JP2002136473A - 体腔内観察装置及びそのライトガイド装着方法 - Google Patents

体腔内観察装置及びそのライトガイド装着方法

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JP2002136473A
JP2002136473A JP2000335470A JP2000335470A JP2002136473A JP 2002136473 A JP2002136473 A JP 2002136473A JP 2000335470 A JP2000335470 A JP 2000335470A JP 2000335470 A JP2000335470 A JP 2000335470A JP 2002136473 A JP2002136473 A JP 2002136473A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極細の光ファイバを束ねることにより形成さ
れるライトガイドをむらのない光量で照明できるように
して先端部本体に容易に組み付けられるようにする。 【解決手段】 先端部本体32の内周面の左右に円弧状
となったライトガイド31を装着するための型部材55
は、観察系ユニット40の鏡胴42及びそれに連なる鏡
胴保持部43a,43bと同じ外形形状をした部材から
なり、先端部本体32の内部に左右両側に円弧状の空間
58L,58Rが形成されて、ライトガイド31を構成
する多数の極細の光ファイバ31Fを先端部本体32の
基端側から挿入して先端側から突出させて、この突出部
分に接着剤を塗布し、次いで先端部本体31の先端面か
ら僅かに突出する位置にまで空間58L,58R内に引
き込み、先端部本体32の内面に接着させる。先端部本
体32から突出しているライトガイド31の端面を研磨
して、照明光の出射端が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば上顎道鏡等
のように、細い挿入経路に沿って体腔内に挿入されて、
この体腔内の観察を行う体腔内観察装置及びその挿入部
に体腔内への照明光を照射するための照明手段を構成す
るライトガイドの装着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】体腔内観察装置として、上顎道鏡等のよ
うに、細い挿入経路に沿って挿入される内視鏡は、その
挿入部は軟性構造となっており、しかも先端硬質部を所
望の方向に向けるために、少なくとも一方向に湾曲操作
可能なアングル部を有する構造となっているが、挿入経
路が細いことから、挿入部の細径化が強く要求される。
従って、挿入部には照明手段及び観察手段だけを組み込
み、処置具挿通チャンネル等は設けないようにしてい
る。しかも、観察手段としては、対物光学系と、この対
物光学系の結像位置に臨むように多数の光ファイバを結
束してなるイメージガイドとから構成し、このイメージ
ガイドは挿入部から本体操作部内に延在させ、この本体
操作部に接眼レンズを設けた接眼部に接続するようにし
た、所謂光学式内視鏡として構成される。
【0003】以上のように、細径挿入部を有する光学式
内視鏡の構成としては、例えば特開平4−244130
号公報に示されているように、挿入部の先端面におい
て、その中央部に観察手段を構成する対物光学系を配置
し、この対物光学系の周囲にライトガイドを設けるよう
に構成したものが知られている。このように構成するこ
とによって、ライトガイドからなる照明手段によって、
観察手段を構成する対物光学系の視野の広い範囲にわた
ってほぼ均一に照明を行うことができ、イメージガイド
により接眼部に伝送されるイメージデータは極めて鮮明
なものとなり、体腔内の正確な観察を行えることにな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、前述した従来
技術の内視鏡は、照明手段を構成するライトガイドは多
数の光ファイバを結束することにより形成されるもので
あって、この光ファイバは所定の幅を有する円環状に形
成されて、その内部に観察手段を構成する対物光学系を
装着した鏡胴が配置される。このように多数の光ファイ
バで構成されるライトガイドは全周にわたって均一な光
量で照明できるようにするために、その内外径は鏡胴と
同心円形状となるように配置されなければならない。し
かしながら、ばらばらの状態となっている極細の光ファ
イバからなるライトガイドを鏡胴の周囲に所定の幅を有
する円環状に形成するのは極めて困難である。
【0005】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、極細の光ファイバを
束ねることにより形成されるライトガイドをむらのない
光量で照明できるようにして先端部本体に容易に組み付
けることをできるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、本発明における体腔内観察装置は、挿入部の先
端硬質部の端面に、概略中央位置に観察手段を設け、こ
の観察手段の左右両側部に照明手段を設けた体腔内観察
装置であって、前記照明手段は、多数の光ファイバから
なり、前記先端硬質部の外郭体を構成する先端部本体の
内周面の左右両側に円弧状となるようにして接着された
ライトガイドで構成され、また前記観察手段は、対物光
学系の鏡胴を前記ライトガイドの内周部に挿嵌させるよ
うにして設け、この鏡胴の上下に鏡胴保持部を連設し
て、この鏡胴保持部を前記ライトガイドが欠落している
部分を介して前記先端部本体の内面に固定する構成とし
たことをその特徴とするものである。
【0007】このように、先端部本体内周面の全周にわ
たって多数の光ファイバでライトガイドを配置するので
はなく、左右両側で円弧状となるように形成することに
よって、先端部本体の内面のうち、ライトガイドを欠落
させた箇所を基準として、ライトガイドを所定の円弧形
状となるように成形できる。例えば、先端部本体の内部
にライトガイドを配置すべき空間を区画形成するための
型部材を装着し、この型部材をライトガイドを欠落させ
ることになる位置で先端部本体に対して位置決め固定す
るようになし、このようにして型部材により形成された
空間内にライトガイドを構成する光ファイバを挿通させ
て、接着剤によって光ファイバ相互間を結着すると共
に、先端部本体の内周面に固着させることができる。ま
た、このライトガイドの内側に装着される対物光学系の
鏡胴に連設した鏡胴保持部が先端部本体に固定的に保持
されることになる。つまり、ライトガイドは接着によ
り、また鏡胴は鏡胴保持部を介して、共に先端部本体に
固定される。
【0008】次に、挿入部の先端硬質部内の概略中央位
置に観察手段を構成する対物光学系の鏡胴を配置した体
腔内観察装置において、前記先端硬質部を構成する先端
部本体の内面と前記鏡胴の左右両側部との間に所定の円
弧状空間を形成して、これら両円弧状空間内に、照明光
を照射するためのライトガイドを構成する多数の光ファ
イバの出射端を臨ませて設けるようにするライトガイド
の装着方法としては、先端部本体の内部にライトガイド
を配置する空間を形成するための型部材を装着するライ
トガイド配置空間形成工程と、この型部材と先端部本体
とにより形成された空間内にライトガイドを構成する光
ファイバを密に挿入して、この光ファイバを接着剤によ
り結束し、かつ先端部本体の先端面に対して所定の位置
関係となった状態で、この先端部本体に固着するライト
ガイド装着工程と、光ファイバの束の先端面を研磨する
ことにより出射端面を形成する研磨工程と、型部材を先
端部本体から取り出す型部材分離工程とからなり、この
ようにしてライトガイドを装着した先端部本体内に、上
下にライトガイドの欠落部に対応する位置に保持部を張
り出して設けた鏡胴を装着する観察手段を組み込むこと
をその特徴とするものである。
【0009】ここで、ライトガイドを装着するために用
いられる型部材は先端部本体内に配置され、左右にライ
トガイドの内面形状に対応する第1の円弧面部と、その
上下の位置に先端部本体の内面形状に対応する第2の円
弧面部を有するもので構成することができ、前述したラ
イトガイド配置空間形成工程では、この型部材の第2の
円弧面を先端部本体の内面における所定の位置に位置決
め固定するように装着することができる。また、型部材
と先端部本体とにはピン貫通孔を設け、このピン貫通孔
内にピンを挿通させることにより、この型部材を位置決
め固定でき、ピンを脱着すれば、容易に型部材を分離で
きるようになる。さらに、ライトガイド装着工程では、
先端部本体と型部材とにより形成されるライトガイドの
配置空間内に光ファイバをその基端側から挿入して、所
定長さだけ先端部本体の先端面から突出させて、この光
ファイバの突出部分に接着剤を塗布することにより光フ
ァイバを結束した後、接着剤が乾燥する前に、この光フ
ァイバの束の先端面が先端部本体の先端面とほぼ一致す
る位置にまでライトガイドの配置空間内に引き込むよう
にするのが望ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態について説明する。まず、図1に内視鏡の全
体構成を示す。同図において、1は本体操作部、2は挿
入部、3はライトガイド軟性部、4は接眼部である。挿
入部2は、本体操作部1への連結部から所定の長さ分は
挿入経路に沿って自在に曲がる軟性部2aとなってお
り、この軟性部2aの先端部にはアングル部2bが連設
され、さらにこのアングル部2bの先端には先端硬質部
2cが設けられる。接眼部4は、本体操作部1におい
て、挿入部2の連結側とは反対側の位置に設けられてい
る。
【0011】図2に挿入部2における先端硬質部2cの
先端面の構成を示す。この図から明らかなように、先端
硬質部2cの先端面には、照明手段を装着した照明部1
0と観察手段を装着した観察部11とが設けられてい
る。観察部11は先端硬質部2cの中央に配置されてお
り、照明部10はこの観察部11の左右に配置されてい
る。そして、照明部10は、観察部11と先端硬質部2
cの内面との間に形成される円弧形状となっており、か
つ左右の照明部における円弧角及び幅は同じものであ
り、これによって照明部10から照射される照明光によ
り検査を行う位置が照明されて、観察部11を介して検
査対象部を観察できるようになっている。このように、
観察部11の左右両側に照明部10を配置することによ
り検査を行うべき位置をむらなく均一に照明できる。
【0012】ここで、挿入部2を分解すると、図3に示
した外郭ユニット20と、図4に示した照明系ユニット
30と、図5に示した観察系ユニット40とから構成さ
れ、図6に示したように、外郭ユニット20内に照明系
ユニット30を挿入し、さらに照明系ユニット30の内
部に観察系ユニット40を挿入するようにしてアセンブ
ルされる。
【0013】まず、外郭ユニット20は、挿入部2のう
ち、軟性部2aの外郭部21と、アングル部2bの外郭
部22とを含むものである。軟性部2aの外郭部21
は、薄肉の金属帯片からなる螺旋管21aと、この螺旋
管21aの外面に設けた外皮層21bとから構成され
る。
【0014】アングル部2bの外郭部22は、枢着ピン
23により相互に枢動可能に連結した所定数のアングル
リング22aと、このようにして連結したアングルリン
グ22aの外面に設けた外皮層22bとを有する。ここ
で、前後のアングルリング22a,22aは、左右両側
で枢着ピン23により連結されており、従ってアングル
部2bは上下方向に湾曲可能なものとなっている。そし
て、アングル部2bの最先端に位置するのは連結リング
24であり、この連結リング24には上下一対の操作ワ
イヤ25,25の先端が固定されており、これら操作ワ
イヤ25を押し引き操作することによって、アングル部
2bは上下方向に湾曲することになる。操作ワイヤ25
は、各アングルリング22aに設けた切り絞り部26内
に挿通されており、これによりアングル部2b内では操
作ワイヤ25は円周方向における上下の位置に保持され
る。そして、操作ワイヤ25は、本体操作部1内に延在
されて、この本体操作部1に設けたアングルノブにより
回転駆動されるプーリに巻回して設けられている(共に
図示せず)。
【0015】外郭ユニット20を構成する軟性部2aの
外郭部21の基端部は、図1に示したように、本体操作
部1の先端近傍部位に連結保持されることになる。ま
た、この外郭部21とアングル部2bの外郭部22との
間は、接続リング27によって連結されている。挿入部
2における先端硬質部2cは、組み付け前の状態では、
外郭ユニット20として構成されるのではなく、照明系
ユニット30の一部を構成する。そして、外皮層22b
は、照明系ユニット30を組み込んだ後に、その先端部
分が先端硬質部2cを構成する後述の先端部本体32の
途中位置まで覆った状態で糸巻き及び接着により固定さ
れることになる。
【0016】次に、照明系ユニット30は、図4から明
らかなように、ライトガイド31を有するものであり、
このライトガイド31の先端部分は先端硬質部2cを構
成する先端部本体32に固定されており、この関係で先
端部本体32は照明系ユニット30の一部を構成する。
ライトガイド31は多数の極細光ファイバからなり、こ
のライトガイド31を構成する光ファイバの先端部分
は、所定の長さ分が接着剤を含浸させる等により各光フ
ァイバを相互に接着されて結束状態となり、かつ先端部
本体32の内面に固着された成形部31aとなってい
る。ここで、ライトガイド31の成形部31aは、その
出射端を構成するもので、図2から明らかなように、先
端部本体32の左右両側の位置に円弧状に配置されてい
る。従って、先端部本体32の内面には上下に2箇所ラ
イトガイドの欠落部33a,33bが形成される。ライ
トガイド31の成形部31aより基端側は、各々の光フ
ァイバの固着状態から解除されて、ばらばらの状態とな
っている。ただし、ライトガイド31を構成する多数の
光ファイバは可撓性を有する薄肉のチューブからなる第
1の可撓性チューブ34内に挿通されている。そして、
この第1の可撓性チューブ34の先端部は成形部31a
(または先端部本体32)に固着されている。
【0017】ここで、ライトガイド31を挿通させた第
1の可撓性チューブ34は、挿入部2から本体操作部1
を経てライトガイド軟性部3の先端まで延在されてい
る。そして、図示は省略するが、第1の可撓性チューブ
34の基端部には硬質のパイプが接続されており、ライ
トガイド31はこのパイプ内に挿入されている。この硬
質パイプがライトガイド軟性部3の光源コネクタとして
機能するものであって、光源装置に着脱可能に接続され
る。また、ライトガイド31の先端面、つまり先端部本
体32に固定される成形部31aの端面と、硬質パイプ
内に挿通された基端面とは、実質的に完全な平面形状と
なるように研磨仕上げが行われる。
【0018】さらに、図5に示した観察系ユニット40
は、先端に対物光学系41を設けた鏡胴42を有し、こ
の鏡胴42には、上下に軸線方向に向けて長手となった
突条からなる鏡胴保持部43a,43b(図2参照)が
一体に設けられている。鏡胴42に設けたこれら2箇所
の鏡胴保持部43a,43bは、照明系ユニット30を
構成する先端部本体32の内面に円弧状に装着されてい
るライトガイド31の上下の欠落部33a,33bの位
置に挿通されることになる。
【0019】また、観察系ユニット40は多数の極細光
ファイバからなるイメージガイド44を有するものであ
り、このイメージガイド44は、可撓性を有する薄肉の
チューブからなる第2の可撓性チューブ45内に挿通さ
れている。この第2の可撓性チューブ45の両端は、そ
れぞれ所定の長さを有する硬質パイプ46,47に固着
されている。先端側の硬質パイプ46は対物光学系41
の鏡胴42を固定するためのものであり、鏡胴42はこ
の硬質パイプ46に嵌合されている。また、第2の可撓
性チューブ45の基端部が連結されている硬質パイプ4
7は本体操作部1に連結した接眼部4に接続するための
口金となるものである。従って、イメージガイド44
は、その両端がそれぞれ硬質パイプ46,47の端部に
まで延在されている。
【0020】一般に、観察系ユニット40には、それを
構成するイメージガイド44の入射端面または対物光学
系41内に、観察像の上方向を示す方向指標が設けられ
ている。従って、この方向指標は本体操作部1に対して
上方に位置していなければならない。一方、外郭ユニッ
ト20の外郭体22を構成するアングル部2bは上下方
向に湾曲できるように方向付けを行う必要がある。さら
に、照明系ユニット30を構成するライトガイド31は
一対からなる円弧状に形成されて、左右に配置される。
従って、外郭ユニット20,照明系ユニット30及び観
察系ユニット40を組み込む際に、これら各ユニットは
相互に回転方向及び軸線方向に所定の位置関係となるよ
うに相対位置決めする必要がある。この位置決めは、図
7及び図8に示したように、固定用ピン50を用いて行
われる。
【0021】図7に示した組み付け状態では、外郭ユニ
ット20の連結リング24と、照明系ユニット30とし
て設けた先端部本体32と、観察系ユニット40を構成
する鏡胴42とが相互に重なり合っている。しかも、先
端部本体32の内面と鏡胴42との間における左右の両
側の部位にライトガイド31が配置されている。ただ
し、ライトガイド31の装着部には上下の位置に欠落部
33a,33bが存在しており、これら欠落部33a,
33bには鏡胴42の鏡胴保持部43a,43bが配置
されている。連結リング24には、図8に示したよう
に、貫通孔51が上下に穿設されており、また先端部本
体32にも、この貫通孔51と対応する位置に、この貫
通孔51と同じ孔径のピン挿通孔52が上下の位置に穿
設されている。さらに、鏡胴42に連設した一方の鏡胴
保持部43a(または43b)には、これら貫通孔51
及びピン挿通孔52と同じ直径のピン嵌入用凹部53が
設けられている。
【0022】連結リング24,先端部本体32及び鏡胴
42は、貫通孔51,ピン挿通孔52及びピン嵌入用凹
部53が一致するようにして組み付けられるが、上下の
位置に設けた貫通孔51及びピン挿通孔52の一方側の
軸線と一致するようにピン嵌入用凹部53が配置されて
おり、これに固定用ピン50が嵌入される。そして、こ
の固定用ピン50の長さ寸法はピン嵌入用凹部53の底
部から連結リング24の貫通孔51に至る長さを有し、
また外径寸法は貫通孔51,ピン挿通孔52及びピン嵌
入用凹部53の直径とほぼ同じか、それより僅かに小さ
い直径を有するものである。従って、固定用ピン50に
より、鏡胴42,先端部本体32及び連結リング24は
回転方向にも、また軸線方向にも相対移動不能に連結さ
れる。
【0023】先端部本体32の外周面には、カバーリン
グ54が嵌合されており、このカバーリング54は先端
部本体32の軸線方向に移動可能となっている。固定用
ピン50を装着する際には、カバーリング54を先端側
にスライドさせることによって、連結リング24の貫通
孔52が開放され、また固定用ピン50の装着後に基端
側にスライドさせると、カバーリング54は装着された
固定用ピン50の上部を覆うようになる。先端部本体3
2には、先端側に段差壁32aが設けられ、また基端側
にはストッパ突条32bが形成されており、これら段差
壁32a及びストッパ突条32bはカバーリング54の
移動範囲を規制するストッパとして機能する。そして、
カバーリング54の内面には、係止突条54aが設けら
れており、このカバーリング54が基端側に変位して、
固定用ピン50を覆う位置になった時に、係止突条54
aがストッパ突条32bと当接して、それ以上基端側に
移動できないようになる。
【0024】照明系ユニット30と観察系ユニット40
とはそれぞれ別個に構成されて、照明系ユニット30内
に観察系ユニット40を挿入するように組み込まれる。
観察系ユニット40は、対物光学系41を組み込んだ鏡
胴42の基端部にイメージガイド44を挿入した硬質パ
イプ46を挿嵌することにより形成される。一方、照明
系ユニット30は極細の光ファイバから構成されるライ
トガイド31が所定の幅を有する円弧状に形成されて、
先端部本体32の円筒状に形成した内周面において所定
の位置に固着されるようになっている。
【0025】そこで、この照明系ユニット30を構成す
るライトガイド31の装着方法について、図9及び図1
0に基づいて説明する。
【0026】先端部本体32にライトガイド31を装着
するために、図9に示した型部材55が用いられる。こ
の型部材55は、鏡胴42及びそれに連なる鏡胴保持部
43a,43bと同じ外形形状をした部材で構成され、
その軸線方向の長さは、先端部本体32の軸線方向の長
さとほぼ同じ程度となっている。この型部材55の外周
面は、ライトガイド31の内径と同じ半径を有する左右
の第1の円弧面部55a,55aと、先端部本体32の
内径とほぼ同じ円弧形状となった第2の円弧面部55
b,55bとを有するものであり、少なくともその外周
面全体には離型膜をコーティングする等、接着剤に対す
る離型性が良好になるように処理されている。そして、
この型部材55には、鏡胴保持部43aにおけるピン嵌
入用凹部53を設けた位置と同じ位置に一方側の第2の
円弧面部55bから他方側の第2の円弧面部55bに貫
通する透孔56が穿設されている。
【0027】以上のように構成される型部材55は、先
端部本体32内に挿入されて、この型部材55に設けた
透孔56が先端部本体32に穿設したピン挿通孔52と
一致する位置に配置する。そして、この先端部本体32
における一方側のピン挿通孔52側から連結ピン57を
挿入して、透孔56を貫通させて、他方側のピン挿通孔
52内にまで挿入する。この状態では、型部材55の先
端面は先端部本体32の先端面と同一の平面となる位置
に配置される。そして、カバーリング54で連結ピン5
7を覆うことによって、その脱落を防止する。これによ
って、先端部本体32の内部には、型部材55により左
右両側に円弧状の空間58L,58Rが形成される。こ
れら2箇所の空間58L,58Rがライトガイド31の
装着部となる。これがライトガイド配置空間形成工程で
ある。
【0028】次に、図10に示したように、ライトガイ
ド31を構成する多数の極細の光ファイバ31Fを先端
部本体32の基端側から前述した空間58L,58R内
に挿入して、先端側から所定の長さだけ突出させる。こ
のように挿入される光ファイバは空間58L,58R内
に実質的な隙間が生じないようにして密に挿入する。こ
こで、光ファイバ31Fの先端部本体32からの突出長
さは先端部本体32の軸線方向の長さより僅かに長くす
るのが望ましく、また挿入後には各光ファイバ31Fの
端面を揃える。空間58L,58Rにそれぞれ挿通され
た光ファイバ31Fを束として接着剤で結着し、次いで
これら光ファイバ31Fの束を、それぞれ空間58L,
58R内に向けて、端面が先端部本体31の先端面から
僅かに突出する位置にまで引き込む。この時に光ファイ
バ31Fの束に含浸している接着剤のうち、余剰分が押
し出されるようになって、先端部本体32の内面に接着
される。接着剤が乾燥すると、ライトガイド31を構成
する多数の光ファイバ31Fが相互に結束されて成形部
31aが形成されると共に、先端部本体32に固着され
る。これがライトガイド装着工程である。
【0029】このように、先端部本体32の先端面から
僅かに突出しているライトガイド31を構成する光ファ
イバ31Fの端面を先端部本体32の先端面と同じ平面
となるまで研磨することにより照明光の出射端が形成さ
れる。ここで、光ファイバ31Fの研磨時には型部材5
5に外力が作用するが、この型部材55は連結ピン57
により先端部本体32に固定的に保持されているから、
研磨加工中にみだりに移動したり、位置ずれしたりする
おそれはない。これが研磨工程である。
【0030】これによって、先端部本体32に所定の円
弧形状となったライトガイド31がその内面における左
右両側の位置に形成される。この後に、型部材55を先
端部本体32から分離する。この作業は、まずカバーリ
ング54を移動させた後に、連結ピン57を脱着し、次
いで型部材55に対して軸線方向に力を加えることによ
って、型部材55は先端部本体32から脱出させる。こ
こで、光ファイバ31Fの束に供給された接着剤は型部
材55にも付着するが、この型部材55の表面は離型膜
コーティングが設けられているので、この型部材55に
外力を加えると容易に剥離する。これが型部材分離工程
である。型部材55を取り外すと、ライトガイド31を
構成する多数の光ファイバ31Fは所定角度分の円弧状
に形成され、かつ先端部本体32の内面に固着されて、
安定的に保持される。
【0031】さらに、左右に設けたライトガイド31,
31を覆うように第1の可撓性チューブ34が外装され
る。この第1の可撓性チューブ34には、ライトガイド
31を、その先端部本体32への取り付け側とは反対
側、つまり光源コネクタ側から挿入して、先端部本体3
2から引き出された部分まで覆うことになる。第1の可
撓性チューブ34の端部は、先端部本体32に固定する
こともできるが、ライトガイド31のうち、接着により
硬質化された成形部31aを先端部本体32の基端側に
僅かに突出させるようにしておき、この成形部31aに
糸巻きを行うことによって、容易に固定することができ
る。
【0032】次に、挿入部2の本体操作部1への組み付
け手順について説明する。まず外郭ユニット20の外郭
部22の基端部を本体操作部1に連結する。ここで、本
体操作部1のケーシングはシェル構造で、このケーシン
グの少なくとも一方側の側面部は開閉可能なカバー部と
なっており、このカバー部を取り外した状態で、組み込
み作業が行われる。
【0033】外郭ユニット20が本体操作部1に連結さ
れると、この外郭ユニット20の先端側から照明系ユニ
ット30を構成する第1の可撓性チューブ34を挿入す
る。ここで、第1の可撓性チューブ34は長尺のもので
あり、しかもこの第1の可撓性チューブ34の基端部に
は硬質パイプからなる光源コネクタが設けられているの
で、この光源コネクタが外郭ユニット20内を進行し
て、外郭ユニット20の基端部から本体操作部1内に導
出される。さらに、この第1の可撓性チューブ34を本
体操作部1からライトガイド軟性部3内に挿入して、こ
のライトガイド軟性部3の端部から光源コネクタを導出
させる。なお、内部にライトガイド31を挿通させた第
1の可撓性チューブ34の全長は、その基端部がライト
ガイド軟性部3の光源コネクタ部までより多少長くなっ
ている。そして、第1の可撓性チューブ34の余長分は
本体操作部1の内部に配置する。このように、第1の可
撓性チューブ34に余長を持たせることによって、挿入
部2が曲げられても、この第1の可撓性チューブ34に
張力が作用するのを防止できる。
【0034】外郭ユニット20に照明系ユニット30を
組み込む際には、外郭ユニット20の最先端部を構成す
る連結リング24を先端部本体32の外周面に設けたス
トッパ突条32bに当接する位置まで嵌合させるように
する。しかも、この連結リング24に穿設した貫通孔5
1が先端部本体32に設けたピン挿通孔52と一致させ
るように、これら連結リング24と先端部本体32とを
相対回転させるようにする。そして、先端部本体32と
連結リング24との相対位置関係が調整された時に、下
方の貫通孔51及びピン挿通孔52内にシール材または
接着剤を注入して、これらを仮に固定されて、先端部本
体32と連結リング24との間に回転方向及び軸線方向
のずれが生じるのを防止できる。
【0035】次に、観察系ユニット40の組み込みを行
う。ここで、観察系ユニット40の回転方向の位置は、
アングル部2bの湾曲方向等に対して所定の位置関係と
なるように調整されなければならない。観察系ユニット
40先端部の対物光学系41における鏡胴42の上下に
鏡胴保持部43a,43bが設けられており、これら鏡
胴保持部43a,43bは、先端部本体32の内面にお
いて、ライトガイド31の欠落部33a,33bと一致
させるようにして装着する。ここで、鏡胴保持部43a
にはピン嵌入用凹部53が設けられているから、この鏡
胴保持部43aを上方に向くように、つまり先端部本体
32の上部側のピン挿入孔52が穿設されている欠落部
33a側に向けるようにして装着される。なお、鏡胴保
持部43aの端面及び先端部本体32の外面に上部側を
示す指標等を設けておけば、観察ユニット40を構成す
る鏡胴42が180°反転した状態で組み付けられるの
を確実に防止できる。
【0036】観察系ユニット40は、その基端部におけ
る硬質パイプ47を照明系ユニット30を構成する先端
部本体32内の空間内に挿入して、硬質パイプ47から
第2の可撓性チューブ45を第1の可撓性チューブ34
内に挿入していく。ここで、観察系ユニット40におけ
る第2の可撓性チューブ45の長さは、挿入部2の全長
と本体操作部1の全長との合計の長さ乃至それより僅か
に長くなっており、第1の可撓性チューブ34より短い
ものであり、しかも第2の可撓性チューブ45は第1の
可撓性チューブ34から分離させた上で、接眼部4に接
続されることになる。そこで、第1の可撓性チューブ3
4には、予めまたは外郭ユニット20への組み込みが終
了した後に、本体操作部1の内部に位置する部位にスリ
ット状の開口部(図示せず)を形成しておき、この開口
部から第2の可撓性チューブ45の硬質パイプ47を引
き出して接眼部4に接続する。
【0037】第2の可撓性チューブ45をある程度引き
出すと、観察系ユニット40の先端部を構成する鏡胴4
2が先端部本体32内に引き込まれる。この時に、鏡胴
42に設けた鏡胴保持部43a,43bは先端部本体3
2の内周面に固着した左右のライトガイド31の成形部
31a,31a間に形成した欠落部33a,33b間に
入り込むことになる。従って、鏡胴42はライトガイド
31の内側に位置しているが、上下の2箇所で先端部本
体32に当接することになり、鏡胴42は先端部本体3
2に支持されることになる。この状態で、図8に示した
ように、カバーリング54を先端部本体32の段差壁3
2a側に配置して、鏡胴保持部43aに設けたピン嵌入
用凹部53が貫通孔51及びピン挿通孔52と一致する
位置まで鏡胴42が先端部本体32内に引き込むように
する。そして、固定用ピン50を貫通孔51内に挿入し
て、ピン嵌入用凹部53内に嵌入させる。次いで、カバ
ーリング54を同図に矢印で示した方向にスライド変位
させて、貫通孔51の上部を覆い、その係止突条54a
がストッパ突条32bと当接する位置とする。これによ
って、固定用ピン50の逸脱が防止される。固定用ピン
50は、外郭ユニット20の先端部を構成する連結リン
グ24,照明系ユニット30を構成する先端部本体32
及び観察系ユニット40を構成する鏡胴42に係合して
いるから、これら3つのユニットが回転方向及び軸線方
向に相対位置決めされる。
【0038】而して、対物光学系41を構成する最先端
のレンズは鏡胴42から突出した状態に組み込まれてい
る。観察系ユニット40を照明系ユニット30内に挿入
した時に、この対物光学系41を構成する最先端のレン
ズの端面が先端部本体32の先端面及びライトガイド3
1の出射端面と同じ平面となる位置に配置する。従っ
て、鏡胴42及びこの鏡胴42に連設した鏡胴保持部4
3a,43bの端面は、この平面に対して窪んだ位置に
配置される。この先端硬質部2cにおける先端面に形成
された凹部内にシール材(または接着剤)59を注入す
ることにより、挿入部2における先端硬質部2cの先端
面は凹凸のない平坦面となる。
【0039】以上のようにして挿入部2が本体操作部1
に連結され、かつ挿入部2を構成する3つのユニットが
アセンブルされる。さらに、図7から明らかなように、
外郭体22を構成する外皮層22bを先端部本体32に
おける段差部32aに当接する位置まで引き出して、こ
の外皮層22bの端部を糸巻き60を設け、かつこの部
位に接着剤61を塗布する。これによって、挿入部2の
内部は完全に密閉された状態に保持される。
【0040】なお、前述した実施の形態では、ライトガ
イド31の照明光の出射端を露出させているが、照明範
囲を広くするには、ライトガイド31の出射端の前方位
置に発散レンズを配置するのが望ましい。このために
は、図11に示したように、ライトガイド31の出射端
を先端部本体32の内側に引き込むようになし、これに
よって形成される鏡胴42の外周部と先端部本体32の
内面との間に生じる円環状の凹部に発散レンズの機能を
有するカバーガラス70を装着すれば良い。そして、こ
のカバーガラス70と鏡胴42の端面との間及び先端部
本体32の内周面との間にシール材を充填することによ
って、内部の気密を確保できる。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
極細の光ファイバを束ねることにより形成されるライト
ガイドをむらのない光量で照明できるようにして先端部
本体に容易に組み付けることをできる等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す体腔内観察装置と
しての内視鏡を、その本体操作部を開放した状態にして
示す構成説明図である。
【図2】図1の内視鏡における挿入部の先端面を示す外
観図である。
【図3】外郭ユニットの断面図である。
【図4】照明系ユニットの断面図である。
【図5】観察系ユニットの断面図である。
【図6】外郭ユニット,照明系ユニット,観察系ユニッ
トを組み込むことにより形成される挿入部の先端部分の
断面図である。
【図7】図6の要部拡大図である。
【図8】外郭ユニット,観察系ユニット,照明系ユニッ
トを組み付けて、その方向性を調整した状態を示す図7
と同じ位置の断面図である。
【図9】照明系ユニットを構成するライトガイドを先端
部本体に装着するための治具としての型部材を示す外観
図である。
【図10】先端部本体と型部材との間に形成される空間
内にライトガイドを構成する光ファイバを装着した状態
を示す断面図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態を示す図7の位置
とは90°位相を代えた位置の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 本体操作部 2 挿入部 2a 軟性部 2b アングル部 2c 先端硬質部 4 接眼部 10 照明部 11 観察部 20 外郭ユニット 21,22 外郭部 30 照明系ユニット 31 ライトガイド 31F 光ファイバ 32 先端部本体 33a,33b 欠落部 34 第1の可撓性チ
ューブ 40 観察系ユニット 41 対物光学系 42 鏡胴 43a,43b 鏡胴保持部 44 イメージガイド 45 第2の可撓性チュ
ーブ 50 固定用ピン 51 貫通孔 52 ピン挿通孔 53 ピン嵌入用凹部 54 カバーリング 55 型部材 55a 本体部 55b 保持部 56 透孔 57 連結ピン 58L,58R 空間 59 シール材 70 カバーガラス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部の先端硬質部の端面に、概略中央
    位置に観察手段を設け、この観察手段の左右両側部に照
    明手段を設けた体腔内観察装置において、 前記照明手段は、多数の光ファイバからなり、前記先端
    硬質部の外郭体を構成する先端部本体の内周面の左右両
    側に円弧状となるようにして接着されたライトガイドで
    構成され、 また前記観察手段は、対物光学系の鏡胴を前記ライトガ
    イドの内周部に挿嵌させるようにして設け、 この鏡胴の上下に鏡胴保持部を連設して、この鏡胴保持
    部を前記ライトガイドが欠落している部分を介して前記
    先端部本体の内面に固定する構成としたことを特徴とす
    る体腔内観察装置。
  2. 【請求項2】 挿入部の先端硬質部内の概略中央位置に
    観察手段を構成する対物光学系の鏡胴を配置した体腔内
    観察装置において、前記先端硬質部の外郭体を構成する
    先端部本体の内面と前記鏡胴の左右両側部との間に所定
    の円弧状の空間を形成して、これらの空間内に照明光を
    照射するためのライトガイドを構成する多数の光ファイ
    バの出射端を臨ませて設ける方法において、 前記先端部本体の内部に前記ライトガイドを配置する空
    間を形成するための型部材を装着するライトガイド配置
    空間形成工程と、 この型部材と先端部本体とにより形成された空間内に前
    記ライトガイドを構成する光ファイバを密に挿入して、
    この光ファイバを接着剤により結束し、かつ前記先端部
    本体の先端面に対して所定の位置関係となった状態で、
    この先端部本体に固着するライトガイド装着工程と、 前記光ファイバの束の先端面を研磨することにより出射
    端面を形成する研磨工程と、 前記型部材を前記先端部本体から取り出す型部材分離工
    程とからなり、 前記先端部本体内面において、ライトガイドが欠落した
    上下の位置に対応する鏡胴保持部を張り出して設けた鏡
    胴を装着する観察手段を組み込むことを特徴とする体腔
    内観察装置のライトガイド装着方法。
  3. 【請求項3】 前記型部材は前記先端部本体内に配置さ
    れ、左右に前記ライトガイドの内面形状に対応する第1
    の円弧面部と、その上下の位置に前記先端部本体の内面
    形状に対応する第2の円弧面部を有するものであり、前
    記ライトガイド配置空間形成工程では、この型部材の前
    記第2の円弧面を前記先端部本体の内面における所定の
    位置に位置決め固定するように装着することを特徴とす
    る請求項2記載の体腔内観察装置のライトガイド装着方
    法。
  4. 【請求項4】 前記型部材と前記先端部本体とにはピン
    貫通孔を設け、このピン貫通孔内にピンを挿入すること
    により、この型部材を位置決め固定することを特徴とす
    る請求項2記載の体腔内観察装置のライトガイド装着方
    法。
  5. 【請求項5】 前記ライトガイド装着工程では、前記先
    端部本体と型部材とにより形成されるライトガイドの配
    置空間内に光ファイバをその基端側から挿入して、所定
    長さだけ先端部本体の先端面から突出させて、この光フ
    ァイバの突出部分に接着剤を塗布することにより光ファ
    イバを結束した後、接着剤が乾燥する前に、この光ファ
    イバの束の先端面が前記先端部本体の先端面とほぼ一致
    する位置にまで前記ライトガイドの配置空間内に引き込
    むことを特徴とする請求項2記載の体腔内観察装置のラ
    イトガイド装着方法。
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