JP2002023464A - 帯電装置および画像形成装置 - Google Patents

帯電装置および画像形成装置

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JP2002023464A
JP2002023464A JP2000202074A JP2000202074A JP2002023464A JP 2002023464 A JP2002023464 A JP 2002023464A JP 2000202074 A JP2000202074 A JP 2000202074A JP 2000202074 A JP2000202074 A JP 2000202074A JP 2002023464 A JP2002023464 A JP 2002023464A
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知宏 中森
Hiroshi Takami
洋 高見
Masaru Shimura
大 紫村
Satoshi Saito
聖史 斎藤
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】接触帯電方式における放電電流量を、帯電ロー
ラ等の接触帯電部材の汚れや使用環境によらず一定に制
御することにより、放電電流の増加による感光ドラム等
の被帯電部材の削れを防止し、被帯電部材の使用寿命を
延ばすこと。 【解決手段】被帯電部材1に電圧を印加した帯電部材2
を当接させて被帯電部材を帯電する帯電装置において、
前記帯電部材に交流電圧を印加する高圧電源12と、前
記帯電部材に印加される交流電圧の所定電圧範囲を検出
する電圧範囲検出手段201と、前記電圧範囲検出手段
の出力に基づく交流電圧の所定電圧範囲で前記高圧電源
から出力される平均電流を検出する電流検出手段とを有
し、前記電流検出手段による検出電流が所定の設定値と
なるように前記高圧電源の出力を制御すること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電装置および画
像形成装置に関する。
【0002】より詳しくは、放電電流制御機能を具備さ
せた接触帯電方式の帯電装置、および電子写真感光体・
静電記録誘電体等の像担持体の帯電処理手段として該帯
電装置を具備させた画像形成装置に関する。
【0003】
【従来の技術】便宜上、電子写真プロセスを用いた画像
形成装置すなわち電子写真装置を例にして説明する。
【0004】従来、電子写真装置は周知のように被帯電
部材である像担持体としての感光体(以下、感光ドラム
と記す)の表面を所定の電位に均一帯電処理する工程を
含んでおり、その帯電手段の一つとして感光ドラムの表
面に電圧を印加した導電性の帯電部材(接触帯電部材)
を当接させて感光ドラムの表面を帯電する接触帯電方式
の帯電装置(接触帯電装置)がある。帯電部材はローラ
型、ブレード型、ブラシ型など任意の形態のものを使用
することができる。
【0005】図9はローラ型の帯電部材(以下、帯電ロ
ーラと記す)を用いた帯電装置の概略構成図である。
【0006】1は被帯電部材としての感光ドラムであ
り、矢印の時計方向に所定の周速度をもって回転駆動さ
れる。この感光ドラム1は、アルミニウム等の導電材製
のドラム基体と、その外周面に形成した感光体としての
例えば有機光導電体層を基本構成層としてなる。
【0007】2は帯電ローラであり、芯金と、この芯金
の外周に同心に形成した導電性ゴムローラ部を基本構成
層としてなり、感光ドラム1の外面にほぼ並行させて所
定の押圧力をもって当接させた状態に保たせてあり、感
光ドラム1の回転に従動して回転する。帯電ローラを積
極的に回転駆動させる構成にすることもできる。
【0008】3は帯電ローラ2に対する高圧電源部であ
り、感光ドラム1の回転駆動状態において帯電ローラ2
に対して所定の電圧が印加されることで回転する感光ド
ラムの周面が所定の極性・電位に帯電処理される。4は
高圧電源部3の制御部である。
【0009】感光ドラム1の周囲には、上記の帯電ロー
ラ2の他にも露光手段、現像手段、転写手段、クリーニ
ング手段等の作像プロセス機器が配設されて作像機構が
構成されるが、図にはそれらは省略してある。
【0010】この帯電ローラに対する電圧印加方式とし
て、直流高圧に正弦波交流高圧を重畳させた電圧を印加
する方法がある。この際、安定した帯電を得るためには
放電電流量を所定値以上にすると良いことが経験的に判
っている。図10は交流高圧の電圧と電流の波形を示し
た図である。正弦波交流高圧(Vo)を帯電ローラ2に
印加すると、この交流高圧(Vo)と同位相の電流、す
なわち帯電ローラ2と感光ドラム1間の抵抗性負荷に流
れる抵抗負荷電流(Izr)と、交流高圧(Vo)より
90°位相が進んだ電流、すなわち帯電ローラ2と感光
ドラム1間の容量性負荷に流れる容量負荷電流(Iz
c)と、交流高圧(Vo)の電圧振幅ピーク時にパルス
的に流れる電流、すなわち帯電ローラ2と感光ドラム1
間の放電電流(Is)が流れ、トータルするとIoに示
した波形の電流が流れる。
【0011】また、図11は出力電圧の振幅と出力電流
の関係を示した図であるが、出力電圧の振幅を徐々に上
げてゆくと、一定電圧振幅以下では電圧振幅と出力電流
はほぼ比例している。これは抵抗負荷電流(Izr)と
容量負荷電流(Izc)は電圧振幅に比例し、かつ電圧
振幅が小さいために放電現象が発生せず、放電電流(I
s)が流れないためである。
【0012】さらに出力電圧振幅を大きくしてゆくと所
定電圧振幅(Vs)で放電現象が始まり、トータル出力
電流(Io)も比例関係から外れ、放電電流(Is)分
だけ多く流れるようになる。
【0013】従来はトータル出力電流(Io)のピーク
値(図10のIp)を所定値にすることにより、この放
電電流量(Is)をほぼ一定値に制御していた。
【0014】次に図12に基づいて従来例の制御回路を
説明する。図中、1は感光ドラム、2は帯電ローラであ
る。
【0015】高圧電源部3はプリンタ制御部4にあるC
PU5(図9)からのクロックパルスを受けると、プル
アップ抵抗6、ベース抵抗7を介してトランジスタ8が
スイッチング動作し、プルアップ抵抗9と、ダイオード
10を介して接続されている後述するオペアンプ11の
出力に応じた振幅のクロックパルスを発生する。
【0016】この振幅が大きいと後述する高圧トランス
12に入力される正弦波の駆動電圧振幅も大きくなり、
結果として交流電圧振幅も大きくなる。
【0017】このクロックパルスは抵抗13〜23と、
コンデンサ24〜29と、オペアンプ30〜31によっ
て構成される4次のバタワースフィルタと1次のハイパ
スフィルタからなるフィルタ回路32に入力され、該フ
ィルタ回路32からは+12Vを中心とした正弦波が出
力される。
【0018】そしてこの出力は抵抗33〜38と、コン
デンサ39、トランジスタ40〜42、ツェナーダイオ
ード43によって構成されるプッシュプルの高圧トラン
スドライブ回路44を介して高圧トランス12の一次巻
線に入力され、二次巻線側に正弦波の交流高圧が発生す
る。
【0019】また、高圧トランス二次側の一方は抵抗4
5を介して直流高圧発生回路46に接続されていること
により、直流高圧に交流高圧が重畳された高圧が出力保
護抵抗47を介して帯電ローラ2に給電されている。
【0020】次にピーク電流検出回路48であるが、4
9は直流電流を分離するための高圧コンデンサであり、
この高圧コンデンサ49を介して電流モニタ用の抵抗5
0を接続することにより、帯電ローラ2から高圧電源部
へ引き込まれる電流を検出する。
【0021】この検出電圧のピーク電圧をダイオード5
1とコンデンサ52でホールドすることによりピーク電
流値を検出する。抵抗53はコンデンサ52の放電抵抗
である。
【0022】また、ダイオード54は電流吐き出し時の
保護用である。
【0023】そして帯電ローラ2から引き込まれる電流
値を所定の値に制御するために、ピーク電流検出回路4
8の出力をオペアンプ11の一端子と抵抗55、56か
らなる基準電圧をオペアンプ11の+端子に入力しオペ
アンプ11の出力端子をダイオード10を介してトラン
ジスタのエミッタに接続することにより、前述したフィ
ルタ回路に入力されるクロックパルスの振幅を制御して
いる。
【0024】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら上記
従来例では、図13のグラフのように、帯電ローラ2の
使用初期時におけるピーク電流量と放電電流量の特性に
対して、一定期間使用した後のピーク電流量と放電電流
量の特性は、帯電ローラ2のトナーによる汚れ等によ
り、放電電流開始電流値が低くなるため、ピーク電流量
を一定に制御すると、図14に示すように積算出力印字
枚数が多く、したがって放電電流量が増加してしまう。
【0025】一方、感光ドラム1の劣化となる感光ドラ
ム表面の削れ量はこの放電電流に比例して多くなるた
め、結果として従来例では積算出力印字枚数が多くなる
にしたがって感光ドラム1の削れてゆくスピードが加速
的に増してゆき、感光ドラムの寿命を短くさせていた。
【0026】そこで本発明は、接触帯電方式における放
電電流量を、帯電ローラ等の接触帯電部材の汚れや使用
環境によらず一定に制御することにより、放電電流の増
加による感光ドラム等の被帯電部材の削れを防止し、被
帯電部材の使用寿命を延ばすことを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする帯電装置および画像形成装置である。
【0028】(1)被帯電部材に電圧を印加した帯電部
材を当接させて被帯電部材を帯電する帯電装置におい
て、前記帯電部材に交流電圧を印加する高圧電源と、前
記帯電部材に印加される交流電圧の所定電圧範囲を検出
する電圧範囲検出手段と、前記電圧範囲検出手段の出力
に基づく交流電圧の所定電圧範囲で前記高圧電源から出
力される平均電流を検出する電流検出手段とを有し、前
記電流検出手段による検出電流が所定の設定値となるよ
うに前記高圧電源の出力を制御することを特徴とする帯
電装置。
【0029】(2)帯電部材に正弦波交流電圧を印加す
る高圧電源を有したことを特徴とする(1)に記載の帯
電装置。
【0030】(3)正弦波交流電圧の正の所定電圧以上
と負の所定電圧以下、またはその一方の電圧範囲を検出
する電圧範囲検知手段を有したことを特徴とする(2)
に記載の帯電装置。
【0031】(4)電圧範囲検知手段の出力より電流検
出手段で検出された平均電流の抵抗負荷電流成分を算出
する抵抗電流算出手段を有し、該抵抗電流算出手段の算
出結果に応じて制御電流値を切り替えることを特徴とす
る(3)に記載の帯電装置。
【0032】(5)帯電部材に交流電圧に直流電圧を重
畳した電圧を印加する高圧電源を有したことを特徴とす
る(1)から(4)の何れか一項に記載の帯電装置。
【0033】(6)帯電部材として被帯電部材に当接さ
せたローラ帯電部材を用いたことを特徴とする(1)か
ら(5)の何れか一項に記載の帯電装置。
【0034】(7)被帯電部材は電子写真装置の感光ド
ラムであることを特徴とする(1)から(6)の何れか
一項に記載の帯電装置。
【0035】(8)像担持体を帯電する工程を含む作像
プロセスを適用して画像形成を実行する画像形成装置に
おいて、像担持体を帯電する帯電手段が、(1)から
(6)の何れか一項に記載の帯電装置であることを特徴
とする画像形成装置。
【0036】(9)像担持体が感光ドラムであることを
特徴とする(8)に記載の画像形成装置。
【0037】〈作 用〉即ち、(1)のような手段構成
にすることで、一つには電圧振幅のピークを中心とした
電圧位相範囲の出力電流が平均化されるため、前述した
図10に示すように出力電流の大部分を占める容量負荷
電流(Izc)は平均化の結果相殺され、より精度よく
放電電流を検出し、かつ制御することが可能となる。
【0038】また図4に示すように、帯電部材としての
帯電ローラの使用初期時における正弦波交流電圧の正の
所定電圧以上と負の所定電圧以下、またはその一方の電
圧範囲における平均電流量と放電電流量の特性と、一定
期間使用した後の平均電流量と放電電流量の特性は、ほ
ぼ一定か、もしくは一定期間使用した後の方の特性の傾
きが若干小さくなるために、従来例(図14)のように
帯電ローラの汚れ等による放電電流量の増加を防止する
ことができ、図5に示すように積算出力印字枚数が多く
なっても被帯電部材(感光ドラム)の削れてゆくスピー
ドを抑えることが可能なため、被帯電部材の削れを抑
え、被帯電部材の使用寿命を飛躍的に伸ばすことを可能
となる。
【0039】
【発明の実施の形態】〈実施例1〉 (1)画像形成装置例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図
1は本実施形態のレーザビームプリンタ(LBP)10
0の構成略図である。
【0040】レーザプリンタ100は記録紙Pを収納す
るデッキ101を有し、デッキ101内の記録紙Pの有
無を検知するデッキ紙有無センサ102、デッキ101
内の記録紙Pのサイズを検知する紙サイズ検知センサ1
03、デッキ101から記録紙Pを繰り出すピックアッ
プローラ104、前記ピックアップローラ104によっ
て繰り出された記録紙Pを搬送するデッキ給紙ローラ1
05、前記デッキ給紙ローラ105と対をなし、記録紙
Pの重送を防止するためのリタードローラ106が設け
られている。
【0041】そして、デッキ給紙ローラ105の下流に
はデッキ101と、後述する両面反転部からの給紙搬送
状態を検知するする給紙センサ107、さらに下流へと
記録紙Pを搬送するための給紙搬送ローラ108、記録
紙Pを同期搬送するレジストローラ対109、前記レジ
ストローラ対109への記録紙Pの搬送状態を検知する
レジ前センサ110が配設されている。
【0042】また、レジストローラ対109の下流に
は、後述するレーザスキャナ部111からのレーザ光に
基づいて感光ドラム1上にトナー像を形成するプロセス
カートリッジ112と、感光ドラム1上に形成されたト
ナー像を記録紙P上に転写するためのローラ部材113
(以後、転写ローラと記す)、記録紙P上の電荷を除去
し感光ドラム1からの分離を促進するための放電部材1
14(以後、除電針と記す)が配設されている。
【0043】さらに、除電針114の下流には搬送ガイ
ド115、記録紙P上に転写されたトナー像を熱定着す
るために内部に加熱用のハロゲンヒータ116を備えた
定着ローラ117と加圧ローラ118対、定着部からの
記録紙の搬送状態を検知する定着排紙センサ119、定
着部から搬送されてきた記録紙Pを排紙部か両面反転部
に行き先を切り替えるための両面フラッパ120が配設
されており、排紙部側の下流には排紙部の紙搬送状態を
検知する排紙センサ121、記録紙を排紙する排紙ロー
ラ対122が配設されている。
【0044】一方、記録紙Pの両面に印字するために片
面印字終了後の記録紙Pを表裏反転させ、再度画像形成
部へと給紙するための両面反転部側には、正逆転によっ
て記録紙Pをスイッチバックさせる反転ローラ対12
3、反転ローラヘの紙搬送状態を検知する反転センサ1
24、記録紙Pの横方向位置を合わせるための横方向レ
ジスト部(不図示)から記録紙Pを搬送するためのDカ
ットローラ125、両面反転部の記録紙Pの搬送状態を
検知する両面センサ126、両面反転部から給紙部へと
記録紙Pを搬送するための両面搬送ローラ対127が配
設されている。
【0045】また、前記スキャナ部111には、後述外
部装置128から送出される画像信号に基づいて変調さ
れたレーザ光を発光するレーザユニット129、レーザ
ユニット129からのレーザ光を感光ドラム1上に走査
するためのポリゴンミラー130とスキャナモータ13
1、結像レンズ群132、及び折り返しミラー133に
より構成されている。
【0046】そして、前記プロセスカートリッジ112
は公知の電子写真プロセスに必要な感光ドラム1、帯電
部材である帯電ローラ2と現像ローラ134、トナー格
納容器135等を具備しており、レーザプリンタ100
に対して着脱可能に構成されている。
【0047】また、図中3は高圧電源部であり、後述す
る帯電高圧回路の他に、現像ブレード134、転写ロー
ラ113、除電針114に所望の電圧を給電する高圧回
路を有している。
【0048】136はメインモータで、各部に動力を供
給している。
【0049】さらに、4はレーザプリンタ100を制御
するプリンタ制御部であり、RAM5a、ROM5b、
タイマ5c、デジタル入出力ポート(以下I/Oポート
と記す)5d、アナログ−デジタル変換入力ポート(以
下A/Dポートと記す)5e、デジタル−アナログ出力
ポート(以下,D/Aポートと記す)5f等を具備した
MPU(マイクロコンピュータ)5、及び各種入出力制
御回路(不図示)等で構成されている。
【0050】前記プリンタ制御部4はインターフェイス
138を介してパーソナルコンピュータ等の外部装置1
28に接続されている。
【0051】(2)帯電高圧出力制御 次に図2の回路図と図3の波形図に基づいて帯電高圧出
力制御を説明する。なお、図2の回路図上の制御部4や
高圧電源部3のクロック発生回路(抵抗6、7とトラン
ジスタ8)、フィルタ回路32、高圧トランスドライブ
回路44、高圧トランス12、直流高圧発生回路46等
は従来例(図12)で説明した回路構成と同じであるた
め、ここでは説明を省略する。
【0052】図2の回路図において、201は高圧トラ
ンス12から帯電ローラ2に印加されている交流高圧電
圧の正の電圧振幅が所定電圧(Vs:経験的に500V
から1000Vの範囲を設定)以上にあるタイミングを
検出するための電圧範囲検出手段であり、抵抗202、
203で正の電圧振幅を分圧し、高耐圧トランジスタ2
04のベース側に入力することにより、正の電圧振幅の
所定電圧を閥値(vs)として高耐圧トランジスタ20
4が動作することで、図3に示すように高耐圧トランジ
スタ204のコレクタ電圧が、直流高圧発生回路46に
よる直流電圧と、高耐圧ダイオード205と高圧コンデ
ンサ206によって、高圧コンデンサ206に得られた
正のピーク振幅電圧にほぼ近い電圧間で変化する。
【0053】ダイオード217は、高圧トランス12の
出力電圧が負の振幅になった時に、トランジスタ204
のベース電位が下がり過ぎないように、保護するための
ものである。
【0054】トランジスタ204のコレクタ電圧を抵抗
208と、+5Vに接続された抵抗209とで分圧し、
オペアンプ210の+端子に入力し、抵抗211、21
2で設定した基準電圧を−端子に入力比較することによ
り、オペアンプ210の出力端子より、トランジスタ2
04に同期した略+24V振幅のタイミング信号を得
る。ここで、図2上に記載しているオペアンプは特に記
述の無い限り、電源電圧+24Vで駆動されている。ま
た、抵抗207、208はコンデンサ206に蓄えられ
た電荷が十分保持可能な程度に大きな値としておく。さ
らに、このオペアンプ210の出力信号をベース抵抗2
13を介しエミッタ接地のトランジスタ214のベース
に入力し、コレクタをFET215のゲートに入力する
ことで、オペアンプ210の出力がLow、すなわち交
流高圧電圧の正の電圧振幅が所定電圧(Vs)以上にあ
るタイミングのみでトランジスタ214はオフし、FE
T215のゲート電圧がゲート・ソース間に接続された
抵抗216によってソース電圧とほぼ同電位になり、F
ET215がオンする。
【0055】また、FET215のソース側にはコンデ
ンサ218が接続され、一方ドレイン側は交流電流を抵
抗219で電流電圧変換し、この電圧をインピーダンス
変換するためのオペアンプ220によるボルテージフォ
ロア回路とコンデンサ218と積分回路を形成する抵抗
221が接続されている。ダイオード222,223は
オペアンプ220の入力保護用である。
【0056】このような構成により、交流高圧電圧の正
の電圧振幅が所定電圧(Vs)以上にあるタイミングに
帯電ローラ2に高圧電源ブ3から流れる交流電流の平均
値が検出される。
【0057】また、平均電流値となるコンデンサ218
の電圧はオペアンプ224の一端子に入力され、+端子
には抵抗225、226で分圧生成された目標電圧を入
力し比較させ、比較結果であるオペアンプ224の出力
端子をダイオード10のカソードにフィードバックする
ことで、平均電流値を目標値に制御する。
【0058】以上説明したように、被帯電部材である感
光ドラム1と、該感光ドラム表面に具備された帯電部材
である帯電ローラ2と、該帯電ローラ2に交流電圧、特
に正弦波交流電圧を印加する高圧電源12と、前記帯電
ローラ2に印加される交流電圧の所定電圧範囲、特に正
弦波交流電圧の正の所定電圧以上電圧範囲を検出する電
圧範囲検出手段201と、該電圧範囲検出手段の出力に
基づく交流電圧の所定電圧範囲で前記高圧電源から出力
される平均電流を検出する平均電流検出手段とを有し、
該平均電流検出手段による検出電流が所定の設定値とな
るように前記高圧電源の出力を制御することにより、一
つには電圧振幅のピークを中心とした電圧位相範囲の出
力電流が平均化されるため、前述した図10に示すよう
に出力電流の大部分を占める容量負荷電流(Izc)は
平均化の結果相殺され、より精度よく放電電流を検出
し、かつ制御することが可能となる。
【0059】上記において、図2のコンデンサ49から
同218までの回路(49,222、223、219、
220、215、218)が「平均電流検知手段」にな
る。また設定値と電圧として設定している抵抗器225
と226と、オペアンプ224とダイオード10が「検
出電流が所定の設定値となるように高圧電源の出力を制
御する手段」になる。また図4に示すように、帯電ロー
ラの使用初期時における正弦波交流電圧の正の所定電圧
以上と負の所定電圧以下、またはその一方の電圧範囲に
おける平均電流量と放電電流量の特性と、一定期間使用
した後の平均電流量と放電電流量の特性は、ほぼ一定
か、もしくは一定期間使用した後の方の特性の傾きが若
干小さくなるために、従来例(図14)のように帯電ロ
ーラの汚れ等による放電電流量の増加を防止することが
でき、図5に示すように積算出力印字枚数が多くなって
も感光ドラムの削れてゆくスピードを抑えることが可能
なため、感光ドラム1の削れを抑え、感光ドラム1の使
用寿命を飛躍的に伸ばすことを可能となる。
【0060】〈実施例2〉以下、第二の実施例を図6の
制御回路図と図7の波形図に基づいて説明する。
【0061】図6の回路図において、実施例1の図2の
回路図と異なるのは、まず、オペアンプ210の出力を
抵抗301、302で分圧し、CPU5のI/Oポート
5dに入力し、オペアンプ210がLow出力となって
いる時間から、交流高圧電圧の正の電圧振幅が所定電圧
(Vs)以上にある時間(図7のTh)を検知可能とし
ているのと、CPU5のD/Aポート5fの出力をオペ
アンプ303と抵抗304、305からなる非反転増幅
回路を介して、オペアンプ224の+端子に入力するこ
とにより、平均電流の制御値を可変可能となっている点
である。
【0062】次にその制御を図8のフローチャートに基
づいて説明する。まず、ステップS101でオペアンプ
210がLow出力となっている時間Thを検知したな
らば、ステップS102で平均電流の抵抗負荷電流成分
Izraを下記の算出式により算出。
【0063】 Izra=2×Tq×Vs/R/π/Th×tan(π×Th/2/Tq) ・・・・・ Tq:正弦波電圧の半周期時間 R:帯電ローラと感光ドラム間の抵抗値 次に、ステップS103で平均電流の制御値(電圧)V
cを下記の算出式により算出。
【0064】 Vc=12V−r ×(Isa+Izra)・・・・・ Isa:平均放電電流量の目標値(本実施例では50μ
A) r:電流電圧変換抵抗219の抵抗値 そして、D/A変換ポート5fより、非反転増幅回路3
03〜305の増幅率AでVcを除算した、Vc/Aの
電圧を出力する。
【0065】以上説明したように、被帯電部材である感
光ドラム1と、該感光ドラム表面に具備された帯電部材
である帯電ローラ2と、該帯電ローラに交流電圧、特に
正弦波交流電圧を印加する高圧電源12と、前記帯電ロ
ーラに印加される交流電圧の所定電圧範囲、特に正弦波
交流電圧の正の所定電圧以上電圧範囲を検出する電圧範
囲検出手段201と、該電圧範囲検出手段の出力に基づ
く交流電圧の所定電圧範囲で前記高圧電源から出力され
る平均電流を検出する平均電流検出手段と、前記電圧範
囲検知手段の出力より電流検出手段で検出された平均電
流の抵抗負荷電流成分を算出する抵抗電流算出手段とを
有し、該抵抗電流算出手段の算出結果に応じて制御電流
値を切り替えることにより、放電電流のみを精度よく制
御することが可能となり、帯電ローラの汚れ等による放
電電流量の増加を防止することができ、感光ドラムの削
れを抑え、感光ドラムの使用寿命を飛躍的に伸ばすこと
を可能となる。
【0066】上記において、[抵抗電流算出手段」はC
PU5になり、「抵抗電流算出手段の算出結果に応じて
制御電流値を切り替える手段」はCPU5とそのD/A
出力ポート5f、オペアンプ303と抵抗304、30
5になる。
【0067】〈その他〉 1)帯電部材はローラ型に限られず、ブレード型、ブラ
シ型等その形態や構成は任意である。
【0068】2)帯電部材は被帯電部材に必ずしも接触
している必要はなく、帯電部材と被帯電部材面との間
に、ギャップ間電圧と補正パッシェンカーブで決まる放
電領域さえ確実に保証されれば、非接触(近接)でも構
わないもので、本発明においては、この場合も接触帯電
の範疇とする。
【0069】3)本発明の帯電装置は画像形成装置の感
光体・静電記録誘電体等の像担持体の帯電処理(除電処
理も含む)に限らず、広く被帯電部材の帯電処理に有効
である。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、接
触帯電方式における放電電流量を、帯電ローラ等の接触
帯電部材の汚れや使用環境によらず一定に制御して、放
電電流の増加による感光ドラム等の被帯電部材の削れを
防止し、被帯電部材の使用寿命を延ばすことができるも
ので、所期の目的がよく達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のプリンタ(LBP)の構成略図
【図2】 帯電高圧出力制御の回路図
【図3】 帯電高圧の電圧・電流波形図
【図4】 放電電流グラフ
【図5】 感光ドラム削れグラフ
【図6】 実施例2における帯電高圧出力制御の回路図
【図7】 波形図
【図8】 フローチャート
【図9】 接触帯電の説明図
【図10】 帯電高圧の電圧・電流波形図
【図11】 電圧振幅−出力電流特性グラフ
【図12】 帯電高圧出力制御の従来の回路図
【図13】 放電電流グラフ
【図14】 感光ドラム削れグラフ
【符号の説明】
1:感光ドラム、2:帯電ローラ、5:CPU、12:
高圧トランス、100:LBP
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 紫村 大 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 斎藤 聖史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H003 AA11 BB11 CC05 DD03 DD06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被帯電部材に電圧を印加した帯電部材を
    当接させて被帯電部材を帯電する帯電装置において、 前記帯電部材に交流電圧を印加する高圧電源と、前記帯
    電部材に印加される交流電圧の所定電圧範囲を検出する
    電圧範囲検出手段と、前記電圧範囲検出手段の出力に基
    づく交流電圧の所定電圧範囲で前記高圧電源から出力さ
    れる平均電流を検出する電流検出手段とを有し、前記電
    流検出手段による検出電流が所定の設定値となるように
    前記高圧電源の出力を制御することを特徴とする帯電装
    置。
  2. 【請求項2】 帯電部材に正弦波交流電圧を印加する高
    圧電源を有したことを特徴とする請求項1に記載の帯電
    装置。
  3. 【請求項3】 正弦波交流電圧の正の所定電圧以上と負
    の所定電圧以下、またはその一方の電圧範囲を検出する
    電圧範囲検知手段を有したことを特徴とする請求項2に
    記載の帯電装置。
  4. 【請求項4】 電圧範囲検知手段の出力より電流検出手
    段で検出された平均電流の抵抗負荷電流成分を算出する
    抵抗電流算出手段を有し、該抵抗電流算出手段の算出結
    果に応じて制御電流値を切り替えることを特徴とする請
    求項3に記載の帯電装置。
  5. 【請求項5】 帯電部材に交流電圧に直流電圧を重畳し
    た電圧を印加する高圧電源を有したことを特徴とする請
    求項1から4の何れか一項に記載の帯電装置。
  6. 【請求項6】 帯電部材として被帯電部材に当接させた
    ローラ帯電部材を用いたことを特徴とする請求項1から
    5の何れか一項に記載の帯電装置。
  7. 【請求項7】 被帯電部材は電子写真装置の感光ドラム
    であることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に
    記載の帯電装置。
  8. 【請求項8】 像担持体を帯電する工程を含む作像プロ
    セスを適用して画像形成を実行する画像形成装置におい
    て、 像担持体を帯電する帯電手段が、請求項1から6の何れ
    か一項に記載の帯電装置であることを特徴とする画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】 像担持体が感光ドラムであることを特徴
    とする請求項8に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008009325A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Canon Inc 画像形成装置
US7471906B2 (en) 2005-12-21 2008-12-30 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus and image forming method
US7907854B2 (en) 2006-06-06 2011-03-15 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus and image forming method

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