JP2002139226A - 床暖房器 - Google Patents

床暖房器

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JP2002139226A
JP2002139226A JP2000334623A JP2000334623A JP2002139226A JP 2002139226 A JP2002139226 A JP 2002139226A JP 2000334623 A JP2000334623 A JP 2000334623A JP 2000334623 A JP2000334623 A JP 2000334623A JP 2002139226 A JP2002139226 A JP 2002139226A
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temperature
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room
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Hitoshi Aoki
仁史 青木
Tomohiro Ichikawa
智浩 市川
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Paloma Kogyo KK
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Paloma Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各部屋の床暖房を無駄なく行うことを目的と
する。 【解決手段】 部屋全体,部屋西側W,東側Eの床暖房
運転を制御する床暖房リモコン81を備え、床暖房リモ
コン81の部分暖房切替SW88を押すと表示器84に
部屋西側Wや部屋東側Eの床暖房運転状況を表示させ、
運転SW85またはアップ・ダウンSW86を押して部
屋西側W,東側Eの床暖房運転の入/切または設定温度
の変更を行って、部屋の一部分を暖房する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一つの部屋を暖房す
る暖房ユニットを備えた床暖房器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、部屋の床面に給湯暖房器から
の温水配管を巡らせて、所定温度の温水を循環させるこ
とにより、床を加熱して室内を暖房することが知られて
いる。こうした床暖房器は、一つの部屋に複数の床暖房
パネル(床暖房ユニット)を設けて、部屋の大きさに対
応できるようしており、温水配管が各床暖房パネルへ分
岐している。この分岐点の上流に熱動弁を設けて、熱動
弁の開閉により全ての床暖房パネルを同時に制御して、
部屋全体を暖房する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た構成の床暖房器は、同じ室内でも暖房の要らない場所
まで加熱してしまうため、経済的ではなかった。例え
ば、蒲団を敷く場所のみ床暖房をしたい場合や、同じ部
屋でストーブ等の他の暖房機器を同時使用してその暖房
では行き届かない場所のみ床暖房をしたい場合や、ま
た、ベッド等の家具のある場所を加熱したくない場合で
あっても、床全体を暖房してしまい、経済的ではなかっ
た。また、床暖房パネルと同数のリモコンを設け、暖房
したいエリアに設けられたリモコンを用いて、運転する
床暖房パネルの熱動弁を開放することも考えられるが、
複数のリモコンを操作しなければならず手間であり、し
かも、複数のリモコンを備えることにより製造コストが
非常に高くなってしまう。本発明の床暖房器は上記課題
を解決し、部屋の床暖房を無駄なく行うことを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の請求項1記載の床暖房器は、複数の床暖房ユニット
を用いて一つの部屋を複数の暖房エリアに区分して暖房
する暖房手段と、上記各床暖房ユニットへ流れる熱媒体
の流路をそれぞれ開閉する開閉手段と、上記暖房エリア
を選択する選択手段と、選択された暖房エリアに対応す
る上記開閉手段を開放させ、対応する上記床暖房ユニッ
トを独立して運転制御する暖房制御手段とを備えたこと
を要旨とする。
【0005】また、本発明の請求項2記載の床暖房器
は、上記請求項1記載の床暖房器において、上記暖房制
御手段を遠隔制御するリモコンを設け、上記リモコン
は、上記選択手段を備え、選択された上記暖房エリアの
上記床暖房ユニットの運転指令を上記暖房制御手段へ送
ることを要旨とする。
【0006】また、本発明の請求項3記載の床暖房器
は、上記請求項2記載の床暖房器において、上記リモコ
ンは、上記暖房エリア毎に目標温度を設定する個別温度
設定手段を備え、該目標温度の信号を上記暖房制御手段
へ送ることを要旨とする。
【0007】また、本発明の請求項4記載の床暖房器
は、上記請求項3記載の床暖房器において、リモコン本
体に設けられ室温を測定する室温測定手段と、上記暖房
エリアと上記リモコンの設置位置との関係から生じる室
温測定値のずれを補正する補正値を設定記憶する補正値
設定記憶手段とを備え、選択された上記暖房エリアの目
標温度と、補正値と、上記室温測定手段により測定され
た室温とに基づいて上記床暖房ユニットを運転制御する
ことを要旨とする。
【0008】上記構成を有する本発明の請求項1記載の
床暖房器は、暖房したいエリアの床暖房ユニットの開閉
手段のみ開放し各暖房エリアを独立して運転制御するた
め、部屋全体を暖房するか、或いは部屋の一部分を暖房
するかを選択でき、必要な箇所のみ暖房する。
【0009】また、本発明の請求項2記載の床暖房器
は、1つのリモコンを操作して、暖房エリアを選択し暖
房制御手段を遠隔制御することにより、各暖房エリアの
個別運転を簡単に行うことができる。
【0010】また、本発明の請求項3記載の床暖房器
は、部屋の一部分を暖房する場合にも、暖房エリアの目
標温度を個別に設定できる。
【0011】また、本発明の請求項4記載の床暖房器
は、部屋の一部分を暖房する場合に、選択された暖房エ
リアと、室温を測定するリモコンとが離れていても、そ
の暖房エリアが目標温度になるように制御する。一般
に、室温測定値が目標温度に維持されるように暖房運転
すると、例えば、同じ部屋でもリモコンから離れた位置
にある暖房エリアでは、床暖房ユニットの熱がリモコン
の室温測定手段になかなか伝わらず、まだ目標温度に達
していないと判断して暖房し過ぎてしまうことがある。
本発明の床暖房器では、暖房エリアとリモコンの設置位
置との関係から生じる室温測定値のずれを補正する補正
値を予め設定しておき、部分暖房時には、この補正値を
加味して床暖房ユニットを温度制御するため、適切な温
度で床暖房をすることができる。例えば、リモコンから
離れた位置にある床暖房ユニットを、暖房エリアの室温
が目標温度程度になったと想定できる温度(目標温度か
ら所定温度を低下させた温度)に基づいて制御すれば、
過暖房を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の床暖房器の好
適な実施形態について説明する。図1は、一実施形態と
しての給湯暖房器1を表す。この給湯暖房器1は、暖房
燃焼本体60と、給湯燃焼本体70とを備え、各本体が
本体ケース2に収納される。
【0013】暖房燃焼本体60は、一つの部屋の床下に
設けられた低温放熱器(床暖房ユニット)82,92お
よび、エアコンや浴室乾燥機やパネルヒーター(ファン
ヒーター)等に代表される高温放熱器65に暖房水を循
環させる暖房回路40と、複数のフィン42aを所定間
隔あけて備え暖房水を加熱する暖房熱交換器42と、暖
房熱交換器42を下方から加熱する暖房バーナ41とを
備える。
【0014】低温放熱器82,92は、部屋の西側W,
東側Eにそれぞれ設けられ、部屋の西側Wの壁面に1つ
の床暖房リモートコントロール(以下、床暖房リモコン
と呼ぶ)81を固定して、低温放熱器82,92を個別
に或いは同時に運転操作する。床暖房リモコン81に
は、室温を測定する図示しないサーミスタが設けられ、
測定室温と設定温度とを比較できるようにしている。
【0015】暖房回路40は、暖房水を暖房熱交換器4
2へ送る暖房戻り管46と、暖房熱交換器42で加熱さ
れた高温の暖房水を高温放熱器65へ送る高温往き管6
6と、暖房戻り管46から分岐して暖房熱交換器42を
介さず直接低温の暖房水を低温放熱器82,92へ送る
暖房低温往き管47とで循環加熱回路を形成すると共
に、暖房戻り管46と暖房高温往き管66の高温放熱器
65下流部とを繋ぐバイパス管34と、後述する風呂熱
交換器111内を通過する浴槽水加熱管67とを備え
る。この浴槽水加熱管67は、暖房戻り管46のバイパ
ス管34下流部と暖房高温往き管66のバイパス管34
上流部とを繋いだものである。バイパス管34は、暖房
高温往き管66よりも直径が小さい。
【0016】浴槽水加熱管67の風呂熱交換器111下
流には、風呂熱動弁121が設けられる。また、暖房低
温往き管47は、2つに分岐して熱動弁83,93が設
けられ、その下流で低温放熱器82,92と接続する。
低温放熱器82,92内では、管が蛇行して形成され、
その下流端が暖房戻り管46に接続される。同様に、高
温放熱器65の放熱流路にも熱動弁65aが設けられ
る。
【0017】この暖房高温往き管66には、暖房熱交換
器42の近傍に加熱後の湯温を検知する暖房出湯サーミ
スタ25が設けられる。また、暖房戻り管46の浴槽水
加熱管67との接続部下流には、上流側から順に、暖房
水の熱膨張に対応するための開放式膨張タンク62,暖
房水を循環させる暖房循環ポンプ22,加熱前の湯温を
検知する暖房入水サーミスタ24が設けられる。
【0018】膨張タンク62には、水位を検知する下限
暖房水位電極63a,上限暖房水位電極63bが設けら
れる。また、膨張タンク62には、上限暖房水位電極6
3bの下端より上方で、オーバーフロー管64が接続さ
れる。また、膨張タンク62の上部に一般給湯管37か
ら分岐した注水管122が接続され、注水管122を開
閉する注水電磁弁123が設けられる。
【0019】一方、給湯燃焼本体70は、通水を供給さ
せる給湯回路50と、複数のフィン52aを所定間隔あ
けて備え給湯回路50内の通水を加熱する給湯熱交換器
52と、給湯熱交換器52を下方から加熱する給湯バー
ナ51とを備える。
【0020】給湯回路50には、上流側から順に、入水
量を検知する給湯水量センサ26,入水温を検知する給
湯入水サーミスタ27,設定湯温が得られるように通水
量を調整する水量制御モータ28,熱交換後の湯温を検
知する給湯熱交換器出口サーミスタ12が設けられる。
給湯バーナ51は、燃焼能力の異なる3組のバーナ群か
らなり、燃焼量に応じて燃焼するバーナ群が切り替えら
れる。
【0021】更に、給湯回路50には、給湯熱交換器5
2の上流と下流とを繋ぐバイパス路36と、そのバイパ
ス路36を開閉するバイパス弁14とが設けられる。こ
のバイパス路36の下流流路は、台所の給湯カラン21
に連通する一般給湯管37と、浴槽20へ給湯するため
の落とし込み管30とに分岐する。一般給湯管37に
は、バイパス路36を通過する水と熱交換後の湯との混
合湯の温度を検知する給湯出湯サーミスタ15が設けら
れる。
【0022】落とし込み管30は、浴槽水を循環させる
風呂回路110と給湯回路50とを接続するもので、上
流側から順に、落とし込み管30を開閉する落とし込み
電磁弁31,給湯回路50から風呂回路110への流量
を検知する落とし込み流量センサ32,逆流を防止する
2個の逆止弁33,浴槽20の水位を検出する風呂水位
センサ35が設けられる。
【0023】風呂回路110は、浴槽水を風呂熱交換器
111へ送る風呂戻り管113と、風呂熱交換器111
で加熱された浴槽水を浴槽20へ送る風呂往き管112
とで循環加熱回路を形成する。この風呂戻り管113に
は、上流側から順に、追い焚き前の湯温を検知する風呂
入水サーミスタ114,浴槽水を循環させる風呂循環ポ
ンプ115,循環水の流れを確認する流水スイッチ11
6が設けられる。また、風呂熱交換器111には、同軸
に暖房回路40の浴槽水加熱管67が内挿される。
【0024】ガス流路は、上流側で給湯側ガス流路と暖
房側ガス流路とに分岐し、給湯側ガス流路では上流側か
ら順に、ガス流路を開閉する元電磁弁10,通電量に応
じたガス流量を制御する比例弁11,三組のバーナ群へ
のガス流路を独立して開閉する給湯電磁弁55,56,
57がそれぞれ設けられ、各々独立した燃焼制御が行わ
れる。一方、暖房側ガス流路では、上流側から順に、ガ
ス流路を開閉する元電磁弁45,通電量に応じたガス流
量を制御する比例弁68,バーナ群へのガス流路を開閉
する暖房電磁弁69が設けられる。
【0025】暖房バーナ41,給湯バーナ51には、イ
グナイタ13の作動によりガスへ着火する電極43,5
3、燃焼炎を検知するフレームロッド44,54が設け
られ、前記のセンサ類・アクチュエータ類と共に、暖房
運転,給湯運転,浴槽水追焚運転の全ての制御を司るシ
ステムコントローラ9と電気的に接続される。また、シ
ステムコントローラ9には、暖房燃焼本体60,給湯燃
焼本体70の両方を制御する浴室に設けられた風呂リモ
コン117と、台所に設けられた給湯リモコン77と、
床暖房の床暖房リモコン81が電気的に接続される。
【0026】暖房燃焼本体60,給湯燃焼本体70に
は、その下部に燃焼用空気を供給する暖房ファン18,
給湯ファン19がそれぞれ設けられ、また、その上部に
燃焼排気を排出する暖房排気口61,給湯排気口71が
それぞれ設けられる。
【0027】次に、一般給湯動作について説明する。風
呂リモコン117または給湯リモコン77の給湯スイッ
チを押して、給湯カラン21を開いて、給湯熱交換器5
2へ所定量以上の水が流入していることを給湯水量セン
サ26が検知すると、暖房ファン18,給湯ファン19
が回転し、給湯バーナ51が点火して比例制御を開始
し、ガス流量と空気量とを連続的に変化させて出湯温度
を設定温度に保つ。給湯カラン21を閉じると、システ
ムコントローラ9が給湯水量センサ26からの出力パル
ス数の低下を検知し、ガス供給を停止して消火する。ポ
ストパージ動作後、暖房ファン18,給湯ファン19を
停止させる。
【0028】次に、暖房動作について説明する。高温放
熱器65のリモコン(図示略)または低温放熱器82,
92の床暖房リモコン81の運転SW85を入れると、
各々の運転信号をシステムコントローラ9が検知し、低
温放熱器82,92の熱動弁83,93を開き、暖房循
環ポンプ22が回転し、暖房出湯サーミスタ25(また
は暖房入水サーミスタ24)により暖房水の温度が所定
値以下になると、暖房ファン18,給湯ファン19が回
転し、暖房バーナ41に点火して比例制御を開始する。
【0029】高温放熱器65は、室温等を検出して熱動
弁65aの開閉を判断する。高温放熱器65のみ運転す
る場合には、浴槽水追焚用の風呂熱動弁121および低
温放熱器82,92の熱動弁83,93を閉じた状態
で、暖房循環ポンプ22を駆動する。これにより、加圧
された暖房水は、暖房低温往き管47へ流れず暖房高温
往き管66へ流れ、暖房熱交換器42で80℃に加熱さ
れ、浴槽水加熱管67へ流れることなく、高温放熱器6
5とバイパス管34とで分岐して高温放熱器65で放熱
した後、膨張タンク62へ戻る。
【0030】ところで、暖房時に暖房水をバイパス管3
4にも流す理由は、一般的に熱動弁の応答が遅いことか
ら、暖房循環ポンプ22で加圧された暖房水の流路を確
保する必要があるためである。バイパス管34の直径が
暖房高温往き管66よりも小さいため、暖房高温往き管
66を流れる暖房水の多くが高温放熱器65へ流入し部
屋の加熱に寄与し、加熱効率が高い。
【0031】一方、高温放熱器65が室温等を検出して
熱動弁65aを閉じることを判断し、低温放熱器82,
92のみ運転する場合には、暖房循環ポンプ22を駆動
する。これにより、暖房水は、暖房低温往き管47と暖
房高温往き管66とで分岐し、暖房熱交換器42で加熱
され、高温放熱器65を通過せずバイパス管34を通っ
て膨張タンク62へ戻る。また、暖房低温往き管47を
通る暖房水も、低温放熱器82,92にて放熱した後で
膨張タンク62へ戻る。
【0032】つまり、膨張タンク62から出発して低温
放熱器82,92を流れる暖房水は、暖房熱交換器42
で加熱されないが、低温放熱器82,92で放熱後、暖
房熱交換器42で加熱されバイパス管34を流れる暖房
水と混合して昇温する。暖房入水サーミスタ24で検出
するこの混合湯温を60℃程度に保つように制御する。
尚、高温放熱器65の使用時および低温・高温放熱器の
同時使用時には、暖房出湯サーミスタ25の検出暖房水
温を80℃程度に保つように制御する。
【0033】ところで、低温放熱器82,92の放熱量
が大きい場合には、直径の小さい低温加熱用バイパス管
34を流れる暖房水の流量が少なく、低温放熱器82,
92への加熱が追い付かなくなってしまうため、風呂熱
動弁121を開いて径の大きい浴槽水加熱管67に暖房
熱交換器42で加熱された高温の暖房水を流して、暖房
戻り管46を流れる放熱後の暖房水と混合させて、低温
放熱器82,92への加熱を補う。
【0034】さて、こうした暖房制御では、暖房燃焼本
体60の燃焼能力範囲内で、負荷変動に応じてガス比例
制御を行っている。しかし、高温放熱器65や低温放熱
器82,92の負荷が小さい、つまり、放熱量が少ない
場合には、暖房燃焼本体60を最低能力で燃焼させても
循環暖房水を過熱してしまうため、暖房水温が所定の温
度に低下するまで暖房バーナ41の燃焼を停止させ、水
温低下後は再び燃焼を開始するオン・オフ制御を行うこ
とで、暖房水を設定温度に保つ。また、暖房水位電極6
3にて暖房水の不足を検知した場合には、注水電磁弁1
23を開き、一般給湯管37から注水管122を介して
暖房水を自動的に補給する。給湯暖房器1の購入後、暖
房燃焼本体60を初めて使用する時も同様である。
【0035】床暖房リモコン81には、図3に示される
ように、床暖房運転の有無や設定温度等の運転情報,制
御対象の部屋の部分の名前(ここでは、東側,西側,全
体)を表示する表示器84,暖房運転の入/切を行う運
転スイッチ85(以下、スイッチをSWと表現する),
設定温度を増減させるアップSW86U,ダウンSW8
6D(以下、これらを区別しない場合にはアップ・ダウ
ンSW86と呼ぶ)が設けられ、更に、運転状況の表示
および暖房運転制御の対象となる部屋の部分を切り替え
る部分暖房切替SW88が設けられる。また、床暖房リ
モコン81には、アップ・ダウンSW86の同時押しに
より制御対象の部屋に設けられた床暖房の運転入/切時
期を設定するタイマー機能も備える。
【0036】ところで、部屋全体を暖房する場合や、部
屋西側W(床暖房リモコン81を設置している側)を暖
房する場合には、サーミスタの測定室温Tが設定温度に
なるように床暖房制御しても支障はないが、部屋東側E
のみを床暖房する場合には、低温放熱器92により床暖
房をしても、床暖房リモコン81のある部屋西側Wの室
温は、部屋東側Eよりも所定温度Tx低くなる。つま
り、サーミスタによる測定室温Tが設定温度T3に達す
るまで暖房すると、部屋東側Eの室温が設定温度T3を
越えて暑過ぎてしまう。
【0037】従って、本実施形態では、暖房したい部屋
の部分と床暖房リモコン81との距離や、部屋の大きさ
や、放熱度合い(窓の有無や他の暖房器の位置)等の環
境条件を考慮して、測定室温Tが「設定温度T3−環境
考慮温度Tx(増減量)」になるようにして暖房制御す
る。この環境考慮温度Txは、部屋の大きさや床暖房リ
モコン81の設置に応じて求められた対応表を目安にし
て、給湯暖房器1の設置業者が床暖房リモコン81に入
力しておいてもよいし、また、使用者が経験から入力し
てもよい。
【0038】次に、床暖房リモコン81の制御(運転の
入/切,設定温度の変更)の対象となる部屋の部分の設
定方法について図2を用いて説明する。この設定方法
は、部屋切換SW88の押した回数に応じた変数nを用
いて、床暖房リモコン81で制御する部屋を部屋全体
(n=0),部屋西側W(n=1),部屋東側E(n=
2)から選択するものである。
【0039】床暖房リモコン81の運転SWが押されオ
ンになると、床暖房リモコン81の制御対象の設定制御
ルーチンが開始され、変数nを0と設定する(S1)。
つまり、この段階では、床暖房リモコン81の制御対象
は部屋全体である。
【0040】次に、部分暖房切替SW88が押されたか
判断し(S2)、一度も押されていない場合には、n=
0なのでステップ6からステップ7へ進み、部屋全体の
運転状況(暖房する部屋の部分の名前、つまり「部屋全
体」,設定温度)を床暖房リモコン81の表示器84に
表示させ、設定温度T1を設定し(S8)、熱動弁8
3,93の両方を開放することによって部屋全体を床暖
房し(S9)、床暖房リモコン81のサーミスタが検出
する室温Tが設定温度T1になるように、室温Tが設定
温度T1を上回ったら暖房バーナ41の燃焼を停止さ
せ、室温Tが設定温度T1(実際にはディファレンシャ
ル分を考慮して設定される温度)を下回ったら再び燃焼
を開始するオン・オフ制御を行って(S10)、ステッ
プ2に戻る。
【0041】ステップ2で、部分暖房切替SW88が押
された場合には、ステップ3でn=2か否かを判断す
る。運転SW85のオフの後、最初に部分暖房切替SW
88が押された場合には、n=0なのでステップ5へ進
み、変数nに1を加えて、n=1と設定し、ステップ6
からステップ11へ進んで、部屋西側Wの運転状況を床
暖房リモコン81の表示器84に表示させ、設定温度T
2を設定し(S12)、熱動弁83のみ開放した状態に
することによって部屋西側Wを床暖房し(S13)、床
暖房リモコン81のサーミスタが検出する室温Tが設定
温度T2になるように暖房制御して(S14)、ステッ
プ2に戻る。
【0042】部屋西側Wが制御対象になっている状態
(n=1)から更に部分暖房切替SW88が押された場
合には、変数nが1から2に変更されて、部屋東側Eの
運転状況を表示させ(S15)、設定温度T3を設定し
(S16)、熱動弁93のみ開放した状態にして部屋東
側Eを床暖房し(S17)、サーミスタが検出する室温
Tが「設定温度T3−環境考慮温度Tx」になるように
暖房制御することにより部屋東側Eの室温を設定温度T
3に維持して(S18)、ステップ2に戻る。
【0043】また、部屋東側Eが制御対象になっている
状態(n=2)から更に部分暖房切替SW88が押され
た場合には、ステップ3でn=2なのでステップ4へ進
み、変数nを0に再設定し、部屋全体の運転状況を表示
させ、床暖房リモコン81の制御対象を部屋全体に設定
して(S7〜S10)、ステップ2に戻る。
【0044】このようにして、部分暖房切替SW88を
押す毎に、床暖房リモコン81の表示器84の表示を、
図4に示されるように、部屋全体→部屋西側→部屋東側
→部屋全体→…とサイクリックに切り替えて、床暖房リ
モコン81の設定操作対象となる部屋の部分を切り替え
る。
【0045】従って、設定操作したい部屋の部分を表示
しておいて、床暖房リモコン81のアップ・ダウンSW
86を押すことにより、制御対象の部屋の部分の暖房設
定温度を調整する。
【0046】つまり、部屋全体を暖房する場合には、床
暖房リモコン81の運転SW85を押すと、「部屋全
体」という文字が表示器84に表示され、その後、アッ
プSW86Uを押せば、設定温度T1を上昇でき、ダウ
ンSW86Dを押せば、設定温度T1を下降できる。一
方、部屋西側Wのみを暖房する場合には、運転SW85
がオンの状態で部分暖房切替SW88を押すと、「部屋
西側」という文字が表示され、その後、アップ・ダウン
SW86を押して、設定温度T2を調整できる。他方、
部屋東側Eのみを暖房する場合には、運転SW85がオ
ンの状態で「部屋東側」という文字が表示されるまで部
分暖房切替SW88を押した後、アップ・ダウンSW8
6を押して、設定温度T3を調整できる。
【0047】また、床暖房リモコン81のアップSW8
6UとダウンSW86Dとを同時に押すと、環境考慮温
度設定モード(温度加減設定モード)に入り、アップ・
ダウンSW86を押すことにより、環境考慮温度Txを
調整し、運転SW85を押してその温度Txを確定す
る。これは、制御対象の部屋の部分に対して、環境考慮
温度Txを設定することができる。つまり、部分暖房し
ている場所が設定温度になるように、床暖房リモコン8
1付近の測定室温と比較する設定温度を加減できる。
【0048】例えば、環境考慮温度Txを3℃と設定す
ると、部屋西側Wの室温を26℃にしたい場合には、床
暖房リモコン81が部屋西側Wから離れて設置されてい
るため、システムコントローラ9は測定室温が23℃に
なるように床暖房を行い、また、部屋西側Wの室温を2
2℃にしたい場合には、床暖房リモコン81の測定室温
が19℃になるように床暖房を行う。従って、同じ部屋
でも放熱の大きい場所には高めの温度を設定する等、場
所によって細かな温度調整ができて、快適な温度に暖房
することができる。また、床暖房リモコン81を一つ設
けるだけで、全ての低温放熱器を制御でき、操作が簡単
で、しかも、コストが安価となる。
【0049】以上説明した本実施形態の給湯暖房器1に
よれば、床暖房リモコン81の部分暖房切替SW88を
押すことにより、暖房したい場所を選択して部分的に暖
房できて無駄がなく、給湯暖房器1のランニングコスト
を低減できる。例えば、エアコンで部屋を暖房する場合
に、机の下まで温風が行き届かないことがあるが、その
場所のみ床暖房をすることによって、足下の暖房を補う
ことができる。また、蒲団を敷いた場所のみ床暖房をす
ることにより、部屋全体を暖房することなく、温かな蒲
団の中で快適に睡眠でき、経済的である。しかも、部屋
の模様替え等により、ベッドや箪笥等の家具や家電製品
を床暖房ユニットのある床に置くことになっても、その
場所を避けて床暖房を行うことができ、家具や家電製品
が無用に加熱されることがなく、安心して床暖房運転で
きる。このように、部屋の必要な場所のみ床暖房をする
ことができ、省エネとなる。
【0050】また、部分暖房切替SW88の押す回数に
合わせて表示器84における暖房したい部分の運転状況
の表示を切り替え、しかも、表示されると同時にそのエ
リアが操作設定対象となるため、操作がしやすい。更
に、床暖房リモコン81の表示器84に部屋全体,部屋
西側W,東側Eの運転状況を表示させて兼用するため、
大きな文字で表示できて見やすくなり、しかも、床暖房
リモコン81がコンパクトになる。
【0051】また、一つの部屋に多くの低温放熱器を設
ける場合にも、制御プログラムの簡単な変更だけで対応
できる。つまり、低温放熱器毎に環境考慮温度を入力し
ておけば、適切に部分暖房を行うことができ、過暖房を
防止できる。加えて、一つの部屋にサーミスタを一個設
けるだけで、各暖房エリアの室温を測定できる。しか
も、環境考慮温度を一旦入力すれば、通常は希望室温を
設定するだけで、自動的に補正後の温度を換算して制御
するため、非常に操作が簡単である。
【0052】更に、床暖房リモコン81で部分暖房の設
定を行う場合にも、部屋全体の場合とスイッチの機能が
同じで、しかも設定操作も同じであるため、部分暖房を
簡単に設定でき、しかも、誤操作しにくい。もし、給湯
暖房器が多数の低温放熱器を備え、低温放熱器毎に床暖
房リモコンを設けると、各低温放熱器の運転制御を行う
ためには複数のリモコンを操作しなければならず煩わし
いが、本実施形態では、一つの床暖房リモコンで制御で
きるため、そうした不便がなく、しかも、床暖房リモコ
ンの数が少ないため、コストが安価となる。
【0053】加えて、低温放熱器82,92の使用時に
は、低温放熱器82,92で放熱した低温の暖房水に、
暖房熱交換器42で加熱された高温の暖房水を混合させ
て、再び低温放熱器82,92へ送るため、暖房熱交換
器42から低温放熱器82,92へ高温の暖房水が直接
流入せず、各部屋の床を過熱することがなく、低温火傷
を防止できて安全である。
【0054】床暖房用の暖房燃焼本体60を兼用して浴
槽水の追焚を行うので、器具がコンパクトになり、しか
も、製造コストを削減できる。言い換えれば、夏場など
床暖房を使わない時期にも、浴槽水の追焚器として暖房
燃焼本体60を使用するため、1年中有効利用できる。
従って、暖房燃焼本体60の寿命が給湯燃焼本体70と
ほぼ同時期になり、両方の燃焼本体を十分に使い尽くし
てから買い替えることができ、無駄がない。
【0055】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこうした実施形態に何等限定されるもので
はなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々
なる態様で実施し得ることは勿論である。
【0056】例えば、一つの部屋に低温放熱器を3台以
上設けてもよく、単独運転だけでなく2台同時に運転す
る構成にしてもよい。また、本実施形態では、部屋西側
Wに床暖房リモコン81を設けているため、図2のステ
ップS14に示されるように、測定室温Tが設定温度T
2になるように温度制御をするが、床暖房リモコンの設
置位置や部屋の放熱状況によっては、全ての低温放熱器
に対してそれぞれ環境考慮温度Txを設定してもよい。
尚、一つの部屋に低温放熱器を2台設けて床暖房リモコ
ンをそれらの間に設ければ、環境考慮温度Txを設定し
て調整しなくてもよい場合もある。
【0057】また、各低温放熱器82,92へ流れる暖
房水の流路にそれぞれ熱動弁83,93を設ける代わり
に、図5に示されるように、この流路の分岐点に切替弁
103を設けてもよい。これにより、開閉弁の数が減少
し、製造コストが低減し、また、切替弁103の回動に
より簡単に、運転する低温放熱器を選択できる。また、
高温放熱器65や、風呂追焚機能(風呂回路110)
や、給湯機能(給湯燃焼本体70)を備えなくてもよ
い。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
の床暖房器によれば、床暖房を行う暖房エリアを選択
し、対応する開閉手段を独立して開閉することで、部屋
の所望のエリアのみを暖房することもできるため、不必
要な場所の暖房を省くことができ、ランニングコストを
低減できる。
【0059】更に、本発明の請求項2記載の床暖房器に
よれば、一部屋にリモコンを一個設けるだけで全ての床
暖房ユニットを制御できて操作が簡単であり、しかも、
コストが安価である。
【0060】更に、本発明の請求項3記載の床暖房器に
よれば、部屋を一部分のみ暖房する場合にも、暖房エリ
ア毎に目標温度を個別に設定できるため、使用者の好み
に合わせて各暖房エリアを適温に制御でき、快適に過ご
すことができる。
【0061】更に、本発明の請求項4記載の床暖房器に
よれば、暖房エリアとリモコンの設置位置との関係から
生じる室温測定値のずれを補正できるため、暖房エリア
の状況に合わせて快適な暖房をすることができる。しか
も、室温測定手段を一つ設けるだけで、室温測定手段か
らの距離に関係なく、暖房エリアの室温を制御でき、低
コストである。加えて、各暖房エリアの温度補正値を一
度設定して記憶させておけば、次回から使用者は、リモ
コンと暖房エリアとの位置関係を考慮しながら目標温度
を毎回設定する必要がなく、操作が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の床暖房器の概略構成図である。
【図2】本実施形態の床暖房リモコンの制御対象を設定
するためのフローチャートである。
【図3】本実施形態の床暖房リモコンの外観図である。
【図4】床暖房リモコンの切替表示を示した図である。
【図5】変更例の床暖房器の概略構成図である。
【符号の説明】
1…給湯暖房器、9…システムコントローラ、60…暖
房燃焼本体、65…高温熱交換器、81…床暖房リモコ
ン、82,92…低温熱交換器、83,93…熱動弁、
84…表示器、85…運転SW、86U…アップSW、
86D…ダウンSW、88…部分暖房切替SW、103
…切替弁、W…部屋西側、E…部屋東側。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の床暖房ユニットを用いて一つの部
    屋を複数の暖房エリアに区分して暖房する暖房手段と、 上記各床暖房ユニットへ流れる熱媒体の流路をそれぞれ
    開閉する開閉手段と、 上記暖房エリアを選択する選択手段と、 選択された暖房エリアに対応する上記開閉手段を開放さ
    せ、対応する上記床暖房ユニットを独立して運転制御す
    る暖房制御手段とを備えたことを特徴とする床暖房器。
  2. 【請求項2】 上記暖房制御手段を遠隔制御するリモコ
    ンを設け、 上記リモコンは、上記選択手段を備え、選択された上記
    暖房エリアの上記床暖房ユニットの運転指令を上記暖房
    制御手段へ送ることを特徴とする請求項1記載の床暖房
    器。
  3. 【請求項3】 上記リモコンは、上記暖房エリア毎に目
    標温度を設定する個別温度設定手段を備え、該目標温度
    の信号を上記暖房制御手段へ送ることを特徴とする請求
    項2記載の床暖房器。
  4. 【請求項4】 リモコン本体に設けられ室温を測定する
    室温測定手段と、 上記暖房エリアと上記リモコンの設置位置との関係から
    生じる室温測定値のずれを補正する補正値を設定記憶す
    る補正値設定記憶手段とを備え、 選択された上記暖房エリアの目標温度と、補正値と、上
    記室温測定手段により測定された室温とに基づいて上記
    床暖房ユニットを運転制御することを特徴とする請求項
    3記載の床暖房器。
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