JP2002131771A - 液晶表示パネル用マザー基板 - Google Patents
液晶表示パネル用マザー基板Info
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Abstract
液晶表示パネル用マザー基板を提供すること。 【解決手段】 ダミー電極12を複数の線状電極13と
し、パネル電極4およびダミー電極12の液晶表示パネ
ル形成領域の端縁側に位置するそれぞれのリード部4
b,13aを相互に平行に整列配置させ、複数のパネル
電極4のリード部4bを液晶表示パネル形成領域外に形
成されたリークチェック電極8に対して一つおきに接続
させるとともに、複数の線状電極13のリード部13a
をパネル電極4とは独立的にリークチェック電極8に対
して一つおきに接続させたことを特徴としている。
Description
マザー基板に係り、特に、ダミー電極の形成に起因して
生じる表示むらを防止することのできる液晶表示パネル
用マザー基板に関する。
表示する表示装置の一種として液晶表示装置が知られて
おり、このような液晶表示装置の表示部として2枚1組
の基板の間に液晶が密封された液晶表示パネルが用いら
れている。
スなどの透明な素材により平面ほぼ矩形に形成された2
枚の基板を相対向させ、周辺をシール材で囲み、2枚の
基板の対向面間に液晶を封入することにより形成されて
いる。そして、基板のシール材に囲まれた内側が表示部
とされている。また、基板の片面(一面)上のシール材
の外側に位置する部位が電極形成部とされており、この
電極形成部上には、シール材の内側に形成された表示用
電極としての透明電極に延設して複数のパネル電極が所
定のパターンにて形成されている。これらのパネル電極
は、透明電極から延設され所定パターンで引き回される
引き回し部と、パネル端面(基板の端面)側に位置する
リード部とを有しており、各リード部は、所定のピッチ
で互いに平行になるようにして形成されている。そし
て、リード部には、液晶表示パネルをモジュール化する
際に、電力および信号などの供給に用いられるフレキシ
ブル回路基板の接続端子が電気的に接続されるようにな
っている。このフレキシブル回路基板としては、可撓性
の絶縁基板に配線パターンを形成したフレキシブルプリ
ント配線基板(FPC)、可撓性の絶縁フィルムにプリ
ント配線を施し、その上にLSIを搭載したCOF(Ch
ip On Film)および駆動用回路をテープ上に実装したT
CP(Tape Carrier Package)などが一般的に用いられ
ている。また、パネル電極は、液晶表示パネルのサイズ
やパネル電極に電気的に接続されるフレキシブル回路基
板の形状に合わせてそのパターンが形成されている。
するパネル電極に加えて、表示に関与しないダミー電極
が配設されている。このダミー電極は、特に、基板の少
なくとも一辺に複数のフレキシブル回路基板などとの接
続に用いるブロック分けされたパネル電極群を複数設け
る場合に形成されている。このダミー電極を配設するの
は、表示部に形成された表示用電極の表面およびその周
囲を取り囲む基板の表面には、ラビング布と称される布
を巻いたローラなどで一方向にこすることなどによる配
向処理が施された配向膜が形成されており、ラビング時
の基板の表面状態をできるだけ一様にするためである。
相互に隣位するパネル電極群の相互間において、1つの
パネル電極群の端部に位置するパネル電極のリード部
と、このパネル電極群に隣位する他のパネル電極群の端
部に位置するパネル電極のリード部との相互間の間隔が
大きくなって電極形成部が開口することになる。このた
め、ダミー電極を設けない場合には、ラビング時に、電
極形成部の開口部において、パネル電極群の境界および
その近傍に位置するパネル電極に接続した透明電極の表
面に加わるラビング布の接触圧が、パネル電極がある部
位の表面に加わるラビング布の接触圧より小さくなって
ラビングむらと称される配向処理の状態が部分的に異な
るという不都合が生じ、その結果、表示むらが生じるこ
とになる。また、ラビング布の接触圧が異なるというこ
とは、ラビング布の消耗状態(痛み具合)が比較的短期
間で異なるという不都合も生じる。
成部が開口した部位に、パネル電極と同一厚さの平滑な
ブロック状のべた電極として形成されているのが一般的
である。
電極は、液晶表示パネルに接続されるフレキシブル回路
基板の形状に合わせてパネル電極群の両側あるいは片側
に配置されたり、電極形成部の長手方向の中央部に配置
されたりしている。
の表面に形成した酸化インジウム錫(ITO)などの透
明導電膜をフォトリソ法などによりパターニングして透
明電極を形成する際に、透明電極と同時に形成されてい
る。すなわち、パネル電極およびダミー電極は、透明電
極と同一の透明導電膜により形成されている。
に作成するために、前記表示用電極、パネル電極、ダミ
ー電極などを有する複数個の液晶表示パネル形成領域が
形成された液晶表示パネル用マザー基板を用いる。そし
て、一対の液晶表示パネル用マザー基板を重ね合わせた
後に液晶表示パネル形成領域に位置する部分を分割する
ことにより個々の液晶表示パネルとされる。
は、一方の基板の表示部の表面にカラーフィルタが配設
されており、このカラーフィルタの表面に透明電極が形
成されている。
の表示画素の高精細化にともない透明電極の間隔が狭く
形成されており、透明電極間が狭い場合に相互に隣位す
る透明電極間のリーク(もれ電流・短絡)を検出するた
め、液晶表示パネル用マザー基板の液晶表示パネル形成
領域を外れた位置に、パネル電極に近接するようにして
リークチェック電極を設け、パネル電極を一つおきにリ
ークチェック電極に接続している。このリークチェック
電極は、液晶表示パネル用マザー基板を分割したあとで
はまだ各基板に配設されており、2枚の基板を貼り合わ
せて液晶を注入して液晶表示パネルを形成し、リークチ
ェックを実行した後で切り離されるのが一般的である。
のリークチェック電極を備えた状態におけるダミー電極
近傍の一例を示すものであり、液晶表示パネル用マザー
基板MBのうちの液晶表示パネル1の基板2の電極形成
部2aとなる部位には、表示に関与しないダミー電極3
を間において表示に関与する複数のパネル電極(一部の
み図示)4により形成される2つのパネル電極群5A,
5Bが配設されている。また、各パネル電極4は、表示
部6に配設される表示用電極としての透明電極7と同一
線幅の線状に形成されているとともに、透明電極7から
延設された引き回し部4aと、この引き回し部4aから
表示部6の透明電極7と平行に位置するように延設され
たリード部4bとを有している。
構成する複数のパネル電極4は、ダミー電極3近傍にお
いて、透明電極7の先端から図3左斜め上方に向けて延
設された引き回し部4aaと、この引き回し部4aaの
先端から透明電極7と平行に延在するようにパネル端面
に向けて図3上方に向けて延設されたリード部4baと
を有しており、各リード部4baは所定のピッチで互い
に平行になるように形成されている。
構成する複数のパネル電極4は、ダミー電極3近傍にお
いて、透明電極7の先端から図3右斜め上方に向けて延
設された引き回し部4abと、この引き回し部4abの
先端から透明電極7と平行に延在するようにパネル端面
に向けて図3上向に向けて延設されたリード部4bbと
を有しており、各リード部4bbは、図3左方に示す一
方のパネル電極群5Aを構成する複数のパネル電極4の
リード部4baと同一のピッチで互いに平行になるよう
に形成されている。
向に示す配列方向に沿って一つおきにリークチェック電
極8と接続されており、これにより、表示用電極として
の透明電極7がリークチェック電極8と一つおきに接続
されている。
群5Aの右端に位置するパネル電極4と、図3右方に示
す他方のパネル電極群5Bの左端に位置するパネル電極
4との間にほぼ台形形状に形成された大きな面積のダミ
ー電極3が設けられている。このダミー電極3は、リー
クチェック電極8に接続されるリード3aを有してお
り、リークチェック電極8を介して表示用電極としての
透明電極7に接続されている。
のリークチェック電極を備えた状態におけるダミー電極
近傍の他例を示すものであり、この液晶表示パネル1A
においては、ダミー電極3Aがリークチェック電極8と
は接続されておらず、表示用電極としての透明電極7か
ら独立した構成とされている。その他の構成は図3に示
す液晶表示パネル1と同様の構成とされている。
来の液晶表示パネル1,1Aにおいては、ともにダミー
電極3,3Aを設けることで、ラビングむらと称される
配向処理の状態が部分的に異なるという不都合に起因し
て生じる表示むらを防止することはできるものの、図3
に示すダミー電極3がリークチェック電極8を介して表
示用電極としての透明電極7に接続される構成の場合に
は、透明電極7に面積の大きなダミー電極3の電気容量
が付加されることになり、ダミー電極3の電気容量が影
響しやすいダミー電極3の近傍でリークチェック電極8
に接続された透明電極7は、ダミー電極3から離れた位
置に配設された他の透明電極7とは電荷の蓄積量が多く
なって電位差を生じるため、電荷に液晶中のイオン性の
不純物が引き寄せられて表示むらを生じる場合があると
いう問題点があった。
極7から独立した構成の場合には、ダミー電極3Aにラ
ビング時などの静電気(電荷)が蓄積され、ダミー電極
3Aからこのダミー電極3に隣位するパネル電極4に対
して放電が生じ、その結果、放電を受けたパネル電極4
に接続された透明電極7の表面に形成された配向膜がダ
メージを受けるため、液晶の配向異常が生じ、表示むら
を生じる場合があるという問題点があった。特に、透明
電極7の下に金属反射膜を設けた反射型液晶表示パネル
においては、ダミー電極3Aが透明電極3と金属反射膜
との間に配設される絶縁層によりコンデンサ構成となる
ため、電荷が蓄積されやすく、放電を生じやすい。
る表示むらを防止することのできる液晶表示パネル、す
なわち、表示むらが生じることのないダミー電極を形成
した液晶表示パネルが求められている。
であり、表示むらが生じることのないダミー電極を形成
した液晶表示パネル用マザー基板を提供することを目的
とする。
ため、請求項1に係る本発明の液晶表示パネル用マザー
基板は、複数の表示用電極と、前記表示用電極に延設さ
れた線状のパネル電極と、表示に関与しないダミー電極
とを矩形状の液晶表示パネル形成領域に有し、前記液晶
表示パネル形成領域が複数個形成された液晶表示パネル
用マザー基板において、前記ダミー電極を複数の線状電
極とし、前記パネル電極および前記ダミー電極の前記液
晶表示パネル形成領域の端縁側に位置するそれぞれのリ
ード部を相互に平行に整列配置させ、前記複数のパネル
電極のリード部を前記液晶表示パネル形成領域外に形成
されたリークチェック電極に対して一つおきに接続させ
るとともに、前記複数の線状電極のリード部を前記パネ
ル電極とは独立的に前記リークチェック電極に対して一
つおきに接続させたことを特徴としている。そして、こ
のような構成を採用したことにより、ダミー電極を構成
する複数の線状電極は、パネル電極に接続した表示用電
極の表面に加わるラビング布の接触圧を一様にしてラビ
ングむらが生じるのを防止することができる。さらに、
ダミー電極を構成する複数の線状電極は、それぞれの電
気容量が小さくなり、この電気容量の小さい線状電極が
一つおきにリークチェック電極に電気的に接続されるの
で、大きな電気容量をもつダミー電極がリークチェック
電極を介して表示用電極と接続されないため、ダミー電
極の近傍でリークチェック電極に接続される表示用電極
と他の表示用電極との間に生じる電位差を僅かなものと
することができ、その結果、表示むらの発生を抑制する
ことができる。また、ダミー電極を構成する電気容量の
小さい線状電極が一つおきに独立するので、放電を回避
しやすくなる。したがって、表示むらが生じることのな
いダミー電極を得ることができる。
ネル用マザー基板は、前記ダミー電極である線状電極の
線幅を前記パネル電極の線幅とほぼ同一とし、前記ダミ
ー電極である線状電極のリード部を前記パネル電極のリ
ード部と同一間隔にて整列配置させたことを特徴として
いる。そして、このような構成を採用したことにより、
ダミー電極の形成部位における見映えを表示用電極部の
見映えと同一にすることができるため、ダミー電極の形
成部位における外観品質を最適化することができる。
態により説明する。なお、前述した従来のものと同一な
いし相当する構成については図面中に同一の符号を付
す。
ー基板の実施形態のリークチェック電極を備えた状態に
おけるダミー電極近傍の要部を示す概略平面図である。
MBは、液晶表示パネル11の一部となる図1の「パネ
ル端面」の破線の下方で示される液晶表示パネル形成領
域内に電極形成部2aと表示用電極である透明電極7と
を有しており、液晶表示パネル形成領域外(「パネル端
面」の破線の上方)にはリークチェック電極8を有し、
前記液晶表示パネル形成領域が複数個形成されている。
表示に関与しないダミー電極12を間において表示に関
与する複数のパネル電極(一部のみ図示)4により形成
される2つのパネル電極群5A,5Bが配設されてい
る。
一線幅の線状に形成されているとともに、表示部6に配
設される透明電極7から延設された引き回し部4aと、
この引き回し部4aから表示部6の透明電極7と平行に
位置するように延設されたリード部4bとを有してい
る。
構成する複数のパネル電極4は、ダミー電極12近傍に
おいて、透明電極7の先端から図1左斜め上方に向けて
延設された引き回し部4aaと、この引き回し部4aa
の先端から透明電極7と平行に延在するようにパネル端
面に向けて図1上方に向けて延設されたリード部4ba
とを有しており、各リード部4baは所定のピッチで互
いに平行になるように形成されている。
構成する複数のパネル電極4は、ダミー電極12近傍に
おいて、透明電極7の先端から図1右斜め上方に向けて
延設された引き回し部4abと、この引き回し部4ab
の先端から透明電極7と平行に延在するようにパネル端
面に向けて図1上向に向けて延設されたリード部4bb
とを有しており、各リード部4bbは、図1左方に示す
一方のパネル電極群5Aを構成する複数のパネル電極4
のリード部4baと同一のピッチで互いに平行になるよ
うに形成されている。
するパネル電極4と、他方のパネル電極群5Aを構成す
るパネル電極4とは、ダミー電極12を間において左右
対称に配設されている。
向に示す配列方向に沿って一つおきにリークチェック電
極8と接続されており、これにより、表示用電極として
の透明電極7がリークチェック電極8と一つおきに接続
されている。
においては6本の線状電極13により形成されている。
そして、各線状電極13は、前記パネル電極4と同様
に、液晶表示パネル形成領域の一端縁側であるパネル端
面側に位置し透明電極7と平行に延在するリード部13
aと、このリード部13aの図1下方に示す下端部から
表示部6に向けて斜めに折曲形成された折曲部13bと
を有している。また、各線状電極13は、図1左右方向
に示す配列方向の中央部を対称面として左右対称に形成
されており、図1左方に示す3本の線状電極13の折曲
部13baが図1において右斜め下方に向けて直線状に
延出されている。また、図1右方に示す3本の線状電極
13の折曲部13bbは図1において左斜め下方に向け
て直線状に延出されている。さらに、各線状電極13
は、表示用電極に延設されたパネル電極4の線幅とほぼ
同一の線幅に形成されており、各線状電極13のリード
部13aは、パネル電極4のリード部4ba,4bbの
間隔とほぼ同一の間隔にて相互に平行に整列配置されて
いる。そして、各線状電極13のリード部13aは、パ
ネル電極4とは独立的にリークチェック電極8に対して
一つおきに接続されている。
には、配列方向の中央部に位置する線状電極13をリー
ド部13aのみにより形成したり、リード部13aの長
さより長い直線にするとよい。さらに、線状電極13の
数が奇数の場合には、左右両端に位置する線状電極13
のリード部13aは、ともにリークチェック電極8に接
続される構成と、ともにリークチェック電極8に接続さ
れない構成とのいずれかの状態になる。また、線状電極
13の折曲部13bの形状は、曲線としてもよく、ダミ
ー電極12の配設位置や、パネル電極4に接続されるフ
レキシブル回路基板の大きさおよび位置などにより変更
することができる。
の実施例について以下に示すが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。
ー基板を用いた液晶表示パネルの実施例をリークチェッ
ク電極を備えた状態にて示すものであり、液晶表示パネ
ルとしての反射型カラー液晶表示パネル11Aは、液晶
層21を挟んで一対の基板2F,2Rが張り合わされて
形成されている。これらの基板2F,2Rは、透明なガ
ラスなどにより形成されており、図2上方に示す視認方
向の上流側(観察側)に位置する正面側FSの一方の基
板2Fの一面たる液晶層21と対向する内面には、酸化
インジウム錫(ITO)などからなる透明導電膜をフォ
トリソ法などを用いてパターニングして得た表示に関与
する表示用電極としての透明電極7Fが形成されてい
る。この透明電極7Fの表面には、無機酸化物からなる
絶縁膜22を介して液晶分子を一定の形態に配列させる
ためのポリイミドなどの高分子材料からなる配向膜23
Fが形成されている。
る裏面側RSの他方の基板2Rの一面たる液晶層21と
対向する内面には、金属反射膜24が形成されている。
この金属反射膜24は、アルミニウムを蒸着することな
どにより形成されている。そして、金属反射膜24の表
面には酸化防止能を備えた絶縁層25を介してカラーフ
ィルタ26が形成されている。このカラーフィルタ26
は、赤、緑および青の3色の画素となる赤、緑および青
の3色の着色層(図示せず)を有しており、これらの着
色層は、表示領域に対応する領域の全面にストライプ
状、モザイク状、トライアングル状などに規則正しく整
列配設されており、本実施例においては全体として12
0×3(R、G、B)×160ドットの画素を形成する
ことができるようにされている。
リル系樹脂などにより形成された平滑化層27が形成さ
れており、この平滑化層27の表面に酸化インジウム錫
(ITO)などからなる透明導電膜をフォトリソ法など
を用いてパターニングして得た表示に関与する表示用電
極としての透明電極7Rが形成されている。この透明電
極7Rの表面には、液晶分子を一定の形態に配列させる
ためのポリイミドなどの高分子材料からなる配向膜23
Rが形成されている。
240μm程度、間隔が250μm程度に形成されてい
る。
は、ラビング布と称される布を巻いたローラなどで一方
向にこすることなどによる配向処理が施されており、こ
すった方向に液晶分子が配列するようにされている。
2F,2Rは、相互間の間隔(パネルギャップ)が図示
しないスペーサによって6μm程度に保持されている。
また、2枚の透明基板2F,2Rは、接着剤を兼ねたシ
ール材28を介して貼り合わされており、貼り合わせの
際に、予め設けられた図示しない注入口から液晶が注入
され、その後注入口を封止することで、2枚の透明基板
2F,2Rの間に液晶が密封されている。
は、基板2Rの上面(一面)のシール材28の図2右方
に示す外側に位置する一辺の突出部位の図2において矢
印にて示すパネル端面(切り離し位置)の左側が電極形
成部2Raとされており、この電極形成部2Ra上に
は、シール材28の内側に形成された表示用電極として
の透明電極7Rに延設して複数のパネル電極4R(図1
参照)が形成されている。そして、図2において矢印に
て示すパネル端面の右側に位置する先端側は、透明電極
7のリークチェックが終了した後に切り離される部位で
あり、この部位の上面には、リークチェック電極8が形
成されている。なお、図2においては、パネル電極4R
がリークチェック電極8につらなるように表示してい
る。また、電極形成部2Raの長手方向の中央部には、
本図にはあらわれないダミー電極12としての線状電極
13が30本形成されている。なお、パネル電極4およ
びダミー電極12ならびにリークチェック電極8は、基
本的に前述した図1に示すものと同様とされておりその
詳しい説明は省略する。
4、ダミー電極12およびリークチェック電極8は、酸
化インジウム錫(ITO)などの透明導電膜をフォトリ
ソ法などによりパターニングすることにより同時に形成
されている。
も、同様にパネル電極4、ダミー電極12およびリーク
チェック電極8が形成されている。
の作用について説明する。
MBによれば、ダミー電極12を構成する複数の線状電
極13は、パネル電極4に接続した表示用電極としての
透明電極7の表面に加わるラビング布の接触圧を一様に
してラビングむらが生じるのを防止することができる。
ザー基板MBによれば、ダミー電極12を構成する複数
の線状電極13は、それぞれの電気容量が小さくなり、
この電気容量の小さい線状電極13が一つおきにリーク
チェック電極8に電気的に接続されるので、従来の大き
な電気容量をもつダミー電極3がリークチェック電極8
を介して表示用電極としての透明電極7に接続されない
ため、ダミー電極12の近傍でリークチェック電極8に
接続される透明電極7と他の透明電極7との間に生じる
電位差を僅かなものとすることができ、その結果、表示
むらの発生を抑制することができる。
ー基板MBによれば、ダミー電極12を構成する電気容
量の小さい線状電極13が一つおきに独立するので、放
電を回避しやすくなる。このことは、図2に示すような
透明電極7の下に金属反射膜24を設けた反射型液晶表
示パネル11Aにおいては、ダミー電極12が透明電極
7と金属反射膜24との間に配設される絶縁層25によ
りコンデンサ構成となるため特に有効である。
用マザー基板MBによれば、ダミー電極12を構成する
複数の線状電極13を表示用電極としての透明電極7と
同一線幅に形成するとともに、この線状電極13のリー
ド部13aを透明電極7の間隔と同一間隔にて整列配置
した構成とされているので、ダミー電極12の形成部位
における見映えを透明電極7の見映えと同一にすること
ができるため、ダミー電極12の形成部位における外観
品質を最適化することができる。すなわち、ダミー電極
12の占有する面積が大きいと線状電極13の間隔が狭
い部分が多くなり、透明電極7よりもあたかも間隔が狭
い見映えとなる。逆に、ダミー電極12の占有する面積
が少ないと線状電極13の間隔が広い部分が多くなり、
透明電極7よりもあたかも間隔が広い見映えとなる。
用マザー基板MBによれば、表示むらが生じることのな
いダミー電極12を確実に得ることができる。
ものではなく、必要に応じて種々変更することができ
る。
明の液晶表示パネル用マザー基板によれば、ダミー電極
を構成する複数の線状電極は、パネル電極に接続した表
示用電極の表面に加わるラビング布の接触圧を一様にし
てラビングむらが生じるのを防止することができるなど
の極めて優れた効果を奏する。さらに、ダミー電極を構
成する複数の線状電極は、それぞれの電気容量が小さく
なり、この電気容量の小さい線状電極が一つおきにリー
クチェック電極に電気的に接続されるので、大きな電気
容量をもつダミー電極がリークチェック電極を介して表
示用電極と接続されないため、ダミー電極の近傍でリー
クチェック電極に接続される表示用電極と他の表示用電
極との間に生じる電位差を僅かなものとすることがで
き、その結果、表示むらの発生を抑制することができる
などの極めて優れた効果を奏する。また、ダミー電極を
構成する電気容量の小さい線状電極が一つおきに独立す
るので、放電を回避しやすくなるなどの極めて優れた効
果を奏する。したがって、表示むらが生じることのない
ダミー電極を得ることができるなどの極めて優れた効果
を奏する。
ネル用マザー基板によれば、ダミー電極の形成部位にお
ける見映えを表示用電極部の見映えと同一にすることが
できるため、ダミー電極の形成部位における外観品質を
最適化することができるなどの極めて優れた効果を奏す
る。
実施形態のリークチェック電極を備えた状態におけるダ
ミー電極近傍の要部を示す概略平面図
実施例をリークチェック電極を備えた状態にて示す断面
図
チェック電極を備えた状態におけるダミー電極近傍の一
例を示す概略平面図
チェック電極を備えた状態におけるダミー電極近傍の他
例を示す概略平面図
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の表示用電極と、前記表示用電極に
延設された線状のパネル電極と、表示に関与しないダミ
ー電極とを矩形状の液晶表示パネル形成領域に有し、前
記液晶表示パネル形成領域が複数個形成された液晶表示
パネル用マザー基板において、 前記ダミー電極を複数の線状電極とし、 前記パネル電極および前記ダミー電極の前記液晶表示パ
ネル形成領域の端縁側に位置するそれぞれのリード部を
相互に平行に整列配置させ、 前記複数のパネル電極のリード部を前記液晶表示パネル
形成領域外に形成されたリークチェック電極に対して一
つおきに接続させるとともに、前記複数の線状電極のリ
ード部を前記パネル電極とは独立的に前記リークチェッ
ク電極に対して一つおきに接続させたことを特徴とする
液晶表示パネル用マザー基板。 - 【請求項2】 前記ダミー電極である線状電極の線幅を
前記パネル電極の線幅とほぼ同一とし、前記ダミー電極
である線状電極のリード部を前記パネル電極のリード部
と同一間隔にて整列配置させたことを特徴とする請求項
1に記載の液晶表示パネル用マザー基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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