回路のうち、所定の部分を少な
くとも1つ抽出する。所定の部分とは、第1のフリップ
フロップと、第2のフリップフロップとを含む部分であ
る。第1のフリップフロップは、その出力の値を外部か
ら設定することができる。第2のフリップフロップは、
第1のフリップフロップの出力を、直接または組み合わ
せ回路を介して、入力に受ける。さらに、所定の部分
は、第2のステップによって抽出された候補ノードの値
を第1のフリップフロップの出力の値に設定するセレク
タを設けたとしても第1のフリップフロップの出力から
第2のフリップフロップの入力までの信号経路の遅延に
影響を及ぼさないであろう部分である。第4のステップ
では、まず、第2のステップによって抽出された候補ノ
ードのうちの一の候補ノードに対して、第3のステップ
によって抽出された部分の中から一の部分を選択し、か
つ、セレクタを上記回路に追加する。セレクタは、上記
一の候補ノードの値を、選択した一の部分に含まれる第
1のフリップフロップの出力の値に設定する。
【0021】上記テストポイント挿入方法においては、
所定の部分とセレクタとを用いて一の候補ノードにテス
トポイントが挿入される。所定の部分は、テストポイン
トを挿入するために新たに追加されたものではなく、も
ともと回路を構成している部分である。したがって、テ
ストポイントを挿入するために新たに追加する回路はセ
レクタだけである。このように、もともと回路を構成し
ている部分(所定の部分)を使用するため、テストポイ
ントを挿入するために新たに追加する回路量を少なくす
ることができる。また、テストポイントを挿入するため
に新たに追加する回路はセレクタだけであるため、第1
のフリップフロップの出力から第2のフリップフロップ
の入力までの信号経路の遅延時間の増加量を小さくする
ことができる。
【0022】好ましくは、上記第3のステップによって
抽出される部分は、第1のフリップフロップおよび第2
のフリップフロップでシフトレジスタが構成されている
部分を含む。
【0023】上記テストポイント挿入方法においては、
第2のフリップフロップは、第1のフリップフロップの
出力を、直接、入力に受ける。したがって、第2のステ
ップによって抽出された候補ノードの値を第1のフリッ
プフロップの出力の値に設定するセレクタを設けたとし
ても第1のフリップフロップの出力から第2のフリップ
フロップの入力までの信号経路の遅延に影響を及ぼさな
い。
【0024】好ましくは、上記第3のステップによって
抽出される部分は、第1のフリップフロップの出力と第
2のフリップフロップの入力との間に1つのインバータ
または1つのバッファが設けられている部分を含む。
【0025】上記テストポイント挿入方法においては、
第2のフリップフロップは、第1のフリップフロップの
出力を、1つのインバータまたは1つのバッファを介し
て、入力に受ける。したがって、第2のステップによっ
て抽出された候補ノードの値を第1のフリップフロップ
の出力の値に設定するセレクタを設けたとしても第1の
フリップフロップの出力から第2のフリップフロップの
入力までの信号経路の遅延に影響を及ぼさない。
【0026】好ましくは、上記第4のステップでは、第
3のステップによって抽出された部分のうち、上記一の
候補の近傍にある部分を選択する。
【0027】上記テストポイント挿入方法によれば、一
の候補ノードと当該一の候補ノードに対して選択された
一の部分との間の配線を短くすることができる。
【0028】好ましくは、上記第4のステップではさら
に、上記一の候補ノードと上記一の候補ノードの近傍に
ある部分との距離を算出し、算出した距離が所定の値以
上であるときは、上記一の候補ノードを、第2のステッ
プによって抽出された候補ノードから削除する。
【0029】好ましくは、上記回路は、スキャン設計さ
れたものである。また、上記第1のフリップフロップ
は、スキャン経路への出力ではない通常の出力の値を外
部から設定することができるものである。また、上記第
2のフリップフロップは、第1のフリップフロップの通
常の出力を、スキャン経路からの入力ではない通常の入
力に受けるものである。
【0030】好ましくは、上記第1のステップではさら
に、自動配置配線が行われた後の上記回路が遅延時間制
約を満足するようにタイミング最適化処理を行う。
【0031】好ましくは、上記テストポイント挿入方法
はさらに、第5のステップと、第6のステップとを備え
る。第5のステップでは、第4のステップによってテス
トポイントが挿入されたノードを含んだ信号経路の遅延
時間を算出し、算出した遅延時間が、当該信号経路に対
して与えられている遅延時間制約を満足しているかどう
かを判断する。第6のステップでは、第5のステップに
よって遅延時間制約を満足していないと判断されたと
き、上記回路の状態を、第4のステップにおける処理が
行われる前の状態に戻し、かつ、上記一の候補ノード
を、第2のステップによって抽出された候補ノードから
削除する。そして、上記テストポイント挿入方法では、
第4のステップから第6のステップにおける処理を、テ
ストポイントを挿入すべき候補ノードまたは選択すべき
部分がなくなるまで繰り返す。
【0032】好ましくは、上記テストポイント挿入方法
はさらに、第5のステップと、第6のステップと、第7
のステップとを備える。第5のステップでは、第4のス
テップによってテストポイントが挿入されたノードを含
んだ信号経路の遅延時間を算出し、算出した遅延時間
が、当該信号経路に対して与えられている遅延時間制約
を満足しているかどうかを判断する。第6のステップで
は、第5のステップによって遅延時間制約を満足してい
ないと判断されたとき、上記信号経路に対してタイミン
グ最適化処理を施せば上記信号経路の遅延時間が遅延時
間制約を満足するようにすることができるか否かを判断
する。第7のステップでは、第6のステップによって遅
延時間制約を満足するようにすることができると判断さ
れたときは、上記信号経路に対してタイミング最適化処
理を施す。一方、遅延時間制約を満足するようにするこ
とができないと判断されたときは、上記回路の状態を、
第4のステップにおける処理が行われる前の状態に戻
し、かつ、上記一の候補ノードを、第2のステップによ
って抽出された候補ノードから削除する。そして、上記
テストポイント挿入方法では、第4のステップから第7
のステップにおける処理を、テストポイントを挿入すべ
き候補ノードまたは選択すべき部分がなくなるまで繰り
返す。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相
当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。
【0034】(第1の実施形態)図1は、この発明の第
1の実施形態によるテストポイント挿入方法の手順を示
すフローチャートである。このテストポイント挿入方法
は、ASIC等のセルベース集積回路の故障検出率を向
上させるためのテストポイント挿入方法である。以下、
図1を参照しつつ説明する。
【0035】まず、ステップST101において、回路
ブロックのネットリスト100に複数のテストポイント
構成要素101を組み込む。
【0036】複数のテストポイント構成要素101の各
々は、例えば、図2に示すようなものである。図2を参
照して、このテストポイント構成要素101は、フリッ
プフロップ201と、2入力セレクタ202とを備え
る。
【0037】フリップフロップ201のデータ入力端子
Dは、テストポイント構成要素101の入力IN1に接
続される。フリップフロップ201のクロック入力端子
CKは、テストポイント構成要素101のクロック入力
CKに接続される。2入力セレクタ202の入力端子A
は、テストポイント構成要素101の入力IN2に接続
される。2入力セレクタ202の入力端子Bは、フリッ
プフロップ201の正転出力端子Qに接続される。2入
力セレクタ202の出力端子Yは、テストポイント構成
要素101の出力OUTに接続される。2入力セレクタ
202の制御端子Sは、テストポイント構成要素101
の入力CTLに接続される。
【0038】ステップST101では、以下のようにし
て、テストポイント構成要素101を回路ブロックのネ
ットリスト100に組み込む。すなわち、テストポイン
ト回路構成要素101のクロック入力CKを回路ブロッ
クのクロック信号に接続する。また、テストポイント回
路構成要素101の入力IN1,IN2,CTLをグラ
ウンドGNDに接続する。また、フリップフロップ10
1の反転出力端子NQおよびテストポイント構成要素1
01の出力OUTを開放する。このようにして、テスト
ポイント構成要素101を回路ブロックのネットリスト
100に組み込む。
【0039】次いで、ステップST102において、複
数のテストポイント構成要素101を組み込んだネット
リスト100に対してスキャン挿入を行い、その結果で
あるネットリスト102を出力する。このとき、図2に
示したテストポイント構成要素101は、図3に示すよ
うにスキャン化され、回路ブロックのネットリストのス
キャンの一部を構成する。以下、図3を参照して具体的
に説明する。
【0040】図2に示したフリップフロップ201は、
スキャン化フリップフロップ201Sに置換される。ス
キャン化フリップフロップ201Sのスキャン信号入力
端子DTは、テストポイント構成要素101のスキャン
入力SCINに接続される。スキャン化フリップフロッ
プ201Sの反転出力端子NQは、テストポイント構成
要素101のスキャン出力SCOUTに接続される。ス
キャン化フリップフロップ201Sのスキャン制御端子
SCENは、テストポイント構成要素101の入力SC
ENに接続される。このようにして、図2に示したテス
トポイント構成要素101がスキャン化される。
【0041】スキャン化されたテストポイント構成要素
101のスキャン入力SCINおよびスキャン出力SC
OUTを、回路ブロックのスキャン経路にカスケード接
続し、スキャン化されたテストポイント構成要素101
の入力SCENを、スキャン制御信号に接続する。これ
により、テストポイント構成要素101を組み込んだネ
ットリストに対してスキャン挿入を行ったことになる。
【0042】次いで、自動配置配線ステップ(ST10
3−ST106)において、作成されたネットリスト1
02に従って回路ブロックのレイアウトを行う。
【0043】まず、ステップST103において、ネッ
トリスト102のセル情報に従ってセルの自動配置を行
う。
【0044】次いで、ステップST104において、配
置されたフリップフロップ等の位置情報に基づいてクロ
ックツリーの調整、例えば、クロックスキューの低減処
理などを行う。
【0045】次いで、ステップST105において、自
動配線を行う。
【0046】次いで、ステップST106において、タ
イミング最適化処理を行う。具体的には、ステップST
103−ST105による自動配置配線の結果が、遅延
制約条件を満足しているかどうかを判断する。そして、
満足していないと判断したときには、遅延制約条件を満
足するように最適化処理を行う。
【0047】自動配置配線ステップ(ST103−ST
106)が終了すると、ステップST107において、
回路ブロック内のノードのうちテストポイントを挿入す
べきノード(候補ノード)を抽出する。そして、候補ノ
ードのリスト103を作成する。
【0048】次いで、ネットリスト・レイアウト修正ス
テップ(ST108−ST113)において、候補ノー
ドリスト103内のノードにテストポイントを挿入す
る。
【0049】まず、ステップST108において、テス
トポイント構成処理が行われる。具体的には、候補ノー
ドリスト103内のある1つの候補ノードに対して、当
該候補ノードの近傍にある1つのテストポイント構成要
素101を選択する。
【0050】なお、このとき、候補ノードおよびテスト
ポイント構成要素101の位置座標から両者の間の距離
を計算し、その値があるしきい値以上である場合には、
その候補ノードを候補ノードリスト103から削除して
もよい。
【0051】ここでは、図4に示すように、回路ブロッ
ク内の候補ノード400に対して、候補ノード400の
近傍にあるテストポイント構成要素101を選択するも
のとする。候補ノード400は、回路ブロック内のNA
NDゲート401の出力端子YとORゲート402の一
方の入力端子Aとを接続する信号経路上のノードであ
る。候補ノード400の近傍にあるテストポイント構成
要素101を選択することにより、候補ノード400と
テストポイント構成要素101との間の配線長を短くす
ることができる。
【0052】図5は、図4に示した回路ブロックの具体
的なレイアウト図である。図5に示すように、NAND
ゲート401、ORゲート402、およびテストポイン
ト構成要素101は、他のゲート403−409ととも
に、レイアウト上配置されている。候補ノード400の
近傍にあるテストポイント構成要素101は、スキャン
化フリップフロップ201Sと2入力セレクタ202と
を含んでいる。
【0053】図2において説明したように、テストポイ
ント構成要素101の入力IN1,IN2,CTLは、
それぞれ、スキャン化フリップフロップ201Sの入力
端子D,2入力セレクタ402の入力端子A,2入力セ
レクタ402の入力端子CTLに接続される。さらに、
テストポイント構成要素101の入力IN1,IN2,
CTLは、グラウンドGNDに接続されている。
【0054】次いで、図4および図5に示した回路ブロ
ックにおけるテストポイント構成要素101の接続を変
更して、図6および図7に示すような回路・レイアウト
構成にする。具体的には、NANDゲート401の出力
端子YとORゲート402の入力端子Aとの間を接続し
ていた候補ノード400を切り離し、一方をテストポイ
ント構成要素101の入力IN1,IN2に、他方をテ
ストポイント構成要素101の出力OUTに接続する。
これにより、テストポイント構成要素101の出力OU
TとORゲート302の入力端子Aとが接続され、NA
NDゲート401の出力端子Yとテストポイント構成要
素101の入力IN1,IN2とが接続される。また、
グラウンドGNDに接続されていたテストポイント構成
要素101の入力CTLを、制御信号に接続する。
【0055】このように変更することによって、NAN
Dゲート401の出力端子Yからの信号とスキャン化フ
リップフロップ201Sの正転出力端子Qからの信号と
を、テストポイント構成要素101の入力CTLに与え
られる制御信号のレベルH/L(論理ハイレベル/論理
ローレベル)に応じて切り替えてテストポイント構成要
素101の出力OUTから出力することが可能となる。
すなわち、スキャンテスト実行時に、ORゲート402
の入力端子Aに任意の値を設定することができる。これ
により、候補ノード400(ORゲート402の入力端
子A)のテスト容易性(可制御性)が向上する。テスト
容易性(可制御性)が向上すると、回路ブロックの故障
検出率が向上する。このようにして、候補ノード400
にテストポイントが挿入される。
【0056】次いで、ステップST109において、ス
テップST108によってテストポイントが挿入された
後の回路ブロックの配置配線結果から抽出される、候補
ノード400を含む信号経路の遅延データを元に、当該
信号経路が遅延時間制約104を満足するかどうかを判
断する。満足すると判断されたときは(Y)、ステップ
ST112に進む。一方、満足しないと判断されたとき
は(N)、ステップST110に進む。ここでは、満足
しない(N)と判断されたものとする。
【0057】次いで、ステップST110において、テ
ストポイントを挿入した分だけ遅延が増加したために候
補ノード400を含んだ信号経路が遅延時間制約104
を満足することができないという状態を解消するよう
に、セルの能力アップ等に代表されるタイミング最適化
処理を実施する。
【0058】次いで、ステップST111において、ス
テップST110におけるタイミング最適化処理を行っ
た後の回路ブロックの配置配線結果から抽出される、候
補ノード400を含む信号経路の遅延データを元に、当
該信号経路が遅延時間制約104を満足するかどうかを
判断する。満足すると判断されたときは(Y)、ステッ
プST112に進む。一方、満足しないと判断されたと
きは(N)、ステップST113に進む。そして、ステ
ップST113において、回路ブロックの状態を、ステ
ップST108における処理が行われる前の状態に戻し
て、ステップST112に進む。ここでは、満足する
(Y)と判断されたものとする。
【0059】次いで、ステップST112において、候
補ノードリスト103内の候補ノードがなくなったか、
または、回路ブロック内のテストポイント構成要素10
1がなくなったかを判断する。両方ともまだ残っている
場合(N)は、ステップST108に戻る。いずれか一
方でもなくなった場合(Y)は、最終ネットリスト10
5および最終レイアウト106を出力する。以上によ
り、テストポイントの挿入処理を完了する。
【0060】以上のように、この発明の第1の実施形態
によるテストポイント挿入方法では、複数のテストポイ
ント構成要素101があらかじめ組み込まれたネットリ
スト102に従って自動配置配線(ST103−ST1
06)を行った後に、選択した一のテストポイント構成
要素を一の候補ノードに接続してテストポイントを挿入
する(ST108−ST112)。したがって、テスト
ポイントを挿入する前後において回路ブロック内の配置
の状態が変わることがない。すなわち、回路ブロック内
の配置の状態を変えることなくテストポイントを挿入す
ることができる。これにより、テストポイントの挿入に
より回路ブロック内の配置の状態が変わることによって
生じる影響(思った以上に遅延が発生してパスの遅延時
間制約を満足できなくなる、配線のひき回しが長くな
る、配置配線の状態が悪化するなど)を抑制することが
できる。
【0061】なお、図1に示したネットリスト・レイア
ウト修正ステップにおける処理を、以下のように行って
もよい。
【0062】ステップST108では、候補ノードリス
ト103に含まれる候補ノードの近傍にあるテストポイ
ント構成要素を選択する処理を、候補ノードリスト10
3内の候補ノードがなくなるか、またはテストポイント
構成要素がなくなるかまで実施し、それらのノードにテ
ストポイントを挿入する。
【0063】ステップST109では、挿入された全て
のテストポイントについて、遅延時間制約104を基準
として、配置配線結果から抽出される遅延データを元に
遅延時間制約104を満足するかどうかを判断する。そ
して、満足していると判断されたときは、最終ネットリ
スト105および最終レイアウト106を出力してテス
トポイントの挿入を完了する。不満足なノードがあれ
ば、ステップST110に進む。
【0064】ステップST110では、テストポイント
を挿入した分だけ遅延が増加したために候補ノードを含
んだ信号経路が遅延時間制約104を満足することがで
きないという状態を、全ての候補ノードおよび全ての信
号経路について、解消するように、セルの能力アップ等
に代表されるタイミング最適化処理を行う。
【0065】ステップST111では、タイミング最適
化処理の結果に対して、遅延時間制約104を基準とし
て、配置配線結果から抽出される遅延データを元に遅延
時間制約104を満足するかどうかを判断する。満足し
ない候補ノードを含むパスがある場合は、ステップST
113に進み、当該候補ノードおよびこれに対応するテ
ストポイント構成要素の状態を、ステップST108に
おける処理が行われる前の状態に戻し、最終ネットリス
ト105および最終レイアウト106を出力してテスト
ポイントの挿入を完了する。
【0066】(第2の実施形態)図8は、この発明の第
2の実施形態によるテストポイント挿入方法の手順を示
すフローチャートである。このテストポイント挿入方法
は、ASIC等のセルベース集積回路の故障検出率を向
上させるためのテストポイント挿入方法である。以下、
図8を参照しつつ説明する。
【0067】まず、回路ブロックのネットリスト801
に対してスキャン挿入を行い、その結果であるネットリ
スト802を出力する。
【0068】次いで、自動配置配線ステップ(ST10
3−ST106)において、作成されたネットリスト8
02に従って回路ブロックのレイアウトを行う。なお、
自動配置配線ステップ(ST103−ST106)にお
ける処理は、第1の実施形態において説明したものと同
様である。
【0069】次いで、ステップST802において、回
路ブロック内のノードのうちテストポイントを挿入すべ
きノード(候補ノード)を抽出する。そして、候補ノー
ドのリスト803を作成する。
【0070】一方、ステップST803において、自動
配置配線処理(ST103−ST106)が行われた回
路ブロックのうち、図9に示すようなシフトレジスタを
構成する部分、および図10,図11に示すような準シ
フトレジスタを構成する部分を抽出する。そして、抽出
したシフトレジスタ・準シフトレジスタ回路構成部のリ
スト804を作成する。
【0071】図9を参照して、シフトレジスタを構成す
る部分は、スキャン化フリップフロップ901,902
を含む。スキャン化フリップフロップ901の正転出力
端子Qは、スキャン化フリップフロップ902の入力端
子Dに接続される。スキャン化フリップフロップ901
の正転出力端子Qは、スキャン経路への出力ではない通
常の出力端子である。また、スキャン化フリップフロッ
プ902の入力端子Dは、スキャン経路からの入力では
ない通常の入力端子である。なお、ここでは、スキャン
化フリップフロップ901,902の反転出力端子NQ
が、スキャン経路への出力となり、スキャン化フリップ
フロップ901,902の入力端子DTが、スキャン経
路からの入力となる。また、スキャンテスト実行時に、
スキャン化フリップフロップ901の正転出力端子Qに
は、外部からスキャン経路を介して、所望の値を設定す
ることができる。
【0072】図10を参照して、準シフトレジスタを構
成する部分は、スキャン化フリップフロップ1001,
1002と、インバータ1003とを含む。スキャン化
フリップフロップ1001の正転出力端子Qは、インバ
ータ1003の入力ノードに接続される。インバータ1
003の出力ノードは、スキャン化フリップフロップ1
002の入力端子Dに接続される。すなわち、スキャン
化フリップフロップ1001の正転出力端子Qと、スキ
ャン化フリップフロップ1002の入力端子Dとは、イ
ンバータ1003を介して接続される。スキャン化フリ
ップフロップ1001の正転出力端子Qは、スキャン経
路への出力ではない通常の出力端子である。また、スキ
ャン化フリップフロップ1002の入力端子Dは、スキ
ャン経路からの入力ではない通常の入力端子である。な
お、ここでは、スキャン化フリップフロップ1001,
1002の反転出力端子NQが、スキャン経路への出力
となり、スキャン化フリップフロップ1001,100
2の入力端子DTが、スキャン経路からの入力となる。
また、スキャンテスト実行時に、スキャン化フリップフ
ロップ1001の正転出力端子Qには、外部からスキャ
ン経路を介して、所望の値を設定することができる。
【0073】図11を参照して、準シフトレジスタを構
成する部分は、スキャン化フリップフロップ1101,
1102と、バッファ1103とを含む。スキャン化フ
リップフロップ1101の正転出力端子Qは、バッファ
1103の入力ノードに接続される。バッファ1103
の出力ノードは、スキャン化フリップフロップ1102
の入力端子Dに接続される。すなわち、スキャン化フリ
ップフロップ1101の正転出力端子Qと、スキャン化
フリップフロップ1102の入力端子Dとは、バッファ
1103を介して接続される。スキャン化フリップフロ
ップ1101の正転出力端子Qは、スキャン経路への出
力ではない通常の出力端子である。また、スキャン化フ
リップフロップ1102の入力端子Dは、スキャン経路
からの入力ではない通常の入力端子である。なお、ここ
では、スキャン化フリップフロップ1101,1102
の反転出力端子NQが、スキャン経路への出力となり、
スキャン化フリップフロップ1101,1102の入力
端子DTが、スキャン経路からの入力となる。また、ス
キャンテスト実行時に、スキャン化フリップフロップ1
101の正転出力端子Qには、外部からスキャン経路を
介して、所望の値を設定することができる。
【0074】なお、図9−図11においては、スキャン
化フリップフロップ901,902,1001,100
2,1101,1102の正転出力端子Qを、通常の出
力端子としたが、これに代えて、スキャン化フリップフ
ロップ901,902,1001,1002,110
1,1102の反転出力端子NQを、通常の出力端子と
してもよい。この場合、スキャン化フリップフロップ9
01,1001,1101の反転出力端子NQと、スキ
ャン化フリップフロップ902,1002,1102の
入力端子Dとが、直接またはインバータ1003,バッ
ファ1103を介して接続される。また、スキャン化フ
リップフロップ901,902,1001,1002,
1101,1102の正転出力端子Qが、スキャン経路
への出力となる。
【0075】次いで、ネットリスト・レイアウト修正ス
テップ(ST804,ST109−ST112)におい
て、候補ノードリスト803内のノードにテストポイン
トを挿入する。
【0076】まず、ステップST804において、テス
トポイント構成処理が行われる。具体的には、候補ノー
ドリスト803内のある1つの候補ノードに対して、当
該候補ノードの近傍にある1つのシフトレジスタ構成部
または準シフトレジスタ構成部を選択する。なお、この
とき、候補ノードおよびシフトレジスタ/準シフトレジ
スタ構成部の位置座標から両者の間の距離を計算し、そ
の値があるしきい値以上である場合には、その候補ノー
ドを候補ノードリスト803から削除してもよい。
【0077】ここでは、図12に示すように、回路ブロ
ック内の候補ノード1200に対して、候補ノード12
00の近傍にあるシフトレジスタ構成部(901,90
2)を選択するものとする。候補ノード1200は、回
路ブロック内のNANDゲート1201の出力端子Yと
ORゲート1202の一方の入力端子Aとを接続する信
号経路上のノードである。候補ノード1200の近傍に
あるシフトレジスタ構成部(901,902)を選択す
ることにより、候補ノード1200とシフトレジスタ構
成部(901,902)との間の配線長を短くすること
ができる。
【0078】図13は、図12に示した回路ブロックの
具体的なレイアウト図である。図13に示すように、N
ANDゲート1201、ORゲート1202、およびフ
リップフロップ901,902は、他のゲート1202
−1207とともに、レイアウト上配置されている。な
お、領域1208,1209は、レイアウト上の隙間で
ある。スキャン化フリップフロップ901の正転出力端
子Qは、スキャン化フリップフロップ902の入力端子
Dに接続されている。
【0079】次いで、図12および図13に示した回路
ブロックに2入力セレクタ1401を追加し、シフトレ
ジスタ構成部(901,902)の接続を変更して、図
14および図15に示すような回路・レイアウト構成に
する。具体的には、2入力セレクタ1401を、レイア
ウト上の隙間である領域1208に配置する。また、N
ANDゲート1201の出力端子YとORゲート120
2の入力端子Aとの間を接続していた候補ノード120
0を切り離し、一方を2入力セレクタ1401の入力端
子Aに、他方を2入力セレクタ1401の出力端子Yに
接続する。これにより、2入力セレクタ1401の出力
端子YとORゲート1202の入力端子Aとが接続さ
れ、NANDゲート1201の出力端子Yと2入力セレ
クタ1401の入力端子Aとが接続される。また、スキ
ャン化フリップフロップ901の正転出力端子Qとスキ
ャン化フリップフロップ902の入力端子Dとを接続す
る信号経路上のノードN141と2入力セレクタ140
1の入力端子Bとを接続する。
【0080】このように変更することによって、NAN
Dゲート1201の出力端子Yからの信号とスキャン化
フリップフロップ901の正転出力端子Qからの信号と
を、2入力セレクタ1401の入力CTLに与えられた
制御信号のレベルH/L(論理ハイレベル/論理ローレ
ベル)に応じて切り替えて2入力セレクタ1401の出
力端子Yから出力することが可能となる。すなわち、ス
キャンテスト実行時に、ORゲート1202の入力端子
Aに任意の値を設定することができる。これにより、候
補ノード1200(ORゲート1202の入力端子A)
のテスト容易性(可制御性)が向上する。テスト容易性
(可制御性)が向上すると、回路ブロックの故障検出率
が向上する。このようにして、候補ノード1200にテ
ストポイントが挿入される。
【0081】なお、ここでは、シフトレジスタ構成部を
選択した場合について説明したが、図10または図11
に示した準シフトレジスタ回路構成部を選択した場合で
あっても同様にしてテストポイントを挿入すればよい。
この場合、スキャン化フリップフロップ1001,11
01の正転出力端子Qまたはインバータ1003/バッ
ファ1103の出力ノードのいずれを2入力セレクタ1
401の入力端子Bに接続しても、スキャンテスト実行
時に、2入力セレクタ1401の入力端子CTLに与え
られた信号のレベルH/L(論理ハイレベル/論理ロー
レベル)に応じて、ORゲート1202の入力端子Aに
任意の値を設定することが可能である。したがって、例
えば、レイアウト上の配線が近い方等の基準によって、
どちらかを選択して接続すればよい。
【0082】また、準シフトレジスタを構成する部分
は、図10,図11に示したものに限られず、セレクタ
1401を設けた場合にも、スキャン化フリップフロッ
プ1001,1101の正転出力端子Qからスキャン化
フリップフロップ1002,1102の入力端子Dまで
の信号経路の遅延に影響を及ぼさないものであればどの
ような組み合わせ回路であってもよい。例えば、スキャ
ン化フリップフロップ1001,1101の正転出力端
子Qとスキャン化フリップフロップ1002,1102
の入力端子Dとの間に、多段のインバータまたはバッフ
ァが設けられたものであってもよい。ただし、セレクタ
1401を設けた場合にも、スキャン化フリップフロッ
プ1001,1101の正転出力端子Qからスキャン化
フリップフロップ1002,1102の入力端子Dまで
の信号経路の遅延に影響を及ぼさないものであることが
必要である。なお、図9−図11に示したようなシフト
レジスタまたは準シフトレジスタを構成する部分は、こ
のような条件を満たすものの一例である。
【0083】また、ここでは、2入力セレクタ1401
を追加してテストポイントを挿入したが、これに限られ
ず、スキャン化フリップフロップ901の正転出力端子
Qの値をスキャン時に切り替えてORゲート1202の
入力端子Aに入力できればどのような回路であってもよ
い。
【0084】次いで、ステップST109−ST113
において、第1の実施形態において説明したのと同様の
処理が行われ、最終ネットリスト805および最終レイ
アウト806が出力される。以上により、テストポイン
トの挿入処理が完了する。
【0085】以上のように、この発明の第2の実施形態
によるテストポイント挿入方法では、シフトレジスタま
たは準シフトレジスタ構成部分と2入力セレクタ140
1とを用いて一の候補ノードにテストポイントが挿入さ
れる。シフトレジスタまたは準シフトレジスタ構成部分
は、テストポイントを挿入するために新たに追加された
ものではなく、もともと回路ブロックを構成している部
分である。したがって、テストポイントを挿入するため
に新たに追加する回路は2入力セレクタ1401だけで
ある。このように、もともと回路ブロックを構成してい
る部分(シフトレジスタまたは準シフトレジスタ構成部
分)を使用するため、テストポイントを挿入するために
新たに追加する回路量を少なくすることができる。ま
た、テストポイントを挿入するために新たに追加する回
路は2入力セレクタ1401だけであるため、スキャン
化フリップフロップ901,1001,1101の正転
出力端子Qからスキャン化フリップフロップ902,1
002,1102の入力端子Dまでの信号経路の遅延時
間の増加量を小さくすることができる。
【0086】なお、図8に示したネットリスト・レイア
ウト修正ステップにおける処理を、以下のように行って
もよい。
【0087】ステップST804では、候補ノードリス
ト103に含まれる候補ノードの近傍にあるシフトレジ
スタまたは準シフトレジスタを構成する部分を選択する
処理を、候補ノードリスト803内の候補ノードがなく
なるか、またはシフトレジスタ/準シフトレジスタを構
成する部分がなくなるかまで実施し、それらのノードに
テストポイントを挿入する。
【0088】ステップST109では、挿入された全て
のテストポイントについて、遅延時間制約104を基準
として、配置配線結果から抽出される遅延データを元に
遅延時間制約104を満足するかどうかを判断する。そ
して、満足していると判断されたときは、最終ネットリ
スト805および最終レイアウト806を出力してテス
トポイントの挿入を完了する。不満足なノードがあれ
ば、ステップST110に進む。
【0089】ステップST110では、テストポイント
を挿入した分だけ遅延が増加したために候補ノードを含
む信号経路が遅延時間制約104を満足することができ
ないという状態を、全ての候補ノードおよび全ての信号
経路について、解消するように、セルの能力アップ等に
代表されるタイミング最適化処理を行う。
【0090】ステップST111では、タイミング最適
化処理の結果に対して、遅延時間制約104を基準とし
て、配置配線結果から抽出される遅延データを元に遅延
時間制約104を満足するかどうかを判断する。満足し
ない候補ノードを含むパスがある場合は、ステップST
113に進み、回路ブロックの状態を、ステップST8
04における処理が行われる前の状態に戻し、最終ネッ
トリスト805および最終レイアウト806を出力して
テストポイントの挿入を完了する。
【0091】
【発明の効果】この発明の1つの局面に従ったテストポ
イント挿入方法では、複数のテストポイント構成要素が
あらかじめ組み込まれたネットリストに従って自動配置
配線を行った後に、選択した一のテストポイント構成要
素を一の候補ノードに接続する。したがって、テストポ
イントを挿入する前後において回路内の配置の状態が変
わることがない。すなわち、回路内の配置の状態を変え
ることなくテストポイントを挿入することができる。こ
れにより、回路内の配置の状態が変わることによって生
じる影響(思った以上に遅延が発生してパスの遅延時間
制約を満足できなくなる、配線のひき回しが長くなる、
配置配線の状態が悪化するなど)を抑制することができ
る。
【0092】この発明のもう1つの局面に従ったテスト
ポイント挿入方法では、所定の部分とセレクタとを用い
て一の候補ノードにテストポイントが挿入される。所定
の部分は、テストポイントを挿入するために新たに追加
されたものではなく、もともと回路を構成している部分
である。したがって、テストポイントを挿入するために
新たに追加する回路はセレクタだけである。このよう
に、もともと回路を構成している部分(所定の部分)を
使用するため、テストポイントを挿入するために新たに
追加する回路量を少なくすることができる。また、テス
トポイントを挿入するために新たに追加する回路はセレ
クタだけであるため、第1のフリップフロップの出力か
ら第2のフリップフロップの入力までの信号経路の遅延
時間の増加量を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態によるテストポイン
ト挿入方法の手順を示すフローチャートである。
【図2】テストポイント構成要素の一例を示す図であ
る。
【図3】スキャン挿入後のテストポイント構成要素を示
す図である。
【図4】テストポイントを挿入する前の回路ブロックの
状態を示すブロック図である。
【図5】テストポイントを挿入する前の回路ブロックの
状態を示すレイアウト図である。
【図6】テストポイントを挿入した後の回路ブロックの
状態を示すブロック図である。
【図7】テストポイントを挿入した後の回路ブロックの
状態を示すレイアウト図である。
【図8】この発明の第2の実施形態によるテストポイン
ト挿入方法の手順を示すフローチャートである。
【図9】シフトレジスタ回路構成部を示すブロック図で
ある。
【図10】準シフトレジスタ回路構成部を示すブロック
図である。
【図11】準シフトレジスタ回路構成部を示すブロック
図である。
【図12】テストポイントを挿入する前の回路ブロック
の状態を示すブロック図である。
【図13】テストポイントを挿入する前の回路ブロック
の状態を示すレイアウト図である。
【図14】テストポイントを挿入した後の回路ブロック
の状態を示すブロック図である。
【図15】テストポイントを挿入した後の回路ブロック
の状態を示すレイアウト図である。
【符号の説明】
100,102,801,802 ネットリスト 101 テストポイント構成要素 103,803 候補ノードリスト 104 遅延時間制約 804 シフトレジスタ/準シフトレジスタ構成部リス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/04 H01L 27/04 T 21/822 Fターム(参考) 2G032 AB20 AC10 AE12 AG07 AG10 AH04 AK14 AK16 AL00 5B046 AA08 BA06 5F038 CA17 DT06 DT15 EZ20 5F064 BB04 BB05 BB18 BB19 BB31 BB35 DD02 DD03 DD25 DD39 EE02 EE03 EE08 EE47 HH06 HH10

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が回路内のノードに接続されたとき
    には当該ノードのテスト容易性を向上させることができ
    る複数のテストポイント構成要素を、ある回路のネット
    リストに組み込む第1のステップと、 前記複数のテストポイント構成要素が組み込まれたネッ
    トリストに従って、前記回路の自動配置配線を行う第2
    のステップと、 前記回路内のノードのうちテストポイントを挿入すべき
    候補ノードを少なくとも一つ抽出する第3のステップ
    と、 前記第3のステップによって抽出された候補ノードのう
    ちの一の候補ノードに対して、前記第2のステップによ
    って自動配置配線が行われた後の前記複数のテストポイ
    ント構成要素の中から一のテストポイント構成要素を選
    択し、当該選択したテストポイント構成要素を、前記一
    の候補ノードのテスト容易性を向上させるように、前記
    一の候補ノードに接続する第4のステップとを備えるこ
    とを特徴とするテストポイント挿入方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のテストポイント挿入方
    法において、 前記第4のステップでは、 前記複数のテストポイント構成要素のうち、前記一の候
    補ノードの近傍にあるテストポイント構成要素を選択す
    ることを特徴とするテストポイント挿入方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のテストポイント挿入方
    法において、 前記第4のステップではさらに、 前記一の候補ノードと前記一の候補ノードの近傍にある
    テストポイント構成要素との距離を算出し、算出した距
    離が所定の値以上であるときは、前記一の候補ノード
    を、前記第3のステップによって抽出された候補ノード
    から削除することを特徴とするテストポイント挿入方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のテストポイント挿入方
    法において、 前記第2のステップではさらに、 自動配置配線が行われた後の前記回路が遅延時間制約を
    満足するようにタイミング最適化処理を行うことを特徴
    とするテストポイント挿入方法。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のテストポイント挿入方
    法において、 前記回路は、スキャン設計されたものであり、 前記複数のテストポイント構成要素の各々は、フリップ
    フロップを含み、 前記第1のステップではさらに、 前記複数のテストポイント構成要素の各々に含まれるフ
    リップフロップをスキャン動作が可能になるように変更
    して前記回路のスキャン経路に接続し、 前記第4のステップでは、 前記一の候補ノードの値を前記選択された一のテストポ
    イント構成要素に含まれるフリップフロップの出力の値
    に設定することができるように、前記選択された一のテ
    ストポイント構成要素を前記一の候補ノードに接続する
    ことを特徴とするテストポイント挿入方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のテストポイント挿入方
    法において、 前記第1のステップでは、 前記複数のテストポイント構成要素の各々に含まれるフ
    リップフロップを、前記回路に与えられるクロック信号
    に接続し、 前記第2のステップではさらに、 前記複数のテストポイント構成要素の各々に含まれるフ
    リップフロップおよび前記回路に与えられるクロック信
    号に対してクロックスキュー低減処理を施すことを特徴
    とするテストポイント挿入方法。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のテストポイント挿入方
    法において、 前記第4のステップによってテストポイントが挿入され
    たノードを含んだ信号経路の遅延時間を算出し、算出し
    た遅延時間が、当該信号経路に対して与えられている遅
    延時間制約を満足しているかどうかを判断する第5のス
    テップと、 前記第5のステップによって前記遅延時間制約を満足し
    ていないと判断されたとき、前記選択した一のテストポ
    イント構成要素および前記一の候補ノードの状態を、前
    記第4のステップにおける処理が行われる前の状態に戻
    し、かつ、前記一の候補ノードを、前記第3のステップ
    によって抽出された候補ノードから削除する第6のステ
    ップとをさらに備え、 前記第4のステップから前記第6のステップにおける処
    理を、テストポイントを挿入すべき候補ノードまたは選
    択すべきテストポイント構成要素がなくなるまで繰り返
    すことを特徴とするテストポイント挿入方法。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のテストポイント挿入方
    法において、 前記第4のステップによってテストポイントが挿入され
    たノードを含んだ信号経路の遅延時間を算出し、算出し
    た遅延時間が、当該信号経路に対して与えられている遅
    延時間制約を満足しているかどうかを判断する第5のス
    テップと、 前記第5のステップによって前記遅延時間制約を満足し
    ていないと判断されたとき、前記信号経路に対してタイ
    ミング最適化処理を施せば前記信号経路の遅延時間が前
    記遅延時間制約を満足するようにすることができるか否
    かを判断する第6のステップと、 前記第6のステップによって前記遅延時間制約を満足す
    るようにすることができると判断されたときは、前記信
    号経路に対してタイミング最適化処理を施し、前記遅延
    時間制約を満足するようにすることができないと判断さ
    れたときは、前記選択した一のテストポイント構成要素
    および前記一の候補ノードの状態を、前記第4のステッ
    プにおける処理が行われる前の状態に戻し、かつ、前記
    一の候補ノードを、前記第3のステップによって抽出さ
    れた候補ノードから削除する第7のステップとをさらに
    備え、 前記第4のステップから前記第7のステップにおける処
    理を、テストポイントを挿入すべき候補ノードまたは選
    択すべきテストポイント構成要素がなくなるまで繰り返
    すことを特徴とするテストポイント挿入方法。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載のテストポイント挿入方
    法において、 前記第4のステップにおける処理を、テストポイントを
    挿入すべき候補ノードまたは選択すべきテストポイント
    構成要素がなくなるまで繰り返し、 前記テストポイント挿入方法はさらに、 前記第4のステップによってテストポイントが挿入され
    た候補ノードを含んだ信号経路の遅延時間を算出し、算
    出した遅延時間が、当該信号経路に与えられている遅延
    時間制約を満足しているかどうかを判断する第5のステ
    ップと、 前記第5のステップによって前記遅延時間制約を満足し
    ていないと判断された候補ノードおよび当該候補ノード
    に対応して選択されたテストポイント構成要素の状態
    を、前記第4のステップにおける処理が行われる前の状
    態に戻す第6のステップとを備えることを特徴とするテ
    ストポイント挿入方法。
  10. 【請求項10】 回路内のあるノードに、当該ノードの
    テスト容易性を向上させるテストポイントを挿入する方
    法であって、 ある回路の自動配置配線を、当該回路のネットリストに
    従って行う第1のステップと、 前記回路内のノードのうちテストポイントを挿入すべき
    候補ノードを少なくとも1つ抽出する第2のステップ
    と、 前記第1のステップによって自動配置配線が行われた後
    の前記回路のうち、その出力の値を外部から設定するこ
    とができる第1のフリップフロップと、前記第1のフリ
    ップフロップの出力を、直接または組み合わせ回路を介
    して、入力に受ける第2のフリップフロップとを含む部
    分であって、前記第2のステップによって抽出された候
    補ノードの値を前記第1のフリップフロップの出力の値
    に設定するセレクタを設けたとしても前記第1のフリッ
    プフロップの出力から前記第2のフリップフロップの入
    力までの信号経路の遅延に影響を及ぼさないであろう部
    分を少なくとも1つ抽出する第3のステップと、 前記第2のステップによって抽出された候補ノードのう
    ちの一の候補ノードに対して、前記第3のステップによ
    って抽出された部分の中から一の部分を選択し、前記一
    の候補ノードの値を前記選択した一の部分に含まれる第
    1のフリップフロップの出力の値に設定するセレクタを
    前記回路に追加する第4のステップとを備えることを特
    徴とするテストポイント挿入方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のテストポイント挿
    入方法において、 前記第3のステップによって抽出される部分は、 前記第1のフリップフロップおよび前記第2のフリップ
    フロップでシフトレジスタが構成されている部分を含む
    ことを特徴とするテストポイント挿入方法。
  12. 【請求項12】 請求項10に記載のテストポイント挿
    入方法において、 前記第3のステップによって抽出される部分は、 前記第1のフリップフロップの出力と前記第2のフリッ
    プフロップの入力との間に1つのインバータまたは1つ
    のバッファが設けられている部分を含むことを特徴とす
    るテストポイント挿入方法。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載のテストポイント挿
    入方法において、 前記第4のステップでは、 前記第3のステップによって抽出された部分のうち、前
    記一の候補の近傍にある部分を選択することを特徴とす
    るテストポイント挿入方法。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のテストポイント挿
    入方法において、 前記第4のステップではさらに、 前記一の候補ノードと前記一の候補ノードの近傍にある
    部分との距離を算出し、算出した距離が所定の値以上で
    あるときは、前記一の候補ノードを、前記第2のステッ
    プによって抽出された候補ノードから削除することを特
    徴とするテストポイント挿入方法。
  15. 【請求項15】 請求項10に記載のテストポイント挿
    入方法において、 前記回路は、スキャン設計されたものであり、 前記第1のフリップフロップは、スキャン経路への出力
    ではない通常の出力の値を外部から設定することができ
    るものであり、 前記第2のフリップフロップは、前記第1のフリップフ
    ロップの通常の出力を、スキャン経路からの入力ではな
    い通常の入力に受けることを特徴とするテストポイント
    挿入方法。
  16. 【請求項16】 請求項10に記載のテストポイント挿
    入方法において、 前記第1のステップではさらに、 自動配置配線が行われた後の前記回路が遅延時間制約を
    満足するようにタイミング最適化処理を行うことを特徴
    とするテストポイント挿入方法。
  17. 【請求項17】 請求項10に記載のテストポイント挿
    入方法において、 前記第4のステップによってテストポイントが挿入され
    たノードを含んだ信号経路の遅延時間を算出し、算出し
    た遅延時間が、当該信号経路に対して与えられている遅
    延時間制約を満足しているかどうかを判断する第5のス
    テップと、 前記第5のステップによって前記遅延時間制約を満足し
    ていないと判断されたとき、前記回路の状態を、前記第
    4のステップにおける処理が行われる前の状態に戻し、
    かつ、前記一の候補ノードを、前記第2のステップによ
    って抽出された候補ノードから削除する第6のステップ
    とをさらに備え、 前記第4のステップから前記第6のステップにおける処
    理を、テストポイントを挿入すべき候補ノードまたは選
    択すべき部分がなくなるまで繰り返すことを特徴とする
    テストポイント挿入方法。
  18. 【請求項18】 請求項10に記載のテストポイント挿
    入方法において、 前記第4のステップによってテストポイントが挿入され
    たノードを含んだ信号経路の遅延時間を算出し、算出し
    た遅延時間が、当該信号経路に対して与えられている遅
    延時間制約を満足しているかどうかを判断する第5のス
    テップと、 前記第5のステップによって前記遅延時間制約を満足し
    ていないと判断されたとき、前記信号経路に対してタイ
    ミング最適化処理を施せば前記信号経路の遅延時間が前
    記遅延時間制約を満足するようにすることができるか否
    かを判断する第6のステップと、 前記第6のステップによって前記遅延時間制約を満足す
    るようにすることができると判断されたときは、前記信
    号経路に対してタイミング最適化処理を施し、前記遅延
    時間制約を満足するようにすることができないと判断さ
    れたときは、前記回路の状態を、前記第4のステップに
    おける処理が行われる前の状態に戻し、かつ、前記一の
    候補ノードを、前記第2のステップによって抽出された
    候補ノードから削除する第7のステップとをさらに備
    え、 前記第4のステップから前記第7のステップにおける処
    理を、テストポイントを挿入すべき候補ノードまたは選
    択すべき部分がなくなるまで繰り返すことを特徴とする
    テストポイント挿入方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007034918A (ja) * 2005-07-29 2007-02-08 Nec Corp 半導体集積回路設計装置および半導体集積回路設計方法
KR20220087718A (ko) * 2020-12-18 2022-06-27 연세대학교 산학협력단 테스트 포인트 삽입을 통하여 향상된 검출율을 가지는 고장 검출 방법, 고장 검출 장치 및 가중치 인가 회로

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KR102450484B1 (ko) 2020-12-18 2022-09-30 연세대학교 산학협력단 테스트 포인트 삽입을 통하여 향상된 검출율을 가지는 고장 검출 방법, 고장 검출 장치 및 가중치 인가 회로

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