JP2002134907A - フレキシブルプリント配線板用銅張積層板およびフレキシブルプリント配線板 - Google Patents

フレキシブルプリント配線板用銅張積層板およびフレキシブルプリント配線板

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Abstract

(57)【要約】 【課題】接着剤組成物作成時の作業性に優れ、接着性に
優れた新規なフレキシブルプリント配線板用銅張積層板
およびフレキシブルプリント配線板を工業的に提供する
ことができる。 【解決手段】カルボキシル基を含有するニトリルゴムを
必須成分とする接着剤組成物を介して絶縁フィルムと銅
箔を積層一体化しているフレキシブルプリント配線板用
銅張積層板において、ニトリルゴムが結合ニトリル量2
5〜30wt%からなる共重合体であり、かつカルボキ
シル基含有量が2〜4mol%である接着剤組成物を用
いたことを特徴とするフレキシブルプリント配線板用銅
張積層板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加工特性に優れるフ
レキシブルプリント配線板用銅張積層板並びにそれから
得られるフレキシブルプリント配線板に関する。
【0002】
【従来の技術】近年電子機器はますます小型化、軽量
化、ファインパターン化が進行しており、これらの性能
に対する要求がますます高度なものとなってきている。
このような要求に対し、狭い空間内での部品の実装にフ
レキシブルプリント配線板の役割が重要となってきてい
る。
【0003】従来よりフレキシブルプリント配線板用銅
張積層板は絶縁性のプラスチックフィルムと、銅箔との
少なくともいずれか一方に接着剤溶液を塗工乾燥したの
ち、加熱プレスまたは加熱ロール装置を使用して両者を
貼り合わせ、さらに加熱硬化させて製造されている。接
着剤としては、エポキシ樹脂および/またはフェノール
樹脂等の熱硬化性樹脂に、変性により熱硬化性樹脂と化
学結合できるようにした熱可塑性樹脂を混合した熱硬化
型のタイプのものが一般的に使用される。
【0004】接着剤の熱可塑性樹脂としては、アクリロ
ニトリルブタジエンゴム(以下NBRと称する)系、ポ
リアミド系、ポリエステル系、ポリアクリル系等数多く
提案されている(特開平10−102025号公報、特
開平6−49427号公報、特開平5−279639号
公報、特開平4−328183号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの接着
剤には一長一短がある。たとえばポリアミド系は、吸湿
性がやや多く、ポリエステル系はポリイミドフィルムに
対し接着力が弱いという欠点がある。ポリアクリル系は
加熱成形に高温度、かつ長時間を要し、成形温度を下げ
時間を短縮すると耐湿性に劣る欠点がある。NBR系は
比較的接着性が高く、可とう性に優れるが、接着剤組成
物を塗料の形態で使用する場合、NBRの組成によって
は溶媒への溶解性が悪くなり、特にフィルムへのコーテ
ィングの際にコーティング欠点をなくすため濾過を行う
が、その際の作業性が著しく低下し、またコーティング
欠点も増加するという問題がある。また、NBRの組成
によってはフレキシブルプリント配線板用接着剤として
使用した場合の接着力が低下するという問題がある。従
来のNBRは結合ニトリル量が10〜50wt%でカル
ボン酸量が1〜8mol%と広範囲のもの(特開平10
−102025号公報)が使用されていたため、銅張積
層板作成時および銅張積層板特性のばらつきが大きくな
り満足できるものではなかった。
【0006】本発明はNBR系において上記の問題点を
解決し、接着性を損なうことなく加工特性にも優れたフ
レキシブルプリント配線板用銅張積層板およびフレキシ
ブルプリント配線板を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、後述する接
着剤組成物がフレキシブルプリント配線板用銅張積層板
の接着剤として好適であることを見いだし、本発明に至
ったものである。
【0008】即ち本発明は、カルボキシル基を含有する
ニトリルゴムを必須成分とする接着剤組成物を介して絶
縁フィルムと銅箔を積層一体化しているフレキシブルプ
リント配線板用銅張積層板において、ニトリルゴムが結
合ニトリル量25〜30wt%からなる共重合体であ
り、かつカルボキシル基含有量が2〜4mol%である
接着剤組成物を用いたことを特徴とするフレキシブルプ
リント配線板用銅張積層板である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で使用されるアクリロニト
リルブタジエンゴム(NBR)としては、例えばアクリ
ロニトリルとブタジエンを約25/75〜30/70の
重量比で共重合させたものがあげられる。NBRとして
はカルボキシル基を含有しているものが好ましく、その
例としてはNBRの末端基をカルボキシル化したもの、
あるいはアクリロニトリル、ブタジエンとアクリル酸、
マレイン酸などのカルボキシル基含有重合性単量体の三
元共重合ゴムなどが挙げられる。
【0010】本発明における結合ニトリル量は25〜3
0wt%が望ましく、25wt%未満では溶媒へ溶解す
る場合、溶解はするが液中で微細な分離相を形成するた
めコーティングの前処理の濾過性が低下し、作業性が悪
くなりかつ分離相があるため銅張積層板に対して欠点を
生じる。30wt%より多いと溶媒への溶解性および他
の樹脂との相溶性が悪くなるため、接着力が低下しかつ
銅張積層板への欠点を生じる原因となる。
【0011】結合ニトリル量の測定は、JIS K63
64ミルオーブン法に従い、発生した窒素量を測定して
アクリロニトリル分子量からその結合量を換算し、定量
した。
【0012】さらに本発明では上記の好ましい結合ニト
リル量に加えて、カルボキシル基含有量も制御すること
が必要である。その際好ましいカルボキシル基含有量は
2〜4mol%が特に望ましい。2mol%未満ではエ
ポキシ樹脂との反応点が少なく、最終的に得られる硬化
物の耐熱性が劣る。一方、4mol%を越えると、接着
剤組成物の硬度が高くなり、銅箔との密着性が悪くな
り、接着力が低下する。
【0013】カルボキシル基含有量の測定は、試料を
3.3g/lの濃度でクロロホルムに溶解し、0.01
mol/lのアルコール性水酸化ナトリウムにフェノー
ルフタレインを指示薬として中和滴定により定量した。
【0014】本発明で用いられる具体的なNBRとして
は、PNR−1H(JSR(株)製)、“ニポール”1
072J、“ニポール”DN612、“ニポール”DN
631(以上日本ゼオン(株)製)、“ハイカー”CT
BN(BFグッドリッチ社製)等があり、目的組成のも
のを得ることも可能である。なお、本発明において、N
BRはブレンドして用いてもよく、ブレンドする前の個
々のNBRでも結合ニトリル量が25〜30wt%であ
ることが好ましい。
【0015】本発明ではエポキシ樹脂も好ましく用いる
ことができ、エポキシ基を分子中に少なくとも2個以上
含むものであれば特に限定されないが、例えばビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ
樹脂,あるいはビフェノール型エポキシ樹脂あるいはノ
ボラック型エポキシ樹脂などが挙げられる。また、難燃
性付与のために、ハロゲン化エポキシ樹脂、特に臭素化
エポキシ樹脂を用いることが有効である。この際、臭素
化エポキシ樹脂のみでは難燃性の付与はできるものの接
着剤の耐熱性の低下が大きくなるため非臭素化エポキシ
樹脂との混合系とすることがさらに有効である。臭素化
エポキシ樹脂の例としては、“エピコート”5045、
5046、5048、5050、5051(以上油化シ
ェルエポキシ(株)製)、”DER”−542(ダウケ
ミカル(株)製)、”BREN”−S(日本化薬(株)
製)などがあり、臭素含有量およびエポキシ当量等を考
慮して2種類以上混合して用いても良い。
【0016】上記のNBRとエポキシ樹脂との配合割合
は、NBRが100重量部に対してエポキシ樹脂20〜
180重量部が好ましい。20重量部未満では半田耐熱
性の低下を招く。また、180重量部を越えると接着性
が低下するので好ましくない。
【0017】本発明で用いられる硬化剤としては、例え
ばジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスル
フィド、ジアミノベンゾフェノン、ジアミノジフェニル
スルフォン、ジエチルトリアミンなどのアミン系化合
物、2−アルキル−4−メチルイミダゾール、2−フェ
ニル−4−アルキルイミダゾール等のイミダゾール誘導
体、無水フタル酸、無水トリメリット酸等の有機酸、三
フッ化ホウ素トリエチルアミン錯体等の三フッ化ホウ素
のアミン錯体、ジシアンジアミド等が挙げられ、これら
を単独または2種以上混合して用いても良い。特に好ま
しくはジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニル
スルフィド、ジアミノベンゾフェノン、ジアミノジフェ
ニルスルフォン、ジエチルトリアミンなどの芳香族ポリ
アミン系化合物を含んでいることが特に好ましい。
【0018】上記のNBRおよびエポキシ樹脂と硬化剤
との配合割合は、エポキシ樹脂、あるいはNBRのカル
ボキシル基の硬化が可能であれば特に限定されないが、
硬化剤の添加量はNBRが100重量部に対して0.0
1〜50重量部が適当である。
【0019】本発明においては、上記の必須成分以外に
必要に応じて微粒子状の無機難燃剤を添加できる。微粒
子状の無機難燃剤としては水酸化アルミニウム、水酸化
マグネシウム、カルシウム・アルミネート水和物等の金
属水酸化物、酸化亜鉛、三酸化アンチモン、五酸化アン
チモン、酸化マグネシウム等の金属酸化物が挙げられ、
これらを単独または2種以上混合して用いても良い。よ
り好ましくは水酸化アルミニウムである。微粒子状の無
機難燃剤平均粒子径は透明性と分散安定性を考慮する
と、0.2〜5.0μmが好ましい。また、添加量はN
BRが100重量部に対して、0.01〜50重量部が
好ましい。
【0020】本発明で使用する無機イオン交換体として
は、金属の含水酸化物、多価金属の酸化塩、不溶性ヘテ
ロポリ塩、不溶性フェロシアン化物、合成アルミノケイ
酸塩などがあり、具体的な商品例として“IXE”シリ
ーズ(東亜合成化学工業(株)製)、例えば、IXE−
100、022、300、400、500、550、6
00、700、800、900、1000、1100、
1200、1300、“DHT−4A”(協和化学工業
(株)製)などが挙げられる。好ましくは陽イオンを捕
捉固定する機能を有することを特徴とする無機イオン交
換体が用いられる。さらに好ましくは金属の含水酸化物
においてジルコニウム系、スズ系、アンチモン系、チタ
ン系、ビスマス系などの無機イオン交換体を単独もしく
は混合して使用する。この無機イオン交換体の配合量は
接着剤全体の0.02〜30重量部の範囲が好ましく、
さらに好ましくは0.05〜5重量部の範囲である。
【0021】以上の成分以外に、接着剤の特性を損なわ
ない範囲で加硫剤、酸化防止剤、イオン捕捉剤などの有
機、無機成分を添加することは何ら制限されるものでは
ない。
【0022】本発明の接着剤組成物は、トルエン、キシ
レン、メチルエチルケトン、ジメチルホルムアミドなど
の溶剤に溶解させて溶液として使用される。
【0023】本発明の接着剤が使用されるフレキシブル
プリント配線板用銅張積層板で用いられる絶縁性プラス
チックフィルムとしては、ポリイミドフィルム、ポリエ
ステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム等が挙げられる。
特に好ましくはポリイミドフィルムである。
【0024】フレキシブルプリント配線板用銅張積層板
は、絶縁性フィルムあるいは銅箔の少なくともいずれか
一方に接着剤溶液を塗工乾燥したのち、加熱プレス、ま
たは加熱ロール装置を使用して両者を貼り合わせ、さら
に加熱硬化させることにより製造できる。
【0025】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。実
施例の説明に入る前に評価の方法について述べる。
【0026】(1)接着性(導体引き剥がし強さ) JIS−C6471に準拠して行った。接着力として
は、好ましくは10N/cm以上、より好ましくは15
N/cmである。
【0027】(2)NBRの溶媒溶解性(濾過性) NBR100gをメチルイソブチルケトン/モノクロル
ベンゼン(2:1)900gに溶解し30℃で攪拌、混
合しNBR10wt%溶液を作成する。作成した溶液1
kgを0.2MPaに加圧し、孔径が10μm以下の濾
材を用いて定圧で濾過を行う。このときの初期の濾過速
度と最終の濾過速度を比較し速度の低下率で評価を行っ
た。濾過速度は変化しない方が望ましく、低下率として
は10%以下が好ましい。
【0028】(3)製品欠点数の評価 銅箔と絶縁性フィルムを接着剤を介して貼り合わせるこ
とで得られた銅張積層板を、幅500mmのものを1m
/分の速度で観察し欠点数を数え、100m当たりの個
数で評価する。欠点数は、好ましくは3個/100m以
下、より好ましくは1個/100m以下である。
【0029】(4)結合ニトリル量の測定 下記A.で得られたNBRを用いて、JIS K636
4ミルオーブン法に従い、測定した。
【0030】(5)カルボキシル基含有量の測定 下記A.で得られたNBRを用いて、ロール間隙0.2
mmで30秒間ロールに巻き付かせた後シート出しし、
得られたシートを約3×3mmに細断する。細断された
試料0.1gを0.1mgオーダーまで量り、100k
l共栓付三角フラスコに入れ、クロロホルムを30ml
加え栓をした後、溶剤が漏れないようにシールテープで
テーピングした。振とう機を使用し約30分間溶解させ
た。完全に試料が溶解していることを確認した後、フェ
ノールフタレイン指示薬を用い、0.01mol/Lア
ルコール性水酸化ナトリウム標準液で滴定した。終点は
薄いピンク色が30秒間消えなかった点とした。
【0031】(6)フレキシブルプリント配線板用銅張
積層板の作成方法 A.NBRの調製 表1の組成のブタジエン、アクリロニトリル、メタクリ
ル酸に、純水250重量部、アルキルベンゼンスルホン
酸ナトリウム0.06重量部、縮合アルキルナフタレン
スルホン酸ナトリウム3重量部t−ドデシルメルカプタ
ン0.5重量部過硫酸カリウム0.27重量部、シアノ
エチル化ジエタノールアミン0.15重量部、水酸化カ
リウム0.1重量部を加え、10℃で20時間攪拌、混
合することでNBRを得た。重合後は未反応原料を回収
し、凝固、洗浄、乾燥を行い、銅張積層板用接着剤成分
として用いた。
【0032】B.水酸化アルミニウム分散液の調整 モノクロルベンゼン 93.75kg メチルイソブチルケトン 54kg ベンジルアルコール 23.4kg の混合溶剤に水酸化アルミニウムとして昭和電工(株)
製高純度タイプ“ハイジライト”H−42Iを35.2
5kgを入れ、撹拌混合した後引き続きホモミキサーに
て30分撹拌混合し、均一な水酸化アルミニウム分散液
をつくった。
【0033】C.硬化剤/加硫剤液の調整 4.4’−ジアミノジフェニルスルホン 15kg “アクセル”TMT(川口化学(株)製) 510g “アクセル”BZ (川口化学(株)製) 250g をジメチルホルムアミド84kgに溶解した。
【0034】D.接着剤溶液の調合 上記の水酸化アルミニウム分散液 141kg メチルイソブチルケトン 99kg A.で調製した表1の組成のNBR31.5kgと、無
機イオン交換体として酸化アンチモン水和物Sb25
2H2O1kgを加熱撹拌(50℃、6hr)しゴムを
溶解した。NBRには表1で示した組成のものを使用
し、予め溶媒溶解性を評価しておく。
【0035】この溶液に、エポキシ樹脂“エピコート”
834(油化シェル(株)製)の60%モノクロルベン
ゼン溶液17kg,および“エピコート”5050(油
化シェル製)の60%トルエン溶液52kgを加え撹拌
混合した。さらに、C.で準備した硬化剤/加硫剤液を
29kg加え撹拌した。かくして得られた接着剤溶液を
25μm厚みのポリイミドフィルム(東レ・デュポン
(株)製“カプトン”100Vに乾燥後の厚みが15μ
mになるように塗布乾燥した。これに35μm厚みのプ
リント基板用電解銅箔をロールラミネート法で張り合わ
せたあと、熱風循環式エアーオーブンで80℃2hr+
110℃1hrさらに150℃で5hr加熱処理して接
着剤を硬化させ、フレキシブルプリント配線板を作成
し、接着力、欠点数を測定した。NBR組成、接着力お
よびNBRの溶媒溶解性を表1に示す。
【0036】実施例1、2 それぞれ表1に示した組成のNBRを溶媒溶解性を評価
後、前述のA〜Dの手順でフレキシブルプリント配線板
を作成し、接着力を測定した。特性を表1に示す。
【0037】比較例1、2 それぞれ表1に示した組成のNBRを溶媒溶解性を評価
後、実施例1と同一の方法でフレキシブルプリント配線
板を作成し、接着力を測定した。特性を表1に示す。
【0038】表1の実施例および比較例から本発明によ
り得られるフレキシブルプリント配線板は、透過速度の
低下率が小さいため作成時の作業性に優れ、欠点が少な
く、接着性に優れることがわかる。
【0039】
【表1】
【0040】
【発明の効果】本発明は透過速度の低下率が小さいため
接着剤組成物作成時の作業性に優れ、接着性に優れた新
規なフレキシブルプリント配線板用銅張積層板およびフ
レキシブルプリント配線板を工業的に提供することがで
きる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルボキシル基を含有するニトリルゴムを
    必須成分とする接着剤組成物を介して絶縁フィルムと銅
    箔を積層一体化しているフレキシブルプリント配線板用
    銅張積層板において、ニトリルゴムが結合ニトリル量2
    5〜30wt%からなる共重合体であり、かつカルボキ
    シル基含有量が2〜4mol%である接着剤組成物を用
    いたことを特徴とするフレキシブルプリント配線板用銅
    張積層板。
  2. 【請求項2】接着剤がさらにエポキシ樹脂を含有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のフレキシブルプリント配
    線板用銅張積層板。
  3. 【請求項3】接着剤組成物がさらに水酸化アルミニウ
    ム、無機イオン交換体の少なくとも1つを含有すること
    を特徴とする請求項1記載のフレキシブルプリント配線
    板用銅張積層板。
  4. 【請求項4】接着剤組成物がさらに芳香族ポリアミンを
    含む硬化剤を含有することを特徴とする請求項1記載の
    フレキシブルプリント配線板用銅張積層板。
  5. 【請求項5】フレキシブルプリント配線板用銅張積層板
    であって、絶縁性プラスチックフィルムと請求項1記載
    の接着剤組成物と銅箔を積層することを特徴とするフレ
    キシブル配線板用銅張積層板。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか記載のフレキシブ
    ルプリント配線板用銅張積層板から得られることを特徴
    とするフレキシブルプリント配線板。
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