JP2002132079A - 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置

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JP2002132079A
JP2002132079A JP2000322493A JP2000322493A JP2002132079A JP 2002132079 A JP2002132079 A JP 2002132079A JP 2000322493 A JP2000322493 A JP 2000322493A JP 2000322493 A JP2000322493 A JP 2000322493A JP 2002132079 A JP2002132079 A JP 2002132079A
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Tomohiro Nakamori
知宏 中森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一対の回転体によって挟持搬送される記録材
が該回転体の一方に張り付いた状態で電源のオンオフが
されても回転体への記録材の巻き付きを防止することが
できる定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 加圧ローラ118の導電性の表面に高圧
電源部3からの電圧を印加する給電ブラシ11と、加圧
ローラ118の通紙領域の表面に接触配設される導電性
部材である張り付きセンサ10と、張り付きセンサ10
の電圧を検知するCPU5とを備え、CPU5によって
検知された電圧が所定電圧以上である際に、加圧ローラ
118と張り付きセンサ10との間に記録紙Pが挟まっ
ていると判断し検知信号を発するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに圧接回転す
る一対の回転体によって形成されるニップ領域で、未定
着像を担持する記録材を挟持搬送しながら加熱及び加圧
することにより上記未定着像を上記記録材に定着させる
定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式等を採用する画像形
成装置に備えられる定着装置にあっては、互いに圧接回
転する一対の回転体たる定着ローラ及び加圧ローラを備
え、未定着像を担持する記録材を定着ローラ及び加圧ロ
ーラによって形成されるニップ領域で挟持搬送しながら
加熱及び加圧することにより上記未定着像を上記記録材
に定着させる定着装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
定着装置を備える画像形成装置では、定着ローラや加圧
ローラに記録材が張り付いた場合にこの記録材を直接検
出する手段が設けられていなかった。
【0004】そのため、従来では、定着ローラや加圧ロ
ーラに記録材が張り付いた状態で画像形成装置の電源を
オフオンされると、この記録材を検出することができな
いために、定着ローラや加圧ローラを回転駆動してしま
い、定着ローラや加圧ローラに更に記録材を巻付かせる
ことになってしまう虞がある。
【0005】そこで、本発明は、一対の回転体によって
挟持搬送される記録材が該回転体の一方に張り付いた状
態で電源のオンオフがされても回転体への記録材の巻き
付きを防止することができる定着装置及びこの定着装置
を備える画像形成装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、互いに圧接してニップ領域を形成し回転する一対
の回転体を備え、未定着像を担持する記録材を上記ニッ
プ領域で挟持搬送しながら加熱及び加圧することにより
上記未定着像を上記記録材に定着させる定着装置であっ
て、少なくとも一方の回転体の表面が導電性を有してい
る定着装置において、上記表面に電圧を印加する電圧印
加手段と、該電圧印加手段によって電圧が印加される上
記回転体の通紙領域の表面に接触配設される導電性部材
と、該導電性部材の電圧を検知する電圧検知手段とを備
え、該電圧検知手段によって検知された電圧が所定電圧
以上である際に、回転体と導電性部材との間に記録材が
挟まっていると判断し検知信号を発するよう構成されて
いるという第一の発明によって達成される。
【0007】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、電圧印加手段は、少なくとも一方の回転
体の導電性を有する表面に接触配設される給電部材と、
該給電部材に電圧を印加する給電手段とを有していると
いう第二の発明によっても達成される。
【0008】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明又は第二の発明において、回転体と導電性部材と
の間に記録材が挟まっていると判断された際に、回転体
の回転駆動を中断させるよう設定されているという第三
の発明によっても達成される。
【0009】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第三の発明のいずれかにおいて、一対の回転体
は、互いに圧接回転する定着ローラ及び加圧ローラであ
るという第四の発明によっても達成される。
【0010】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明乃至第四の発明のいずれかにおいて、ニップ領域
通過後の記録材を回転体の表面から分離する分離手段を
備え、導電性部材が、上記回転体の表面のニップ領域の
記録材の搬送方向下流側から上記分離手段の記録材分離
位置までの間に接触して配設されているという第五の発
明によっても達成される。
【0011】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明乃至第五の発明のいずれかにおいて、電圧印加手段
によって電圧が印加される回転体の非通紙領域の表面に
接触配設される非通紙域導電性部材と、該非通紙域導電
性部材の電圧を検知する非通紙域電圧検知手段とを備
え、電圧検知手段によって検知された電圧と非通紙域電
圧検知手段によって検知された電圧との電圧差が所定電
圧以上になった際に、回転体と導電性部材との間に記録
材が挟まっていると判断し検知するよう構成されている
という第六の発明によっても達成される。
【0012】更に、本出願によれば、上記目的は、一連
の画像形成プロセスによって形成された画像を記録材に
記録する画像形成装置であって、第一の発明乃至第六の
発明のいずれかの定着装置を備えるという第七の発明に
よっても達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に関し
て、添付図面に基づき説明する。
【0014】(第一の実施形態)先ず、本発明の第一の
実施形態について説明する。
【0015】図1は、本実施形態にかかる画像形成装置
の一例たるレーザプリンタ100の概略構成を示す模式
的断面図である。
【0016】レーザプリンタ100は、図1に示すよう
に、記録材たる記録紙Pを収納するデッキ101を有
し、デッキ101内の記録紙Pの有無を検知するデッキ
紙有無センサ102、デッキ101内の記録紙Pのサイ
ズを検知する紙サイズ検知センサ103、デッキ101
から記録紙Pを繰り出すピックアップローラ104、ピ
ックアップローラ104によって繰り出された記録紙P
を搬送するデッキ給紙ローラ105、デッキ給紙ローラ
105と対をなし記録紙Pの重送を防止するためのリタ
ードローラ106が設けられている。
【0017】そして、デッキ給紙ローラ105の記録紙
Pの搬送方向の下流(以下、単に下流という)には、デ
ッキ101、後述する両面反転部からの給紙搬送状態を
検知する給紙センサ107、更に下流へと記録紙Pを搬
送するための給紙搬送ローラ108、記録紙Pを同期搬
送するレジストローラ対109、レジストローラ対10
9への記録紙Pの搬送状態を検知するレジ前センサ11
0が配設されている。又、レジストローラ対109の下
流には、後述するレーザスキャナ部111からのレーザ
光に基づいて感光ドラム1上にトナー像を形成するプロ
セスカートリッジ112と、感光ドラム1上に形成され
たトナー像を記録紙P上に転写するためのローラ部材
(以下、転写ローラという)113が配設されている。
【0018】更に、転写ローラ113の下流には、搬送
ガイド115、定着装置200、定着装置200からの
搬送状態を検知する定着排紙センサ119、定着装置2
00から搬送されてきた記録紙Pを排紙部か両面反転部
に行き先を切り替えるための両面フラッパ120が配設
されており、排紙部側の下流には排紙部の紙搬送状態を
検知する排紙センサ121、記録紙を排紙する排紙ロー
ラ対122が配設されている。
【0019】一方、記録紙Pの両面に印字するために片
面印字終了後の記録紙Pを表裏反転させ、再度画像形成
部へと給紙するための両面反転部側には、正逆転によっ
て記録紙Pをスイッチバックさせる反転ローラ対12
3、反転ローラ対123ヘの紙搬送状態を検知する反転
センサ124、記録紙Pの横方向位置を合わせるための
横方向レジスト部(図示せず)から記録紙Pを搬送する
ためのDカットローラ125、両面反転部の記録紙P搬
送状態を検知する両面センサ126、両面反転部から給
紙部へと記録紙Pを搬送するための両面搬送ローラ対1
27が配設されている。
【0020】又、上記レーザスキャナ部111には、後
述の外部装置128から送出される画像信号に基づいて
変調されたレーザ光を発光するレーザユニット129、
レーザユニット129からのレーザ光を感光ドラム1上
に走査するためのポリゴンミラー130とスキャナモー
タ131、結像レンズ群132、及び折り返しミラー1
33により構成されている。
【0021】そして、上記プロセスカートリッジ112
は公知の電子写真プロセスに必要な感光ドラム1、帯電
ローラ2と現像ブレード134、トナー格納容器135
等を具備しており、レーザプリンタ100に対して着脱
可能に構成されている。
【0022】又、高圧電源部3は、後述する加圧ローラ
のための給電手段たる高圧回路の他に、帯電ローラ2、
現像ブレード134、転写ローラ113に所望の電圧を
給電する高圧回路(図示せず)を有している。
【0023】メインモータ136は、各部に動力を供給
している。
【0024】更に、制御部4は、RAM5a、ROM5
b、タイマ5c、デジタル入出力ポート(以下、I/O
ポートという)5d等を具備した電圧検知手段たるCP
U(マイクロコンピュータ)5、及び各種入出力制御回
路(図示せず)等で構成されレーザプリンタ100を制
御するようになっている。又、制御部4はインターフェ
イス138を介してパーソナルコンピュータ等の外部装
置128に接続されている。
【0025】ここで、定着装置200のついて詳細に説
明する。
【0026】定着装置200は、図1に示すように、互
いに圧接してニップ領域を形成し回転する一対の回転体
として、記録紙P上に転写されたトナー像を熱定着する
ために内部に加熱用のハロゲンヒータ116を備えた定
着体たる定着ローラ117と、表面が導電性の加圧体た
る加圧ローラ118とを備えている。本実施形態では、
定着ローラ117及び加圧ローラ118は、メインモー
タ136によって回転駆動されるようになっている。
【0027】又、定着装置200は、加圧ローラ118
の表面へ高圧を導電するための給電部材たる給電ブラシ
11と、加圧ローラ118ヘの記録紙Pの張り付きを検
出するための導電性部材たる張り付きセンサ10を備え
ている。
【0028】本実施形態では、高圧電源部3の高圧回路
が給電ブラシ11に電圧を印加することにより、加圧ロ
ーラ118の表面に電圧が印加されるようになってい
る。又、本実施形態では、制御部4のCPU5が、張り
付きセンサ10の電圧を検知し、その電圧が所定電圧以
上である際に、加圧ローラ118と張り付きセンサ10
との間に記録紙が挟まっていると判断し検知信号を発す
るようになっている。
【0029】ここで、本実施形態における加圧ローラ1
18と張り付きセンサ10との間に挟まっている記録紙
の検知について説明する。
【0030】図2は、定着装置200の概略構成を示す
模式的斜視図であり、張り付きセンサ10等の加圧ロー
ラ118に対する配置を示した図である。
【0031】張り付きセンサ10は、加圧ローラ118
の通紙域で且つ加圧ローラ118から記録紙Pを分離す
るための分離手段たる分離爪12の下流側に当接されて
いる。本実施形態では、張り付きセンサ10の加圧ロー
ラヘの当接圧は0.98N(100gf)以下にするこ
とにより、張り付きセンサ10と加圧ローラ118との
間に記録紙が挟まった場合と無い場合との張り付きセン
サ10における電圧差を大きくとることが可能となり、
誤検知の防止が図られている。
【0032】次に、本実施形態の制御部4のCPU5と
高圧電源部3の高圧回路との構成について図3に基づい
て説明する。
【0033】高圧電源部3の高圧回路にあっては、図1
3に示すように、インバータトランス13の二次側巻線
に発生する出力電圧が、高圧コンデンサ14,15及び
高圧ダイオード16,17で構成される倍電圧整流回路
によって整流された後、給電ブラシ11に印加されてい
る。
【0034】又、インバータトランス13の一次側は、
CPU5のI/Oポート5dから出力されるクロック信
号を、ベース抵抗21、小信号トランジスタ19、この
小信号トランジスタ19のコレクタ側に接続されたプル
アップ抵抗20及びトランジスタ18を介してオンオフ
させるようになっている。又、インバータトランス13
の出力電圧を制御するために、出力電圧を抵抗22,2
3で分圧した電圧をオペアンプ24の一端子に、抵抗2
5,26で電源電圧+24Vを分圧した基準電圧をオペ
アンプ24の+端子に入力し、オペアンプ24の出力を
抵抗27,28とトランジスタ29とアルミ電解コンデ
ンサ30とからなるトランス駆動回路を介してインバー
タトランス13の入力電圧が調整されるようになってい
る。ここで、ダイオード31はトランジスタ29の保護
ダイオードで、ダイオード32はフライバック電流をイ
ンバータトランス13に流すためのものである。更に、
CPU5のI/Oポート5dからの信号によってオペア
ンプ24の+端子をトランジスタ33と抵抗34を介し
て接地することにより、基準電圧を0Vにし、高圧出力
をオフすることを可能としている。
【0035】一方、張り付きセンサ10の電圧は、抵抗
35,36で分圧されコンパレータ39の−端子に入力
され、高圧出力電圧が抵抗37,38で分圧されコンパ
レータ39の+端子に入力される。これらの各抵抗値
は、張り付きセンサ10の電圧が、高圧出力電圧の85
%以下となった場合にコンパレータ39の+端子電圧が
一端子電圧より大きくなりコンパレータ39の出力がプ
ルアップ抵抗40を介してHighになるように設定さ
れている。コンパレータ39の出力は、CPUのI/O
ポート5dの入力端子に接続されている。これにより、
記録紙Pが加圧ローラ118と張り付きセンサ10との
間に挟まっていることをCPU5が検知可能としてい
る。
【0036】図4は、本実施形態のフローチャートであ
る。
【0037】図4に示すように、電源が投入されると、
先ず、加圧ローラ118に高圧が印加され(S10
1)、CPU5による張り付きセンサ10の電圧の検出
結果が判断され(S102)、検出結果がLowであれ
ばメインモータ136が駆動され(S103)、検出結
果がHighであればメインモータが停止される。
【0038】よって、本実施形態によれば、加圧ローラ
118に記録紙Pが張り付いた状態で画像形成装置の電
源をオフオンされても加圧ローラ118ヘの記録紙の巻
付きを防止することが可能である。
【0039】(第二の実施形態)次に、本発明の第二実
施形態について説明する。尚、第一の実施形態と同様の
構成に関しては、同一符号を付し、その説明を省略す
る。
【0040】図5は、本実施形態の張り付きセンサ10
等の加圧ローラ118に対する配置を示した図である。
【0041】図6は、本実施形態の制御部4のCPU5
と高圧電源部3の高圧回路との構成を示す回路図であ
る。
【0042】本実施形態が第一の実施形態と異なるの
は、加圧ローラ118の非通紙域に張り付きセンサ10
と同様の導電性部材である非通紙域導電部材たる表面電
圧センサ50を当接させている点である。
【0043】又、図6に示すように、第一の実施形態と
異なるのは、コンパレータ39の+端子に入力される基
準電圧として、表面電圧センサ50の電圧を抵抗37,
38で分圧して入力している点である。
【0044】この構成により、環境や使用劣化により、
給電ブラシ11と加圧ローラ118表面との間の抵抗値
が変化しても安定して加圧ローラ118と張り付きセン
サ10との間に記録紙が挟まっていることを検出可能と
なる。
【0045】よって、本実施形態によれば、環境や加圧
ローラ118や給電ブラシ11等の劣化によらず加圧ロ
ーラ118に記録紙Pが張り付いた状態で画像形成装置
の電源をオフオンされても加圧ローラ118ヘの記録紙
の巻付きを防止することが可能である。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、電圧印加手段が、回転体の導電性の
表面に電圧を印加し、電圧検知手段が、該表面の通紙領
域に接触配設される導電性部材の電圧を検知し、該電圧
検知手段によって検知された電圧が所定電圧以上である
際に、回転体と導電性部材との間に記録材が挟まってい
ると判断し検知信号を発するようになっているので、一
対の回転体によって挟持搬送される記録材が該回転体の
一方に張り付いた状態で電源のオンオフがされても回転
体への記録材の巻き付きを防止することができる。
【0047】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
給電手段が、回転体の導電性の表面に接触配設される給
電部材を介して上記表面に電圧を印加し、電圧検知手段
が、上記表面の通紙領域に接触配設される導電性部材の
電圧を検知し、該電圧検知手段によって検知された電圧
が所定電圧以上である際に、回転体と導電性部材との間
に記録材が挟まっていると判断し検知信号を発するよう
になっているので、一対の回転体によって挟持搬送され
る記録材が該回転体の一方に張り付いた状態で電源のオ
ンオフがされても回転体への記録材の巻き付きを防止す
ることができる。
【0048】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、電圧印加手段が、回転体の導電性の表面に電圧を印
加し、電圧検知手段が、上記表面の通紙領域に接触配設
される導電性部材の電圧を検知し、該電圧検知手段によ
って検知された電圧が所定電圧以上である際に、回転体
と導電性部材との間に記録材が挟まっていると判断し検
知信号を発すると共に上記回転体の回転駆動を中断させ
るようになっているので、一対の回転体によって挟持搬
送される記録材が該回転体の一方に張り付いた状態で電
源のオンオフがされても回転体への記録材の巻き付きを
防止することができる。
【0049】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
電圧印加手段が、定着体及び加圧体少なくとも一方の導
電性の表面に電圧を印加し、電圧検知手段が、上記表面
の通紙領域に接触配設される導電性部材の電圧を検知
し、該電圧検知手段によって検知された電圧が所定電圧
以上である際に、上記定着体又は上記加圧体と導電性部
材との間に記録材が挟まっていると判断し検知信号を発
するようになっているので、一対の定着体及び加圧体に
よって挟持搬送される記録材が該定着体又は該加圧体の
一方に張り付いた状態で電源のオンオフがされても定着
体又は加圧体への記録材の巻き付きを防止することがで
きる。
【0050】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、電圧印加手段が、回転体の導電性の表面に電圧を印
加し、電圧検知手段が、該表面の通紙領域のニップ領域
の記録材搬送方向下流側から分離手段の記録材分離位置
までの間に接触配設される導電性部材の電圧を検知し、
該電圧検知手段によって検知された電圧が所定電圧以上
である際に、回転体と導電性部材との間に記録材が挟ま
っていると判断し検知信号を発するようになっているの
で、一対の回転体によって挟持搬送される記録材が該回
転体の一方に張り付いた状態で電源のオンオフがされて
も回転体への記録材の巻き付きを効果的に防止すること
ができる。
【0051】又、本出願にかかる第六の発明によれば、
電圧印加手段が、回転体の導電性の表面に電圧を印加
し、電圧検知手段が、該表面の通紙領域に接触配設され
る導電性部材の電圧を検知し、非通紙域電圧検知手段
が、該表面の非通紙領域に接触配設される非通紙導電性
部材の電圧を検知し、該電圧検知手段によって検知され
た電圧と該非通紙域電圧検知手段によって検知された電
圧との電圧差が所定電圧以上になった際に、回転体と導
電性部材との間に記録材が挟まっていると判断し検知信
号を発するようになっているので、一対の回転体によっ
て挟持搬送される記録材が該回転体の一方に張り付いた
状態で電源のオンオフがされても回転体への記録材の巻
き付きを防止することができる。
【0052】更に、本出願にかかる第七の発明によれ
ば、電圧印加手段が、回転体の導電性の表面に電圧を印
加し、電圧検知手段が、該表面の通紙領域に接触配設さ
れる導電性部材の電圧を検知し、該電圧検知手段によっ
て検知された電圧が所定電圧以上である際に、回転体と
導電性部材との間に記録材が挟まっていると判断し検知
信号を発するようになっているので、一対の回転体によ
って挟持搬送される記録材が該回転体の一方に張り付い
た状態で電源のオンオフがされても回転体への記録材の
巻き付きを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる画像形成装置
の概略構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられた定着装置の概
略構成を示す模式的斜視図である。
【図3】本発明の第一の実施形態における定着装置の回
転体に対する記録材の巻き付きを検知するための構成を
示す回路図である。
【図4】本発明の第一の実施形態における定着装置の回
転体に対する記録材の巻き付きを検知する際を説明する
ためのフローチャートである。
【図5】本発明の第二の実施形態における定着装置の概
略構成を示す模式的斜視図である。
【図6】本発明の第一の実施形態における定着装置の回
転体に対する記録材の巻き付きを検知するための構成を
示す回路図である。
【符号の説明】
5 CPU(電圧検知手段) 10 張り付きセンサ(導電性部材) 11 給電ブラシ(給電部材) 12 分離爪(分離手段) 50 表面電圧センサ(非通紙域導電性材) 100 レーザプリンタ(画像形成装置) 117 定着ローラ(回転体,定着体) 118 加圧ローラ(回転体,加圧体) 200 定着装置 P 記録紙(記録材)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/00 335 H05B 3/00 335 Fターム(参考) 2H033 AA37 AA42 BA16 BB03 BB04 BB14 BB29 BB30 BB37 CA22 CA23 CA40 3J103 AA02 FA30 GA02 GA33 GA66 HA04 HA20 3K058 AA34 BA18 CA03 CA12 CA15 CA31 CA45 CA58 CA91 CB09 CB15 CB22 CB23 CD01 CE12 CE17 DA02 DA26 GA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接してニップ領域を形成し回転
    する一対の回転体を備え、未定着像を担持する記録材を
    上記ニップ領域で挟持搬送しながら加熱及び加圧するこ
    とにより上記未定着像を上記記録材に定着させる定着装
    置であって、少なくとも一方の回転体の表面が導電性を
    有している定着装置において、上記表面に電圧を印加す
    る電圧印加手段と、該電圧印加手段によって電圧が印加
    される上記回転体の通紙領域の表面に接触配設される導
    電性部材と、該導電性部材の電圧を検知する電圧検知手
    段とを備え、該電圧検知手段によって検知された電圧が
    所定電圧以上である際に、回転体と導電性部材との間に
    記録材が挟まっていると判断し検知信号を発するよう構
    成されていることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 電圧印加手段は、少なくとも一方の回転
    体の導電性を有する表面に接触配設される給電部材と、
    該給電部材に電圧を印加する給電手段とを有しているこ
    ととする請求項1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 回転体と導電性部材との間に記録材が挟
    まっていると判断された際に、回転体の回転駆動を中断
    させるよう設定されていることとする請求項1又は請求
    項2に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 一対の回転体は、互いに圧接回転する定
    着ローラ及び加圧ローラであることとする請求項1乃至
    請求項3いずれか一項に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 ニップ領域通過後の記録材を回転体の表
    面から分離する分離手段を備え、導電性部材が、上記回
    転体の表面のニップ領域の記録材の搬送方向下流側から
    上記分離手段の記録材分離位置までの間に接触して配設
    されていることとする請求項1乃至請求項4のいずれか
    一項に記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 電圧印加手段によって電圧が印加される
    回転体の非通紙領域の表面に接触配設される非通紙域導
    電性部材と、該非通紙域導電性部材の電圧を検知する非
    通紙域電圧検知手段とを備え、電圧検知手段によって検
    知された電圧と非通紙域電圧検知手段によって検知され
    た電圧との電圧差が所定電圧以上になった際に、回転体
    と導電性部材との間に記録材が挟まっていると判断し検
    知するよう構成されていることとする請求項1乃至請求
    項5のいずれか一項に記載の定着装置。
  7. 【請求項7】 一連の画像形成プロセスによって形成さ
    れた画像を記録材に記録する画像形成装置であって、請
    求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の定着装置を
    備えることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8855518B2 (en) * 2007-08-03 2014-10-07 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus

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