JP2002137615A - 自動車のサスペンション装置 - Google Patents
自動車のサスペンション装置Info
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- F16F1/36—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers
- F16F1/38—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type
- F16F1/387—Springs made of rubber or other material having high internal friction, e.g. thermoplastic elastomers with a sleeve of elastic material between a rigid outer sleeve and a rigid inner sleeve or pin, i.e. bushing-type comprising means for modifying the rigidity in particular directions
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- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
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- B60G3/18—Resilient suspensions for a single wheel with two or more pivoted arms, e.g. parallelogram
- B60G3/20—Resilient suspensions for a single wheel with two or more pivoted arms, e.g. parallelogram all arms being rigid
- B60G3/24—Resilient suspensions for a single wheel with two or more pivoted arms, e.g. parallelogram all arms being rigid a rigid arm being formed by the live axle
-
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-
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- B62D21/00—Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
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- B60G2204/10—Mounting of suspension elements
- B60G2204/15—Mounting of subframes
Abstract
回時にホイールアライメントが変化するのを効果的に抑
制する。 【解決手段】 後輪用のサスペンションクロスメンバ1
2と、このサスペンションクロスメンバ12に支持され
るサスペンション部材とを備え、上記サスペンションク
ロスメンバ12を車体に取り付けるための弾性マウント
部19〜21を車体前後方向の三個所に設けるととも
に、これらの弾性マウント部19〜21を、車体の側面
視において三角形を構成するように配設した。
Description
する自動車のサスペンション装置に関するものである。
公報に示されるように、後輪用のサスペンション部材
と、ディファレンシャル(差動歯車装置)とが取り付け
られるサスペンションクロスメンバを、その側端部の前
後二個所に設けられた弾性マウント部(円筒状の取付
部)を介して車体に取り付け、自動車の走行時に、後輪
またはディファレンシャルから入力された振動および騒
音を、上記弾性マウント部において遮断することによ
り、自動車の乗り心地を向上させるようにしたサスペン
ション装置が知られている。
ション部材が取り付けられるサスペンションクロスメン
バの前後両端部を、ゴム製ブッシュ等を有する弾性マウ
ント部により車体に取り付けるように構成した場合に
は、サスペンションクロスメンバの支持剛性を充分に確
保することができないので、自動車の旋回時等に、後輪
から入力された横力に応じて上記弾性マウント部が変形
することにより、後輪のホイールアライメントが変化し
て走行安定性が低下し易いという問題がある。
されるように、自動車の走行時に、駆動輪となる後輪か
ら入力されたトルク反力に応じてディファレンシャルが
ワインドアップするのを抑制するため、車体前部のパワ
ーユニットと、車体後部のディファレンシャルとを連結
する剛体フレーム(パワープラントフレーム)が設けら
れた自動車において、上記ディファレンシャルが取り付
けられたサスペンションクロスメンバを弾性マウント部
により車体に支持させるように構成した場合には、後輪
からサスペンションクロスメンバに入力された振動が、
上記ディファレンシャルおよび剛体フレームを介してパ
ワーユニットに伝達され、このパワーユニットが加振さ
れることが避けられないという問題がある。
されるのを抑制するとともに、ホイールアライメントの
変化を抑制して自動車の走行安定性を向上させるため
に、サスペンションクロスメンバの前後両端部を車体に
取り付けるマウント部のばね定数を大きな値に設定し、
あるいは金属製ブッシュを有する剛性マウント部によ
り、上記後輪用のサスペンションクロスメンバを車体に
対して強固に取り付けることも行われているが、このよ
うに構成した場合には、自動車の走行時に後輪等から車
体に伝達される振動および騒音を効果的に低減すること
ができず、自動車の乗り心地が悪くなることが避けられ
ないという問題があった。
であり、自動車の乗り心地を低下させることなく、自動
車の旋回時等に、ホイールアライメントが変化するのを
効果的に抑制することができる自動車のサスペンション
装置を提供することを目的としている。
サスペンションクロスメンバと、このサスペンションク
ロスメンバに支持される後輪用のサスペンション部材と
を備え、上記サスペンションクロスメンバを車体に取り
付けるための弾性マウント部を車体前後方向の三個所に
設けるとともに、これらの弾性マウント部を、車体の側
面視において三角形を構成するように配設したものであ
る。
スペンションクロスメンバを揺動変位させる方向に作用
するモーメント荷重や、車体をロール変位させようとす
る荷重等が車体の側面視において三角形を構成するよう
に配設された三個所の弾性マウント部により安定して支
持されるとともに、後輪から入力された振動が上記弾性
マウント部において遮断され、車体側に上記振動が伝達
されることによる乗り心地の悪化が効果的に防止される
ことになる。
の自動車のサスペンション装置において、車体前部に配
設されたパワーユニットを車体後部に配設されたディフ
ァレンシャルに連結する剛体フレームと、上記ディファ
レンシャルをサスペンションクロスメンバに取り付ける
ための弾性マウント部とを備え、このディファレンシャ
ル用の弾性マウント部のばね定数を、サスペンションク
ロスメンバ用の弾性マウント部のばね定数よりも小さな
値に設定したものである。
からサスペンションクロスメンバに伝達された振動等
が、ディファレンシャル用の弾性マウント部において遮
断され、上記パワーユニットが加振されるのを効果的に
防止することが可能となる。
は2記載の自動車のサスペンション装置において、車体
前後方向の三個所に配設された弾性マウント部のうち中
央および後方側に位置する弾性マウント部の設置部に、
サスペンション部材を配設したものである。
輪からサスペンション部材に入力された反力が、上記サ
スペンションクロスメンバの側端部中央および後方側に
配設された上記弾性マウント部において効果的に支持さ
れることになる。
は3記載の自動車のサスペンション装置において、サス
ペンションクロスメンバ用の弾性マウント部の前後方向
におけるばね定数を、左右方向よりも小さな値に設定す
るとともに、ディファレンシャル用の弾性マウント部の
前後方向におけるばね定数を、上記サスペンションクロ
スメンバ用マウント部の前後方向におけるばね定数より
も小さな値に設定したものである。
メンバ用マウント部の左右方向におけるばね定数が比較
的に大きな値に設定されることにより、サスペンション
クロスメンバの左右移動が抑制されて走行安定性が確保
されるとともに、サスペンションクロスメンバ用マウン
ト部の前後方向におけるばね定数が比較的に小さな値に
設定されることにより、後輪の前後振動がサスペンショ
ンクロスメンバから車体側に伝達されることが抑制され
る。また、ディファレンシャル用の弾性マウント部のば
ね定数が、上記サスペンションクロスメンバ用マウント
部の前後方向におけるばね定数よりも小さな値に設定さ
れることにより、上記サスペンションクロスメンバの前
後振動がディファレンシャルに伝達されることが効果的
に抑制されることになる。
のいずれかに記載の自動車のサスペンション装置におい
て、車幅方向に延びるロアアームとアッパアームとトー
コントロールリンクとからなるサスペンションアームを
有し、かつ車体前後方向の三個所に配設されたサスペン
ションクロスメンバ用の弾性マウント部のうち前方側に
位置する弾性マウント部のばね定数を最も小さな値に設
定したものである。
が車幅方向に延びる上記各アーム材によって構成される
ことにより、車体の前後方向におけるサスペンション部
材の設置範囲がコンパクトに形成された自動車におい
て、車体の前方側に配設された上記弾性マウント部のば
ね定数が最も小さな値に設定されることにより、後輪の
振動等が上記前方側の弾性マウント部において遮断され
るため、上記後輪の振動等が車室内に入力されることが
効果的に防止されて良好な乗り心地が得られることにな
る。
スペンション装置を有するシャーシ構造を示し、同図に
おいて、1はフロントサスペンション、2はリヤサスペ
ンション、3はパワートレインである。このパワートレ
イン3は、エンジンおよびトランスミッションからなる
パワーユニット4と、このパワーユニット4によって回
転駆動されるプロペラシャフト5と、このプロペラシャ
フト5の駆動力を後輪6の駆動軸7に伝達するディファ
レンシャル8とを有している。また、車体前部に配設さ
れた上記パワーユニット4と、車体後部に配設された上
記ディファレンシャル8とが、断面コ字状部材、角パイ
プ材または丸パイプ材等からなる剛体フレーム9によっ
て連結されている。
は、車体の前方側に延びる左右一対のリヤサイドフレー
ム11と、このリヤサイドフレーム11に取り付けられ
た後輪6用のサスペンションクロスメンバ12とが設け
られている。また、上記サスペンションクロスメンバ1
2には、後輪6を支持するロアアーム13,アッパアー
ム14およびトーコントロールリンク15からなるサス
ペンションアームと、ショックアブソーバ16とが支持
されている。
車幅方向に延びる横架部17と、この横架部17の側端
部から車体の後方に延びる側方部18とにより、平面か
ら見てU字状に形成され、上記側方部18には、リヤサ
イドフレーム11に対して上記サスペンションクロスメ
ンバ12を取り付けるための第1〜第3弾性マウント部
19〜21が、車体前後方向の三個所に配設されてい
る。上記第1〜第3マウント部19〜21は、その取付
中心A〜Cにより、車体の側面視において三角形が構成
されるように配設されている。
第1〜第3弾性マウント部19〜21は、図4に示すよ
うに、円筒状のゴム製ブッシュからなる弾性マウント体
22と、この弾性マウント体22の中心部に挿入されて
固着されたスペーサ23と、上記弾性マウント体22に
外嵌されたリテーナ24とが設けられている。
12に設けられた取付部25が上記第1〜第3弾性マウ
ント部19〜21のリテーナ24に固着されるととも
に、この第1〜第3弾性マウント部19〜21が取付ボ
ルト27および取付板28によってリヤサイドフレーム
11の下面に固定されることにより、上記第1〜第3弾
性マウント部19〜21を介してサスペンションクロス
メンバ12がリヤサイドフレーム11に連結されるよう
に構成されている。
は、図5に示すように、スペーサ23の端部よりも所定
量だけ外方側に突出する突部29,30がそれぞれ設け
られている。そして、上記両突部29,30が取付ボル
ト27の締着力に応じ、上記リヤサイドフレーム11お
よび取付板28にそれぞれ圧接されて上下方向に圧縮さ
れることにより、上記弾性マウント部19〜21がそれ
ぞれ予圧縮された状態で、サスペンションクロスメンバ
12とリヤサイドフレーム11との間に設置されるよう
になっている。
ウント部19の予圧縮量は、中央部および後方側に位置
する第2,第3弾性マウント部20,21よりも小さな
値に設定されることにより、上記第1弾性部材19のば
ね定数が最も小さくなるように構成されている。さら
に、上記弾性マウント部19〜21の弾性マウント体2
2には、図6に示すように、空隙部31が前後に形成さ
れるとともに、補強部材32が左右に埋設されることに
より、車体前後方向のばね定数が、車体の左右方向に比
べて相対的に小さな値に設定されている。
すように、車幅方向に延びる左右一対の支持アーム32
が突設され、この支持アーム32の先端部に設けられた
ボス部33が弾性マウント部34を介してサスペンショ
ンクロスメンバ12に取り付けられている。上記弾性マ
ウント部34には、図7に示すように、円筒状のゴム製
ブッシュからなる弾性マウント体35と、この弾性マウ
ント体35の中心部に挿入されて固着されたスペーサ3
6と、上記弾性マウント体35に外嵌されたリテーナ3
7とが設けられている。
性マウント部34のリテーナ37に固着されるととも
に、上記サスペンションクロスメンバ12に設けられた
前後一対の取付ブラケット38の間に上記弾性マウント
部34が設置された状態で、取付ボルト39によって上
記取付ブラケット38に固定されることにより、この弾
性マウント部34を介して上記ディファレンシャル8が
サスペンションクロスメンバ12に取り付けられるよう
になっている。
ト部34は、その弾性マウント体35が予圧縮されるこ
となく、上記支持アーム32とサスペンションクロスメ
ンバ12との間に設置されるとともに、上記スペーサ3
6およびリテーナ37の軸芯が車体の前後方向に設置さ
れ、上記リテーナ37に固着された支持アーム32の先
端部が前後方向に容易に変位するように構成されること
により、上記ディファレンシャル8用の弾性マウント部
34の前後方向におけるばね定数が、上記サスペンショ
ンクロスメンバ用マウント部19〜21の前後方向にお
けるばね定数よりも小さな値に設定されている。
してサスペンションクロスメンバ12を取り付けるため
の第1〜第3マウント部19,20,21を、車体前後
方向の三個所に設けるとともに、これらのマウント部1
9〜21を、車体の側面視において三角形を構成するよ
うに配設したため、自動車の旋回時に、上記サスペンシ
ョンクロスメンバ12を変形させる方向に作用するモー
メント荷重や、車体をロール変位させようとする荷重
を、上記第1〜第3マウント部19,20,21におい
て効果的に支持することができる。
12を前後二個所のマウント部によりフロントサイドフ
レーム11に支持させるように構成した場合には、上記
両マウント部が一直線上に配列されるため、自動車の旋
回時に、車体に対して作用する遠心力と、これに対応し
て後輪6に作用する反力とにより、上記両マウント部の
配列軸線を支点にしてサスペンションクロスメンバ12
を揺動変位させる方向に作用するモーメント荷重を安定
して支持することができず、上記サスペンションクロス
メンバ12が大きく揺動変位することにより、ホイール
アライメントが変化することが避けられない。
ント部19,20,21を、車体の側面視において三角
形を構成するように配設した場合には、自動車の旋回時
に、上記第1〜第3マウント部19,20,21のうち
の二つを結ぶ軸線を支点にして作用する上記モーメント
荷重が、残りの一つのマウント部において支持されるた
め、上記サスペンションクロスメンバ12が揺動変位す
ることに起因したホイールアライメントの変化を効果的
に抑制することができる。
よび騒音が車体に伝達されるのを防止して乗り心地を向
上させるために、上記第1〜第3弾性マウント部19,
20,12にゴム製ブッシュ等からなる弾性マウント体
22を設けることにより、上記振動および騒音を遮断し
て、車室内に振動等が伝達されるのを防止するように構
成した場合においても、上記サスペンションクロスメン
バ12が揺動変位することに起因するホイールアライメ
ントの変化を効果的に抑制でき、普通乗用車が有する優
れた乗り心地と、スポーツカーが有する走行安定性とが
同時に得られるという利点がある。
パワーユニット4と、車体後部に配設されたディファレ
ンシャル8とを、断面コ字状部材、角パイプ材または丸
パイプ材等からなる剛体フレーム9によって連結した場
合には、上記剛性フレーム9により、パワーユニット4
の振動を抑制できるとともに後輪6から入力されたトル
ク反力に応じてディファレンシャル8がワインドアップ
することを効果的に抑制できるという利点がある。
応じて上記サスペンションクロスメンバ12が振動する
と、この振動が上記剛体フレーム9を介してパワーユニ
ット4に伝達されることが避けられないが、上記のよう
にサスペンションクロスメンバ12を、側面視において
三角形を構成するように配設された前後三個所の弾性マ
ウント部19〜21を介してリヤサイドフレーム11に
取り付けるように構成した場合には、後輪6から入力さ
れた振動により上記サスペンションクロスメンバ12が
振動するのを効果的に抑制することができるため、パワ
ーユニット4が加振されるのを効果的に防止することが
できる。
シャル8用の弾性マウント部34のばね定数を、サスペ
ンションクロスメンバ12用の弾性マウント部19〜2
1のばね定数よりも小さな値に設定したため、後輪6か
ら入力された振動により上記サスペンションクロスメン
バ12が振動した場合においても、この振動を上記弾性
マウント部34において遮断することができるため、上
記ディファレンシャル8およびパワーユニット4が加振
されるのを、さらに効果的に防止することができる。
たは丸パイプ材等の閉断面部材により形成した場合に
は、剛体フレーム9がねじれ変形することによる放射音
の発生を防止できるという利点を有する反面、後輪6の
駆動反力等が上記剛体フレーム9を介してパワーユニッ
ト4に伝達され易いという欠点がある。このため、上記
剛体フレーム9を有する自動車において、ディファレン
シャル8が取り付けられたサスペンションクロスメンバ
12を、側面視において三角形を構成するように配設さ
れた前後三個所のマウント部19〜21を介してリヤサ
イドフレーム11に取り付け、またディファレンシャル
用マウント部34のばね定数を、サスペンションクロス
メンバ用マウント部19〜21のばね定数よりも小さな
値に設定した場合には、上記放射音の発生を防止しつ
つ、パワーユニット4の振動を効果的に防止できるとい
う顕著な効果が得られることになる。
後方向の三個所に設けられた第1〜第3弾性マウント部
19〜21のうち中央および後方側に位置する第2,第
3マウント部20,21の設置部に、上記ロアアーム1
3、アッパアーム14、トーコントロールリンク15お
よびショックアブソーバ16からなるサスペンション部
材を配設した場合には、自動車の旋回時等に後輪6から
上記サスペンション部材に入力された振動等を、上記サ
スペンションクロスメンバ12の側端部中央および後方
側に配設された上記第2,第3弾性マウント部20,2
1において安定して支持することができるとともに、車
室に最も近い上記第1マウント部19ににおいて上記振
動等を遮断することにより、車室内に振動が伝達される
のを効果的に防止できるという利点がある。
2用の第1〜第3弾性マウント部19〜21に設けられ
た弾性マウント体22の前後に空隙部31を設けるとと
もに、補強部材32を左右に設ける等により、上記第1
〜第3弾性マウント部19〜21の前後方向におけるば
ね定数を、左右方向よりも小さな値に設定した場合に
は、サスペンションクロスメンバ用マウント部19〜2
1の左右方向におけるばね定数が比較的に大きな値に設
定され、サスペンションクロスメンバ12の左右移動が
抑制されて走行安定性が確保されるとともに、サスペン
ションクロスメンバ用マウント部19〜21の前後方向
におけるばね定数が比較的に小さな値に設定され、後輪
6の前後振動が上記サスペンションクロスメンバ12か
ら車体側に伝達されることが効果的に抑制されるという
利点がある。
シャル用マウント部34の前後方向におけるばね定数
を、上記サスペンションクロスメンバ用マウント部19
〜21の前後方向におけるばね定数よりも小さな値に設
定したため、後輪6から上記サスペンションクロスメン
バ12に入力された前後振動がディファレンシャル8に
伝達されるのを上記ディファレンシャル用マウント部3
4において抑制し、上記前後振動が剛体フレーム8を介
してパワーユニット4に伝達されるのを効果的に防止す
ることができる。
に延びるロアアーム13とアッパアーム14とトーコン
トロールリンク15とによりサスペンションアームを構
成し、かつ車体前後方向の三個所に配設されたサスペン
ションクロスメンバ12用の弾性マウント部19〜21
のうち前方側に位置する第1弾性マウント部19のばね
定数を最も小さな値に設定した場合には、車体の前後方
向における上記サスペンションアームの設置範囲がコン
パクトに形成されることにより車室内スペースを充分に
確保されるように構成された自動車において、後輪6か
らサスペンションクロスメンバ12に入力された振動等
を、車体側に車室に近い上記第1弾性マウント部19に
おいて遮断することができるため、自動車の乗り心地を
効果的に向上させることができる。
クロスメンバマウント部19〜21のうち前方側の第1
弾性マウント部19の予圧縮量を最も小さくすることに
より、第1弾性マウント部19のばね定数が最も小さな
るようにした例について説明したが、上記弾性マウント
部19〜21に設けられた弾性マウント体22の材質を
異ならせ、あるいはこの弾性マウント体22に形成され
た空隙部の大きさを変化させる等により、上記第1弾性
マウント部19のばね定数を他よりも小さく設定するよ
うに構成してもよい。
部34のスペーサ36およびリテーナ37の軸芯を車体
の前後方向に設置することにより、上記リテーナ37に
固着された支持アーム32の先端部を前後方向に容易に
変位させるように構成した上記実施形態に代え、上記ス
ペーサ36およびリテーナ37の軸芯を上下方向に設置
するとともに、ばね定数の小さな弾性マウント体35を
設け、あるいはこの弾性マウント体35の前後に空隙部
を設けることにより、上記支持アーム32の先端部を前
後方向に容易に変位させるように構成してもよい。
のサスペンションクロスメンバと、このサスペンション
クロスメンバに支持されるサスペンション部材とを備
え、上記サスペンションクロスメンバを車体に取り付け
るための弾性マウント部を車体前後方向の三個所に設け
るとともに、これらの弾性マウント部を、車体の側面視
において三角形を構成するように配設したため、上記マ
ウント部に弾性マウント体を設けることにより、自動車
の走行時に後輪から入力された振動および騒音が車体側
に伝達されるのを防止して優れた乗り心地が得られるよ
うに構成した場合においても、自動車の旋回時に、上記
サスペンションクロスメンバを変形させる方向に作用す
るモーメント荷重や、車体をロール変位させようとする
荷重を、上記マウント部において安定して支持し、ホイ
ールアライメントの変化を効果的に抑制できるという利
点がある。
形態を示す底面図である。
形態を示す側面図である。
部の具体的構成を示す側面断面図である。
である。
である。
的構成を示す平面断面図である。
ム) 19,20,21 サスペンションクロスメンバ用の弾
性マウント部 34 ディファレンシャル用マウント部
Claims (5)
- 【請求項1】 サスペンションクロスメンバと、このサ
スペンションクロスメンバに支持される後輪用のサスペ
ンション部材とを備え、上記サスペンションクロスメン
バを車体に取り付けるための弾性マウント部を車体前後
方向の三個所に設けるとともに、これらの弾性マウント
部を、車体の側面視において三角形を構成するように配
設したことを特徴とする自動車のサスペンション装置。 - 【請求項2】 車体前部に配設されたパワーユニットを
車体後部に配設されたディファレンシャルに連結する剛
体フレームと、上記ディファレンシャルをサスペンショ
ンクロスメンバに取り付けるための弾性マウント部とを
備え、このディファレンシャル用の弾性マウント部のば
ね定数を、サスペンションクロスメンバ用の弾性マウン
ト部のばね定数よりも小さな値に設定したことを特徴と
する請求項1記載の自動車のサスペンション装置。 - 【請求項3】 車体前後方向の三個所に配設された各マ
ウント部のうち中央および後方側に位置する弾性マウン
ト部の設置部に、サスペンション部材を配設したことを
特徴とする請求項1または2記載の自動車のサスペンシ
ョン装置。 - 【請求項4】 サスペンションクロスメンバ用の弾性マ
ウント部の前後方向におけるばね定数を、左右方向より
も小さな値に設定するとともに、ディファレンシャル用
の弾性マウント部の前後方向におけるばね定数を、上記
サスペンションクロスメンバ用マウント部の前後方向に
おけるばね定数よりも小さな値に設定したことを特徴と
する請求項2または3記載の自動車のサスペンション装
置。 - 【請求項5】 車幅方向に延びるロアアームとアッパア
ームとトーコントロールリンクとからなるサスペンショ
ンアームを有し、かつ車体前後方向の三個所に配設され
たサスペンションクロスメンバ用の弾性マウント部のう
ち前方側に位置する弾性マウント部のばね定数を最も小
さな値に設定したことを特徴とする請求項1〜4のいず
れかに記載の自動車のサスペンション装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000332377A JP3952686B2 (ja) | 2000-10-31 | 2000-10-31 | 自動車のサスペンション装置 |
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