JP2002136391A - 調髪用椅子 - Google Patents

調髪用椅子

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JP2002136391A
JP2002136391A JP2000337647A JP2000337647A JP2002136391A JP 2002136391 A JP2002136391 A JP 2002136391A JP 2000337647 A JP2000337647 A JP 2000337647A JP 2000337647 A JP2000337647 A JP 2000337647A JP 2002136391 A JP2002136391 A JP 2002136391A
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JP
Japan
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air
cushion
blower unit
chair
cover sheet
Prior art date
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JP2000337647A
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English (en)
Inventor
Futoshi Sugano
太志 菅野
Shiyuuichi Sugano
舟一 菅野
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INADOME KOGYO KK
Original Assignee
INADOME KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 座部分から、調髪される者が着用しているカ
バーシートの内部に、確実に空気を供給するようにし
た。 【解決手段】 座部分2に送風ユニット11に接続され
た空気の吹き出し口10を設け、調髪される者が着用し
ているカバーシートの内部に前記吹き出し口10から吹
き出す空気を供給するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、理容院や美容院に
おいて、調髪したり洗髪し、或いは頭髪を染色したりす
る場合に、調髪される者が着席する調髪用椅子に関する
もので、特に椅子の座部分から空気を吹き出させること
により、調髪者が着用しているカバーシートの内部雰囲
気を良好にするようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】理容院や美容院においては、調髪される
者が調髪用の椅子に座り、上端を首に巻き付けた厚手の
カバーシートが着用されている。このカバーシートは、
調髪や洗髪時に、洗剤や水、或いはカットしたり抜ける
頭髪が通らないように、通気性や通水性のない布帛、樹
脂等の厚手のシートなどが使用されている。したがっ
て、調髪される者が着用していると、身体から発散する
熱や水分、或いは汗などがこもって蒸し暑くなり、著し
い不快感を与えることになる。そこで、調髪される者の
不快感を和らげるため、店内の冷房を強くしたり送風す
ると、長時間店内で作業している調髪者の健康を害する
ことになる。
【0003】したがって、従来では実開昭61−885
56号公報に記載されているように、調髪用椅子の背も
たれの表面を網状にして、内部に体温センサー、プロペ
ラ式扇風機、ドライヤー式扇風機などの電気機器を設け
た構成のものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の椅
子では、背もたれの内部に送風用の電気機器を設けるの
であるから、配線がきわめて困難で、また電気機器から
発生する熱を放散させることができない。しかも、調髪
とともに顔を拭いたり化粧する場合、或いは髭を剃る場
合には、背もたれを倒して上半身の体重を作用させるの
で、背もたれの内部に電気機器があるとその体重で破損
することがある。したがって、前記した従来の椅子で
は、到底実用化することができない。したがって本発明
は、実用化が可能であり、また、確実に調髪する者のカ
バーシート内に空気を供給できる調髪用の椅子を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成させるた
め、本願の請求項1に記載された発明は、座部分に、送
風ユニットに接続された空気の吹き出し口を設け、被調
髪者が着用しているカバーシートの内部に前記吹き出し
口から吹き出す空気を供給するようにしたことを特徴と
する。
【0006】また本願の請求項2に記載された発明は、
前記請求項1に記載の発明において、空気の吹き出し口
は座部分の表面に敷くクッションの隅部に設けてある構
成である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図面に示す実施の
態様に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態を
示す椅子の正面図、図2は同上の平面図、図3は肘掛け
部分を外した状態の側面図、図4はクッションと送風ユ
ニットとの接続状態を示す一部を断面とした側面図、図
5は同上の背面図、図6はクッションの平面図、図7は
送風ユニットの正面図、図8は図7のA−A断面図であ
る。
【0008】本発明の調髪用椅子1は、調髪される者が
着席する座部分2の後縁に背もたれ部分3を、左右の側
縁に肘掛け部分4,4を設けた従来のもので、前記座部
分2の上面にクッション5を敷いてある。
【0009】前記クッション5は四辺形状で、表面シー
ト6と裏面シート7とを側縁で縫着して構成され、また
両シート6,7は非通気性材質からなる。そして、前記
クッション5の内部には、軟質のウレタン樹脂、その他
の材質からなるクッション材8が収納され、内部の後縁
左右の隅部に前記クッション材8で仕切られる空気貯留
部9を設けてあり、前記空気貯留部9の上面に、ネット
布地、その他の通気性シート材からなる空気の吹き出し
口10を形成してある。
【0010】前記座部分2の下側には送風ユニット11
を設け、この送風ユニット11と前記クッション5の空
気貯留部9の下面とを、座部分2の後縁側と背もたれ部
分3の下縁との間に通す連結パイプ12で接続する。
【0011】前記送風ユニット11には、電源に接続し
たコード13を接続し、コード13の途中に設けたスイ
ッチ(図示せず)の操作で内部に設けた前記モータを駆
動してファンを回転させ、ファンから発生する空気を連
結パイプ12から空気貯留部9に供給し、吹き出し口1
0から吹き出させるのである。
【0012】前記送風ユニット11は、図7,8で示す
ように、中空なケース14の一側面に送気口15を設け
るとともに上方周縁に吸気口16を設け、前記ケース1
4の下面にモータの収納室17を形成してモータ18を
設置し、ケース14の内部に設けたファン19をモータ
18の回転軸に固定し、前記コード13をモータ18に
接続した構成で、前記接続パイプ12の端部は送気口1
5に接続されている。
【0013】したがって、モータ18に通電して駆動す
ると、ファン19が回転して吸気口16から外気をケー
ス14の内部に吸引し、送気口15から連結パイプ12
に空気を圧送する。
【0014】前記した構成の調髪用椅子1において、前
記座部分2に調髪する者を着席させて首に掛けまわすよ
うにカバーシートを着用し、このカバーシートの左右下
方部分を左右の肘掛け部分4,4に覆わせた状態におい
て、前記スイッチをオンにして送風ユニット11を作動
させると、前述したように各吹き出し口10から空気が
吹き出してカバーシートの内部に供給されるので、カバ
ーシート内部の熱や湿気を除去することになる。
【0015】したがって、本発明によれば、調髪される
者にとって長時間カバーシートが着用されていたとして
も、内部が暑くなったり蒸れないので不快感が生じなく
て快適に調髪を受けることができる。
【0016】前記本発明の実施例では、クッションの後
縁隅部から空気を吹き出させるようにしてある。この構
成によれば、調髪用椅子として従来の製品を使用するこ
とができ、またクッション5と送風ユニット11とを一
体状にユニット化して椅子にセットしたり、或いは点検
時に着脱できるので有効である。
【0017】しかし、送風ユニット11を椅子の下部や
座部分の内部に設けるとともに、座部分の上面の適宜位
置に吹き出し口を設けて送風ユニット11にパイプで接
続することにより、クッションを使用しない構成にする
ことができる。また、前記送風ユニットは、内部のモー
タの駆動状態を連続的に可変することができる構成にす
ると、送風ユニットから供給される空気量を可変の操作
部によって調整できるので、カバーシートの内部を最適
な雰囲気にすることができる。
【0018】以上本発明を図面に示す実施の形態に基づ
いて説明したが、本発明は前記実施の形態に限定される
ものではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しな
い限り、どのようにでも実施することができる。例え
ば、空気の吹き出し口は2カ所ではなくて1カ所、若し
くは3カ所以上でもよい。また、クッションと連結パイ
プとを着脱できるようにすると、クッションを座部分か
ら取り外して調髪した頭髪を除去したり、洗浄すること
ができるし、連結パイプと送風ユニットとを着脱できる
ようにすると、送風ユニットの保守、点検が容易であ
る。また、送風ユニットの内部に熱源を設けてオン、オ
フの切り換えを可能にすると、冬期などにおいて送風ユ
ニットから温風を吹き出すことができるので、着座者に
対して好感を与えることができる。
【0019】
【発明の効果】以上要するに、本発明によれば椅子本体
の座部分に送風ユニットに接続された空気の吹き出し口
を設け、調髪される者が着用しているカバーシートの内
部に前記吹き出し口から吹き出す空気を供給するように
したことを特徴とする。
【0020】したがって、調髪する者に対してカバーシ
ート内での熱や蒸れが発生しないので、不快感を確実に
解消することができるし、椅子の外面に送風ユニットな
どが突出しないので調髪する技術者や着座者に対して邪
魔になることがない。また、構造が簡単で取り扱いもき
わめて容易であるから、女性だけが技術者の美容院であ
っても確実に使用することができ、実用的価値の高いも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す椅子の正面図であ
る。
【図2】同上の平面図である。
【図3】肘掛け部分を外した状態の側面図である。
【図4】クッションと送風ユニットとの接続状態を示す
一部を断面とした側面図である。
【図5】同上の背面図である。
【図6】クッションの平面図である。
【図7】送風ユニットの正面図である。
【図8】図7のA−A線の断面図である。
【符号の説明】
1 調髪用椅子 2 座部分 3 背もたれ部分 4 肘掛け部分 5 クッション 6 表面シート 7 裏面シート 8 クッション材 9 空気貯留部 10 吹き出し口 11 送風ユニット 12 連結パイプ 13 コード 14 ケース 15 送気口 16 吸気口 17 収納室 18 モータ 19 ファン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 座部分に送風ユニットに接続された空気
    の吹き出し口を設け、調髪される者が着用しているカバ
    ーシートの内部に前記吹き出し口から吹き出す空気を供
    給するようにしたことを特徴とする調髪用椅子。
  2. 【請求項2】 空気の吹き出し口は座部分の表面に敷く
    クッションの隅部に設けてある請求項1に記載の調髪用
    椅子。
JP2000337647A 2000-11-06 2000-11-06 調髪用椅子 Pending JP2002136391A (ja)

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Citations (6)

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