JP2002102150A - 体腔内観察装置 - Google Patents

体腔内観察装置

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JP2002102150A
JP2002102150A JP2000298752A JP2000298752A JP2002102150A JP 2002102150 A JP2002102150 A JP 2002102150A JP 2000298752 A JP2000298752 A JP 2000298752A JP 2000298752 A JP2000298752 A JP 2000298752A JP 2002102150 A JP2002102150 A JP 2002102150A
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Japan
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flexible tube
light guide
unit
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distal end
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JP2000298752A
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Shuji Komi
修二 小見
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライトガイドとイメージガイドとを挿入部に
設けた体腔内観察装置において、本体操作部内でイメー
ジガイドをライトガイドから分離することによって、挿
入部の細径化を図る。 【解決手段】 挿入部2は外郭ユニット20内に照明系
ユニット30を挿入し、照明系ユニット30の内部に観
察系ユニット40を挿入するようにアセンブルされる
が、照明系ユニット30を構成するライトガイド31
は、先端部本体32に連結され、第1の可撓性チューブ
33内に挿通され、また観察系ユニット40におけるイ
メージガイド44は第2の可撓性チューブ45内に挿通
されており、この第2の可撓性チューブ45は第1の可
撓性チューブ33内に挿通される。本体操作部1内の位
置に、第1の可撓性チューブ33にスリット状開口50
が設けられて、第2の可撓性チューブ45が引き出され
て接眼部4に接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば上顎道鏡等
のように、細い挿入経路に沿って体腔内に挿入されて、
この体腔内の観察を行う体腔内観察装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】体腔内観察装置として、上顎道鏡等のよ
うに、細い挿入経路に沿って挿入される内視鏡は、その
挿入部は軟性構造となっており、しかも先端硬質部を所
望の方向に向けるために、アングル部を有する構造とな
っているが、挿入経路が細いことから、挿入部の細径化
が要求される。従って、挿入部には照明系及び観察系だ
けを組み込み、処置具挿通チャンネル等は設けないよう
にしている。しかも、観察系としては、対物光学系と、
この対物光学系の結像位置に臨むファイババンドルから
なるイメージガイドとから構成し、このイメージガイド
は挿入部から本体操作部内に延在させ、この本体操作部
に接眼レンズを設けた接眼部に接続するようにした、所
謂光学式内視鏡として構成される。
【0003】以上のように、細径挿入部を有する内視鏡
の構成としては、例えば特開平4−244130号公報
に示されているように、挿入部の先端面において、その
中央部に観察系を構成する対物光学系を配置し、この対
物光学系の周囲にライトガイドを設けるようにしてい
る。このように構成することによって、ライトガイドか
ら、観察系を構成する対物光学系の視野における広い範
囲わたってほぼ均一に照明を行うことができ、イメージ
ガイドにより接眼部に伝送されるイメージデータは極め
て鮮明なものとなり、体腔内の正確な観察を行えること
になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した構成の内視鏡
にあっては、イメージガイドはライトガイドに囲繞され
ることになるが、イメージガイドの基端部は本体操作部
に連結して設けた接眼部に接続される一方、このイメー
ジガイドの外周に配置したライトガイドは、その基端部
が光源装置に接続されることから、本体操作部からライ
トガイド軟性部を延在させて、このライトガイドをその
内部に挿通させる構成としている。従って、このイメー
ジガイドとライトガイドとはいずれかの位置で分離させ
て、イメージガイドは接眼部に、またライトガイドはラ
イトガイド軟性部に向けて延在させるようにしなければ
ならない。このために、ライトガイドとイメージガイド
とをどの位置で、どのようにして分離するかによって
は、挿入部の細径化が図れない等といった問題点が生じ
ることになる。
【0005】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、ライトガイドとイメ
ージガイドと含む挿入部のより細径化が図られるように
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、本発明は、本体操作部に連結して設けた挿入部
の先端構成部の端面に、その概略中央位置に観察部を配
置し、この観察部の周囲に照明部を配置し、この照明部
には多数の光ファイバからなるライトガイドの出射端を
臨ませ、また前記観察部には、対物光学系と、この対物
光学系の結像位置に多数の光ファイバからなるイメージ
ガイドの入射端を臨ませた体腔内観察装置であって、前
記ライトガイドの出射端部を前記先端硬質部に固定する
と共に、この先端硬質部には第1の可撓性チューブを連
結して、この第1の可撓性チューブ内では前記ライトガ
イドを構成する光ファイバを拘束せずに挿通させ、前記
イメージガイドの先端に前記対物光学系を連結すると共
に、このイメージガイドを前記第1の可撓性チューブよ
り細径の第2の可撓性チューブ内に挿通させ、この第2
の可撓性チューブは前記ライトガイドと共に前記第1の
可撓性チューブ内に挿入し、前記第2の可撓性チューブ
の基端部を前記本体操作部の内部で前記第1の可撓性チ
ューブから分離して、この本体操作部に連結した接眼部
に接続する構成としたことをその特徴とするものであ
る。
【0007】ここで、第2の可撓性チューブを第1の可
撓性チューブから分離するために、第1の可撓性チュー
ブにおける本体操作部の内部に位置する部位に開口を設
け、第2の可撓性チューブの基端部またはその近傍位置
に、この開口から第1の可撓性チューブの外に引き出す
ための操作手段を連結して設けるようにすれば、イメー
ジガイドのライトガイドからの分離をより円滑に行え
る。第2の可撓性チューブの基端部には、接眼部に接続
するための口金が連結して設けられるが、この口金と第
2の可撓性チューブとの連結を糸巻きにより行うように
なし、この連結部に巻かれた糸の端部を所定の長さだけ
延在させる構成とした場合には、この糸の延在部を操作
手段とすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態について説明する。まず、図1に内視鏡の全
体構成を示す。同図において、1は本体操作部、2は挿
入部、3はライトガイド軟性部、4は接眼部である。挿
入部2は、本体操作部1への連結部から所定の長さ分は
挿入経路に沿って自在に曲がる軟性部2aとなってお
り、この軟性部2aの先端部にはアングル部2bが連設
され、さらにこのアングル部2bの先端には先端硬質部
2cが設けられる。接眼部4は、本体操作部1におい
て、挿入部2の連結側とは反対側の位置に設けられてい
る。
【0009】図2に挿入部2における先端硬質部2cの
先端面の構成を示す。この図から明らかなように、先端
硬質部2cの先端面には、照明部10と観察部11とが
設けられている。観察部11は先端硬質部2cの中央に
配置されており、照明部10はこの観察部11の左右に
配置されている。そして、照明部10は、観察部11と
先端硬質部2cの内面との間に形成される円弧形状とな
っている。従って、照明部10から照射される照明光に
より検査を行う位置が照明されて、観察部11を介して
検査対象部を観察できるようになっている。このよう
に、観察部11の左右両側に照明部10を配置すること
により検査を行うべき位置をむらなく均一に照明でき
る。なお、照明部は、観察部11と同心円状になる円環
状に形成することもできる。
【0010】ここで、挿入部2は、図3に示した外郭ユ
ニット20と、図4に示した照明系ユニット30と、図
5に示した観察系ユニット40とから構成され、外郭ユ
ニット20内に照明系ユニット30を挿入し、さらに照
明系ユニット30の内部に観察系ユニット40を挿入す
るようにしてアセンブルされる。
【0011】まず、外郭ユニット20は、挿入部2のう
ち、軟性部2aの外郭部21と、アングル部2bの外郭
部22とを含むものである。軟性部2aの外郭部21
は、薄肉の金属帯片からなる螺旋管21aと、この螺旋
管21aの外面に設けた外皮層21bとから構成され
る。
【0012】アングル部2bの外郭部22は、枢着ピン
23により相互に枢動可能に連結した所定数のアングル
リング22aと、このようにして連結したアングルリン
グ22aの外面に設けた外皮層22bとを有する。ここ
で、前後のアングルリング22a,22aは、左右両側
で枢着ピン23により連結されており、従ってアングル
部2bは上下方向に湾曲可能なものとなっている。そし
て、アングル部2bの最先端に位置するのは連結リング
24であり、この連結リング24には上下一対の操作ワ
イヤ25,25の先端が固定されており、これら操作ワ
イヤ25を押し引き操作することによって、アングル部
2bは上下方向に湾曲することになる。操作ワイヤ25
は、各アングルリング22aに設けた切り絞り部26内
に挿通されており、これによりアングル部2b内では操
作ワイヤ25は円周方向における上下の位置に保持され
る。そして、操作ワイヤ25は、本体操作部1内に延在
されて、この本体操作部1に設けたアングルノブにより
回転駆動されるプーリに巻回して設けられている(共に
図示せず)。
【0013】ここで、外郭ユニット20を構成する軟性
部2aの外郭部21の基端部は、図1に示したように、
本体操作部1の先端近傍部位に連結保持されることにな
る。また、この外郭部21とアングル部2bの外郭部2
2との間は、接続リング27によって連結されている。
挿入部2のうち、先端硬質部2cは外郭ユニット20と
して構成されるのではなく、照明系ユニット30の一部
を構成する。そして、外皮層22bは、照明系ユニット
30を組み込んだ後に、その先端部分が先端硬質部2c
を構成する後述の先端部本体32の途中位置まで覆った
状態で糸巻き及び接着により固定されることになる。
【0014】次に、照明系ユニット30は、図4から明
らかなように、ライトガイド31を有するものであり、
このライトガイド31の先端部分は先端硬質部2cを構
成する先端部本体32に固定されており、この関係で先
端部本体32は照明系ユニット30の一部を構成する。
ライトガイド31は多数の極細光ファイバからなり、こ
のライトガイド31を構成する光ファイバの先端部分は
接着剤を含浸させる等により各光ファイバを相互に接着
すると共に、先端部本体32の内面に固着された成形部
31aとなっている。ここで、ライトガイド31の成形
部31aは、その出射端を構成するものであって、図2
から明らかなように、先端部本体32の左右両側の位置
に円弧状に配置されている。ライトガイド31の成形部
31aより基端側は、各々の光ファイバの固着状態から
解除されて、はばらばらの状態となっている。ただし、
ライトガイド31を構成する多数の光ファイバは可撓性
を有する薄肉のチューブからなる第1の可撓性チューブ
33内に挿通されている。そして、この第1の可撓性チ
ューブ33の先端部は成形部31aに固着されている。
【0015】ここで、ライトガイド31を挿通させた第
1の可撓性チューブ33は、挿入部2から本体操作部1
を経てライトガイド軟性部3の先端まで延在されてい
る。そして、図示は省略するが、第1の可撓性チューブ
33の基端部には硬質のパイプが接続されており、ライ
トガイド31はこのパイプ内に挿入されている。従っ
て、この硬質パイプがライトガイド軟性部3の光源コネ
クタとして機能するものであって、光源装置に着脱可能
に接続される。また、ライトガイド31の先端面、つま
り先端部本体32に固定される成形部31aの端面と、
硬質パイプ内に挿通された基端面とは、ほぼ完全な平面
形状となるように研磨仕上げが行われる。
【0016】さらに、図5に示した観察系ユニット40
は、先端に対物光学系41を設けた鏡胴42を有し、こ
の鏡胴42には、上下に軸線方向に向けて長手となった
突条43,43(図2参照)が一体に設けられている。
また、観察系ユニット40は多数の極細光ファイバから
なるイメージガイド44を有するものであり、このイメ
ージガイド44は、可撓性を有する薄肉のチューブから
なる第2の可撓性チューブ45内に挿通されている。こ
の第2の可撓性チューブ45の両端は、それぞれ所定の
長さを有する硬質パイプ46,47に固着されている。
先端側の硬質パイプ46は対物光学系41の鏡胴42を
固定するためのものであり、鏡胴42はこの硬質パイプ
46に嵌合されている。また、第2の可撓性チューブ4
5の基端部が連結されている硬質パイプ47は、本体操
作部1に連結した接眼部4に接続するための口金となる
ものである。従って、イメージガイド44は、その両端
がそれぞれ硬質パイプ46,47の端部にまで延在され
ている。第2の可撓性チューブ45の両端の硬質パイプ
46,47への固定は糸巻き及び接着により行われるも
のであって、硬質パイプ47における基端部への糸巻き
48は、その端部が所定の長さだけ引き出された延在部
48aとなっており、この糸の延在部48aが、後述す
るように、第2の可撓性チューブ45を第1の可撓性チ
ューブ33から分離して引き出すための操作手段を構成
する。
【0017】ここで、ライトガイド31が挿通されてい
る第1の可撓性チューブ33と、イメージガイド44が
挿通されている第2の可撓性チューブ45とを比較する
と、第1の可撓性チューブ33の方が大径となってい
る。そして、第1の可撓性チューブ33の内部に挿通さ
れたライトガイド31を構成する多数の光ファイバは、
ばらばらの状態となっている。また、第2の可撓性チュ
ーブ45内に挿通されているイメージガイド44を構成
する光ファイバは相互に固着されていないものの、第2
の可撓性チューブ45の内部は可撓性を損なわず、かつ
曲げられた時に個々の光ファイバが損傷しない範囲でで
きるだけ隙間をなくして、充填率を高めることによっ
て、その細径化を図るようにしている。そして、第1の
可撓性チューブ33の内部に形成される空間にはライト
ガイド31が挿通されると共に、この第2の可撓性チュ
ーブ45を挿通できる大きさを有するものである。つま
り、第1の可撓性チューブ33自体の内部空間は、ライ
トガイド31を挿通させ、かつイメージガイド44を挿
通させた第2の可撓性チューブ45を収容するだけの広
さを有するものである。しかも、ライトガイド31を構
成する光ファイバが損傷しない範囲で、第1の可撓性チ
ューブ33の充填率を高めることによって、この第1の
可撓性チューブ33の外径寸法をできるだけ小さくして
いる。
【0018】以上のように構成される外郭ユニット2
0,照明系ユニット30及び観察系ユニット40は、図
6に示したように組み込まれる。ここで、組み込み手順
としては、外郭ユニット20内に照明系ユニット30を
挿通させ、さらに観察系ユニット40を照明系ユニット
30に挿通させるようにしてアセンブルするか、または
照明系ユニット30に観察系ユニット40を組み込み、
このようにして組み込まれたものを外郭ユニット20に
組み込むこともできる。ただし、後者の場合には、外郭
ユニット20に組み込まれた後に観察系ユニット40を
照明系ユニット30から分離しなければならない。
【0019】そこで、以下においては、外郭ユニット2
0内に照明系ユニット30を挿通させ、さらに観察系ユ
ニット40を照明系ユニット30に挿通させるようにし
てアセンブルするものとして、その組み込み方法につい
て説明する。
【0020】まず、外郭ユニット20の基端部、つまり
その外郭部22の基端部を本体操作部1に連結する。こ
こで、本体操作部1のケーシングはシェル構造となって
おり、このケーシングの少なくとも一方側の側面部は開
閉可能なカバー部となっており、このカバー部を取り外
した状態で、組み込み作業が行われる。
【0021】外郭ユニット20が本体操作部1に連結さ
れると、この外郭ユニット20の先端側から照明系ユニ
ット30を構成する第1の可撓性チューブ33を挿入す
る。ここで、第1の可撓性チューブ33は長尺のもので
あり、しかもこの第1の可撓性チューブ33の基端部に
は硬質パイプからなる光源コネクタが設けられているの
で、この光源コネクタが外郭ユニット20内を進行し
て、外郭ユニット20の基端部から導出される。そこ
で、このようにして導出された第1の可撓性チューブ3
3を本体操作部1からライトガイド軟性部3内に挿入し
て、このライトガイド軟性部3の端部から光源コネクタ
を導出させる。
【0022】照明系ユニット30の先端部は先端部本体
32となっており、この先端部本体32の基端部が外郭
ユニット20の連結リング24内に挿入される。この時
に、第1の可撓性チューブ33に余長が生じるが、この
余長分は本体操作部1の内部に配置される。つまり、第
1の可撓性チューブ33がライトガイド軟性部3の所定
の位置まで進入した状態では、なお先端部本体32は外
郭ユニット20の先端部より突出しており、この余長分
を本体操作部1側に引き込むことによって、先端部本体
32が外郭ユニット20の連結リング24内に入り込
む。このように、本体操作部1内で第1の可撓性チュー
ブ33に余長を持たせることによって、挿入部2のアン
グル部2bを湾曲させた時に、この第1の可撓性チュー
ブ33に強い張力が作用しないように保護される。
【0023】次に、観察系ユニット40の組み込みを行
う。ここで、観察系ユニット40の回転方向の位置は、
アングル部2bの湾曲方向等に対して所定の位置関係と
なるように調整されなければならない。観察系ユニット
40における先端部分の対物光学系41における鏡胴4
2の上下に突条43を設け、また照明系ユニット30に
おける先端部本体32にライトガイド31を装着するに
当って、左右に円弧状となる成形部31aを形成したの
はこのためであり、先端部本体32の内部空間は、この
ライトガイド31の左右の成形部31a,31a間の空
間内に突条43が嵌合するように装着することによっ
て、観察系ユニット40を構成する対物光学系41の回
転方向の位置出しを行うことができる。
【0024】観察系ユニット40は、その硬質パイプ4
7を照明系ユニット30を構成する先端部本体32内の
空間内に挿入するが、この時において、鏡胴42に設け
た突条43,43を上下に向けるようにして、硬質パイ
プ47から第2の可撓性チューブ45を第1の可撓性チ
ューブ33内に挿入していく。ここで、観察系ユニット
40における第2の可撓性チューブ45の長さは、挿入
部2の全長と本体操作部1の全長との合計の長さ乃至そ
れよび僅かに長くなっており、第1の可撓性チューブ3
3より短いものであり、しかも第2の可撓性チューブ4
5は第1の可撓性チューブ33から分離させて、接眼部
4に接続しなければならない。そこで、図7に示したよ
うに、第1の可撓性チューブ33には、予めまたは外郭
ユニット20への組み込みが終了した後に、本体操作部
1の内部に位置する部位にスリット状開口50を形成す
る。そして、観察系ユニット40の第2の可撓性チュー
ブ45の先端における硬質パイプ47がこのスリット状
開口50の手前位置まで進行させた時に、このスリット
状開口50を開いて、糸巻き48における糸の延在部4
8aをつまみ取るようにし、この糸の延在部48aをス
リット状開口50から引き出す。
【0025】このように、イメージガイド44を内蔵さ
せた第2の可撓性チューブ45を、ライトガイド31を
内蔵させた第1の可撓性チューブ33内に挿入すること
により、先端硬質部2cの先端面において、観察部11
を中央に配置し、その周囲に照明部10を設けることを
容易に達成でき、しかも第1の可撓性チューブ33を本
体操作部1内で部分的に切り裂いて、第2の可撓性チュ
ーブ45を分離することによって、ライトガイド31に
囲繞された状態となっているイメージガイド44を容易
に分離して取り出すことができる。
【0026】これによって、図8に示したように、硬質
パイプ47の部分が第1の可撓性チューブ33から分離
される。そして、この硬質パイプ47を引き出すことに
よって、第2の可撓性チューブ45の基端側が第1の可
撓性チューブ33から分離されて、硬質パイプ47を接
眼部4に接続できるようになる。第2の可撓性チューブ
45をある程度引き出すと、観察系ユニット40の先端
部を構成する鏡胴42が先端部本体32内に引き込まれ
る。この時に、鏡胴42に設けた突条43,43は先端
部本体32の内周面に固着した左右のライトガイド31
の成形部31a,31a間に入り込むことになる。
【0027】ただし、この状態では、鏡胴42は先端部
本体32に対して軸線方向に固定されていない。そこ
で、鏡胴42に一体に設けた上下の突条43のうち一方
側、例えば上方の突条43の表面に凹部51を形成し、
また先端部本体32には、この凹部51に対応する位置
に貫通孔52を形成しておく。鏡胴42が先端部本体3
2の所定の位置まで嵌合された後に、位置決めピン53
を貫通孔52から凹部51内にまで挿入することによっ
て、鏡胴42が先端部本体32に対して固定される。さ
らに、このようにして装着した位置決めピン53が脱落
しないようにするためには、先端部本体32の外周面に
は軸線方向にスライドするカバーリング54を設ける。
このカバーリング54は、先端部本体32の先端側の外
周に設けた円環状突部32aに当接させて貫通孔52の
上部を開放する位置と、先端部本体32における貫通孔
52の上部を覆う位置との間でスライド変位可能とす
る。また、カバーリング54が貫通孔52を覆う位置と
なった時に、それ以上カバーリング54が移動しないよ
うにするために、先端部本体32にはストッパ壁32b
を設けておく。カバーリング54を円環状突部32aに
当接させた状態で、位置決めピン53を装着した後に、
このカバーリング54が貫通孔52の上部を覆う位置に
変位させる。これによって、位置決めピン53の脱落が
防止される。
【0028】また、カバーリング54が移動した部位に
外郭ユニット20におけるアングル部2bを構成する外
郭部21のアングルリング22aを覆う外皮層22bの
先端部を先端部本体32における円環状突部32aの位
置にまで延在させて、糸巻き及び接着等の手段により固
定する。これによって、本体操作部1に挿入部2を連結
した内視鏡が構成される。なお、先端部本体32と連結
リング24との嵌合部分を接着剤で固着するのが望まし
く、また鏡胴42の先端部と先端部本体32の先端面と
の間にはシール材を注入すれば、挿入部2の内部におけ
る密閉性を確保することができる。
【0029】以上のように構成することによって、挿入
部2内には、そのほぼ全長にわたって、内部にイメージ
ガイド44を挿通させた第2の可撓性チューブ45と、
ライトガイド31とを内蔵させた第1の可撓性チューブ
33が配置されているだけであるから、第1,第2の可
撓性チューブ33,45により覆われたライトガイド3
1及びイメージガイド44を構成する光ファイバの密度
を高くすることにより細径化を図るようにすることがで
き、結果として挿入部2をより細径のものとすることが
できる。しかも、挿入部2内には、実質的に1本の挿通
部材しか挿通されていないので、第1,第2の可撓性チ
ューブ33,45内の充填率をある程度高くしても、ア
ングル部2bを湾曲させる際等に、光ファイバに無理な
引っ張り力等が加わって、断線等を起こすおそれはな
い。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、ラ
イトガイドとイメージガイドと含む挿入部のより細径化
が図られる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す体腔内観察装置と
しての内視鏡を、その本体操作部を開放した状態にして
示す構成説明図である。
【図2】図1の内視鏡における挿入部の先端面を示す外
観図である。
【図3】外郭ユニットの断面図である。
【図4】照明系ユニットの断面図である。
【図5】観察系ユニットの断面図である。
【図6】外郭ユニット,照明系ユニット,観察系ユニッ
トを組み込むことにより形成される挿入部の先端部分の
断面図である。
【図7】観察系ユニットの照明系ユニットへの装着状態
を示す断面図である。
【図8】第1の可撓性チューブから第2の可撓性チュー
ブを分離した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本体操作部 2 挿入部 2a 軟性部 2b アングル部 2c 先端硬質部 4 接眼部 10 照明部 11 観察部 20 外郭ユニット 21,22 外郭部 30 照明系ユニット 31 ライトガイド 31a 成形部 32 先端部本体 33 第1の可撓性チューブ 40 観察系ユニ
ット 41 対物光学系 42 鏡胴 43 突条 44 イメージガイド 45 第2の可撓性チューブ 46,47 硬質パ
イプ 48 糸巻き 48a 糸の延在部 50 スリット状開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体操作部に連結して設けた挿入部の先
    端構成部の端面に、その概略中央位置に観察部を配置
    し、この観察部の周囲に照明部を配置し、この照明部に
    は多数の光ファイバからなるライトガイドの出射端を臨
    ませ、また前記観察部には、対物光学系と、この対物光
    学系の結像位置に多数の光ファイバからなるイメージガ
    イドの入射端を臨ませた体腔内観察装置において、 前記ライトガイドの出射端部を前記先端硬質部に固定す
    ると共に、この先端硬質部には第1の可撓性チューブを
    連結して、この第1の可撓性チューブ内では前記ライト
    ガイドを構成する光ファイバを拘束せずに挿通させ、 前記イメージガイドの先端に前記対物光学系を連結する
    と共に、このイメージガイドを前記第1の可撓性チュー
    ブより細径の第2の可撓性チューブ内に挿通させ、 この第2の可撓性チューブは前記ライトガイドと共に前
    記第1の可撓性チューブ内に挿入し、 前記第2の可撓性チューブの基端部分を前記本体操作部
    の内部で前記第1の可撓性チューブから分離して、この
    本体操作部に連結した接眼部に接続する構成としたこと
    を特徴とする体腔内観察装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の可撓性チューブの前記本体操
    作部の内部に位置する部位に、前記第2の可撓性チュー
    ブを分離するための開口を設け、またこの第2の可撓性
    チューブの基端部またはその近傍位置に、前記開口から
    第1の可撓性チューブの外に引き出すための操作手段を
    連結する構成としたことを特徴とする請求項1記載の体
    腔内観察装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の可撓性チューブの基端部に
    は、前記接眼部に接続するための口金を連結して設け、
    この口金と第2の可撓性チューブとの連結を糸巻きによ
    り行うようになし、この連結部に巻かれた糸の端部を所
    定の長さだけ延在させるようになし、この糸の延在部を
    前記操作手段とする構成としたことを特徴とする請求項
    2記載の体腔内観察装置。
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