JP3233527U - 送風機構を備えた背凭れ装着具と、送風機構を有する背もたれを備えた車椅子 - Google Patents

送風機構を備えた背凭れ装着具と、送風機構を有する背もたれを備えた車椅子 Download PDF

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Abstract

【課題】折り畳みを伴う車椅子で使用可能であって、更に着座した利用者の姿勢を保持する為のクッションを設置した場合であても、着座者の背部周りに確実に空気を送る事のできる送風機構を備えた背凭れ装着具を提供する。【解決手段】車椅子における背凭れ部に設置する背凭れ装着具10であって、背凭れ部に装着される本体部15と、本体部における下方の左右両側に膨出して形成されたファン設置部17に設けられる電動ファン18とからなり、本体部は、空気の流通空間を確保するスペーサーシート14と、スペーサーシートを包囲すると共に、背凭れ部中央の正面側に、高さ方向に延在して開口する空気排出部20を設けたカバー部材12とからなる。【選択図】図1

Description

本考案は送風機構を備えた背凭れ装着具と、送風機構を有する背もたれを備えた車椅子に関し、特に障碍者が使用する車椅子(「バギー」及び「座位保持装置」を含む。以下同じ)に装着するのに適した送風機構を備えた背凭れ装着具に関する。
車椅子は、身体に障碍がある者、高齢者、負傷者等の自力歩行が困難なもの多くの人に使用されている。かかる車椅子は、多くの場合は着座面と背もたれを備えており、なかには直立姿勢や着座姿勢で利用者を保持するものも提供されている。かかる車椅子は多くの場合、座位の姿勢を変更するのが困難であり、また長時間にわたって座位姿勢を保持することから、利用者においては接地部分が蒸れてしまうなどの課題があった。
このような着座した利用者の蒸れに関する課題について、特許文献1(WO2020/262180号公報)では、電動ファン付ベビーカー用シートを提案している。具体的には、ベビーカーに装着されるベビーカー用シートであって、ベビーカーの背もたれから座部にかけて延在し、内部に空気が流通する空間を有する本体部と、本体部の両側部のうち、少なくとも一方から突出し、内部に本体部の空間と連通する空間を有する延出部と、延出部に設けられ、電動ファンを装着可能なファン装着部と、本体部は、人体と接する側の面に内側の空気を外側に排出する空気排出部を備え、ファン装着部に装着された電動ファンにより導入された空気が延出部を介して本体部10に流入するように構成している。
また特許文献2(特開2015−181883号公報)では、任意の位置を温調可能な車椅子に関し、少なくとも1対の車輪を有し、使用者が着座する温調シートであって、互いに異なる位置に配置され、加熱または冷却が可能な複数の機能部材を有する温調シートと、複数の前記機能部材のそれぞれを選択的に動作させる操作部とを備えた、車椅子を提案している。
国際公開第2020/262180号公報 特開2015−181883号公報
前述の通り、前記特許文献1では、電動ファンで送った空気を背もたれ及び座部に設けた空気排出部から排出させるベビーカー用シート及び電動ファン付ベビーカー用シートを提案している。しかしながら、この文献で提案されているベビーカー用シート及び電動ファン付ベビーカー用シートは、折り畳むことを考慮していない事から、車椅子での使用は困難であった。また着座した利用者の姿勢を保持する為のクッションなどを使用する場合には、当該クッションが空気排出部を塞いでしまい、効果的な送風を実現するのが困難であった。
また特許文献2では調温シートを備えた車椅子を提案しているが、加熱または冷却することができる複数の機能部材を有する温調シートによって、任意の位置を温調可能とするものであって、送風を伴うものではない事から、効果的な蒸れの解消が困難であった。
そこで本考案では、折り畳みを伴う車椅子で使用可能であって、更に着座した利用者の姿勢を保持する為のクッションを設置した場合であても、着座者の背部周りに確実に空気を送る事のできる、送風機構を備えた背凭れ装着具を提供することを課題とする。
上記課題を解決するべく、本考案では、身体に障碍がある者、高齢者、負傷者等の自力歩行が困難な利用者が使用する車椅子において好適に使用可能な送風機構を備えた背凭れ装着具を提供するものである。
即ち本考案では、車椅子における背凭れ部に設置する背凭れ装着具であって、前記背凭れ部に装着される本体部と、当該本体部における下方の左右両側に膨出して形成されたファン設置部に設けられる電動ファンとからなり、前記本体部は、空気の流通空間を確保するスペーサーシートと、当該スペーサーシートを包囲すると共に、背もたれ部中央の正面側に、高さ方向に延在して開口する空気排出部を設けたカバー部材とからなる、送風機構を備えた背凭れ装着具を提供する。前記本体部は車椅子の背もたれ部だけに正対する大きさであって。座面には存在しないように形成することができる。また前記カバー部材は気密性を有する樹脂や布帛によって形成し、前記空気排出部以外からの空気の排出を阻止することができる。
特に本考案に係る背凭れ装着具は、椅子の背凭れだけをカバーし、座面まではカバーしないように形成するのが望ましい。着座した利用者の姿勢を保持するために、座面の形状は様々であり、又は姿勢を保持する為のパッドを設けることもあることから、座面との干渉を避け、また効果的な空気の供給が困難な為である。
上記背凭れ装着具において、前記ファン設置部は、前記本体部におけるスペーサーシートの収容空間と連通しており、当該ファン設置部に設けられた電動ファンが取り込んだ空気は、前記空気の流通空間を通って、前記空気排出部から放出されるように構成している。また、このファン設置部は、車椅子における背凭れ部の外側に存在する幅で膨出して形成することができる。その結果、当該ファン設置部を車椅子における背凭れの背面側に折り返して装着することができる。なお、当該ファン設置部と前記スペーサーシート収容領域との間における空気の流通を確保する為に、両者間にもスペーサーを設けることが望ましい。
また、前記空気排出部は、本体部の高さ方向において開口幅を異ならせて形成することができる。例えば、上側の開口幅を広くすると共に下側の開口幅を狭くしたり、上側の開口幅を狭くすると共に下側の開口幅を広くしたり、或いは高さ方向の中央付近の開口幅を狭くするか広くすることができる。更に当該空気排出部は上下方向に直線状に延伸するだけでなく、上下方向において湾曲または曲折して形成する他、斜めに傾斜するように形成することもできる。
また、前記空気排出部には、高さ方向又は幅方向の一部の領域を開閉自在とするシールド部材を設けることができる。例えば高さ方向の上方、下方又は中央部を閉塞するようにシールド部を設ける他、幅方向の何れか一方又は中央部を閉塞するようにシールド部を設けることができる。かかるシールド部は、前記空気排出部に対して着脱自在に設けることができ、その際、面ファスナーやホックなどを用いることができる。また当該シールド部は前記本体部と同じ材質で形成する他、これとは異なる材質で形成しても良い。
そして本考案では、前記課題を解決するために、上記本考案に係る送風機構を備えた背凭れ装着具を設けた車椅子を提供する。即ち、背凭れ部を備えた車椅子であって、当該背凭れ部には、上記本考案に係る背凭れ装着具を設けてなり、当該背凭れ装着具の表側には、通気性を有する布帛製のメッシュカバーと、着座した利用者の姿勢を保持するクッションを設けた車椅子を提供する。
本考案の背凭れ装着具は、車椅子の背凭れ部に装着される本体部が、空気の流通空間を確保するスペーサーシートと、当該スペーサーシートを包囲するカバー部材とからなり、当該カバー部材は、背もたれ部中央の正面側に、高さ方向に延在して開口する空気排出部を設けていることから、着座した利用者の姿勢を保持する為のクッションを設置した場合であても、着座者の背部周りに確実に空気を送ることができ、背部における蒸れの問題を解消することができる。また、前記電動ファンを設けるファン設置部を、前記本体部の下方左右両側に膨出させて形成していることから、折り畳みを伴う車椅子でも、車椅子に装着した状態で使用可能な背凭れ装着具を提供することができる。
そして本発明に係る背凭れ装着具を設置した車椅子を使用する事により、着座した利用者が着座面、特に背凭れ部における通気性を改善することができ、夏季等の外気温が高い環境下においても蒸れの問題を解決することができる。
第1の実施の形態に係る背凭れ装着具を示す(A)正面図、(B)背面図 背凭れ装着具における(A)X−X矢視端面図、(B)Y−Y矢視端面図 背凭れ装着具を設けた車椅子を示す(A)側面図、(B)正面図 他の実施の形態に係る背凭れ装着具を示す正面図
以下、図面を参照しながら、本実施の形態にかかる送風機構を備えた背凭れ装着具10と、これを設けた車椅子40を具体的に説明する。特に本実施の形態は背凭れ部41の左右両側に電動ファン18を設置した実施の形態を示しているが、何れか一方であっても良い。
図1は第1の実施の形態に係る背凭れ装着具10を示す(A)正面図、(B)背面図であり、図2は当該背凭れ装着具10におけるX−X矢視端面図であり、図3は当該背凭れ装着具10を設けた車椅子40を示す(A)側面図、(B)正面図である。
この実施の形態に係る背凭れ装着具10は、車椅子40などの背凭れ部41に設置される本体部15と、当該本体部15の左右両側に設けられたファン設置部17に収容された電動ファン18とで構成されている。
本体部15は、電動ファン18から取り込まれた空気を案内する為の空気の流通空間を備えており、当該流通空間は通気性を備えたスペーサーシート14を用いて形成されている。図2に示す様に、当該スペーサーシート14は、その内部を空気等の気体が通過できるような通気性を有することが必要であり、複数の柱状部を一体化したピラー構造体の他、繊維状物を三次元構造で絡ませたクッション体でも良く、更には連続した空隙を形成したシート又はクッションを用いて形成することができる。当該スペーサーシート14は、電動ファン18から、後述する空気排出部20までの空気の流路を確保できれば良いが、必要に応じて着座した使用者との間で緩衝性を確保する為にクッション性を備えていても良い。そしてスペーサーシート14を通過して案内された空気は、後述の空気排出部20から放出することができる。
当該スペーサーシート14によって空気の流路を確保する為に、当該スペーサーシート14を包囲するようにカバー部材12を設けている。当該カバー部材12は望ましくは気密性を有するシートなどを用いて形成することができ、その正面側の中央部には、高さ方向に延在して開口する空気排出部20を設けている。かかる空気排出部20は、通気性を有するメッシュなどによって覆うことができ、また前記カバー部材12に複数の小孔を形成して当該空気排出部20とすることもできる。この空気排出部20は、背凭れの幅の50%以下の幅で形成することが望ましく、特に30%以下の幅で形成することが望ましい。より具体的には、当該空気排出部20の幅は、30cm以下、特に20cm前後に形成することが望ましい。排出する領域を限定することにより、冷却効果を高める為である。また当該背凭れ部41には、着座した利用者の姿勢を保持する為のパッドを設けたり、着座した利用者を保持する為のベルトを設置することもあり、背凭れ部41の左右両側に、パッドを取り付けたり、ベルトを設ける為の領域を確保する為である。
このカバー部材12は望ましくは気密性を確保可能な樹脂シートなどを用いて形成することが望ましいが、織物や編み物などの布帛を用いて形成することも当然可能である。通気性を有する布帛で形成した場合には、主として前記空気排出部20から空気が排出されるものの、その他の領域からも、当該布帛の通気性に応じて空気を排出させることができる。その結果、着座した利用者の背中部分の全体に空気を送ることができ、蒸れなどの不快感を解消することができる。
また当該カバー部材12は、吸水性を有する材料で形成することもできる。当該カバー部材12を、吸水性を有する材料で形成した場合には、当該カバー部材12が利用者の汗や湿気などで水分を吸収した際に、これを電動ファン18から送風した空気で乾かすことにより、気化熱による吸熱も期待することができる。かかる吸水性を有する材料としては、天然繊維または合成繊維を用いた布帛で形成する他、フロック加工などの表面加工を施したプラスチックシートであっても良い。
そして当該カバー部材12は、着座した利用者の姿勢を保持する為のパッドを着脱自在に取り付けることができるように構成するのが望ましい。例えば、当該パッドの着脱を実現する為の面ファスナーを設けるか、パッドに設けられた面ファスナーのフックを着脱自在とする複数のループを備えて形成することができる。その他、当該パッドを着脱自在に保持するホックやボタンなどを設けても良い。
上記カバー部材12は、その側方に後述する電動ファン18を設置する為の空間(即ち「ファン設置部17」)を備えて形成されている。かかるファン設置部17は、前記スペーサーシート14が収容される領域と連通した空間として形成されている。そして当該ファン設置部17には、収容される電動ファン18が空気を取り込むための空気吸込口を設けている。かかる空気吸込口は、開口部として形成する他、複数の小孔を形成して空気吸込口とすることもできる。かかるファン設置部17は、本実施の形態では、前記カバー部材12におけるスペーサーシート14の設置領域における左右両側部に形成しているが、何れか一方であっても良い。また、当該ファン設置部17は、設置した車椅子40の背凭れ部41の側方側または背面側に折り返されるように、左右方向に突出した状態で形成することが望ましい。更に当該ファン設置部17は、本実施の形態では背面側に空気吸込口を設けているが、これを正面側に設けることもでき、また左右1つずつのみならず、これを上下に設けることも勿論可能である。
また、当該ファン設置部17には、設置した電動ファン18の向きを固定する為の補強板16を設置するのも望ましい。特に本実施の形態では、左右の電動ファン18の向きを固定する為に、長尺な板状であって長さ方向両端部を曲折させた補強板16を設置している。そして当該曲折部で後述する電動ファン18を保持して、その向きを固定している。当該補強板16における曲折部は、背凭れの外側に突出して、背面側にやや傾斜する向きで延出しており、その結果、当該背凭れ装着具10を設置したままでも車椅子40を折り畳むことができる。
そしてこのファン設置部17には、前記空気排出部20に向かって空気を送る為の電動ファン18を設ける。かかる電動ファン18は、外部から取り込んだ空気を送風できるものであれば種類を問わずに使用できる。特に本実施の形態では、ファンの正面から取り込んだ空気を放射方向に放出させる電動ファン18を使用している。かかる電動ファン18を使用する事により、当該電動ファン18を薄くすることができ、車椅子40に設置する際にも空間の制限を受けることが無くなる。
なお、前記ファン設置部17には、電動ファン18が吸引するか又は移送する空気を冷却する為の冷却材設置部を設ける事も望ましい。図面には示していないが、例えば電動ファン18から放出される空気が通過する領域部分に、冷凍させた冷却材などを設置する為の空間を設けることにより、空気排出部20から放出する空気を冷却することもできる。また気化熱による冷却を実現する場合には、当該電動ファン18から放出される空気に対して、水をミスト状に噴射させることにより、冷やした空気を空気排出部20から放出することができる。この場合、電動ファン18の近傍には、ミスト噴射部を設けることが望ましい。なお、冷却剤に代えてカイロを使用する事により、冬季において温風を噴射させる事のできる背凭れ装着具10とすることもできる。
また、当該電動ファン18を駆動する為にバッテリーを設ける。かかるバッテリーは充電式または乾電池を使用することができ、持ち運び可能なモバイルバッテリーを使用することができる
そして上記電動ファン18を逆転させることにより、空気排出部20近傍の空気を吸入し、前記スペーサーシート14を介して流通させて、当該電動ファン18から放出することもできる。その結果、車椅子40に着座した利用者における背中部分の湿気や熱気を強制的に排出できる背凭れ装着具10とすることができる。かかる実施形態は、ファン18の周囲の空気を取り込んでファン18の回転軸方向に送風する電動ファン18を用いることで実現可能である。例えば前記した正面から空気を取り込んで放射方向に空気を放出させるファン18を逆回転させることによっても実現可能である。従って、前記バッテリーと電動ファン18との結線は正逆接続できるように構成することもできる。
以上のように構成した背凭れ装着具10は、図3に示す様に車椅子40の背凭れ部41に設置して使用することができる。即ち、図3(A)に示す様に、車椅子40の背凭れ部41に沿うように本体部を設置して、前記ファン設置部17を背凭れ部41の側方に突出させるか、背面側に折り返す。このように設置する事により、当該背凭れ装着具10の正面側が、着座した利用者の背中に対向することになる。そして図3(B)に示す様に、当該背凭れ装着具10の正面側には前記空気排出部20を設けていることから、電動ファン18が吸引した空気を、前記スペーサーシート14を介して背凭れ装着具10内を移送させ、そして着座した利用者の背中に送風することができる。その結果、当該利用者の背中部の熱気や湿気を排出させることができ、また気化熱によって背中部を冷やすこともできる。
図4は他の実施の形態に係る背凭れ装着具10を示す正面図である。この内、図4(A)に示す背凭れ装着具10では、空気排出部20が、高さ方向において開口幅が異なる様に形成している。着座する利用者によっては、背中における何れの部位を冷やしたいのかも相違することから、利用者の好みに応じて高さ方向における空気の噴射量を異ならせるものである。この図4では、当該空気排出部20の上方を幅広く、下方を幅狭く形成しているが、これに限ることなく形成することができる。例えば空気排出部20の上方を幅狭く、下方を幅広く形成したり、高さ方向の中央部を幅広く又は幅狭く形成することもできる。更に当該空気排出部20は着座する利用者の姿勢に応じて曲折または傾斜させて形成することもできる。
またこの実施の形態に係る背凭れ装着具10では、前記スペーサーシート14を、前記ファン設置部17まで延出させている。即ち、当該ファン設置部17まで繋がったスペーサーシート14によって、連続した空気の流通空間を確保すると共に、電動ファン18の向きを保持している。
そして図4(B)に示す背凭れ装着具10では、当該空気排出部20の一部を遮蔽できるように形成している。即ち、空気排出部20には、高さ方向又は幅方向の一部の領域を開閉自在とするシールド部材50を設けている。かかるシールド部材を設けることにより、利用者の身長や座高、或いは冷却を希望する部位に応じて空気を放出する事のできる背凭れ装着具10とすることができる。図4(B)では、空気排出部20の下方を遮蔽するように形成しているが、情報を遮蔽するように構成することもでき、更に高さ方向の中央部を遮蔽するように構成しても良い。
この実施の形態においても、前記スペーサーシート14を、前記ファン設置部17まで延出させている。即ち、当該ファン設置部17まで繋がったスペーサーシート14によって、連続した空気の流通空間を確保すると共に、電動ファン18の向きを保持している。
本考案の背凭れ装着具は、利用者の姿勢を保持する為のバギーや座位保持装置等を含む車椅子に装着することができ、その他にも車などの乗り物に設けられている椅子にも設置する事ができる。
10 装着具
12 カバー部材
14 スペーサーシート
15 本体部
16 補強板
17 ファン設置部
18 電動ファン
20 空気排出部
40 車椅子
41 背凭れ部

Claims (4)

  1. 車椅子における背凭れ部に設置する背凭れ装着具であって、
    前記背凭れ部に装着される本体部と、当該本体部における下方の左右両側に膨出して形成されたファン設置部に設けられる電動ファンとからなり、
    前記本体部は、空気の流通空間を確保するスペーサーシートと、当該スペーサーシートを包囲すると共に、背もたれ部中央の正面側に、高さ方向に延在して開口する空気排出部を設けたカバー部材とからなることを特徴とする、送風機構を備えた背凭れ装着具。
  2. 前記ファン設置部は、前記本体部におけるスペーサーシートの収容空間と連通しており、当該ファン設置部に設けられた電動ファンが取り込んだ空気は、前記空気の流通空間を通って、前記空気排出部から放出され、
    前記空気排出部は、高さ方向において開口幅が異なっている、請求項1に記載の送風機構を備えた背凭れ装着具。
  3. 前記ファン設置部は、車椅子における背凭れ部の外側に存在する幅で膨出しており、
    前記空気排出部には、高さ方向又は幅方向の一部の領域を開閉自在とするシールド部材を設けている、請求項1又は2に記載の送風機構を備えた背凭れ装着具。
  4. 背凭れ部を備えた車椅子であって、
    当該背凭れ部には、請求項1〜3の何れか一項に記載の背凭れ装着具を設けてなり、
    当該背凭れ装着具の表側には、通気性を有する布帛製のメッシュカバーと、着座した利用者の姿勢を保持するクッションを設けたことを特徴とする車椅子。
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