JP2002127780A - 車両用警報装置 - Google Patents

車両用警報装置

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JP2002127780A
JP2002127780A JP2000390744A JP2000390744A JP2002127780A JP 2002127780 A JP2002127780 A JP 2002127780A JP 2000390744 A JP2000390744 A JP 2000390744A JP 2000390744 A JP2000390744 A JP 2000390744A JP 2002127780 A JP2002127780 A JP 2002127780A
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JP
Japan
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vehicle
situation
alarm
driving
alarm device
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000390744A
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English (en)
Inventor
Masaaki Kobayashi
雅明 小林
Yasuhiko Fukazawa
保彦 深沢
Tomohiro Yano
智宏 矢野
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者にとって煩わしさを感ずることなく適
切な運転を実施できるようにする。 【解決手段】 状況検出手段1が検出した状況を特定状
況判断部3aが取り込んで、車両が現在事故を起こしや
すい特定状況にあると判断し、この特定状況において、
不揮発性メモリ5に記録されている運転者の安全確認精
度、運転集中度および操作適性度による各運転特性値に
基づいて、警報必要度判断手段7が警報を出力する必要
があるかどうかを判断し、必要があると判断したとき
に、警報出力手段9から警報を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両走行時の安
全性を一層向上するための車両用警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両走行時の安全性を一層向上するため
に、従来、住宅密集地や団地区域、スクールゾーンなど
歩行者が多い特定運転地域において、走行トルクや発進
トルクを制限するようにしたものが、車両用運転支援装
置として開示されている(特開平8−326573号公
報参照)。
【0003】この車両用運転支援装置は、GPSや地磁
気センサなどの現在位置検出手段により検出した車両の
現在位置から、目的地に至る経路を、あらかじめ記憶さ
れた道路地図情報を参照して探索し、前記した経路を周
辺地図とともにディスプレイに表示するナビゲーション
システムに組み込まれている。このナビゲーションシス
テムのデータ記憶部は、前記した住宅密集地など特に歩
行者が多い地域を特定運転地域データとして記憶してい
る。
【0004】そして、演算処理部が、検出した車両の現
在位置とデータ記憶部から読み出した特定運転地域とか
ら、車両が特定運転地域内にあるかどうかを判断し、特
定運転地域内にある場合には、急発進を防止すべく2速
発進とするよう発進ギア位置を特定し、あるいはアクセ
ル開度に拘わらずスロットルバルブ作動角度を制限して
エンジン出力を制限し、また車速が制限速度を上回った
ときには、スロットルバルブの作動角度を減少させて車
速の増大を防止するなど、制限対象を制御するようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の車両用運転支援装置は、住宅密集地など歩行者の多
い区域に車両が位置している場合には、時間や季節、走
行状況などに拘わらず、一律に制限対象に対する制御動
作が実施されることになる。このため、例えば、歩行者
の多い区域を日常的に走行している熟練した運転者の場
合や、制御動作が不要の場合、つまり歩行者がほとんど
いない場合にも、制御動作が実施されてしまい、運転者
にとっては、煩わしいと感ずることがある。
【0006】そこで、この発明は、運転者にとって煩わ
しさを感ずることなく適切な運転を実施できるようにす
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、車両の現在の状況を検出する状
況検出手段と、この状況検出手段の検出結果に基づい
て、車両が現在特定状況にあるかどうかを判断する特定
状況判断手段と、前記特定状況における記憶手段に記憶
されている運転特性値と所定の閾値とを比較して警報を
出力するかどうかの必要度を判断をする警報必要度判断
手段と、この警報必要度判断手段が警報を出力する必要
度があると判断したときに、警報を出力する警報出力手
段とを有する構成としてある。
【0008】このような構成の車両用警報装置によれ
ば、特定状況判断手段により車両が現在特定状況にある
と判断されかつ、警報必要度判断手段により警報を出力
する必要度があると判断されたときに、警報出力手段か
ら警報が出力される。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
において、特定状況は、特定交差点の直前か通過中、特
定直線道路を走行中、特定カーブ路の直前か通過中の3
つの状況のうちの少なくとも1つである構成としてあ
る。
【0010】上記構成によれば、車両が、特定カーブ路
の直前か通過中、特定直線道路を走行中、特定カーブ路
の直前か通過中のいずれかである場合に、警報必要度判
断手段により警報を出力する必要度があると判断された
とき、警報出力手段から警報が出力される。
【0011】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明の構成において、運転特性値は、安全確認精度と運転
集中度と操作適性度との少なくともいずれか1つである
構成としてある。
【0012】上記構成によれば、警報必要度判断手段
は、安全確認精度と運転集中度と操作適性度との少なく
ともいずれか一つの運転特性値と、所定の閾値とを比較
して、警報を出力するかどうかの必要度を判断する。
【0013】請求項4の発明は、請求項3の発明の構成
において、安全確認精度は、交差点直前の減速有無およ
び交差点通過中の加速度変化量である構成としてある。
【0014】上記構成によれば、交差点直前の減速有無
および交差点通過中の加速度変化量によって、安全確認
精度の運転特性値が決定される。
【0015】請求項5の発明は、請求項3の発明の構成
において、運転集中度は、直線道路での状況急変に対す
る運転操作反応時間である構成としてある。
【0016】上記構成によれば、直線道路での状況急変
に対する運転操作反応時間によって、運転集中度の運転
特性値が決定される。
【0017】請求項6の発明は、請求項3の発明の構成
において、操作適性度は、道路の曲率と、この道路を走
行する際の操舵角度とがずれた時間である構成としてあ
る。
【0018】上記構成によれば、カーブ路を走行中に、
そのカーブ路の曲率に対する適正な操舵角度にずれが生
じた時間によって、操作適性度の運転特性値が決定され
る。
【0019】請求項7の発明は、請求項1ないし6のい
ずれかの発明の構成において、運転特性値は、順次更新
される構成としてある。
【0020】上記構成によれば、車両が特定状況を走行
する毎に、記憶手段に記憶されている運転特性値が更新
される。
【0021】請求項8の発明は、請求項1ないし7のい
ずれかの発明の構成において、車両の使用環境情報を検
出する環境検出部を設けるとともに、記憶手段に車両使
用者自身の個人情報を記憶させ、警報必要度判断手段
は、前記環境検出部の検出信号および前記記憶手段にお
ける車両使用者自身の個人情報の入力を受けて、警報を
出力する必要度を補正する構成としてある。
【0022】上記構成によれば、車両の使用環境情報と
車両使用者自身の個人情報に基づいて、警報必要度判断
手段が警報を出力するための必要度を補正する。
【0023】請求項9の発明は、請求項8の発明の構成
において、車両の使用環境情報は、天候、車両周辺の明
度、車両が事故多発地帯に位置しているかどうか、同乗
者の有無および装備使用状況のうち少なくとも1つであ
る構成としてある。
【0024】上記構成によれば、例えば、天候はワイパ
の作動により降雨であると判断され、明度はライトの点
灯および時刻により夜間と判断され、事故多発地帯は、
ナビゲーションシステムの現在地検出により判断され、
装備使用状況は、シートベルトの使用により同乗者がい
ると判断される。
【0025】請求項10の発明は、請求項8の発明の構
成において、車両使用者自身の個人情報は、車型、使用
者の身体的特徴のうち少なくとも1つである構成として
ある。
【0026】上記構成によれば、例えば、日常使用して
いる車両と現在運転している車両との車型の違いや、身
体的特徴として視力が悪い場合などが個人情報として利
用される。
【0027】請求項11の発明は、請求項1ないし10
のいずれかの発明の構成において、現在の運転特性値と
過去の運転特性値とを比較して閾値を更新する構成とし
てある。
【0028】上記構成によれば、記憶手段に記憶されて
いる運転特性値と比較される閾値が、現在の運転特性値
と過去の運転特性値とが比較されて順次更新される。
【0029】請求項12の発明は、車両の現在の運転状
況を検出する状況検出手段と、前記車両の周囲環境を検
出する周囲環境検出手段と、車両の運転状況および周囲
環境をそれぞれ細目化して特定状況をパターン化して記
憶する記憶手段と、前記状況検出手段が検出した運転状
況および前記周囲環境検出手段が検出した周囲環境に基
づいて、前記記憶手段に記憶されている各種運転状況お
よび各種周囲環境に該当する特定状況に該当するかを判
断する特定状況判断手段と、この特定状況判断手段によ
り判断された特定状況が警報出力を必要とするかを判断
をする警報必要度判断手段と、この警報必要度判断手段
が警報を出力する必要度があると判断したときに、警報
を出力する警報出力手段とを有する構成としてある。
【0030】上記構成によれば、状況検出手段が検出し
た運転状況および周囲環境検出手段が検出した周囲環境
に基づいて、記憶手段に記憶されている各種運転状況お
よび各種周囲環境に該当する特定状況を特定状況判断手
段が判断し、判断された特定状況を、警報出力を必要と
すると警報必要度判断手段が判断したときに、警報出力
手段から警報が出力される。
【0031】請求項13の発明は、請求項12の発明の
構成において、特定状況判断手段は、各種運転状況デー
タおよび各種周囲環境データを、状況検出手段および周
囲環境検出手段の検出動作により、記憶手段に順次累積
記憶したもののうち、累積値の大きい運転状況および周
囲環境データを特定状況と判断する構成としてある。
【0032】上記構成によれば、記憶手段に記憶されて
いる運転状況および周囲環境の細目化したデータは、状
況検出手段および周囲環境検出手段による検出値が順次
累積され、この累積値の大きい運転状況および周囲環境
データが特定状況となる。
【0033】請求項14の発明は、請求項12または1
3の発明の構成において、車両運転開始時と同終了時の
いずれか一方に、特定状況を運転者に報知する構成とし
てある。
【0034】上記構成によれば、車両運転開始時や同終
了時に、運転者が運転状況および周囲環境の特定状況を
知ることができる。
【0035】請求項15の発明は、請求項12ないし1
4のいずれかの発明の構成において、記憶手段に記憶さ
れている運転状況および周囲環境データは、この各デー
タに応じた重み付けがなされている。
【0036】例えば、運転状況として直進走行に比べ右
左折、特に右折時は注意が必要であり、また周囲環境と
して、夜間や降雨などは注意が必要なことから、それぞ
れ重み付け係数が大きくなる。
【0037】請求項16の発明は、請求項15の発明の
構成において、重み付けは、運転者の運転履歴に応じて
変更される構成としてある。
【0038】運転履歴として、例えば車両の走行距離
が、所定値以下の場合は重み付け係数を大きくする。
【0039】請求項17の発明は、請求項12ないし1
6のいずれかの発明の構成において、周囲環境検出手段
は、走行経路を設定するナビゲーションシステムと、設
定した走行経路の周囲環境を受信する受信手段とから構
成されている。
【0040】上記構成によれば、ナビゲーションシステ
ムにより走行経路を設定し、この設定した走行経路の周
囲環境、例えば天候や渋滞情報を、VICS(vehicle
information communication system):道路交通情報通
信システムやインターネットを用いて受信し、この受信
データを記憶手段に記憶する。
【0041】請求項18の発明は、請求項17の発明の
構成において、設定した走行経路における特定状況の発
生するポイントを、前記走行経路設定時にナビゲーショ
ンシステムのディスプレイに表示する構成としてある。
【0042】上記構成によれば、周囲環境の特定状況が
発生するポイントを、運転者は、走行経路設定後、ナビ
ゲーションシステムのディスプレイを見ることで事前に
知ることができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、車両が現在特
定状況にありかつ、警報を出力する必要度があると判断
されたときのみに、警報を出力するようにしたので、運
転者にとっては、必要とするときのみに警報が出力され
て、煩わしさを感ずることなく適切な運転を実施するこ
とができる。
【0044】請求項2の発明によれば、特定状況は、特
定交差点の直前か通過中、特定直線道路を走行中、特定
カーブ路の直前か通過中の3つの状況のうちの少なくと
も1つとしてあるので、これらの特定状況にて、必要と
するときのみ警報出力を行うことができる。
【0045】請求項3の発明によれば、運転特性値は、
安全確認精度と運転集中度と操作適性度との少なくとも
いずれか一つとしてあるので、これらの運転特性値と閾
値とを比較することで、警報を出力するかどうかの必要
度を判断することができる。
【0046】請求項4の発明によれば、交差点直前の減
速有無および交差点通過中の加速度変化量により、交差
点での左右の確認や対向車の確認などの安全確認精度と
することができる。
【0047】請求項5の発明によれば、直線道路での状
況急変に対する運転操作反応時間により、先行車両の急
減速や走行路への車両などの飛び出しに対する減速や操
舵を行う際の運転集中度とすることができる。
【0048】請求項6の発明によれば、道路の曲率と、
この道路を走行する際の操舵角度とがずれた時間によ
り、カーブ路で操舵する際の操作適性度とすることがで
きる。
【0049】請求項7の発明によれば、運転特性値は、
順次更新される構成としたので、より正確な警報出力を
行うことができる。
【0050】請求項8の発明によれば、車両の使用環境
情報および車両使用者自身の個人情報に基づいて、警報
を出力する必要度を補正するようにしたので、より的確
な警報出力を行うことができる。
【0051】請求項9の発明によれば、車両の使用環境
情報は、天候、車両周辺の明度、車両が事故多発地帯に
位置しているかどうか、同乗者の有無および装備使用状
況のうち少なくとも一つとしたので、これらにより車両
の使用環境情報を得ることができる。
【0052】請求項10の発明によれば、車両使用者自
身の個人情報は、車型、使用者の身体的特徴のうち少な
くとも一つとしたので、これらにより車両使用者自身の
個人情報を得ることができる。
【0053】請求項11の発明によれば、現在の運転特
性値と過去の運転特性値とを比較して閾値を更新するよ
うにしたので、より正確な警報出力を行うことができ
る。
【0054】請求項12の発明によれば、車両の運転状
況および周囲環境を細目化して記憶し、この記憶した各
運転状況および周囲環境の発生頻度が高い状況を特定状
況と判断し、この特定状況が警報出力を必要とすると判
断されたときのみに、警報を出力するようにしたので、
運転者にとっては、必要とするときのみに警報が出力さ
れて、煩わしさを感ずることなく適切な運転を実施する
ことができる。
【0055】請求項13の発明によれば、状況検出手段
および周囲環境検出手段による検出値を、記憶手段に記
憶されている運転状況および周囲環境に順次累積し、こ
の累積値の大きい運転状況および周囲環境データを特定
状況としたので、特定状況の判断が確実になされる。
【0056】請求項14の発明によれば、車両運転開始
時と同終了時のいずれか一方に、特定状況を運転者に報
知するようにしたので、運転者の安全運転意識を高める
ことができる。
【0057】請求項15の発明によれば、記憶手段に記
憶されている運転状況および周囲環境データは、そのデ
ータに応じて各種の重み付けがなされているので、適切
な警報出力を行うことができる。
【0058】請求項16の発明によれば、重み付けは、
運転者の運転履歴に応じて変更するようにしたので、よ
り適切な警報出力を行うことができる。
【0059】請求項17の発明によれば、周囲環境検出
手段は、走行経路を設定するナビゲーションシステム
と、設定した走行経路における周囲環境を受信する受信
手段とから構成されているので、設定した走行経路上の
周囲環境を記憶手段に容易に取り込むことができる。
【0060】請求項18の発明によれば、特定状況の発
生するポイントを、運転経路設定時に、ナビゲーション
システムのディスプレイに表示するようにしたので、運
転者は、運転開始前に特定状況の発生するポイントを事
前に知ることができて、車両の運転にあたり精神的余裕
を持つことができる。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0062】図1は、この発明の第1の実施形態を示す
車両用警報装置のブロック図である。車両の現在の状況
を検出する状況検出手段1は、GPSを用いたナビゲー
ションシステム(GPS/NAVI)1aと、車速,加
速度,ランプおよび警告灯などを検出する車両信号検出
回路1bと、アクセル開度,ブレーキ液圧,操舵角,ウ
インカ,ギア位置およびワイパ作動などを検出する操作
信号検出回路1cと、レーザレーダやカメラなどで構成
される車間距離検出回路1dとで構成される。
【0063】状況検出手段1から信号入力を受ける信号
処理手段3は、前記信号入力に基づいて車両が後述する
特定状況にあるかどうかを判断する特定状況判断手段と
しての特定状況判断部3aと、運転者個人のデータであ
る運転特性値を計算する運転特性値計算部3bとを備え
ている。
【0064】上記運転特性値計算部3bで計算された運
転特性値は、この運転特性値が計算された回数ととも
に、記憶手段としての不揮発性メモリ5の着脱可能な特
性値記憶部5aに記憶される。また不揮発性メモリ5
は、前記運転特性値と比較する所定の閾値があらかじめ
記憶される閾値記憶部5bを備えている。警報必要度判
断手段7は、上記不揮発性メモリ5に記憶された運転特
性値と閾値とを比較して警報を出力するかどうかの必要
度を判断する。警報出力手段9は、警報を出力するかど
うかの必要度に応じて複数の警報音を出力可能なスピー
カで構成され、警報必要度判断手段7の指令により警報
音を出力する。
【0065】上記した信号処理手段3と警報必要度判断
手段7とで、中央処理装置(CPU)11を構成してい
る。
【0066】表1は、中央処理装置の演算を行うための
基礎特性を示したもので、交差点、直線、カーブの3つ
の道路状況に対し、そのときの事故形態と、運転者の状
態と、必要な運転特性と、警報内容とをそれぞれ示して
いる。
【0067】
【表1】 これによれば、交差点では、出合頭事故および右折事故
が発生し、そのときの運転者の状態は停止規制無視、確
認不充分および判断ミスであり、これに対応する運転特
性は安全確認精度である。このときの警報内容として
は、「交差点が近いことを報知する」、「他車両、歩行
者情報を報知する」、「減速を促す」、「確認を促
す」、「強制減速」である。
【0068】直線路では、正面衝突および追突事故が発
生し、そのときの運転者の状態は意識低下であり、これ
に対応する運転特性は運転集中度である。このときの警
報内容としては、「覚醒を促す」、「減速を促す」、
「強制減速」である。
【0069】カーブ路では、正面衝突事故が発生し、そ
のときの運転者の状態は操作ミスであり、これに対応す
る運転特性は操作適性度である。このときの警報内容と
しては、「減速を促す」、「強制減速」である。
【0070】次に、上記した車両用警報装置におけるC
PU11の制御動作を図2のフローチャートに基づき説
明する。
【0071】まず、イグニッションスイッチがONかど
うかが判断され(ステップ110)、ONの場合には状
況検出手段1により検出した各種信号が信号処理手段3
に入力される(ステップ120)。ここで、特定状況判
断部3aが、車両が現在下記の3つの特定状況のいずれ
にあるかどうかを判断する(ステップ130)。
【0072】 状況1:特定交差点の直前あるいはその交差点を通過中 状況2:1km以上続く特定直線路を走行中 状況3:特定コーナ、カーブの直前または通過中 上記した3つの特定状況は、ナビゲーションシステム
(GPS/NAVI)1aに記憶されている地図道路情
報に基づき判断する。
【0073】図3は、上記ステップ130の詳細を示す
フローチャートで、状況1と判断された場合(ステップ
300)には、表1で示したように、安全確認精度の運
転特性値nx=n1を不揮発性メモリ5から読み込む
(ステップ330)。同様にして、状況2と判断された
場合(ステップ310)には、運転集中度の運転特性値
nx=n2を不揮発性メモリ5から読み込む(ステップ
340)。さらに状況3と判断された場合(ステップ3
20)には、操作適性度の運転特性値nx=n3を不揮
発性メモリ5から読み込む(ステップ350)。状況1
ないし3のいずれでもない場合には、運転特性値nx=
0とする(ステップ360)。
【0074】ここで、各運転特性値を以下のように定義
する。
【0075】安全確認精度:交差点直前の減速有無およ
び交差点通過中の加速度変化量(左右確認、対向車確
認) 運転集中度:直線道路での状況急変(先行車両急減速、
車両や人の飛び出し)に対する運転操作(減速、操舵)
反応時間 操作適性度:道路曲率に対する適正な操舵角度がずれた
時間 また、これらの各運転特性値n1,n2,n3は、それ
ぞれの状況において、例えば、以下の計算式(1),
(2),(3)により計算される。
【0076】 安全確認精度特性値= [1秒間の加速度最大値と最小値との差が0.2Gを越えた回数] ×[徐行または停止の有無(あり:0.5、なし:1)]……(1) 運転集中度特性値= [1分間で余裕時間が1秒をきった回数] +[1分間で操作時間が0.5秒を越えた回数] ……(2) 操作適性度特性値= [1分間で道路曲率に対する適正な操舵角度が±30°を越えるずれ 発生の継続時間が1秒を越えた回数] ……(3) ただし、余裕時間とは、(自車両から障害物までの距
離)/自車両と障害物との相対速度、操作時間とは、先
行車両との相対加速度が例えば0.5Gを越えた時点か
らブレーキ開始または操舵開始までの時間、とそれぞれ
定義する。
【0077】特定状況であるかが、つまり状況1から状
況3のいずれかであると判断された場合には、警報必要
度判断手段7が、前記読み込んだ運転特性値nxと所定
の閾値Px1(例えば3),Px2(例えば1)とを比較し
て警報を出力するかどうかの必要度を判断する(ステッ
プ140)。この必要度判断は、図4に示すフローチャ
ートに示す動作によってなされる。すなわち、nx≧P
x1の場合(ステップ400)には、必要度大と判断され
(ステップ420)、Px1>nx≧Px2の場合(ステッ
プ410)には、必要度中と判断され(ステップ43
0)、それ以外、つまりnx<Px2の場合には必要度小
と判断される(ステップ440)。
【0078】必要度が判断された後は、警報を出力する
必要があるかどうかを判断する(ステップ150)。こ
れは、ステップ140での判断結果が、必要度大および
必要度中の場合に、警報出力手段9により警報を出力さ
せるようにする。必要度小では警報出力しない。必要度
大では警報出力時の音量を大きくし、必要度中では同音
量を小さくするなど警報方法を選択し(ステップ16
0)、警報出力手段9から所定の警報音を出力する(ス
テップ170)。なお、この警報出力は、必要度に応
じ、音声を変化させたり、ナビゲーションシステムのモ
ニタ画面に表示させたりしてもよい。
【0079】上記ステップ150で警報出力する必要が
なしと判断された場合には、図5のフローチャートに示
す動作によって運転特性値の更新を行う。まず、状況検
出手段1により検出された信号を、運転特性値計算部3
bが受けて運転特性値n′xを計算する(ステップ50
0)。この計算は、前記した式(1)〜(3)によって
行う。
【0080】続いて、不揮発性メモリ5に記憶されてい
る過去の運転特性値nxと運転特性値計算回数mxとが読み
込まれる(ステップ510)。そして、ステップ500
で計算された今回の運転特性値n′xと、ステップ51
0で読み込まれた過去の運転特性値nxおよび運転特性値
計算回数mxから、以下の計算式(4),(5)により運
転特性値と計算回数が更新される(ステップ520)。
【0081】 運転特性更新値n″x=([今回の運転特性値n′x]+[過去の運転特性 値nx]×[過去の計算回数mx])/([過去の計算回数mx]+1) ……(4) 計算回数更新値m″x=[過去の計算回数mx]+1 ……(5) 更新された運転特性値と計算回数は、不揮発性メモリ5
に出力されて(ステップ530)、更新記録される(ス
テップ540)。
【0082】上記した運転特性値および計算回数の更新
は、ステップ170の警報報知後、運転が継続して行わ
れた場合(ステップ180)にも、同様にして行われ
る。
【0083】このように、上記した車両用警報装置によ
れば、事故発生可能性の高い特定状況で、運転者の運転
特性を常に更新記録し、この記録から運転者が適切な運
転操作を行えない可能性が高いと判断された場合のみ、
警報を出力するようにしている。このため、運転者の運
転特性に応じた的確な警報報知が可能となり、不必要な
警報報知が低減されて、運転者にとって煩わさを感ずる
ことなく安全運転を実施できることになり、警報報知効
果が高いものとなる。
【0084】第2の実施形態は、構成としては前記図1
のものと同様であるが、交差点、直線、カーブの3つの
道路状況において、状況に応じたメッセージを出力する
ようにしている。この場合、動作としては、前記図2の
フローチャートにおけるステップ130での特定状況で
あるかどうかの判断を、図6のフローチャートに基づき
行う。
【0085】まず、状況1と判断された場合(ステップ
600)、表2に示すように、安全確認精度の運転特性
値na=n1、操作適性度の運転特性値nc=n3をそ
れぞれ読み込み、運転集中度の運転特性値nb=0とす
る(ステップ610)。同様にして、状況2と判断され
た場合(ステップ620)には、運転集中度の運転特性
値nb=n2、操作適性度の運転特性値nc=n3をそ
れぞれ読み込み、安全確認精度の運転特性値na=0と
する(ステップ630)。さらに状況3と判断された場
合(ステップ640)には、操作適性度の運転特性値n
c=n3を読み込み、安全確認精度の運転特性値na=
0、運転集中度の運転特性値nb=0とする(ステップ
650)。状況1ないし3のいずれでもない場合には、
na=0、nb=0、nc=0とする(ステップ66
0)。
【0086】次に、前記図2のフローチャートにおける
ステップ140での必要度判断を、図7のフローチャー
トに基づき行う。ここでは、各運転特性値na,nb,
ncと、閾値記憶部5bに記憶してある所定の閾値Pa
1,Pb1,Pc1とを比較して警報を出力するかどうかの
必要度を判断する。ただし、ここでの必要度は、警報内
容(メッセージ)としてどのようなメッセージを出力す
るかどうかの判断である。そのメッセージ内容を表2に
示す。すなわち、減速を促す、交差車両、歩行者情
報を報知する、適正操作を促す、覚醒を促す、安
全車間距離確保を促す、である。
【0087】
【表2】 交差点での事故形態としては出合頭もしくは右折事故が
大半で、この原因としては停止規制無視、確認不充分お
よび判断ミスである。このため、安全確認精度および操
作適性度の判断を行う。安全確認精度、操作適性度とも
に充分な場合は(ステップ700)、減速を促すメッセ
ージを出力し(ステップ710)、安全確認精度が充
分で操作適性度が低い場合は(ステップ720)、交差
車両、歩行者情報を報知するメッセージを出力し(ス
テップ730)、操作適性度が充分で安全確認精度が低
い場合には(ステップ740、760)、適正操作を促
すメッセージを出力したり(ステップ750)、覚醒
を促すメッセージを出力する(ステップ770)。さ
らに、安全確認精度、操作適性度ともに不充分な場合は
(ステップ780)、安全車間距離を促すメッセージ
を出力する(ステップ790)。
【0088】また、直線路での事故形態としては正面衝
突もしくは追突事故が大半で、この原因としては運転者
の意識低下である。このため、運転集中度および操作適
性度の判断を行う。運転集中度および操作適性度ともに
充分な場合は(ステップ760)、覚醒を促すメッセー
ジを出力する(ステップ770)。操作適性度が充分
で運転集中度が低い場合は(ステップ700,74
0,)は、減速を促すメッセージを出力したり(ステ
ップ710)、適正操作を促すメッセージを出力する
(ステップ750)。運転集中度が充分で操作適性度が
低い場合は(ステップ780)、安全車間距離を促すメ
ッセージを出力する(ステップ790)。運転集中度
および操作適性度ともに不充分な場合は(ステップ72
0)、交差車両、歩行者情報を報知するメッセージを
出力する(ステップ730)。
【0089】さらに、カーブ路での事故形態としては正
面衝突事故が大半で、この原因としては運転者の操作ミ
スである。このため、操作適性度の判断を行う。操作適
性度が充分な場合は(ステップ700,740,76
0)、減速を促すメッセージを出力したり(ステップ
710)、適正操作を促すメッセージを出力したり
(ステップ750)、覚醒を促すメッセージを出力す
る(ステップ770)。操作適性度が不充分な場合は
(ステップ720,780)、交差車両、歩行者情報を
報知するメッセージを出力したり(ステップ73
0)、安全車間距離を促すメッセージを出力する(ス
テップ790)。
【0090】上記図7における必要度判断後は、図2の
ステップ150に進み、警報出力する必要があるかどう
かが判断される。ここで必要ありの場合、つまり上記メ
ッセージ〜のいずれかを出力する場合には、ステッ
プ170に進んでメッセージ〜のいずれかの警報報
知を行う。必要なしの場合には、前記図5のフローチャ
ートの動作と同様にして、前記読み込んだ運転特性値n
a,nb,ncを計算回数とともに更新する。
【0091】その他の動作は、前記図1および図2に示
した第1の実施形態と同様である。
【0092】上記第2の実施形態によれば、状況に応じ
たメッセージの出力がなされるので、利便性の高いもの
となる。
【0093】図8は、この発明の第3の実施形態を示す
車両用警報装置のブロック図である。この実施の形態
は、図1に示した第1の実施形態における信号処理手段
3に、環境検出部3cを追加するとともに、不揮発性メ
モリ5に、着脱可能な個人情報記憶部5cを追加し、環
境情報と個人情報とに基づいて、警報を出力する必要度
を補正するものである。個人情報記憶部5cは、身長、
体重、視力などの運転者個人の身体的情報および、日常
使用している車両の車型、現在運転している車両の車型
などの車両情報を記憶する。その他の構成は、第1の実
施形態と同様である。
【0094】次に,CPU11の制御動作を説明する
が、この制御動作は、図2に示した制御動作における必
要度判断のステップ140以外は図2と同様である。し
たがって、その必要度判断のみを、図9および図10の
フローチャートに基づき説明する。まず図9において、
警報必要度判断手段7に、不揮発性メモリ5の特性値記
憶部5aより運転特性値nxを読み込むと同時に、環境検
出部3cから現在の環境指数e1nと、不揮発性メモリ5
の個人情報記憶部5cから個人情報指数e2nとをそれぞ
れ読み込む(ステップ900)。
【0095】上記した環境指数e1n(e11〜e15)は、以
下に示す場合を「1」とし、それ以外は「0」とする。
【0096】 e11:ワイパの作動により、降雨と判断される場合 e12:ライトの点灯あるいは、GPS信号の時刻から夜
間と判断される場合 e13:NAVI情報から現在位置が事故多発地帯である
と判断される場合 e14:シートベルト使用状況から同乗者がいると判断さ
れる場合 e15:オーディオ、テレビ,ナビゲーションシステムを
使用中の場合 また、個人情報指数e2n(e21〜e23)は、以下に示す場
合を「1」とし、それ以外は「0」とする。
【0097】e21:現在の車両がロングノーズの場合 e22:普段使用している車両ではない場合 e23:視力が悪い場合 読み込んだ環境指数e1nと個人情報指数e2nとから、警報
出力必要度補正係数Eが算出される(ステップ91
0)。警報出力必要度補正係数Eは、例えば次式(6)
で計算される。
【0098】 E=1+e11+e12+e13+e14+e15+e21+e22+e23 ……(6) そして、ステップ900で読み込まれた運転特性値nx
と、上記算出された警報出力必要度補正係数Eとから、
警報出力必要度Nxが次式(7)より決定される(ステ
ップ920)。
【0099】 警報出力必要度Nx=nx×E ……(7) 決定された警報出力必要度Nxは、不揮発性メモリ5の
閾値記憶部5bに記録されている閾値Qx1(例えば9)
およびQx2(例えば3)と比較することにより、警報出
力必要度が判断される。この必要度判断は、図10に示
すフローチャートに示す動作によってなされる。すなわ
ち、Nx≧Qx1の場合(ステップ1000)には、必要
度大と判断され(ステップ1020)、Qx1>Nx≧Q
x2の場合(ステップ1010)には、必要度中と判断さ
れ(ステップ1030)、それ以外、つまりNx<Qx2
の場合には必要度小と判断される(ステップ104
0)。以後の、ステップ150以降の動作は第1の実施
形態と同様である。
【0100】このように、警報出力の必要度を、現在の
車両使用環境と運転者個人の情報とにより補正すること
でより的確な警報出力を行うことが可能となる。
【0101】図11に示すフローチャートは、この発明
の第4の実施形態に係わるもので、前記した第1の実施
形態および第3の実施形態における現在の運転特性値
n′xと過去の運転特性値nxとの比較により、警報出
力必要度判断の際の閾値を変化させるようにしたもので
ある。全体のブロック構成は、図1または図2と同様で
ある。ただし、不揮発性メモリ5の閾値記憶部5bに
は、各運転特性値nxに対応する閾値Rx1およびRx2が記
録されている。
【0102】図11におけるステップ1110から特定
状況を判断するステップ1130までは、図2における
ステップ110からステップ130と同様である。特定
状況であると判断された後のステップ1140では、状
況1から状況3の各特定状況に対応する運転特性値nxと
上記した閾値Rx1およびRx2とを比較して警報を出力す
るかどうかの必要度を判断する。この必要度判断は、図
12に示すフローチャートに示す動作によってなされ
る。すなわち、nx≧Rx1の場合(ステップ1200)
には、必要度大と判断され(ステップ1220)、Rx1
>nx≧Rx2の場合(ステップ1210)には、必要度
中と判断され(ステップ1230)、それ以外、つまり
nx<Rx2の場合には必要度小と判断される(ステップ
1240)。
【0103】必要度判断後のステップ1150からステ
ップ1180は図2におけるステップ150から180
までと同様である。
【0104】一方、ステップ1150で警報出力する必
要がなしと判断された場合には、図13のフローチャー
トに示す動作によって運転特性値nxと閾値Rx1およびR
x2と運転特性値計算回数mxの更新をそれぞれ行う。更
新された運転特性値nxと閾値Rx1およびRx2と計算回数
mxは、次回に特定状況と判断された場合の必要度判断
に使用される。
【0105】図13においては、まず閾値更新必要度d
が、以下の計算式(8)によって算出される(ステップ
1310)。
【0106】 d=[今回の運転特性値n′x]/[過去の運転特性値nx]……(8) 算出された閾値更新必要度dは、d≧3であるかどうか
が判断され(ステップ1320)、d≧3の場合には、
運転特性値、運転特性値計算回数および閾値をそれぞれ
更新する(ステップ1340)。すなわち、現在の運転
特性値n′xをn″xに、運転特性値計算回数をm″=
1に、現在の閾値Rx1,Rx2を、R″x1=Rx1/d,
R″x2 =Rx2/dに、それぞれ更新する。
【0107】3>d>1/3の場合には、運転特性値と運
転特性値計算回数のみを、第1の実施の形態と同様に、
式(4),式(5)を用いて更新する(ステップ135
0)。
【0108】上記以外、つまりd≦1/3の場合には、現
在の運転特性値n′xをn″xに、運転特性値計算回数
をm″=1に、現在の閾値Rx1,Rx2を、R″x1 =R
x1×d,R″x2 =Rx2×dに、それぞれ更新する(ス
テップ1360)。
【0109】ただし、R″x1>A(例えば3)、R″x2
>B(例えば1)の場合には、R″x1=A、R″x2=B
のように上限値を設定しておく。
【0110】そして、このようにして更新した各値を、
不揮発性メモリ5に出力して更新記録する(ステップ1
370)。
【0111】このように、第4の実施形態では、現在と
過去の運転特性を比較することにより、精神状況や身体
的状況が変化した場合に対応することが可能となり、よ
り的確な警報出力が可能となる。
【0112】図14は、この発明の第5の実施形態を示
す車両用警報装置のブロック図である。この車両用警報
装置は、前記図1の車両用警報装置に対し、信号処理手
段3と不揮発性メモリ5の構成が異なる。信号処理手段
3は、状況検出手段1が検出したデータに基づいて、表
3に示すような運転状況および周囲環境を分析するデー
タ分析部3dを、運転特性値計算部3bの代わりに備え
ている。
【0113】運転状況としては状況検出手段(周囲環境
検出手段)により次のものを検出している。すなわち、
走行速度、減速度、加速度、車間時間、余裕時間、行動
類型、運転時間である。周囲環境としては、道路種別、
走行経験、制限速度、道路形状、天候、気温、明度、時
間帯である。
【0114】
【表3】 一方、不揮発性メモリ5は、表3に示すような、車両の
運転状況および周囲環境を、それぞれ細目化したパター
ンを記憶するパターン記憶部5dと、状況検出手段1の
検出値に基づく運転状況および周囲環境のうち発生頻度
の高いものを記憶する特定状況記憶部5eとを、特性値
記憶部5aおよび閾値記憶部5bに代えて設けてある。
【0115】次に、上記した第5の実施形態により車両
用警報装置におけるCPU11の制御動作を図15のフ
ローチャートに基づき説明する。ステップ1520まで
は第1の実施形態における図2のステップ120までと
同様である。次のステップ1530で、取り込んだ運転
状況および周囲環境の分析をデータ分析部3dが行う。
【0116】この分析動作は、図16のフローチャート
に示してある。まず、運転状況および周囲環境における
表3の各種データについて、表4に示すように、状況検
出手段1により検出された該当する項目に「1」を与
え、該当しない項目には「0」を与え、状況のパターン
化を行う(ステップ1600)。次に、パターン記憶部
5dより各種項目の前回までのデータが読み込まれ(ス
テップ1610)、今回の記録が前回までの記録に加算
される(ステップ1620)。
【0117】
【表4】 次に、加算後の積算値の大きい項目を、運転状況および
周囲環境からそれぞれ6項目ずつリストアップし(ステ
ップ1630)、これを、特定状況記憶部5eに特定項
目リストとして記録更新する(ステップ1640)。
【0118】更新した特定項目リストを用い、前記図1
5におけるステップ1540で、特定状況発生の可能性
を特定状況判断部3aが予測する。これに基づき警報必
要度判断部7が、警報を出力するかどうかの必要度を判
断する。
【0119】この予測動作は、図17のフローチャート
に示してある。まず、状況検出手段1より現在の運転状
況および周囲環境を取り込み、表4に該当する項目に
「1」を与え、該当しない項目には「0」を与える(ス
テップ1700)。次に、不揮発性メモリ5の特定状況
記憶部5eのデータベース(DB)から特定項目リスト
が読み込まれ(ステップ1710)、現在の運転状況お
よび周囲環境で「1」が与えられた項目と、読み込まれ
た特定項目リストとが比較される(ステップ1720,
1730)。
【0120】ここで、例えば、6個以上の項目が一致し
ていた場合を、特定状況発生可能性が大(ステップ17
40)とする一方、5個以下の項目が一致していた場合
を、特定状況発生可能性が小と判断する(ステップ17
50)。そして、図15のステップ1550で、警報必
要度判断手段7が特定状況発生可能性大の入力を受けた
ときには、ステップ1560で警報出力手段9による警
報出力を行い、特定状況発生可能性小の入力を受けたと
きには、図15のステップ1520に戻る。
【0121】このように、上記した第5の実施形態によ
れば、車両の運転状況および周囲環境を細目化して不揮
発性メモリ5に記憶し、この記憶した各運転状況および
周囲環境の発生頻度が高い項目を特定状況と判断し、こ
の特定状況と現在の運転状況および周囲環境とを比較し
て、警報を出力する必要度があると判断されたときのみ
に、警報を出力するようにしたので、運転者にとって
は、必要とするときのみに警報が出力されて、煩わしさ
を感ずることなく適切な運転を実施することができる。
【0122】図18は、この発明の第6の実施形態に係
わる動作を示すフローチャートである。第6の実施形態
の構成は、前記図14に示した第5の実施形態と同様で
あるが、ナビゲーションシステム1aでの走行経路設定
時に、特定状況の発生可能性を運転者に報知できるよう
にしたものである。
【0123】まず、ナビゲーションシステム1aにて走
行経路を設定し(ステップ1800)、設定された走行
経路における天候や渋滞情報などの周囲環境情報が、図
示しないVICSやインターネットなどを用いて収集さ
れ(ステップ1810)、収集した情報が前記表3に示
した項目に該当する場合に「1」、該当しない場合に
「0」を与える。ここで、運転時間はナビゲーションシ
ステム1aで計算される予測値が使用される。
【0124】次に、不揮発性メモリ5の特定状況記憶部
5eから特定項目リストが読み出され(ステップ182
0)、続くステップ1830では、特定状況の発生可能
性が分析され、前記設定された走行経路上における特定
状況発生可能性大のポイントが検出される。上記した特
定状況発生可能性の分析は、読み出された周囲環境の特
定項目リストと検出された周囲環境とが、例えば4個以
上一致していれば、ステップ1840で特性状況の発生
可能性が大と判断し、ナビゲーションシステム1aのデ
ィスプレイに、走行経路上の発生ポイントを表示する
(ステップ1850)。ステップ1840で、一致して
いる項目が3個以下で特定状況の発生可能性が小の場合
には、動作を終了する。
【0125】なお、ステップ1850では、特定状況発
生ポイントとあわせて一致している該当項目を表示して
もよい。また、特定状況発生ポイントを表示した結果、
運転者が走行経路を変更可能なようにしてもよい。この
とき、再設定する走行経路には当初設定した走行経路を
含まないようにする。
【0126】このように、上記した第6の実施形態によ
れば、特定状況の発生するポイントを、運転経路設定時
に、ナビゲーションシステム1aのディスプレイに表示
するようにしたので、運転者は、走行開始前に特定状況
の発生するポイントを事前に知ることができて、精神的
余裕を持つことができ、かつ特定状況発生可能性大のポ
イントを避けた経路選択をすることもできる。
【0127】第7の実施形態は、前記第5の実施形態に
おける特定状況の分析結果を、運転終了時、または運転
開始時に、運転者に知らせることで、運転者の安全運転
意識を高めるようにしたものである。構成は図14に示
した第5の実施形態と同様である。
【0128】図19は上記した第7の実施形態の動作を
示すフローチャートである。この動作は、前記図15に
おけるステップ1510のイグニッションスイッチON
後の運転開始前か、あるいはステップ1570の運転終
了後、つまりイグニッションスイッチOFF後に実施さ
れるものとする。
【0129】まず、イグニッションスイッチOFFで運
転終了またはイグニッションスイッチONで運転開始が
判断されると(ステップ1900)、表4に示す特定状
況の項目リストおよび累積値が読み込まれ(ステップ1
910)、続くステップ1920で特定項目リストおよ
び累積値が表示される。
【0130】図20は、この発明の第8の実施形態を示
すフローチャートである。この実施形態は、前記した第
5の実施形態における運転状況および周囲環境を、運転
者の運転履歴に相当する車両の走行距離により、表5に
示すように重み付けしたものである。構成は図14に示
した第5の実施形態と同様である。ただし、不揮発性メ
モリ5の特定状況記憶部5eには、特定項目リストとと
もに、重み付け係数および累積走行距離が記憶されてい
る。
【0131】
【表5】 重み付け係数としては、例えば、運転状況として直進走
行に比べ右左折、特に右折時は注意が必要であり、また
周囲環境として、夜間や降雨時などは注意が必要なこと
から、それぞれ重み付け係数が、「2」や「3」と大き
くなる。また、累積走行距離が30000km以下の場
合には、重み付け係数を表5中の値の2倍とする。
【0132】図20のフローチャートにおいて、不揮発
性メモリ5の特定状況記憶部5eから特定状況項目リス
トが読み込まれ(ステップ2000)、続いて累積走行
距離が読み込まれる(ステップ2010)。読み込まれ
た累積走行距離により、表5における重み付け係数に、
上記した累積走行距離に応じた計算がなされて項目累積
値として積算され(ステップ2020)、特定状況項目
のパターン更新を行う(ステップ2030)。
【0133】このように、不揮発性メモリ5に記憶され
ている運転状況および周囲環境データに重み付けがなさ
れているので、より適切な警報出力を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す車両用警報装
置のブロック図である。
【図2】図1の車両用警報装置におけるCPUの制御動
作を示すフローチャートである。
【図3】図2のフローチャートにおけるステップ130
の動作の詳細を示すフローチャートである。
【図4】図2のフローチャートにおけるステップ140
の動作の詳細を示すフローチャートである。
【図5】運転特性値の更新動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】この発明の第2の実施形態を示す、図3に相当
するフローチャートである。
【図7】この発明の第2の実施形態を示す、図4に相当
するフローチャートである。
【図8】この発明の第3の実施形態を示す車両用警報装
置のブロック図である。
【図9】図8の車両用警報装置における警報出力の必要
度を算出する動作を示すフローチャートである。
【図10】図9で算出された警報出力の必要度を判断す
る動作を示すフローチャートである。
【図11】この発明の第4の実施形態に係わるフローチ
ャートである。
【図12】図11のフローチャートにおけるステップ1
140の動作の詳細を示すフローチャートである。
【図13】第4の実施形態における運転特性値、閾値、
運転特性値計算回数の更新動作を示すフローチャートで
ある。
【図14】この発明の第5の実施形態を示す車両用警報
装置のブロック図である。
【図15】図14の車両用警報装置におけるCPUの制
御動作を示すフローチャートである。
【図16】図15のフローチャートにおけるステップ1
530の動作の詳細を示すフローチャートである。
【図17】図15のフローチャートにおけるステップ1
540の動作の詳細を示すフローチャートである。
【図18】この発明の第6の実施形態に係わるフローチ
ャートである。
【図19】この発明の第7の実施形態に係わるフローチ
ャートである。
【図20】この発明の第8の実施形態に係わるフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 状況検出手段 3a 特定状況判断部(特定状況判断手段) 3c 環境検出部 5 不揮発性メモリ(記憶手段) 7 警報必要度判断手段 9 警報出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60R 21/00 626 B60R 21/00 626B 627 627 628 628F 21/01 21/01 G01C 21/00 G01C 21/00 H G08G 1/0969 G08G 1/0969 1/16 1/16 D (72)発明者 矢野 智宏 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 2F029 AA02 AB05 AB07 AB12 AC02 AC06 AC12 AC13 AC18 AC20 3D037 FA01 FA10 FA13 FA14 FA17 FA23 FA24 FA25 FA26 FA27 FB01 FB10 FB12 5H180 AA01 BB04 BB11 CC03 CC04 CC12 CC14 EE02 FF05 FF12 FF13 FF25 FF27 FF40 LL01 LL02 LL04 LL07 LL08 LL09 LL15 LL20

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の現在の状況を検出する状況検出手
    段と、この状況検出手段の検出結果に基づいて、車両が
    現在特定状況にあるかどうかを判断する特定状況判断手
    段と、前記特定状況における記憶手段に記憶されている
    運転特性値と所定の閾値とを比較して警報を出力するか
    どうかの必要度を判断をする警報必要度判断手段と、こ
    の警報必要度判断手段が警報を出力する必要度があると
    判断したときに、警報を出力する警報出力手段とを有す
    ることを特徴とする車両用警報装置。
  2. 【請求項2】 特定状況は、特定交差点の直前か通過
    中、特定直線道路を走行中、特定カーブ路の直前か通過
    中の3つの状況のうちの少なくとも1つであることを特
    徴とする請求項1記載の車両用警報装置。
  3. 【請求項3】 運転特性値は、安全確認精度と運転集中
    度と操作適性度との少なくともいずれか1つであること
    を特徴とする請求項1または2記載の車両用警報装置。
  4. 【請求項4】 安全確認精度は、交差点直前の減速有無
    および交差点通過中の加速度変化量であることを特徴と
    する請求項3記載の車両用警報装置。
  5. 【請求項5】 運転集中度は、直線道路での状況急変に
    対する運転操作反応時間であることを特徴とする請求項
    3記載の車両用警報装置。
  6. 【請求項6】 操作適性度は、道路の曲率と、この道路
    を走行する際の操舵角度とがずれた時間であることを特
    徴とする請求項3記載の車両用警報装置。
  7. 【請求項7】 運転特性値は、順次更新される構成であ
    ることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載
    の車両用警報装置。
  8. 【請求項8】 車両の使用環境情報を検出する環境検出
    部を設けるとともに、記憶手段に車両使用者自身の個人
    情報を記憶させ、警報必要度判断手段は、前記環境検出
    部の検出信号および前記記憶手段における車両使用者自
    身の個人情報の入力を受けて、警報を出力する必要度を
    補正することを特徴とする請求項1ないし7のいずれか
    に記載の車両用警報装置。
  9. 【請求項9】 車両の使用環境情報は、天候、車両周辺
    の明度、車両が事故多発地帯に位置しているかどうか、
    同乗者の有無および装備使用状況のうち少なくとも1つ
    であることを特徴とする請求項8記載の車両用警報装
    置。
  10. 【請求項10】 車両使用者自身の個人情報は、車型、
    使用者の身体的特徴のうち少なくとも1つであることを
    特徴とする請求項8記載の車両用警報装置。
  11. 【請求項11】 現在の運転特性値と過去の運転特性値
    とを比較して閾値を更新することを特徴とする請求項1
    ないし10のいずれかに記載の車両用警報装置。
  12. 【請求項12】 車両の現在の運転状況を検出する状況
    検出手段と、前記車両の周囲環境を検出する周囲環境検
    出手段と、車両の運転状況および周囲環境をそれぞれ細
    目化して特定状況をパターン化して記憶する記憶手段
    と、前記状況検出手段が検出した運転状況および前記周
    囲環境検出手段が検出した周囲環境に基づいて、前記記
    憶手段に記憶されている各種運転状況および各種周囲環
    境に該当する特定状況に該当するかを判断する特定状況
    判断手段と、この特定状況判断手段により判断された特
    定状況が警報出力を必要とするかを判断をする警報必要
    度判断手段と、この警報必要度判断手段が警報を出力す
    る必要度があると判断したときに、警報を出力する警報
    出力手段とを有することを特徴とする車両用警報装置。
  13. 【請求項13】 特定状況判断手段は、各種運転状況デ
    ータおよび各種周囲環境データを、状況検出手段および
    周囲環境検出手段の検出動作により、記憶手段に順次累
    積記憶したもののうち、累積値の大きい運転状況および
    周囲環境データを特定状況と判断することを特徴とする
    請求項12記載の車両用警報装置。
  14. 【請求項14】 車両運転開始時と同終了時のいずれか
    一方に、特定状況を運転者に報知することを特徴とする
    請求項12または13記載の車両用警報装置。
  15. 【請求項15】 記憶手段に記憶されている運転状況お
    よび周囲環境データは、この各データに応じた重み付け
    がなされていることを特徴とする請求項12ないし14
    のいずれかに記載の車両用警報装置。
  16. 【請求項16】 重み付けは、運転者の運転履歴に応じ
    て変更されることを特徴とする請求項15記載の車両用
    警報装置。
  17. 【請求項17】 周囲環境検出手段は、走行経路を設定
    するナビゲーションシステムと、設定した走行経路の周
    囲環境を受信する受信手段とから構成されていることを
    特徴とする請求項12ないし16のいずれかに記載の車
    両用警報装置。
  18. 【請求項18】 設定した走行経路における特定状況の
    発生するポイントを、前記走行経路設定時にナビゲーシ
    ョンシステムのディスプレイに表示することを特徴とす
    る請求項17記載の車両用警報装置。
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