JP2007133038A - 画像形成装置とその制御方法、及びカートリッジ、カートリッジに搭載される記憶装置 - Google Patents

画像形成装置とその制御方法、及びカートリッジ、カートリッジに搭載される記憶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 画像形成装置における放電電流制御を改良し、もって安定した帯電が行われ、良好な画像を提供可能にすること。
【解決手段】 微分回路を用いた放電電流制御を行い、所定のタイミング(像担時体の所定の使用量、帯電部材の構成、環境)毎に帯電部材に流れる交流電流量の制御範囲を変更する。これにより、ドラム使用量、帯電部材の構成、環境等にかかわらず、画像不良等の問題を起こすことなく均一な帯電が行われ、長期にわたる高画質、高品質化が図られる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、たとえば画像形成装置およびその制御方法に関し、より詳しくは、電子写真方式の画像形成装置およびその制御方法に関する。
図17に、従来の画像形成装置の概略構成を示す。同図に示される画像形成装置はたとえば電子写真方式の複写機もしくはプリンタである。
100は潜像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)であり、矢印Aで示される時計方向に所定の周速度で回転駆動される。感光ドラム100はその回転過程で帯電装置101による所定の極性・電位の一様な帯電処理を受け、次いで露光装置102による像露光を受ける。これにより感光ドラム100表面に静電潜像が形成される。
次いでその静電潜像は現像装置103により現像されてトナー像として顕像化される。その感光ドラム100表面のトナー像は、転写装置105によって、不図示の給紙部から給送された紙等の記録媒体104に転写される。トナー像が転写された記録媒体104は感光ドラム100表面から分離されて定着装置106へ導入され、ここでトナー像の定着処理を受けて画像形成物として排紙される。記録媒体分離後の感光ドラム100表面はクリーニング装置107により転写残トナーを掻き取られて清掃され、繰り返し作像に供される。
電子写真方式の画像形成装置は、概ね以上のような構成により、帯電、露光、現像、転写、定着、クリーニングの各工程を繰り返して画像形成を行っている。
帯電装置101における具体的な帯電方式として、例えばローラ帯電部材(以下「帯電ローラ」という。)を感光ドラム100表面に当接し、この帯電ローラに電圧を印加して感光ドラムを帯電する方式が知られている。上記帯電ローラに正弦波交流電圧の出力電圧を印加すると、帯電ローラ−感光ドラム間の抵抗性負荷に流れる抵抗負荷電流と、帯電ローラ−感光ドラム間の容量性負荷に流れる容量負荷電流と、帯電ローラ−感光ドラム間の放電電流とが流れる。したがって帯電ローラには、これらの電流が合計された電流が流れる。この際、安定した帯電を得るためには放電電流量を所定値以上にすると良いことが経験的に分かっている。
図18は、帯電ローラに電圧Vcを印加した場合の、帯電ローラに流れる電流Icの特性を表した図である。なお、Vcは交流電圧のピーク電圧値、電流は交流電流の実効値で表している。帯電電圧:Vcの振幅を徐々に上昇させると、これに伴って帯電電流が流れる。所定電圧Vh以下では、交流電圧の振幅と出力電流は略比例している。これは、抵抗負荷電流と容量負荷電流は電圧振幅に比例し、且つ電圧振幅が小さいために放電現象が発生せず、放電電流が流れないためである。そして、更に印加電圧大きくしていくと所定電圧Vhで放電現象が始まり、帯電電流Icは比例関係から外れ、放電電流Is分だけ多く流れるようになる。安定した帯電を得るためには、この放電電流Isが所定値以上となるように、帯電電圧Vtを設定すればよい。
しかし、感光ドラムへの放電電流Isの増加は、感光ドラムの劣化が促進させる。この現象は放電によるエネルギーによって感光ドラム表面が磨耗することで起こる。感光ドラムの磨耗が進むと感光ドラムの帯電性能等が低下し、異常画像の発生といった問題を起こす。よって、安定した帯電を得られ、かつ前記問題を解決するためには、必要最小限の電圧印加により、プラス側、マイナス側へ交互に起こす放電を最小限とする必要がある。
しかし、実際には感光ドラムへの印加電圧と放電量の関係は常に一定ではなく、感光ドラムの感光体層や誘電体層の膜厚、帯電部材や空気の環境変動等により変化する。また、放電量の変化は、前述の環境変動による原因の他に、帯電部材の製造ばらつきや汚れによる抵抗値変動、耐久による感光ドラムの静電容量変動、画像形成装置本体の高圧発生装置の特性ばらつきなどでも発生することが判っている。
このような放電量の変化を抑制する手法としては、「放電電流制御方式」が知られている(たとえば、特許文献1参照)。この方式は帯電部材に印加する交流電圧を可変な構成をとる。ここで、放電現象が開始する電圧Vh未満での電圧レベルと、Vh以上の電圧レベルの少なくとも2点において、それぞれの交流電流値を電流検出手段で検出する。そして、検出した交流電流値から最適な放電量となる交流電圧値を算出し、帯電部材に印加する交流電圧の電圧レベルを決定する。
図18において丸印で示したA,B,C,D点はそれぞれ、検出を行うポイントを示している。放電現象が開始する電圧Vh以下の電圧でA,Bの2点をサンプルすることで、放電電流が発生しない領域の帯電交流印加電圧Vcと帯電電流Icの特性LINE−Aが測定される。同様に、C,Dの2点をサンプルすることで放電電流が発生する領域におけるVcとIcの特性LINE−Bが測定される。このような方法で得られた2つの特性ラインの関係から放電電流値を所定レベルとするための帯電交流電圧のレベルを算出し、これに応じて帯電交流電圧を設定することで、放電電流を所望の値にする制御を行う。
特開2001−201921号公報 特開2004−157501号公報
しかしながら、従来の放電電流制御方式では、電流検出手段が検出した検出値に誤差が生じた場合、放電電流の制御精度が大きく悪化してしまうという問題があった。前述の通り、従来の放電電流制御では、放電開始電圧Vh未満のポイント(図18のA、B点)で検出した帯電交流印加電圧Vc−帯電電流Ic特性と、Vh以上のポイント(図18のC、D点)で検出したVc−Ic特性とに基づいて放電電流を算出する。しかし、A,B点とC,D点では電流のレベルの差が大きいため、検出値に誤差が生じた場合、放電電流値の算出値にも誤差が発生する場合があった(特許文献2参照)。
また、電気ノイズ等により交流電流値に異常値が発生した際には、帯電ローラに流れる交流電流量が過大または過小な値に制御され、良好な帯電の得られる目標値になるまでの時間が延びる可能性があった。
そこで本発明は、画像形成装置における放電電流制御を改良し、もって安定した帯電が行われ、良好な画像を提供可能にすることを目的とする。
本発明の一側面に係る画像形成装置は、像担持体と、前記像担持体の表面を帯電する帯電部材と、前記帯電部材に電圧を印加する電圧印加手段と、前記電圧印加手段により前記帯電部材に印加される電圧を制御するための制御値を記憶する記憶手段と、前記帯電部材に流れる電流量を検出する電流検出手段と、前記電圧印加手段により前記帯電部材に印加された電圧のピーク値を検出する電圧ピーク値検出手段と、前記電圧印加手段により前記帯電部材に印加された電圧波形の微分波形のピーク値を検出する微分波形ピーク値検出手段と、前記電流検出手段により検出された前記電流量と、前記電圧ピーク値検出手段により検出された前記電圧のピーク値と、前記微分波形ピーク値検出手段により検出された前記電圧波形の微分波形のピーク値とに基づいて、前記制御値を設定する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記制御値を、目標値を含んだ所定範囲内に設定することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置における放電電流制御を改良することで、安定した帯電が行われ、良好な画像を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の実施に有利な具体例を示すにすぎない。また、以下の実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の課題解決手段として必須のものであるとは限らない。
(画像形成装置の構成と動作の概略)
図1は、本実施形態における画像形成装置の構成図である。画像形成装置の一例であるレーザビームプリンタ100は、記録紙Pを収納するデッキ101を有する。デッキ紙有無センサ102はデッキ101内の記録紙Pの有無を検知する。紙サイズ検知センサ103はデッキ101内の記録紙Pのサイズを検知する。ピックアップローラ104はデッキ101から記録紙Pを繰り出す動作を行う。デッキ給紙ローラ105はピックアップローラ104によって繰り出された記録紙Pを搬送する。リタードローラ106は、デッキ給紙ローラ105と対をなして設けられ、記録紙Pの重送を防止する。
デッキ給紙ローラ105の下流において、給紙センサ107は後述する両面反転部からの給紙搬送状態を検知する。給紙搬送ローラ108はさらに下流へと記録紙Pを搬送する。レジストローラ対109は記録紙Pを同期搬送する。レジ前センサ110はレジストローラ対109への記録紙Pの搬送状態を検知する。
また、レジストローラ対109の下流において、プロセスカートリッジ112は後述するレーザスキャナ部111からのレーザ光に基づいて感光ドラム1上にトナー像を形成する。ローラ部材113(以下「転写ローラ」という。)は感光ドラム1上に形成されたトナー像を記録紙P上に転写する。放電部材114(以下「除電針」という。)は、記録紙P上の電荷を除去し感光ドラム1からの分離を促進する。
搬送ガイド115は除電針114の下流に設けられる。定着ローラ117は記録紙P上に転写されたトナー像を熱定着するために内部に加熱用のハロゲンヒータ116を備え、加圧ローラ118と接触するように設けられる。定着排紙センサ119は定着部からの搬送状態を検知する。両面フラッパ120は定着部から搬送されてきた記録紙Pを排紙部または両面反転部に行き先を切り替える。排紙部側の下流において、排紙センサ121は排紙部の紙搬送状態を検知する。排紙ローラ対122は、記録紙を排紙する。一方記録紙Pの両面に印字するために片面印字終了後の記録紙Pを表裏反転させ、再度画像形成部へと給紙するための両面反転部側において、反転ローラ対123は正逆転によって記録紙Pをスイッチバックさせる。反転センサ124は反転ローラ対123への紙搬送状態を検知する。Dカットローラ125は記録紙Pの横方向位置を合わせるための横方向レジスト部(不図示)から記録紙Pを搬送する。両面センサ126は両面反転部の記録紙Pの搬送状態を検知する。両面搬送ローラ対127は両面反転部から給紙部へと記録紙Pを搬送する。
また、前記スキャナ部111は以下の構成を備える。レーザユニット129は外部装置128から送出される画像信号に基づいて変調されたレーザ光を発光する。ポリゴンミラー130およびスキャナモータ131はレーザユニット129からのレーザ光を感光ドラム1上に走査する。スキャナ部111はこの他に、結像レンズ群132及び折り返しミラー133を備えている。
前記プロセスカートリッジ112は、公知の電子写真プロセスに必要な感光ドラム1、帯電部材である帯電ローラ2と現像ローラ134、トナー格納容器135等を具備しており、レーザプリンタ100に対して着脱可能に構成されている。
高圧電源部3は、後述する帯電高圧回路(帯電出力回路)の他に、現像ローラ134、転写ローラ113、除電針114に所望の電圧を給電する高圧回路を有している。メインモータ136は各部に動力を供給する。プリンタ制御部4はレーザプリンタ100を制御する。プリンタ制御部4は具体的には、MPU(マイクロコンピュータ)5及び各種入出力制御回路(不図示)等で構成されている。MPU5は、RAM5a、ROM5b、タイマ5c、デジタル入出力ポート(以下「I/Oポート」という。)5d、アナログ−デジタル変換入力ポート(以下「A/Dポート」という。)5e、デジタル−アナログ出力ポート(以下「D/Aポート」という。)5f等を含む。プリンタ制御部4はインターフェイス138を介してパーソナルコンピュータ等の外部装置128に接続される。
次に、図2の帯電出力回路の回路図に基づいて帯電高圧出力制御を説明する。
帯電出力回路は直流高圧に交流高圧が重畳された帯電高圧を生成し、図の出力端子299より出力するものである。出力端子299は感光ドラム1に接触した帯電ローラ2に接続されている。CPU245のI/Oポート245dからクロックパルス(PRICLK)が出力されると、プルアップ抵抗260、ベース抵抗238を介してトランジスタ239がスイッチング動作する。これによりクロックパルス(PRICLK)は、プルアップ抵抗237と、ダイオード240を介して接続されているオペアンプ265との出力に応じた振幅のクロックパルスに増幅される。この振幅が大きいと、後述する高圧トランス204に入力される正弦波の駆動電圧振幅も大きくなり、結果として高圧交流電圧レベルも大きくなる。クロックパルスはコンデンサ224を介し、抵抗223〜232、コンデンサ216〜220と、オペアンプ217,220によって構成されるフィルタ回路235に入力され、該フィルタ回路235からは+12Vを中心とした正弦波が出力される。そしてこの出力はプッシュプルの高圧トランスドライブ回路205を介して高圧トランス204の一次巻線に入力され、二次巻線側に正弦波の交流高圧が発生する。また、高圧トランス204の二次側の一方は抵抗246を介して直流高圧発生回路247に接続されていることにより、直流高圧に交流高圧が重畳された高圧バイアスが出力保護抵抗203を介して出力端子より出力され、帯電ローラ202に給電されている。
(交流高圧回路について)
次に、交流高圧回路の電流検知部について説明する。前述の交流高圧発生回路の駆動によって発生した交流帯電電流は、コンデンサ248を通過し、矢印A方向の半波はダイオード250、矢印B方向の半波はダイオード249を介して流れる。ダイオード250を通過した矢印A方向の半波電流は抵抗257、コンデンサ256で構成された積分回路によって、直流電圧に変換される。オペアンプ265の負極入力端子の電圧Vnは次式で示されるような特性となる。
Vn=Rs×Imean (式1−1)
ここで、Imeanは帯電交流電流の半波の平均値、Rsは抵抗257の抵抗値である。
一方、オペアンプ265の正極入力端子には、CPU245から出力された電流制御信号(PRICNT)が入力される。電流制御信号(PRICNT)は交流電流レベルを設定する信号であり、0Vから5Vまでの間で変化するアナログ信号である。
一方、オペアンプ265の正極入力端子には、CPU245から出力された電流制御信号(PRICNT)が入力される。電流制御信号(PRICNT)は交流電流レベルを設定する信号であり、0Vから5Vまでの間で変化するアナログ信号である。
オペアンプ265の負極入力端子の電圧Vnが電流制御信号PRICNTよりも小さい場合はオペアンプ265の出力が大きくなる。前述したように、オペアンプ265の出力が大きくなると、フィルタ回路235に入力されるクロックパルスの振幅が大きくなり、高圧交流電圧は大きくなる。このような構成とすることで、高圧交流電圧のレベルは、交流電流が電流制御信号PRICNTに応じた値となるように制御される。すなわち、電流制御信号PRICNTに応じた定電流制御が行われる。帯電交流電流の制御値は次式で示される特性となる。
Imean=PRICNT/Rs (式1−2)
また、オペアンプ265の正極入力端子にはトランジスタ260が接続されている。トランジスタ260はCPU245から出力された帯電高圧駆動信号(PRION)信号によって駆動する。帯電高圧駆動信号(PRION)は帯電高圧出力の駆動、停止を切り替える信号である。信号がHIGHレベルの場合はトランジスタ260がオン状態となり、オペアンプ265の正極入力が0Vとなることでオペアンプ265の出力が0Vとなる。これにより、帯電交流出力が停止状態となる。
次に、帯電出力回路の電圧検出部について説明する。本実施形態における帯電出力回路は、次の電圧検出回路A、Bの2つの電圧検出回路を有する。
(電圧検出回路A)
電圧検出回路Aは帯電交流電圧のピーク電圧値を検出する。図3は帯電交流波形と電圧検出回路Aによって検出されるピーク電圧値との関係を示したものである。(A−1)は帯電交流波形が正弦波の場合である。この場合はVp1のレベルが電圧検出回路Aによって検出される。一方、(A−2)は交流波形のピーク部で歪みが発生した場合の波形である。破線は正弦波である(A−1)の波形を示しており、ピークとなる部分で歪みが生じ、ピーク電圧がVp1よりΔh低下している。電圧検出回路AではVp2の値が検出される。
次に、電圧検出回路Aの動作について説明する。ピーク電圧の検出は帯電高圧出力端子299と同電位のラインに接続されたコンデンサ271に流れる電流を検出することで行なう。コンデンサ271には帯電交流電圧の印加によって交流電流が流れ、ダイオード276と289で分流される。
図2において、矢印Dの方向の半波電流はダイオード276、矢印C方向の半波電流はダイオード289を介して流れる。矢印C及び矢印Dの半波電流の平均値:Icap(av)は次式で表わされる。
Icap(av)=2×Vp×f×C271 (式2−1)
ここで、C271はコンデンサ271の静電容量値、fは帯電交流出力の周波数、Vpは帯電交流出力のピーク電圧値である。式2−1から明らかなように、半波電流の平均値Icap(av)は帯電交流電圧のピーク値に応じたレベルである。
ダイオード276を通過したD方向の半波電流はオペアンプ281、抵抗282、抵抗283、コンデンサ288で構成された積分回路に入力される。コンデンサ288の容量は十分に大きく設定されており、半波電流はコンデンサ288及び抵抗283によって整流されてコンデンサ288の端子間には直流電圧が発生する。
コンデンサ288の端子間に発生する電圧V288は次式で表される。
V288=Icap(av)×R283 (式2−2)
コンデンサ288の端子間電圧V288はオペアンプ281によって、CPU245のアナログ入力端子245fにピーク電圧検出信号PRIVSとして入力される。ピーク電圧検出信号PRIVSのレベルは式2−1及び式2−2から、次式のようになる。
PRIVS=C271×f×R283×2×Vp (式2−3)
(電圧検出回路B)
電圧検出回路Bは帯電交流電圧波形の微分波形のピーク電圧値を検出する。
図3の(B)は交流電圧波形(A−2)の微分波形を示している。(B)の破線部は正弦波の形状を示す。(A−2)で歪みが発生しているピーク付近の領域では、微分波形(B)も正弦波から歪んだ形状となっている。一方、(A−2)で歪みが発生していない位相の領域では、微分波形(B)は正弦波の形状であり、そのピーク値は(A−2)波形のピーク値と同じVp1となる。すなわち、電圧検出回路Bは、歪みが発生した帯電交流波形のピーク電圧値に対して歪み量Δhを加算したVp1の電圧を検出する。
次に、電圧検出回路Bの動作を説明する。帯電出力電圧はコンデンサ271と抵抗273によって分圧されて低い電圧レベルに変換される。コンデンサ271と抵抗273の間にはダイオード289が介されているため、オペアンプ286の正入力には半波の交流波形が入力される。ここで、コンデンサ271のインピーダンスは抵抗273のインピーダンスよりも十分に大きく設定されている。すなわち、オペアンプ286の正極入力部には、帯電交流電圧の微分波形が分圧された交流波形の半波波形が発生する。微分された波形はピーク電圧検出回路に入力される。ピーク電圧検出回路は、オペアンプ286、オペアンプ280、ダイオード272、ダイオード279、コンデンサ284、抵抗285、抵抗299、抵抗298で構成される。ピーク電圧検出回路は、上記微分された波形を、オペアンプ281の負極入力端子に発生した交流波形のピーク値に応じた直流電圧に変換し、微分電圧検出信号PRIDVSとして、CPU245のアナログ入力端子245fに出力する。微分電圧検出信号PRIDVSのレベルは次式で表わされる。
PRIDVS=C271×f×R273×π×2×Vd (式3)
ここで、C271はコンデンサ271の静電容量値、fは帯電交流出力の周波数、R273は抵抗273の抵抗値、πは円周率、Vdは帯電交流電圧の微分値のピーク電圧である。上記の式2及び式3から、ピーク電圧検出信号PRIVSと微分電圧検出信号PRIDVSはいずれもコンデンサ271の静電容量値に対し比例関係にある。すなわち、コンデンサ271の静電容量値が環境条件等によって変動した場合でも、両信号間の相対値は一定となる。
(微分回路を用いた放電電流算出方法)
次に、本実施形態における放電電流の検出方法について説明する。本実施形態における画像形成装置においては、帯電交流電圧のピーク値と、帯電交流電圧微分値のピーク値を検出している。ここではこの両者のピーク電圧値差から算出したものを「放電電流値」と称し、この算出方法は本実施形態の特徴の一つである。
図5(a)は帯電ローラ2に印加する帯電交流電圧ピーク値及び帯電交流電圧微分ピーク値と帯電交流電流値Icと特性を示す図である。帯電ローラ2に帯電交流電圧を印加することで帯電電流Icが流れる。帯電交流電圧が放電開始電圧Vh以下の領域(非放電発生領域)では、帯電交流電圧の上昇に伴って帯電交流電圧のレベルに比例して帯電交流電流が直線的に上昇する。この領域では、帯電ローラ2と感光ドラム1との間の抵抗性負荷と容量性負荷に応じたニップ電流のみが流れる。帯電交流電圧が更に上昇し、放電開始電圧Vhを超える領域(放電発生領域)に達すると、帯電ローラ2と感光ドラム1との間で放電が起こり、前述のニップ電流に放電電流が加算された帯電電流Icが流れる。非放電発生領域では帯電交流電圧ピーク値と帯電交流電圧微分ピーク値は一致する特性となるが、放電開始領域では、帯電交流電圧ピーク値はLINE−A、帯電交流電圧微分ピーク値はLINE−Bとなり、2つの特性に差が発生する。
LINE−AとLINE−Bの特性に差が生じる原因について、図6を用いて説明する。図6は帯電交流電圧を放電開始電Vhより高いVa’としたときの帯電交流電圧波形を示しており、交流波形のピーク付近で波形の歪みが発生している。この波形歪みは放電発生によってトランス204の出力に歪みが生じるために起こる。帯電交流電圧が放電開始電圧を超えると、交流電圧のピーク付近のタイミングで放電が発生し放電成分である電流が流れる。この放電成分である電流は急激な立ち上がりで瞬間的に流れる。帯電交流電圧を生成するトランス204に放電電流が流れると、トランス204のリーケージインダクタンスの働きでトランス204の出力端子間で電圧降下が発生し、出力電圧波形に歪みが生じるのである。
このとき、帯電交流電圧のピーク値はVa’となる。一方、帯電交流電圧微分値のピーク値はVa’に対して歪み量が加算されたVb’となり、LINE−AとLINE−Bで異なる特性になる。LINE−Aは放電開始電圧Vhを境界として不連続な特性となる。これに対して、LINE−Bは帯電交流電圧微分値のピーク値に対し直線的に変化する特性となる。これは、トランスの動作特性により、トランスの出力電力は放電の有無に関係なく一定で動作するためである。
LINE−AとLINE−Bの関係から、放電電流値を算出することができる。帯電交流電圧ピーク値Vp、帯電交流電圧微分ピーク値Vd、帯電電流Icの場合、放電電流値Isとは次式の関係が成り立つ。
Is=Ic×(Vd−Vp)/Vd (式4−1)
更に、式4−1と式2、式3から、放電電流は次式で算出できる。
Is=Ic×(1−π×(R273/R283)×(PRIVS/PRIDVS)) (式4−2)
本実施形態の画像形成装置では、帯電交流電圧ピーク値Vpを前記電圧検出回路Aで検出し、帯電交流電圧微分ピーク値Vdを前記電圧検出回路Bで検出し、帯電電流Icは前記定電流制御回路で設定し、放電電流値を算出する。図5(b)及び(c)は、同図(a)に対応するPRIVS信号及びPRIVDS信号の検出特性である。帯電交流電流IcがIc’の場合、帯電交流電圧ピーク値はVa’、PRIVS信号はPRIVS(1)となる。また、帯電交流電圧微分ピーク値はVb’、PRIDVS信号はPRIDVS(1)となる。CPU245で検出したPRIDS信号及びPRIDVS信号のレベルから、(式4−2)を用いて放電電流Isを算出する。なお、(式4−2)で明らかなように、放電電流Isの算出値にコンデンサ271の容量値は関係しない。すなわち、本実施形態における放電電流の算出方法においては、温度変化によるコンデンサの特性変化が発生した場合でも、放電電流は正確に算出することができる。
(微分回路を用いた放電電流制御)
次に、本実施例の画像形成装置のプリント動作時における一連の帯電高圧制御処理手順について説明する。
図4は本画像形成装置のプリント動作時のシーケンスを表した図である。装置本体100のメイン電源がオンされると、定着装置を駆動し定着装置を所定温度まで立ち上げる等の一連の処理を行う前多回転工程を実行し、その後にスタンバイ状態となる。次に、プリント開始の命令が外部ホストコンピュータ等の外部装置128から受けると、所定の印字準備段階である前回転工程を実行し、その後に一連の電子写真プロセスによって記録紙にプリント動作を行うプリント工程に入る。ここで、複数枚のプリント動作を行うモードの場合には、次の記録紙に対してのプリント動作を行うまでの紙間工程で所定の処理を実行後、2枚目以降のプリント工程に移る。最後の記録紙のプリント工程が終了すると、後回転工程の後、再びスタンバイ状態に戻る。本実施形態の画像形成装置においては、前回転工程期間、プリント工程及び紙間工程において帯電交流高圧レベルを決定する処理を連続的に実行し、その結果に基づいてリアルタイムで帯電交流高圧レベルを制御する。
図7は本実施形態の画像形成装置におけるプリント動作時の処理手順を示すフローチャートである。
プリント動作が開始されると、ステップS702にて放電成分としての電流の制御値Is(cnt)の設定を行う。この制御値Is(cnt)は予め本体のメモリ内に格納された値を用いて設定する。
次にステップ703で、帯電電流の定電流制御レベルの初期値設定を行う。設定値には、たとえばRAM5aに格納された電流制御信号(PRICNT)の値を用いる。
次に、ステップS704で前回転中の所定タイミングにおいて帯電DCバイアスを駆動し、更にステップS705で帯電交流バイアス駆動信号PRION信号をLOWレベルに切り替える。これにより帯電交流バイアスが出力される。
続いて、ステップS706〜ステップS708では放電電流の測定を行う。具体的には、ステップS706で電圧検出回路Aの検出値PRIVSを読み込み、ステップS707で電圧検出回路Bの検出値PRIDVSを読み込む。そしてステップS708では、前工程で読み込んだPRIVS,PRDVSの値から前述の方法で放電電流値の算出を行う。
次に、ステップS709で、ステップS708で算出した放電電流値IsとステップS702で設定した制御値Is(cnt)の比較を行い、IsがIs(cnt)以上である場合はステップS710に進み、電流制御信号レベルを所定レベル小さくする処理を行う。これにより、帯電交流出力のレベルが小さく制御される。一方、ステップS709でIsがIs(cnt)より小さい場合はステップS710に進み、電流制御信号(PRICNT)のレベルを所定レベル大きくする処理を行い、これにより帯電交流出力のレベルが大きくなるように制御される。
続いて、ステップS712において、プリント終了かを判断し、プリントが継続される場合はステップS706に戻り、同様の処理が繰り返される。このような繰り返し処理を行うことで、放電電流値が所望のレベルIs(cnt)となるように帯電交流出力が制御される。一方、ステップS712でプリント終了の場合は、帯電交流バイアス駆動信号PRION信号をHIGHレベルに切り替えて帯電交流バイアスを停止し(ステップS713)、帯電DCバイアスを停止(ステップS714)して、一連の処理を完了する。上記一連の処理は、前回転工程期間、プリント工程及び紙間工程において連続的に実行されるため、放電成分である電流値が常に所望の値となるようにリアルタイムで帯電交流高圧レベルが制御され、所定の交流電流量が帯電部材に流れる。
(交流電流量の制御範囲の設定)
前記のような制御を行った際、以下の(1)〜(4)の点が明らかになった。
(1)図8のように帯電部材の構成が違うことで、耐久初期の状態において交流電流値に差があった。
(2)同じく図8のように耐久を進めることで、帯電部材の構成によって耐久中の交流電流値の減少度が異なる。
なお帯電部材(帯電ローラ)の構成とは、例えば帯電部材の材質や硬度等である。
上記(1)と(2)に示した現象が起こる理由は、帯電特性、耐久による汚れ、ドラム削れ等による放電電流量の変化が帯電部材の構成によって異なるためである。
(3)帯電部材の交流電流量は環境によって影響を受け、耐久度によって環境の影響度が異なる。耐久初期で環境差による交流電流値変化が大きく、耐久後半では環境差による交流電流値変化が小さい場合(たとえば図9に示される場合)や、あるいはその逆の場合がある。
(4)放電電流値が常に所望の値となるようにリアルタイムで帯電交流高圧レベルが制御される構成を考える。ここで目標となる制御値だけを設定した場合、電気ノイズ等により交流電流値に異常値が発生した際には放電電流が過大あるいは過小な値に制御される場合がある。この場合、良好な帯電の得られる本来の目標値(制御値)になるまで制御が繰り返され、制御時間およびプリント時間が長くなる場合がある。
本実施形態では、上記(4)に関して、図10に示されるように制御値を所定の値にするのではなく、所定の範囲とする。これにより、電気ノイズによる影響が軽減され、しかも、図11に示されるように、目標となる制御値の前に制御範囲に到達するため、制御時間を短縮することができる。たとえば、図10の制御範囲設定前は制御値に達する所要時間が14msだったの対し、図11の制御範囲設定後は所要時間が10msにすることができた。
これを受けて上記(1)〜(3)に関しても、帯電部材の構成毎、環境毎に制御範囲を設け、かつ帯電部材の耐久度によって制御範囲を変えることにする。これにより、良好な帯電を行うことのできる制御範囲をそれぞれの状況下に応じて設定でき、常に良好な帯電制御を行うことができる。
本実施形態では具体的に、感光ドラムの使用量に基づいた帯電部材の耐久度、帯電部材の構成情報、環境変化に伴う温湿度情報から、放電制御を行った際の帯電部材に流れる交流電流量の制御範囲を、図12のように設定した。
図13は図12をグラフ化したものである。図13から、まず、耐久初期の状態において、帯電部材の構成毎に初期交流電流量から制御範囲の中心値を決める。そして決定した中心値からさらに制御を行うべき制御範囲を設定する。また、耐久を行うと、帯電ローラの構成により交流電流値の減少度が異なるため、感光ドラム使用量が進んだ所定のタイミング(耐久カウント0〜4)で得られた交流電流値を中心として、各構成毎に帯電部材の交流電流値の制御範囲を設定した。
なお、耐久カウントとは、たとえばプリント枚数のことをいう。耐久カウントはドラム使用量の目安となる。ここでは一例として耐久カウント1=プリント枚数1000枚、耐久カウント2=プリント枚数2000枚、というように1000枚毎に制御範囲を設定した。
また、図9に示すような帯電部材の耐久による環境依存性も考慮する。たとえば、帯電部材の耐久後半よりも耐久初期の方が環境による交流電流値の変化が大きい際、制御範囲を図12のように耐久カウント0で±100μA、耐久カウント4において±150μAとして、耐久初期に制御範囲を狭めるようにする。こうして、耐久による環境変動を均一化した。
なお、感光ドラム使用量に基づいた帯電部材の耐久度、帯電部材の構成、環境、またそれら各々についての制御範囲の中心値及び制御範囲は、良好な帯電制御を行うという観点から前記以外の値や範囲を設定しても良い。
また、図14に示すように、感光ドラム使用量に基づいた帯電部材の耐久度、帯電部材の構成情報、環境情報、またそれら各々についての制御範囲情報は、プリンタ制御部4のメモリ、たとえばRAM5a内に格納される。
よって、図12および図13は、本体側の記憶部であるメモリ内に格納された、感光ドラム使用量に基づいた帯電部材の耐久度、帯電部材の構成情報、環境変化に伴う温湿度情報から放電制御を行った際の帯電部材に流れる交流電流量の耐久推移と制御範囲を示したものである。
図15は、本実施形態における画像形成装置におけるプリント動作の帯電高圧の一連の制御フロー図である。図7のフローチャートにおける処理ステップと同一の処理ステップについては同一の参照符号を付して、以下では図7と相違する点だけを説明する。
まず、ステップS702のかわりに、ステップS722としてメモリ情報(すなわち、ドラム使用量に基づいた帯電部材の耐久度、帯電部材の構成情報、環境情報、それら各々についての制御範囲情報)を読み出す。
また、ステップS709のかわりに、ステップS729として、放電電流値Isにより制御されて帯電部材に流れる交流電流値Icが制御範囲内にあるかどうかを判断する。ここでIcが制御範囲内にあるときはそのままステップS712に進む。一方、Icが制御範囲内にないときはステップS730に進み、Icが制御範囲の上限を超えているかを判定する。そして、Icが制御範囲の上限を超えているときはステップS710に進み、そうでない場合、すなわちIcが制御範囲の下限を下回っているときは、ステップS711に進む。
このように、帯電部材の構成毎、環境毎に制御範囲を設け、且つ帯電部材の耐久度によって制御範囲を変えることで、制御回数の増加を抑制し、且つ異常値が検出された際に良好な帯電の得られるようにした。これにより、帯電部材の構成、環境、帯電部材の耐久度が変わった場合にも常に良好な帯電制御を行うことができる。
以上説明したように本実施形態では、微分回路を用いた放電電流制御によって、精度良く帯電部材に所定の交流電流量を流すことができ、良好な帯電制御を可能にすることができる。また、制御値を所定の値としてではなく、所定の範囲とすることで、制御回数の増加を抑制し、且つ異常値が検出された際に良好な帯電を得られるようにした。
さらに、帯電部材の構成毎、環境毎に制御範囲を設け、且つ帯電部材の耐久度によって制御範囲を変えることで、帯電部材の構成、環境、耐久度が変わった際にも安定した帯電制御を継続して行うことができる。
なお、上述の実施形態では、帯電部材のベンダー情報ならびに構成毎の制御範囲情報、帯電部材の耐久情報ならびに耐久度による制御範囲情報、環境による制御範囲情報は、本体側であるプリンタ制御部4内のRAM5a内に格納されていた。この変形例として、これらの各情報は、図16に示すように、プロセスカートリッジ112に設けられた不揮発性メモリ400内の所定の記憶領域に格納されるようにしてもよい。このように前記の各情報をプロセスカートリッジ112側のメモリ400に格納することにより、前記の各情報に変更が生じた際、メモリ400の情報を変更して対応することができる。つまり、画像形成装置本体側の情報を変更することなくプロセスカートリッジ側のみの変更で対応が可能である。
実施形態における画像形成装置の構成図である。 実施形態における画像形成装置の帯電出力回路の構成図である。 実施形態における画像形成装置の電圧検出回路の検出特性の説明図である。 実施形態における画像形成装置のプリント動作を示すシーケンス図である。 実施形態における帯電交流電圧と帯電電流の特性図である。 実施形態における帯電交流電圧波形の説明図である。 実施形態におけるプリント工程時の処理フロー図である。 耐久での帯電ローラの交流電流量の推移を示す図である。 耐久カウントごとの、環境変動による帯電ローラの交流電流量の変化量を示す図である。 制御値を所定値に設定した場合の制御所要時間を示す図である。 制御値を所定範囲に設定した場合の制御所要時間を示す図である。 実施形態における帯電部材の各構成毎の交流電流値の制御範囲の例を示す図である。 図12をグラフ化した図である。 実施形態におけるプリンタ制御部内のメモリに格納される情報の例を示す図である。 実施形態におけるプリント動作における帯電高圧の制御フロー図である。 変形例におけるプリンタ制御部内のメモリに格納される情報の例を示す図である。 従来の画像形成装置の概略構成を示す図である。 従来の放電電流制御に係る帯電交流電圧と帯電電流の特性図である。

Claims (9)

  1. 像担持体と、
    前記像担持体の表面を帯電する帯電部材と、
    前記帯電部材に電圧を印加する電圧印加手段と、
    前記電圧印加手段により前記帯電部材に印加される電圧を制御するための制御値を記憶する記憶手段と、
    前記帯電部材に流れる電流量を検出する電流検出手段と、
    前記電圧印加手段により前記帯電部材に印加された電圧のピーク値を検出する電圧ピーク値検出手段と、
    前記電圧印加手段により前記帯電部材に印加された電圧波形の微分波形のピーク値を検出する微分波形ピーク値検出手段と、
    前記電流検出手段により検出された前記電流量と、前記電圧ピーク値検出手段により検出された前記電圧のピーク値と、前記微分波形ピーク値検出手段により検出された前記電圧波形の微分波形のピーク値とに基づいて、前記制御値を設定する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記制御値を、目標値を含んだ所定範囲内に設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、さらに前記像担時体の使用量、前記帯電部材の構成、環境の少なくともいずれかに応じて前記所定範囲を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御値は、前記帯電部材に電圧を印加した際に発生する帯電交流電流レベルを設定する信号の値であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記像担持体と、前記帯電部材と、前記記憶手段とは、前記画像形成装置の本体に対して着脱可能に構成されたカートリッジに含まれることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 像担持体と、前記像担持体の表面を帯電する帯電部材と、前記帯電部材に電圧を印加する電圧印加手段と、前記電圧印加手段により前記帯電部材に印加される電圧を制御するための制御値を記憶する記憶手段とを備える画像形成装置の制御方法であって、
    前記帯電部材に流れる電流量を検出する電流検出工程と、
    前記電圧印加手段により前記帯電部材に印加された電圧のピーク値を検出する電圧ピーク値検出工程と、
    前記電圧印加手段により前記帯電部材に印加された電圧波形の微分波形のピーク値を検出する微分波形ピーク値検出工程と、
    前記電流検出工程で検出された前記電流量と、前記電圧ピーク値検出工程で検出された前記電圧のピーク値と、前記微分波形ピーク値検出工程で検出された前記電圧波形の微分波形のピーク値とに基づいて、前記制御値を設定する制御工程と、
    前記制御値を、目標値を含んだ所定範囲内に設定する設定工程と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  6. 画像形成中に帯電部材から像担持体に流れる放電電流を算出し、算出した値に基づいて帯電部材に印加される電圧を制御して画像形成を行う画像形成装置に着脱可能なカートリッジであって、
    前記像担持体と、
    前記帯電部材と、
    前記帯電部材に印加される電圧を制御する制御値に係る情報を記憶する記憶手段と、
    を有することを特徴とするカートリッジ。
  7. 前記制御値に係る情報とは、前記制御値を、目標値を含んだ所定範囲内に設定するための情報であることを特徴とする請求項6に記載のカートリッジ。
  8. 画像形成中に帯電部材から像担持体に流れる放電電流を算出し、算出した値に基づいて帯電部材に印加される電圧を制御して画像形成を行う画像形成装置に使用されるカートリッジに搭載された記憶装置であって、
    前記帯電部材に印加される電圧を制御する制御値に係る情報を記憶する記憶領域を有することを特徴とする記憶装置。
  9. 前記制御値に係る情報とは、前記制御値を、目標値を含んだ所定範囲内に設定するための情報であることを特徴とする請求項8に記載の記憶装置。
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