JP2002134709A - Mramメモリーのメモリーセルの非破壊読み取りのための方法および構造 - Google Patents

Mramメモリーのメモリーセルの非破壊読み取りのための方法および構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所要スペースが小さく、読み取りプロセスご
とに時間を費やさない、MRAMメモリーのメモリーセ
ルの非破壊読み取り方法を提供する。 【解決手段】 本発明では、電圧領域(U1)では、メ
モリーセルの抵抗RA・RPは、メモリーセル内容に影
響されないが、別の電圧領域(U2)では、同抵抗RA
・RPは、セル内容に応じて変化する。これにより、相
異なるメモリーセルの内容を相互に比較するために、セ
ル内容によらない抵抗RA・RP(U1)によって、セ
ル内容に影響される抵抗RA・RP(U2)を正規化で
きる。その結果、特定のメモリーセルの正規化された読
出信号を、「0」または「1」で記述される基準セルの
正規化された基準信号と比較し、そして、それにより、
「1」または「0」としてのメモリーセル内容を検知す
ることも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MRAMメモリー
のメモリーセルの非破壊読み取りのための方法および構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MRAMメモリーのメモリーセル、すな
わち、磁気抵抗メモリーを図10に図解で示す。このよ
うなメモリーセルでは、記憶させようとする情報は、導
電性のない、非常に薄い非磁性中間層TLによって互い
に隔てられている隣接磁化層ML1・ML2における磁
気モーメントを整える方式により保存される。
【0003】すなわち、メモリーセルを通る電気抵抗の
大きさは、磁化層ML1・ML2における磁気モーメン
トの平行または反平行の配列、つまり磁化層の分極によ
って左右される。両磁化層ML1・ML2における磁気
モーメントの平行配列の場合、メモリーセルの抵抗値は
通常、磁気モーメントの反平行配列のときよりも低い。
この効果は、TMR効果(TMR=「トンネルリング・
マグネット- レジスティブ」)またはMTJ効果(MT
J=「マグネティック・トンネル・ジャンクション」)
と呼ばれている。
【0004】これにより、メモリーセルのメモリー内容
は、「1」ないしは「0」に対する異なるメモリーセル
抵抗値の検知により読み取ることができる。両磁化層M
L1・ML2の平行磁化は、例えば、デジタルのゼロに
所属させることができ、その場合、これらの磁化層の反
平行磁化はデジタルの1に相当する。
【0005】磁化層ML1・ML2における磁気モーメ
ントの平行配列と反平行配列との間の抵抗変化は、物理
的に、メモリーセルの磁化層ML1・ML2における磁
気モーメントによる薄い非磁性中間層TLにおける伝導
電子の電子スピンの交互作用に基づいている。「薄い」
という用語は、伝導電子が中間層TLをスピン分散過程
なしに横断(Traverse)できることを表現するために用
いてある。
【0006】注目すべきことに、両磁化層ML1・ML
2の1つは、その磁化により反強磁性の下層または表層
に連結されている。従って、この磁化層における磁化
は、基本的に固定された状態で終始する。一方、他の磁
化層は、この磁化層の上下においてワード線WL・ビッ
ト線BLに流れる電流により生み出される小さい磁界に
よって、その磁気モーメントにて自由に配列されるよう
に設定されている。
【0007】また、メモリーセルアレイにおいては、ワ
ード線WLとビット線BLとの交差点にセル(メモリー
セル)が配されている。そして、1つのセルに接続され
た両線WL・BLの双方に電流(プログラミング電流)
WL・IBLの流れた場合に限り、両電流IWL・IBLの和
により、このセルに、プログラミングに十分な強度の磁
界が与えられる。
【0008】また、両電流IWL・IBLは、両線WL・B
Lの一方だけに電流IWLあるいはI BLが流れただけでは
メモリーセルを再プログラミングできないような値とな
っている。
【0009】図11には、ビット線BLとワード線WL
との間のメモリーセルの抵抗RC を再び図解で示す。も
し、「1」ないしは「0」の帰属についての上記の仮定
に基づくならば、磁化層ML1・ML2における磁気モ
ーメントの反平行配列のためのこの抵抗RC は、この磁
気モーメントの平行配列のための抵抗RC よりも大き
い。すなわち、RC (「0」)<RC (「1」)であ
る。
【0010】MRAMは、その最も簡単な実施例では、
メモリーセルの動作を司る、マトリックス状に交差する
ワード線WLおよびビット線BLの導電トラックから構
成されている。
【0011】その場合、上の導電トラック、例えば、ビ
ット線BL(図10,11参照)は、上の磁化層ML1
(例えば強磁性層)に連結している。他方、ワード線W
Lを形成している下の導電トラックは、下の磁化層ML
2(例えば強磁性層)に接している。ワード線WLない
しはビット線BLのための両導電トラックを通じて、メ
モリーセルに電圧が印加されると、トンネル電流が薄い
非磁性中間層TLを通って流れる。
【0012】こうして、この薄い非磁性中間層により、
抵抗RC が形成され、この抵抗RCは、磁気モーメント
の平行配列または反平行配列に応じて、すなわち、メモ
リーセルにおける適切な電圧における上の強磁性層およ
び下の強磁性層の平行分極または反平行分極に応じて、
抵抗値RC (「0」)<RC (「1」)ないしはR
C(「1」)=RC (「0」)+ΔRC となる。
【0013】図12は、メモリーセルがワード線WLと
ビット線BLとの間の交差個所にマトリックス状に設け
られているメモリーセルアレイを示す。
【0014】この図では、メモリー内容は2つのメモリ
ーセルに対する「1」ないしは「0」としての平行分極
または反平行分極に左右されることが概念的に暗示され
ている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】さて、図12に図解に
より示されているメモリーセルアレイでは、電流は、選
ばれたワード線WLと選ばれたビット線BLとの交点に
おけるメモリーセルを通じて流れるだけではなく、選ば
れたワード線WLないしは選ばれたビット線BLとそれ
ぞれ連結している別のメモリーセルにおいても好ましく
ない分岐電流が発生する。これらの好ましくない分岐電
流は、選ばれたメモリーセルを通って流れる読み取り電
流を著しく阻害する。
【0016】このため、従来、選ばれたメモリーセルを
通る読み取り電流だけが、または、このメモリーセルを
支配する読み取り電圧だけが検知に提供されるように、
メモリーセルアレイの適切な配線により、そのような好
ましくない分岐電流を読み取り電流から分離する努力が
なされている。
【0017】しかし、そうした場合、十分な大きさのメ
モリーセルアレイを構成するためには、他のメモリーセ
ルを通る寄生電流があるので、メモリーセルの抵抗値を
高くしなければならず、特に、Mohm領域で選ばねば
ならない。
【0018】好ましくない分岐電流を防ぐためのもうひ
とつの方法は、単純に構成されたMTJメモリーセル
(図13参照)に、ダイオードD(図14参照)または
スイッチングトランジスタT(図15参照)を加えて拡
張することである(R. ショイヤーライン他の「各セル
に磁気トンネル接合およびFETスイッチを使う10n
sリードアンドライトタイム不揮発性メモリーアレイ」
ISSCC、2000年2月、128頁/R. c. ソー
サ他の「アモルファスSIダイオードによるスピン依存
トンネル接合の垂直統合」appl. Phys. Let
ter74巻、25号、3893−3895頁)。
【0019】ダイオードないしはスイッチングトランジ
スタによるそのような拡張の利点は、そのような配線で
のメモリーセルアレイでは、全ての余分なメモリーセル
は遮断されるので、読み取り電流だけがそれぞれ読み取
られるメモリーセルを流れることにある。これにより、
図13の純粋のMTJセルとは対照的に、メモリーセル
の抵抗値を低く選ぶことができ、それにより読み取り電
流が相対的に大きくなり、そして読み取りはns領域で
速く行うことができる。
【0020】しかし、ダイオードやトランジスタをその
ように追加的に配線することは、それによって生じる著
しい追加の技術的コストやスペースの費用により好まし
くない。
【0021】従来の技術水準では、全ての形式のメモリ
ーセルにおいて共通していることは、「0」または
「1」としての読み出し信号の検知・評価は非常に難し
い。なぜなら、層ML1,TLおよびML2の層順序に
より形成されるトンネル抵抗は、通常、ウェーハを通じ
て往復変動(振動)するばかりではなく、それどころか
多くの場合、隣接するメモリーセル間において、例えば
わずか15%だけである「1」状態と「0」状態との抵
抗差ΔRC よりも、非常に激しく、つまり最大40%ま
で変動する。換言すれば、この与件により、メモリーセ
ル内容の確実な検知は著しく困難となるか、あるいは不
可能にさえなる。
【0022】MRAMとは異質の、他の形式のメモリー
では、電流または電圧の読み出し信号からの「1」また
は「0」の検知は、この読み出し信号を、「1」に対す
る読み取り電流ないしは読み取り電圧と「0」に対する
読み取り電流ないしは読み取り電圧との間の中間に存在
する筈の基準電流か基準電圧かのどちらかと比較し、両
デジタル値に対してそれぞれベストの信号雑音比(S/
N比)を得ることにより行われる。この基準電流ないし
はこの基準電圧は、「1」および「0」が固定的に書き
込まれた基準電源を通じて、あるいは基準セルを通じて
も発生させることができる。
【0023】しかし、そのような手段は、やはり、MT
Jセルにおける読み出し信号の検知には限定的にしか用
いられないであろう。それは、冒頭に述べたような、メ
モリーセルからメモリーセルへの、そしてウェーハ全体
におけるトンネル抵抗の激しい変動に起因する。
【0024】上記の問題点を解決するためには、これま
で2つのアプローチがとられている。第1のアプローチ
(これについては、R. ショイヤーライン他の「各セル
に磁気トンネル接合およびFETスイッチを使う10n
sリードアンドライトタイム不揮発性メモリーアレイ」
ISSCC、2000年2月、128頁を参照された
い)は、スイッチングトランジスタ付きMTJセルに適
していて、1つだけのセル内容の記憶のための2つの隣
接する補償メモリーセル(Complementary memory cell
)を使用するものである。このアプローチでは、常
に、メモリー内容は第1メモリーセルに、そしてメモリ
ー内容の補足部分、つまり、否定されるメモリー内容は
第2メモリーセルに書き込まれるのである。
【0025】読み取りでは、両方のメモリーセルが読ま
れ、内容が検知される。この方法では、読み出し信号お
よび信号雑音比(S/N比)は、上記に説明した通常の
基準方法の2倍大きい。しかしながら、2つのメモリー
セルおよび2つのスイッチングトランジスタのための所
要スペースおよび技術コストは非常に大きく、確実な検
知を行えるように、両方の隣接する補償メモリーセル間
の抵抗変動が小さくなることが保証されなければならな
い。
【0026】この前提条件は、読まれる純粋のMTJメ
モリーセル(図13参照)の自己基準化に基づいている
第2アプローチでは不要である。第2の方法は以下の手
順で行われる。まず、選ばれたメモリーセルのセル内容
を読み取り、保存する。しかるのち、このメモリーセル
に、例えば、「0」をプログラミングする。メモリーセ
ルのプログラミングされた「0」の内容を読み取り、保
存する。最初に保存したセル内容を保存されている既知
の「0」と比較し、検知を行い、そしてそのように検知
したセル内容を再びメモリーセルに書き戻す。
【0027】ところが、この方法の欠点は、読み出し信
号の検知のときに、基準としてプログラミングされ、再
読み出しが行われる「0」に、予設定(pre-define)さ
れる半読み出し信号を付け加えなければならないことで
あり、それにより、新たな抵抗変動がメモリーセルの検
知に入り込むことである。
【0028】では、メモリーセルの抵抗変動からの影響
を完全に排除するためには、第2のアプローチの場合、
いま説明した方法を「1」の書き込みにより補完しなけ
ればならない。そのため、次の方法手順が行われる。 (a)選んだメモリーセルのセル内容を読み出し、保存
する。 (b)メモリーセルに、例えば、「0」をプログラミン
グする。 (c)メモリーセルのプログラミングされた「0」の内
容を読み出し、保存する。 (d)メモリーセルに、例えば、「1」をプログラミン
グする。 (e)メモリーセルのプログラミングされた「1」の内
容を読み出し、保存する。 (f)上記の(a)で保存したセル内容を(c)および
(e)で保存した値「0」および「1」と比較し、検知
する。これは、基準電圧Vrefを既知の「0」および
「1」から形成することにより行われる。その場合、読
み出される「1」または「0」の検知には、それぞれ半
分の読み出し信号差だけが提供される。このことは、読
み出される「0」については図16に、そして読み出さ
れる「1」については図17に示唆されている通りであ
る。 (g)検知されたセル内容は、最終的には、再びメモリ
ーセルに書き戻される。第2のアプローチの方法は、書
き込まれ、そして読み出される「1」および「0」によ
り選ばれたメモリーセル自信において基準電圧を生み出
すのであるから、メモリーセルの抵抗変動は検知になん
ら影響を及ぼさない。しかし、「1」または「0」の信
号雑音比は、第1のアプローチによる補償メモリーセル
による第1方法の場合の半分に過ぎない。しかし、この
第2アプローチの方法の著しい欠点は、全部で3回の読
み出しサイクル、3回の書き込みサイクル、そして1回
の評価サイクルが必要となり、これにより読み取りプロ
セスが非常に長引くことである。
【0029】以上を総合すると、第1のアプローチで
は、2倍の所要スペースが必要となり、そして両方の隣
接する補償メモリーセル間の抵抗変動が小さくなること
が要求される。また、第2のアプローチは、合計で7つ
のサイクルを要することにより、読み取りプロセスにお
ける消費時間を著しく増加させてしまうといえる。
【0030】本発明の課題は、所要スペースが小さく、
読み取りプロセスごとに時間を費やさない、MRAMメ
モリーのメモリーセルの非破壊読み取り方法を創造し、
さらに、この方法を実行するための構造(機構)を提供
することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明にかかるMRAMメモリーのメモリーセル
の非破壊読み取りのための方法は、以下の手順(工程)
を含んでいる。 (a)メモリーセルの抵抗値がメモリーセルのセル内容
により影響を受けない電圧において、メモリーセルの正
規抵抗値Rnormを決定する。 (b)メモリーセルの抵抗値がメモリーセルのセル内容
により影響を受ける電圧において、メモリーセルの実際
の抵抗値R(0)またはR(1)を決定する。 (c)Rnorm(0)=R(0)/Rnorm、また
はRnorm(1)=R(1)/Rnormの形成によ
る正規抵抗値を用いて実際の抵抗値を正規化する。 (d)正規化された基準抵抗Rnormref=(Rn
orm(0)ref+Rnorm(1)ref)/2
と、Rnorm(0)またはRnorm(1)を比較す
る。 (e)比較結果に応じて、0または1としてのメモリー
セル内容を検知する。
【0032】また、本発明の優れた展開は、以下の通り
である。すなわち、上記(d)の工程は、Rnorm
(0)ないしはRnorm(1)を、正規化された基準
抵抗Rnormref=(Rnorm(0)ref+R
norm(1)ref)/2と比較する工程を含んでい
てもよい。ここで、上記Rnorm(0)refおよび
Rnorm(1)refは、0ないしは1の内容をもつ
基準メモリーセルの、上記(c)の工程により正規化さ
れた抵抗値であある。
【0033】また、正規抵抗値の決定は、メモリーセル
における0. 6Vと0. 8Vとの間の電圧で行われるよ
うに設定されていてもよい。また、メモリーセルの抵抗
値は、ほぼ0. 2Vの印加電圧において測定されるよう
に設定されていてもよい。
【0034】また、本発明にかかるMRAMメモリーの
メモリーセルの非破壊読み取りのための構造は、上記し
た本発明の方法を実行するための構造であって、メモリ
ーセル(RZelle)に連結され、メモリーセル(R
Zelle)の正規抵抗値が保存されているトランジス
タ回路(M1,M2,CSpeicher)を有してい
る構成である。
【0035】また、この構造では、トランジスタ回路
(M1、M2、CSpeicher)が、スイッチ(S
2)を介して差動増幅器(V2)の出力に接続されてい
てもよい。さらに、差動増幅器(V2)の入力(−)
が、別の差動増幅器(V1)の出力に連結され、その差
動増幅器(V1)の入力がメモリーセル(RZell
e)と連結されているように設定されていてもよい。
【0036】また、差動増幅器(V2,V1)の他の2
つの入力には、それぞれ固定の電圧が印加されていても
よい。さらに、上記トランジスタ回路(M1、M2、C
Speicher)が2つのトランジスタ(M1、M
2)を有しているとともに、これら両トランジスタ(M
1、M2)のソース・ドレイン区間が平行に接続されて
おり、そしてメモリーセル(RZelle)と出力(U
out0.1 )との間に存在するようになっていてもよ
い。
【0037】また、両トランジスタ(M1、M2)のゲ
ート端子が、スイッチ(S2)およびトランジスタ回路
(M1、M2、CSpeicher)におけるメモリー
キャパシタンス(CSpeicher)に連結されてい
るように設定されていてもよい。
【0038】本発明の方法または本発明の構造において
は、今までまったく注目されていなかったMTJメモリ
ーセル特性が活用される。すなわち、メモリーセルのト
ンネル抵抗の抵抗値は、メモリーセルに存在する電圧に
より左右される。その場合、トンネル抵抗が、2つの磁
化層における分極化の方向に影響されずに同じ値
(「1」および「0」に対して同じ大きさ)をとる電圧
領域が存在する。
【0039】これとは逆に、他の電圧領域では、両磁化
層における分極の反平行配列(反平行位置づけ;antipa
rallel orientation)において、抵抗は、同層における
分極の平行配列(平行位置づけ(parallel orientatio
n))におけるよりも、ΔRほど大きい。従って、この
場合、この電圧において、セル内容は、「0」および
「1」により区別されることができる。
【0040】以上のように、本発明の方法は、最初に述
べた電圧領域(U1とする)では、メモリーセルの抵抗
C は、メモリーセル内容に影響されずに決定されうる
が、2番目に述べた電圧領域(U2とする)では、同抵
抗RC は、セル内容に応じて検知できる(変化する;抵
抗RC の変化を検知できる)ことに基礎を置いている。
【0041】これにより、隣接していなくてもよい相異
なるメモリーセルの内容を再び相互に比較するために
(比較できるように)、セル内容により影響されない抵
抗RC(U1)によって、セル内容により影響される抵
抗RC (U2)を正規化することが可能となる。その結
果、アドレス指定されているメモリーセルの正規化され
た読み出し信号を、常にそれぞれ「0」ないしは「1」
で記述される基準セルの正規化された基準信号と比較
し、そして、それにより、「1」または「0」としての
メモリーセル内容を検知することも可能である。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について、
図面を用いて詳細に説明する。なお、図1は、曲線Iに
おける、メモリーセルに印加される電圧V=Voben−V
unten と、メモリーセル磁化層の平行(RP)分極およ
び反平行(RA)分極に対するトンネル抵抗との相関関
係、および、曲線IIにおける、電圧Vと抵抗比MR=
(RA−RP)/RPとの層間関係を示すグラフであ
る。
【0043】また、図2は、メモリーセルの抵抗とメモ
リーセル上に存在する電圧との相関関係を示すために、
面抵抗と接触電圧との相関関係をプロットしたグラフで
ある。また、図3は、読み出し信号を正規化するための
基本回路の実施例の回路を示す説明図である。
【0044】また、図4〜図6は、MTJメモリーセル
を有するメモリーセルアレイを例とする本発明の自己正
規化方法の経過を示す説明図である。また、図7は、
「1」および「0」に対する正規化基準信号による正規
化読み出し信号の基準化を示す説明図である。
【0045】また、図8は、セル信号の自己正規化検知
実行を示す説明図である。さらに、図9は、セル信号の
検知のための具体的な回路を示す説明図である。なお、
各図では、互いに共通する構成部分には、それぞれ同じ
記号が付けられている。
【0046】図1に、メモリーセルに印加される電圧V
=Voben−Vunten と、メモリーセルのトンネル抵抗の
面抵抗値R* との相関関係を示す。ここで、Vobenは、
例えば、ビット線BLに、そしてVunten は、ワード線
WL(図10・図11参照)の電圧である。
【0047】このグラフに示すように、ほぼ−0. 6V
と+0. 6Vとの間の電圧領域では、磁化層の反平行分
極時における抵抗値RAは、磁化層の平行分極時におけ
る抵抗値RPよりも大きい。
【0048】これに対し、−1. 0Vと−0. 6Vとの
間の電圧領域、および、0. 6Vと1. 0Vとの間の電
圧領域においては、磁化層の反平行分極時における抵抗
値(磁化層の反平行分極に対する抵抗値)と、平行分極
時における抵抗値(平行分極に対する抵抗値)とは、ほ
ぼ同じ大きさである。
【0049】すなわち、電圧U2=0. 2Vの場合に
は、RAはRPよりも大きい。従って、電圧U2の場
合、RA(U2)=RP(U2)+ΔRとなる。一方、
電圧U1=0. 6Vの場合には、ほぼ、RP(U1)=
RA(U1)となる。
【0050】換言すれば、電圧U2を印加した場合、メ
モリーセルの内容を検知することが可能である。一方、
電圧U1を印加した場合、磁化層の平行分極および反平
行分極に対しては、メモリーセルの抵抗値を正規化する
ために使う抵抗値と同じ抵抗値が得られる。
【0051】そこで、本発明の方法では、電圧U1のと
き、メモリーセルの抵抗値RC (U1)は、セル内容と
無関係に決定されうるが、電圧U2のときは、メモリー
セルの抵抗値RC (U2)は、セル内容を検知可能(セ
ル内容に応じて検知可能)であることを基本としてい
る。
【0052】このことにより、セル内容に依存する抵抗
値RC (U2)を、セル内容に影響されないRC (U
1)を用いて正規化できる。すなわち、RC (U2)/
C (U1)を形成することができる。そして、その結
果、互いに隣接しなくてもよい相異なるメモリーセルの
セル内容を、再び相互に比較できる。
【0053】すなわち、本発明の方法により、アドレス
指定されるメモリーセルの正規化される読み出し信号
を、常に、それぞれ「0」および「1」で記述される基
準メモリーセルの正規化された基準信号と比較すること
が可能となる。その結果、アドレス指定されたメモリー
セルのセル内容を、「1」または「0」として検知でき
る。
【0054】ここで、このプロセスを、面抵抗R* を接
触電圧Vに対してプロットした図2により、再度詳しく
説明する。まず、正規抵抗値Rnormを、例えば、電
圧U1=0. 6Vにおいて算出し、保存する。次に、電
圧U2=0. 2Vにおいて、抵抗値R(0)あるいはR
(1)をもつセル内容を、磁化層の反平行(R(1))
分極あるいは平行(R(0))分極に応じて決定する。
【0055】その後、Rnormに対する、R(0)あ
るいはR(1)の正規化を行う。すなわち、Rnorm
(0)=R(0)/RnormないしはRnorm
(1)=R(1)/Rnormが形成される。
【0056】そのあと、Rnorm(0)ないしはRn
orm(1)と、基準メモリーセルの、いま確定された
基準抵抗値Rnormref=(Rnorm(0)re
f+Rnorm(1)ref)/2との比較が続く。最
後に、この比較の結果として、「0」または「1」とし
てのセル内容が検知される。
【0057】さらに、以下に図3の実施例をもって詳述
するように、本発明の方法は、電圧U1・U2における
2つの時間段階(タイムステップ)で実施されうる。
【0058】その結果、本発明の方法は特に以下の利点
を実現する。本発明の方法は、メモリーセルの抵抗値の
分散に影響されずに実行できる。本発明の方法の手順
は、2つだけの時間段階を必要とする。読み出し信号の
正規化により、外部基準信号との比較が可能になる。
【0059】それ故、本発明の方法は、既存の、冒頭に
述べた方法よりもあらゆる観点において優っている。結
局、本発明の方法は、種々のMTJメモリーセルのあら
ゆる形式に、すなわち、純粋のMTJメモリーセルに、
ダイオード付きMTJメモリーセル、およびトランジス
タ付きMTJメモリーセルに応用できる。
【0060】図3は、本発明の方法を実施するための構
造の実施例を示す説明図である。この構造により、読み
出し信号の正規化が原理的に可能である。この構造は、
特に、スイッチS1、例えば、トランジスタを経て、ワ
ード線電圧0. 4Vまたは0. 8Vに触れる、抵抗RZ
elleをもつメモリーセルを有する。さらに、第1差
動増幅器V1、第2差動増幅器V2、PチャンネルMO
S電界効果型トランジスタ、およびメモリーキャパシタ
ンスCSpeicherならびに別のスイッチS2を有
している。
【0061】第1差動増幅器V1のマイナスの入力は、
スイッチS1に向かい合っている抵抗RZelle端に
連結し、そのプラスの入力には、例えば、ほぼ1Vの電
圧が印加される。第2差動増幅器V2のマイナスの入力
は、第1差動増幅器V1の出力に連結している。また、
そのプラスの入力には、1. 6Vの電圧が印加されてい
る。
【0062】図3(および図4から図6まで)には、さ
らにnチャンネルMOS電界効果型トランジスタM1が
示されている。電界効果型トランジスタM2の代わりに
この電界効果型トランジスタM1を使う場合は、第2差
動増幅器V2 の(+)入力と(−)入力とを入れ換えな
ければならない。なお、以下では、トランジスタM2だ
けが存在し、トランジスタM1が存在しないことを前提
とする。
【0063】両方のトランジスタM1およびM2、メモ
リーキャパシタンスCSpeicher、そして分離ス
イッチS2から成る回路は、正規化抵抗Rnorm=R
Zelle(U1)の中間記憶を行う。鎖線により、他
のメモリーセルの寄生抵抗Rparaが示されている。
【0064】第1差動増幅器V1のプラス入力ないしは
(+)入力には、1V(プラス)+「オフセット」補償
(「offset-compensation 」)の電圧がかかっているの
で、差動増幅器V1のプラスの入力とマイナスないしは
(−)の入力との間においては、0Vが降下する。とい
うことは、第1差動増幅器V1のマイナスの入力には、
正確に1Vがかかっている。メモリーセルアレイの他の
線も、選び出される線は別として、例えば、1Vのとこ
ろにある。
【0065】第2差動増幅器V2のプラスの入力には、
第1差動増幅器V1の出力における電圧が、第1差動増
幅器V1のマイナスの入力における電圧、つまり、例え
ば、1Vとアドレス指定がされているメモリーセルの上
の正規化抵抗Rnormの決定のために介在している、
RZelleを経由して降下する電圧UZelle、つ
まり、例えば、0. 6Vとの合計値に達するように、電
圧が前もって与えられる。換言すれば、第2差動増幅器
V2のプラスの入力には、例えば、1V+0.6V=1.
6Vが印加される(支配する)。
【0066】この電圧予設定により、スイッチS2が閉
じているとき、第2差動増幅器V2はトランジスタM2
を動かし、このトランジスタM2にメモリーセルと正確
に同じ電圧、例えば、0. 6Vが降下することが実現さ
れる。すなわち、トランジスタにもまた、電圧UZel
leがかかる。
【0067】これにより、トランジスタM2には、メモ
リーセルを通る電流と同じ電流が流れる。すなわち、ト
ランジスタM2により正規化抵抗Rnormが模倣され
る。スイッチS2が開くと、抵抗値Rnormは、トラ
ンジスタM2ないしはメモリーキャパシタンスCSpe
icherに記憶されたままとなる。
【0068】また、第2差動増幅器V2のプラスの入力
に1. 6V以外の電圧を印加することにより、例えば、
この入力に1. 3Vを印加することにより、例えば、
1. 3Vにおける2倍増幅への増幅のように、帰還され
た第1差動増幅器V1の増幅を調整することができる。
【0069】図3の回路機構の動作は、図2の例の電圧
値により、以下のようにまとめることができる。まず、
VWL=1Vが生まれるように、ワード線を1Vに設定
するものとする。スイッチS1・S2は閉じられ、その
結果、メモリーセルアレイの全ての線には1Vがかか
る。第1差動増幅器V1のマイナスの入力には、「オフ
セット」補償のためにやはり1Vがかかる必要がある。
【0070】また、図4に示すように、電流I=0が、
m×nのMTJメモリーセルから、メモリーセルフィー
ルドないしはメモリーセルアレイAに流れる。
【0071】その状態で、ワード線に電圧UWL1=
0. 4Vが印加され、その結果、メモリーセルの抵抗R
Zelleにおいて降下する電圧は1V(ビット線)−
0. 4V(ワード線)=0. 6V=U1に達する。
【0072】次に、第2差動増幅器V2は、トランジス
タM2を通じてやはり正確に0. 6Vほど降下するよう
に、トランジスタM2を制御する。従って、メモリーセ
ルを通る電流IRZelleは、トランジスタM2を通る電流
と同じとなり、従って、RZelle(U1=0. 6
V)=RM2=Rnormが支配する。
【0073】そのあと、スイッチS2が開かれ、それに
よりトランジスタM2ならびにメモリーキャパシタンス
CSpeicherに、Rnormが保存される。この
ようにして得られる状態を図5に図解で示す。
【0074】そこで、ワード線を、例えば、0. 8Vの
電圧に設定し、UWL2 =0. 8Vが支配することにな
る。すると、メモリーセルの抵抗RZelleの電圧は
1. 0V(ビット線)−0. 8V(ワード線)=0. 2
Vとなる。かくして、第1差動増幅器V1は、正規化読
み出し信号Uout0.1 =1V+U2(Rnorm/ R
Zelle0.1 )を供給する。このようにして到達した
状態を図6に図解して示す。最後に、Uout0.1 が基
準電圧と比較され、「1」または「0」信号として検知
される。
【0075】図7は、それぞれ「0」および「1」が固
定的に書き込まれてる基準セルRRe f0およびRRef1を用
いて、読み出し信号の可能な基準化を行うための回路機
構の例を示す。この場合、前もって「1」が書き込まれ
た基準セルRRef1および前もって「0」が書き込まれた
基準信号RRef0には、読み取られるセルRzelle に加え
られた電圧と同じ電圧UWLが印加される。
【0076】ここで、基準セルRRef0およびRRef1およ
び読み取られるセルRZelle は、正規化信号Unorm
(ref1)、Unorm(ref1)およびUnor
m(Zelle)をそれぞれつくりだすために、それぞ
れ差動増幅器「差動増幅器(ref1)」、差動増幅器
「差動増幅器(ref0)」および差動増幅器「差動増
幅器(Zelle)」に連結される。なお、Unorm
(ref1)、Unorm(ref1)およびUnor
m(Zelle)は、 Unorm(ref1)=1V+(UBL−UWL)
(Rnorm1/Rref1) Unorm(ref1)=1V+(UBL−UWL)
(Rnorm0/Rref0) Unorm(Zelle)=1V+(UBL−UWL)
(Rnormzelle/Rrefzelle) なる式によって与えられる。
【0077】こうして、正規化された基準セル信号Un
orm(ref0)およびUnorm(ref1)から
得られる基準信号Unormref=(Unorm(r
ef0)+Unorm(ref1))/2と正規化セル
信号とを比較することにより、図8に示すように、ある
評価段階において、メモリーアレイ(メモリーセルアレ
イ)AにおけるセルRzelleのセル内容を検知でき
る。
【0078】最後に、図8における評価を行う可能な評
価者回路の1例を図9に示す。この場合、この回路のト
ランジスタTは、メモリーセルに記憶されている内容に
応じて、評価者回路の出力OUTに、「1」または
「0」が示されるように設計される。
【0079】図9に示される評価者回路は、供給電圧U
CCおよび電源Iとの間に位置する。セル内容Unor
m(Zelle)は、入力INからこの評価者回路に導
入され、(Unorm(ref0)+Unorm(re
f1))/2と比較され、差動増幅器Vを経て出力OU
Tに放出される。
【0080】なお、図10,図11の構成では、メモリ
ーセルアレイにおいては、ワード線WLがビット線BL
と交差するセルにおいてのみ、両電流IWLおよびIBL
和により、プログラミングに十分な強度の磁界が支配
し、他方、このワード線WLないしはこのビット線BL
に存在する、他の全てのメモリーセルは、これらの両線
の1つを流れる電流だけでは再プログラミングされ得な
いように、プログラミング電流IWLおよびIBLがワード
線WLないしはビット線BLにより選ばれる。
【0081】また、本発明のMRAMメモリーのメモリ
ーセルの非破壊読み取りのための構造は、本発明のMR
AMメモリーのメモリーセルの非破壊読み取りのための
方法を実行するための構造において、メモリーセル(R
Zelle)は、メモリーセル(RZelle)の正規
抵抗値が保存されているトランジスタ回路(M1、M
2、CSpeicher)に連結されている構造であ
る、と表現できる。
【0082】また、この構造では、入力(−)をもつ差
動増幅器(V2)は、別の差動増幅器(V1)の出力に
連結し、その差動増幅器(V1)の入力はメモリーセル
(RZelle)と連結していてもよい。
【0083】
【発明の効果】以上のように、本発明にかかるMRAM
メモリーのメモリーセルの非破壊読み取りのための方法
は、以下の手順(工程)を含んでいる。 (a)メモリーセルの抵抗値がメモリーセルのセル内容
により影響を受けない電圧において、メモリーセルの正
規抵抗値Rnormを決定する。 (b)メモリーセルの抵抗値がメモリーセルのセル内容
により影響を受ける電圧において、メモリーセルの実際
の抵抗値R(0)またはR(1)を決定する。 (c)Rnorm(0)=R(0)/Rnorm、また
はRnorm(1)=R(1)/Rnormの形成によ
る正規抵抗値を用いて実際の抵抗値を正規化する。 (d)正規化された基準抵抗Rnormref=(Rn
orm(0)ref+Rnorm(1)ref)/2
と、Rnorm(0)またはRnorm(1)を比較す
る。 (e)比較結果に応じて、0または1としてのメモリー
セル内容を検知する。
【0084】また、本発明の優れた展開は、以下の通り
である。すなわち、上記(d)の工程は、Rnorm
(0)ないしはRnorm(1)を、正規化された基準
抵抗Rnormref=(Rnorm(0)ref+R
norm(1)ref)/2と比較する工程を含んでい
てもよい。ここで、上記Rnorm(0)refおよび
Rnorm(1)refは、0ないしは1の内容をもつ
基準メモリーセルの、上記(c)の工程により正規化さ
れた抵抗値であある。
【0085】また、正規抵抗値の決定は、メモリーセル
における0. 6Vと0. 8Vとの間の電圧で行われるよ
うに設定されていてもよい。また、メモリーセルの抵抗
値は、ほぼ0. 2Vの印加電圧において測定されるよう
に設定されていてもよい。
【0086】また、本発明にかかるMRAMメモリーの
メモリーセルの非破壊読み取りのための構造は、上記し
た本発明の方法を実行するための構造であって、メモリ
ーセル(RZelle)に連結され、メモリーセル(R
Zelle)の正規抵抗値が保存されているトランジス
タ回路(M1,M2,CSpeicher)を有してい
る構成である。
【0087】また、この構造では、トランジスタ回路
(M1、M2、CSpeicher)が、スイッチ(S
2)を介して差動増幅器(V2)の出力に接続されてい
てもよい。さらに、差動増幅器(V2)の入力(−)
が、別の差動増幅器(V1)の出力に連結され、その差
動増幅器(V1)の入力がメモリーセル(RZell
e)と連結されているように設定されていてもよい。
【0088】また、差動増幅器(V2,V1)の他の2
つの入力には、それぞれ固定の電圧が印加されていても
よい。さらに、上記トランジスタ回路(M1、M2、C
Speicher)が2つのトランジスタ(M1、M
2)を有しているとともに、これら両トランジスタ(M
1、M2)のソース・ドレイン区間が平行に接続されて
おり、そしてメモリーセル(RZelle)と出力(U
out0.1 )との間に存在するようになっていてもよ
い。
【0089】また、両トランジスタ(M1、M2)のゲ
ート端子が、スイッチ(S2)およびトランジスタ回路
(M1、M2、CSpeicher)におけるメモリー
キャパシタンス(CSpeicher)に連結されてい
るように設定されていてもよい。
【0090】本発明の方法または本発明の構造において
は、電圧領域(U1)では、メモリーセルの抵抗R
C は、メモリーセル内容に影響されずに決定されうる
が、別の電圧領域(U2)では、同抵抗RC は、セル内
容に応じて検知できる(変化する;抵抗RC の変化を検
知できる)ことに基礎を置いている。
【0091】これにより、隣接していなくてもよい相異
なるメモリーセルの内容を再び相互に比較するために、
セル内容により影響されない抵抗RC (U1)によっ
て、セル内容により影響される抵抗RC (U2)を正規
化することが可能となる。その結果、アドレス指定され
ているメモリーセルの正規化された読み出し信号を、常
にそれぞれ「0」ないしは「1」で記述される基準セル
の正規化された基準信号と比較し、そして、それによ
り、「1」または「0」としてのメモリーセル内容を検
知することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】メモリーセルに印加される電圧と、メモリーセ
ル磁化層の平行分極および反平行分極に対するトンネル
抵抗および抵抗比との相関関係を示すグラフである。
【図2】メモリーセルの抵抗とメモリーセル上に存在す
る電圧との相関関係を示すために、面抵抗と接触電圧と
の相関関係をプロットしたグラフである。
【図3】読み出し信号を正規化するための基本回路の実
施例の回路を示す説明図である。
【図4】MTJメモリーセルを有するメモリーセルアレ
イを例とする本発明の自己正規化方法の経過を示す説明
図である。
【図5】MTJメモリーセルを有するメモリーセルアレ
イを例とする本発明の自己正規化方法の経過を示す説明
図である。
【図6】MTJメモリーセルを有するメモリーセルアレ
イを例とする本発明の自己正規化方法の経過を示す説明
図である。
【図7】「1」および「0」に対する正規化基準信号に
よる正規化読み出し信号の基準化を示す説明図である。
【図8】セル信号の自己正規化検知実行を示す説明図で
ある。
【図9】セル信号の検知のための具体的な回路を示す説
明図である。
【図10】MTJメモリーセルの構成を示す説明図であ
る。
【図11】図10に示した構成の代替回路図である。
【図12】MTJメモリーセル用のセル設計構造を示す
説明図である。
【図13】MTJメモリーセルの代替回路図である。
【図14】ダイオードをもつMTJメモリーセルの代替
回路図である。
【図15】トランジスタをもつMTJメモリーセルの代
替回路図である。
【図16】公知の方法における「0」の検知を示す説明
図である。
【図17】公知の方法における「1」の検知を示す説明
図である。
【符号の説明】
RA 磁化層の反平行分極におけるメモ
リーセルの抵抗値 RP 磁化層の平行分極におけるメモリ
ーセルの抵抗値 MR 抵抗比 R* メモリーセルの面抵抗 R(0) 磁化層の平行分極におけるメモリ
ーセルの抵抗値 R(1) 磁化層の反平行分極におけるメモ
リーセルの抵抗値 Rnorm 正規抵抗値 U1 抵抗値がメモリー内容に影響され
ない電圧 U2 抵抗値がメモリー内容に左右され
る電圧 V1,V2 差動増幅器 M1,M2 トランジスタ CSpeicher メモリーキャパシタンス Rpara 他のメモリーセルの寄生抵抗 RZelle メモリーセルの抵抗値 S1,S2 スイッチ VWL,UWL ワード線WLにおける電圧 Uout0.1 出力電圧 A メモリーセルアレイ BL ビット線 WL ワード線 TL 非磁性中間層 ML1 第1磁化層 ML2 第2磁化層 RC メモリーセルの代替抵抗 IWL ワード線電流 IBL ビット線電流 C トランジスタ D ダイオード V 差動増幅器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G132 AA08 AC03 AL09 5F083 FZ10 LA03 LA12 LA16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】MRAMメモリーのメモリーセルの非破壊
    読み取りのための方法において、(a)メモリーセルの
    抵抗値がメモリーセルのセル内容により影響を受けない
    電圧においてメモリーセルの正規抵抗値Rnormを決
    定する工程と、(b)メモリーセルの抵抗値がメモリー
    セルのセル内容により影響を受ける電圧においてメモリ
    ーセルの実際の抵抗値R(0)ないしはR(1)を決定
    する工程と、(c)Rnorm(0)=R(0)/Rn
    orm、ないしはRnorm(1)=R(1)/Rno
    rmの形成による正規抵抗値を用いて実際の抵抗値を正
    規化する工程と、(d)Rnorm(0)ないしはRn
    orm(1)を基準値と比較する工程と、(e)比較結
    果に応じて0または1としてのメモリーセル内容を検知
    する工程とを含むことを特徴とするMRAMメモリーの
    メモリーセルの非破壊読み取りのための方法。
  2. 【請求項2】上記(d)の工程は、 Rnorm(0)ないしはRnorm(1)を、正規化
    された基準抵抗Rnormref=(Rnorm(0)
    ref+Rnorm(1)ref)/2と比較する工程
    を含み、 上記Rnorm(0)refおよびRnorm(1)r
    efは、0ないしは1の内容をもつ基準メモリーセル
    の、上記(c)の工程により正規化された抵抗値である
    ことを特徴とする請求項1に記載のMRAMメモリーの
    メモリーセルの非破壊読み取りのための方法。
  3. 【請求項3】正規抵抗値の決定は、メモリーセルにおけ
    る0. 6Vと0. 8Vとの間の電圧で行われることを特
    徴とする請求項1または2に記載のMRAMメモリーの
    メモリーセルの非破壊読み取りのための方法。
  4. 【請求項4】メモリーセルの抵抗値は、ほぼ0. 2Vの
    印加電圧において測定されることを特徴とする請求項1
    から3のいずれかに記載のMRAMメモリーのメモリー
    セルの非破壊読み取りのための方法。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれかに記載の方法を
    実行するための、MRAMメモリーのメモリーセルの非
    破壊読み取りのための構造において、 メモリーセル(RZelle)に連結され、メモリーセ
    ル(RZelle)の正規抵抗値が保存されているトラ
    ンジスタ回路(M1,M2,CSpeicher)を有
    していることを特徴とするMRAMメモリーのメモリー
    セルの非破壊読み取りのための構造。
  6. 【請求項6】上記トランジスタ回路(M1、M2、CS
    peicher)が、スイッチ(S2)を介して差動増
    幅器(V2)の出力に接続されていることを特徴とする
    請求項5に記載のMRAMメモリーのメモリーセルの非
    破壊読み取りのための構造。
  7. 【請求項7】上記差動増幅器(V2)の入力(−)が、
    別の差動増幅器(V1)の出力に連結され、その差動増
    幅器(V1)の入力がメモリーセル(RZelle)と
    連結されていることを特徴とする請求項5または6に記
    載のMRAMメモリーのメモリーセルの非破壊読み取り
    のための構造。
  8. 【請求項8】上記両差動増幅器(V2,V1)の他の2
    つの入力には、それぞれ固定の電圧が印加されているこ
    とを特徴とする請求項7に記載のMRAMメモリーのメ
    モリーセルの非破壊読み取りのための構造。
  9. 【請求項9】上記トランジスタ回路(M1、M2、CS
    peicher)が2つのトランジスタ(M1、M2)
    を有しているとともに、 これら両トランジスタ(M1、M2)のソース・ドレイ
    ン区間が平行に接続されており、そしてメモリーセル
    (RZelle)と出力(Uout0.1 )との間に存在
    することを特徴とする請求項5から8のいずれかに記載
    のMRAMメモリーのメモリーセルの非破壊読み取りの
    ための構造。
  10. 【請求項10】上記両トランジスタ(M1、M2)のゲ
    ート端子が、スイッチ(S2)およびトランジスタ回路
    (M1、M2、CSpeicher)におけるメモリー
    キャパシタンス(CSpeicher)に連結されてい
    ることを特徴とする請求項9に記載のMRAMメモリー
    のメモリーセルの非破壊読み取りのための構造。
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