JP2002127941A - エンジンルームの被水防止構造 - Google Patents
エンジンルームの被水防止構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エンジンフードと被覆部材との間に荷重を作
用させることなくエンジンルームへの水の侵入を防止で
き、低コストとなるエンジンルームの被水防止構造を得
る。 【解決手段】 フロントウインド12下端部前方のエン
ジンルーム14後端上部は、ウォッシャタンク70と一
体のガーニッシュ64により被覆されている。このパネ
ル部64の前端部には第1立壁78と第2立壁80によ
り樋82が形成されており、この樋82内にはエンジン
フード140の長手突出部142が非接触状態で配置さ
れている。これにより、フロントウインド12側からエ
ンジンルーム14内への水の侵入経路は迷路構造とさ
れ、ガーニッシュ64に荷重を作用させることなく、エ
ンジンルーム14内への水の侵入が防止される。
用させることなくエンジンルームへの水の侵入を防止で
き、低コストとなるエンジンルームの被水防止構造を得
る。 【解決手段】 フロントウインド12下端部前方のエン
ジンルーム14後端上部は、ウォッシャタンク70と一
体のガーニッシュ64により被覆されている。このパネ
ル部64の前端部には第1立壁78と第2立壁80によ
り樋82が形成されており、この樋82内にはエンジン
フード140の長手突出部142が非接触状態で配置さ
れている。これにより、フロントウインド12側からエ
ンジンルーム14内への水の侵入経路は迷路構造とさ
れ、ガーニッシュ64に荷重を作用させることなく、エ
ンジンルーム14内への水の侵入が防止される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のエンジンル
ーム後端部を被覆する被覆部材とエンジンフードとの間
からエンジンルーム内への水の侵入を防止するためのエ
ンジンルームの被水防止構造に関する。
ーム後端部を被覆する被覆部材とエンジンフードとの間
からエンジンルーム内への水の侵入を防止するためのエ
ンジンルームの被水防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両のフロントウインドガラ
スより前方にはエンジン、変速機、電装品等の補機類を
収容するためのエンジンルームが設けられ、その上方は
大きく開口されている。このエンジンルームの後端部に
は、その幅方向に沿って車室内への外気取入口の設置や
ワイパ装置配置用の空間としてのカウル部が設けられ、
フロントウインドガラス下端部からカウル部前端部まで
のエンジンルーム後端部が被覆部材としてのカウルトッ
プパネルにより被覆されている。
スより前方にはエンジン、変速機、電装品等の補機類を
収容するためのエンジンルームが設けられ、その上方は
大きく開口されている。このエンジンルームの後端部に
は、その幅方向に沿って車室内への外気取入口の設置や
ワイパ装置配置用の空間としてのカウル部が設けられ、
フロントウインドガラス下端部からカウル部前端部まで
のエンジンルーム後端部が被覆部材としてのカウルトッ
プパネルにより被覆されている。
【0003】さらに、このカウルトップパネルの前端部
からエンジンルームの前端部にかけては開閉可能なエン
ジンフードにより被覆されており、エンジンルーム上方
から水や塵芥等がエンジンルームへ侵入することを防止
している。また、カウルトップパネル前端部の上面に
は、その幅方向に沿ってシール部材としてのウェザース
トリップが設けられており、このウェザーストリップを
カウルトップパネル上面とエンジンフード下面との間で
押圧することでカウルトップパネルとエンジンフードと
の間からエンジンルーム内への水等の侵入を防止してい
る。
からエンジンルームの前端部にかけては開閉可能なエン
ジンフードにより被覆されており、エンジンルーム上方
から水や塵芥等がエンジンルームへ侵入することを防止
している。また、カウルトップパネル前端部の上面に
は、その幅方向に沿ってシール部材としてのウェザース
トリップが設けられており、このウェザーストリップを
カウルトップパネル上面とエンジンフード下面との間で
押圧することでカウルトップパネルとエンジンフードと
の間からエンジンルーム内への水等の侵入を防止してい
る。
【0004】また、例えば、特開平6−99853号公
報に示される如く、カウル部をフロントウインドガラス
下部に移設すると共にフロントウインドガラス下端部に
ワイパ装置を配置した構成の車両もあるが、この場合も
フロントウインドガラス下端部からワイパ装置を覆う防
水カバー前端上部までが被覆部材としてのカウルガーニ
ッシュにて被覆されている。このカウルガーニッシュの
先端部が上方に折り曲げられ、この折曲部にウェザース
トリップが嵌着される以外は、上記構成のエンジンルー
ムの被水防止構造と全く同様の構成である。
報に示される如く、カウル部をフロントウインドガラス
下部に移設すると共にフロントウインドガラス下端部に
ワイパ装置を配置した構成の車両もあるが、この場合も
フロントウインドガラス下端部からワイパ装置を覆う防
水カバー前端上部までが被覆部材としてのカウルガーニ
ッシュにて被覆されている。このカウルガーニッシュの
先端部が上方に折り曲げられ、この折曲部にウェザース
トリップが嵌着される以外は、上記構成のエンジンルー
ムの被水防止構造と全く同様の構成である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなウェザーストリップを備えた従来のエンジンルー
ムの被水防止構造では、ウェザーストリップのシール性
を確保するための押圧力がカウルトップパネル(カウル
ガーニッシュを含む、以下同じ)に作用するため、カウ
ルトップパネルにはこの押圧力を支持するための機械的
強度が要求されていた。このため、カウルトップパネル
の肉厚が増し、高コストの原因となっていた。
ようなウェザーストリップを備えた従来のエンジンルー
ムの被水防止構造では、ウェザーストリップのシール性
を確保するための押圧力がカウルトップパネル(カウル
ガーニッシュを含む、以下同じ)に作用するため、カウ
ルトップパネルにはこの押圧力を支持するための機械的
強度が要求されていた。このため、カウルトップパネル
の肉厚が増し、高コストの原因となっていた。
【0006】また、ウェザーストリップは、通常ゴム製
であり上記のように押圧力を受けているため、劣化しや
すい。このため、ウェザーストリップが劣化した場合
に、カウルトップパネルとエンジンフードとの間からエ
ンジンルームへの水の侵入を防止することができないと
いう問題があった。
であり上記のように押圧力を受けているため、劣化しや
すい。このため、ウェザーストリップが劣化した場合
に、カウルトップパネルとエンジンフードとの間からエ
ンジンルームへの水の侵入を防止することができないと
いう問題があった。
【0007】本発明は、上記事実を考慮して、エンジン
フードと被覆部材との間に荷重を作用させることなくエ
ンジンルームへの水の侵入を防止でき、低コストとなる
エンジンルームの被水防止構造を得ることが目的であ
る。
フードと被覆部材との間に荷重を作用させることなくエ
ンジンルームへの水の侵入を防止でき、低コストとなる
エンジンルームの被水防止構造を得ることが目的であ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明に係るエンジンルームの被水防止
構造は、車両のフロントウインドガラスに連続して設け
られエンジンルーム後端上部を被覆する被覆部材と、当
該被覆部材の前端部から前記エンジンルーム前端部まで
を被覆するエンジンフードとの間から前記エンジンルー
ム内への水の侵入を防止するためのエンジンルームの被
水防止構造であって、前記エンジンフード後端部から前
記エンジンルーム幅方向に沿って下方へ向けて延出され
た長手突出部と、前記被覆部材上面から前記エンジンル
ーム幅方向に沿って立設された第1立壁と、を備え、前
記第1立壁を前記長手突出部よりも前記エンジンルーム
側において当該長手突出部と対峙させて配置し、当該第
1立壁と当該長手突出部とによって前記被覆部材と前記
エンジンフードとの間に迷路構造を構成した、ことを特
徴としている。
に請求項1記載の発明に係るエンジンルームの被水防止
構造は、車両のフロントウインドガラスに連続して設け
られエンジンルーム後端上部を被覆する被覆部材と、当
該被覆部材の前端部から前記エンジンルーム前端部まで
を被覆するエンジンフードとの間から前記エンジンルー
ム内への水の侵入を防止するためのエンジンルームの被
水防止構造であって、前記エンジンフード後端部から前
記エンジンルーム幅方向に沿って下方へ向けて延出され
た長手突出部と、前記被覆部材上面から前記エンジンル
ーム幅方向に沿って立設された第1立壁と、を備え、前
記第1立壁を前記長手突出部よりも前記エンジンルーム
側において当該長手突出部と対峙させて配置し、当該第
1立壁と当該長手突出部とによって前記被覆部材と前記
エンジンフードとの間に迷路構造を構成した、ことを特
徴としている。
【0009】請求項1記載のエンジンルームの被水防止
構造では、フロントウインドガラス側から見て手前側に
エンジンフード後端部から下方に延出された長手突出部
があり、その奥に被覆部材(例えば、カウルトップパネ
ル)上面から立設された第1立壁があり、この長手突出
部と第1立壁とが互いに対峙して配置されることでフロ
ントウインドガラス側から侵入しようとする水に対して
迷路構造となる。これにより、エンジンフードと被覆部
材との間からエンジンルーム内への水の侵入が防止さ
れ、エンジンルーム内の電装品等が被水されることがな
い。
構造では、フロントウインドガラス側から見て手前側に
エンジンフード後端部から下方に延出された長手突出部
があり、その奥に被覆部材(例えば、カウルトップパネ
ル)上面から立設された第1立壁があり、この長手突出
部と第1立壁とが互いに対峙して配置されることでフロ
ントウインドガラス側から侵入しようとする水に対して
迷路構造となる。これにより、エンジンフードと被覆部
材との間からエンジンルーム内への水の侵入が防止さ
れ、エンジンルーム内の電装品等が被水されることがな
い。
【0010】このため、従来の如くエンジンフードと被
覆部材との間にウェザーストリップ等のシール部材を設
ける必要がなく、すなわち、被覆部材に押圧力等の荷重
が作用することがなく、被覆部材を薄肉化できて低コス
トとなる。また、被水防止構造に経年劣化する部材(例
えば、ゴム等)を用いないため、エンジンフードと被覆
部材との間からエンジンルーム内への水の侵入が防止さ
れた状態が、車両の使用期間に拘わらず常に維持され
る。
覆部材との間にウェザーストリップ等のシール部材を設
ける必要がなく、すなわち、被覆部材に押圧力等の荷重
が作用することがなく、被覆部材を薄肉化できて低コス
トとなる。また、被水防止構造に経年劣化する部材(例
えば、ゴム等)を用いないため、エンジンフードと被覆
部材との間からエンジンルーム内への水の侵入が防止さ
れた状態が、車両の使用期間に拘わらず常に維持され
る。
【0011】このように、請求項1記載のエンジンルー
ムの被水防止構造では、エンジンフードと被覆部材との
間に荷重を作用させることなくエンジンルームへの水の
侵入を防止でき、低コストとなる。
ムの被水防止構造では、エンジンフードと被覆部材との
間に荷重を作用させることなくエンジンルームへの水の
侵入を防止でき、低コストとなる。
【0012】請求項2記載の発明に係るエンジンルーム
の被水防止構造は、請求項1記載のエンジンルームの被
水防止構造において、前記被覆部材上面から前記エンジ
ンルーム幅方向に沿って立設され前記長手突出部を挟ん
で前記第1立壁と対峙する第2立壁を設け、当該第2立
壁と当該第1立壁とによって当該被覆部材上面に樋を形
成した、ことを特徴としている。
の被水防止構造は、請求項1記載のエンジンルームの被
水防止構造において、前記被覆部材上面から前記エンジ
ンルーム幅方向に沿って立設され前記長手突出部を挟ん
で前記第1立壁と対峙する第2立壁を設け、当該第2立
壁と当該第1立壁とによって当該被覆部材上面に樋を形
成した、ことを特徴としている。
【0013】請求項2記載のエンジンルームの被水防止
構造では、フロントウインドガラス側から見て長手突出
部より手前に被覆部材上面から立設された第2立壁があ
り、この第2立壁と第1立壁とによって被覆部材上面に
樋が形成されている。
構造では、フロントウインドガラス側から見て長手突出
部より手前に被覆部材上面から立設された第2立壁があ
り、この第2立壁と第1立壁とによって被覆部材上面に
樋が形成されている。
【0014】これにより、上記の迷路構造により堰き止
められた水は、樋によってその側方開口端部(第1立壁
及び第2立壁の端部)である被覆部材のエンジンルーム
幅方向側部へ案内され、下方へ排出される。また、第2
立壁により上記迷路構造が複雑化され、樋内への水の侵
入も減少される。
められた水は、樋によってその側方開口端部(第1立壁
及び第2立壁の端部)である被覆部材のエンジンルーム
幅方向側部へ案内され、下方へ排出される。また、第2
立壁により上記迷路構造が複雑化され、樋内への水の侵
入も減少される。
【0015】請求項3記載の発明に係るエンジンルーム
の被水防止構造は、請求項2記載のエンジンルームの被
水防止構造において、前記樋の長手方向端部の所定位置
に排水口を設けた、ことを特徴としている。
の被水防止構造は、請求項2記載のエンジンルームの被
水防止構造において、前記樋の長手方向端部の所定位置
に排水口を設けた、ことを特徴としている。
【0016】請求項3記載のエンジンルームの被水防止
構造では、樋の長手方向端部(エンジンルーム方向端
部)の所定位置に排水口が設けられているため、この排
水口が設けられた所定の位置にて樋内の水を排出でき
る。このため、エンジンルーム幅方向の側方に配置され
た電装品やウォッシャタンク等の補機類への被水も確実
に防止される。
構造では、樋の長手方向端部(エンジンルーム方向端
部)の所定位置に排水口が設けられているため、この排
水口が設けられた所定の位置にて樋内の水を排出でき
る。このため、エンジンルーム幅方向の側方に配置され
た電装品やウォッシャタンク等の補機類への被水も確実
に防止される。
【0017】請求項4記載の発明に係るエンジンルーム
の被水防止構造は、請求項1乃至請求項3の何れか1項
記載のエンジンルームの被水防止構造において、前記被
覆部材は、当該被覆部材の下方に配置されるウォッシャ
タンクの上部を構成するタンクカバー部と一体に形成さ
れた、ことを特徴としている。
の被水防止構造は、請求項1乃至請求項3の何れか1項
記載のエンジンルームの被水防止構造において、前記被
覆部材は、当該被覆部材の下方に配置されるウォッシャ
タンクの上部を構成するタンクカバー部と一体に形成さ
れた、ことを特徴としている。
【0018】請求項4記載のエンジンルームの被水防止
構造では、ウォッシャタンクのタンクカバー部が被覆部
材と一体に形成されているため、被覆部材とウォッシャ
タンクとは車両(エンジンルーム)搭載前にモジュール
化される。一方、このモジュール化に伴い被覆部材には
ウォッシャタンク(内部の洗浄液を含む)の質量が荷重
として作用する。
構造では、ウォッシャタンクのタンクカバー部が被覆部
材と一体に形成されているため、被覆部材とウォッシャ
タンクとは車両(エンジンルーム)搭載前にモジュール
化される。一方、このモジュール化に伴い被覆部材には
ウォッシャタンク(内部の洗浄液を含む)の質量が荷重
として作用する。
【0019】ここで、上記の如く被覆部材にはシール部
材の押圧力が作用しないため、被覆部材は、ウォッシャ
タンクの質量を支持可能な機械的強度を有すれば足り、
過度の厚肉化が抑制されて低コスト化が図られる。
材の押圧力が作用しないため、被覆部材は、ウォッシャ
タンクの質量を支持可能な機械的強度を有すれば足り、
過度の厚肉化が抑制されて低コスト化が図られる。
【0020】請求項5記載の発明に係るエンジンルーム
の被水防止構造は、請求項4記載のエンジンルームの被
水防止構造において、前記ウォッシャタンクの注水口を
前記タンクカバー部に設けると共に前記樋内に配置し
た、ことを特徴としている。
の被水防止構造は、請求項4記載のエンジンルームの被
水防止構造において、前記ウォッシャタンクの注水口を
前記タンクカバー部に設けると共に前記樋内に配置し
た、ことを特徴としている。
【0021】請求項5記載のエンジンルームの被水防止
構造では、タンクカバー部に設けられた注水口が樋内に
配置されているため、過誤によりウォッシャタンクの注
水口から洗浄液を溢出させた場合においても、この洗浄
液は樋に案内されて樋の端部または排水口から排出さ
れ、電装品等の被液が防止される。
構造では、タンクカバー部に設けられた注水口が樋内に
配置されているため、過誤によりウォッシャタンクの注
水口から洗浄液を溢出させた場合においても、この洗浄
液は樋に案内されて樋の端部または排水口から排出さ
れ、電装品等の被液が防止される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
エンジンルームの被水防止構造が適用された車両10に
ついて、図1乃至図5に基づいて説明する。
エンジンルームの被水防止構造が適用された車両10に
ついて、図1乃至図5に基づいて説明する。
【0023】なお、図1乃至図5において、矢印UP、
矢印LO、矢印FR、矢印RE、矢印RI、及び矢印L
Eが示されている場合は、それぞれ乗員から見た車両1
0の上方向、下方向、前方向、後方向、右方向、及び左
方向を示すものとし、以下単に上下前後右左を示す場合
は上記各矢印方向に対応している。
矢印LO、矢印FR、矢印RE、矢印RI、及び矢印L
Eが示されている場合は、それぞれ乗員から見た車両1
0の上方向、下方向、前方向、後方向、右方向、及び左
方向を示すものとし、以下単に上下前後右左を示す場合
は上記各矢印方向に対応している。
【0024】図1には、本発明の実施の形態に係るエン
ジンルームの被水防止構造が適用された車両10のフロ
ントウインドガラス12からエンジンルーム14後端に
かけての部分が斜視図にて示されている。また、図2に
は、車両12の上記部分が分解斜視図にて示されてい
る。
ジンルームの被水防止構造が適用された車両10のフロ
ントウインドガラス12からエンジンルーム14後端に
かけての部分が斜視図にて示されている。また、図2に
は、車両12の上記部分が分解斜視図にて示されてい
る。
【0025】図1及び図2に示される如く、車両10の
フロントウインドガラス12の前方にはエンジンルーム
14が設けられ、図示しないエンジン、トランスミッシ
ョン、及び電装品等の補機類が収容されている。このエ
ンジンルーム14の上方は、上記のエンジンやトランス
ミッション、電装品等の補機類の組付やメンテナンスの
ため大きく開口されている。
フロントウインドガラス12の前方にはエンジンルーム
14が設けられ、図示しないエンジン、トランスミッシ
ョン、及び電装品等の補機類が収容されている。このエ
ンジンルーム14の上方は、上記のエンジンやトランス
ミッション、電装品等の補機類の組付やメンテナンスの
ため大きく開口されている。
【0026】また、図2に示される如く、エンジンルー
ム14後端でその幅方向中央より若干右寄りの位置に
は、ブラケット16が前方へ向けて延出されている。こ
のブラケット16より右側のエンジンルーム14後端部
内の部分にはワイパ取付部18が設けられ、このワイパ
取付部18の左端部からエンジンルーム14の左端にか
けては、カウル部20が設けられている。
ム14後端でその幅方向中央より若干右寄りの位置に
は、ブラケット16が前方へ向けて延出されている。こ
のブラケット16より右側のエンジンルーム14後端部
内の部分にはワイパ取付部18が設けられ、このワイパ
取付部18の左端部からエンジンルーム14の左端にか
けては、カウル部20が設けられている。
【0027】ワイパ取付部18では、エンジンルーム1
4の後端及び右端に沿った略L字平板状の取付片20が
エンジンルーム14の内側へ向けて延出され、この取付
片20の右端近傍及びブラケット16近傍に複数(本実
施の形態では計3箇所)の取付用ねじ孔22が設けられ
ている。また、ブラケット16の先端部には、取付用ね
じ孔24が設けられている。これらの取付用ねじ孔2
2、24は後述するワイパ装置40及びウォッシャ装置
60取付用とされている。
4の後端及び右端に沿った略L字平板状の取付片20が
エンジンルーム14の内側へ向けて延出され、この取付
片20の右端近傍及びブラケット16近傍に複数(本実
施の形態では計3箇所)の取付用ねじ孔22が設けられ
ている。また、ブラケット16の先端部には、取付用ね
じ孔24が設けられている。これらの取付用ねじ孔2
2、24は後述するワイパ装置40及びウォッシャ装置
60取付用とされている。
【0028】一方、カウル部20では、エンジンルーム
14と乗員席を隔てる隔壁26に空気孔28が設けら
れ、この空気口28は図示しないエアコンディショナや
換気口に連通されている。また、空気口28下方の隔壁
26には、カウル部20の幅方向略全長に亘るカウルア
ウタパネル30がエンジンルーム14側へ向けて設けら
れている。カウルアウタパネル30は、隔壁26を背面
部とした上部開口の略矩形容器状に形成され、ボルト3
2にてカウル部20に固定されている。さらに、カウル
アウタパネル30の左右両端部には、それぞれ2箇所の
取付用ねじ孔34が設けられた取付座36、38が設け
られ、後述するカウルトップパネル120取付用とされ
ている。
14と乗員席を隔てる隔壁26に空気孔28が設けら
れ、この空気口28は図示しないエアコンディショナや
換気口に連通されている。また、空気口28下方の隔壁
26には、カウル部20の幅方向略全長に亘るカウルア
ウタパネル30がエンジンルーム14側へ向けて設けら
れている。カウルアウタパネル30は、隔壁26を背面
部とした上部開口の略矩形容器状に形成され、ボルト3
2にてカウル部20に固定されている。さらに、カウル
アウタパネル30の左右両端部には、それぞれ2箇所の
取付用ねじ孔34が設けられた取付座36、38が設け
られ、後述するカウルトップパネル120取付用とされ
ている。
【0029】この車両10のワイパ取付部18には、フ
ロントウインドガラス12に付着した雨水や汚れを払拭
するためのワイパ装置40、及びフロントウインドガラ
ス12へ洗浄液を噴射するためのウォッシャ装置60が
配置されている。
ロントウインドガラス12に付着した雨水や汚れを払拭
するためのワイパ装置40、及びフロントウインドガラ
ス12へ洗浄液を噴射するためのウォッシャ装置60が
配置されている。
【0030】図2に示される如く、ワイパ装置40はベ
ースプレート42を備えており、このベースプレート4
2上にはワイパモータ44が固定載置されている。ワイ
パモータ44の出力軸はベースプレート42の下側へ貫
通されており、ベースプレート42の下側に配置された
ワイパリンク46と連結されている。ワイパリンク46
は左右一対のピボット48に連結され、各ピボット48
はワイパリンク46を介して伝達されるワイパモータ4
4の駆動力により自軸廻りに回動可能に支持された状態
でベースプレート42の上側に突出されている。このピ
ボット48には後述するワイパアーム50が接続される
ようになっている。また、ベースプレート42には、ワ
イパ取付部18の取付用ねじ孔22に対応した3箇所に
取付孔52が設けられると共に、ウォッシャ装置60取
付用の複数(本実施の形態では2箇所)の透孔54が設
けられている。
ースプレート42を備えており、このベースプレート4
2上にはワイパモータ44が固定載置されている。ワイ
パモータ44の出力軸はベースプレート42の下側へ貫
通されており、ベースプレート42の下側に配置された
ワイパリンク46と連結されている。ワイパリンク46
は左右一対のピボット48に連結され、各ピボット48
はワイパリンク46を介して伝達されるワイパモータ4
4の駆動力により自軸廻りに回動可能に支持された状態
でベースプレート42の上側に突出されている。このピ
ボット48には後述するワイパアーム50が接続される
ようになっている。また、ベースプレート42には、ワ
イパ取付部18の取付用ねじ孔22に対応した3箇所に
取付孔52が設けられると共に、ウォッシャ装置60取
付用の複数(本実施の形態では2箇所)の透孔54が設
けられている。
【0031】このワイパ装置40の上部には、ウォッシ
ャ装置60が取り付けられている。図3にも示される如
く、ウォッシャ装置60は、被覆部材としてのトップパ
ネル62を備えている。このトップパネル62は、車両
10のフロントウインドガラス12下端部から連続して
エンジンルーム18後端部を被覆するガーニッシュ64
と、ガーニッシュ64前方下部に配置された略矩形状の
タンクカバー部66とが一体に形成されている。また、
トップパネル62は、後述するカウルトップパネル12
0などの他のトップパネル部分と同色および同様の質感
となるよう着色不透明の樹脂材より成り、外観上の見栄
えが向上されている。このタンクカバー部66の下端部
には、タンクカバー部66の下縁部に対応して形成され
たタンク本体部68が溶着線Wにおいて溶着されおり、
このタンクカバー部66とタンク本体部68とが洗浄液
を貯蔵するウォッシャタンク70を構成している。な
お、タンク本体部68は透明または半透明(着色の有無
は問わない)の樹脂材より成り、ウォッシャタンク70
内の残液量(少なくとも所定量以下の残液量)を外部
(ウォッシャタンク70の周囲)から目視にて確認可能
とされている。
ャ装置60が取り付けられている。図3にも示される如
く、ウォッシャ装置60は、被覆部材としてのトップパ
ネル62を備えている。このトップパネル62は、車両
10のフロントウインドガラス12下端部から連続して
エンジンルーム18後端部を被覆するガーニッシュ64
と、ガーニッシュ64前方下部に配置された略矩形状の
タンクカバー部66とが一体に形成されている。また、
トップパネル62は、後述するカウルトップパネル12
0などの他のトップパネル部分と同色および同様の質感
となるよう着色不透明の樹脂材より成り、外観上の見栄
えが向上されている。このタンクカバー部66の下端部
には、タンクカバー部66の下縁部に対応して形成され
たタンク本体部68が溶着線Wにおいて溶着されおり、
このタンクカバー部66とタンク本体部68とが洗浄液
を貯蔵するウォッシャタンク70を構成している。な
お、タンク本体部68は透明または半透明(着色の有無
は問わない)の樹脂材より成り、ウォッシャタンク70
内の残液量(少なくとも所定量以下の残液量)を外部
(ウォッシャタンク70の周囲)から目視にて確認可能
とされている。
【0032】図4にも示される如く、ガーニッシュ64
には前方が低くされた段部72が設けられると共に、こ
の段部72の前方の左端近傍には上方に向けて開口され
たウォッシャタンク70の柱水口74が設けられてお
り、この注水口74には洗浄液の溢出防止用のキャップ
76が着脱可能に嵌合されている。
には前方が低くされた段部72が設けられると共に、こ
の段部72の前方の左端近傍には上方に向けて開口され
たウォッシャタンク70の柱水口74が設けられてお
り、この注水口74には洗浄液の溢出防止用のキャップ
76が着脱可能に嵌合されている。
【0033】また、ガーニッシュ64には、注水口74
より前方にその幅方向の略全長に亘って第1立壁78が
立設されると共に、第1立壁78の略全長に亘ってこれ
と対峙する第2立壁80が段部72に沿って立設されて
いる。これにより、第1立壁76と第2立壁80(段部
72)との間のガーニッシュ64の前端部には樋82が
形成され、この樋82内にウォッシャタンク70の注水
口74が配置される構成である。この樋82の右端部で
その下方に電装品等の補機類が配置されない部分の底面
には、ガーニッシュ64を貫通した排水口84が形成さ
れている。また、樋82はガーニッシュ64の左端部
(注水口74設置部)から右端部(排水口84設置側)
へ向けて下り勾配が設けられている。
より前方にその幅方向の略全長に亘って第1立壁78が
立設されると共に、第1立壁78の略全長に亘ってこれ
と対峙する第2立壁80が段部72に沿って立設されて
いる。これにより、第1立壁76と第2立壁80(段部
72)との間のガーニッシュ64の前端部には樋82が
形成され、この樋82内にウォッシャタンク70の注水
口74が配置される構成である。この樋82の右端部で
その下方に電装品等の補機類が配置されない部分の底面
には、ガーニッシュ64を貫通した排水口84が形成さ
れている。また、樋82はガーニッシュ64の左端部
(注水口74設置部)から右端部(排水口84設置側)
へ向けて下り勾配が設けられている。
【0034】さらに、ガーニッシュ64の段部72より
後方(フロントウインドガラス12側)で左端近傍の上
面には、ウォッシャノズル86が固定配置されている。
このウォッシャノズル86には、上端部に3つの噴射口
88が設けられており、各噴射口88はフロントウイン
ドガラス12の右下側、中央上側、左下側へ向けてそれ
ぞれ洗浄液を噴射可能とされている。
後方(フロントウインドガラス12側)で左端近傍の上
面には、ウォッシャノズル86が固定配置されている。
このウォッシャノズル86には、上端部に3つの噴射口
88が設けられており、各噴射口88はフロントウイン
ドガラス12の右下側、中央上側、左下側へ向けてそれ
ぞれ洗浄液を噴射可能とされている。
【0035】また、ウォッシャタンク70の底部70A
はその左右方向中央部から若干左方にオフセットした部
分が最低部70Bとされ、この最低部70Bの後端近傍
には更に下方に延出されたポンプ接続部90が設けられ
ている。ウォッシャタンク70のポンプ接続部90上方
から後端(エンジンルーム18とは反対側)にかけての
背面には凹部76が設けられており、この凹部76には
ウォッシャポンプ92が配置されている。
はその左右方向中央部から若干左方にオフセットした部
分が最低部70Bとされ、この最低部70Bの後端近傍
には更に下方に延出されたポンプ接続部90が設けられ
ている。ウォッシャタンク70のポンプ接続部90上方
から後端(エンジンルーム18とは反対側)にかけての
背面には凹部76が設けられており、この凹部76には
ウォッシャポンプ92が配置されている。
【0036】このウォッシャポンプ92は、その下端部
に前方へ向けて設けられた吸込口94がウォッシャタン
ク70のポンプ接続部90に接続され、ウォッシャタン
ク70内の洗浄液を吸込み可能とされている。さらに、
ウォッシャポンプ92の下端部後方から左方へ向けて設
けられた吐出口96は可撓性の配管ホース98の一端部
に接続され、この配管ホース98の他端部が上記のウォ
ッシャノズル86に接続されている。これにより、ウォ
ッシャ装置60では、ウォッシャポンプ92が作動され
ると、ウォッシャタンク70内の洗浄液がウォッシャノ
ズル86の噴射口88から噴射されるようになってい
る。
に前方へ向けて設けられた吸込口94がウォッシャタン
ク70のポンプ接続部90に接続され、ウォッシャタン
ク70内の洗浄液を吸込み可能とされている。さらに、
ウォッシャポンプ92の下端部後方から左方へ向けて設
けられた吐出口96は可撓性の配管ホース98の一端部
に接続され、この配管ホース98の他端部が上記のウォ
ッシャノズル86に接続されている。これにより、ウォ
ッシャ装置60では、ウォッシャポンプ92が作動され
ると、ウォッシャタンク70内の洗浄液がウォッシャノ
ズル86の噴射口88から噴射されるようになってい
る。
【0037】このウォッシャ装置60では、ウォッシャ
タンク70の左側面前方に取付ピース100が設けら
れ、この取付ピース100の先端部には透孔102が形
成されている。また、図3(A)、図3(B)、図3
(C)にも示される如く、ウォッシャタンク70のガー
ニッシュ64下方にはワイパ装置40のベースプレート
42に設けられた透孔54に対応する2個の取付ピース
104が設けられており、各取付ピース104の先端部
にはナット106が回り止めされた状態で設けられてい
る。これにより、ウォッシャ装置60とワイパ装置40
とは、頭部がワイパ装置40のベースプレート42の透
孔54廻りに係合すると共に本体部が透孔54を貫通し
た図示しないボルトがウォッシャタンク70の取付ピー
ス104のナット106に螺合されることで一体に組付
けられている。
タンク70の左側面前方に取付ピース100が設けら
れ、この取付ピース100の先端部には透孔102が形
成されている。また、図3(A)、図3(B)、図3
(C)にも示される如く、ウォッシャタンク70のガー
ニッシュ64下方にはワイパ装置40のベースプレート
42に設けられた透孔54に対応する2個の取付ピース
104が設けられており、各取付ピース104の先端部
にはナット106が回り止めされた状態で設けられてい
る。これにより、ウォッシャ装置60とワイパ装置40
とは、頭部がワイパ装置40のベースプレート42の透
孔54廻りに係合すると共に本体部が透孔54を貫通し
た図示しないボルトがウォッシャタンク70の取付ピー
ス104のナット106に螺合されることで一体に組付
けられている。
【0038】ウォッシャ装置60とワイパ装置40とが
組付けられた状態では、ワイパ装置40の各ピボット4
8は、ウォッシャ装置60のガーニッシュ64に設けら
れたピボット孔108をそれぞれ貫通してガーニッシュ
64上に突出している。この状態の各ピボット48には
それぞれワイパアーム50が接続されており、各ワイパ
アーム50の先端にはそれぞれワイパブレード56が接
続されている。このように、ウォッシャ装置60とワイ
パ装置40とは車両10への組付前に一体にモジュール
化される構成である。
組付けられた状態では、ワイパ装置40の各ピボット4
8は、ウォッシャ装置60のガーニッシュ64に設けら
れたピボット孔108をそれぞれ貫通してガーニッシュ
64上に突出している。この状態の各ピボット48には
それぞれワイパアーム50が接続されており、各ワイパ
アーム50の先端にはそれぞれワイパブレード56が接
続されている。このように、ウォッシャ装置60とワイ
パ装置40とは車両10への組付前に一体にモジュール
化される構成である。
【0039】また、ウォッシャ装置60のガーニッシュ
64には、ベースプレート42の3箇所の取付孔52に
対応する位置にそれぞれ透孔110が形成されており、
ボルト及び工具の挿入用とされ図示しないキャップなど
の目隠しが嵌められる。この透孔110から挿入された
図示しないボルトは、その頭部がベースプレート42の
取付孔52廻りに係合されると共に本体部が取付孔52
を貫通された状態で車両12の取付片20に設けられた
各取付用ねじ孔22に螺合されている。また、ウォッシ
ャタンク70の取付ピース100の透孔102にも図示
しないボルトが挿入され、このボルトはその頭部が透孔
102廻りに係合係合されると共に本体部が透孔102
を貫通された状態でブラケット16先端の取付用ねじ孔
24に螺合されている。これらにより、ワイパ装置40
及びウォッシャ装置60が車両10に取り付けられてい
る。
64には、ベースプレート42の3箇所の取付孔52に
対応する位置にそれぞれ透孔110が形成されており、
ボルト及び工具の挿入用とされ図示しないキャップなど
の目隠しが嵌められる。この透孔110から挿入された
図示しないボルトは、その頭部がベースプレート42の
取付孔52廻りに係合されると共に本体部が取付孔52
を貫通された状態で車両12の取付片20に設けられた
各取付用ねじ孔22に螺合されている。また、ウォッシ
ャタンク70の取付ピース100の透孔102にも図示
しないボルトが挿入され、このボルトはその頭部が透孔
102廻りに係合係合されると共に本体部が透孔102
を貫通された状態でブラケット16先端の取付用ねじ孔
24に螺合されている。これらにより、ワイパ装置40
及びウォッシャ装置60が車両10に取り付けられてい
る。
【0040】このウォッシャ装置60とワイパ装置40
とは、図示しない制御装置により連動されており、ウォ
ッシャ装置60が乗員により作動されるとワイパ装置4
0が作動されるが、ワイパ装置40が乗員により作動さ
れてもウォッシャ装置60は作動されないようになって
いる。
とは、図示しない制御装置により連動されており、ウォ
ッシャ装置60が乗員により作動されるとワイパ装置4
0が作動されるが、ワイパ装置40が乗員により作動さ
れてもウォッシャ装置60は作動されないようになって
いる。
【0041】一方、カウル部20には、被覆部材として
のカウルトップパネル120が取り付けられている。図
1及び図5に示される如く、このカウルトップパネル1
20は、フロントウインドガラス12下端部から連続し
てブラケット16上部及びカウルアウタパネル30の上
部を被覆可能に形成されると共に、カウルアウタパネル
30の前端面に対応した段部122を有している。ま
た、カウルトップパネル120の左右両端部にはカウル
部20の取付座36、38の取付用ねじ孔34に対応し
て透孔124が設けられており、この透孔124回りに
頭部が係合されると共に本体部が透孔124を貫通した
図示しないボルトが各取付用ねじ孔34に螺合されるこ
とで、カウルトップパネル120がカウル部20に固定
されている。
のカウルトップパネル120が取り付けられている。図
1及び図5に示される如く、このカウルトップパネル1
20は、フロントウインドガラス12下端部から連続し
てブラケット16上部及びカウルアウタパネル30の上
部を被覆可能に形成されると共に、カウルアウタパネル
30の前端面に対応した段部122を有している。ま
た、カウルトップパネル120の左右両端部にはカウル
部20の取付座36、38の取付用ねじ孔34に対応し
て透孔124が設けられており、この透孔124回りに
頭部が係合されると共に本体部が透孔124を貫通した
図示しないボルトが各取付用ねじ孔34に螺合されるこ
とで、カウルトップパネル120がカウル部20に固定
されている。
【0042】カウルトップパネル120が取り付けられ
たカウル部20には、車両10の隔壁26、カウルアウ
タパネル30、及びカウルトップパネル120により形
成された中空のカウルボックス(空気取入ダクト)12
6が形成されている。また、カウルトップパネル120
の適宜位置には、空気取入用の開口部128が設けられ
ており、この開口部128はカウルボックス126への
ごみ等の侵入を防止するためメッシュ状に形成されてい
る(図1、図2参照)。これにより、開口部128から
取り入れた空気がカウルボックス126、空気口28を
通ってエアコンディショナや換気装置に供給される構成
である。
たカウル部20には、車両10の隔壁26、カウルアウ
タパネル30、及びカウルトップパネル120により形
成された中空のカウルボックス(空気取入ダクト)12
6が形成されている。また、カウルトップパネル120
の適宜位置には、空気取入用の開口部128が設けられ
ており、この開口部128はカウルボックス126への
ごみ等の侵入を防止するためメッシュ状に形成されてい
る(図1、図2参照)。これにより、開口部128から
取り入れた空気がカウルボックス126、空気口28を
通ってエアコンディショナや換気装置に供給される構成
である。
【0043】また、カウルトップパネル120は、段部
122下端部からエンジンルーム14側へ向けて延長さ
れており、その前端部には幅方向の略全長に亘って第1
立壁130が形成されると共に、第1立壁130の略全
長に亘ってこれと対峙する第2立壁132が段部122
に沿って形成されている。これにより、第1立壁130
と第2立壁132(段部122)との間のカウルトップ
パネル120の前端部には樋134が形成される構成で
ある。なお、カウルトップパネル120の右端部はウォ
ッシャ装置60のガーニッシュ64(トップパネル6
2)左端部の形状に対応してこれらが連続感を有して隣
接するように形成されており、樋134の右端部もウォ
ッシャ装置60の樋82の左端部に対応されている。こ
れにより、樋82と樋134とは連続した一つの樋とな
っている(図1参照)。この樋134の左端部でその下
方に電装品等が配置されていない部分の底面には、カウ
ルトップパネル120を貫通した排水口136が形成さ
れている。また、樋134はカウルトップパネル120
の右端部(樋82側)から左端部(排水口136設置
側)へ向けて下り勾配が設けられている。
122下端部からエンジンルーム14側へ向けて延長さ
れており、その前端部には幅方向の略全長に亘って第1
立壁130が形成されると共に、第1立壁130の略全
長に亘ってこれと対峙する第2立壁132が段部122
に沿って形成されている。これにより、第1立壁130
と第2立壁132(段部122)との間のカウルトップ
パネル120の前端部には樋134が形成される構成で
ある。なお、カウルトップパネル120の右端部はウォ
ッシャ装置60のガーニッシュ64(トップパネル6
2)左端部の形状に対応してこれらが連続感を有して隣
接するように形成されており、樋134の右端部もウォ
ッシャ装置60の樋82の左端部に対応されている。こ
れにより、樋82と樋134とは連続した一つの樋とな
っている(図1参照)。この樋134の左端部でその下
方に電装品等が配置されていない部分の底面には、カウ
ルトップパネル120を貫通した排水口136が形成さ
れている。また、樋134はカウルトップパネル120
の右端部(樋82側)から左端部(排水口136設置
側)へ向けて下り勾配が設けられている。
【0044】この車両10のエンジンルーム14には、
エンジンフード140が設けられている(図2では図示
を省略している)。エンジンフード140は、エンジン
ルーム14上方の開口形状に対応して形成され、エンジ
ンルーム14後端部の両側において図示しないヒンジ機
構により開閉可能に取り付けられている。また、エンジ
ンフード140の閉止状態では、エンジンフード140
の面に沿って後端部が略弓状に凹とされており、ワイパ
アーム50(ワイパブレード56)、ウォッシャノズル
86、開口部128等が外部へ露出される。
エンジンフード140が設けられている(図2では図示
を省略している)。エンジンフード140は、エンジン
ルーム14上方の開口形状に対応して形成され、エンジ
ンルーム14後端部の両側において図示しないヒンジ機
構により開閉可能に取り付けられている。また、エンジ
ンフード140の閉止状態では、エンジンフード140
の面に沿って後端部が略弓状に凹とされており、ワイパ
アーム50(ワイパブレード56)、ウォッシャノズル
86、開口部128等が外部へ露出される。
【0045】このエンジンフード140後端部近傍の下
面には、その幅方向略全長に亘って長手突出部142が
下方(閉止状態における下方)に向けて延出されてい
る。この長手突出部142は、断面が矩形状に形成され
ており、エンジンフード140の閉止状態では樋82及
び樋134内に配置される構成である。なお、この状態
では、エンジンフード140はその荷重(自重等)を車
両10の左右のフェンダ部144にて支持され、長手突
出部142は各樋82、134を構成する第1立壁7
8、130、第2立壁80(段部72)、132(段部
122)及びガーニッシュ64上面、カウルトップパネ
ル120上面には接触しないように各部の寸法が決めら
れている。
面には、その幅方向略全長に亘って長手突出部142が
下方(閉止状態における下方)に向けて延出されてい
る。この長手突出部142は、断面が矩形状に形成され
ており、エンジンフード140の閉止状態では樋82及
び樋134内に配置される構成である。なお、この状態
では、エンジンフード140はその荷重(自重等)を車
両10の左右のフェンダ部144にて支持され、長手突
出部142は各樋82、134を構成する第1立壁7
8、130、第2立壁80(段部72)、132(段部
122)及びガーニッシュ64上面、カウルトップパネ
ル120上面には接触しないように各部の寸法が決めら
れている。
【0046】これにより、図4及び図5に示される如
く、エンジンルーム14の後端上部には、ウォッシャ装
置60の樋82、カウル部20の樋134、及びエンジ
ンフード140の長手突出部142によって、フロント
ウインドガラス12側からの水等の侵入方向に対して迷
路構造が形成されている。
く、エンジンルーム14の後端上部には、ウォッシャ装
置60の樋82、カウル部20の樋134、及びエンジ
ンフード140の長手突出部142によって、フロント
ウインドガラス12側からの水等の侵入方向に対して迷
路構造が形成されている。
【0047】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。
る。
【0048】上記実施の形態に係るエンジンルームの被
水防止構造が適用された車両10では、ウォッシャ装置
60が乗員により作動されると、制御手段によりワイパ
装置40も作動される。すなわち、ウォッシャポンプ9
2が作動されると、ウォッシャタンク70内の洗浄液が
配管ホース98を通ってウォッシャノズル86の噴射口
88からフロントウインドガラス12の右下側、中央上
側、左下側へ向けてそれぞれ噴射される。フロントウイ
ンドガラス12に洗浄液が噴射されると、ワイパ装置4
0のワイパモータ44が作動され、このワイパモータ4
4の駆動力がワイパリンク46、ピボット48を介して
ワイパアーム50を揺動させる。このワイパアーム50
の揺動により、ワイパブレード56がフロントウインド
ガラス12の表面に沿って摺動され、このワイパブレー
ド56が洗浄液と共にフロントウインドガラス12に付
着した汚れを払拭する。
水防止構造が適用された車両10では、ウォッシャ装置
60が乗員により作動されると、制御手段によりワイパ
装置40も作動される。すなわち、ウォッシャポンプ9
2が作動されると、ウォッシャタンク70内の洗浄液が
配管ホース98を通ってウォッシャノズル86の噴射口
88からフロントウインドガラス12の右下側、中央上
側、左下側へ向けてそれぞれ噴射される。フロントウイ
ンドガラス12に洗浄液が噴射されると、ワイパ装置4
0のワイパモータ44が作動され、このワイパモータ4
4の駆動力がワイパリンク46、ピボット48を介して
ワイパアーム50を揺動させる。このワイパアーム50
の揺動により、ワイパブレード56がフロントウインド
ガラス12の表面に沿って摺動され、このワイパブレー
ド56が洗浄液と共にフロントウインドガラス12に付
着した汚れを払拭する。
【0049】一方、カウル部20では、カウルトップパ
ネル12の開口部128、カウルボックス126、空気
孔28を通った空気がエアコンディショナや換気装置等
へ供給される。
ネル12の開口部128、カウルボックス126、空気
孔28を通った空気がエアコンディショナや換気装置等
へ供給される。
【0050】ここで、エンジンルーム14の後端上部に
は、ウォッシャ装置60の樋82、カウル部20の樋1
34、及びエンジンフード140の長手突出部142に
よって、フロントウインドガラス12側からの水等の侵
入方向に対して迷路構造が形成されているため、例え
ば、雨天の際や洗車の際にエンジンフード140と被覆
部材としてのガーニッシュ64及びカウルトップパネル
120との間からエンジンルーム14内への水の侵入が
防止され、エンジンルーム14内の電装品等が被水され
ることがない。
は、ウォッシャ装置60の樋82、カウル部20の樋1
34、及びエンジンフード140の長手突出部142に
よって、フロントウインドガラス12側からの水等の侵
入方向に対して迷路構造が形成されているため、例え
ば、雨天の際や洗車の際にエンジンフード140と被覆
部材としてのガーニッシュ64及びカウルトップパネル
120との間からエンジンルーム14内への水の侵入が
防止され、エンジンルーム14内の電装品等が被水され
ることがない。
【0051】このため、従来の如くエンジンフード14
とカウルトップパネル120等の被覆部材との間にウェ
ザーストリップ等のシール部材を設ける必要がなく、す
なわち、ガーニッシュ64及びカウルトップパネル12
0にシール部材を押圧するための押圧力等の荷重が作用
することがなく、ガーニッシュ64及びカウルトップパ
ネル120を薄肉化できて低コストとなる。
とカウルトップパネル120等の被覆部材との間にウェ
ザーストリップ等のシール部材を設ける必要がなく、す
なわち、ガーニッシュ64及びカウルトップパネル12
0にシール部材を押圧するための押圧力等の荷重が作用
することがなく、ガーニッシュ64及びカウルトップパ
ネル120を薄肉化できて低コストとなる。
【0052】また、上記構成にはウェザーストリップの
如き経年劣化する部材(例えば、ゴム等)を用いないた
め、エンジンフード140とガーニッシュ64及びカウ
ルトップパネル120との間からエンジンルーム14内
への水の侵入が防止された状態が、車両10の使用期間
に拘わらず常に維持される。
如き経年劣化する部材(例えば、ゴム等)を用いないた
め、エンジンフード140とガーニッシュ64及びカウ
ルトップパネル120との間からエンジンルーム14内
への水の侵入が防止された状態が、車両10の使用期間
に拘わらず常に維持される。
【0053】なお、第2立壁80、132(段部72、
122)を備えない構成においても迷路構造を構成する
ことができるが、第2立壁80、132を備えることで
樋82、134が形成され、侵入した水を確実に所定位
置へ案内及び排出でき、かつ迷路構造を複雑化できる点
で上記実施の形態の構成が好適である。
122)を備えない構成においても迷路構造を構成する
ことができるが、第2立壁80、132を備えることで
樋82、134が形成され、侵入した水を確実に所定位
置へ案内及び排出でき、かつ迷路構造を複雑化できる点
で上記実施の形態の構成が好適である。
【0054】一方、上記の迷路構造により堰き止められ
た水は、樋82、134により車両10の幅方向端部へ
案内され、これらの樋82、134のそれぞれ端部に設
けられた排水口84、136から排出される。この排水
口84、136の下方には電装品等が配置されていない
ため、エンジンルーム14内の電装品等の被水が確実に
防止される。特に、樋82、134には車両10の幅方
向端部へ向けてそれぞれ下り勾配が設けられているた
め、樋82、124内に侵入した水が樋82、134内
に滞留することなく確実に排出される。なお、例えば、
各排水口84、136の下部に排水ホース等を接続して
水をエンジンルーム14の下部(車両10のその他部分
の下部を含む)まで案内する構成とすれば、エンジンル
ーム14内の電装品等の被水が一層確実に防止されると
共に、排水口84、136の下方にも電装品等を配置で
きエンジンルーム14内のスペースの有効利用が図られ
る。
た水は、樋82、134により車両10の幅方向端部へ
案内され、これらの樋82、134のそれぞれ端部に設
けられた排水口84、136から排出される。この排水
口84、136の下方には電装品等が配置されていない
ため、エンジンルーム14内の電装品等の被水が確実に
防止される。特に、樋82、134には車両10の幅方
向端部へ向けてそれぞれ下り勾配が設けられているた
め、樋82、124内に侵入した水が樋82、134内
に滞留することなく確実に排出される。なお、例えば、
各排水口84、136の下部に排水ホース等を接続して
水をエンジンルーム14の下部(車両10のその他部分
の下部を含む)まで案内する構成とすれば、エンジンル
ーム14内の電装品等の被水が一層確実に防止されると
共に、排水口84、136の下方にも電装品等を配置で
きエンジンルーム14内のスペースの有効利用が図られ
る。
【0055】また、ウォッシャ装置60では、被覆部材
としてのガーニッシュ64とウォッシャタンク70のタ
ンクカバー部66とが一体のトップパネル62として形
成されモジュール化が図られているため、トップパネル
62にはウォッシャタンク70(内部の洗浄液を含む)
の質量が荷重として作用するが、上記の如くトップパネ
ル62(ガーニッシュ64)にはシール部材の押圧力が
作用しないため、トップパネル62は、ウォッシャタン
ク70の質量を支持可能な機械的強度を有すれば足り、
過度の厚肉化が抑制されて低コスト化が図られる。
としてのガーニッシュ64とウォッシャタンク70のタ
ンクカバー部66とが一体のトップパネル62として形
成されモジュール化が図られているため、トップパネル
62にはウォッシャタンク70(内部の洗浄液を含む)
の質量が荷重として作用するが、上記の如くトップパネ
ル62(ガーニッシュ64)にはシール部材の押圧力が
作用しないため、トップパネル62は、ウォッシャタン
ク70の質量を支持可能な機械的強度を有すれば足り、
過度の厚肉化が抑制されて低コスト化が図られる。
【0056】さらに、タンクカバー部66(ウォッシャ
タンク70)に設けられた注水口74が樋82内に配置
されているため、過誤によりウォッシャタンク70の注
水口74から洗浄液を溢出させた場合においても、この
洗浄液は樋82または樋134に案内されて排水口84
または136から排出され、上記過誤による電装品等へ
の被液が防止される。
タンク70)に設けられた注水口74が樋82内に配置
されているため、過誤によりウォッシャタンク70の注
水口74から洗浄液を溢出させた場合においても、この
洗浄液は樋82または樋134に案内されて排水口84
または136から排出され、上記過誤による電装品等へ
の被液が防止される。
【0057】このように、本実施の形態に係るエンジン
ルームの被水防止構造では、エンジンフード140と被
覆部材としてのウォッシャ装置60のガーニッシュ64
及びカウル部20のカウルトップパネル120との間に
荷重を作用させることなくエンジンルーム14への水の
侵入を防止でき、被覆部材の薄肉化が図られて(過度の
厚肉化が抑制されて)低コストとなる。
ルームの被水防止構造では、エンジンフード140と被
覆部材としてのウォッシャ装置60のガーニッシュ64
及びカウル部20のカウルトップパネル120との間に
荷重を作用させることなくエンジンルーム14への水の
侵入を防止でき、被覆部材の薄肉化が図られて(過度の
厚肉化が抑制されて)低コストとなる。
【0058】なお、上記の実施の形態では、被覆部材と
してのウォッシャ装置60のガーニッシュ64及びカウ
ル部20のカウルトップパネル120が別部材である構
成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、カウ
ル部20がエンジンルーム14の幅方向略全長に亘って
設けられ、このカウル部20を1つのカウルトップパネ
ル120で被覆する構成としても良い。この場合、ウォ
ッシャ装置60及びワイパ装置40(カウルトップパネ
ル120とモジュール化されているか否かを問わない)
がカウルボックス126内に配置されても良い。
してのウォッシャ装置60のガーニッシュ64及びカウ
ル部20のカウルトップパネル120が別部材である構
成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、カウ
ル部20がエンジンルーム14の幅方向略全長に亘って
設けられ、このカウル部20を1つのカウルトップパネ
ル120で被覆する構成としても良い。この場合、ウォ
ッシャ装置60及びワイパ装置40(カウルトップパネ
ル120とモジュール化されているか否かを問わない)
がカウルボックス126内に配置されても良い。
【0059】また、上記の実施の形態では、車両10
は、樋82、樋134及び長手突出部142によりエン
ジンルーム14の幅方向の略全長に亘ってウェザースト
リップが不要なエンジンルームの被水防止構造を備えた
好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、車
両10がエンジンルームの幅方向の一部にエンジンルー
ムの被水防止構造を備えた構成としても良い。したがっ
て、例えば、カウル部20及びウォッシャ装置60の何
れか一方にのみ樋82または樋134を設け、長手突出
部142をこれに対応させた構成としても良い。
は、樋82、樋134及び長手突出部142によりエン
ジンルーム14の幅方向の略全長に亘ってウェザースト
リップが不要なエンジンルームの被水防止構造を備えた
好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、車
両10がエンジンルームの幅方向の一部にエンジンルー
ムの被水防止構造を備えた構成としても良い。したがっ
て、例えば、カウル部20及びウォッシャ装置60の何
れか一方にのみ樋82または樋134を設け、長手突出
部142をこれに対応させた構成としても良い。
【0060】さらに、上記の実施の形態では、第2立壁
80、132が段部72、122に沿って立設された構
成としたが、本発明はこれに限定されず、第2立壁8
0、132は段部72、122とは独立して設けられて
も良く、段部72、122を備えない構成としても良
い。
80、132が段部72、122に沿って立設された構
成としたが、本発明はこれに限定されず、第2立壁8
0、132は段部72、122とは独立して設けられて
も良く、段部72、122を備えない構成としても良
い。
【0061】さらにまた、上記の実施の形態では、被覆
部材としてのガーニッシュ64とタンクカバー部66と
が一体に形成される好ましい構成としたが、本発明はこ
れに限定されず、例えば、タンクカバー部66は、ガー
ニッシュ64に溶着されても良く、別体として独立して
車両12に支持された構成としても良い。また、タンク
カバー部66のみならず、タンク本体部68を含むウォ
ッシャタンク70がブロー成形等によりガーニッシュ6
4と一体に形成されても良いことは言うまでもない。さ
らに、タンクカバー部66は、ウォッシャタンク70の
上部の全部であることには限定されず、例えば、タンク
カバー部66の一部がガーニッシュ64と一体に形成さ
れても良いことは言うまでもない。またさらに、ワイパ
装置40のベースプレート42がガーニッシュ64及び
タンクカバー部66と共に一体に形成される構成として
も良い。
部材としてのガーニッシュ64とタンクカバー部66と
が一体に形成される好ましい構成としたが、本発明はこ
れに限定されず、例えば、タンクカバー部66は、ガー
ニッシュ64に溶着されても良く、別体として独立して
車両12に支持された構成としても良い。また、タンク
カバー部66のみならず、タンク本体部68を含むウォ
ッシャタンク70がブロー成形等によりガーニッシュ6
4と一体に形成されても良いことは言うまでもない。さ
らに、タンクカバー部66は、ウォッシャタンク70の
上部の全部であることには限定されず、例えば、タンク
カバー部66の一部がガーニッシュ64と一体に形成さ
れても良いことは言うまでもない。またさらに、ワイパ
装置40のベースプレート42がガーニッシュ64及び
タンクカバー部66と共に一体に形成される構成として
も良い。
【0062】また、上記の実施の形態では、ウォッシャ
装置60及びワイパ装置40が車両12の右側に配置さ
れると共にカウル部20が車両10の中央部から左側に
かけて配置される構成としたが、本発明はこれに限定さ
れず、例えば、車両10の左右方向中央線に対して線対
称のウォッシャ装置60及びワイパ装置40、カウル部
20を上記の実施の形態と左右逆に配置した構成として
も良い。
装置60及びワイパ装置40が車両12の右側に配置さ
れると共にカウル部20が車両10の中央部から左側に
かけて配置される構成としたが、本発明はこれに限定さ
れず、例えば、車両10の左右方向中央線に対して線対
称のウォッシャ装置60及びワイパ装置40、カウル部
20を上記の実施の形態と左右逆に配置した構成として
も良い。
【0063】さらに、上記の実施の形態では、エンジン
フード140がエンジンルーム14の後端部にヒンジ機
構にて開閉可能に支持される構成としたが、本発明はこ
れに限定されず、例えば、エンジンフード140はエン
ジンルーム14の前方に配置されたヒンジ機構により開
閉可能に支持されても良い。
フード140がエンジンルーム14の後端部にヒンジ機
構にて開閉可能に支持される構成としたが、本発明はこ
れに限定されず、例えば、エンジンフード140はエン
ジンルーム14の前方に配置されたヒンジ機構により開
閉可能に支持されても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るエンジンルームの被
水防止構造が適用された車両の一部を示す斜視図であ
る。
水防止構造が適用された車両の一部を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の実施の形態に係るエンジンルームの被
水防止構造が適用された車両の一部を示す分解斜視図で
ある。
水防止構造が適用された車両の一部を示す分解斜視図で
ある。
【図3】(A)は本発明の実施の形態に係るエンジンル
ームの被水防止構造を構成するウォッシャ装置の平面
図、(B)は上記ウォッシャ装置の正面図、(C)は上
記ウォッシャ装置の側面図である。
ームの被水防止構造を構成するウォッシャ装置の平面
図、(B)は上記ウォッシャ装置の正面図、(C)は上
記ウォッシャ装置の側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るエンジンルームの被
水防止構造のウォッシャ装置部における構成を示す断面
図である。
水防止構造のウォッシャ装置部における構成を示す断面
図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るエンジンルームの被
水防止構造のカウル部における構成を示す断面図であ
る。
水防止構造のカウル部における構成を示す断面図であ
る。
10 車両 12 フロントウインドガラス 14 エンジンルーム 64 ガーニッシュ(被覆部材) 66 タンクカバー部 70 ウォッシャタンク 74 注水口 78、130 第1立壁(迷路構造) 80、132 第2立壁 82、134 樋 84、136 排水口 120 カウルトップパネル(被覆部材) 140 エンジンフード 142 長手突出部(迷路構造)
Claims (5)
- 【請求項1】 車両のフロントウインドガラスに連続し
て設けられエンジンルーム後端上部を被覆する被覆部材
と、当該被覆部材の前端部から前記エンジンルーム前端
部までを被覆するエンジンフードとの間から前記エンジ
ンルーム内への水の侵入を防止するためのエンジンルー
ムの被水防止構造であって、 前記エンジンフード後端部から前記エンジンルーム幅方
向に沿って下方へ向けて延出された長手突出部と、 前記被覆部材上面から前記エンジンルーム幅方向に沿っ
て立設された第1立壁と、 を備え、 前記第1立壁を前記長手突出部よりも前記エンジンルー
ム側において当該長手突出部と対峙させて配置し、当該
第1立壁と当該長手突出部とによって前記被覆部材と前
記エンジンフードとの間に迷路構造を構成した、ことを
特徴とするエンジンルームの被水防止構造。 - 【請求項2】 前記被覆部材上面から前記エンジンルー
ム幅方向に沿って立設され前記長手突出部を挟んで前記
第1立壁と対峙する第2立壁を設け、当該第2立壁と当
該第1立壁とによって当該被覆部材上面に樋を形成し
た、ことを特徴とする請求項1記載のエンジンルームの
被水防止構造。 - 【請求項3】 前記樋の長手方向端部の所定位置に排水
口を設けた、ことを特徴とする請求項2記載のエンジン
ルームの被水防止構造。 - 【請求項4】 前記被覆部材は、当該被覆部材の下方に
配置されるウォッシャタンクの上部を構成するタンクカ
バー部と一体に形成された、ことを特徴とする請求項1
乃至請求項3記載のエンジンルームの被水防止構造。 - 【請求項5】 前記ウォッシャタンクの注水口を前記タ
ンクカバー部に設けると共に前記樋内に配置した、こと
を特徴とする請求項4記載のエンジンルームの被水防止
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000327584A JP2002127941A (ja) | 2000-10-26 | 2000-10-26 | エンジンルームの被水防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000327584A JP2002127941A (ja) | 2000-10-26 | 2000-10-26 | エンジンルームの被水防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002127941A true JP2002127941A (ja) | 2002-05-09 |
Family
ID=18804571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000327584A Pending JP2002127941A (ja) | 2000-10-26 | 2000-10-26 | エンジンルームの被水防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002127941A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008037153A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Mazda Motor Corp | 自動車の前部構造 |
JP2013119298A (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-17 | Kojima Press Industry Co Ltd | カウルルーバー |
CN111164785A (zh) * | 2017-09-29 | 2020-05-15 | 三洋电机株式会社 | 电源装置 |
JP2020157947A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 本田技研工業株式会社 | カウルトップ構造 |
-
2000
- 2000-10-26 JP JP2000327584A patent/JP2002127941A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008037153A (ja) * | 2006-08-02 | 2008-02-21 | Mazda Motor Corp | 自動車の前部構造 |
JP2013119298A (ja) * | 2011-12-07 | 2013-06-17 | Kojima Press Industry Co Ltd | カウルルーバー |
CN111164785A (zh) * | 2017-09-29 | 2020-05-15 | 三洋电机株式会社 | 电源装置 |
CN111164785B (zh) * | 2017-09-29 | 2022-12-06 | 三洋电机株式会社 | 电源装置 |
JP2020157947A (ja) * | 2019-03-27 | 2020-10-01 | 本田技研工業株式会社 | カウルトップ構造 |
CN111746658A (zh) * | 2019-03-27 | 2020-10-09 | 本田技研工业株式会社 | 前围上板构造 |
US11377155B2 (en) | 2019-03-27 | 2022-07-05 | Honda Motor Co., Ltd. | Cowl top structure |
CN111746658B (zh) * | 2019-03-27 | 2022-08-23 | 本田技研工业株式会社 | 前围上板构造 |
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