JP2002137823A - 鉄筋の自動供給装置及び自動切断装置 - Google Patents

鉄筋の自動供給装置及び自動切断装置

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JP2002137823A
JP2002137823A JP2000334816A JP2000334816A JP2002137823A JP 2002137823 A JP2002137823 A JP 2002137823A JP 2000334816 A JP2000334816 A JP 2000334816A JP 2000334816 A JP2000334816 A JP 2000334816A JP 2002137823 A JP2002137823 A JP 2002137823A
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Katsu Sasaki
克 佐々木
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Maeta Concrete Industry Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21FWORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
    • B21F23/00Feeding wire in wire-working machines or apparatus
    • B21F23/005Feeding discrete lengths of wire or rod

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
  • Wire Processing (AREA)
  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄筋どうしの絡み合いをほぐして一本ずつ搬
送し、所定本数の鉄筋をコンベア上に整列させる鉄筋の
自動供給装置を提供する。 【解決手段】 鉄筋を加工機等に供給する鉄筋の自動供
給装置において、結束を解いた複数本の鉄筋Pを載置す
るストック台20と、該ストック台上に載置した鉄筋を
持ち上げ、持ち上げた前記鉄筋を傾斜面22aを回転さ
せながら前記ストック台上に落下させる鉄筋の絡みほぐ
し手段20を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋どうしの絡み
合いをほぐして一本ずつ搬送し、所定本数の鉄筋をコン
ベア上に整列させる鉄筋の自動供給装置、及び、コンベ
ア上に整列させた所定本数の鉄筋を同時に所定長さに切
断する鉄筋の自動切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンクリート製品の補強材として用いら
れている丸棒や異形鉄筋は、製造工場から長さ5〜10
mのものを10〜30本程度一束に結束した荷姿でコン
クリート製品工場に納入され、この製品工場においてコ
ンクリート製品に応じた切断,曲げ,溶接等の加工を施
しているが、このような各種加工機へ鉄筋を供給する作
業は従来一般的には作業者の手作業によって行われてい
る。
【0003】しかし、少なくとも5mを超える長尺材は
取り扱いが困難であるとゝもに、重量物でもあるので、
加工機への供給作業は極めて重労働であり、労力及び作
業時間がかかり非能率的であった。このような従来の問
題点を解決すべく、種々の鉄筋の自動供給装置が提案さ
れている。
【0004】例えば、出願人は先に、図9に示すような
鉄筋自動供給装置100(特開平2000−15933
3号公報)を提案した。同図において、110は複数本
の鉄筋をストックするホッパであり、その内部が大部屋
110Aと小部屋110Bに仕切られている。120は
該ホッパ110の小部屋110B内から鉄筋を一本ずつ
押し上げる第1鉄筋押上機構である。
【0005】130は該第1鉄筋押上機構120に押し
上げられた鉄筋を一層に整列させる傾斜供給部である。
140は該傾斜供給部130に整列された鉄筋を一本ず
つ押し上げて、鉄筋取出部150に送り出す第2鉄筋押
上機構である。そして、鉄筋取出部150に送り出され
た鉄筋は、図示しないハンドリングロボットによってコ
ンベアや加工機に搬送される。
【0006】このような鉄筋自動供給装置100によれ
ば、加工機に鉄筋を一本ずつ自動的に供給することがで
き、作業員の労力の軽減を図ることができる。特に、ホ
ッパ110内を大部屋110Aと小部屋110Bに仕切
り、鉄筋のストック量が少ない小部屋110Bから鉄筋
を取り出す構成としたことにより、第1鉄筋押上機構1
20に対する鉄筋の重圧を軽減し、鉄筋を一本ずつ確実
に取り出すことができる。
【0007】また特開平4−358619号公報には、
図10に示すような鉄筋の自動供給装置200が開示さ
れている。同図において、211,212,213は第
1,第2及び第3静置台であり、後述する回転受台24
0側に向かって多段かつ傾斜して設けられている。22
1,222は、これら第1,第2及び第3静置台21
1,212,213と交互に設けられた第1及び第2昇
降台であり、第2又は第3静置台212,213の高さ
まで上昇して、第1静置台211上の鉄筋を数本ずつ第
2及び第3静置台212,213へ順に搬送する。
【0008】230は係止台で、第3静置台213まで
搬送された数本の鉄筋を一時ストックし、前記回転受台
240に送り出す。この回転受台240は、回動可能な
L字形のレバー状となっており、係止台230から送ら
れてきた数本の鉄筋をローラコンベア250に送り出
す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記図9に示
す鉄筋の自動供給装置100は、上述の通り優れた効果
を奏するものであるが、ホッパ110内で鉄筋どうしが
絡み合った場合に、第1鉄筋押上機構120が鉄筋を一
本ずつ押し上げることができなくなり、以後、鉄筋の供
給が中断されてしまうといった問題点があった。
【0010】一方、前記図10に示す鉄筋の自動供給装
置200では、鉄筋を数本まとめて搬送する構成となっ
ていたので、数本の鉄筋どうしが絡み合ったままで搬送
される場合があり、上記と同様に鉄筋の供給が中断さ
れ、又は、数本の鉄筋が絡み合ったままでローラコンベ
ア250に供給されてしまうといった問題があった。
【0011】なお、コンクリート製品の寸法に応じて、
長尺の鉄筋を所定長さに切断する必要があるが、従来の
鉄筋の自動供給装置100,200では、自動的に所定
本数の鉄筋をコンベア上に整列させ、その先端を揃えて
切断機に供給するといった手段が存在しなかった。この
ため、切断機に鉄筋を一本ずつ供給し、一本ずつ切断し
なければならず、生産効率が悪いという問題もあった。
【0012】本発明は、上記のような従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、鉄筋どうしの絡み合いをほぐ
して一本ずつ搬送し、所定本数の鉄筋をコンベア上に整
列させることができる鉄筋の自動供給装置、及び、コン
ベア上に整列させた所定本数の鉄筋を同時に所定長さに
切断することができる鉄筋の自動切断装置を提供するこ
とを目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本願発明に係る鉄筋の自動供給装置にあっては、鉄
筋を加工機等に供給する鉄筋の自動供給装置において、
結束を解いた複数本の鉄筋を載置するストック台と、該
ストック台上に載置した鉄筋を持ち上げ、持ち上げた前
記鉄筋を傾斜面を回転させながら前記ストック台上に落
下させる鉄筋の絡みほぐし手段を備えた構成としてあ
る。
【0014】また、本願発明に係る鉄筋の自動切断装置
にあっては、整列状態でコンベアにより搬送されてきた
複数本の鉄筋の先端が衝突し、各鉄筋の先端が揃った時
に信号を出力するストッパ兼センサー部と、該ストッパ
兼センサー部からの出力信号により作動して各鉄筋を同
時に所定長さに切断する切断刃と、該切断刃により所定
長さに切断された各鉄筋を排出する第1シュートと、前
記切断刃の動作回数に基づいて各鉄筋の余剰残材を押し
出す押出部と、該押出部により押し出された各鉄筋の余
剰残材を排出する第2シュートとからなる切断機を備え
た構成としてある。
【0015】
【発明の実施の形態】先ず、本発明に係る鉄筋の自動供
給装置を、図1乃至図5に示す一実施形態により以下詳
細に説明する。図1乃至図4において、1は鉄筋の自動
供給装置で、装置本体10、該装置本体10に設けた鉄
筋の絡みほぐし手段20、鉄筋の搬送手段30、整列手
段40及びコンベア50から主に構成されている。
【0016】10は装置本体で、図1及び図2に示すよ
うに、離間して設置した左右一対の両側板11,12の
間に、第1フレーム13,第2フレーム14,第3フレ
ーム15,第4フレーム16及び第5フレーム17を夫
々横架した構成であって、該第1〜第4フレーム13〜
16はそれぞれ装置本体10の背面側(図1の左側)か
ら正面側(図1の右側)へ向かって段々に高く、そし
て、第5フレーム17は第4フレーム16より低く設け
られている。また、これら第1〜第5フレーム13〜1
7は、それぞれ水平面に対して背面側方向へ所定の傾き
角で下降傾斜する傾倒した状態としてある。
【0017】20は絡みほぐし手段で、図3及び図4に
示すように、前記第1フレーム13に固定されたストッ
ク台21と、側面視が直角三角形状の掻上板22から構
成されており、該掻上板22は後述する搬送手段30の
第1押上板34に固定されている。また、前記ストック
台21は前記掻上板22側に向かって下降傾斜してお
り、該掻上板22の前記ストック台21と対向する面
は、その上端から下端に向けストック台21方向へ向け
下降傾斜する傾斜面22aを有している。このような掻
上板22は、第1駆動シリンダ37によって、前記第1
押上板34とともに上下動可能となっている。
【0018】30は搬送手段で、前記第2,第3フレー
ム14,15上にそれぞれ設置した第1架台31,第2
架台32及び第4,第5フレーム16,17上に設置し
た第3架台33と、第1押上板34,第2押上板35,
第3押上板36と、前記第1駆動シリンダ37から主に
構成されている。前記第1〜第3架台31〜33は逆L
字形の板状体で形成されており、頂部31a,32a,
33aを境に、後側面31b,32b,33bと上面3
1c,32c,33cを備え、後側面31b,32b,
33bは上端から下端に向け前記ストック台21方向
へ、また上面31c,32c,33cは前端側から後端
側へ向けそれぞれ下降傾斜している。
【0019】前記ストック台21の前端と第1架台31
の後側面31b、該第1架台31と第2架台32及び該
第2架台32と第3架台33における上面31c,32
c,33cの前端と後側面31b,32b,33bとの
間には、それぞれ鉄筋Pの直径よりやや大きい幅の間隙
が形成されており、これらの間隙に前記第1〜第3押上
板34〜36がそれぞれ摺動自在となるように挿入され
ている。
【0020】これら第1〜第3押上板はそれぞれ長さが
異なり、第2押上板35は第1押上板34より長く、又
第3押上板36は第2押上板35より長くなっている。
そして、これら第1〜第3押上板34〜36はその下端
が連結板39により一体に形成されており、該連結板3
9を介して前記第1駆動シリンダ37によって一緒に上
下動可能な構成となっている。
【0021】また、前記第1〜第3押上板34〜36
は、最下位の位置にあってはその上端面がそれぞれ、ス
トック台21の上面,第1架台31の上面31c,第2
架台32の上面32cと面一になり、最上位の位置にあ
ってはそれぞれ、第1架台31の上面31c,第2架台
32の上面32c,第3架台33の上面33cと面一に
なるように構成されている。
【0022】なお、本実施形態では、前記第1〜第3押
上板34,35,36の板厚を、鉄筋Pの直径とほぼ同
じ寸法の板材で形成したが、これに限らず、鉄筋Pの直
径とほぼ同じ寸法の上端面を有し、且つ前記間隙内を移
動可能なものであれば、例えば、鉄筋Pの直径より薄い
板材の先端部を鉤状に折り曲げて、該鉄筋Pの直径とほ
ぼ同じ寸法の上端面を形成したものでもよい。なお、図
中38はガイド板で、前記第3架台33の上面33cに
沿って設けられており、該上面33cとの間に鉄筋Pの
直径より若干大きな間隙を形成している。
【0023】40は整列手段で、整列台41と、これを
上下動させる第2駆動シリンダ42と、押出板43と、
これを進退させる第3駆動シリンダ44とからそれぞれ
構成されている。前記整列台41は、前記第3架台33
の上面33cの前端部とコンベア50との間にあって、
所定本数の鉄筋Pを載置可能な幅の載置面41aを備え
ており、本実施形態では、四本の鉄筋Pを整列させるた
めに、該載置面41aの幅を四本の鉄筋Pの直径の合計
とほぼ同じ寸法にしてある。
【0024】そして、整列台41が最下位の位置にあっ
ては、その載置面41aは前記第3架台33の上面33
cと連続しており、第2駆動シリンダ42によって上昇
した最上位の位置にあっては、載置面41aがコンベア
50の搬送面50aと所定の角度で連続して、四本の鉄
筋Pがコンベア50の搬送面50aの端に転がり又は滑
り落ちるようになっている。43は押出板で、第3駆動
シリンダ44により前進させることにより押出板43を
前進させ、コンベア50の搬送面50aの端に転がり又
は滑り落ちた四本の鉄筋Pを押し出して、該搬送面50
aの中央に整列した状態で移動させるためのものであ
る。
【0025】次に、上記構成からなる鉄筋の自動供給装
置1について、その作用を図3及び図5に基づいて説明
する。先ず、結束鉄筋をクレーン等により持ち上げ、ス
トック台21上に降ろす。そして、結束を解くことによ
り鉄筋Pはその傾斜面を滑り或いは転動して、図5
(a)に示すように、その大部分の鉄筋Pはストック台
21の前端側に移動する。この移動により鉄筋はある程
度ばらばらになるが、鉄筋どうしの絡み合い状態は依然
として残っている。
【0026】そこで、図3に示すように、第1駆動シリ
ンダ37を駆動して前記掻上板22を上昇せさると、図
5(b)に示すように、該掻上板22の傾斜面22aに
乗っている複数本の鉄筋Pは掻き上げられ、掻上板22
が更に上昇することにより、掻き上げられた鉄筋は自重
により傾斜面22aを転がり落ちる。その結果、鉄筋P
どうしの絡み合いが徐々にほぐされ、掻上板22の上
昇,下降が繰り返されることにより、図5(d)(e)
に示すように、鉄筋Pはストック台21上に一本ずつ平
行になり、絡み合いの状態が解消される。
【0027】上記掻上板22が上昇すると同時に、図3
及び図4に示すように、前記第1〜第3押上板34,3
5,36もそれぞれ前記第1〜第3架台31,32,3
3の後側面31b,32b,33bに沿って同時に上昇
する。すると、図5(e)に示すように、先ず第1押上
板34によってその上端面に乗った一本目の鉄筋Pが第
1架台31の頂部31aへと押し上げられ、第1押上板
34の上端面が頂部31aに達して第1架台31の上面
31cと面一になったとき、前記一本目の鉄筋Pがこの
第1架台31の上面31cを転がり落ちる。その後、第
1〜第3押上板34,35,36が前記第1〜第3架台
31,32,33の後側面31b,32b,33bに沿
って同時に下降する。
【0028】次いで、第1〜第3押上板34,35,3
6が再び上昇すると、図3に示すように、第2押上板3
5によって前記一本目の鉄筋Pが第2架台32の上面3
2cへと押し上げられるとゝもに、第1押上板34によ
ってストック台21から二本目の鉄筋Pが第1架台31
の上面31cへと押し上げられる。そして、第1〜第3
押上板34,35,36が上記の動作を繰り返すことに
より、ストック台21の鉄筋Pは一本づつ第1〜第3架
台31,32,33の上面31c,32c,33c上へ
順次に運ばれ、第3架台33の上面33cを転がり落ち
た鉄筋Pは整列台41の載置面41a上で停止する。
【0029】このように、第1〜第3架台31,32,
33の上面31c,32c,33cを鉄筋が転がり落ち
ることにより、鉄筋の撓みが取れ、真直ぐな鉄筋とな
る。よって、搬送手段30は鉄筋を搬送するとゝもにそ
の撓みを取り、真直ぐな鉄筋にする作用も有する。な
お、鉄筋の撓みを完全に取り除くためには3段程度の架
台が望ましい。
【0030】載置面41a上に四本の鉄筋Pが整列され
ると、第2駆動シリンダ42が動作して整列台41を上
昇させ、前記載置面41aをコンベア50の搬送面50
aと所定の角度で連続させる。これにより、四本の鉄筋
Pがコンベア50の搬送面50aの端に転がり落ちる。
そして、前記整列台41が下降した後、第3駆動シリン
ダ44が動作して押出板43を前進させ、コンベア50
の搬送面50aの端に転がり落ちた四本の鉄筋Pを押し
出して、コンベア50の搬送面50aの中央に整列させ
る。これにより、四本の鉄筋Pが整列された状態で同時
に図示しない加工機に供給される。
【0031】このような本実施形態の鉄筋自動供給装置
1によれば、絡みほぐし手段20によって鉄筋Pどうし
の絡み合いをほぐすことができ、鉄筋Pの絡み合いによ
る供給作業の中断といったトラブルを解消することがで
きる。また、搬送手段30によれば、第1〜第3架台へ
順次運ばれ、架台の上面を三度転がり落ちることによ
り、鉄筋Pのたわみが解消され、鉄筋Pは歪みのない真
っ直ぐな鉄筋になる。
【0032】また、搬送手段30と整列手段40によっ
て鉄筋Pを一本ずつ搬送し、所定本数の鉄筋Pをコンベ
ア50上に整列させることができ、所定本数の鉄筋Pを
整列した状態で同時に加工機等に送り出すことができ
る。これらの結果、長尺かつ重量物である鉄筋Pの供給
及び加工作業の全自動化が可能となり、作業員の労力軽
減と生産効率の大幅な向上を図ることができる。
【0033】次に、本発明に係る鉄筋の自動切断装置
を、図6〜図8に示す一実施形態を参照しつつ説明す
る。図6において、2は鉄筋の自動切断装置で、前記鉄
筋の自動供給装置1に連続して設置したものであり、コ
ンベア50の終端側に設けたストッパ兼スイッチ部61
と、その出力信号により作動する切断機60から主に構
成されている。
【0034】前記ストッパ兼スイッチ部61は、図7に
示すように、切断機60に固定された基板61aと、衝
突板61bと、該衝突板61bを前記基板61aの前面
側に弾性的に進退可能に支持するボルト61c,ナット
61d,ばね61eと、前記基板61aの中央の衝突板
61b方向へ向けて取り付けた触覚スイッチ61fとで
構成されている。なお、図中51は押さえローラであ
る。また、前記切断機60は、図8(a)(b)に示す
ように、切断刃62,該切断刃62の駆動用シリンダ6
3,第1シュート64,押出部65及び第2シュート6
6から構成されている。
【0035】次に、上記構成からなる鉄筋の自動切断装
置2による鉄筋の切断動作について説明すると、図6及
び図7に示すように、前記鉄筋の自動供給装置1の整列
手段40(図3参照)により整列された四本の鉄筋Pが
コンベア50により運ばれ、押さえローラ51の下を通
過してその先端が衝突板61bに当接する。これによっ
て、四本の鉄筋Pの先端が揃えられるとゝもに、四本の
鉄筋全ての先端が揃うとそのトータルの押圧力により前
記衝突板61bが後退(図7で左方向)し、該衝突板6
1bの裏面側に位置する触覚スイッチ61fと衝当して
触覚スイッチ61fがONとなる。
【0036】前記触覚スイッチ61fの出力信号により
駆動用シリンダ63が動作し、図8(a)に示すよう
に、切断刃62が下降して前記四本の鉄筋がそれぞれ所
定長さに同時に切断されるとゝもに、所定長さに切断さ
れた四本の鉄筋は第1シュート64により外部に排出さ
れる。その後、図8(b)に示すように、切断刃62の
動作回数に基づいて前記押出部65が動作し、所定長さ
に満たない四本の余剰鉄筋が第2シュート66に押し出
され、外部に排出される。
【0037】このような鉄筋の自動切断装置2によれ
ば、コンベア50上に整列された所定本数の鉄筋Pを切
断機60によって同時に所定長さに切断することがで
き、鉄筋Pを一本ずつ切断していた従来と比較して作業
効率の大幅な向上を図ることができる。
【0038】なお、本発明の鉄筋の自動供給装置及び自
動切断装置は、上述した各実施形態に限定されるもので
はない。例えば、前記搬送手段30は第1〜第3架台3
1,32,33及び第1〜第3押上板34,35,36
からなる三段のものに限定されるものではなく、一段,
二段又は四段以上としてもよい。また、鉄筋の自動供給
装置1と組み合わせる加工機は切断機60に限らず、曲
げ等の他の加工機と組み合わせることもできる。なお、
鉄筋の自動供給装置,自動切断装置では、一例として4
本の鉄筋を用いたが、鉄筋の本数は限定されない。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の鉄筋の自動供給
装置によれば、鉄筋の絡みほぐし手段によって鉄筋どう
しの絡み合いをほぐすことができ、鉄筋どうしの絡み合
いによる供給作業の中断といったトラブルを解消するこ
とができる。また、鉄筋の搬送手段によって、鉄筋を搬
送するとゝもに鉄筋の撓みを取り除き、真直ぐな鉄筋に
することができ、その後の加工が容易となる。
【0040】また、鉄筋の搬送手段と整列手段によって
鉄筋を一本ずつ搬送し、所定本数の鉄筋をコンベア上に
整列させることができ、所定本数の鉄筋を同時に加工す
ることができる。特に、本発明の鉄筋の自動切断装置に
よれば、切断機によって所定本数の鉄筋を同時に所定長
さに切断することができる。これらの結果、長尺かつ重
量物である鉄筋の供給及び加工作業の全自動化が可能と
なり、作業員の労力軽減と生産効率の大幅な向上を図る
ことができる、といった諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る鉄筋の自動供給装置
の背面斜視図である。
【図2】同鉄筋の自動供給装置の正面斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面拡大図である。
【図4】要部拡大斜視図である。
【図5】鉄筋の自動供給装置の動作説明図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る鉄筋の自動切断装置
の正面斜視図である。
【図7】鉄筋の自動切断装置を構成するストッパ兼セン
サー部の側面図である。
【図8】鉄筋の自動切断装置の動作説明図である。
【図9】従来の鉄筋の自動供給装置の部分断面側面図で
ある。
【図10】同じく、従来の鉄筋の自動供給装置の側面図
である。
【符号の説明】 1 鉄筋の自動供給装置 2 鉄筋の自動切断装置 20 絡みほぐし手段 21 ストック台 22 掻上板 22a 傾斜面 30 搬送手段 31 第1架台 32 第2架台 33 第3架台 31a,32a,33a 頂部 31b,32b,33b 後側面 31c,32c,33c 上面(傾斜面) 34 第1押上板 35 第2押上板 36 第3押上板 40 整列手段 41 整列台 43 押出板 44 第3駆動シリンダ 50 コンベア 60 切断機 61 ストッパ兼センサー部 61a 基板 61b 衝突板 61f 触覚スイッチ 62 切断刃 64 第1シュート 65 押出部 66 第2シュート

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋を加工機等に供給する鉄筋の自動供
    給装置において、結束を解いた複数本の鉄筋を載置する
    ストック台と、該ストック台上に載置した鉄筋を持ち上
    げ、持ち上げた前記鉄筋を傾斜面を回転させながら前記
    ストック台上に落下させる鉄筋の絡みほぐし手段を備え
    たことを特徴とする鉄筋の自動供給装置。
  2. 【請求項2】 鉄筋を加工機等に供給する鉄筋の自動供
    給装置において、結束を解いた複数本の鉄筋を載置する
    ストック台と、該ストック台に隣接して上下動可能に設
    けられ、前記ストック台方向に下降傾斜する傾斜面を有
    し、該傾斜面を上下動させて前記ストック台上の鉄筋を
    持ち上げるとゝもに、持ち上げた鉄筋を前記傾斜面を回
    転させながら前記ストック台上に落下させる鉄筋の絡み
    ほぐし手段と、傾斜面を有する架台上を鉄筋を回転させ
    ながら撓みをとるとゝもに搬送する鉄筋搬送手段を備え
    たことを特徴とする鉄筋の自動供給装置。
  3. 【請求項3】 前記鉄筋の絡みほぐし手段が、前記スト
    ック台に隣接して設けられ、前記ストック台方向に下降
    傾斜する傾斜面を有する上下動可能な掻上板からなり、
    前記傾斜面の摩擦力により鉄筋を持ち上げるとゝもに、
    持ち上げた鉄筋を前記傾斜面上を回転させながら前記ス
    トック台上に落下させる構成としたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の鉄筋の自動供給装置。
  4. 【請求項4】 前記ストック台を、その前端側に上下動
    可能に設けた前記掻上板の傾斜面方向に向け下降傾斜さ
    せた構成としたことを特徴とする請求項1〜3いずれか
    記載の鉄筋の自動供給装置。
  5. 【請求項5】 前記鉄筋搬送手段が、前記ストック台よ
    り上方位置に鉄筋の直径とほゞ同じ幅の間隔を設けて設
    置された側壁と傾斜する上面を持つ架台と、前記間隔に
    架台の側壁面に沿って上下動可能に設けられた押上板と
    からなる構成としたことを特徴とする請求項2〜4いず
    れか記載の鉄筋の自動供給装置。
  6. 【請求項6】 前記鉄筋搬送手段を、階段状に複数並べ
    て設置したことを特徴とする請求項2〜5いずれか記載
    の鉄筋の自動供給装置。
  7. 【請求項7】 前記鉄筋の絡みほぐし手段の押上板に前
    記鉄筋の絡みほぐし手段の掻上板を固定したことを特徴
    とする請求項2〜6いずれか記載の鉄筋の自動供給装
    置。
  8. 【請求項8】 前記鉄筋搬送手段とその前方に設置した
    コンベアとの間に上下動可能に設けられ、上面を所定本
    数の鉄筋の直径の合計とほぼ同じ大きさの幅の載置面と
    し、上昇したときに該載置面が前記コンベアの搬送面と
    所定の角度で連続する整列台と、前記コンベアに対して
    進退可能に設けられ、前進して前記載置面上の所定本数
    の前記鉄筋を整列状態でコンベアの搬送面に押出す押出
    板とからなる整列手段を備えたことを特徴とする請求項
    2〜7いずれか記載の鉄筋の自動供給装置。
  9. 【請求項9】 鉄筋の自動切断装置であって、整列状態
    でコンベアにより搬送されてきた複数本の鉄筋の先端が
    衝突し、各鉄筋の先端が揃った時に信号を出力するスト
    ッパ兼センサー部と、該ストッパ兼センサー部からの出
    力信号により作動して各鉄筋を同時に所定長さに切断す
    る切断刃と、該切断刃により所定長さに切断された各鉄
    筋を排出する第1シュートと、前記切断刃の動作回数に
    基づいて各鉄筋の余剰残材を押し出す押出部と、該押出
    部により押し出された各鉄筋の余剰残材を排出する第2
    シュートとからなる切断機を備えたことを特徴とする鉄
    筋の自動切断装置。
  10. 【請求項10】 前記ストッパ兼センサー部が、前記切
    断機に固定された基板と、該基板の前面側に弾性的に進
    退可能に支持された衝突板と、該衝突板の後退によりO
    Nとなる触覚スイッチとから構成したことを特徴とする
    請求項9記載の鉄筋の自動切断装置。
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