JP3174841B2 - 建築物基礎部コンクリート構造体用鉄筋金網の縦鉄筋分配供給方法およびその装置 - Google Patents
建築物基礎部コンクリート構造体用鉄筋金網の縦鉄筋分配供給方法およびその装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物基礎部コンクリー
ト構造体用鉄筋金網の縦鉄筋分配供給方法および装置に
係り、建築物基礎部コンクリート構造体に用いられる鉄
筋金網やフェンスなどを溶接して製造する場合におい
て、その溶接作業上の縦筋を自動的に分配し所定位置に
的確に供給するのに好ましい方法および装置を提供しよ
うとするものである。
ト構造体用鉄筋金網の縦鉄筋分配供給方法および装置に
係り、建築物基礎部コンクリート構造体に用いられる鉄
筋金網やフェンスなどを溶接して製造する場合におい
て、その溶接作業上の縦筋を自動的に分配し所定位置に
的確に供給するのに好ましい方法および装置を提供しよ
うとするものである。
【0002】
【従来の技術】建築物基礎の如きに形成されるコンクリ
ート構造体を形成するに当って用いられる鉄筋を網状に
溶接したものとして用いることは従来から広く実施され
ているところであり、またフェンスを得るに当っても鉄
筋の網状溶接部材を用いることは公知の如くであって、
このような鉄筋金網を溶接によって得るには少くとも縦
筋を所定間隔を採って配置し、これを溶接機に送り込み
横筋を供給して溶接し、これを移送しながら順次に残部
横筋を送り込んで溶接することが一般的であり、本出願
人においても斯かる場合の電極間隔の調整などについて
実公昭61−35349号公報の如きが提案されてい
る。
ート構造体を形成するに当って用いられる鉄筋を網状に
溶接したものとして用いることは従来から広く実施され
ているところであり、またフェンスを得るに当っても鉄
筋の網状溶接部材を用いることは公知の如くであって、
このような鉄筋金網を溶接によって得るには少くとも縦
筋を所定間隔を採って配置し、これを溶接機に送り込み
横筋を供給して溶接し、これを移送しながら順次に残部
横筋を送り込んで溶接することが一般的であり、本出願
人においても斯かる場合の電極間隔の調整などについて
実公昭61−35349号公報の如きが提案されてい
る。
【0003】即ち、前記のような溶接操作上の縦筋を自
動溶接機に対して供給するには、比較的短い横筋の場合
のように電極間に向けて1本宛自動供給するようなこと
は困難で、従来一般法では作業者の手作業によって1
本、1本を挿入する方式によっていたが、近時において
はこの場合の縦筋長さが次第に長大化して5m以上10
mにも及ぶのが一般的で、しかも一方においてはコンク
リートに対する結合性から異形棒鋼であることが普通で
あり、またそれら鉄筋による網状組織が次第に緻密化
し、従って鉄筋自体も細径化して幅1m当りの配設縦筋
数が増加し、更には溶接装置の高速化などの事情が重合
して発生し、形成すべき鉄筋金網の両側に配置された作
業者が整列押入するとしても実際の作業条件に即応する
ことが至難である。
動溶接機に対して供給するには、比較的短い横筋の場合
のように電極間に向けて1本宛自動供給するようなこと
は困難で、従来一般法では作業者の手作業によって1
本、1本を挿入する方式によっていたが、近時において
はこの場合の縦筋長さが次第に長大化して5m以上10
mにも及ぶのが一般的で、しかも一方においてはコンク
リートに対する結合性から異形棒鋼であることが普通で
あり、またそれら鉄筋による網状組織が次第に緻密化
し、従って鉄筋自体も細径化して幅1m当りの配設縦筋
数が増加し、更には溶接装置の高速化などの事情が重合
して発生し、形成すべき鉄筋金網の両側に配置された作
業者が整列押入するとしても実際の作業条件に即応する
ことが至難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】即ち前記のように溶接
操作上における縦筋長さが5m以上10mにも長大化し
た場合において、成程鉄筋が一応は整列して結束された
状態に提供されたものであっても具体的に挿入すべく準
備された鉄筋は上記のように異形棒鋼であることが多い
ので相互に絡み合っている可能性が高くなり、このこと
は鉄筋配置間隔が緻密化して鉄筋径が小となることによ
り著しくなる。つまり供給台には上記のような縦鉄筋が
10本以上、場合によっては数百本もの鉄筋が落し込ま
れるもので、斯うして供給台上に落し込まれた鉄筋は絡
み合いの発生が不可避で、しかも下部鉄筋は上部鉄筋に
よる重力が作用した条件下にあるからその絡み合をほぐ
しながら順次に挿入して短時間に整然と供給することは
容易でない。
操作上における縦筋長さが5m以上10mにも長大化し
た場合において、成程鉄筋が一応は整列して結束された
状態に提供されたものであっても具体的に挿入すべく準
備された鉄筋は上記のように異形棒鋼であることが多い
ので相互に絡み合っている可能性が高くなり、このこと
は鉄筋配置間隔が緻密化して鉄筋径が小となることによ
り著しくなる。つまり供給台には上記のような縦鉄筋が
10本以上、場合によっては数百本もの鉄筋が落し込ま
れるもので、斯うして供給台上に落し込まれた鉄筋は絡
み合いの発生が不可避で、しかも下部鉄筋は上部鉄筋に
よる重力が作用した条件下にあるからその絡み合をほぐ
しながら順次に挿入して短時間に整然と供給することは
容易でない。
【0005】勿論前記のように5m以上の鉄筋が比較的
太径のものでは重量が大となり、また比較的小径のもの
では相互の絡み合い状態が著しく、特に今日においては
荷役機器の発展普及に従い相当大量の鉄筋を1束として
取扱うことが一般で斯うした大量の鉄筋は前記絡み合い
状態のものに対し堆積された上部鉄筋の荷重が作用する
ことにより絡み合い状態が相当に強化されることとな
り、更に前記異形棒鋼の如きでは周面における凹凸構造
からしても引掛りを生じ易く、これを整然たる状態とし
て取扱い、挿入することが何れにしても困難とならざる
を得ない。なお上記のように長大且つ大重量のものは相
当に高い位置からの落し込みとならざるを得ず、投下さ
れた縦筋が装入台上において跳ね返り(躍り)、安定且
つ的確な装入をなすことが容易でない。
太径のものでは重量が大となり、また比較的小径のもの
では相互の絡み合い状態が著しく、特に今日においては
荷役機器の発展普及に従い相当大量の鉄筋を1束として
取扱うことが一般で斯うした大量の鉄筋は前記絡み合い
状態のものに対し堆積された上部鉄筋の荷重が作用する
ことにより絡み合い状態が相当に強化されることとな
り、更に前記異形棒鋼の如きでは周面における凹凸構造
からしても引掛りを生じ易く、これを整然たる状態とし
て取扱い、挿入することが何れにしても困難とならざる
を得ない。なお上記のように長大且つ大重量のものは相
当に高い位置からの落し込みとならざるを得ず、投下さ
れた縦筋が装入台上において跳ね返り(躍り)、安定且
つ的確な装入をなすことが容易でない。
【0006】更に縦筋は建築物基礎部においてはその長
さ方向に沿って位置せしめられることからそれ自体が横
筋より相当に長いのが普通で、またこのものの自動供給
を達成するには横筋の場合のように供給されたものが次
々に溶接される場合とは異り全縦筋を一旦一定間隔を採
ってセットすることが必要であり、このことは斯様な鉄
筋の取扱いないし順次供給に関して一般に採用されてい
る斜面を利用した転動落し込み方式を採用すると上記し
た跳ね返りと同様またはそれ以上に一定位置に停止させ
ることが困難であって、適切な自動供給をなし得ない。
さ方向に沿って位置せしめられることからそれ自体が横
筋より相当に長いのが普通で、またこのものの自動供給
を達成するには横筋の場合のように供給されたものが次
々に溶接される場合とは異り全縦筋を一旦一定間隔を採
ってセットすることが必要であり、このことは斯様な鉄
筋の取扱いないし順次供給に関して一般に採用されてい
る斜面を利用した転動落し込み方式を採用すると上記し
た跳ね返りと同様またはそれ以上に一定位置に停止させ
ることが困難であって、適切な自動供給をなし得ない。
【0007】また近時においてコンクリート用配筋材や
フェンス用金網として用いられる鉄筋金網においては縦
筋を段差を採ったものとして形成することがコンクリー
ト構造体に対し鉄筋材の組合わせ配設目的などからして
好ましいものとされる場合が多いが、このように縦筋の
先端に段差を採って配設することは非常に困難であり、
手作業的に縦筋をセットせざるを得ない。然しこの手作
業的縦筋セットはその工数が大で少くとも10本以上を
配筋するようなこととなるから現今において高能率化し
ている溶接機構の稼働を阻害せざるを得ない。特に上記
のように絡み合い易い条件下では山積された配筋材を1
本宛の如くその長さ方向に引出して一旦絡み合いを解除
し、斯うして絡み合いの解除されたものを順次に装入す
るようなこととなるので甚だしく稼働性が阻害される。
しかもこのように手作業によってセットされた縦筋は不
揃いとなり易く精度の高い製品を得ることができない。
フェンス用金網として用いられる鉄筋金網においては縦
筋を段差を採ったものとして形成することがコンクリー
ト構造体に対し鉄筋材の組合わせ配設目的などからして
好ましいものとされる場合が多いが、このように縦筋の
先端に段差を採って配設することは非常に困難であり、
手作業的に縦筋をセットせざるを得ない。然しこの手作
業的縦筋セットはその工数が大で少くとも10本以上を
配筋するようなこととなるから現今において高能率化し
ている溶接機構の稼働を阻害せざるを得ない。特に上記
のように絡み合い易い条件下では山積された配筋材を1
本宛の如くその長さ方向に引出して一旦絡み合いを解除
し、斯うして絡み合いの解除されたものを順次に装入す
るようなこととなるので甚だしく稼働性が阻害される。
しかもこのように手作業によってセットされた縦筋は不
揃いとなり易く精度の高い製品を得ることができない。
【0008】更に前記したような縦筋の挿入を作業者が
行うような場合においては挿入台から略完全状態に縦筋
が引出された後(即ち縦筋の長さ方向において完全状態
に引出された後)でなければ作業者が近接して次の縦筋
挿入をなし得ないこととなり、挿入開始から挿入完了ま
での間は挿入された縦筋上で行われる横筋挿入、自動溶
接を中断しなければならない。即ちこのような縦筋挿入
を作業者が行う場合は2人の作業員が両側から挿入する
としても相当の作業時間を必要とし、その間は高速化さ
れた自動溶接を完全に中断することが必要であり、加う
るに挿入状態が不正確とならざるを得ない。なお上記の
ような配筋材を装置的、機械的に実施するとすれば堆積
された配筋材の底部から取出すこととなるが、その場合
には積載された上部配筋材の重量が底部に作用してお
り、前記したような絡み合い状態を解除することが困難
とならざるを得ない。特に近時において改善、高速化し
た自動溶接機構における高速作業性を著しく阻害するこ
とは明らかである。
行うような場合においては挿入台から略完全状態に縦筋
が引出された後(即ち縦筋の長さ方向において完全状態
に引出された後)でなければ作業者が近接して次の縦筋
挿入をなし得ないこととなり、挿入開始から挿入完了ま
での間は挿入された縦筋上で行われる横筋挿入、自動溶
接を中断しなければならない。即ちこのような縦筋挿入
を作業者が行う場合は2人の作業員が両側から挿入する
としても相当の作業時間を必要とし、その間は高速化さ
れた自動溶接を完全に中断することが必要であり、加う
るに挿入状態が不正確とならざるを得ない。なお上記の
ような配筋材を装置的、機械的に実施するとすれば堆積
された配筋材の底部から取出すこととなるが、その場合
には積載された上部配筋材の重量が底部に作用してお
り、前記したような絡み合い状態を解除することが困難
とならざるを得ない。特に近時において改善、高速化し
た自動溶接機構における高速作業性を著しく阻害するこ
とは明らかである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
従来のものにおける技術的課題を解消することについて
検討を重ね、集積してストックされた鉄筋を展開して送
ると共に多段整列機構を用いて絡み合いのない状態に整
列し、しかも斯うして整列された鉄筋を支持台に対し垂
直的で対向した受部による多段落し込み過程によって落
し込むことにより、適正な間隔を採ったセットを得しめ
ることに成功したものであって以下の如くである。
従来のものにおける技術的課題を解消することについて
検討を重ね、集積してストックされた鉄筋を展開して送
ると共に多段整列機構を用いて絡み合いのない状態に整
列し、しかも斯うして整列された鉄筋を支持台に対し垂
直的で対向した受部による多段落し込み過程によって落
し込むことにより、適正な間隔を採ったセットを得しめ
ることに成功したものであって以下の如くである。
【0010】(1) 集積ストックされた鉄筋の重力作
用条件下で底部部材に引出し力ないし回転力を作用せし
めつつ送出し揚送すると共に多段上昇整列操作せしめ鉄
筋相互間の絡み合いをそれらの送出揚送および上昇過程
においてほぐしこの絡み合いほぐし後に整列ストックせ
しめ、該整列ストック鉄筋を移動落し込み機構に受入れ
対向した受部による多段交互落し込み過程を経しめて移
動しながら水平状支持部において垂直方向に沿い順次に
受け、目的の位置に落し込むことを特徴とする建築物基
礎部コンクリート構造体用鉄筋金網の縦鉄筋分配供給方
法。
用条件下で底部部材に引出し力ないし回転力を作用せし
めつつ送出し揚送すると共に多段上昇整列操作せしめ鉄
筋相互間の絡み合いをそれらの送出揚送および上昇過程
においてほぐしこの絡み合いほぐし後に整列ストックせ
しめ、該整列ストック鉄筋を移動落し込み機構に受入れ
対向した受部による多段交互落し込み過程を経しめて移
動しながら水平状支持部において垂直方向に沿い順次に
受け、目的の位置に落し込むことを特徴とする建築物基
礎部コンクリート構造体用鉄筋金網の縦鉄筋分配供給方
法。
【0011】(2) 集積ストックされた鉄筋群を受入
れて底部から送出し揚送するコンベヤ機構と、該コンベ
ヤ機構の揚送端部に連設された多段傾斜上昇整列機構を
有し、該多段傾斜上昇整列機構に設けられた整列送出部
に連繋するようにされた整列受入部を有する分配供給機
構を鉄筋を配列すべき支持座にそって送行可能に設け、
該分配供給機構には前記整列送出部からの鉄筋を順次に
受入れ上記した支持座に向け対向した落し込み部体にお
ける多段の受部において順次に支持しながら供給する落
し込み手段を設けたことを特徴とする建築物基礎部コン
クリート構造体用鉄筋金網の縦鉄筋分配供給装置。
れて底部から送出し揚送するコンベヤ機構と、該コンベ
ヤ機構の揚送端部に連設された多段傾斜上昇整列機構を
有し、該多段傾斜上昇整列機構に設けられた整列送出部
に連繋するようにされた整列受入部を有する分配供給機
構を鉄筋を配列すべき支持座にそって送行可能に設け、
該分配供給機構には前記整列送出部からの鉄筋を順次に
受入れ上記した支持座に向け対向した落し込み部体にお
ける多段の受部において順次に支持しながら供給する落
し込み手段を設けたことを特徴とする建築物基礎部コン
クリート構造体用鉄筋金網の縦鉄筋分配供給装置。
【0012】
【作用】集積ストックされた鉄筋の重力作用条件下で底
部部材に引出し力ないし回転力を作用せしめつつ送出し
揚送すると共に多段上昇整列操作せしめることにより鉄
筋に対する上昇操作力と重力による降下作用力が同時に
作用することとなり5mを超え、7〜8mあるいはそれ
以上のような相当の長さを有しあるいは比較的小径で相
当に絡み合った鉄筋であっても適切に解きほぐし整列状
態としてストックせしめる。即ち集積ストックされた鉄
筋を底部から送出することにより上部鉄筋の荷重条件下
で該送出鉄筋に回転作用せしめて絡み合いを解きほぐ
し、その後の揚送においても適宜に回動して絡み合いを
解除すると共に整列状態とする。
部部材に引出し力ないし回転力を作用せしめつつ送出し
揚送すると共に多段上昇整列操作せしめることにより鉄
筋に対する上昇操作力と重力による降下作用力が同時に
作用することとなり5mを超え、7〜8mあるいはそれ
以上のような相当の長さを有しあるいは比較的小径で相
当に絡み合った鉄筋であっても適切に解きほぐし整列状
態としてストックせしめる。即ち集積ストックされた鉄
筋を底部から送出することにより上部鉄筋の荷重条件下
で該送出鉄筋に回転作用せしめて絡み合いを解きほぐ
し、その後の揚送においても適宜に回動して絡み合いを
解除すると共に整列状態とする。
【0013】前記のようにして的確にほぐされ且つ整列
してストックされた整列ストック鉄筋を移動落し込み機
構に受入れ対向した受部による多段交互の落し込み過程
を経しめて移動しながら水平状支持座上に垂直状態で順
次に受け、目的の位置に落し込むことにより各鉄筋を所
定間隔を採って分配供給し配列することができる。
してストックされた整列ストック鉄筋を移動落し込み機
構に受入れ対向した受部による多段交互の落し込み過程
を経しめて移動しながら水平状支持座上に垂直状態で順
次に受け、目的の位置に落し込むことにより各鉄筋を所
定間隔を採って分配供給し配列することができる。
【0014】縦鉄筋を上記のように底部から送出揚送す
ると共に多段上昇整列操作して整列ストックし、この整
列ストックされた縦鉄筋を移動落し込み機構に受入れ対
向した受部により多段交互落し込み過程を経しめること
によって相当の長さを有する縦鉄筋を移動落し込み機構
に受入れて移動操作せしめ、しかもこのような相当の高
さ位置から起倒ストッパーの配設された水平状支持座上
に殊更に跳ね返りなどを生ぜしめないで適切に落し込む
ことが可能で、このようにすることにより略正確な装入
位置に対し的確に落し込ませ、また斯うした供給条件下
で溶接機のような加工手段による加工を経しめることに
より目的の製品を的確に形成する。
ると共に多段上昇整列操作して整列ストックし、この整
列ストックされた縦鉄筋を移動落し込み機構に受入れ対
向した受部により多段交互落し込み過程を経しめること
によって相当の長さを有する縦鉄筋を移動落し込み機構
に受入れて移動操作せしめ、しかもこのような相当の高
さ位置から起倒ストッパーの配設された水平状支持座上
に殊更に跳ね返りなどを生ぜしめないで適切に落し込む
ことが可能で、このようにすることにより略正確な装入
位置に対し的確に落し込ませ、また斯うした供給条件下
で溶接機のような加工手段による加工を経しめることに
より目的の製品を的確に形成する。
【0015】鉄筋群を受入れて底部から送出し揚送する
コンベヤ機構を駆動することにより鉄筋の揚送過程を利
用して鉄筋個々を適宜に回転させると共に軸方向の引出
しを図って整列操作を自動的に与え、該コンベヤ機構の
揚出端部に連設された多段傾斜上昇整列機構により傾斜
面を利用した回転を伴う多段上昇整列操作を連続して自
動的に与え、鉄筋相互の絡み合い状態の解消と方向の整
序を能率的に達成する。
コンベヤ機構を駆動することにより鉄筋の揚送過程を利
用して鉄筋個々を適宜に回転させると共に軸方向の引出
しを図って整列操作を自動的に与え、該コンベヤ機構の
揚出端部に連設された多段傾斜上昇整列機構により傾斜
面を利用した回転を伴う多段上昇整列操作を連続して自
動的に与え、鉄筋相互の絡み合い状態の解消と方向の整
序を能率的に達成する。
【0016】前記のような多段傾斜上昇整列機構に設け
られた整列送出部に連繋するようにされた整列受入部を
有する分配供給機構を鉄筋を配列すべき支持座にそって
送行可能に設けたことにより多段上昇整列機構の整列送
出部に整列されている鉄筋を分配供給機構に適宜受入
れ、しかも該分配供給機構を鉄筋を配列すべき支持座に
そって送行せしめ、夫々の鉄筋配列位置において上記の
ように整列された鉄筋を順次且つ安定に供給する。
られた整列送出部に連繋するようにされた整列受入部を
有する分配供給機構を鉄筋を配列すべき支持座にそって
送行可能に設けたことにより多段上昇整列機構の整列送
出部に整列されている鉄筋を分配供給機構に適宜受入
れ、しかも該分配供給機構を鉄筋を配列すべき支持座に
そって送行せしめ、夫々の鉄筋配列位置において上記の
ように整列された鉄筋を順次且つ安定に供給する。
【0017】前記支持座に対し鉄筋を対向した受部によ
る多段交互の落し過程を経しめることにより供給すべき
鉄筋が各段において夫々支持されながら静穏状態で正確
な配筋位置に落し込まれ、即ち相当の長さをもった鉄筋
が衝撃や反動の少い条件下で適切に落し込まれて適正な
配筋位置に供給保持される。
る多段交互の落し過程を経しめることにより供給すべき
鉄筋が各段において夫々支持されながら静穏状態で正確
な配筋位置に落し込まれ、即ち相当の長さをもった鉄筋
が衝撃や反動の少い条件下で適切に落し込まれて適正な
配筋位置に供給保持される。
【0018】
【実施例】上記したような本発明によるものの具体的な
実施態様の1つを添附図面に示すものについて説明する
と図1〜図3の如くであって、即ち本発明による鉄筋分
配供給装置の全般的な構成は図1に示す如く整列ストッ
ク部(A)と、分配供給部(B)より成っている。また
整列ストック部(A)は揚送コンベア1と多段上昇整列
機構2で構成され、分配供給部(B)は受入部3と多段
落し込み部4で構成されたものが水平状支持座5上にお
いて該支持座5と平行な走行レール6に沿い移動する走
行手段7に設けられている。
実施態様の1つを添附図面に示すものについて説明する
と図1〜図3の如くであって、即ち本発明による鉄筋分
配供給装置の全般的な構成は図1に示す如く整列ストッ
ク部(A)と、分配供給部(B)より成っている。また
整列ストック部(A)は揚送コンベア1と多段上昇整列
機構2で構成され、分配供給部(B)は受入部3と多段
落し込み部4で構成されたものが水平状支持座5上にお
いて該支持座5と平行な走行レール6に沿い移動する走
行手段7に設けられている。
【0019】揚送コンベア1は該コンベア1上に供給さ
れた鉄筋10群を受け、図示左側方向に向けて走行せし
められるもので、鉄筋10群はコンベア1の運転によっ
て底部のものから順次に揚送され、コンベア1の上端部
に設けられた受台11上に順次送り出される。
れた鉄筋10群を受け、図示左側方向に向けて走行せし
められるもので、鉄筋10群はコンベア1の運転によっ
て底部のものから順次に揚送され、コンベア1の上端部
に設けられた受台11上に順次送り出される。
【0020】前記受台11に隣接して設けられている多
段上昇整列機構2は、別に図2として仔細を示す如くで
あって、固定台21,23,25を多段に段設すると共
にそれらの固定台21,23の奥部に昇降台22,24
が配設され、固定台21,23は図2に示したような昇
降台22,24の下降位置においてそれら昇降台22,
24と一連の頂面を形成するように成っているが、一方
昇降台22,24が上昇するならば上段の固定台23,
25と一連の頂面を形成するように成っている。
段上昇整列機構2は、別に図2として仔細を示す如くで
あって、固定台21,23,25を多段に段設すると共
にそれらの固定台21,23の奥部に昇降台22,24
が配設され、固定台21,23は図2に示したような昇
降台22,24の下降位置においてそれら昇降台22,
24と一連の頂面を形成するように成っているが、一方
昇降台22,24が上昇するならば上段の固定台23,
25と一連の頂面を形成するように成っている。
【0021】昇降台22,24の昇降操作については、
それら昇降台22,24が傾斜基台26から下方に延出
した操作部22a,24aとガイド部27を有し、ガイ
ド部27に設けられたピン27aが固定台25の案内孔
29に係合していて原動機20で駆動される作動リンク
28および連結部体28aによる昇降台22,24の作
動を正確に案内し円滑に昇降操作されるように構成さ
れ、各昇降台22,24が案内孔29の範囲で昇降する
ことにより上位固定台25,23と下位固定台23,2
1と同一頂面レベルを採るように成っている。
それら昇降台22,24が傾斜基台26から下方に延出
した操作部22a,24aとガイド部27を有し、ガイ
ド部27に設けられたピン27aが固定台25の案内孔
29に係合していて原動機20で駆動される作動リンク
28および連結部体28aによる昇降台22,24の作
動を正確に案内し円滑に昇降操作されるように構成さ
れ、各昇降台22,24が案内孔29の範囲で昇降する
ことにより上位固定台25,23と下位固定台23,2
1と同一頂面レベルを採るように成っている。
【0022】即ち固定台21,23,25と昇降台2
2,24とはその頂面が20°前後(10〜25°)の
傾斜を採って上段側が下位となるように傾斜しているの
でこれらの固定台および傾斜台上に位置した鉄筋は何れ
にしても上段側に転動する作用を帯びることとなり、前
記したような昇降台22,24の上昇によってそれら昇
降台22または24上の鉄筋が固定台25または23上
に移される。また斯うして上位固定台25または23上
に鉄筋を移し空状態となった昇降台22,24が降下し
て図2の状態に復することによりそれまで下位固定台2
3,21上にあった所定の鉄筋がこの降下した昇降台2
2,24上に送り込まれる。
2,24とはその頂面が20°前後(10〜25°)の
傾斜を採って上段側が下位となるように傾斜しているの
でこれらの固定台および傾斜台上に位置した鉄筋は何れ
にしても上段側に転動する作用を帯びることとなり、前
記したような昇降台22,24の上昇によってそれら昇
降台22または24上の鉄筋が固定台25または23上
に移される。また斯うして上位固定台25または23上
に鉄筋を移し空状態となった昇降台22,24が降下し
て図2の状態に復することによりそれまで下位固定台2
3,21上にあった所定の鉄筋がこの降下した昇降台2
2,24上に送り込まれる。
【0023】図2に示したような多段上昇整列操作機構
2による上昇操作は固定台21または23と昇降台22
または24上に合体した状態で集合している鉄筋群の集
合部を下位側の昇降台22または24で押上げるもので
あるから集合した鉄筋群に転がり作用を与えると共に少
くとも昇降台22,24上に載置された鉄筋のみが上位
固定台23または25に移され、斯うして引揃え状態と
されたものが更に転がり作用を受けて上位固定台上に移
り、一方下位固定台21または23のレベルに降下した
昇降台22または24に対してはそれら下位固定台21
または23上の鉄筋がやはり転がり作用を主体とした運
動でこの昇降台22または24上に移載される。即ち斯
うした転がり作用と引揃え作用を繰返して受けることに
より最上段の固定台25上に移された鉄筋は完全に整列
整理された状態を採っている。
2による上昇操作は固定台21または23と昇降台22
または24上に合体した状態で集合している鉄筋群の集
合部を下位側の昇降台22または24で押上げるもので
あるから集合した鉄筋群に転がり作用を与えると共に少
くとも昇降台22,24上に載置された鉄筋のみが上位
固定台23または25に移され、斯うして引揃え状態と
されたものが更に転がり作用を受けて上位固定台上に移
り、一方下位固定台21または23のレベルに降下した
昇降台22または24に対してはそれら下位固定台21
または23上の鉄筋がやはり転がり作用を主体とした運
動でこの昇降台22または24上に移載される。即ち斯
うした転がり作用と引揃え作用を繰返して受けることに
より最上段の固定台25上に移された鉄筋は完全に整列
整理された状態を採っている。
【0024】図1に示したような分配供給部(B)はそ
の受入部3が前述した最上段固定台25からの傾斜基台
26と接続し得るように延出している。即ち傾斜基台2
6および受入部3は何れも操作シリンダー30または3
1によりその傾斜状態を調整し得るように成っていると
共に走行レール6によって分配供給部(B)を整列スト
ック部(A)に近接させた条件下で受入部3と傾斜基台
26との傾斜関係を調整し傾斜基台26端部の図2に示
すようなストッパー26aを解放するならば傾斜基台2
6上の鉄筋が受入部3上に移載されることは明かであ
る。
の受入部3が前述した最上段固定台25からの傾斜基台
26と接続し得るように延出している。即ち傾斜基台2
6および受入部3は何れも操作シリンダー30または3
1によりその傾斜状態を調整し得るように成っていると
共に走行レール6によって分配供給部(B)を整列スト
ック部(A)に近接させた条件下で受入部3と傾斜基台
26との傾斜関係を調整し傾斜基台26端部の図2に示
すようなストッパー26aを解放するならば傾斜基台2
6上の鉄筋が受入部3上に移載されることは明かであ
る。
【0025】分配供給部(B)の具体的構成については
図1に示したものにおける構成関係を若干変更したもの
が図3に示されており、走行レール6上を原動機32に
よって駆動される走行手段7の配設された架台33が走
行せしめられ、該架台33には前記受入部3と共に多段
落し込み部4が垂直状に垂下して形成されている。
図1に示したものにおける構成関係を若干変更したもの
が図3に示されており、走行レール6上を原動機32に
よって駆動される走行手段7の配設された架台33が走
行せしめられ、該架台33には前記受入部3と共に多段
落し込み部4が垂直状に垂下して形成されている。
【0026】前記した多段落し込み部4は対称的に横方
向へ進退操作される落し込み部体41,41が対設さ
れ、それらの落し込み部体41,41はその両側に対設
された作動手段42,42によって交互に進退され、ま
た各落し込み部体41には水平状の支持部43が多段且
つ交互に位置するように設けられていて、受入部3の下
端からストッパー作動で順次に落し込まれる鉄筋10は
支持部43によって順次且つ交互に1段宛降下される。
向へ進退操作される落し込み部体41,41が対設さ
れ、それらの落し込み部体41,41はその両側に対設
された作動手段42,42によって交互に進退され、ま
た各落し込み部体41には水平状の支持部43が多段且
つ交互に位置するように設けられていて、受入部3の下
端からストッパー作動で順次に落し込まれる鉄筋10は
支持部43によって順次且つ交互に1段宛降下される。
【0027】図1に示したような水平状支持座5部分に
は図3に示すような受入部体51が所定の縦筋配設間隔
を採って配設され、最下段の支持部43eが後退するこ
とによって落し込み部体41から落下した鉄筋10は該
受入部体51によって正確な配筋位置にセットされ、受
入部体51において支持され、前記のように走行手段7
によって走行する架台33がその落し込み手段4を、そ
れらの受入部体51を検知し該受入部体51に合致させ
て停止することにより鉄筋10は順次正確にセットされ
る。
は図3に示すような受入部体51が所定の縦筋配設間隔
を採って配設され、最下段の支持部43eが後退するこ
とによって落し込み部体41から落下した鉄筋10は該
受入部体51によって正確な配筋位置にセットされ、受
入部体51において支持され、前記のように走行手段7
によって走行する架台33がその落し込み手段4を、そ
れらの受入部体51を検知し該受入部体51に合致させ
て停止することにより鉄筋10は順次正確にセットされ
る。
【0028】上記のように水平状支持座5上において一
連の縦筋が配設されたならばそれら縦筋の全体を一体的
関係の保持された状態で図1における奥行方向に位置す
る溶接機構などに送って目的の加工を行わせることは従
来から手作業で縦筋を供給して加工する場合と同じであ
り、一連の縦筋を整然とした関係位置に保持されて加工
機構に送出供給する。
連の縦筋が配設されたならばそれら縦筋の全体を一体的
関係の保持された状態で図1における奥行方向に位置す
る溶接機構などに送って目的の加工を行わせることは従
来から手作業で縦筋を供給して加工する場合と同じであ
り、一連の縦筋を整然とした関係位置に保持されて加工
機構に送出供給する。
【0029】即ち、前記のように供給された一連の縦鉄
筋10に対し、それと交叉した方向を採る横鉄筋を順次
に供給し、溶接して得られるコンクリート用金網は一般
的に縦鉄筋と横鉄筋が直交状に位置せしめられて、その
交点が溶接されたものとなるが、場合によっては縦鉄筋
として端部の位置を交互に変えたものに横鉄筋を直交状
に位置させ交点を溶接したものとされる。
筋10に対し、それと交叉した方向を採る横鉄筋を順次
に供給し、溶接して得られるコンクリート用金網は一般
的に縦鉄筋と横鉄筋が直交状に位置せしめられて、その
交点が溶接されたものとなるが、場合によっては縦鉄筋
として端部の位置を交互に変えたものに横鉄筋を直交状
に位置させ交点を溶接したものとされる。
【0030】具体的な操業例として20本の縦鉄筋に横
鉄筋を供給してコンクリート用鉄筋金網を溶接により得
るに当って前記したような多段上昇整列操作機構2によ
って整列操作を受け、傾斜基台26に整列している鉄筋
10を架台33の受入部3に受入れるに当って前記鉄筋
金網の2枚分以上に相当した40本またはそれ以上を収
容した架台33を移動せしめ、順次に縦鉄筋を分配供給
したが、1枚の鉄筋金網を得るための配筋所要時間は多
段落し込み部4において連続的に落し込むことにより1
本当り2秒以内であって、能率的な鉄筋の分配供給をな
すことができる。
鉄筋を供給してコンクリート用鉄筋金網を溶接により得
るに当って前記したような多段上昇整列操作機構2によ
って整列操作を受け、傾斜基台26に整列している鉄筋
10を架台33の受入部3に受入れるに当って前記鉄筋
金網の2枚分以上に相当した40本またはそれ以上を収
容した架台33を移動せしめ、順次に縦鉄筋を分配供給
したが、1枚の鉄筋金網を得るための配筋所要時間は多
段落し込み部4において連続的に落し込むことにより1
本当り2秒以内であって、能率的な鉄筋の分配供給をな
すことができる。
【0031】特に作業者が近接して鉄筋を挿入する必要
がないことからラップ挿入が可能となり前記挿入時間の
短縮と相俟って作業能率を大幅に向上し得ることが確認
された。また上記のように目的金網の2枚分以上に相当
した縦鉄筋を受入部3に収容した架台の操法においては
2枚分の縦鉄筋を順次往復して移動供給することによっ
て架台33が元のスタート位置に戻っており、引続き新
しい鉄筋を受入れて作業することができ、架台の無駄な
移動操作のない条件下で円滑に作業し得た。
がないことからラップ挿入が可能となり前記挿入時間の
短縮と相俟って作業能率を大幅に向上し得ることが確認
された。また上記のように目的金網の2枚分以上に相当
した縦鉄筋を受入部3に収容した架台の操法においては
2枚分の縦鉄筋を順次往復して移動供給することによっ
て架台33が元のスタート位置に戻っており、引続き新
しい鉄筋を受入れて作業することができ、架台の無駄な
移動操作のない条件下で円滑に作業し得た。
【0032】なお前記した図1〜図3のものは揚送コン
ベヤ機構1と多段傾斜上昇機構2から成る整列ストック
部Aを固定式とし、受入部3と多段落し込み部4から成
る分配供給機構Bを支持座5上において走行させるよう
にしたものであるが、本発明によるものは1枚の金網に
必要な縦筋数の少ないような場合にそれら各部1、2お
よび4の全体を図4、5に示すように移動式として実施
することができる。
ベヤ機構1と多段傾斜上昇機構2から成る整列ストック
部Aを固定式とし、受入部3と多段落し込み部4から成
る分配供給機構Bを支持座5上において走行させるよう
にしたものであるが、本発明によるものは1枚の金網に
必要な縦筋数の少ないような場合にそれら各部1、2お
よび4の全体を図4、5に示すように移動式として実施
することができる。
【0033】即ち揚送コンベヤ1と多段傾斜上昇機構2
が台車60上に設けられると共に多段傾斜上昇機構2に
おける傾斜基台26に対して多段落し込み部4を同じ台
車60上に設け、該台車60が走行レール6上を走行
し、その多段落し込み部4を支持座5上の所定位置に停
止させて縦筋10を順次に落し込むものであって、揚送
コンベヤ1の一側には受部材17が設けられて任意数の
縦筋を載置した状態で走行する。
が台車60上に設けられると共に多段傾斜上昇機構2に
おける傾斜基台26に対して多段落し込み部4を同じ台
車60上に設け、該台車60が走行レール6上を走行
し、その多段落し込み部4を支持座5上の所定位置に停
止させて縦筋10を順次に落し込むものであって、揚送
コンベヤ1の一側には受部材17が設けられて任意数の
縦筋を載置した状態で走行する。
【0034】つまり、揚送コンベヤ1に受入れられた鉄
筋が連続的に整序され且つ供給、落し込まれるわけで多
段落し込み部4において第1〜3図に示したような受入
部3を必要としないこととなり、束状に結束した状態で
供給し、結束材を切断して順次に引揃え揚送しながら落
し込み、供給することができる。つまり第1〜3図のも
のにおいて受入部3上の鉄筋がなくなった場合に多段上
昇整列機構の傾斜基台26部分に戻し、新しい一連の鉄
筋を受入れてから元の鉄筋のなくなった溶接位置に戻っ
て溶接を再スタートするようなことをなからしめる。
筋が連続的に整序され且つ供給、落し込まれるわけで多
段落し込み部4において第1〜3図に示したような受入
部3を必要としないこととなり、束状に結束した状態で
供給し、結束材を切断して順次に引揃え揚送しながら落
し込み、供給することができる。つまり第1〜3図のも
のにおいて受入部3上の鉄筋がなくなった場合に多段上
昇整列機構の傾斜基台26部分に戻し、新しい一連の鉄
筋を受入れてから元の鉄筋のなくなった溶接位置に戻っ
て溶接を再スタートするようなことをなからしめる。
【0035】上記のように多段上昇整列機構2から傾斜
基台26を介した鉄筋の供給を1本宛行わせるため、傾
斜基台26は図5に示すように操作シリンダー37で落
し込み操作され、しかも傾斜基台26には係止段36を
配設して多数本の落し込みを防止することが好ましい。
基台26を介した鉄筋の供給を1本宛行わせるため、傾
斜基台26は図5に示すように操作シリンダー37で落
し込み操作され、しかも傾斜基台26には係止段36を
配設して多数本の落し込みを防止することが好ましい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したような本発明によるときは
建築物基礎部コンクリート構造体用鉄筋金網の長さ方向
に溶接する5m以上、場合によっては10mまたはそれ
以上に達するような溶接操作上の縦鉄筋をその絡み合い
を有効に解消した条件下において支持座上に衝撃や転動
を充分に制御し解消した条件下において的確に分配供給
し、また多数の縦鉄筋を高能率に配筋し得るものであっ
て、従来において複数作業員による手作業方式によらざ
るを得ず、作業性に劣ったこの種重筋作業を安全且つ的
確でスピーデーに実施し得るものであるから、工業的に
その効果の大きい発明である。
建築物基礎部コンクリート構造体用鉄筋金網の長さ方向
に溶接する5m以上、場合によっては10mまたはそれ
以上に達するような溶接操作上の縦鉄筋をその絡み合い
を有効に解消した条件下において支持座上に衝撃や転動
を充分に制御し解消した条件下において的確に分配供給
し、また多数の縦鉄筋を高能率に配筋し得るものであっ
て、従来において複数作業員による手作業方式によらざ
るを得ず、作業性に劣ったこの種重筋作業を安全且つ的
確でスピーデーに実施し得るものであるから、工業的に
その効果の大きい発明である。
【図1】本発明による装置についての1実施態様に関す
る全般的構成関係を示した側面図である。
る全般的構成関係を示した側面図である。
【図2】その多段上昇整列操作機構についての拡大側面
図である。
図である。
【図3】その分配供給機構についての拡大側面図であ
る。
る。
【図4】本発明によるもう1つの装置実施態様の全般的
な側面図である。
な側面図である。
【図5】その整列落し込み機構部分についての拡大側面
図である。
図である。
1 揚送コンベア 2 多段上昇整列機構 3 受入部 4 多段落し込み部 5 水平状支持座 6 走行レール 7 走行手段 10 鉄筋 11 受台 17 受部材 21 固定台 22 昇降台 22a その操作部 23 固定台 24 昇降台 24a その操作部 25 固定台 26 傾斜基台 26a ストッパー 27 ガイド部 28 リンク 28a 連結部体 29 案内孔 31 操作シリンダー 32 原動機 33 架台 36 係止段 37 操作シリンダー 41 落し込み部体 42 作動手段 43 支持部 43e 最下段支持部 51 受入部体 60 台車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B65G 57/18 B65G 57/18 A 59/06 101 59/06 101Z (56)参考文献 特開 昭64−75131(JP,A) 実開 昭55−143221(JP,U) 実開 昭63−67543(JP,U) 実開 昭63−18424(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】 集積ストックされた鉄筋の重力作用条件
下で底部部材に引出し力ないし回転力を作用せしめつつ
送出し揚送すると共に多段上昇整列操作せしめ鉄筋相互
間の絡み合いをそれらの送出揚送および上昇過程におい
てほぐしこの絡み合いほぐし後に整列ストックせしめ、
該整列ストック鉄筋を移動落し込み機構に受入れ対向し
た受部による多段交互落し込み過程を経しめて移動しな
がら水平状支持部において垂直方向に沿い順次に受け、
目的の位置に落し込むことを特徴とする建築物基礎部コ
ンクリート構造体用鉄筋金網の縦鉄筋分配供給方法。 - 【請求項2】 集積ストックされた鉄筋群を受入れて底
部から送出し揚送するコンベヤ機構と、該コンベヤ機構
の揚送端部に連設された多段傾斜上昇整列機構を有し、
該多段傾斜上昇整列機構に設けられた整列送出部に連繋
するようにされた整列受入部を有する分配供給機構を鉄
筋を配列すべき支持座にそって送行可能に設け、該分配
供給機構には前記整列送出部からの鉄筋を順次に受入れ
上記した支持座に向け対向した落し込み部体における多
段の受部において順次に支持しながら供給する落し込み
手段を設けたことを特徴とする建築物基礎部コンクリー
ト構造体用鉄筋金網の縦鉄筋分配供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24593892A JP3174841B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 建築物基礎部コンクリート構造体用鉄筋金網の縦鉄筋分配供給方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24593892A JP3174841B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 建築物基礎部コンクリート構造体用鉄筋金網の縦鉄筋分配供給方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664737A JPH0664737A (ja) | 1994-03-08 |
JP3174841B2 true JP3174841B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=17141095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24593892A Expired - Fee Related JP3174841B2 (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 建築物基礎部コンクリート構造体用鉄筋金網の縦鉄筋分配供給方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3174841B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103144926B (zh) * | 2013-02-06 | 2014-12-10 | 建科机械(天津)股份有限公司 | 焊网机的钢筋旋转输送机构 |
CN108946151B (zh) * | 2018-06-27 | 2023-06-09 | 河南省鼎鼎实业有限公司 | 一种钢筋供料机供料方法 |
CN110775582A (zh) * | 2019-11-07 | 2020-02-11 | 阜阳晶宫宝能节能建筑有限责任公司 | 一种预制柱钢筋的整合运输装置 |
CN115302142A (zh) * | 2022-08-29 | 2022-11-08 | 中重科技(天津)股份有限公司 | 一种型钢打捆钢带焊接装置 |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP24593892A patent/JP3174841B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH0664737A (ja) | 1994-03-08 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |