JP2002133564A - 監視情報の系列化管理に対応した広域通報システム - Google Patents

監視情報の系列化管理に対応した広域通報システム

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JP2002133564A
JP2002133564A JP2000358502A JP2000358502A JP2002133564A JP 2002133564 A JP2002133564 A JP 2002133564A JP 2000358502 A JP2000358502 A JP 2000358502A JP 2000358502 A JP2000358502 A JP 2000358502A JP 2002133564 A JP2002133564 A JP 2002133564A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管理センターの設置地を選ぶ必要のない、監
視対象から得る監視情報の系列化管理ができる広域通報
手段の提供。 【解決手段】 少なくとも管理センター(1)と系統機
監視センター(2)の管理側にデータの入出力と記憶及
び双方向通信可能の汎用端末を用いた通報端末装置
(7)を通信処理とデータ処理を行うソフトを記憶する
記憶装置(5)と共に設け、監視対象物の監視情報を、
その発信を行う監視端末(3)と管理・監視側との間を
暗証番号によりインターネット(9)通信を介して配信
可能にした上で、通信端末装置の表示装置(14)画面
に、形成した最新通報データ列に組み込み、そのメッセ
ージ表示を行わせ、かつ監視情報の管理と監視を、系列
化させた通報送受信操作によって処理できるように構成
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、監視対象機器から得ら
れる監視情報を管理センターへ通報する技術に係り、特
に監視対象機器から離れて管理センターを設置し、管理
センターの端末機器上で管理担当者が他業務執務中であ
ってもその端末機器に受信した通報を表示して他業務か
ら監視業務に移行させ、監視処理後は引き続き直前業務
に復帰にするようにした、インターネット利用の広域通
報システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場内の工作機械や動力装置、各種商品
を格納した自動販売装置、多くの接点情報を監視する建
物開閉具又は装置を管理するセキュリティシステム、常
時検査装置等、これらから得られる監視情報は、機械、
装置、器具を保守する主任技術者が一つ一つ点検し、そ
れらの情報を組織上部の管理者へ通報し、彼らからの指
示を受けて処理を進めるので、点検から処理までに時間
を要する。例えば、建物内に設置する多数のエレベータ
や工場内設置の電気工作物には、選任した主任技術者が
定期的に保守点検を行い、それを記録し、点検履歴内容
を管轄する官庁や公益法人に報告するようになってい
る。しかし設置場所の現業員から主任技術者に行う報告
時間にタイムラグが発生する。このタイムラグをなく
し、その監視情報を主任技術者へ確実に通報する目的
で、同一敷地内に監視用専用端末装置(以下、専用端末
という)を設置して電話回線を介して主任技術者へ通報
する技術が提案されている(特開2000−16612
7)。この提案では、複数の専用端末から各端末を識別
する暗証番号を介して通報した監視情報が、本部の監視
コンピュータに集めてデータベース化し、主任技術者が
その集録データを用いて定形書式に纏めて作成した報告
書を所轄管轄機関に提出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の監視情報は、
現業から管理センターへ、管理センターから管轄機関へ
と報告する直列的、一方向性を持った業務処理に好適で
あるが、重要な点はこれらを報告処理するばかりでな
く、全関係者が現業からの通報を遅滞なく知り、早く対
処可能にすることが求められる。そして専用端末を設け
る対処技術では、汎用パソコン装置(以下、汎用端末と
いう)を利用しないので担当者が業務毎に異なる機器を
扱うことになり、また担当者が別件で汎用端末を使用中
に監視情報を受信しても、着信と同時には確認出来ず、
場合によっては見逃す機会が生じる。例えば将来、電力
の売電自由化に対応する動力設備の監視情報を管理する
場合に、監視作業の効率化と通報の簡便化が得られれ
ば、専門的応答が早く得易く、自由化の利便は大きい。
従来技術の一方向形で直列的な通報システム、専用端末
によって特殊に扱うハード処理では前記社会的変化の流
れに対応できず、また売電自由化時に地域を超えて設置
する同一事業機関内での監視情報の管理、異常時の経験
の共有化などが行えない。また従来技術は、特定地域内
を管轄する所轄機関の指示に答えるには好適な対応技術
であっても、広域化する企業の監視情報管理や、前記し
た売買電力の市場が特定の行政地域を超えて広がる将来
市場や、その他の保安機器監視の通報に円滑さが求めら
れる点に対処できないし、また情報の公開性、地域性に
束縛される限定的な適用技術になっている。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み開発したもの
で、監視対象機器に係る監視情報を機器近くに設置して
入力操作する監視用端末装置(以下、監視端末という)
から管理側へ監視情報を通報する場合に、少なくとも複
数の管理側機器を相互に通信可能な社会環境内に並列的
に配置し、随時通信を行う監視情報を管理側の日常業務
中に緊急割り込みを行わせ、緊急受信処理終了直後には
通報受信前の日常業務に引き続いて復帰できるように
し、その上で各端末が独自に情報管理を行えて、電力市
場の変化に対応する通信環境を形成出来るようにした監
視情報の広域通報システムを構築することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る監視情報の
管理に対応した広域通報システムは、設定した一以上の
監視対象から、その状態変化値やセンサー検出値等を含
む監視情報を、それぞれの監視情報に係る単数又は複数
から成る現地配置の監視端末に入力操作し、入力操作に
よる通報を別区域配置の管理センターに受けて行う監視
情報の管理に対応した広域通報システムであって、管理
センターと、管理センターに適宜に併設する一以上の系
統機監視センターと、あるいは加える監視端末に、少な
くともデータ入出力とデータ記憶及び双方向通信の機能
を有する共通の通報端末装置を設けて、通信端末装置間
に暗証番号によって接続し、相互に公衆通信回線にリン
クするインターネットを介して並列的に配設する通信ネ
ットワークを構成した上で、通報端末装置が監視情報を
受信する際に、通報端末装置の表示装置画面の受信直前
の画像上に監視情報をオーバーラップ表示すると共に受
信直前画像を復元可能に処理し、かつ受信した監視情報
を即時編集してデータベース化した上で、形成した最新
通報データ列に組み込んでする着色表示やあるいは加え
る音声合成メッセージ表示を、通報送受信操作と共に処
理するソフトウエアを記憶する記憶装置と共に構成した
ものである。
【0006】
【作用】現地配置の監視端末と管理センター側の通信端
末装置を公衆通信回線にリンクしたインターネットを介
して、暗証番号によって接続する通信ネットワークを構
成し、データ表示処理には汎用端末に対して通報送受信
操作と共に処理するソフトウエアを記憶する記憶装置を
構成したので、その結果、管理センターとそれに併設す
る系統機監視センターの管理側に、通信端末装置のいず
れからも送受信が行えるようになって情報の共有化が容
易になる。さらに少なくともデータの入出力とその記憶
の手段を各端末装置に付設するので、管理センター側に
は管理や、公的届出に好都合な情報などを整理して自動
的に編集を行い、端末装置設置目的に最も叶ったデータ
ベースを確実かつ迅速に構築できる。構成する通信ネッ
トワークの一部に所轄の公的届出機関を組み込めば、監
視情報の届出行為を恒常的に通信処理できる。ソフトウ
エア処埋によって管理センター側端末に対して、監視情
報を表示装置のライブ画面にオーバーラップ表示を行え
るので、管理側への監視情報の即時通報が果たされ、通
報の受信終了処理と同時に監視情報受信前の画像を同一
画面に復元し、受信側担当者の業務に時間損失を生じさ
せない。同様に、監視端末に管理側と共通の通信端末装
置を配置する場合には、他からの共通情報の受け入れが
可能になり将来の監視に都合の良い情報編集を自動化し
て保有できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る監視情報の
管理に対応した広域通報システムを図によって説明す
る。図1は、本発明の監視情報の管理に対応した広域通
報システムを説明するもので、(A)はシステム構成を
示すブロック図、(B)は通報の通信状態を示す模式
図、図2は、本発明システムによる構成機器間の連係の
形を説明するもので、(A)は同一地域内配置同系機器
を示すブロック図、(B)は異地域配置同系機器を示す
ブロック図、(C)は異系統同種機器の連係を示すブロ
ック図、図3は、本発明システムに用いる通報端末装置
を説明するもので、(A)は周辺装置との組み合わせを
示す模式図、(B)は本装置も構成を示すブロック図、
図4は、本発明システムによる広域通報操作を説明する
流れ図、図5は、同じく通報端末装置の通報操作を説明
する流れ図、そして図6は、同じく通報端末装置の表示
装置画面を説明し、その状態変化の推移を示す模式図で
ある。
【0008】図1(A)に示すように、本発明による広
域通報システム10の構成は、監視対象に設定したシス
テム又は端末機器4と、これらから得られる監視情報又
は監視接点情報dの警報をデータ入力する自動監視端末
3(端末装置B1、B2等)によって監視系システムを
構成すると共に、破線経路で示すように該自動監視端末
から送信する通報を受信する管理センター1(設置する
端末装置A)又は実線経路で示すように系統機監視セン
ター2(同じく端末装置B、C等)を介在させて該管理
センターと自動監視端末3とによって通報系システムを
構成して成るものである。なお端末装置を以下、単に端
末といい、管理側の通信系システムに用いる端末は、図
3に示して後述するように、共通機能を有する汎用端末
であり、同じく同図に示すように監視情報の通報を受信
する端末の表示装置は、通報受信前に表示中の画像上に
該通報内容をオーバーラップ表示し、その上書き表示終
了後に前記通報受信前の表示画像を復元可能にソフトウ
エア処理したものである。図1(B)に示すように、該
通報系システム端末は各々に前記ソフトウエアを記憶す
る記憶装置5を付設し、かつ公衆通信回線にリンクする
インターネット9を介して並列的に配設し、相互に暗証
番号により接続すると共に、必要に応じ通信系のモバイ
ル機器や電話機などの臨時に接続する情報端末6に通報
可能になっている。
【0009】ここに監視対象4は、各種電源又はその回
路、安全装置、動力装置、倉庫などの入庫や出庫、検出
温度等の管理を行う設備、建物、機械・器具・装置や、
保安、防犯などのセキュリティ監視システムや個々の対
象物を指し、監視情報dは、予め定めた条件値から所定
時間以上逸脱する変化データ情報、それら警告データを
手動入力操作した情報や、該警告データを模式化して作
成した音声合成メッセージ等である。同様に監視接点情
報とは、電気接点動作により得られるON−OFF接点
情報である。また自動監視端末3は、監視対象4と直接
的に接続して、センサー信号やON−OFF接点情報が
入力できて正常な通報処理を行えるもので、手動入力操
作を含めた完全自動化していないものを、以下、単に監
視端末という。そしてまた前記通信端末装置は、汎用端
末に接続して本発明システムの機能を付加する付加装置
であって、ここに図示しない一般的な他の周辺機器と連
動するように記憶装置5によるソフトウエア処理を施し
て操作するものである。さらに本発明システムを実行可
能にするソフトウエア処理を、以下、単にソフトウエア
処理といい、そして監視対象から得られる監視情報を入
力して監視端末から送信する通報を、以下、単に通報と
いう。さらにまた系統機監視センター2は、同じ系統の
監視端末B1、B2などを統括、管理するのが便宜的で
ある場合に介在させるもので、例えば中央に統括機関
を、県毎に該系統機監視センターを設置し、同県内事業
所の監視端末を管理する場合に相当する。
【0010】
【実施例】次に、本発明システムの実施例を図2及び図
3により説明する。図2(A)に示すように、a地域、
b地域等の同一地域内に前記した全通報系システムの端
末1ないし3を配置する場合の実施例である。このa、
bなどの地域を、AないしB工場と置き換えても、監視
端末3(B1、B2など)を動力監視端末や温度監視端
末に看倣し、あるいは同じく端末C1、C2などを現業
配置端末、事務所配置端末に置き換え、介在する系統機
監視センター2によって通報管理してよい。さらに同図
(B)に示すように、前記通報系システム端末の全てが
異地域に分散している場合には、インターネット9を介
した通信ネットワーク上で、統括的なソフトウエア処理
を行う記憶装置5によって管理センター1や系統機監視
センター2が受けた通報の管理をする。そしてインター
ネット9を介して並列的に前記各端末を配置した通信ネ
ットワークによって、同図(C)に示すように、監視情
報中に共通情報が共有できる監視対象を含む監視端末が
あり、該監視端末同志が後述する通信端末装置を設備し
てあれば、ソフトウエア処理することによって相互に自
動通報して、関係する相手側の該監視端末へ受信させ、
各記憶装置5へ保存させることができる。なお端末Aと
端末B以下とを結ぶ経路中間に付けた小丸印は、端末A
が機能する接続ポートを示す。この接続ポートの数は、
経済性が許せば一端末毎に数十、又は数百、あるいはそ
れ以上を付帯させることが出来る。
【0011】本発明システムに採用する通信端末装置7
の実施例を説明する。図3(B)に示すように、例えば
固定機器の集合をさすa型機器a1、a2等と、車など
の移動機器を示すb1、b2等を、それぞれを監視する
設定機器の対象物とすることができる。通信端末装置7
は、該監視対象物から発信する監視情報を、接点情報と
して入出力可能な入出力装置8と、該入出力装置からの
入出力データ信号を受け入れ、その動作のタイミング処
理をするI/O回路13と、条件付けた比較データを作
成する設定スイッチ等から成る条件値設定装置15と、
所要のデータ記憶や本発明のシステム操作用ソフトウエ
アを駆動可能に記憶する記憶装置5と、該I/O回路に
よって処理したデータ信号を演算制御処理する中央処理
装置CPU12と、該CPUの信号処理結果を次段階の
通信先へ送信しあるいは次段階の通信先よりの受信を処
理するライン回路とモデム11と、CPU12の処理結
果を表示するCRTや液晶によるディスプレイ等から成
る表示装置14とによって構成する。なお接点情報は、
前記した監視情報と同内容であって、光信号などの光電
変換入出力信号からなる接点信号を含む。
【0012】図3(A)に示すように、通報端末と図示
する通報端末装置7は、管理センター1や系統機監視セ
ンター2に配設する管理端末装置A、B、C等に組み合
わせて通報系システムに配置する場合にあっては、監視
端末B1、B2等から送信され、該通報端末装置がその
入出力装置8に受信して処理した監視情報を出力して汎
用端末側において表示する。この場合、通報端末装置7
に付属する表示装置14は汎用端末側の表示装置に代替
するので不要となる。監視系システムを形成する監視端
末装置B1、C1等では、監視対象機器a、b等に隣接
して配置して、配置場所に汎用端末を常備してない場
合、通報端末装置7に監視情報を入力して処理した通報
内容は、同装置付属の表示装置14によって監視情報を
表示し、該監視情報は通報端末装置7に構成するモデム
11より送信される。しかし前記通報系に用いる通報端
末装置7と汎用端末との組み合わせと同じ構成でもよ
い。
【0013】図6に示すように、表示装置14に表示す
る表示画面では、前記記憶装置に記憶するソフトウエア
の処理により所定の表示が行われる。通報受信前の表示
画面が、図示(イ)のようにA画面なる一般業務を表示
して管理担当者が使用中であるとする。そこに前記管理
端末装置が監視情報の通報を受信すると、図示(ロ)の
B画面が、警報表示をオーバーラップ表示する。ここに
A及びBの画面は、ウインドウ表示形式であり、各画面
上部には帯状のタイトルバーを表示して、ここに「×」
で図示する(閉じる)の他に、(最小化)、(最大
化)、(復元)、等の指示をマウス操作可能のクリック
ボタンによって付記表示している。次に該B画面に付記
するリターンキーをクリックすれば、図示(ハ)のC画
面に変換表示し、この変換画面は、例えば時系列順に監
視情報をデータベース化して一覧表に編集した表を表示
するものであって、その一行毎に一件の通報内容が全て
を表示するように構成される。その表中に他行と識別で
きる着色データ列を設けて、最新の通報内容に係る監視
情報を、その着色した割り当てデータ行に表示する。該
C画面の通報当初は、画面(最小化)状態で部分的に情
報を表示する。そこでタイトルバーの(最大化)をクリ
ックすることにより、図示(ニ)の画面(最大化)が表
示される。ここにデータ列は、数字、記号や文字から成
る情報、予め内容を規定したポイントマークや識別符号
などの、情報などを意味づけたものを表中に区分した項
目内に表記し、過去最近の通報内容全てが一行列中に纏
めて表示できるようにして、この拡大化した表に示す。
ここに(最大化)画面中に斜線で図示するデータ列は、
前記警告表示したものを着色して示した通報の情報内容
である。なおB画面表示やC画面表示においても一定時
間のアラーム鳴奏や、音声合成メッセージを音表示して
もよく、また一覧表に表示する監視情報の数は、記憶装
置の容量次第で数千、数万のデータ列を記憶して保存可
能であり、それらデータ列を他の様式に様々に編集加工
してよい。
【0014】次に本発明システムに係る通報操作の手順
を、図4と図5によって説明する。なお、本実施例では
通報系システムの全端末に共通の通報端末装置7が付設
してあるものとする。図4に示すように、それぞれに個
有の暗証番号によって識別した管理センター1及び系統
機監視センター2の、各管理端末装置には、記憶装置5
に記憶する本発明システムによるソフトウエアが立ち上
がっていて(S1及びS2)、監視端末の操作端末装置
も同じく該ソフトウエアを立ち上げてあるとする(S
3)。そこで該監視端末が、前記監視対象からの監視情
報を受けてその接点情報を入力操作すると(S4)、該
監視情報の所定形式の通報を送信する(S5)。前記監
視端末の表示画面には、監視情報の通報内容を表示し
(S6)、その通報内容は、監視情報記録としてデータ
ベース化して記憶し(S7)、所定時間後に該情報表示
は、OFFになり(S8)通報処理を終了する。一方、
監視端末3から通報を受けた管理センター1及び系統機
監視センター2の管理端末装置には、アラームが暫時、
警告音ないし合成音声の形式で発せられ(S9)、表示
装置が、警告表示の画面形式に変わる(S10)。その
所定時間後にアラームはOFF状態になり(S11)、
その後の画面操作によって該表示画面は、受信した通報
データの表示画面に変換する(S12)。そして順次、
受信データはデータベース化して記録され(S13)、
表示画面のデータ表示はOFF状態に操作されて(S1
4)、通報受信処理は終了する。
【0015】送信操作を行う端末、特に監視端末3の端
末から、リストアップしてある通報系システムの管理側
端末へ通報が行われる際の、通報操作の手順を説明す
る。ここに図示しないが、この通報操作は、通報内容の
入力操作に引き続いて自動的にソフトウエア処理された
ものである。図5に示すように、監視情報を通報する通
報先1が、ここに記載しない、記憶装置5に記憶する通
報手順決定ソフトウエアによって、未設定であれば(S
51)、次の通報先2への通報操作に移行する。しかし
通報先1が該通報手順決定ソフトに設定済であれば、通
報先1への通報は行われる(S52)。しかしその通報
が通報済であれば(S53)、通報先2への通報操作に
移行するが、未通報である場合には通報操作は実行され
る。そして通報が完了しなければリトライ(通報操作の
再実行)を行い、リトライ回数が演算される(S5
4)。操作時にリトライ回数が0より大きければリトラ
イ回数1を減算し、所定のリトライ待ち(t分間)をし
た後に(S56)、前記S52のステップに戻り、通話
先1への通報操作を繰り返す。通報先2、引き続く通報
先3、4等への通報操作は、通報先1におけると同様の
通報操作手順が繰り返し行われる。
【0016】なお、監視端末3からの通報は、暗証番号
によって本発明システムが形成する通信ネットワークに
接続する通信系のモバイル機器の他に、メンテナンス用
の受付電話や転送手段を利用した特定通信手段などに対
しても行うことが出来る。そして本発明による広域通報
システムは、インターネット利用によるので、前記監視
情報分野に特定することなく、プログラム改定した前記
ソフトウエアを記憶する記憶装置又は記憶媒体を用い
て、ここに記載しない、社会が要求する公開性を必要と
する新分野や災害等の緊急通報に適用することは容易で
ある。すなわち本発明システムによる監視端末B1、B
2等が存在しない緊急情報発信場所からの通信を、電話
回線によって特定所在地に配置する該監視端末に転送さ
せ、それを受けた本発明装置が前記通報系システムに乗
せて監視情報を管理するように半自動化して、特に災害
現場での公的社会活動に利用しても良い。
【0017】
【発明の効果】本発明による監視情報の管理に対応した
広域通報システムは、監視対象機器を監視する監視端末
と監視端末に連係する管理センター側の通信端末装置全
てに対して、インターネットを介した通信ネットワーク
を構築するものなので、通報の受け手側は受信と同時に
所要の技術処理を進めることができ、かつ全受入れ情報
を最適な有用順に順序付けて、常に最新の活きた独立情
報を活用出来る。監視対象に適切なセンサーを付設して
その接点情報を監視端末に自動的に入力し、かつ自動監
視端末に自動通報操作させれば地域性を超えて主任技術
者の管理が受けられる。しかも監視対象は、建物では出
入口や開口部、遊戯場所ではパチンコ台や遊戯用乗り
物、店舗内の要監視設備、工場の保安工作機等々、種類
や数を選ばないあらゆる場所、業種に管理のネットワー
クを簡便に設営できる。汎用端末を技術化して本発明シ
ステムを構成する管理センターは、組織上のどの段階に
併設する管理センターであっても、適切なソフトウエア
を記憶する記憶装置又は記憶媒体を用いて管理レベルの
権限を規定できるので、主体的に指令を設定し管理行動
を起こしても、管理利益を相乗的に得られることが出来
る。一方、管理組織の一部に担当者不在などによる不具
合が生じても、通報に不連続性を生じない。すなわち本
発明を構成する管理センター端末は相互補完的に機能
し、その利便性や経済性は高く、その社会貢献度は大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の監視情報の管理に対応した広域通報シ
ステムを説明するもので、(A)はシステム構成を示す
ブロック図、(B)は通報の通信状態を示す模式図であ
る。
【図2】本発明システムによる構成機器間の連係の形を
説明するもので、(A)は同一地域内配置同系機器を示
すブロック図、(B)は異地域配置同系機器を示すブロ
ック図、(C)は異系統同種機器の連係を示すブロック
図である。
【図3】本発明システムに用いる通報端末装置を説明す
るもので、(A)は周辺装置との組み合わせを示す模式
図、(B)は本装置も構成を示すブロック図である。
【図4】本発明システムによる広域通報操作を説明する
流れ図である。
【図5】本発明システムによる通報端末装置の通報操作
を説明する流れ図である。
【図6】本発明システムに用いる通報端末装置の表示装
置画面を説明し、その状態変化の推移を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 管理センター(端末装置A) 2 系統機監視センター (端末装置B、C、‥) 3 自動監視端末 (端末装置B1、B2、‥、C1、C2、‥) 4 監視対象システム/端末機器 5 記憶装置 6 情報端末(モバイル機器、電話機) 7 通報端末装置 8 入出力装置 9 公衆通信回線/インターネット 10 広域通報システム 11 モデム/ライン回路 12 CPU 13 I/O回路 14 表示装置 15 条件値設定装置 16 電源回路 A、B、C、‥ 管理端末装置 B1、C2、‥ 監視端末装置
【手続補正書】
【提出日】平成13年8月23日(2001.8.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 監視情報の系列化管理に対応した広域
通報システム
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、監視対象機器から得ら
れる監視情報を管理機関へ通報する技術に係り、特に監
視対象機器から離れて管理センターを設置し、管理セン
ターの端末機器上で、通報を表示する緊急受信及びその
送信操作を行いながら監視処理後は引き続き直前業務に
復帰にするようにした、インターネット利用の広域通報
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】工場内の工作機械や動力装置、各種商品
を格納した自動販売装置、多くの接点情報を監視する建
物開閉具又は装置を管理するセキュリティシステム、常
時検査装置等、これらから得られる監視情報は、機械、
装置、器具を保守する主任技術者が一つ一つ点検し、そ
れらの情報を組織上部の管理者へ通報し、彼らからの指
示を受けて処理を進めるので、点検から処理までに時間
を要する。例えば、建物内に設置する多数のエレベータ
や工場内設置の電気工作物には、選任した主任技術者が
定期的に保守点検を行い、それを記録し、点検履歴内容
を管轄する官庁や公益法人に報告するようになってい
る。しかし設置場所の現業員から主任技術者に行う報告
時間にタイムラグが発生する。このタイムラグをなく
し、その監視情報を主任技術者へ確実に通報する目的
で、同一敷地内に監視用専用端末装置(以下、専用端末
という)を設置して電話回線を介して主任技術者へ通報
する技術が提案されている(特開2000−16612
7)。この提案では、複数の専用端末から各端末を識別
する暗証番号を介して通報した監視情報が、本部の監視
コンピュータに集めてデータベース化し、主任技術者が
その集録データを用いて定形書式に纏めて作成した報告
書を所轄管轄機関に提出するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の監視情報は、
現業から管理センターへ、管理センターから管轄機関へ
と報告する直列的、一方向性を持った業務処理に好適で
あるが、重要な点はこれらを報告処理するばかりでな
く、全関係者が現業からの通報を遅滞なく知り、早く対
処可能にすることが求められる。そして専用端末を設け
る対処技術では、汎用パソコン装置(以下、汎用端末と
いう)を利用しないので担当者が業務毎に異なる機器を
扱うことになり、また担当者が別件で汎用端末を使用中
に監視情報を受信しても、着信と同時には確認出来ず、
場合によっては見逃す機会が生じる。例えば将来、電力
の売電自由化に対応する動力設備の監視情報を管理する
場合に、監視作業の効率化と通報の簡便化が得られれ
ば、専門的応答が早く得易く、自由化の利便は大きい。
従来技術の一方向形で直列的な通報システム、専用端末
によって特殊に扱うハード処理では前記社会的変化の流
れに対応できず、また売電自由化時に地域を超えて設置
する同一事業機関内での監視情報の管理、異常時の経験
の共有化などが行えない。また従来技術は、特定地域内
を管轄する所轄機関の指示に答えるには好適な対応技術
であっても、広域化する企業の監視情報管理や、前記し
た売買電力の市場が特定の行政地域を超えて広がる将来
市場や、その他の保安機器監視の通報に円滑さが求めら
れる点に対処できないし、また情報の公開性、地域性に
束縛される限定的な適用技術になっている。
【0004】本発明は、上記問題点に鑑み開発したもの
で、監視対象機器に係る監視情報を機器近くに設置して
入力操作する監視用端末装置(以下、監視端末という)
から管理側へ監視情報を通報する場合に、少なくとも複
数の管理側機器を相互に通信可能な社会環境内に並列的
に配置し、随時通信を行う監視情報を管理側の日常業務
中に緊急割り込みを行わせ、緊急受信処理終了直後には
通報受信前の日常業務に引き続いて復帰できるように
し、その上で各端末が独自に通報送受信操作を介して
報管理を行えて、電力市場の変化に対応する通信環境を
形成出来るようにした監視情報を系列化できる広域通報
システムを構築することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る監視情報の
系列化管理に対応した広域通報システムは、設定した
視対象から得られる監視情報を、現地配置の監視端末に
入力操作し、入力操作による通報をインターネット通信
を介して配信して別区域配置の管理センターに設置する
端末機器表示装置の表示画面に割り込み表示処理させて
監視する監視情報の系列化管理に対応した広域通報シス
テムにおいて、監視端末からの監視情報を受ける管理セ
ンターとその上位機関として設ける一以上の系統機監視
センターとに、少なくともデータ入出力とデータ記憶及
び双方向通信の機能を有する汎用機を用いた共通の通報
端末装置を設け、かつ通報端末装置に通報通信ソフトと
共にデータ処理するソフトウエアを記憶する記憶装置を
付設した上で、端末相互の通信接続を暗証化し、監視端
末からの受信した監視情報を即時編集してデータベース
化した上で、通報端末装置の表示装置に、形成した最新
通報データ列に組み込んでする着色表示を含むメッセー
ジ表示を可能にして、監視情報が監視端末、管理センタ
ー及び系統機監視センターにおいて予め定めた手順に従
う管理と監視を系列化した通報送受信操作によって行う
ように構成したものである。
【0006】
【作用】現地配置の監視端末と管理センター側の通信端
末装置を公衆通信回線にリンクしたインターネットを介
して、端末相互の特定化接続する通信ネットワークを構
成し、データ表示処理には汎用端末に対して通報送受信
操作と共に処理するソフトウエアを記憶する記憶装置を
構成したので、その結果、管理センターとそれに併設す
る系統機監視センターの管理側に、通信端末装置のいず
れからも送受信が行えるようになって情報の共有化が容
易になる。さらに少なくともデータの入出力とその記憶
の手段を各端末装置に付設するので、管理センター側に
は管理や、公的届出に好都合な情報などを整理して自動
的に編集を行い、端末装置設置目的に最も叶ったデータ
ベースを確実かつ迅速に構築できる。構成する通信ネッ
トワークの一部に上位機関として所轄の公的届出機関を
組み込めば、監視情報の届出行為を恒常的に通信処理で
きる。ソフトウエア処理によって監視情報の表示装置に
オーバーラップ画面表示を行える管理センター側端末に
対して、管理側への監視情報の即時通報に最新通報デー
タ列を形成するデータベース化が行われ、受信側担当者
の業務に時間損失を生じさせない。同様に、監視端末に
管理側と共通の通信端末装置を配置する場合には、他か
らの共通情報の受け入れが可能になり将来の監視に都合
の良い情報編集を自動化して保有できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る監視情報の
系列化管理に対応した広域通報システムを図によって説
明する。図1は、本発明の監視情報の系列化管理に対応
した広域通報システムを説明するもので、(A)はシス
テム構成を示すブロック図、(B)は通報の通信状態を
示す模式図、図2は、本発明システムによる構成機器間
の連係の形を説明するもので、(A)は同一地域内配置
同系機器を示すブロック図、(B)は異地域配置同系機
器を示すブロック図、(C)は異系統同種機器の連係を
示すブロック図、図3は、本発明システムに用いる通報
端末装置を説明するもので、(A)は周辺装置との組み
合わせを示す模式図、(B)は本装置も構成を示すブロ
ック図、図4は、本発明システムによる広域通報操作を
説明する流れ図、図5は、同じく通報端末装置の通報操
作を説明する流れ図、そして図6は、同じく通報端末装
置の表示装置画面を説明し、その状態変化の推移を示す
模式図である。
【0008】図1(A)に示すように、本発明による広
域通報システム10の構成は、監視対象に設定したシス
テム又は端末機器4と、これらから得られる監視情報又
は監視接点情報dの警報をデータ入力する自動監視端末
3(端末装置B1、B2等)によって監視系システムを
構成すると共に、破線経路で示すように該自動監視端末
から送信する通報を受信する管理センター1(設置する
端末装置A)又は実線経路で示すように系統機監視セン
ター2(同じく端末装置B、C等)を介在させて該管理
センターと自動監視端末3とによって通報系システムを
構成して成るものである。なお端末装置を以下、単に端
末といい、管理側の通信系システムに用いる端末は、図
3に示して後述するように、共通機能を有する汎用端末
であり、同じく同図に示すように監視情報の通報を受信
する端末の表示装置は、通報受信前に表示中の画像上に
該通報内容をオーバーラップ表示し、その上書き表示終
了後に前記通報受信前の表示画像を復元可能にソフトウ
エア処理したものである。図1(B)に示すように、該
通報系システム端末は各々に前記ソフトウエアを記憶す
る記憶装置5を付設し、かつ公衆通信回線にリンクする
インターネット9を介して並列的に配設し、相互に暗証
番号により接続すると共に、必要に応じ通信系のモバイ
ル機器や電話機などの臨時に接続する情報端末6に通報
可能になっている。
【0009】ここに監視対象4は、各種電源又はその回
路、安全装置、動力装置、倉庫などの入庫や出庫、検出
温度等の管理を行う設備、建物、機械・器具・装置や、
保安、防犯などのセキュリティ監視システムや個々の対
象物を指し、監視情報dは、予め定めた条件値から所定
時間以上逸脱する変化データ情報、それら警告データを
手動入力操作した情報や、該警告データを模式化して作
成した音声合成メッセージ等である。同様に監視接点情
報とは、電気接点動作により得られるON−OFF接点
情報である。また自動監視端末3は、監視対象4と直接
的に接続して、センサー信号やON−OFF接点情報が
入力できて正常な通報処理を行えるもので、手動入力操
作を含めた完全自動化していないものを、以下、単に監
視端末という。そしてまた前記通信端末装置は、汎用端
末に接続して本発明システムの機能を付加する付加装置
であって、ここに図示しない一般的な他の周辺機器と連
動するように記憶装置5によるソフトウエア処理を施し
て操作するものである。さらに本発明システムを実行可
能にするソフトウエア処理を、以下、単にソフトウエア
処理といい、そして監視対象から得られる監視情報を入
力して監視端末から送信する通報を、以下、単に通報と
いう。さらにまた系統機監視センター2は、同じ系統の
監視端末B1、B2などを統括、管理するのが便宜的で
ある場合に介在させるもので、例えば中央に統括機関
を、県毎に該系統機監視センターを設置し、同県内事業
所の監視端末を管理する場合に相当する。
【0010】
【実施例】次に、本発明システムの実施例を図2及び図
3により説明する。図2(A)に示すように、a地域、
b地域等の同一地域内に前記した全通報系システムの端
末1ないし3を配置する場合の実施例である。このa、
bなどの地域を、AないしB工場と置き換えても、監視
端末3(B1、B2など)を動力監視端末や温度監視端
末に看倣し、あるいは同じく端末C1、C2などを現業
配置端末、事務所配置端末に置き換え、介在する系統機
監視センター2によって通報管理してよい。さらに同図
(B)に示すように、前記通報系システム端末の全てが
異地域に分散している場合には、インターネット9を介
した通信ネットワーク上で、統括的なソフトウエア処理
を行う記憶装置5によって管理センター1や系統機監視
センター2が受けた通報の管理をする。そしてインター
ネット9を介して並列的に前記各端末を配置した通信ネ
ットワークによって、同図(C)に示すように、監視情
報中に共通情報が共有できる監視対象を含む監視端末が
あり、該監視端末同志が後述する通信端末装置を設備し
てあれば、ソフトウエア処理することによって相互に自
動通報して、関係する相手側の該監視端末へ受信させ、
各記憶装置5へ保存させることができる。なお端末Aと
端末B以下とを結ぶ経路中間に付けた小丸印は、端末A
が機能する接続ポートを示す。この接続ポートの数は、
経済性が許せば一端末毎に数十、又は数百、あるいはそ
れ以上を付帯させることが出来る。
【0011】本発明システムに採用する通信端末装置7
の実施例を説明する。図3(B)に示すように、例えば
固定機器の集合をさすa型機器a1、a2等と、車など
の移動機器を示すb1、b2等を、それぞれを監視する
設定機器の対象物とすることができる。通信端末装置7
は、該監視対象物から発信する監視情報を、接点情報と
して入出力可能な入出力装置8と、該入出力装置からの
入出力データ信号を受け入れ、その動作のタイミング処
理をするI/O回路13と、条件付けた比較データを作
成する設定スイッチ等から成る条件値設定装置15と、
所要のデータ記憶や本発明のシステム操作用ソフトウエ
アを駆動可能に記憶する記憶装置5と、該I/O回路に
よって処理したデータ信号を演算制御処理する中央処理
装置CPU12と、該CPUの信号処理結果を次段階の
通信先へ送信しあるいは次段階の通信先よりの受信を処
理するライン回路とモデム11と、CPU12の処理結
果を表示するCRTや液晶によるディスプレイ等から成
る表示装置14とによって構成する。なお接点情報は、
前記した監視情報と同内容であって、光信号などの光電
変換入出力信号からなる接点信号を含む。
【0012】図3(A)に示すように、通報端末と図示
する通報端末装置7は、管理センター1や系統機監視セ
ンター2に配設する管理端末装置A、B、C等に組み合
わせて通報系システムに配置する場合にあっては、監視
端末B1、B2等から送信され、該通報端末装置がその
入出力装置8に受信して処理した監視情報を出力して汎
用端末側において表示する。この場合、通報端末装置7
に付属する表示装置14は汎用端末側の表示装置に代替
するので不要となる。監視系システムを形成する監視端
末装置B1、C1等では、監視対象機器a、b等に隣接
して配置して、配置場所に汎用端末を常備してない場
合、通報端末装置7に監視情報を入力して処理した通報
内容は、同装置付属の表示装置14によって監視情報を
表示し、該監視情報は通報端末装置7に構成するモデム
11より送信される。しかし前記通報系に用いる通報端
末装置7と汎用端末との組み合わせと同じ構成でもよ
い。
【0013】図6に示すように、表示装置14に表示す
る表示画面では、前記記憶装置に記憶するソフトウエア
の処理により所定の表示が行われる。通報受信前の表示
画面が、図示(イ)のようにA画面なる一般業務を表示
して管理担当者が使用中であるとする。そこに前記管理
端末装置が監視情報の通報を受信すると、図示(ロ)の
B画面が、警報表示をオーバーラップ表示する。ここに
A及びBの画面は、ウインドウ表示形式であり、各画面
上部には帯状のタイトルバーを表示して、ここに「×」
で図示する(閉じる)の他に、(最小化)、(最大
化)、(復元)、等の指示をマウス操作可能のクリック
ボタンによって付記表示している。次に該B画面に付記
するリターンキーをクリックすれば、図示(ハ)のC画
面に変換表示し、この変換画面は、例えば時系列順に監
視情報をデータベース化して、最新通報データ列に組み
込んで一覧表に編集した表を表示するものであって、そ
の一行毎に一件の通報内容が全てを表示するように構成
される。その表中に他行と識別できる着色データ列を設
けて、最新の通報内容に係る監視情報を、その着色した
割り当てデータ行に表示する。該C画面の通報当初は、
画面(最小化)状態で部分的に情報を表示する。そこで
タイトルバーの(最大化)をクリックすることにより、
図示(ニ)の画面(最大化)が表示される。ここにデー
タ列は、数字、記号や文字から成る情報、予め内容を規
定したポイントマークや識別符号などの、情報などを意
味づけたものを表中に区分した項目内に表記し、過去最
近の通報内容全てが一行列中に纏めて表示できるように
して、この拡大化した表に示す。ここに(最大化)画面
中に斜線で図示するデータ列は、前記警告表示したもの
を着色して示した通報の情報内容である。なおB画面表
示やC画面表示においても一定時間のアラーム鳴奏や、
音声合成メッセージを音表示してもよく、また一覧表に
表示する監視情報の数は、記憶装置の容量次第で数千、
数万のデータ列を記憶して保存可能であり、それらデー
タ列を他の様式に様々に編集加工してよい。
【0014】次に本発明システムに係る通報操作の手順
を、図4と図5によって説明する。なお、本実施例では
通報系システムの全端末に共通の通報端末装置7が付設
してあるものとする。図4に示すように、それぞれに個
有の暗証番号によって識別した管理センター1及び系統
機監視センター2の、各管理端末装置には、記憶装置5
に記憶する本発明システムによるソフトウエアが立ち上
がっていて(S1及びS2)、監視端末の操作端末装置
も同じく該ソフトウエアを立ち上げてあるとする(S
3)。そこで該監視端末が、前記監視対象からの監視情
報を受けてその接点情報を入力操作すると(S4)、該
監視情報の所定形式の通報を送信する(S5)。前記監
視端末の表示画面には、監視情報の通報内容を表示し
(S6)、その通報内容は、監視情報記録としてデータ
ベース化して記憶し(S7)、所定時間後に該情報表示
は、OFFになり(S8)通報処理を終了する。一方、
監視端末3から通報を受けた管理センター1及び系統機
監視センター2の管理端末装置には、アラームが暫時、
警告音ないし合成音声の形式で発せられ(S9)、表示
装置が、警告表示の画面形式に変わる(S10)。その
所定時間後にアラームはOFF状態になり(S11)、
その後の画面操作によって該表示画面は、受信した通報
データの表示画面に変換する(S12)。そして順次、
受信データはデータベース化して記録され(S13)、
表示画面のデータ表示はOFF状態に操作されて(S1
4)、通報受信処理は終了する。
【0015】送信操作を行う端末、特に監視端末3の端
末から、リストアップしてある通報系システムの管理側
端末へ通報が行われる際の、通報操作の手順を説明す
る。ここに図示しないが、この通報操作は、通報内容の
入力操作に引き続いて自動的にソフトウエア処理された
ものである。図5に示すように、監視情報を通報する通
報先1が、ここに記載しない、記憶装置5に記憶する通
報手順決定ソフトウエアによって、未設定であれば(S
51)、次の通報先2への通報操作に移行する。しかし
通報先1が該通報手順決定ソフトに設定済であれば、通
報先1への通報は行われる(S52)。しかしその通報
が通報済であれば(S53)、通報先2への通報操作に
移行するが、未通報である場合には通報操作は実行され
る。そして通報が完了しなければリトライ(通報操作の
再実行)を行い、リトライ回数が演算される(S5
4)。操作時にリトライ回数が0より大きければリトラ
イ回数1を減算し、所定のリトライ待ち(t分間)をし
た後に(S56)、前記S52のステップに戻り、通話
先1への通報操作を繰り返す。通報先2、引き続く通報
先3、4等への通報操作は、通報先1におけると同様の
通報操作手順が繰り返し行われる。
【0016】なお、監視端末3からの通報は、関連する
端末相互を下位から上位の端末に系列化して特定化する
ことによって本発明システムが形成する通信ネットワー
クに接続する通信系のモバイル機器の他に、メンテナン
ス用の受付電話や転送手段を利用した特定通信手段など
に対しても行うことが出来る。そして本発明による広域
通報システムは、インターネット利用によるので、前記
監視情報分野に特定することなく、プログラム改定した
前記ソフトウエアを記憶する記憶装置又は記憶媒体を用
いて、ここに記載しない、社会が要求する公開性を必要
とする新分野や災害等の緊急通報に適用することは容易
である。すなわち本発明システムによる監視端末B1、
B2等が存在しない緊急情報発信場所からの通信を、電
話回線によって特定所在地に配置する該監視端末に転送
させ、それを受けた本発明装置が前記通報系システムに
乗せて監視情報を管理するように半自動化して、特に災
害現場での公的社会活動に利用しても良い。
【0017】
【発明の効果】本発明による監視情報の系統化管理に対
応した広域通報システムは、監視対象機器を監視する監
視端末と監視端末に連係する管理センター、その上位機
関の系統機監視センター側の通信端末装置全てを置き換
えた汎用端末に対して、インターネットを介した通信ネ
ットワークを構築するものなので、通報の受け手側は受
信と同時に所要の技術処理を進めることができ、かつ全
受入れ情報を最適な有用順に系列毎に順序付けて、常に
最新の活きた独立情報を活用出来る。監視対象に適切な
センサーを付設してその接点情報を監視端末に自動的に
入力し、かつ自動監視端末に自動通報操作させれば地域
性を超えて主任技術者の管理が受けられる。しかも監視
対象は、建物では出入口や開口部、遊戯場所ではパチン
コ台や遊戯用乗り物、店舗内の要監視設備、工場の保安
工作機等々、種類や数を選ばないあらゆる場所、業種に
管理のネットワークを簡便に設営できる。汎用端末を技
術化して本発明システムを構成する管理センターは、組
織上のどの段階に併設する管理センターであっても、適
切なソフトウエアを記憶する記憶装置又は記憶媒体を用
いて系統化した管理レベルの権限を規定できるので、主
体的に指令を設定し管理行動を起こしても、管理利益を
相乗的に得られることが出来る。一方、管理組織の一部
に担当者不在などによる不具合が生じても、系統化通信
処理によって通報に不連続性を生じない。すなわち本発
明を構成する管理センターとその上位機関の端末は相互
補完的に機能し、その利便性や経済性は高く、その社会
貢献度は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の監視情報の系列化管理に対応した広域
通報システムを説明するもので、(A)はシステム構成
を示すブロック図、(B)は通報の通信状態を示す模式
図である。
【図2】本発明システムによる構成機器間の連係の形を
説明するもので、(A)は同一地域内配置同系機器を示
すブロック図、(B)は異地域配置同系機器を示すブロ
ック図、(C)は異系統同種機器の連係を示すブロック
図である。
【図3】本発明システムに用いる通報端末装置を説明す
るもので、(A)は周辺装置との組み合わせを示す模式
図、(B)は本装置も構成を示すブロック図である。
【図4】本発明システムによる広域通報操作を説明する
流れ図である。
【図5】本発明システムによる通報端末装置の通報操作
を説明する流れ図である。
【図6】本発明システムに用いる通報端末装置の表示装
置画面を説明し、その状態変化の推移を示す模式図であ
る。
【符号の説明】 1 管理センター(端末装置A) 2 系統機監視センター (端末装置B、C、‥) 3 自動監視端末 (端末装置B1、B2、‥、C1、C2、‥) 4 監視対象システム/端末機器 5 記憶装置 6 情報端末(モバイル機器、電話機) 7 通報端末装置 8 入出力装置 9 公衆通信回線/インターネット 10 広域通報システム 11 モデム/ライン回路 12 CPU 13 I/O回路 14 表示装置 15 条件値設定装置 16 電源回路 A、B、C、‥ 管理端末装置 B1、C2、‥ 監視端末装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
フロントページの続き Fターム(参考) 5C087 AA09 AA10 AA16 AA24 AA25 AA32 AA40 AA41 BB12 BB46 CC52 DD05 DD27 DD33 EE17 FF01 FF04 FF20 FF23 GG08 GG18 GG21 GG22 GG23 GG29 GG30 GG42 GG67 GG70 GG72 5K048 AA04 BA01 BA34 CA08 DA02 DC01 DC07 EA11 EB08 EB12 EB13 FB04 FB05 FB08 FB12 FC01 GB08 HA01 HA02 HA05 HA07 HA13 HA21 5K101 KK12 LL01 LL03 LL05 LL12 MM05 MM07 NN03 NN16 NN18 NN21 NN34 RR12 SS07 TT06 UU16

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定した一以上の監視対象から、その状
    態変化値やセンサー検出値等を含む監視情報を、それぞ
    れの該監視情報に係る単数又は複数から成る現地配置の
    監視端末に入力操作し、該入力操作による通報を別区域
    配置の管理センターに受けて行う監視情報の管理に対応
    した広域通報システムであって、管理センター(1)
    と、該管理センターに適宜に併設する一以上の系統機監
    視センター(2)と、あるいは加える監視端末(3)
    に、少なくともデータ入出力とデータ記憶及び双方向通
    信の機能を有する共通の通報端末装置(7)を設けて、
    該通信端末装置間に暗証番号によって接続し、相互に公
    衆通信回線にリンクするインターネット(9)を介して
    並列的に配設する通信ネットワークを構成した上で、前
    記通報端末装置が監視情報を受信する際に、該通報端末
    装置の表示装置(14)画面の該受信直前の画像上に該
    監視情報をオーバーラップ表示すると共に該受信直前画
    像を復元可能にし、かつ受信した前記監視情報を即時編
    集してデータベース化した上で、形成した最新通報デー
    タ列に組み込んでする着色表示やあるいは加える音声合
    成メッセージ表示を、通報送受信操作と共に処理するソ
    フトウエアを記憶する記憶装置(5)と共に構成したこ
    とを特徴とする監視情報の管理に対応した広域通報シス
    テム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6748340B2 (en) 2002-09-20 2004-06-08 Ntt Infrastructure Network Corporation Cable position information management system, facility information management system, cable core wire management system, and methods and programs thereof
CN102231074A (zh) * 2011-06-24 2011-11-02 三一重机有限公司 一种工程机械叉车集中调度系统及调度方法

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