JP2002132072A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2002132072A
JP2002132072A JP2000319657A JP2000319657A JP2002132072A JP 2002132072 A JP2002132072 A JP 2002132072A JP 2000319657 A JP2000319657 A JP 2000319657A JP 2000319657 A JP2000319657 A JP 2000319657A JP 2002132072 A JP2002132072 A JP 2002132072A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給電部材により定着フィルム等の加熱部材に
摩耗を生じることなく直接給電で定着バイアスを印加
し、装置の寿命に至るまで、オフセットや尾引き等のな
い良好な定着画像を得ることである。 【解決手段】 定着装置の定着フィルム3には、露出さ
れた導電プライマー層3bに接触して、フィルム表面電
位制御用の定着バイアスを印加する給電ブラシ30を設
け、加圧ローラの芯金と接地間には、ローラ表面電位制
御用のダイオードを介挿する。ブラシ30は、導電性繊
維のブラシ毛32の束を5束、フィルム周方向に植毛し
てなる。プライマー層に付着したグリス等をブラシ上流
側で除去する一方、下流側のブラシ毛で良好な導通を得
るために、毛束のピッチc、毛長さb、進入角θを調整
して、ブラシ下流側でプライマー層に対する進入量aを
多くして接触量を大とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた複写機やプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置
に用いられる定着装置に関し、特に発熱体の熱を耐熱性
の定着フィルムを介して記録材に伝えて、記録材上のト
ナー像を加熱定着する定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の複写機やプリンタ
等の画像形成装置の多くは、定着装置に、熱効率が高
く、安全性が良好な接触加熱型の熱ローラ方式や、省エ
ネルギータイプのフィルム加熱方式を採用している。
【0003】フィルム加熱方式の定着装置は、たとえば
特開昭63−313182号、特開平2−157878
号、特開平4−44075〜44083号、特開平4−
204980〜204984号等に提案されている。
【0004】この定着装置では、加熱部材である加熱用
回転体の耐熱性フィルム(定着フィルム)を発熱体に、
加圧部材である加圧用回転体の加圧ローラにより密着さ
せて、加圧ローラにより定着フィルムを発熱体に摺動回
転させ、定着フィルムと加圧ローラとで形成される圧接
ニップ部(定着ニップ部)にトナー像を担持した記録材
(たとえば紙)を導入して、記録材を定着フィルムと一
所に搬送させて、定着フィルムを介して付与される発熱
体からの熱と定着ニップ部の加圧力によって、トナー像
を記録材上に永久画像として定着するものである。
【0005】フィルム加熱方式の定着装置の装置構成の
一例を図10に示す。定着装置21は、内側に金属ステ
ー5を取り付けた上フレーム6を有し、金属ステー5は
ガイド部材を兼ねるヒートホルダー2を支持し、そのヒ
ートホルダー2の下端に発熱体である加熱ヒータ1が保
持され、加熱ヒータ1の外側に円筒状の定着フィルム3
が配置されている。定着装置の下フレーム8内には、こ
れに芯金4cを支持された加圧ローラ4が配置されてい
る。金属ステー5に取り付けた図示しない加圧手段でヒ
ートホルダー2を押さえ込むことにより、その下端の加
熱ヒータ1と加圧ローラ4とを定着フィルム3を介して
総圧4〜15kgf程度に圧接して、定着フィルム3と
加圧ローラ4との間に定着ニップ部を形成している。
【0006】加圧ローラ4が回転すると、定着フィルム
3は定着ニップ部に作用する摩擦力により加圧ローラ4
からの駆動力を受けて、ヒートホルダー2に沿って回転
される。トナー像9を担持した記録材Pは、入り口ガイ
ド7aに沿って定着ニップ部に入り、加圧ローラ4と定
着フィルム3との間に挟持されて、加圧ローラ4により
定着フィルム3とともに搬送される。そしてヒータ1に
より定着フィルム3を介して加熱され、定着ニップ部の
圧接力により加圧されて、トナー像が記録材Pに定着さ
れながら定着ニップ部を通過して、排紙ガイド7bに沿
って排出されて行く。
【0007】加圧ローラ4は、芯金4c上に耐熱性ゴム
層4bおよび離型性層4aを設けてなっている。定着フ
ィルム3は、熱容量を小さくしてクイックスタート性を
向上するために、耐熱性、離型性および耐久性を備えた
PTFE、PFA、PPS等の樹脂の膜厚が100μm
以下、より好ましくは20〜40μmの単層フィルム
か、または図示のように、ポリイミド、ポリアミドイミ
ド、PEEK、PES等の基層フィルム3cの表面上
に、導電性プライマー層3bを挟んでPTFE、PF
A、FEP等のフッ素樹脂からなる離型性層3aをコー
ティングまたはチューブで形成した、同様な膜厚を有す
る複合層フィルムに構成されている。
【0008】この複合層フィルムの定着フィルム3を用
いる場合には、図11に示すように、定着フィルム3の
端部に導電性プライマー層3bを露出させた領域を設
け、この露出されたプライマー層3bに対向する加圧ロ
ーラ4の端部位置に、導電ゴムリング4dを芯金4cに
嵌め込むことによって設け、導電プライマー層3bに導
電ゴムリング4dを加圧当接させることで、プライマー
層3bを芯金4cに接続した抵抗4eにより抵抗接地す
る。これにより、定着フィルム3表面の電位を安定さ
せ、定着時、記録材上のトナー像への静電的な悪影響を
生じにくくさせるようにしている。
【0009】以上のような定着装置21によれば、加熱
効率の高さや立ち上がりの速さによる待機中の予備加熱
の不要化、画像形成装置のコピー開始までの待ち時間の
解消など多くの利点を有しており、特に円筒形の定着フ
ィルムを加圧ローラの回転に従動回転させるフィルム加
熱方式は低コストを実現できるため、小型・低速機への
導入から始まり、今後、大型・高速機への導入が期待さ
れている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
フィルム加熱方式の定着装置は、高速化、高寿命化を考
えた場合に、定着画像のオフセット、尾引き、ローラ汚
れによる画像品質の低下を防ぐためのさらなる改良を行
う必要があった。
【0011】たとえば、定着速度の高速化にともない定
着温度を上げると、長期間の使用を通して定着フィルム
3や加圧ローラ4等の部材がダメージを受け、それらの
表面の離型性が劣化してオフセットが発生しやすくな
る。さらに定着時にトナーが記録材の搬送方向の後方に
飛び散って定着される尾引きという現象があるが、定着
温度を上げると定着時に発生する水蒸気量が増えるの
で、この尾引きが発生しやすくなる。
【0012】これらのオフセットや尾引きが発生しやす
い条件では、定着フィルムや加圧ローラ等にトナーによ
る汚れも蓄積しやすくなり、定着時に記録材のトナー汚
れを生じやすくなってしまう。
【0013】そこで、定着フィルム等の表面電位を制御
して、定着フィルムにトナーが付着するのを防ぐことが
重要になってくる。たとえば、加圧ローラ4の芯金4c
から導電ゴムリング4dを通して、定着フィルム3の表
面をトナーと同極性の電位に帯電することにより、オフ
セット、尾引き等を低減して、定着画像の品質を改善す
ることができる。しかし、この方法では、定着フィルム
3の表面電位をある程度制御できるものの、加圧ローラ
4の表面電位を制御することは困難である。
【0014】加圧ローラ4表面は、離型性の良好なフッ
素樹脂のコート層やチューブで覆われており、紙やフィ
ルム等の記録材との摩擦により、表面がマイナスに帯電
しやすくなっている。このため、トナーの帯電極性が加
圧ローラ4表面と同じマイナスであると、記録材上のト
ナー像が定着ニップ部に入る直前で、トナーが加圧ロー
ラ4と電気的に反発して、定着フィルム3側に転移する
力が働きオフセットが生じやすくなる。
【0015】そこで、加圧ローラ4の芯金4cをダイオ
ードを介して接地することにより、所定極性の表面電位
に制御し、定着フィルム3の方は、露出された導電プラ
イマー層に給電部材を接触させて、直接給電により定着
フィルムの表面電位を制御する方法が考えられている。
【0016】定着フィルムに直接給電するためには、給
電部材としてリン青銅等の板バネなどを接触させればよ
いが、しかしながら、柔軟な可撓性部材である強度的に
弱い定着フィルムに金属の板バネ等を接触させたので
は、使用により接触部が摩耗してしまい、実用に耐えな
い問題があった。
【0017】このようなことから、定着フィルム等の柔
軟な可撓性の加熱部材に給電部材を接触して、直接給電
により加熱部材に定着バイアスを印加し、表面電位を制
御するに際し、加熱部材に摩耗等を生じることなく給電
可能とした技術の開発が望まれていた。
【0018】したがって、本発明の目的は、給電部材に
より定着フィルム等の加熱部材に摩耗を生じることなく
直接給電で定着バイアスを印加して、装置の寿命に至る
まで、オフセットや尾引き等のない良好な定着画像を得
ることを可能とした定着装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
定着装置にて達成される。要約すれば、本発明は、発熱
体に接触して無端回動する可撓性の帯条からなる加熱部
材と、前記加熱部材を介して前記発熱体と圧接して、加
熱部材との間にトナー像を担持した記録材を定着する定
着ニップ部を形成した加圧部材と、前記加熱部材にトナ
ーと同極性の定着バイアスを印加する可撓性の給電部材
とを備えた定着装置において、前記加熱部材は、表面の
離型性層の下側に導電層を有し、かつ加熱部材の片側端
部において前記導電層が露出されており、前記給電部材
は、前記露出された導電層に前記加熱部材の回動方向に
沿って接触し、その接触量を前記加熱部材の回動方向下
流側において大としたことを特徴とする定着装置であ
る。
【0020】本発明によれば、前記給電部材が導電性繊
維のブラシ毛を植毛した導電性ブラシからなり、前記ブ
ラシ毛を前記加熱部材の回動方向に沿って配列した。前
記導電性ブラシのブラシ毛を前記導電層表面に対し、前
記加熱部材の回動方向に対するカウンター方向に接触さ
せた。前記加熱部材の回動方向に関し、前記給電部材の
上流側に前記加熱部材の露出された導電層に接触するク
リーニング部材を設けることができる。前記クリーニン
グ部材がフェルトからなる。あるいは、前記クリーニン
グ部材が導電性繊維のブラシ毛を植毛した導電性ブラシ
からなり、前記給電部材の上流側における給電部材の役
目を兼ねさせた。前記加熱部材が、基層フィルム、その
上の導電プライマー層、およびその上のフッ素樹層から
なる複合フィルムの円筒体に形成され、前記加圧部材が
弾性ローラに形成された。前記加圧部材は、芯金上に導
電ゴム層と離型性層を順に積層した導電ゴムローラに形
成され、その表面の電位をトナーと逆極性に制御する向
きに、前記芯金と接地間にダイオードを介挿した。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る定着装置を図
面に則して更に詳しく説明する。
【0022】実施例1 本発明は、画像形成装置に使用される定着装置の改良に
あるが、まず、本発明の定着装置が使用される画像形成
装置の一例として、図1に示す電子写真プロセス利用の
レーザービームプリンタについて説明する。
【0023】図1に示されるように、本プリンタは、像
担持体として回転ドラム型の電子写真感光体、すなわち
感光ドラム11を備え、この感光ドラム11は、OP
C、アモルファスシリコン等の感光材料をアルミニウム
やニッケル等のシリンダ状の基体上に塗布して形成され
ており、矢印の時計方向に所定の周速度で回転駆動され
る。感光ドラム11はその回転過程で、表面を帯電ロー
ラ12により所定の極性・電位に一様に帯電される。
【0024】つぎに、露光装置としてのレーザースキャ
ナ13が、目的の画像情報の時系列電気デジタル画像信
号に対応してON/OFF制御されたレーザービーム1
3aを出力して、回転する感光ドラム11の表面に走査
露光する。これにより、感光ドラム11の表面に走査露
光のパターンに対応した静電潜像が形成される。感光ド
ラム11上の静電潜像は、現像装置14によって現像さ
れ、トナー像として可視化される。
【0025】感光ドラム11上のトナー像は、感光ドラ
ム11と転写ローラ15とで形成された転写ニップ部T
において、給紙カセット17から転写ニップ部Tに所定
のタイミングで給紙された記録材Pに、転写ローラ15
の作用により転写される。給紙カセット17は記録材P
を積載収容しており、収容された記録材Pは、給紙ロー
ラ18と図示しない分離部材との協同作用により、1枚
ずつ分離して給紙され、シートパス19を通ってレジス
トローラ20まで搬送され、感光ドラム11上のトナー
像が転写ニップ部Tに到達するのに同期して、レジスト
ローラ20により転写ニップ部Tに供給される。
【0026】転写ニップ部Tでトナー像の転写を受けた
記録材Pは、定着装置21に搬送され、そこで記録材P
上のトナー像が定着され、シートパス22を通って装置
上面の排紙部23に排出される。一方、トナー像の転写
を終了した感光ドラム1は、表面に残留した転写残りト
ナーをクリーニング装置16により除去された後、繰り
返して作像に供される。
【0027】上記のレーザービームプリンタは、A4縦
通紙で24ppm(プロセススピード150mm/秒)
の性能を有している。定着装置21は、このような性能
のプリンタに搭載してある。
【0028】以下、本発明の定着装置について説明す
る。本発明は、給電部材を導電性材料の可撓性部材と
し、給電部材により定着フィルム等の加熱部材に摩耗を
生じることなく、直接給電で定着バイアスを印加可能と
したことが大きな特徴である。これにより、装置の寿命
に至るまで、オフセットや尾引き等のない良好な定着画
像を得ることを可能とするものである。
【0029】本発明の一実施例では、定着装置21は、
フィルム加熱方式のオンデマンド装置とされ、基本構成
は、図10に示した従来の定着装置と同様であるが、本
実施例では、図2に示すように、定着フィルム3側に給
電部材として給電ブラシ30を設け、また加圧ローラ4
に、芯金4cと接地間にダイオード40を介挿して、そ
れぞれの表面電位を制御する点が異なる。以下、本発明
の説明で必要に応じ図10を援用する。
【0030】給電ブラシ30は、定着フィルム3の片側
端部の導電プライマー層3bの露出領域に当接されてお
り、本発明によれば、その当接は定着フィルム3の移動
方向に沿った方向とし、かつブラシの下流側の部分で接
触量を大としている。これについては後述する。
【0031】この給電ブラシ30には、トナー像を担持
した記録材が定着装置21を通過する際、トナーと同極
性のマイナスの定着バイアスが印加され、これにより給
電ブラシ30を介して定着バイアスが定着フィルム3に
印加される。本実施例では、給電ブラシ30には、図1
の帯電ローラ12に帯電バイアスを印加するのと同じ高
圧電源Eを接続して、感光ドラム11の帯電時に使用す
るDC成分の約−600Vと同じ電圧を印加した。定着
バイアスの印加により、定着フィルム3の表面電位がマ
イナスに制御され、定着装置21に入る定着前の記録材
上のトナーが定着フィルム3へ転移するのが静電的に防
がれ、トナーが定着フィルムにオフセットするのが防止
される。
【0032】本実施例によれば、加圧ローラ4は、図1
0の芯金4c上のゴム層4bを導電性としている。本例
では、ゴム層4bを10×5Ωcm以下の抵抗値の導電
性シリコーンスポンジで形成し、厚さ6mmとした。芯
金4cは外径13mmのアルミニウム製で、表面の離型
性層4aは厚さ50μmのPFAチューブを被せて形成
した。加圧ローラ4の外径は25mmとした。
【0033】加圧ローラ4の芯金4cには、上記したよ
うに、グランドとの間にダイオード40を接続してい
る。これにより、加圧ローラ4にトナーと逆極性のプラ
スの電圧をかけて、加圧ローラ4の表面電位をプラス極
性に制御し、定着装置21に入る定着前の記録材上トナ
ーを記録材に静電的に押さえ付けて、この面からも、ト
ナーが定着フィルム3にオフセットするのを防止してい
る。
【0034】さて、給電ブラシ30は、図3に示すよう
に、アルミニウム製の固定用板金31の定着フィルム3
の周方向(移動方向)に沿う長手方向に、導電性繊維の
ブラシ毛32の束を複数束、1列に植毛してなってい
る。本例では、単繊維外径20μmの導電性アモルファ
ス繊維からなるブラシ毛32の束を5束、板金31にシ
リコーン系熱硬化性テープで固定して植毛した。
【0035】定着フィルム3に対するブラシ毛32の束
の当接は、定着フィルム3の移動方向に対するカウンタ
ー方向でも、順方向でもよく、特に方向を問わないが、
本実施例では、図4に示すように、ブラシ毛束X(X1
〜X5)と定着フィルム表面の接線tとがなす角度(進
入角)θをθ<90゜として、カウンター方向に当接し
た。
【0036】本実施例では、このブラシ毛32の5つの
束Xをピッチc=1.5mmの等間隔に設け、毛束のブ
ラシ毛長さbを表1に示す値として、進入角θを調節す
ることにより、毛束の導電プライマー層3bに対する進
入量(ブラシ進入量)aを表1に示すように調整した。
【0037】
【表1】
【0038】表1に示されるように、本実施例1では、
ブラシ進入量aをX1<X5<X2<X4<X3とし、
進入量が最も多い真ん中の毛束X3を境にして、全体的
に見て上流側の毛束X1〜X2よりも下流側の毛束X3
〜X4で進入量が多くなるようにした。
【0039】上記のように、定着フィルム3の移動方向
に関し、給電ブラシ30の進入量をブラシの下流側で多
くすれば、ブラシの下流側では、ブラシ毛32の先だけ
でなく、ブラシ毛の腹部でも導電プライマー層3bと接
触させることができ、接触面積、すなわち接触量を増す
ことができる。
【0040】このように、給電ブラシ30を導電プライ
マー3bに対し定着フィルム3の移動方向に沿って接触
させ、かつブラシ30の接触量を下流側で大とした理由
は、導電プライマー3bに付着したグリス等の絶縁性異
物を、専らブラシ30の上流側のブラシ毛で除去して、
下流側のブラシ毛に付着するのを防ぎ、下流側のブラシ
毛では、良好な導通を得るためである。
【0041】フィルム加熱方式の定着装置21では、定
着フィルム3とその内側の加熱ヒータ1との摺動性を向
上させるためにグリスを用いているが、そのグリスが定
着フィルム3の端部に染み出してプライマー層3bに付
着したり、トナー、紙粉などの異物がプライマー層3b
に付着して、定着フィル3の回転に従ってブラシ30の
ところに運ばれる。しかし、本実施例によれば、給電ブ
ラシ30を定着フィルム3の移動方向に沿って接触させ
ているので、グリスやトナー、紙粉などの絶縁性異物を
ブラシ30の上流側の毛先に保持し、また毛束で拡散し
て、下流側のブラシ毛に付着するのを防ぐことができ
る。またブラシ毛の接触量を下流側で大きくしているの
で、導電プライマー層3bとの十分な接触をとることが
でき、長期間の使用によっても良好な導通を得ることが
できる。
【0042】表1には実施例1と合わせて比較例1を示
してあるが、この比較例1は、給電ブラシ自体は実施例
1と同じであるものの、図4の進入角θをθ>90゜と
することにより、ブラシ進入量aが、最も多い真ん中の
毛束X3を境にして、全体的に見て下流側よりも上流側
で多くなっている。
【0043】このように、給電ブラシ30の進入量がブ
ラシの上流側で多くすると、ブラシの上流側で、図5に
示すように、ブラシ毛の腹部が導電プライマー層3bと
接触して接触量が増すが、ブラシ30に運ばれてくるグ
リスやトナー等の絶縁性異物が付着するので、ブラシの
上流側の接触状態が悪化してしまう。またブラシの下流
側の部分は接触量が元々少ないので、ちょっとしたグリ
ス等の付着や損傷で接触状態が悪化する。したがって、
比較的短期間のうちにブラシの上流側、下流側がともに
給電部として機能しなくなる。
【0044】なお、図6に示すように、給電ブラシ30
を定着フィルムの長手方向に沿って導電プライマー層3
bに当接させる方法も考えられるが、導電プライマー層
3bの露出部の幅はたとえば5mmと狭く、定着フィル
ムの長手方向に短いブラシししか使用できない上、ブラ
シに運ばれてくるグリスやトナー等の絶縁性異物の付着
により、短期間で接触状態が悪化してしまう。
【0045】上記の表1に示した実施例1の下流側でブ
ラシ進入量を相対的に多くした給電ブラシと、比較例1
の上流側でブラシ進入量を多くした給電ブラシとについ
て、定着枚数20万枚が寿命である定着装置に用いて、
定着枚数20万枚の連続画像形成を行って、そのときの
定着画像の尾引きレベルおよび定着フィルムの表面電位
を調査、測定した。尾引きレベルの調査結果を表2に示
し、定着フィルムの表面電位の測定結果を図7示す。試
験環境は、23℃、50%RHの常温常湿環境で、記録
材は普通紙としてXEROX4024(LTRサイズ、
坪量75g/m 2)の紙を用い、20万枚の連続通紙を
した。
【0046】表2において、符号の意味はつぎの通りで
ある。○:尾引きがなく良好である、△:尾引きがある
が、許容レベルで実用上可である、×:尾引きが多く不
良である。
【0047】
【表2】
【0048】表2に示されるように、比較例1は、耐久
試験の初期から5万枚までは、尾引きながなく良好であ
ったが、その後、尾引きが発生して、10万枚から最後
の20万枚までは尾引きが多く、結果は不良になった。
実施例1は、比較例1ほど尾引きが発生せず、耐久試験
の10万枚から20万枚まででも尾引きが許容レベルで
あった。これは、図7に示されるように、定着枚数に対
する定着フィルムの表面電位の低下が、比較例1では大
きいのに対し、本実施例1では小さく、トナーを記録材
上の紙に付着させる力が強く、トナーが定着フィルムの
表面に付着しにくいからである。
【0049】定着フィルム3の表面電位が低下する原因
の一つにはフィルムの劣化がある。これは、使用により
定着フィルム表面の離型性層が記録材や加圧ローラ等と
の摩擦により削れ、給電ブラシからフィルムに給電され
た帯電電流が漏れやすくなっているためである。他の原
因には、給電ブラシとフィルムの導電プライマー層の接
触状態が不安定になっていることが挙げられる。
【0050】比較例1では、耐久試験20万枚後に給電
ブラシと導電プライマー層の接触状態が初期と比べて悪
化していると考えられ、耐久試験後に給電ブラシを観察
すると、特に上流側のブラシ毛先がグリスやトナーで汚
れていた。
【0051】この比較例1の給電ブラシを新品同様に清
掃して使用した場合を便宜上比較例2として、そのとき
の尾引きレベルおよびフィルム表面電位を上記の表2お
よび図7に示す。比較例1の給電ブラシを清掃してグリ
ス等を除去すると、給電ブラシの帯電性能がかなり回復
して、定着画像の尾引きはなくり、また定着フィルムの
表面電位は、実施例1の定着枚数20万枚のフィルム表
面電位とほぼ同じレベルになった。
【0052】これから分かるように、本実施例によれ
ば、長期間の使用を通じて、給電ブラシの給電性能をか
なり初期に近い状態に維持でき、安定して定着フィルム
にバイアスを給電することができる。
【0053】また実施例1では、尾引き以外の画像品質
のオフセットや加圧ローラ汚れについても、比較例1と
比較して良好であった。
【0054】以上説明したように、本実施例では、定着
フィルム3の導電プライマー層3bに対し給電ブラシ3
0を定着フィルム移動方向に沿って接触させ、かつブラ
シ30の定着フィルムに対する進入量を下流側で増すこ
とにより、導電プライマー層との接触量を下流側で大と
したので、長期間の使用による給電ブラシへのグリス等
の付着、汚染での悪影響を防いで、定着バイアスの印加
により定着フィルムの表面電位を良好に制御でき、尾引
き等のない良好な定着画像を安定して得ることができる
ようになった。
【0055】以上では、給電ブラシ30の定着フィルム
3に対する進入量をブラシの下流側で増して、ブラシの
導電プライマー層との接触量を下流側で大としたが、本
発明はこれに限られず、給電ブラシの下流側でブラシ毛
束の繊維本数を増して、下流側のブラシ密度を高くした
り、下流側で毛束のピッチを狭めて、下流側でブラシ密
度を高めたり、あるいは下流側で毛束の繊維を太くし
て、下流側でブラシの接触圧を高めるなどによって、ブ
ラシの導電プライマー層との接触量を下流側で大として
もよく、同様な効果を得ることができる。
【0056】また定着フィルム3の給電部材として、導
電性繊維のフェルト(不織布)を用いることもでき、そ
の場合は、フェルトを定着フィルム3の移動方向に長い
形態とし、かつその定着フィルムの移動方向に関し、フ
ェルトの下流側の部分の面積を大とし、もしくは当接圧
を大とすることにより、フェルトの下流側で導電プライ
マー層3bとの接触量を大とすればよい。
【0057】実施例2 本実施例では、図8に示すように、給電ブラシ30より
も定着フィルム3の移動方向上流側に、清掃部材として
基台35に耐熱性のフェルト36を設けたフェルト部材
34を設置して、フェルト36を定着フィルム3の露出
された導電プライマー層3bに当接させ、導電プライマ
ー層表面に付着したトナーや紙粉、グリス等の異物を、
給電ブラシ30の上流側で前もって捕獲し、除去させる
ようにしたことが特徴である。
【0058】フェルト35にはアラミド繊維(デュポン
社製ノーメックス)のフェルトを使用した。このフェル
ト35には、好ましくは、導電プライマー層35bとの
摩擦を軽減するために、耐熱性のシリコーンオイルを含
浸することが望ましい。
【0059】給電ブラシ30は、実施例1と同じもの
で、導電プライマー層3bに定着フィルム3の移動方向
に沿って接触させ、かつブラシの下流側でブラシ毛の進
入量を大とすることにより、下流側で導電プライマー層
との接触量を大としている。
【0060】本実施例において、記録材として、IGE
PA社製のCONTINENTALLX紙(A4サイ
ズ、坪量80g/m2)と、FOXRIXVR BON
D社製のラフ紙(LTRサイズ、坪量75g/m2)を
交互に500枚ずつ通紙する態様で、連続20万枚の定
着試験を行い、そのときの尾引きレベルを調査した結果
を表3に示す。表3には、実施例2および比較例1によ
る場合の結果も合わせて示す。またそのときのフィルム
表面電位を調査した結果を図9に示す。図9には、実施
例1および比較例1による場合の結果も合わせて示す。
表3において、符号の意味は表2のときと同じである。
【0061】
【表3】
【0062】上記のCONTINENTAL LX紙
は、填料に炭酸カルシウムが多く含まれた高炭カル紙
で、プラス電荷の紙粉が発生しやすく、定着フィルムや
加圧ローラへの紙粉の付着や蓄積が起こりやすい紙であ
る。またFOXRIXVR BONDラフ紙は、表面に
凹凸を有する紙で、トナーが定着しづらく、定着フィル
ムや加圧ローラへのトナーの付着が起こりやすい。これ
らの紙を通紙して定着した場合、定着フィルムや加圧ロ
ーラ表面に紙粉やトナーによる汚れが溜まって、給電ブ
ラシの繊維を汚し、導電プライマー層とブラシの接触状
態が不安定になり、給電不良を起こすことが容易に想像
される。
【0063】実施例1の場合、普通紙を使用したとき、
先の図7に示すように、定着20万枚の定着フィルム3
の表面電位は約−400Vであったが、高炭カル紙やラ
フ紙を使用したときは、図9に示すように、定着20万
枚でフィルム表面電位は約−340Vまで落ちていて、
定着画像も劣化している。
【0064】一方、実施例2では、定着に不利な条件の
高炭カル紙やラフ紙を通紙した場合でも、定着フィルム
3の表面電位の低下量は少なく、定着装置の寿命を通じ
て良好な定着画像を得ることができた。
【0065】このように、本実施例では、清掃部材のフ
ェルト36が、定着フィルム3の表面に付着したトナー
や紙粉、グリス等の異物を捕獲して除去するので、給電
ブラシ30は、定着フィルム3表面の導電プライマー層
3bと常に良好な接触状態を維持することができる。し
たがって、定着装置が過酷に使用された場合でも、給電
ブラシ30に導電プライマー層3bとの良好な接触を確
保して、安定した定着画像を得ることができる。
【0066】以上では、定着フィルム3に対し清掃部材
としてフェルト部材34を用いたが、フェルト部材の代
わりに給電ブラシ30のような導電性のブラシを給電ブ
ラシ30の上流に少なくとも1つ以上設置し、その上流
側のブラシに定着フィルム3の清掃の機能だけでなく、
定着バイアスの給電の機能を持たせ、上流側のブラシお
よび給電ブラシ30によって、定着フィルム3に定着バ
イアスを印加させるようにしてもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の定着装置
は、給電部材を導電性繊維のブラシ等の可撓性部材で形
成し、その可撓性部材の給電部材を定着フィルム等の加
熱部材の露出された導電層に、加熱部材の回動方向に沿
って接触し、かつ給電部材の接触量を加熱部材の回動方
向下流側において大としたので、加熱部材に摩耗を生じ
ることなく直接給電で定着バイアスを印加して、装置の
寿命に至るまで、オフセットや尾引き等のない良好な定
着画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着装置が使用される画像形成装置の
一例を示す概略図である。
【図2】本発明の定着装置の一実施例における定着フィ
ルムおよび加圧ローラの表面電位制御法を示す説明図で
ある。
【図3】図2の定着装置の定着フィルムおよびこれに設
ける給電ブラシを示す斜視図である。
【図4】図3の給電ブラシの定着フィルムへの進入量等
の寸法関係を示す説明図である。
【図5】比較例の給電ブラシによる定着フィルムの導電
プライマーへの接触を示す説明図である。
【図6】定着フィルムへの給電ブラシの好ましくない長
手方向接触を示す説明図である。
【図7】図2の実施例での定着枚数とフィルム表面電位
との関係を比較例1等との場合と合わせて示すグラフで
ある。
【図8】本発明の定着装置の他の実施例において定着フ
ィルムに帯電ブラシの他に清掃部材を設置したところを
示す説明図である。
【図9】図8の実施例での定着枚数とフィルム表面電位
との関係を比較例1等による場合と合わせて示すグラフ
である。
【図10】従来の定着装置を示す断面図である。
【図11】図10の定着装置での定着フィルムの表面電
位制御法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 加熱ヒータ 3 定着フィルム 3a 離型性層 3b 導電プライマー層 4 加圧ローラ 4b ゴム層 4c 芯金 21 定着装置 30 給電ブラシ 32 ブラシ毛 34 フェルト部材 36 フェルト 40 ダイオード

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体に接触して無端回動する可撓性の
    帯条からなる加熱部材と、前記加熱部材を介して前記発
    熱体と圧接して、加熱部材との間にトナー像を担持した
    記録材を定着する定着ニップ部を形成した加圧部材と、
    前記加熱部材にトナーと同極性の定着バイアスを印加す
    る給電部材とを備えた定着装置において、 前記加熱部材は、表面の離型性層の下側に導電層を有
    し、かつ加熱部材の片側端部において前記導電層が露出
    されており、前記給電部材は導電性材料の可撓性部材か
    らなり、そして前記給電部材を前記露出された導電層に
    前記加熱部材の回動方向に沿って接触し、その接触量を
    前記加熱部材の回動方向下流側において大としたことを
    特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記給電部材が導電性繊維のブラシ毛を
    植毛した導電性ブラシからなり、前記ブラシ毛を前記加
    熱部材の回動方向に沿って配列したことを特徴とする請
    求項1の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記導電性ブラシのブラシ毛を前記導電
    層表面に対し、前記加熱部材の回動方向に対するカウン
    ター方向に接触させたことを特徴とする請求項1または
    2の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱部材の回動方向に関し、前記給
    電部材の上流側に前記加熱部材の露出された導電層に接
    触するクリーニング部材を設けたことを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかの項に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 前記クリーニング部材がフェルトからな
    ることを特徴とする請求項4の定着装置。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング部材が導電性繊維のブ
    ラシ毛を植毛した導電性ブラシからなり、前記給電部材
    の上流側における給電部材の役目を兼ねさせたことを特
    徴とする請求項4の定着装置。
  7. 【請求項7】 前記加熱部材が、基層フィルム、その上
    の導電プライマー層、およびその上のフッ素樹層からな
    る複合フィルムの円筒体に形成され、前記加圧部材が弾
    性ローラに形成されたことを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかの項に記載の定着装置。
  8. 【請求項8】 前記加圧部材は、芯金上に導電ゴム層と
    離型性層を順に積層した導電ゴムローラに形成され、そ
    の表面の電位をトナーと逆極性に制御する向きに、前記
    芯金と接地間にダイオードを介挿したことを特徴とする
    請求項1〜7のいずれかの項に記載の定着装置。
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