JP2002129583A - 建物の構築方法および応力伝達装置 - Google Patents

建物の構築方法および応力伝達装置

Info

Publication number
JP2002129583A
JP2002129583A JP2000321751A JP2000321751A JP2002129583A JP 2002129583 A JP2002129583 A JP 2002129583A JP 2000321751 A JP2000321751 A JP 2000321751A JP 2000321751 A JP2000321751 A JP 2000321751A JP 2002129583 A JP2002129583 A JP 2002129583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building
pillar
pile head
stress
transmitting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000321751A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Isoda
和彦 磯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP2000321751A priority Critical patent/JP2002129583A/ja
Publication of JP2002129583A publication Critical patent/JP2002129583A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Foundations (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピン機構を有する応力伝達装置を採用した建
物を逆打ち工法で安全かつ合理的に施工する。 【解決手段】 柱7を、その下端部7bと上端部7aの
中間に応力伝達装置5を介装したものとして形成してお
き、地盤G内に、柱7を立設しつつ、基礎杭2を、柱7
の下端部7bと一体化した状態で設置し、柱7の上端部
7aに支持させて建物の床構造を構築し、しかる後に、
床構造の下方の地盤を掘削してそこに建物躯体を形成し
ていくようにした。このとき応力伝達装置5としては、
その下部部材と上部部材が相対変位可能なものを用いる
こととし、柱7の立設時には、これら下部部材と上部部
材とを互いに締結ボルトを用いて固定しておき、床構造
構築後に、締結ボルトによる固定を解除するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルなどの建物の
構築方法、および建物の杭頭と上部構造との間に設置さ
れる応力伝達装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、上部構造が基礎杭によっ
て支持された建物において、杭と建物基礎(上部構造の
下部)との間にピン機構を有する応力伝達装置を設置す
ることによって、上部構造から基礎杭へ軸力を伝達する
とともに、基礎杭から上部構造への曲げモーメントの伝
達を防ぐ技術が採用されつつある。このような応力伝達
装置を用いることにより、杭体の曲げ応力を低減した
り、建物基礎の応力を低減することができ、杭を含む建
物の耐震安全性を向上しつつコストダウンを図ることが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、地下階のあ
る建物の施工する際には、通常は、基礎床付け面まで掘
削してから建物の構築を行うわけであるが、工期に制限
がある場合、あるいは、作業スペースの少ない都心の現
場で工事を行う場合等においては、工期短縮および作業
スペースの縮小に効果的な逆打ち工法が採用することが
有効である。
【0004】すなわち、逆打ち工法では、柱位置に杭支
持された構真柱(地下部の柱鉄骨)を設け、これに床梁
を支持させながら1階床→B1階床→B2階床というよ
うに下方に施工していき、最後に上部構造の最下部(基
礎部)を施工していく。この場合、地下階と同時に地上
階の施工もできることから工期の短縮が図れ、先行打設
した1階床スラブが作業スペースに活用できる。
【0005】逆打ち工法の構真柱杭に杭頭ピン機構を組
み込む場合には、従来のピン機構では地上で行っていた
杭頭ピン機構の設置作業を、床付けまで掘削した後に構
真柱を切断し、上部躯体をジャッキアップしてピン機構
を挿入することにより行うのが一般的である。
【0006】しかしながら、このような工法において
は、構真柱の切断対象位置より上方の躯体を仮受けする
とともに、正確にジャッキアップする必要があり、工事
の安全性や施工性を考慮した場合に、より合理的な設置
方法が求められていた。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、ピン機構を有する応力伝達装置を採用し
た建物を逆打ち工法で施工するにあたって、安全かつ合
理的に作業を行うことの可能な建物の構築方法、およ
び、この場合に用いられて好適な応力伝達装置を提供す
ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては以下の手段を採用した。すなわち、
請求項1記載の建物の構築方法は、建物を構成する柱
を、その下端部と上端部の中間に応力伝達装置を介装し
たものとして形成しておき、建物設置対象位置の地盤内
に、前記柱を立設しつつ、前記建物を支持するための基
礎構造を、前記柱の下端部と一体化した状態で設置し、
前記柱の上端部に支持させて前記建物を構成する床構造
を構築し、しかる後に、該床構造の下方の地盤を掘削し
て、該床構造下方に前記建物を形成していく構成となっ
ており、前記応力伝達装置として、その下部部材と上部
部材が相対変位可能なものを用い、前記柱を立設する際
には、前記下部部材と上部部材とを互いに締結治具を用
いて固定しておくとともに、前記床構造構築後に、前記
締結治具による固定を解除することを特徴としている。
【0009】このような構成により、上部躯体の仮受け
やジャッキアップを行うことなく、柱に応力伝達装置を
介装することができる。
【0010】請求項2記載の建物の構築方法は、請求項
1記載の建物の構築方法であって、一対の板状体のうち
の一方の板面に球座を設け、同他方の板面に前記球座に
沿って当接可能な当接面を設け、前記球座および前記当
接面を上下に互いに当接させることにより、前記応力伝
達装置を形成する構成となっており、一対の板状体の双
方には、前記球座および当接面を当接させた際に、平面
視した場合に同位置に位置するように孔部をそれぞれ設
けておき、前記締結治具として、締結ボルトを用いると
ともに、該締結ボルトを前記孔部に挿通して上下の前記
板状体を固定することにより、前記下部部材および上部
部材を固定することを特徴としている。
【0011】このような構成により、ピン機構を構成す
る下部部材および上部部材を容易に一体化することがで
きる。
【0012】請求項3記載の建物の構築方法は、請求項
2記載の建物の構築方法であって、前記締結ボルトとし
て、上下に分割可能なものを用い、前記締結治具による
固定を解除する際には、前記締結ボルトのうち、上側の
ボルトのみを取り外すことを特徴としている。
【0013】このような構成により、容易に締結ボルト
による上部部材および下部部材の固定を解除することが
できる。
【0014】請求項4記載の建物の構築方法は、請求項
2または3記載の建物の構築方法であって、前記柱の下
端部の上端にベースプレートを固定しておく一方、その
上端部の下端にトッププレートを固定しておき、前記応
力伝達装置を、前記ベースプレートおよびトッププレー
ト間に固定することにより前記柱を形成する構成となっ
ており、前記ベースプレートおよびトッププレートに
は、これらの間に前記応力伝達装置を配置した場合に前
記孔部に対応することとなる位置に貫通孔をあらかじめ
設けておき、前記応力伝達装置を前記柱に介装する際に
は、前記締結ボルトをベースプレートおよび前記トップ
プレートの貫通孔に固定するようにすることを特徴とし
ている。
【0015】このような構成により、上部部材および下
部部材を柱の下端部および上端部にそれぞれ取り付ける
際に、併せて上部部材および下部部材の固定を行うこと
ができる。
【0016】請求項5記載の建物の構築方法は、請求項
1から4のいずれかに記載の建物の構築方法であって、
前記柱を形成する際には、前記下端部のうち前記応力伝
達装置の下方の一定領域に、あらかじめコンクリートを
打設しておくことを特徴としている。
【0017】このような構成により、支圧応力が最大と
なる応力伝達装置直下のコンクリートを信頼性の高い空
気中で打設することができる。
【0018】請求項6記載の建物の構築方法は、請求項
5記載の建物の構築方法であって、前記コンクリート
を、その下面の中央部が下方に向けて凸になるように打
設することを特徴としている。
【0019】このような構成により、柱の下端部を基礎
構造と一体化するために、基礎構造に打設すべきコンク
リートの充填性を確保できる。
【0020】請求項7記載の建物の構築方法は、請求項
1から6のいずれかに記載の建物の構築方法であって、
前記基礎構造を設置する際には、前記地盤中に形成した
掘削坑内に前記柱を建て込んだ状態で、前記基礎構造を
構成するコンクリートを前記掘削坑内に充填する構成と
なっており、前記上部部材および下部部材として、ダク
タイル鋳鉄により形成されたものを用いることを特徴と
している。
【0021】このような構成により、掘削坑内に柱を建
て込む際に応力伝達装置が水没したとしても、応力伝達
装置に錆が生じることがない。
【0022】請求項8記載の応力伝達装置は、基礎杭の
杭頭に設置される杭頭部材と、上部構造に固定されると
ともに、前記杭頭部材に対向配置される構造物支持部材
とを備えてなり、前記杭頭部材および前記構造物支持部
材は、仮想球面の一部をなす当接面を介して上下に互い
に接する構成とされ、前記杭頭部材および前記構造物支
持部材には、前記基礎杭および前記上部構造のそれぞれ
に対してボルト固定される際に用いられるボルト孔が形
成され、前記杭頭部材および前記構造物支持部材の前記
ボルト孔は、平面視した場合に、同一位置に設けられて
いることを特徴としている。
【0023】このような構成により、杭頭部材と構造物
支持部材とを、それぞれのボルト孔に同一のボルトを挿
通することによって、上下に固定することができる。
【0024】請求項9記載の応力伝達装置は、請求項8
記載の応力伝達装置であって、前記杭頭部材および構造
物支持部材は、ともに、ダクタイル鋳鉄により形成され
ていることを特徴としている。
【0025】このような構成により、応力伝達装置を水
中に埋没させても、錆が生じる懸念が減少する。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図10は、本発明の一実施の形
態である構築方法が適用された建物1の要部の構造を示
す図である。図10中に示すように、この建物1は、場
所打ちコンクリート杭である基礎杭(基礎構造)2上に
上部躯体3の地下部3aが支持されたものであり、基礎
杭2の杭頭4には、上部躯体3との間の応力伝達を行う
ための応力伝達装置5が介装された構成となっている。
【0027】また、この建物1は、逆打ち工法により形
成されたものであり、図1に示すような手順で、基礎杭
2と、その上方に連続配置されて地下部3a(図10参
照)を構成する柱7とが先行構築され、その後、柱7の
上端部7aに支持させて1F床構造8(図10参照)が
構築され、しかる後に、この1F床構造8の下方の地盤
Gが掘削されて、上部躯体3の地下部3aが形成される
ようになっている。
【0028】次に、建物1の構築方法の詳細を説明する
とともに、併せて、柱7および応力伝達装置5の構成の
詳細を説明する。まず、基礎杭2を構築する際には、図
1(a)に示すように、地盤Gを掘削して基礎杭2を設
置するための掘削坑9を形成する。この場合、掘削坑9
内には、安定液を含む泥水10を注入しておく。そし
て、掘削坑9の下部に、基礎杭2を構成する鉄筋かご1
2を配置し、さらに、図1(b)に示すように、柱7を
掘削坑9内に配置する。ここで、柱7としては、例え
ば、図2に示すように、あらかじめ上部材13、中央材
14、下部材15に三分割された断面略十字形状の鉄骨
材16を用いるとともに、中央材14と下部材15との
間に応力伝達装置5を配置し、これらを図3に示すよう
に一体化したものを用いることとする。
【0029】このとき柱7の上部材13と中央材14と
の間は溶接により一体化されるが、中央材14の下端と
応力伝達装置5、および、応力伝達装置5と下部材15
の上端とは、図4に拡大して示すように一体化される。
つまり、中央材14の下端と下部材15の上端には、そ
れぞれベースプレート17、トッププレート18が溶接
により固定され、応力伝達装置5は、ベースプレート1
7とトッププレート18との間に固定されるようになっ
ている。
【0030】応力伝達装置5は、図5に拡大して示すよ
うなものである。なお、図5中、中心線CLより左側
は、柱7組立時の応力伝達装置5の状態を示し、右側
は、建物1構築後の応力伝達装置5の状態を示してい
る。
【0031】図5中に示すように、応力伝達装置5は、
トッププレート18に固定される杭頭部材20(下部部
材)とベースプレート17に固定される構造物支持部材
(上部部材)21とからなる構成とされている。構造物
支持部材21と杭頭部材20は、ともにダクタイル鋳鉄
により形成された軸対称の部材であり、同一径寸法の板
状部22,23をそれぞれ備えている。そして、杭頭部
材20については板状部22の上面中央に球座24が形
成され、構造物支持部材21については板状部23の下
面中央に球座24に沿って当接可能な凹状の当接面25
が形成されている。さらに、この球座24および当接面
25を上下に当接させることにより、応力伝達装置5が
形成される。ここで、球座24および当接面25の間に
滑りが生じることにより、構造物支持部材21が杭頭部
材20に対して回転変位可能であり、これにより、応力
伝達装置5がピン機構として機能することが可能となっ
ている。
【0032】また、球座24および当接面25には、そ
の平面視中央に、それぞれ挿通孔27,28が形成され
ており、これら挿通孔27,28には、高力ボルト29
が挿通され、この高力ボルト29が、引張力を導入され
た状態で、挿通孔27の下端部27aおよび挿通孔28
の上端部28aに対して曲面座金30および締結用プレ
ート31を介して係止することにより、杭頭部材20と
構造物支持部材21とが上下に互いに一体化される構成
となっている。
【0033】なお、球座24の内面24aは、球座の外
面24bと同一面を構成する第一の仮想球面SV1と同
一の曲率中心を有し、その径寸法の小さい第二の仮想球
面SV2上に位置するように形成されており、これによ
って、構造物支持部材21と杭頭部材20とが、第一の
仮想球面SV1に沿って相対変位した場合に、曲面座金
30が、球座24の内面24aに対して第二の仮想球面
SV2に沿って相対変位することができるようになって
いる。
【0034】また、杭頭部材20および構造物支持部材
21の板状部22,23の外縁部には、それぞれ孔部3
2,33が設けられている、この場合、杭頭部材20に
設けられた孔部32と、構造物支持部材21に設けられ
た孔部33とは、球座24および当接面25を当接させ
た際に、平面視同位置に位置するように設けられてい
る。また、トッププレート18およびベースプレート1
7にも、これらの間に応力伝達装置5を介装した場合
に、孔部32,33に対応することとなる位置に貫通孔
34,35がそれぞれ設けられている。
【0035】そして、応力伝達装置5を図3および図4
に示したようにトッププレート18およびベースプレー
ト17間に介装して柱7を形成する際には、図5中、中
心線CLより左側に示すように、平面視した場合に同一
箇所に位置する貫通孔34、孔部32,33、貫通孔3
5内に対して、同一の締結ボルト37を配置することに
より、柱7への応力伝達装置の取り付けと、杭頭部材2
0および構造物支持部材21間の固定とを同時に行うよ
うにする。ここで、締結ボルト37としては、図5に示
すように、上側ボルト38と下側ボルト39とを長ナッ
ト40により上下に二本継ぎしたものを用いるようにす
る。
【0036】なお、図5に示すように、トッププレート
18およびベースプレート17には、その平面視中央部
に、突起部41,42が設けられている。これら突起部
41,42は、杭頭部材20および構造物支持部材21
の板状部22,23に、それぞれ挿通孔27,28と連
続するように設けられた凹部43,44に対してガタの
無いように挿入されるものであり、これによってトップ
プレート18およびベースプレート17の応力伝達装置
5に対する水平方向の変位が規制される。
【0037】また、図4,6に示すように、トッププレ
ート18に隣接する柱7の下端部7bの軸方向の一定領
域Sには、コンクリートC1があらかじめ打設される。
この打設コンクリートC1は、柱7が立設された際に、
応力伝達装置5の直下に位置して、応力伝達装置5から
の支圧応力を負担するものであり、このため、柱7組立
時に、あらかじめ空気中で打設することにより、その充
填性が確保されるようになっている。
【0038】また、この打設コンクリートCは、トップ
プレート18に対して柱7の軸方向の反対側に位置する
面C1a(柱7を立設した場合の最下面)が、その中央
部が凸となるように打設されている。
【0039】また、図4に示すように、応力伝達装置5
および柱7の一定領域の周囲には、発泡ウレタン46に
よる養生が施される。これにより、後の基礎杭2構築時
に、コンクリートやのろが応力伝達装置5や柱7に付着
することを防止することができる。
【0040】以上のように形成した柱7を、図1(b)
に示すように、掘削坑9内に建て込んだら、続いて、
(c)に示すように、掘削坑9内にコンクリートCを充
填する。この場合、コンクリートCは、応力伝達装置5
よりも下方のレベルまで打設され、これにより、応力伝
達装置5の下方に、基礎杭2が、柱7の下端部7bと一
体化された状態で形成される。そして、その後、図1
(d)に示すように、掘削坑9を埋め戻し土47により
埋め戻す。
【0041】次に、図7に示すように、基礎杭2の上方
に連続して設置された柱7の上端部7aに支持させて1
F床構造8を構築し、しかる後に、1F床構造8の下方
の地盤Gを順次掘削して、柱7に支持させてB1F床構
造48およびB2F床構造49を形成する。さらに、B
2F床構造49の下方の地盤Gを掘削して応力伝達装置
5の周囲および基礎杭2の杭頭4を露出させる。また、
発泡ウレタン46の養生を撤去し、さらに、図8のよう
に、締結ボルト37による杭頭部材20および構造物支
持部材21の固定を解除する。これには、締結ボルト3
7のうち、まず上側ボルト38を取り外し、さらに、長
ナット40を取り外すとともに、図5中、中心線CLよ
りも右側に示したように、構造物支持部材21の孔部3
3とベースプレート17の貫通孔35のみに挿通される
ように、ボルト50を取り付け、さらに、このボルト5
0に対してナット51Aを取り付けることにより、ベー
スプレート17と構造物支持部材21とを再び固定する
ようにする。なお、この場合、上部躯体3の一部を柱7
に支持させて形成したことにより、柱7より作用する圧
縮力によって、ベースプレート17とトッププレート1
8の間が若干近接する方向に変位するために、締結ボル
ト37の張力も初期(応力伝達装置5を始めに固定した
際)に比較して減少することとなり、したがって、上側
ボルト38の取り外しは容易に実行できる。また、この
場合、下側ボルト39については、ナット51Bを取り
付けることによって、トッププレート18と杭頭部材2
0との接合にそのまま利用するようにする。
【0042】次に、図8のように、応力伝達装置5の周
囲に発泡スチロール等で構成された養生リング52を設
置する。この際、養生リング52としては、図9に示す
ように二つ割りされた半割体53,53を一体化したも
のを使用するようにし、これら半割体53,53を、応
力伝達装置5の両側方から応力伝達装置5を囲むように
一体化するようにする。さらに、養生リング52の周囲
を、上部躯体3の最下面と同一レベルにまで埋め戻し土
54により埋め戻す。
【0043】さらに、図10に示すように、養生リング
52の周囲の地面GSに捨コン55を打ち、さらに、応
力伝達装置5の上方の柱7に支持させて上部躯体3の最
下面56を構築することにより、図10に示すような建
物1の構造を得る。この後は、上部躯体3のうち、1F
床構造8よりも上方の部分を継続して施工することによ
り、建物1の構築を完了することができる。
【0044】上述の建物1の構築方法においては、柱7
を、その下端部7bと上端部7aの中間に応力伝達装置
5を介装したものとして、あらかじめ地上で形成してお
き、地盤G内に、この柱7を立設しつつ、基礎杭2を、
柱7の下端部7bと一体化した状態で設置し、さらに、
柱7の上端部7aに支持させて1F床構造8、B1F床
構造48、B2F床構造49を構築していく逆打ち工法
を採用しており、さらに、柱7立設時には、応力伝達装
置5の杭頭部材20と構造物支持部材21とを締結ボル
ト37を用いて固定しておき、1F〜B2F床構造8,
48,49の構築後に、締結ボルト37による固定を解
除するようにしたため、従来と異なり、応力伝達装置5
を設置するために、上部躯体3の仮受けや構真柱の切断
あるいはジャッキアップ等の作業を行う必要がない。こ
れにより、作業の安全性が確保される。また、上部躯体
3のジャッキアップが不要となるため、上部躯体3にお
いて強制変形による応力が生じず、工期やコストの面か
らも有利となる。また、基礎杭2の施工に際しては、基
礎杭2の杭頭部4の軸力を、杭頭部4と一体化された柱
7の下端部7bにより負担することが可能となるため
に、コンクリートの余盛り処理が不要となり、工期短縮
とコストダウンを図ることができる。
【0045】また、上述の建物1の構築方法において
は、杭頭部材20および構造物支持部材21の板状体2
2,23に、平面視した場合に同位置に位置するように
孔部32,33をそれぞれ設けておき、締結ボルト37
を孔部32,33に挿通して上下の板状体22,23を
固定することにより、杭頭部材20および構造物支持部
材21を固定するようにしたために、柱7の立設時に杭
頭部材20および構造物支持部材21を容易に強固に一
体化することができ施工性がよい。
【0046】さらに、上述の建物1の構築方法において
は、締結ボルト37として、上下に分割可能なものを用
い、締結ボルト37による固定を解除する際には、締結
ボルト37のうち、上側ボルト38のみを取り外すよう
にしたため、容易に、締結ボルト37による杭頭部材2
0および構造物支持部材21の固定を解除して、これら
をピン機構として機能させることができ、施工性が優れ
ている。
【0047】また、ベースプレート17およびトッププ
レート18に設けておいた貫通孔35,34に締結ボル
ト37を固定するようにしたために、杭頭部材20およ
び構造物支持部材21を、柱7の下端部7bおよび上端
部7aに取り付ける際に、併せてこれらを固定すること
ができ施工性がよい。
【0048】また、特に、締結ボルト37が上下に分割
可能とされているために、杭頭部材20をトッププレー
ト18に固定したままで、杭頭部材20と構造物支持部
材21との拘束を解除してこれらをピン機構とすること
ができるために、安全に作業を行うことができる。ま
た、下側ボルト39を取り外すことがないために、これ
を取り外すために基礎杭2の杭頭4のはつり処理等を行
う必要が無く、施工性を確保することができる。
【0049】また、柱7を形成する際に、柱7の下端部
7bのうち応力伝達装置5の下方の一定領域Sに位置す
ることとなる部分に、あらかじめ打設コンクリートC1
を設けておいたために、支圧応力が最大となる応力伝達
装置5直下のコンクリートを信頼性の高い空気中で打設
することができ、杭頭4の健全性が確保される。
【0050】さらに、打設コンクリートC1が、その下
面C1aの中央部が下方に向けて凸になるように設けら
れているために、柱7の下端部7bを基礎杭2の杭頭4
に埋設する際における打設コンクリートの充填性を確保
できる。
【0051】また、応力伝達装置5として、杭頭部材2
0および構造物支持部材21の孔部32,33が、平面
視した場合に同一位置に設けられたものを用いたため、
これら杭頭部材20と構造物支持部材21とを、容易に
上下に固定することができ、柱7と一体化して形成する
のに好適なものとすることができる。
【0052】また、上述の応力伝達装置5においては、
杭頭部材20および構造物支持部材21として、ダクタ
イル鋳鉄が採用されている。このダクタイル鋳鉄はJI
SG5502で認定された材料であり、伸び性能以外の
力学的性能は、通常の構造用鋼材SN400と比較して
も同等以上のものであり、建築構造への採用実績はない
ものの水道管への適用は一般化されているものである。
また、この材料は、埋設配管への実績が物語るように非
常にさびにくい性質を持っており、長期間にわたり水中
に埋没しても性能劣化は認められない特徴がある。した
がって、これを利用することで、図1に示したように、
基礎杭2の構築時に柱7を掘削坑9内に建て込む際に、
応力伝達装置5を泥水10に埋没させても、応力伝達装
置5に錆が生じる懸念が無く、ピン機構の性能劣化を防
止することができる。
【0053】なお、上記実施の形態において、本発明の
趣旨を逸脱しない範囲内で他の構成を採用するようにし
てもよい。例えば、上記実施の形態において、応力伝達
装置5の直下に設けられる打設コンクリートC1の強度
を、基礎杭を構成するコンクリートに比較して高く設定
するようにしてもよい。
【0054】また、杭頭部材20と構造物支持部材21
とを締結する締結ボルト37は、必ずしも、すべての孔
部32,33およびこれに対応する貫通孔34,35に
設置される必要はなく、一部のボルトは、構造物支持部
材21とベースプレート17との間、および、杭頭部材
20とトッププレート18との間のみの締結を目的とす
るものであってもよい。
【0055】また、上記実施の形態におけるベースプレ
ート17およびトッププレート18は、その突起部4
1,42が他の部分と一体成型されたものを用いるよう
にしてもよいが、その他にも、図11に示すように、円
筒状のプラグ60を円環状のプレート61の孔部に挿入
し、これらを突起部42(41)の反対側から溶接固定
することにより、ベースプレート17(トッププレート
18)を形成するようにしてもよい。また、この場合、
プラグ60とプレート61との固定には、くさびを用い
るようにしてもよく、その他にも、プレート61を高温
にして、その孔部61aに低温のプラグ60を挿入後、
常温にして一体化する、いわゆる「焼きばめ」を行うよ
うにしてもよい。
【0056】また、上記実施の形態において、応力伝達
装置5は、必ずしも図5に示したようなものに限らず、
他の形態の滑り支承等であってもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る建
物の構築方法においては、逆打ち工法を採用するにあた
って、従来と異なり、応力伝達装置を設置するために、
上部躯体の仮受けや構真柱の切断あるいはジャッキアッ
プ等の作業を行う必要がなく、作業の安全性が確保され
る。また、上部躯体のジャッキアップが不要となるた
め、上部躯体の強制変形による応力が生じず、工期やコ
ストの面からも有利となる。さらに、基礎杭の施工に際
しては、基礎杭の杭頭部軸力を、杭頭部と一体化された
柱の下端部により負担することが可能となるために、コ
ンクリートの余盛り処理が不要となり、工期短縮とコス
トダウンを図ることができる。
【0058】請求項2に係る建物の構築方法において
は、柱立設時に杭頭部材および構造物支持部材を容易に
強固に一体化することができ、施工性がよい。
【0059】請求項3に係る建物の構築方法において
は、締結ボルトとして、上下に分割可能なものを用い、
締結ボルトによる固定を解除する際には、締結ボルトの
うち、上側のボルトのみを取り外すようにしたため、容
易に、締結ボルトによる杭頭部材および構造物支持部材
の固定を解除して、これらをピン機構として機能させる
ことができ、施工性が優れている。
【0060】請求項4に係る建物の構築方法において
は、ベースプレートおよびトッププレートに設けておい
た貫通孔に締結ボルトを固定するようにしたために、杭
頭部材および構造物支持部材を、柱の下端部および上端
部に取り付ける際に、併せて、これらを固定することが
でき施工性がよい。また、特に、締結ボルトを上下に分
割可能とした場合には、杭頭部材をトッププレートに固
定したままで、安全に作業を行うことができる。また、
下側のボルトを取り外すことがないために、これを取り
外すために基礎杭杭頭のはつり処理等を行う必要が無
く、施工性の低下が避けられる。
【0061】請求項5に係る建物の構築方法において
は、支圧応力が最大となる応力伝達装置直下のコンクリ
ートを信頼性の高い空気中で打設することができ、杭頭
部の健全性が確保される。
【0062】請求項6に係る建物の構築方法において
は、応力伝達装置の下方のコンクリートが、その下面の
中央部が下方に向けて凸になるように設けられているた
めに、柱の下端部を基礎杭の杭頭に埋設する際における
基礎杭杭頭のコンクリートの充填性を確保できる。
【0063】請求項7に係る建物の構築方法および請求
項9に係る応力伝達装置によれば、基礎杭構築時に柱を
掘削坑内に建て込む際に、応力伝達装置を泥水に埋没さ
せても、応力伝達装置に錆が生じる懸念が無く、ピン機
構の性能劣化を防止することができる。
【0064】請求項8に係る応力伝達装置によれば、杭
頭部材および構造物支持部材の孔部が、平面視した場合
に、同一位置に設けられているために、これら杭頭部材
と構造物支持部材を、容易に上下に固定することがで
き、柱と一体化して形成するのに好適なものを実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である建物の施工方
法のうち、柱を立設しつつ基礎杭を柱の下端部に一体化
する際の手順を示す工程図である。
【図2】 図1に示した手順において用いる柱を示す
図であり、(a)は、柱を構成する鉄骨材の断面図、
(b)は、柱の分解立面図である。
【図3】 図2に示した柱を一体化した際の立面図で
ある。
【図4】 図3における応力伝達装置およびその近傍
の立断面図である。
【図5】 応力伝達装置の構成を拡大して示す立断面
図である。
【図6】 図4におけるI−I線矢視断面図である。
【図7】 基礎杭の上方に連続させて立設した柱に支
持させて、1F〜B2Fの床構造を構築した場合におけ
る建物の立断面図である。
【図8】 図7の次工程を示す図であって、応力伝達
装置の周囲を埋め戻した際の建物の立断面図である。
【図9】 図8において用いられる養生リングの構成
を示す斜視図である。
【図10】 図8の次工程を示す図であって、上部躯
体の下面を柱に支持させて構築した際の建物の立断面図
である。
【図11】 本発明の他の実施の形態を示す図であっ
て、ベースプレート(トッププレート)の立断面図であ
る。
【符号の説明】
1 建物 2 基礎杭(基礎構造) 3 上部躯体 3a 地下部 4 杭頭 5 応力伝達装置 7 柱 7a 上端部 7b 下端部 8 1F床構造 9 掘削坑 17 ベースプレート 18 トッププレート 20 杭頭部材 21 構造物支持部材 22,23 板状部 24 球座 25 当接面 32,33 孔部 34,35 貫通孔 37 締結ボルト 38 上側ボルト 39 下側ボルト 40 長ナット 48 B1F床構造 49 B2F床構造
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 1/36 E02D 29/04 Z E04H 9/02 331

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物を構成する柱を、その下端部と上端
    部の中間に応力伝達装置を介装したものとして形成して
    おき、 建物設置対象位置の地盤内に、前記柱を立設しつつ、前
    記建物を支持するための基礎構造を、前記柱の下端部と
    一体化した状態で設置し、 前記柱の上端部に支持させて前記建物を構成する床構造
    を構築し、しかる後に、該床構造の下方の地盤を掘削し
    て、該床構造下方に前記建物を形成していく構成となっ
    ており、 前記応力伝達装置として、その下部部材と上部部材が相
    対変位可能なものを用い、前記柱を立設する際には、前
    記下部部材と上部部材とを互いに締結治具を用いて固定
    しておくとともに、前記床構造構築後に、前記締結治具
    による固定を解除することを特徴とする建物の構築方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建物の構築方法であっ
    て、 一対の板状体のうちの一方の板面に球座を設け、同他方
    の板面に前記球座に沿って当接可能な当接面を設け、前
    記球座および前記当接面を上下に互いに当接させること
    により、前記応力伝達装置を形成する構成となってお
    り、 一対の板状体の双方には、前記球座および当接面を当接
    させた際に、平面視した場合に同位置に位置するように
    孔部をそれぞれ設けておき、 前記締結治具として、締結ボルトを用いるとともに、該
    締結ボルトを前記孔部に挿通して上下の前記板状体を固
    定することにより、前記下部部材および上部部材を固定
    することを特徴とする建物の構築方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の建物の構築方法であっ
    て、 前記締結ボルトとして、上下に分割可能なものを用い、 前記締結治具による固定を解除する際には、前記締結ボ
    ルトのうち、上側のボルトのみを取り外すことを特徴と
    する建物の構築方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の建物の構築方法
    であって、 前記柱の下端部の上端にトッププレートを固定しておく
    一方、その上端部の下端にベースプレートを固定してお
    き、前記応力伝達装置を、前記トッププレートおよびベ
    ースプレート間に固定することにより前記柱を形成する
    構成となっており、 前記トッププレートおよびベースプレートには、これら
    の間に前記応力伝達装置を配置した場合に前記孔部に対
    応することとなる位置に貫通孔をあらかじめ設けてお
    き、 前記応力伝達装置を前記柱に介装する際には、前記締結
    ボルトをトッププレートおよび前記ベースプレートの貫
    通孔に固定するようにすることを特徴とする建物の構築
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の建物
    の構築方法であって、 前記柱を形成する際には、前記下端部のうち前記応力伝
    達装置の下方の一定領域に、あらかじめコンクリートを
    打設しておくことを特徴とする建物の構築方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の建物の構築方法であっ
    て、 前記コンクリートを、その下面の中央部が下方に向けて
    凸になるように打設することを特徴とする建物の構築方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の建物
    の構築方法であって前記基礎構造を設置する際には、前
    記地盤中に形成した掘削坑内に前記柱を建て込んだ状態
    で、前記基礎構造を構成するコンクリートを前記掘削坑
    内に充填する構成となっており、 前記上部部材および下部部材として、ダクタイル鋳鉄に
    より形成されたものを用いることを特徴とする建物の構
    築方法。
  8. 【請求項8】 基礎杭の杭頭に設置される杭頭部材と、
    上部構造に固定されるとともに、前記杭頭部材に対向配
    置される構造物支持部材とを備えてなり、 前記杭頭部材および前記構造物支持部材は、仮想球面の
    一部をなす当接面を介して上下に互いに接する構成とさ
    れ、 前記杭頭部材および前記構造物支持部材には、前記基礎
    杭および前記上部構造のそれぞれに対してボルト固定さ
    れる際に用いられるボルト孔が形成され、 前記杭頭部材および前記構造物支持部材の前記ボルト孔
    は、平面視した場合に、同一位置に設けられていること
    を特徴とする応力伝達装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の応力伝達装置であって、 前記杭頭部材および構造物支持部材は、ともに、ダクタ
    イル鋳鉄により形成されていることを特徴とする応力伝
    達装置。
JP2000321751A 2000-10-20 2000-10-20 建物の構築方法および応力伝達装置 Withdrawn JP2002129583A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000321751A JP2002129583A (ja) 2000-10-20 2000-10-20 建物の構築方法および応力伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000321751A JP2002129583A (ja) 2000-10-20 2000-10-20 建物の構築方法および応力伝達装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002129583A true JP2002129583A (ja) 2002-05-09

Family

ID=18799815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000321751A Withdrawn JP2002129583A (ja) 2000-10-20 2000-10-20 建物の構築方法および応力伝達装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002129583A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003055984A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Asahi Kasei Corp 柱脚連結構造
JP2004060322A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Takenaka Komuten Co Ltd 杭先端の浮き上がりを許容した制震構造
JP2009007745A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Shimizu Corp 構真柱と基礎杭の軸力伝達構造及び構真柱の施工方法
JP4672805B1 (ja) * 2010-06-08 2011-04-20 有限会社I・R・T 柱頭免震構造
JP2013256768A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Ohbayashi Corp 杭と上部構造との接合構造及び接合方法
JP2015010328A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 株式会社竹中工務店 地下柱設置方法
JP6096367B1 (ja) * 2016-10-20 2017-03-15 大和リース株式会社 鋼管杭と鉄骨柱の接合構造
JP2018035621A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 株式会社大林組 免震建物の構築方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003055984A (ja) * 2001-08-09 2003-02-26 Asahi Kasei Corp 柱脚連結構造
JP4693299B2 (ja) * 2001-08-09 2011-06-01 旭化成建材株式会社 柱脚連結構造
JP2004060322A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Takenaka Komuten Co Ltd 杭先端の浮き上がりを許容した制震構造
JP2009007745A (ja) * 2007-06-26 2009-01-15 Shimizu Corp 構真柱と基礎杭の軸力伝達構造及び構真柱の施工方法
JP4672805B1 (ja) * 2010-06-08 2011-04-20 有限会社I・R・T 柱頭免震構造
JP2011256568A (ja) * 2010-06-08 2011-12-22 Irt Corp 柱頭免震構造
JP2013256768A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Ohbayashi Corp 杭と上部構造との接合構造及び接合方法
JP2015010328A (ja) * 2013-06-26 2015-01-19 株式会社竹中工務店 地下柱設置方法
JP2018035621A (ja) * 2016-09-01 2018-03-08 株式会社大林組 免震建物の構築方法
JP6096367B1 (ja) * 2016-10-20 2017-03-15 大和リース株式会社 鋼管杭と鉄骨柱の接合構造
JP2018066206A (ja) * 2016-10-20 2018-04-26 大和リース株式会社 鋼管杭と鉄骨柱の接合構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5955108B2 (ja) 既存建物の杭補強構造およびその構築方法
JP3754698B1 (ja) 鉄塔の基礎構造
JP4069509B2 (ja) 地下掘削空間外周部における逆打支柱の施工方法
JP2009007745A (ja) 構真柱と基礎杭の軸力伝達構造及び構真柱の施工方法
JP2006104747A (ja) 脚柱の接合部構造および接合方法
JP2002129583A (ja) 建物の構築方法および応力伝達装置
JP4448592B2 (ja) 補強杭の固定具
JP4456257B2 (ja) 鉄骨柱の半固定直接基礎および杭基礎構造
JP2831909B2 (ja) 鉄骨柱、杭および基礎梁の接合構造
JP4185870B2 (ja) 杭頭部の接合構造及び杭の築造方法
JP2001311314A (ja) 既存建物の免震構造化方法
JP6102010B2 (ja) 既存建物の杭補強構造およびその構築方法
JP3671344B2 (ja) 基礎杭と柱脚部との接合構造およびその構築方法
JP2010126900A (ja) 免震装置の取付工法
JP3787109B2 (ja) 杭基礎、及びその施工方法
JP3690495B2 (ja) 建物の構築方法および建物
JP2006188862A (ja) 構造物の施工方法とこれに使用される基礎構造
JP3172694B2 (ja) 逆打ち工法における構真柱の埋込み工法
JP2001271499A (ja) 鉄骨方杖材による既存建物の仮受け工法
JP2002194748A (ja) 基礎の施工方法および建築物の基礎構造
JP4971053B2 (ja) 鉄骨造建物の杭と柱の連結構造とその施工方法
JP4466419B2 (ja) ソイルセメント柱列壁
JP2006207306A (ja) 架構体および架構体と杭の接続構造
JP4473400B2 (ja) 構築物の基礎及びその施工方法
KR20140111798A (ko) 기둥용 기초 및 이의 시공방법

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080108