JP2002135929A - 通線工法および障害物の乗り越え工具 - Google Patents

通線工法および障害物の乗り越え工具

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JP2002135929A JP2000330350A JP2000330350A JP2002135929A JP 2002135929 A JP2002135929 A JP 2002135929A JP 2000330350 A JP2000330350 A JP 2000330350A JP 2000330350 A JP2000330350 A JP 2000330350A JP 2002135929 A JP2002135929 A JP 2002135929A
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conductor
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持線途中に障害物があっても、この障害物
を乗り越え、通線を行うことのできる通線工法および障
害物の乗り越え工具を提供する。 【解決手段】 通線ロッドが接続された先導体10を支
持線に通し、先導体10の移動によって通線ロッドを沿
線させる際、支持線に取り付けられた分線金物を先導体
10が乗り越えるための通線工法とその工具である。ま
ず分線金物を跨ぐよう支持線にバイパス用レール20を
装着する。次いでバイパス用レール20に沿って先導体
10を移動させるとともに、スリット16から支持線を
取り出す。そしてバイパス用レール20に沿った先導体
10の移動により分線金物を迂回した後は、スリット1
6を介して支持線を先導体10の内部に取り込み、先導
体10を支持線に沿って再び移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通線工法および障
害物の乗り越え工具に係り、特に通線ロッドが取り付け
られた先導体を支持線に沿って移動させる際、この支持
線に取り付けられた障害物があっても、これを乗り越え
て通線ロッドを沿線することができる通線工法および障
害物の乗り越え工具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電柱間に張られた支持線に沿って
複数のケーブルを張るとともに、これらケーブルと前記
支持線とを螺旋状ケーブル吊り具で支持し、ケーブル類
の一束化を図るようにしている。
【0003】ところで上述したこれら螺旋状ケーブル吊
り具にて巻き付けられるケーブル類は、一般に光ファイ
バーなどの通信ケーブルであり、各家庭用に引き込まれ
る電話線(以下、引き込み線と称す)は、螺旋状ケーブ
ル吊り具にて一束化されず、電柱から個別に引き出しが
なされており、支持線に取り付けられた分線金物を経由
して各家庭へと引き込みが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来、一束化が
なされなかった引き込み線についても、美観が損なわれ
るなどの理由から、これを螺旋状ケーブル吊り具の内方
に挿通させ、通信ケーブルとともに一束化を図りたいと
いう要望があった。
【0005】このため支持線に先導体を取り付け、この
先導体の移動によって螺旋状ケーブル吊り具の内方に引
き込み線を挿通させる方法が考え出されたが、前述の通
り支持線に分線金物が取り付けてあると前記先導体は、
この分線金物からなる障害物を乗り越えることができ
ず、引き込み線を螺旋状ケーブル吊り具の内方に挿通さ
せることが難しかった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に着目し、支
持線の途中に障害物があっても、この障害物を乗り越
え、支持線に沿って通線を行うことのできる通線工法お
よび障害物の乗り越え工具を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持線に取り
付けられた障害物の前後に、当該障害物を迂回するバイ
パス路を形成すれば、先導体は障害物を回避することが
でき、支持線に沿った通線を行うことが可能になるとい
う知見に基づいてなされたものである。
【0008】すなわち本発明に係る通線工法は、板材の
端部が重なるよう前記板材を管状にめくり上げた先導体
に通線ロッドを接続するとともに、この先導体に支持線
を通し、当該先導体の移動により前記通線ロッドを沿線
させる際、前記支持線に取り付けられた障害物を前記先
導体が乗り越えるための通線工法であって、前記障害物
を跨ぐように前記支持線にバイパス用レールを仮設し、
前記バイパス用レールに沿った前記先導体の移動によ
り、当該先導体に支持線出入口を形成させ、前記先導体
の前記支持線から前記バイパス用レールへの取り出しと
前記バイパス用レールから前記支持線への取り込みを行
い、障害物を迂回させることとした。
【0009】あるいは、通線ロッドが接続された断面C
型の先導体を支持線に通し、前記先導体の移動により前
記通線ロッドを架設させる際、前記支持線に取り付けら
れた障害物を前記先導体が乗り越えるための通線工法で
あって、前記障害物を跨ぐように前記支持線にバイパス
用レールを仮設し、前記バイパス用レールに沿った前記
先導体の移動により、前記先導体の前記支持線から前記
バイパス用レールへの取り出しと前記バイパス用レール
から前記支持線への取り込みを行い、障害物を迂回させ
ることとした。
【0010】そして前記先導体が前記バイパス用レール
を通過させる際、当該バイパス用レールが前記先導体の
内壁を押圧し、前記先導体に形成される支持線出入口を
拡大させることが望ましく、また前記支持線に螺旋状ケ
ーブル吊り具を巻き付け、前記先導体を、前記螺旋状ケ
ーブル吊り具の内方に送り出すようにしてもよい。
【0011】また障害物の乗り越え工具は、通線ロッド
が接続される先導体と、この先導体を案内可能なバイパ
ス用レールとからなる障害物の乗り越え工具であって、
前記先導体は、前記支持線を挿通させるだけの内径寸法
を有し、端部同士が重なるよう板材をめくり上げた管状
体からなり、この管状体に前記通線ロッドとの接続をな
す掛止部を設けるとともに、前記バイパス用レールを弓
形に形成し、この弓形からなる前記バイパス用レールの
曲げ高さを少なくとも前記先導体の内径以上に設定する
とともに、前記先導体の案内にて当該先導体に支持線出
入口が形成されるよう前記バイパス用レールの幅を設定
するよう構成した。
【0012】あるいは通線ロッドが接続される先導体
と、この先導体を案内可能なバイパス用レールとからな
る障害物の乗り越え工具であって、前記先導体を前記支
持線を挿通させるだけの内径寸法を有した断面C型の管
状体とし、この管状体に前記通線ロッドとの接続をなす
掛止部を設けるとともに、前記バイパス用レールを弓形
に形成し、この弓形からなる前記バイパス用レールの曲
げ高さを少なくとも前記先導体の内径以上に設定するよ
う構成した。
【0013】そして前記掛止部を前記先導体の周回上に
設け、前記先導体の支持線出入口を前記掛止部と点対称
をなす場所からオフセットさせた位置に設けるととも
に、前記先導体の軸心と前記支持線出入口とを含む平面
に直交するよう前記バイパス用レールに傾きを持たせた
ことが望ましく、さらに前記バイパス用レールは、前記
先導体の内径より大きなレール幅を有した案内部と、こ
の案内部の前後に設けられレール幅が前記先導体の内径
より小さくなる絞り部とからなることが望ましい。
【0014】また前記先導体における前記支持線に巻き
付けられる螺旋状ケーブル吊り具の乗り上げ側と反対側
に前記支持線出入口部が設けられていることや、前記通
線ロッドの供給経路にクランクを設け、前記通線ロッド
の自転を防止することが好ましい。
【0015】
【作用】上記構成によれば、支持線に取り付けられた障
害物を回避するように、支持線からバイパス路をあらか
じめ設けておく。そして通線ロッドが接続された先導体
が障害物付近に差し掛かると、前記先導体は、支持線か
らバイパス路へと移動し、再び支持線へと戻る。このよ
うに障害物を避けるバイパス路を設ければ、先導体が障
害物に接触することが防止できるので、通線ロッドを支
持線に沿って沿線させることが可能になる。
【0016】ここで板材の端部が重なるよう前記板材を
管状にめくり上げた先導体を用いれば、バイパス路を構
成するレールの始端側を先導体の内部に進入させ、先導
体をレールに沿って移動させることで、当該先導体の表
面に支持線出入口が形成される。そして先導体に挿通さ
れた支持線は、支持線出入口を通じて先導体外部へと抜
け出ることができる。なお障害物を避けるように先導体
をレールに沿って移動させた後、支持線出入口から支持
線を先導体の内部に取り込むようにし、その後レールの
幅を狭めていけば先導体自体の弾性にて支持線出入口の
間隔を狭めることができる。そしてレールを先導体から
抜き出す際には、支持線出入口は、板材端部の重なりに
よって閉じるので、先導体から支持線が抜け出るのを防
止することができる。
【0017】ところで支持線出入口が形成された先導体
を用いれば、バイパス路を構成するレールの始端側を先
導体の内部に進入させ、先導体をレールに沿って移動さ
せれば、先導体に挿通された支持線は支持線出入口を介
して先導体外部へと抜け出る。なお支持線が支持線出入
口を介して外部に出る際、この支持線出入口の幅をレー
ルにて押圧し、これを拡開させるようにすれば、先導体
の外部に支持線がでるのを容易にすることができる。そ
して障害物を避けるように先導体をレールに沿って移動
させた後、支持線出入口から支持線を先導体の内部に取
り込むようにし、その後レールを先導体から抜き出せ
ば、支持線出入口の間隔が狭まるので、先導体から支持
線が抜け出るのを防止することができる。
【0018】そしてこれら通線方法は、支持線に沿って
巻かれた螺旋状ケーブル吊り具の内方を挿通させるケー
ブルに適用してもよく、これにより支持線の途中に障害
物が存在しても、この障害物に影響されることなく螺旋
状ケーブル吊り具の内方でケーブル類の一束化を図るこ
とが出来る。
【0019】なお先導体における掛止部を先導体の周回
上に設けるとともに、支持線出入口を周回上における掛
止部と点対称をなす場所からオフセットさせた位置に設
ければ、支持線に先導体を掛止させると、先導体はケー
ブルの自重によって掛止部が最下点となり、支持線がか
かる場所が最上点となる。すなわち支持線出入口の位置
が、先導体における掛止部の点対象の位置からオフセッ
トした場所に設けられていれば、支持線出入口の位置が
支持線と重なることが無くなり、支持線が支持線出入口
を通じて先導体の外部に抜け出ることがない。このため
支持線から先導体が脱落するのを防止することが可能に
なる。
【0020】さらにバイパス用レールを案内部と絞り部
とで構成すると、先導体は絞り部によって容易にバイパ
ス用レールをその内部に容易に取り込むことができ、前
記絞り部を通過した後は、案内部によって、支持線出入
口が拡大されたまま移動することができる。このため幅
が拡大された支持線出入口より支持線を先導体の内部に
容易に取り込むことが可能になる。
【0021】そして先導体における支持線に巻き付けら
れる螺旋状ケーブル吊り具の乗り上げ側と反対側に支持
線出入口部を設けるようにすれば、支持線出入口部から
先導体の内部に螺旋状ケーブル吊り具が入り込むことが
防止でき、先導体を支持線に沿って確実に移動させるこ
とが可能になる。
【0022】ところで通線ロッドの供給経路にクランク
を設ければ、通線ロッドの周囲に圧縮と引っ張りが生じ
ることとなり、通線ロッドの自転を防止することができ
る。ゆえに先導体の移動中にケーブルの回転によって前
記先導体が回転するのを防止でき、支持線が支持線出入
口から抜け出て、先導体が支持線より脱落するのを防止
することが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る通線工法およ
び障害物の乗り越え工具に好適な具体的実施の形態を図
面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態に
係る障害物の乗り越え工具を構成する先導体と、バイパ
ス用レールの全体を示した斜視図である。そして同図
(1)に示すように障害物の乗り越え工具を構成する先
導体10は、後述する支持線を収納するだけの内径を有
した管状体12を本体としている。ここで管状体12に
おける両側の先端部14A、14Bには、管を斜め切り
するようくちばし状に斜面が形成されており、前記管状
体12が支持線に沿って移動する際に、他部材に接触し
ても、前記斜面がこの接触による力を逃がし、先端部を
支持線に沿って確実に移動させるようにしている。なお
本実施の形態では管状体12の両側に先端部14A、1
4Bを設けることとしたが、管状体12は、支持線に沿
って前進するだけであることから、前記管状体12の進
行方向となる先端部14Aのみを設けるようにしてもよ
い。
【0024】なお管状体12における側部には、先端部
14A、14Bにおける斜面同士を最短距離で結ぶよ
う、管状体12の長手方向に沿って支持線出入口となる
スリット16が形成されており、このスリット16を介
して支持線を管状体12の内部に取り込み可能にしてい
る。
【0025】また長手方向に沿ってスリット16が形成
された管状体12の外側表面には、掛止部となる取付棒
18が管状体12の後端から突出するよう設けられてい
る。そしてこの取付棒18に押し出し用のロッド(図示
せず)を装着することで、先導体10を支持線の延長方
向に沿って移動できるようにしている。
【0026】なお管状体12に対する取付棒18の取り
付け位置は、前記管状体12の軸心を中心としたスリッ
ト16に対する点対称の位置から、オフセットした位置
(ずらした位置)に設けることが望ましい(図5におけ
るスリットと取付棒との取り付け位置を参照)。すなわ
ち管状体12に支持線を挿通させ、前記取付棒18に押
し出し用のロッドを装着すると、管状体12における取
付棒18の位置(ロッドの取り付け位置)が最重量部分
となり、この部分が管状体12を支持線に吊り下げた際
の最下点となる。しかしスリット16の位置は、管状体
12の軸心と取付棒18とを結ぶ線上に位置していない
ので、前記スリット16が支持線と重なることがない。
このため先導体10に上下方向の荷重が加わっても、前
記支持線がスリット16を介して外部へと抜け出ること
がなく、先導体10が支持線か落下するのを防止するこ
とができる。
【0027】なお先導体10を構成する管状体12は、
スリット16の開閉を容易にさせる目的から、塩化ビニ
ールやポリエステルなどの弾性変形が可能な樹脂を用い
て構成することが望ましい。
【0028】一方、先導体10とともに障害物の乗り越
え工具を構成するバイパス用レール20は、支持線に取
り付けられた障害物を越えるだけの長さを有した薄板か
らなり、レール中腹となる案内部21に対して、絞り部
となる先端部22および後端部24とを同一の方向に折
り曲げた弓形状の形態となっている。またバイパス用レ
ール20における案内部21の幅は、当該案内部21に
先導体10を差し込んだ際、当該先導体10に形成され
たスリット16を開口させ、その開口幅は少なくとも支
持線がスリット16を通過できるだけの寸法に設定され
る。そして先端部22および後端部24の案内部21に
対する折り曲げ高さは、先導体を支持線から取り外し可
能なように、少なくとも管状体12の内径寸法以上に設
定されている。
【0029】ところで先端部22の先頭は山形形状とな
っており、この山形形状を先頭に形成することで、先導
体10の内側への差し込みを容易にしている。また後端
部24における終端には、一対の掛止爪26が形成され
ており、これら掛止爪26の間に、支持線を取り込むこ
とで当該支持線に対するバイパス用レール20の位置決
めを行うようにしている。そしてこのように構成された
バイパス用レール20は、案内部21に薄板を略L字状
に折り曲げた吊下用アーム28を介して操作棒30に取
り付けられている。なお当該操作棒30を用いて前記吊
下用アーム28の途中に設けた掛止片32と、掛止爪2
6とを支持線に掛止させれば、先端部22の山形形状か
らなる先頭は、支持線に吊り下げされた先導体10の管
内範囲に位置することとなり、前記先導体10を移動さ
せるだけで、前記先端部22を確実に先導体10に差し
込み挿入させることができる。
【0030】ところでバイパス用レール20は、当該バ
イパス用レール20を支持線に装着させた際、先導体1
0におけるスリット16と、管状体12の軸心とを結ぶ
直線と直交するような角度に設定される。このようにバ
イパス用レール20をスリット16と、管状体12の軸
心とを結ぶ直線と直交するように設定すれば、バイパス
用レール20の幅の変更にてスリット16の開閉度合い
を効率よく調整することが可能になる。
【0031】このように構成された障害物の乗り越え工
具を用いて螺旋状ケーブル吊り具が巻き付けられた支持
線に沿ってケーブルを挿通させる手順を説明する。図2
は、本実施の形態に係る通線工法の作業形態を示す作業
説明図であり、図3はロッドリール42の先頭形状を示
す斜視図である。
【0032】これらの図に示すように、本実施の形態に
係る通線工法を適用する作業現場では、電柱34の間に
支持線36が張られている。そしてこの支持線36の周
りには螺旋状ケーブル吊り具38が螺旋状に巻き付けら
れているとともに、この螺旋状ケーブル吊り具38の内
方には前記支持線36に沿うよう複数の既設ケーブルが
挿通され一束化が図られている。なお支持線36の途中
には、電話線を各家庭に分岐させる為の分線金物40が
複数個取り付けられている。
【0033】こうした作業現場において、螺旋状ケーブ
ル吊り具38の内方に新たなケーブルを挿通させるため
には、まず片方の電柱34の近傍にロッドリール42を
設置し、このロッドリール42から引き出されたロッド
44をロッドガイド46に挿通させ、当該ロッドガイド
46の先端から繰り出し可能にしておく。ここで前記ロ
ッドガイド46の先端には、先導体10を装着可能な止
め具48が設けられており、前記ロッドガイド46の先
端から突出するロッド44に先導体10の取付棒18を
連結させるとともに、前記先導体10を構成する管状体
12を止め具48に装着して、ロッドガイド46の先端
に前記先導体10を取り付けるようにしている。なお止
め具48は先導体10における管状体12の内径よりも
大きな外径を有しており、前記先導体10を止め具48
に取り付けた際には、スリット16の間隔が開き、この
スリット16から支持線36の取り込みができるように
なっている。
【0034】こうして先導体10をロッドガイド46に
装着した後は、他の作業員が操作棒30を用いて、支持
線36に取り付けられた分線金物40を跨ぐように、バ
イパス用レール20を支持線36に取り付ける。なおバ
イパス用レール20の支持線36への取り付けは、吊下
用アーム28に設けられた掛止片32を支持線36に掛
止するとともに、バイパス用レール20に形成された一
対の掛止爪26で支持線36を挟み込むようにすればよ
い。
【0035】そしてバイパス用レール20を支持線36
に取り付けた後は、ロッドガイド46の先端を支持線3
6に近づけ、管状体12に設けたスリット16から支持
線36を管内に案内させる。
【0036】このように管内に支持線36を収めた後
は、ロッドリール42を回転させ、ロッドガイド46の
先端からロッド44を送り出す。そしてこのロッド44
の送り出しを行うことで、先導体10は止め具48から
外れ、支持線36に沿って進行し始める。なお止め具4
8から先導体10が外れると、スリット16を開かせて
いる力が無くなるので、前記スリット16が完全に閉
じ、支持線36は先導体10の内部に取り込まれる。な
おこのロッド44を送り出すケーブル供給経路の途中に
はクランクとなるL字状のロッドガイド46が用いられ
ているとともに、ロッド44はロッドリール42によっ
て何重にも巻き付けられている。このためロッド44自
体が繰り出しの最中で自転することがなく、これにより
支持線がスリット16から抜け出て、先導体10が支持
線から脱落するのを防止することが可能になる。
【0037】図4および図5は、障害物の乗り越え工具
を用いて障害物を乗り越える手順を示した要部拡大図で
ある。まず同図(1)に示すように支持線36に沿って
先導体10を移動させていくと、前記先導体10は、分
線金物40を跨ぐように取り付けられたバイパス用レー
ル20に差し掛かる。このときバイパス用レール20に
おける先端部22の先頭は、支持線36に吊り下げされ
た先導体10の管内範囲に位置しているので、先導体1
0の移動によってバイパス用レール20の先端部22
を、容易にその内部に挿入させることができる。
【0038】そして同図(2)に示すように、バイパス
用レール20の先頭部22が先導体10の内側に取り込
まれると、前記先導体10は先頭部22に沿って移動す
るとともに、この先頭部22の幅寸法の変化に応じてス
リット16が拡大し始める。そしてこの状態から更にバ
イパス用レール20に沿って先導体10が移動すると、
スリット16の幅は支持線の36の外径を越え、前記支
持線36はスリット16を通じて先導体10の外部へと
移動する。この状態を同図(3)に示す。また支持線3
6がスリット16から抜け出る際の先導体に対するバイ
パス用レールと支持線との位置関係を図6に示す。
【0039】このように支持線36から先導体10が離
れた後は、当該先導体10は、先端部22から案内部2
1を経由して後端部24へと移動する。そしてこの移動
によって先導体10は、障害物である分線金物40を迂
回することとなるので、前記先導体10が、分線金物4
0に接するのを防止することができる。
【0040】そして図5(1)は、先導体10がバイパ
ス用レール20の後端部24に達した状態を示している
が、このように前記先導体10は後端部24に達しても
スリット16には支持線36の外径以上の隙間が形成さ
れている。このため先導体10が後端部24をさらに移
動し、前記先端部10が支持線36に接近していくと、
前記支持線36をスリット16から先導体10の内部に
取り込むことができる。ここで同図(2)に示すように
先導体10が後端部24から抜け出ると、前記先導体1
0のスリット16を開かせていた力が開放されるので
(無くなるので)、前記スリット16が閉じ、先導体1
0は支持線36を再び取り囲み、支持線36に沿って移
動する。
【0041】このように最初の分線金物40を跨ぐよう
にバイパス用レール20を取り付け、先導体10を通過
させた後は、前記バイパス用レール20を支持線36か
ら取り外すとともに、次段の分線金物40を跨ぐように
バイパス用レール20を支持線36に取り付け、同様の
作業を繰り返し行っていけばよい。
【0042】そして片側の電柱34側から繰り出した先
導体10が他方側の電柱34に達した後は、先導体と同
様な先端形状を有した取り外し具を先端部14Aの内側
に入るように押し当て、前記取り外し具による拡開作用
で先導体10のスリット16を押し広げ、前記支持線3
6から先導体10を取り外す。このように先導体10の
取り外しを行った後は、ロッド44の先端に螺旋状ケー
ブル吊り具38の内部に挿通させるケーブルを取り付
け、今度はロッドリール42の巻き上げによって前記ケ
ーブルを螺旋状ケーブル吊り具38の内部に挿通させれ
ばよい。
【0043】ところで上述したように先導体10を螺旋
状ケーブル吊り具38の内部に挿通させる場合は、螺旋
状ケーブル吊り具38の巻き付け方向(らせん方向)
と、取付棒18に対するスリット16の形成位置に注意
する必要がある。
【0044】図7は、螺旋状ケーブル吊り具の巻き付け
方向(らせん方向)と、取付棒に対するスリットの形成
位置を設定するための説明図である。すなわち同図
(1)に示すように、螺旋状ケーブル吊り具38の巻き
付け方向は左巻きとなっている。そしてこのような螺旋
状ケーブル吊り具38に対して、先導体10のスリット
の位置が、同図(1)のAA断面図となる同図(2)に
示すように、左側にオフセットしている場合は、先導体
10が支持線36に沿って進行するとともに螺旋状ケー
ブル吊り具38が矢印52の方向に乗り上がるよう移動
する。そしてこの螺旋状ケーブル吊り具38と先導体1
0を構成する管状体12とが接するとスリット16の箇
所で段差が生じ螺旋状ケーブル吊り具38がスリット1
6を介して管状体12の内部に移動するおそれがある。
【0045】このため螺旋状ケーブル吊り具38の巻き
付け方向が左巻きである場合には、同図(3)および同
図(4)に示すようにスリット16の位置を周回上にお
ける前記取付棒18と点対称をなす場所から右側にオフ
セットさせた位置に設けるようにすればよい。このよう
にスリット16の位置を右側にオフセットさせておけ
ば、先導体10が支持線36に沿って進行し、これに伴
い螺旋状ケーブル吊り具38が矢印52の方向に乗り上
げるよう移動しても、支持線36と接している側の管状
体12の表面上を移動するだけなので、螺旋状ケーブル
吊り具38がスリット16に達することがなくなり、前
記螺旋状ケーブル吊り具38がスリット16を介して管
状体12の内部に移動するのを防止することができる。
【0046】なお本実施の形態では、先導体10を支持
線36に掛止させ、当該支持線36に沿って先導体10
を移動させることとしたが、これに限定されることもな
く先導体を支持線以外のものに掛止させるようにし、移
動させるようにしてもよい。
【0047】図8は、本実施の形態に係る通線方法の応
用例である。同図に示すように、支持線36に一定の間
隔で固定部56を設け、当該固定部56によって通信ケ
ーブル54を取り付けている自己支持型のものでは、先
導体10を支持線36に代わり通信ケーブル54に掛止
させるようにして、螺旋状ケーブル吊り具38の内方を
挿通させるようにしてもよい。またバイパス用レール2
0における掛止爪26の形状も、地上からの操作棒30
の操作によって掛止が容易であれば様々な形状を適用す
ることができる。
【0048】図9は、バイパス用レールにおける掛止爪
の他の形状を示した応用例である。すなわち同図に示す
ように、掛止爪26の形状をフック状に形成しても掛止
作用として同様の効果を得ることができる。なお同図に
おける掛止爪26は、バイパス用レール20の後端側2
4を支持線36に一方向側から押し当てるだけで掛止す
ることができるので、強風の環境などにおいても、支持
線36への掛止を容易にすることが可能になる。
【0049】ところで本実施の形態では、先導体10を
構成する管状体12を断面C型に形成し、前記管状体1
2の表面に形成されるスリット16を通じて支持線36
を出し入れするようにしたが、この形態に限定されるこ
ともなく他の形態を用いるようにしてもよい。
【0050】図10は、本実施の形態に係る先導体の応
用例を示した構造説明図であり、図11は、同先導体を
通線工法に用いた場合の先導体正面の拡大図である。こ
れらの図に示すように、先導体58を構成する管状体6
0では、板材の端部をめくり上げ、前記板材の端部同士
が重なるように形成したものとなっており、その内径
は、管状体60と同様、支持線78を収納するだけの寸
法に設定されている。また管状体60における両端の先
端部62A、62Bには、管を斜め切りするようくちば
し状に斜面が形成されており、前記管状体60が支持線
78に沿って移動する際に、他部材に接触しても、前記
斜面がこの接触による力を逃がし、先端部を支持線78
に沿って確実に移動させるようにしている。そして管状
体12と同様、管状体60は、支持線78に沿って前進
するだけであることから、前記管状体60の進行方向と
なる先端部62Aのみを設けるようにしてもよい。
【0051】上述したように管状体60の表面には、当
該管状体60を構成する板材の端部が交差した重なり部
64が形成されており、前記管状体60の内径を拡大さ
せることで、前記板材の重なり代を無くし、前記重なり
部64の位置に支持線出入口66を形成するようにして
いる。なお管状体60は、塩化ビニールやポリエステル
などの弾性変形が可能な樹脂を用いて構成されており、
管状体60の内径を拡大させる力が開放された後は、管
状体60自体の弾性力で、支持線出入口66を狭め、再
び重なり部64が形成されるようになっている。
【0052】また管状体60の外表面において、管状体
60の軸心を中心とした重なり部64と点対称の位置に
は、掛止部となる取付棒68が管状体60の後端から突
出するよう設けられている。そしてこの取付棒68に押
し出し用のロッド(図示せず)を装着することで、先導
体58を支持線78の延長方向に沿って移動できるよう
にしている。
【0053】このように管状体60にスリットを設け
ず、当該スリットの代わりに重なり部64を設けるよう
にすれば、前記管状体60の断面はO型となるので、重
なり部64と点対称の位置に取付棒68を設置し、当該
取付棒68が設けられた位置がロッド重量によって最下
点に移行したとしても、先導体58は前記支持線78か
ら脱落するのを防止することができる。なお重なり部6
4と点対称の位置に取付棒68を設けたことから、バイ
パス用レール70の傾きを斜めにする必要が無くなるこ
とはいうまでもない。
【0054】そしてバイパス用レール70の幅は、当該
バイパス用レール70を管状体60の内部に差し込んだ
際に、徐々にバイパス用レール70の端部が管状体60
の内壁を押圧することで、重なり部64における板材の
重なり代が無くなり、支持線出入口66が形成されるだ
けの寸法に設定される。またパイパス用レール70の後
端側は、徐々に幅寸法が狭まっており、これに応じて管
状体60に再び重なり部64が形成されるようになって
いる。
【0055】このようなバイパス用レール70を用いれ
ば、図11(1)に示すように、先導体58が前記バイ
パス用レール70に達すると、当該バイパス用レール7
0の先端部74が管状体60の内部に挿入し、徐々に管
状体60の内径を拡大させ、その表面に支持線出入口6
6を形成させる。ここでバイパス用レール70の曲げ高
さは、管状体60の外径以上に設定されていることか
ら、前記管状体60は、同図(2)に示すように支持線
78から離れ、当該支持線78に取り付けられた障害物
(図示せず)を迂回するようにバイパス用レール70に
沿って移動する。そして前記障害物を迂回した後は、バ
イパス用レール70の後端側に倣い、再び支持線78を
その内部に取り込み、当該支持線36に沿って進行すれ
ばよい。
【0056】このように板材の端部が重なるよう板材を
管状にめくり上げた先導体58を用いるようにしても、
支持線78に装着された障害物を迂回することが可能に
なる。なお管状体60における重なり部64の重なり寸
法は、先導体58に加わる重量、あるいは支持線78の
口径に対応させて適宜設定すればよいことはいうまでも
ない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、板
材の端部が重なるよう前記板材を管状にめくり上げた先
導体に通線ロッドを接続するとともに、この先導体に支
持線を通し、当該先導体の移動により前記通線ロッドを
沿線させる際、前記支持線に取り付けられた障害物を前
記先導体が乗り越えるための通線工法であって、前記障
害物を跨ぐように前記支持線にバイパス用レールを仮設
し、前記バイパス用レールに沿った前記先導体の移動に
より、当該先導体に支持線出入口を形成させ、前記先導
体の前記支持線から前記バイパス用レールへの取り出し
と前記バイパス用レールから前記支持線への取り込みを
行い、障害物を迂回させるようにしたり、
【0058】あるいは通線ロッドが接続された断面C型
の先導体を支持線に通し、前記先導体の移動により前記
通線ロッドを沿線させる際、前記支持線に取り付けられ
た障害物を前記先導体が乗り越えるための通線工法であ
って、前記障害物を跨ぐよう前記支持線にバイパス用レ
ールを仮設し、前記バイパス用レールに沿った前記先導
体の移動により、前記支持線の前記先導体からの取り出
しと、この取り出された前記支持線の前記先導体への取
り込みとを繰り返し行い、前記障害物を迂回するように
したことから、支持線の途中に障害物があっても、この
障害物を乗り越え、支持線に沿って通線を行うことが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る障害物の乗り越え工具を構
成する先導体と、バイパス用レールの全体を示した斜視
図である。
【図2】本実施の形態に係る通線工法の作業形態を示す
作業説明図である。
【図3】ロッドリール42の先頭形状を示す斜視図であ
る。
【図4】障害物の乗り越え工具を用いて障害物を乗り越
える手順を示した要部拡大図である。
【図5】障害物の乗り越え工具を用いて障害物を乗り越
える手順を示した要部拡大図である。
【図6】支持線がスリットから抜け出る際の先導体に対
するバイパス用レールと支持線との位置関係を示す断面
説明図である。
【図7】螺旋状ケーブル吊り具の巻き付け方向(らせん
方向)と、取付棒に対するスリットの形成位置を設定す
るための説明図である。
【図8】本実施の形態に係る通線方法の応用例である。
【図9】バイパス用レールにおける掛止爪の他の形状を
示した応用例である。
【図10】本実施の形態に係る先導体の応用例を示した
構造説明図である。
【図11】同先導体を通線工法に用いた場合の要部拡大
図である。
【符号の説明】
10………先導体、12………管状体、14A………先
端部、14B………先端部、16………スリット、18
………取付棒、20………バイパス用レール、21……
…案内部、22………先端部、24………後端部、26
………掛止爪、28………吊下用アーム、30………操
作棒、32………掛止片、34………電柱、36………
支持線、38………螺旋状ケーブル吊り具、40………
分線金物、42………ロッドリール、44………ロッ
ド、46………ロッドガイド、48………止め具、50
………矢印、52………矢印、54………通信ケーブ
ル、56………固定部、58………先導体、60………
管状体、62A………先端部、62B………先端部、6
4………重なり部、66………支持線出入口、68……
…取付棒、70………バイパス用レール、72………案
内部、74………先端部、76………後端部、78……
…支持線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材の端部が重なるよう前記板材を管状
    にめくり上げた先導体に通線ロッドを接続するととも
    に、この先導体に支持線を通し、当該先導体の移動によ
    り前記通線ロッドを沿線させる際、前記支持線に取り付
    けられた障害物を前記先導体が乗り越えるための通線工
    法であって、前記障害物を跨ぐように前記支持線にバイ
    パス用レールを仮設し、前記バイパス用レールに沿った
    前記先導体の移動により、当該先導体に支持線出入口を
    形成させ、前記先導体の前記支持線から前記バイパス用
    レールへの取り出しと前記バイパス用レールから前記支
    持線への取り込みを行い、障害物を迂回させることを特
    徴とする通線方法。
  2. 【請求項2】 通線ロッドが接続された断面C型の先導
    体を支持線に通し、前記先導体の移動により前記通線ロ
    ッドを架設させる際、前記支持線に取り付けられた障害
    物を前記先導体が乗り越えるための通線工法であって、
    前記障害物を跨ぐように前記支持線にバイパス用レール
    を仮設し、前記バイパス用レールに沿った前記先導体の
    移動により、前記先導体の前記支持線から前記バイパス
    用レールへの取り出しと前記バイパス用レールから前記
    支持線への取り込みを行い、障害物を迂回させることを
    特徴とする通線方法。
  3. 【請求項3】 前記先導体が前記バイパス用レールを通
    過させる際、当該バイパス用レールが前記先導体の内壁
    を押圧し、前記先導体に形成される支持線出入口を拡大
    させることを特徴とする請求項2に記載の通線方法。
  4. 【請求項4】 前記支持線に螺旋状ケーブル吊り具を巻
    き付け、前記先導体を、前記螺旋状ケーブル吊り具の内
    方に送り出すことを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれか1に記載の通線方法。
  5. 【請求項5】 通線ロッドが接続される先導体と、この
    先導体を案内可能なバイパス用レールとからなる障害物
    の乗り越え工具であって、前記先導体は、前記支持線を
    挿通させるだけの内径寸法を有し、端部同士が重なるよ
    う板材をめくり上げた管状体からなり、この管状体に前
    記通線ロッドとの接続をなす掛止部を設けるとともに、
    前記バイパス用レールを弓形に形成し、この弓形からな
    る前記バイパス用レールの曲げ高さを少なくとも前記先
    導体の内径以上に設定するとともに、前記先導体の案内
    にて当該先導体に支持線出入口が形成されるよう前記バ
    イパス用レールの幅を設定したことを特徴とする障害物
    の乗り越え工具。
  6. 【請求項6】 通線ロッドが接続される先導体と、この
    先導体を案内可能なバイパス用レールとからなる障害物
    の乗り越え工具であって、前記先導体を前記支持線を挿
    通させるだけの内径寸法を有した断面C型の管状体と
    し、この管状体に前記通線ロッドとの接続をなす掛止部
    を設けるとともに、前記バイパス用レールを弓形に形成
    し、この弓形からなる前記バイパス用レールの曲げ高さ
    を少なくとも前記先導体の内径以上に設定したことを特
    徴とする障害物の乗り越え工具。
  7. 【請求項7】 前記掛止部を前記先導体の周回上に設
    け、前記先導体の支持線出入口を前記掛止部と点対称を
    なす場所からオフセットさせた位置に設けるとともに、
    前記先導体の軸心と前記支持線出入口とを含む平面に直
    交するよう前記バイパス用レールに傾きを持たせたこと
    を特徴とする請求項6に記載の障害物の乗り越え工具。
  8. 【請求項8】 前記バイパス用レールは、前記先導体の
    内径より大きなレール幅を有した案内部と、この案内部
    の前後に設けられレール幅が前記先導体の内径より小さ
    くなる絞り部とからなることを特徴とする請求項6また
    は請求項7に記載の障害物の乗り越え工具。
  9. 【請求項9】 前記先導体における前記支持線に巻き付
    けられる螺旋状ケーブル吊り具の乗り上げ側と反対側に
    前記支持線出入口部が設けられていることを特徴とする
    請求項7に記載の障害物の乗り越え工具。
  10. 【請求項10】 前記通線ロッドの供給経路にクランク
    を設け、前記通線ロッドの自転を防止することを特徴と
    する請求項5または請求項6に記載の障害物の乗り越え
    工具。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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