JPH08110484A - 内視鏡の先端部 - Google Patents

内視鏡の先端部

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JPH08110484A
JPH08110484A JP6247648A JP24764894A JPH08110484A JP H08110484 A JPH08110484 A JP H08110484A JP 6247648 A JP6247648 A JP 6247648A JP 24764894 A JP24764894 A JP 24764894A JP H08110484 A JPH08110484 A JP H08110484A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window
tip
fiber bundle
endoscope
light guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP6247648A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Sano
浩 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd filed Critical Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
Priority to JP6247648A priority Critical patent/JPH08110484A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】配光レンズを照明窓に取り付けることなく、観
察範囲の周辺部分まで照明光を充分に配光することので
きる内視鏡の先端部を提供することを目的とする。 【構成】照明窓20内において、ライトガイドファイバ
バンドル21の射出端部分の一部のファイバを観察窓1
0の前方方向に向けて傾けて配置し、そのライトガイド
ファイババンドル21の射出端面21aを先端部本体2
の先端面2aに沿って研磨した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、先端部本体に観察窓
と照明窓が並んで配置された内視鏡の先端部に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の照明光伝達には一般にライトガ
イドファイババンドルが用いられ、その射出端が先端部
本体の照明窓に配置される。
【0003】ただし、それだけの構成では観察範囲の周
辺まで照明光が行き渡らないので、ライトガイドファイ
ババンドルから射出される照明光線束を広げるために、
照明窓に凹レンズなどを取り付けている。
【0004】しかし、照明窓にそのようにレンズを取り
付けられるのは、ある程度以上の太さを有する内視鏡の
場合であり、気管支用その他の細径の内視鏡では、照明
窓にレンズを取り付ける余裕のない場合がほとんどであ
る。
【0005】また、細径の内視鏡の場合には、スペース
の関係でライトガイドファイババンドルの射出端の断面
形状が円形でないことが多いが、そのような場合には照
明窓にレンズを取り付けるのはほとんど不可能である。
【0006】したがって従来の細径の内視鏡では、先端
部本体に穿設された照明窓に、ライトガイドファイババ
ンドルの射出端部を真っ直ぐに嵌挿した状態で、接着剤
により接合していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のよう
に、ライトガイドファイババンドルの射出端部を照明窓
に真っ直ぐに嵌挿して接合した構造では、観察範囲の周
辺部分への配光が不十分になって、観察画面の周辺部分
が暗くなってしまっていた。
【0008】そこで本発明は、配光レンズを照明窓に取
り付けることなく、観察範囲の周辺部分まで照明光を充
分に配光することのできる内視鏡の先端部を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の先端部は、挿入部先端に設けられ
た先端部本体の先端面に観察窓と照明窓が並んで配置さ
れた内視鏡の先端部において、上記照明窓内において、
ライトガイドファイババンドルの射出端部分の一部のフ
ァイバを上記観察窓の前方方向に向けて傾けて配置し、
そのライトガイドファイババンドルの射出端面を上記先
端部本体の先端面に沿って研磨したことを特徴とする。
【0010】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1は、
気管支検査等に使用するための細径の前方視型電子内視
鏡であり、その外径寸法は例えば4ないし5mmであ
る。
【0011】図示されていない可撓管によって形成され
た挿入部の先端に遠隔操作によって屈曲自在に設けられ
た湾曲部1の先端部分に、金属製の先端部本体2が連結
されている。3はその連結状態が抜けないようにように
するための抜け止めピンである。
【0012】湾曲部1は、多数の節輪4を、互いに回動
自在にリベット5で連結して、操作ワイヤ6を牽引する
ことにより全体的に屈曲するように構成されている。操
作ワイヤ6の先端は、最先端の節輪4の前側の位置で、
先端部本体2の外周に嵌合された止め環7に取り付けら
れている。8は、柔軟な外装ゴムチューブである。
【0013】先端部本体2は断面形状が円形であり、そ
の先端面2aの中央に観察窓10が設けられている。そ
して観察窓10内には、鏡枠11に取り付けられた対物
光学系12が配置され、対物光学系12の一番レンズ1
2aの表面が、先端部本体2の先端面2aから僅かに、
例えば0.1ないし0.2mm程度突出して配置されて
いる。
【0014】先端部本体2内の対物光学系12による被
写体の結像位置には、例えば電荷結合素子(CCD)か
らなる固体撮像素子14の受像面が配置されており、そ
の後方に、固体撮像素子14の駆動回路などの電子回路
15が配置されている。
【0015】このようにして、先端部本体2の前方の被
写体の像が対物光学系12で結像され、固体撮像素子1
4によって電子信号に変換されて、その信号が挿入部内
に挿通された信号ケーブル16を通って後方に送り出さ
れる。
【0016】先端部本体2の先端面2aには、観察窓1
0と並んで照明窓20が設けられており、そこに照明用
ライトガイドファイババンドル21の射出端部が配置さ
れている。
【0017】図2は、先端部本体2の先端面2aの正面
図であり、照明窓20は、観察窓10を挟んでその両側
に設けられ、その各照明窓20が、観察窓10と同心の
円弧と弦とで囲まれた細長い形状に形成されている。
【0018】なお先端部本体2は、照明窓20の外側を
環状に囲む環状部2bと、その環状部2bの内側にあっ
て中央に観察窓10が形成された中子部2cとを、一つ
の部品で形成することもできるが、二つの部品として分
けて形成すると製造が容易である。
【0019】図1に戻って、ライトガイドファイババン
ドル21の射出端部は、照明窓20に連通して先端部本
体2の環状部2bと中子部2cとの間に形成された孔2
2内に挿通されている。
【0020】その孔22は、先端部本体2の軸方向に真
っ直ぐに形成されているが、前方出口の照明窓20の近
くにおいて、その内側の壁面が、観察窓10側に向けて
斜めに傾いた斜壁23に形成されている。
【0021】孔22内に充填されたライトガイドファイ
ババンドル21の射出端部は、孔22に沿って真っ直ぐ
に前方に向けて配置されているが、前端の斜壁23部分
では、その壁面近くのファイバがその壁面に沿って観察
窓10の前方方向に向けて斜めに配置されている。図2
においては、破線より観察窓10寄りの部分がその部分
である。
【0022】このようなライトガイドファイババンドル
21の射出端部を先端部本体2に固着する際には、ライ
トガイドファイババンドル21の射出端部を予め上述の
ような形状に形成して固めてから先端部本体2に取り付
けるのではなく、ばらばらのライトガイドファイバを先
端部本体2の照明窓20に通して、そこで固着、成形を
した後、射出端面21aを研磨するのがよい。
【0023】即ち、まだ何も取り付けられていない先端
部本体2の孔22内にばらばらの光学ファイバを通し
て、照明窓20付近に接着剤を充填してそのまま固め
る。その際に、ライトガイドファイババンドル21の向
きを、上述のように斜壁23の部分では観察窓10の前
方方向に向けて傾けておく。
【0024】そして、接着剤が固まった後で、照明窓2
0から前方に飛び出しているファイバを切断して、先端
部本体2の先端面2aの表面に沿って研磨し、射出端面
21aを形成する。そのようにすれば、製造が容易であ
る。
【0025】そのように構成されたライトガイドファイ
ババンドル21の射出端部から射出される照明光によっ
て、先端部本体2前方の観察範囲が照明されるが、前方
に向けて真っ直ぐに配置されたファイバから射出される
照明光は、観察範囲の周辺部以外の範囲を明るく照明す
る。
【0026】一方、斜壁23に沿って観察窓10側に傾
けて配置されたファイバから射出される照明光は、図3
に示されるように、ファイバの傾きに加えてさらに射出
面における屈折によって、大きな角度θで内方に向かっ
て進む。
【0027】したがって照明光は、図1に示されるよう
に、観察窓10寄りに角度θで傾いた方向に向かい、観
察窓10正面の観察範囲の近接部分を照明した後、観察
範囲の反対側の周辺部を照明する。
【0028】したがって、全体として配光角度が2θの
暗部の生じない照明によって、観察範囲が近距離から遠
距離の広い範囲にわたって、周辺部まで照明されて、全
体に暗部のない良好な観察画像を得ることができる。
【0029】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、ライトガイドファイババンドル21の射出
端の斜行部は、例えば図4に示されるように、4か所に
分散して形成してもよく、観察画面が四角形の場合には
画面の四隅方向に向けて照明光の配光が広がり、好都合
である。
【0030】また、本発明は、観察像の伝達をイメージ
ガイドファイババンドルによって行う光学式ファイバス
コープや硬性内視鏡などに適用してもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、ライトガイドファイバ
バンドルの射出端部分の一部のファイバを観察窓の前方
方向に向けて傾けて配置したことにより、そのファイバ
から射出された照明光が観察窓の正面の観察範囲の近接
部分を照明してさらに観察範囲の反対側の周辺部を照明
するので、観察範囲の近距離から遠距離の広い範囲にわ
たって周辺部まで充分に照明されて、全体に暗部のない
良好な観察画像を得ることができる。
【0032】そして、ライトガイドファイババンドルの
射出端面を先端部本体の先端面に沿って研磨するように
したので、細形の内視鏡においても製造が容易で広く実
用に供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の前方視型電子内視鏡の先端部の側面断
面図である。
【図2】実施例の前方視型電子内視鏡の先端部の正面図
である。
【図3】実施例のライトガイドファイバの射出端部の拡
大断面図である。
【図4】他の実施例の前方視型電子内視鏡の先端部の正
面図である。
【符号の説明】
2 先端部本体 2a 先端面 10 観察窓 20 照明窓 21 ライトガイドファイババンドル 21a 射出端面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部先端に設けられた先端部本体の先端
    面に観察窓と照明窓が並んで配置された内視鏡の先端部
    において、 上記照明窓内において、ライトガイドファイババンドル
    の射出端部分の一部のファイバを上記観察窓の前方方向
    に向けて傾けて配置し、そのライトガイドファイババン
    ドルの射出端面を上記先端部本体の先端面に沿って研磨
    したことを特徴とする内視鏡の先端部。
JP6247648A 1994-10-13 1994-10-13 内視鏡の先端部 Pending JPH08110484A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136473A (ja) * 2000-11-02 2002-05-14 Fuji Photo Optical Co Ltd 体腔内観察装置及びそのライトガイド装着方法
JP2010119430A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Hoya Corp 内視鏡

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136473A (ja) * 2000-11-02 2002-05-14 Fuji Photo Optical Co Ltd 体腔内観察装置及びそのライトガイド装着方法
JP4518228B2 (ja) * 2000-11-02 2010-08-04 富士フイルム株式会社 体腔内観察装置及びそのライトガイド装着方法
JP2010119430A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Hoya Corp 内視鏡

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