JP2921502B2 - 順序回路の故障箇所推定方法 - Google Patents

順序回路の故障箇所推定方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSIの故障診断
に関し、特に、順序回路の故障推定方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの、順序回路の故障箇所推定手
法としては、予め故障辞書を作成しておき、実際に検出
されたフェイル結果を故障辞書と照合することによって
故障箇所を推定する方法や、スキャンパスによりフリッ
プフロップの状態設定及び読み出しを行うことによって
故障箇所を推定する方法がある。
【0003】図4は、従来の、故障辞書を用いた故障箇
所推定方法の一例を示すフローチャートである。
【0004】故障辞書を用いる場合は図4に示すよう
に、まず、故障箇所を推定する組合せ回路を抽出する
(ステップS21)。
【0005】ここで、実際のテストベクタを用いて、L
SI内部に故障を挿入したシミュレーション、すなわち
故障シミュレーションを行い、仮定した故障箇所とその
時にフェイルとなる出力ピンの情報とを対応させた故障
辞書となるデータファイルを予め作成しておく(ステッ
プS22)。
【0006】その後、故障辞書を参照することにより、
フェイルとなる出力ピンの故障状態から逆に故障箇所の
候補点を求め(ステップS23)、複数得られた候補点
に対して、全ベクタのフェイル出力から得られた故障推
定箇所を用いて最も故障の可能性が高いと判断されるも
のから優先順位を付けて故障箇所を推定する(ステップ
S24)。
【0007】一方、スキャンパスを用いる場合は、予め
回路内に、状態の読み出し及び書き込みを行うことがで
きるチェック回路を用意しておき、そのチェック回路を
用いてフリップフロップの状態設定を行って、その状態
における回路動作後、同様にチェック回路を用いてフリ
ップフロップ等の状態を読み出す。そして、読み出され
た状態と期待値とを比較し、フェイルが前段の回路から
の伝搬であるかどうかを判断することにより故障箇所の
推定を行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の、順序回路の故障箇所推定方法において
は、以下に記載するような問題点がある。
【0009】(1)故障辞書を用いる方法において 故障シミュレーションにより、故障出力に対する故障辞
書を予め用意する必要があるが、故障辞書の作成におい
ては、予想される全てのノードに対して故障を想定して
行われるため、多大な演算時間を要してしまうという問
題点がある。
【0010】そこで、故障辞書を部分的に作成すること
が考えられるが、その場合においても、故障辞書作成に
おいては多大な演算時間が必要となり、LSIの大型化
に伴って演算時間がさらに長くなってしまう。
【0011】また、一般的に故障シミュレーションで扱
う故障モデルが単一縮退故障であるため、ブリッジ故障
等の多重故障においては、推定される故障が実際の故障
と一致しない虞れがある。そこで、故障シミュレーショ
ンを多重故障に拡張することが考えられるが、その場
合、処理時間が大幅に増大してしまい、現実的ではな
い。
【0012】(2)スキャンパスを用いる方法において LSI内部状態の設定及び読み出しを可能にするチェッ
ク回路を有するフリップフロップ、すなわちスキャンパ
スを予め順序回路に組み込んでおく必要があり、このス
キャンパスが組み込まれていないLSIについては適用
することができないという問題点がある。
【0013】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、多大な演算
時間を必要とせずに順序回路の故障箇所を推定すること
ができ、また、多重故障においても適用することができ
る、順序回路の故障箇所推定方法を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の組合せ回路からなる順序回路におい
て、予め用意した前記順序回路の期待値情報と、実際の
テスタでのパス及びフェイル情報と、前記順序回路の接
続情報とを用いて故障箇所を推定する順序回路の故障箇
所推定方法であって、前記パス及びフェイル情報並びに
該順序回路の故障箇所推定方法のシーケンスにおいて既
に推定されたラッチのフェイル伝搬情報に基づいて前記
組合せ回路を抽出する手順と、前記組合せ回路のフェイ
ル出力及び正常出力の状態を用いて前記抽出された組合
せ回路の入力境界における状態を推定する手順と、前記
組合せ回路の入力境界における状態の推定が可能な場
合、推定された前記組合せ回路の入力境界における状態
を用いて論理シミュレーションを行う手順と、前記論理
シミュレーションの結果と前記順序回路の期待値情報と
を比較し、それにより、故障が伝搬された経路を抽出し
て該経路の入力境界において接続される前段の組合せ回
路において前記組合せ回路の抽出手順を再度実行する手
順と、前記組合せ回路の入力境界における状態の推定が
不可能な場合、前記組合せ回路の出力端子における故障
出力の状態値のみを用いて前記抽出された組合せ回路の
入力境界における状態を推定する手順と、前記組合せ回
路の出力端子における故障出力の状態値のみを用いて推
定された組合せ回路の入力境界における状態を用いて
シミュレーションを行う手順と、前記論理シミュレー
ションの結果と前記順序回路の期待値情報とを比較し、
それにより、故障が伝搬された経路を抽出すると同時
に、前記組合せ回路における正常出力を行わない不正端
子及び該不正端子への伝搬経路を抽出する手順と、前記
論理シミュレーションの結果と前記順序回路の期待値情
報との比較により抽出された故障伝搬経路から、前記不
正端子への伝搬経路を削除し、故障候補領域を抽出する
手順と、前記故障候補領域の優先順位を付ける手順とを
順次行うことにより、前記順序回路の故障箇所の推定を
行うことを特徴とする。
【0015】また、複数の組合せ回路からなる順序回路
において、予め用意した前記順序回路の期待値情報と、
実際のテスタでのパス及びフェイル情報と、前記順序回
路の接続情報とを用いて故障箇所を推定する順序回路の
故障箇所推定方法であって、前記パス及びフェイル情報
並びに該順序回路の故障箇所推定方法のシーケンスにお
いて既に推定されたラッチのフェイル伝搬情報に基づい
て前記組合せ回路を抽出する手順と、前記組合せ回路の
フェイル出力及び正常出力の状態を用いて前記抽出され
た組合せ回路の入力境界における状態を推定する手順
と、前記組合せ回路の入力境界における状態の推定が可
能な場合、推定された前記組合せ回路の入力境界におけ
る状態を用いて論理シミュレーションを行う手順と、前
論理シミュレーションの結果と前記順序回路の期待値
情報とを比較し、それにより、故障が伝搬された経路を
抽出して該経路の入力境界において接続される前段の組
合せ回路において前記組合せ回路の抽出手順を再度実行
する手順と、前記組合せ回路の入力境界における状態の
推定が不可能な場合、前記組合せ回路の出力端子におけ
る故障出力の状態値のみを用いて前記抽出された組合せ
回路の入力境界における状態を推定する手順と、前記組
合せ回路の出力端子における故障出力の状態値のみを用
いて推定された組合せ回路の入力境界における状態を用
いて論理シミュレーションを行う手順と、前記論理シミ
ュレーションの結果と前記順序回路の期待値情報とを比
較し、それにより、故障が伝搬された経路を抽出すると
同時に、前記組合せ回路における正常出力を行わない不
正端子及び該不正端子への伝搬経路を抽出する手順と、
前記論理シミュレーションの結果と前記順序回路の期待
値情報との比較により抽出された故障伝搬経路と前記不
正端子への伝搬経路との交差ノードを求める手順と、前
記交差モードを始点として入力方向に回路を抽出するこ
とにより前記故障伝搬経路と前記不正端子への伝搬経路
との共通領域を抽出する手順と、前記故障伝搬経路から
前記共通領域を削除し、故障候補領域を抽出する手順
と、前記故障候補領域の優先順位を付ける手順とを順次
行うことにより、前記順序回路の故障箇所の推定を行う
ことを特徴とする。
【0016】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、検出された各フェイルベクタに対して分割さ
れた組合せ回路の故障伝搬値推定を行い、その故障伝搬
推定値を更に前段の組合せ回路の出力とみなして入力境
界における故障伝搬の推定を行う。また、故障伝搬の推
定は、組合せ回路毎に故障伝搬経路を抽出し、故障伝搬
経路が見つからない場合は、故障出力端子に故障が現れ
る入力状態値を求めておき、故障出力端子以外に故障が
現れるすなわち不正出力となる伝搬経路もしくは伝搬可
能領域を削除することにより、組合せ回路内の故障領域
を推定する。さらに、故障の発生したベクタ毎にこの推
定故障領域の論理積を求めることにより、推定故障領域
をより絞り込むことが可能となる。
【0017】このように、順序回路の出力側から順次、
組合せ回路を抽出し、全てのフェイルに対して組合せ回
路の入力境界における故障伝搬値を推定していくので、
ブリッジ故障等の多重故障の場合においても、独立な故
障伝搬と交互に影響しあった故障伝搬の両方を想定する
ことができ、推定誤りが起こりにくい。
【0018】また、故障伝搬を推定する際に、正常な期
待値との差から故障伝搬経路を抽出し、さらにフェイル
ベクタ毎に求められたラッチ部分の故障伝搬推定値とパ
スしたベクタとの両方を用いて組合せ回路内の故障推定
を行うので、効率良く推定が行われる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0020】図1は、本発明の、順序回路の故障箇所推
定方法を説明するために組合せ回路内の故障伝搬の様子
を示す模式図であり、(a)は前段の組合せ回路から故
障が伝搬してきている場合の故障伝搬経路を示す図、
(b)は組合せ回路内において故障箇所が存在する場合
に不正伝搬経路を削除することにより故障箇所を推定す
る方法を示す図、(c)は組合せ回路内において故障箇
所が存在する場合に故障伝搬経路と不正伝搬経路の共通
領域を削除することにより故障箇所を推定する方法を示
す図である。
【0021】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態として、実際のテストベクタとテスタパス及びフ
ェイル情報と全回路の接続情報とを用いて、組合せ回路
内の不正伝搬経路を削除することにより故障伝搬推定領
域を求めるシーケンスについて説明する。
【0022】図2は、本発明の、順序回路の故障箇所推
定方法の第1の実施の形態を示すフローチャートであ
る。
【0023】まず、テスタパス及びフェイル情報に基づ
いて、フェイル出力端子からバックトレース(入力方
向)及びフォワードトレース(出力方向)を繰返し、組
合せ回路201(図1(a)参照)を抽出する(ステッ
プS1)。
【0024】次に、ステップS1において得られた組合
せ回路201(図1(a)参照)のフェイル出力時及び
正常出力時における出力状態を用いて、出力状態を満た
すような組合せ回路の入力境界における状態を推定する
(ステップS2)。
【0025】次に、ステップS2における推定結果か
ら、組合せ回路の故障が前段の組合せ回路から伝搬され
ているものであるか、組合せ回路の故障が組合せ回路内
において発生した故障であるかを判断する(ステップS
3)。ここで、ステップS3における判断においては、
組合せ回路の入力境界における状態の推定が可能であれ
ば、組合せ回路の故障が前段の組合せ回路から伝搬され
ているものと判断し、組合せ回路の入力境界における状
態の推定が不可能であれば、組合せ回路の故障が組合せ
回路内において発生した故障であると判断する。
【0026】ステップS3において組合せ回路の故障が
前段の組合せ回路から伝搬されているものであると判断
された場合、得られた入力状態推定値を用いて論理シミ
ュレーションを行う(ステップS4)。
【0027】次に、ステップS4における論理シミュレ
ーションの結果と抽出された組合せ回路内の全ノードの
期待値とを比較し、それにより、図1(a)に示すよう
な故障伝達経路を抽出し(ステップS5)、抽出された
故障伝達経路を故障候補点としてさらに前段の組合せ回
路においてステップS1の処理を行う。
【0028】一方、ステップS3において組合せ回路の
故障が組合せ回路内において発生した故障であると判断
された場合、組合せ回路の出力端子における故障出力の
状態値のみを用いて組合せ回路の入力状態の推定を行う
(ステップS6)。
【0029】次に、ステップ6において得られた入力状
態設定値を用いて論理シミュレーションを行う(ステッ
プS7)。
【0030】次に、ステップS7における論理シミュレ
ーションの結果と抽出された組合せ回路内の全ノードの
期待値とを比較し、それにより、故障伝搬経路を抽出す
る(ステップS8)。
【0031】ここで、ステップS6における組合せ回路
の入力状態の推定においては、故障出力端子の状態値し
か用いていないため、ステップS6において得られた入
力状態設定値を用いてステップS7における故障シミュ
レーションを行うと、図1(b)の破線及び細い×で示
したように、正常出力となる出力端子にも故障が伝搬し
てしまう。
【0032】そこで、ステップS6〜ステップS8にお
ける処理と同様に、まず、正常出力端子に故障が現れる
端子(以下、不正出力端子と称す)を抽出し(ステップ
S9)、組合せ回路内の全ノードの論理シミュレーショ
ン結果と期待値との比較により、不正出力端子に対する
伝搬経路を抽出する(ステップS10)。
【0033】次に、ステップS8において抽出された故
障伝搬経路からステップS10において抽出された不正
伝搬経路を削除し、図1(b)の実線で示す故障候補領
域を抽出する(ステップS11)。
【0034】その後、各故障ベクタ毎に抽出された故障
候補領域の論理積を求め、優先順位を付けることによ
り、候補経路領域を抽出する(ステップS12)。
【0035】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態として、組合せ回路内の故障伝搬経路と不正伝搬
経路の共通領域を削除することにより故障伝搬推定領域
を求めるシーケンスについて説明する。
【0036】図3は、本発明の、順序回路の故障箇所推
定方法の第2の実施の形態を示すフローチャートであ
る。なお、ステップS1〜ステップS5における処理に
おいては、第1の実施の形態において説明したものと同
様であるため、ここでの説明は省略する。
【0037】ステップS3において組合せ回路の故障が
組合せ回路内において発生した故障であると判断された
場合、組合せ回路の出力端子における故障出力の状態値
のみを用いて組合せ回路の入力状態の推定を行う(ステ
ップS13)。
【0038】次に、ステップ13において得られた入力
状態設定値を用いて論理シミュレーションを行う(ステ
ップS14)。
【0039】次に、ステップS14における論理シミュ
レーションの結果と抽出された組合せ回路内の全ノード
の期待値とを比較し、それにより、故障伝搬経路を抽出
する(ステップS15)。
【0040】また、論理シミュレーションを行う際に正
常端子に故障が現れる不正端子及び不正伝搬経路を抽出
する(ステップS16)。
【0041】次に、ステップS15において抽出された
故障伝搬経路とステップS16において抽出された不正
伝搬経路とが同一ノードを通過する交差ノード(図1
(c)において実線と破線とが交わる部分)を求める
(ステップ17)。
【0042】ここで、ステップS17において求められ
た交差ノード上に故障が伝搬した場合は、故障出力端子
のみならず、不正出力となった出力端子にも故障が伝搬
するため、交差ノード上には実際の故障が存在しない。
同様に、交差ノードに故障が伝搬する可能性のある領域
にも故障が存在しない。
【0043】そこで、ステップS17において求められ
た交差ノードを始点として入力方向に回路を抽出するこ
とにより、故障伝搬経路と不正伝搬経路との共通領域
(図1(c)における網掛部分)を抽出する(ステップ
S18)。
【0044】次に、ステップS15において抽出された
故障伝搬経路からステップS18において抽出された故
障伝搬経路と不正伝搬経路との共通領域を削除し、図1
(c)の実線で示す故障候補領域を抽出する(ステップ
S19)。
【0045】その後、各故障ベクタ毎に抽出された故障
候補領域の論理積を求め、優先順位を付けることによ
り、候補経路領域を抽出する(ステップS20)。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
順序回路の出力側から組合せ回路を順次抽出し、全ての
フェイルに対して組合せ回路毎の入力境界における故障
伝搬値を推定していくため、全回路の全信号線に対して
故障仮定を行って全ベクタに対して故障シミュレーショ
ンを行う場合に比べて、シミュレーションを行う回数
が、(抽出された組合せ回路の数)×(組合せ回路それ
ぞれの出力状態を満たすベクタ数)となり、少なくな
る。かつ、個々の故障シミュレーションは、抽出された
組合せ回路に限定されるため、回路全体のシミュレーシ
ョンに比べて回路規模が大幅に小さくなり計算量を減ら
すことができる。組合せ回路内の故障伝搬経路の抽出に
関しても、故障推定のための組合せ回路の入力部におけ
る故障シミュレーション結果と正常な場合のシミュレー
ション結果との比較のみで行われるため、計算量も少な
く抑えることができ、かつ、組合せ回路内の再収れん回
路に対しても故障伝搬経路を抽出することができる。
【0047】さらに、組合せ回路内の故障箇所の推定に
おいても、故障出力端子に故障が現れるような組合せ回
路の入力境界部の状態値を求め、他の正常端子に故障が
出力される経路を削除することにより故障箇所を絞り込
んでいくため、故障辞書では不可能であるブリッジ等の
多重故障も想定することができる。また、このような多
重故障の場合、独立な故障伝搬と相互に影響しあった伝
搬との両方を想定することができるため、推定誤りが起
こりにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、順序回路の故障箇所推定方法を説明
するために組合せ回路内の故障伝搬の様子を示す模式図
であり、(a)は前段の組合せ回路から故障が伝搬して
きている場合の故障伝搬経路を示す図、(b)は組合せ
回路内において故障箇所が存在する場合に不正伝搬経路
を削除することにより故障箇所を推定する方法を示す
図、(c)は組合せ回路内において故障箇所が存在する
場合に故障伝搬経路と不正伝搬経路の共通領域を削除す
ることにより故障箇所を推定する方法を示す図である。
【図2】本発明の、順序回路の故障箇所推定方法の第1
の実施の形態を示すフローチャートである。
【図3】本発明の、順序回路の故障箇所推定方法の第2
の実施の形態を示すフローチャートである。
【図4】従来の、故障辞書を用いた故障箇所推定方法の
一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101〜106 ラッチ 201〜203 組合せ回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の組合せ回路からなる順序回路にお
    いて、予め用意した前記順序回路の期待値情報と、実際
    のテスタでのパス及びフェイル情報と、前記順序回路の
    接続情報とを用いて故障箇所を推定する順序回路の故障
    箇所推定方法であって、 前記パス及びフェイル情報並びに該順序回路の故障箇所
    推定方法のシーケンスにおいて既に推定されたラッチの
    フェイル伝搬情報に基づいて前記組合せ回路を抽出する
    手順と、 前記組合せ回路のフェイル出力及び正常出力の状態を用
    いて前記抽出された組合せ回路の入力境界における状態
    を推定する手順と、 前記組合せ回路の入力境界における状態の推定が可能な
    場合、推定された前記組合せ回路の入力境界における状
    態を用いて論理シミュレーションを行う手順と、 前記論理シミュレーションの結果と前記順序回路の期待
    値情報とを比較し、それにより、故障が伝搬された経路
    を抽出して該経路の入力境界において接続される前段の
    組合せ回路において前記組合せ回路の抽出手順を再度実
    行する手順と、 前記組合せ回路の入力境界における状態の推定が不可能
    な場合、前記組合せ回路の出力端子における故障出力の
    状態値のみを用いて前記抽出された組合せ回路の入力境
    界における状態を推定する手順と、 前記組合せ回路の出力端子における故障出力の状態値の
    みを用いて推定された組合せ回路の入力境界における状
    態を用いて論理シミュレーションを行う手順と、 前記論理シミュレーションの結果と前記順序回路の期待
    値情報とを比較し、それにより、故障が伝搬された経路
    を抽出すると同時に、前記組合せ回路における正常出力
    を行わない不正端子及び該不正端子への伝搬経路を抽出
    する手順と、 前記論理シミュレーションの結果と前記順序回路の期待
    値情報との比較により抽出された故障伝搬経路から、前
    記不正端子への伝搬経路を削除し、故障候補領域を抽出
    する手順と、 前記故障候補領域の優先順位を付ける手順とを順次行う
    ことにより、前記順序回路の故障箇所の推定を行うこと
    を特徴とする順序回路の故障箇所推定方法。
  2. 【請求項2】 複数の組合せ回路からなる順序回路にお
    いて、予め用意した前記順序回路の期待値情報と、実際
    のテスタでのパス及びフェイル情報と、前記順序回路の
    接続情報とを用いて故障箇所を推定する順序回路の故障
    箇所推定方法であって、 前記パス及びフェイル情報並びに該順序回路の故障箇所
    推定方法のシーケンスにおいて既に推定されたラッチの
    フェイル伝搬情報に基づいて前記組合せ回路を抽出する
    手順と、 前記組合せ回路のフェイル出力及び正常出力の状態を用
    いて前記抽出された組合せ回路の入力境界における状態
    を推定する手順と、 前記組合せ回路の入力境界における状態の推定が可能な
    場合、推定された前記組合せ回路の入力境界における状
    態を用いて論理シミュレーションを行う手順と、 前記論理シミュレーションの結果と前記順序回路の期待
    値情報とを比較し、それにより、故障が伝搬された経路
    を抽出して該経路の入力境界において接続される前段の
    組合せ回路において前記組合せ回路の抽出手順を再度実
    行する手順と、 前記組合せ回路の入力境界における状態の推定が不可能
    な場合、前記組合せ回路の出力端子における故障出力の
    状態値のみを用いて前記抽出された組合せ回路の入力境
    界における状態を推定する手順と、 前記組合せ回路の出力端子における故障出力の状態値の
    みを用いて推定された組合せ回路の入力境界における状
    態を用いて論理シミュレーションを行う手順と、 前記論理シミュレーションの結果と前記順序回路の期待
    値情報とを比較し、それにより、故障が伝搬された経路
    を抽出すると同時に、前記組合せ回路における正常出力
    を行わない不正端子及び該不正端子への伝搬経路を抽出
    する手順と、 前記論理シミュレーションの結果と前記順序回路の期待
    値情報との比較により抽出された故障伝搬経路と前記不
    正端子への伝搬経路との交差ノードを求める手順と、 前記交差モードを始点として入力方向に回路を抽出する
    ことにより前記故障伝搬経路と前記不正端子への伝搬経
    路との共通領域を抽出する手順と、 前記故障伝搬経路から前記共通領域を削除し、故障候補
    領域を抽出する手順と、 前記故障候補領域の優先順位を付ける手順とを順次行う
    ことにより、前記順序回路の故障箇所の推定を行うこと
    を特徴とする順序回路の故障箇所推定方法。
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