JP2002130666A - 燃焼器具 - Google Patents
燃焼器具Info
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Abstract
を検知する。 【解決手段】 S6で消火操作が行われると、S7にお
いて、熱起電力を現在の値VO から1秒前をV1 、
2秒前をV2 ・・として5秒前の値V5 まで監視
し、これらの関係が、V5 >V4 >V3 >V2
>V1 >VO と、0.62V5 >VO との双方
の条件が成立した場合に消火されたものと判断して、S
8でマグネット安全弁をOFFさせる。
Description
ーナの炎を検知する熱電対と、その熱電対の熱起電力を
検知する熱電対回路とを備えたテーブルこんろ等の燃焼
器具に関する。
操作に伴う器具の動作状態を検知してマグネット安全弁
のON/OFF制御や鍋底温度を監視するサーミスタの
消火温度の設定や解除等を行うため、点火/消火操作を
検知する検知手段が設けられる。この検知手段として
は、点火/消火操作に連動してON/OFFするコック
スイッチを設けたり、バーナの炎を検知する熱電対の熱
起電力を熱電対回路によって監視し、熱起電力を一定の
検知レベルと比較して点火と消火とを判断する手段が知
られている。
は、検知の確実性は期待できるが、新たなスイッチの付
加に伴うコストアップや組み付け作業の増加が生じる
他、コックスイッチの故障時の対処にも問題がある。
又、後者の熱電対の熱起電力監視によるものは、コスト
アップ等の問題が生じないが、熱電対自体の応答性が悪
いため、単独で検知手段を構成すると点火/消火操作の
短時間での繰り返しに追従できず、正確な検知が行えな
い。
アップや組み付け作業の増加等の問題を生じさせること
なく、迅速且つ確実な消火検知が可能となる燃焼器具を
提供することを目的としたものである。
に、請求項1に記載の発明は、熱電対回路で検知される
熱起電力が、所定時間連続した負の勾配で所定値低下し
た場合にバーナの消火と判断する判断手段を設けたこと
を特徴とするものである。請求項2に記載の発明は、請
求項1の目的に加えて、熱電対の起電力監視により消火
後の再点火も迅速且つ確実に検知可能として、点火/消
火操作の繰り返しにも良好な応答性で追従させるため
に、判断手段が、消火の判断後、熱起電力が所定時間連
続した正の勾配で上昇した場合にバーナの再点火と判断
する構成としたものである。
に基づいて説明する。図1は、燃焼器具の一例としての
テーブルこんろにおいて、コンロ部1の概略図を示すも
ので、バーナ2は、ガス管5が接続されるバーナ本体3
と、バーナ本体3の頭部に載置されるバーナヘッド4と
からなり、ガス管5には、点火ツマミ6の操作によって
開弁可能なメイン弁7とマグネット安全弁8とが設けら
れている。又、バーナヘッド4の中央には、鍋底温度を
検知するサーミスタ9が、バーナヘッド4の炎孔近傍に
は、炎を検知する熱電対10が夫々設けられて、コント
ローラ11に接続されている。12は乾電池で、コント
ローラ11は乾電池12から電源を得てマグネット安全
弁8の開弁を保持する吸着電流を供給可能となってい
る。更に、図2は、コントローラ11における熱電対回
路13の回路図で、コントローラ11内にはマイコン1
4が設けられ、熱電対10は、マイコン14のA/D変
換ポートにオペアンプ15を介して接続されている。こ
のオペアンプ15は、熱電対10の微少起電力を増幅
し、マイコン14で制御できる電圧レベルにするための
ものである。
動を図3のフローチャートに基づいて説明する。まず、
S1でコンロ部1の点火ツマミ6を押し回し操作するこ
とで、メイン弁7とマグネット安全弁8とが強制的に開
弁されて燃料ガスが供給されると共に、図示しない点火
装置が動作してバーナヘッド4近傍の電極に放電され、
バーナ2に点火される(S2)。そしてS3で、図4に
示すように、点火時T 0 から上昇した熱電対10の熱
起電力が判定レベルVを超えたことを確認すると、コン
トローラ11は正常な点火が行われたとして、マグネッ
ト安全弁8をON(吸着保持電流を供給)する。尚、こ
こで判定レベルVを超えなければマグネット安全弁8は
OFFされる(S5)。
1 で消火操作が行われると、メイン弁7が閉じてバー
ナ2へのガスの供給が停止するため、熱電対10の熱起
電力が低下する。しかし、熱電対10の応答性が悪いた
め、熱起電力は緩やかに低下し、点火消火の判定レベル
Vを直ちに下回らない。そこで、マイコン14は、S7
において、熱起電力を現在の値VO から1秒前をV1
、2秒前をV2 ・・として5秒前の値V5 まで監
視し、これらが連続した負の勾配で所定値低下した場
合、即ちV5 >V4 >V3 >V2 >V1 >V
O と、0.62V5 >VO との双方の条件が成立
した場合に消火されたものと判断して、S8でマグネッ
ト安全弁8をOFFさせる。尚、サーミスタ9の消火温
度を煮物か油物かで自動判別して設定していた場合は、
ここでその消火温度がリセットされる。
するようにしたのは、例えば風による炎のゆらぎによっ
て偶発的に熱起電力が低下した場合でも、5秒以上低下
することがないこと、又、風による断続的な低下であれ
ば必ず山(熱起電力の上昇)が現れて、連続して熱起電
力が低下することがないこと、更に、通常の消火の場合
は、5秒間は略直線的に低下すること、からである。一
方、熱起電力の低下を0.62V5 としたのは、消火
の場合、各種条件(風向き、ガス種、グリル付テーブル
こんろであればグリル内の水の有無等)により、最も減
衰率α(α=(V5 −VO )/V5 ×100)の
小さいもので48.3%であり、これに80%のマージ
ンを掛けて38.6%となるため、ここからVO <V
5 −0.38V5 によって偶発的には起こり得ない
0.62V5 を得たものである。尚、火力変化や鍋を
載せた際の変化による熱起電力の減衰率は、最大19.
5%であって、VO =0.805V5 であることか
ら、上記VO <0.62V5 で充分判別可能とな
る。
点火操作された場合、熱起電力は判定レベルVを下回る
ことなく再び上昇する。よってS10では、先の消火検
知後現在の熱起電力の値をVO ′、その1秒前をV
1 ′、2秒前をV2 ′として、VO ′>V1 ′
>V2 ′となった場合、即ち2秒間連続した正の勾配
で熱起電力が上昇した場合に再点火されたものと判断
し、S11でマグネット安全弁8をONさせる。このよ
うに再点火時に2秒間の熱起電力監視を行うようにした
のは、ここでは1秒ごとの熱起電力を用いて制御してい
るため、1秒間の監視、即ちVO ′>V1 ′では、
熱起電力がA/D変換閾値付近でふらついた場合に誤検
知となることから、正確な熱起電力監視が行える必要最
小限の時間として連続した2秒間の上昇を選択したもの
である。
13で検知される熱起電力が、5秒間連続した負の勾配
で所定値低下した場合にバーナ2の消火と判断する判断
手段を設けたことで、熱起電力の応答性の悪さ(熱起電
力の判定レベルで消火を判断すると、20〜30秒かか
る)にかかわりなく、熱起電力の監視のみで迅速且つ確
実に消火を検知することができる。よって、消火動作や
制御条件のリセット等を確実に行うことができると共
に、コックスイッチ等の操作状態の検知手段を別途用い
る必要がなくなり、コストアップや組立の手間も生じな
い。又、ここでは、消火の判断後、熱起電力が2秒間連
続した正の勾配で上昇した場合にバーナ2の再点火と判
断する構成としているから、熱起電力の監視のみで消火
後の再点火も迅速且つ確実に検知可能となり、よりコス
ト面で優れると共に、点火/消火操作の繰り返しにも良
好な応答性で追従可能となる。
火検知に2秒を夫々選択しているが、この検知時間は上
記形態に限定するものでなく、熱起電力の監視のみで消
火又は再点火が検知可能であれば適宜増減可能である。
回路で検知される熱起電力が、所定時間連続した負の勾
配で所定値低下した場合にバーナの消火と判断する判断
手段を設けたことで、熱起電力の応答性の悪さにかかわ
りなく、熱起電力の監視のみで迅速且つ確実に消火を検
知することができる。よって、消火動作や制御条件のリ
セット等を確実に行うことができると共に、コックスイ
ッチ等の操作状態の検知手段を別途用いる必要がなくな
り、コストアップや組立の手間も生じない。請求項2に
記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、判断手
段が、消火の判断後、熱起電力が所定時間連続した正の
勾配で上昇した場合にバーナの再点火と判断する構成と
したことで、熱起電力の監視のみで消火後の再点火も迅
速且つ確実に検知可能となり、よりコスト面で優れると
共に、点火/消火操作の繰り返しにも良好な応答性で追
従可能となる。
る。
・マグネット安全弁、10・・熱電対、11・・コント
ローラ、14・・マイコン。
Claims (2)
- 【請求項1】 バーナと、そのバーナの炎を検知する熱
電対と、その熱電対の熱起電力を検知する熱電対回路と
を備えた燃焼器具であって、 前記熱電対回路で検知される熱起電力が、所定時間連続
した負の勾配で所定値低下した場合に前記バーナの消火
と判断する判断手段を設けたことを特徴とする燃焼器
具。 - 【請求項2】 判断手段が、消火の判断後、熱起電力が
所定時間連続した正の勾配で上昇した場合にバーナの再
点火と判断する請求項1に記載の燃焼器具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000327568A JP4649649B2 (ja) | 2000-10-26 | 2000-10-26 | テーブルこんろ |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2000327568A JP4649649B2 (ja) | 2000-10-26 | 2000-10-26 | テーブルこんろ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002130666A true JP2002130666A (ja) | 2002-05-09 |
JP4649649B2 JP4649649B2 (ja) | 2011-03-16 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4649649B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010019514A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Rinnai Corp | ガスコンロ |
-
2000
- 2000-10-26 JP JP2000327568A patent/JP4649649B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010019514A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Rinnai Corp | ガスコンロ |
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