JP2002127638A - 冊子状印刷物 - Google Patents

冊子状印刷物

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JP2002127638A
JP2002127638A JP2000326401A JP2000326401A JP2002127638A JP 2002127638 A JP2002127638 A JP 2002127638A JP 2000326401 A JP2000326401 A JP 2000326401A JP 2000326401 A JP2000326401 A JP 2000326401A JP 2002127638 A JP2002127638 A JP 2002127638A
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JP
Japan
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printed matter
sealing tape
book
booklet
cover
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JP2000326401A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Fukuda
泰彦 福田
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MUSA CORP
Original Assignee
MUSA CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に加工が可能であり購買意欲を減退させ
ずに本の立ち読みを効率よく阻止することの可能な冊子
状印刷物を提供する。 【解決手段】 表紙3の間に本文ページ群4の閉じられ
た冊子状の印刷物本体2と、この印刷物本体2に剥離可
能に接着するための接着材を有する封緘テープ10とを
備える。封緘テープ10は、印刷物本体2における表紙
3の一方と本文ページ群4のうちの一ページとの間に小
口5に沿って跨り、本文ページ群4の一部を封緘する。
封緘テープ10に印刷物管理用のコード14を付すよう
にする。冊子状印刷物2が表紙3を覆うカバーをさらに
有し、封緘テープ10をこのカバー上に接着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雑誌や書籍等の立
ち読み防止に有益な小口を封緘した冊子状印刷物に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、雑誌や書籍等の立ち読み防止
策として、本を袋へ封入したり、本に紐を掛けることが
行われている。また、特開平9−97377号に記載の
如く、冊子状印刷物本体の小口部分や上下端を封緘テー
プ等で封緘することにより立ち読みを防止するものも知
られている。
【0003】そして、上記いずれの手段も、本の内容が
立ち読みされることを完全に防止するので、購入予定者
が本の内容を確認できないという不都合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の実状に鑑
みて、本発明の目的は、安価に加工が可能であり購買意
欲を減退させずに本の立ち読みを効率よく阻止すること
の可能な冊子状印刷物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明にかかる冊子状印刷物の特徴は、表紙の間に
本文ページ群の閉じられた冊子状の印刷物本体と、この
印刷物本体に剥離可能に接着するための接着材を有する
封緘テープとを備え、前記封緘テープは、前記印刷物本
体における表紙の一方と本文ページ群のうちの一ページ
との間に前記小口に沿って跨り、前記本文ページ群の一
部を封緘することにある。
【0006】前記封緘テープには印刷物管理用のコード
を付してもよい。本の購入者が封緘テープを除去すれ
ば、印刷物管理用のコードが除去されるので、使用済の
本であることが明確となる。
【0007】また、前記冊子状印刷物が前記表紙を覆う
カバーを有する場合には、前記封緘テープをこのカバー
上に接着するようにしてもよい。封緘テープは裏表紙に
貼り付けることが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照しながら、本発
明の実施形態についてさらに詳細に説明する。図1及び
2に示す本発明の第一実施形態は、本発明に係る小口を
封緘した冊子状印刷物を封緘書籍1として例示してい
る。この封緘書籍1は、印刷物本体である書籍本体2
と、封緘テープ10とを備えている。書籍本体2は、表
表紙(おもてひょうし)3a及び裏表紙3bよりなる表
紙3の間に複数の本文ページ群4を有し、背6の側にお
いて冊子状に中綴じされている。
【0009】封緘テープ10は、背6の反対側である小
口5側において裏表紙3bから本文ページ群4のうちの
中間部の一枚に跨り接着して、この書籍本体2における
封緘ページ群4bの小口5を封緘するものであり、全体
が帯状を呈する。本実施形態では、封緘テープ10は、
書籍本体2における上端7a側から下端7b側に至る全
幅の中間部にわたって小口5を封緘している。一方で、
封緘テープ10によって封緘されなかった解放ページ群
4aは、閲覧することが可能であり、閲覧者は解放ペー
ジ群4aの部分を読むことにより、本の内容を大筋で把
握することができる。
【0010】封緘テープ10におけるテープ自体の材質
としては、いわゆる、OPPやCPP、ポリエチレン、
紙または布を用いることが可能である。封緘テープ10
の裏面側には接着材を全面に塗布してある。この接着材
は、剥離後に再び接着することの可能な粘着材であり、
酢酸エチルやノルマルヘキサンを用いた剥離性の良いい
わゆる弱粘着材を用いることが望ましい。
【0011】封緘テープ10にはバーコード14、文字
コード15、管理文字16を印刷等により設けてある。
管理文字16には出版社、定価、ISBNコード等が印
刷される。裏表紙3bや後述するカバー2aにも同時に
管理文字16の一部を設けることができる。文字コード
15は管理文字16の情報をコード化したものであり、
バーコード14は文字コード15の情報を変換したもの
である。これらの情報は、封緘テープ10を書籍本体2
に貼り付ける前に印刷しておくことも、さらには、封緘
テープ10を書籍本体2に貼り付けた後に印刷すること
もできる。
【0012】封緘テープ10にバーコード14、文字コ
ード15、管理文字16が印刷されていることで、封緘
書籍1の管理用としても利用することができる。すなわ
ち、封緘書籍1の購入者は封緘書籍1を読む際に封緘テ
ープ10を剥がし、同時にバーコード14,文字コード
15等が除去される。その結果、書店等への返品ができ
ないようになり、商品管理がより徹底されることとな
る。
【0013】封緘テープ10を書籍本体2に貼り付ける
際には、書籍本体2を小口5の長手方向に沿って搬送
し、封緘テープ10のうち表紙対向部11を裏表紙3b
に貼り付ける。次いて、本文ページ群4を適宜ページで
開ける。このとき、本文ページ群4における解放ページ
群4a、封緘ページ群4bの区分けは厳密に行う必要は
なく、解放ページ群4aの部分を読むことにより、閲覧
者が本の内容を大筋で把握できる程度であればよい。そ
して、小口封緘部13を小口5に位置させ、本文対向部
12を適宜開いた封緘ページ群4bの表表紙3a側表面
に貼り付ける。
【0014】図4,5に示す封緘書籍1’は、縦封緘テ
ープ20を用いて小口5を封緘する封緘テープ10の比
較例を示したものである。縦封緘テープ20のうち、連
続部21を裏表紙3bに貼り付けてある。そして、端部
23,23を上端7a、下端7bに位置させ、折返し部
22,22を封緘ページ群4bの裏面に貼り付ける。
【0015】同比較例では、縦封緘テープ20を書籍本
体2に貼り付ける際に、解放ページ群4aを封緘ページ
群4bから離隔させるように書籍本体2を開くと、小口
5が図5の一点鎖線の如く斜めとなるように封緘ページ
群4bの各ページが互いにずれ合う。この状態で、縦封
緘テープ20を貼り付け、解放ページ群4a、封緘ペー
ジ群4bを閉じると、端部23にひずみが生じて、本文
ページ群4の各ページや裏表紙3bを痛める結果とな
る。
【0016】これに対し、本願発明に係る封緘テープ1
0を用いた封緘書籍1では、書籍本体2の開放による封
緘ページ群4bの各ページ間のずれは小口封緘部13の
余裕として吸収され、封緘テープ10に悪影響を与える
ことはない。また、あらかじめ封緘テープ10を裏表紙
3bに貼り付け、本文ページ群4を開いて本文ページ群
4の一部に封緘テープ10を貼り付けるので、一連の工
程を安定して迅速に完了させることができる。
【0017】次に、本発明のさらに他の実施形態の可能
性について列挙する。なお、各実施形態において、上記
実施形態と同様の部材には同様の符号を付してある。も
ちろん、上記各実施形態及び以下の他の実施形態を相互
に組み合わせて実施することは可能である。
【0018】上記実施形態では、書籍本体2の表紙3に
対して直接封緘テープ10を貼り付けた。しかし、図3
に示すように、書籍本体2の表表紙3a,裏表紙3bに
カバー2aを掛け、このカバー2aの掛けられた裏表紙
3bに対して封緘テープ10を貼り付けても良い。この
際、カバー2aを表紙3から外すことにより封緘ページ
群4bの部分も確認することが可能となる。そして、こ
のように封緘テープ10が貼り付けられた状態でカバー
2aを表紙3から取り外す際にカバー2aが大きく広が
ることとなり、非常に目立つ動作となる。その結果、店
内でのカバー2aを外しての封緘ページ群4bの立ち読
みは非常に行い難くなり、実質上、立ち読みが防止され
る。
【0019】上記各実施形態では、平綴じや無線綴じさ
れた書籍本体2を冊子状印刷物として封緘する手段につ
いて説明した。本発明に用いられる冊子状印刷物として
は、これに限らず、ステープラー等により閉じられた雑
誌等、あらゆる本が含まれる。
【0020】上記各実施形態では、封緘テープ10を表
紙3に接着するに当たり、粘着性の弱いいわゆる弱粘着
の粘着材を用いたが、封緘テープ10と表紙3との接当
部を共に樹脂で構成し、これら接当部を熱圧着により離
脱可能に接着してもよい。この場合、封緘テープ10の
剥離前後に接着材の粘着性が失われていてもよいが、剥
離後の再接着、小口に対向する封緘テープ10の部分に
対するゴミ等の付着防止、小口への粘着材の転写による
汚れ防止、張り付けの容易さという作用・効果は奏され
ない。また、これらの接着は上述の如く一様に行うほ
か、散点状に行っても構わない。
【0021】上記実施形態では、書籍の裏表紙3b側の
ページを封緘するようにしたが、表表紙3a側のページ
を封緘するようにしてもよい。但し、本の外観とバーコ
ード14,文字コード15,管理文字16の印刷を考慮
すると、封緘テープ10を裏表紙3b側に貼り付けるこ
とが望ましい。
【0022】
【発明の効果】このように、本発明にかかる冊子状印刷
物の上記各特徴によれば、封緘テープによって本文ペー
ジ群の一部を封緘することで、本全体が立ち読みされる
ことをを防止することができる。また、本文ページ群の
他の部分は購入予定者が読むことができ、購買意欲を減
退させる不都合もない。しかも、一方の表紙を利用する
ので、安定して封緘テープを貼り付けることができて、
安価にテープの貼付が行える。
【0023】封緘テープに管理情報等を印刷することに
より、テープの有無で使用済か未使用かを区別するでき
ると共に、使用済の本の返品を防ぐことで、商品管理が
容易となった。
【0024】さらに、印刷物本体がカバーを備えること
で、立ち読みを実質上防止できながら、封緘テープを除
去せずに本文ページの確認を行えるようになった。
【0025】なお、特許請求の範囲の項に記入した符号
は、あくまでも図面との対照を便利にするためのものに
すぎず、この記入により本発明は添付図面の構成に限定
されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる冊子状印刷物の第一実施形態を
示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の別実施形態を示す冊子状印刷物を模式
化した平面図である。
【図4】比較例を示す図1相当図である。
【図5】比較例を示す図2相当図である。
【符号の説明】
1 封緘書籍(冊子状印刷物) 1’ 封緘書籍(冊子状印刷物) 2 書籍本体(印刷物本体) 2a カバー 3 表紙 3a 表表紙 3b 裏表紙 4 本文ページ群 4a 解放ページ群 4b 封緘ページ群 5 小口 6 背 7a 上端 7b 下端 10 封緘テープ 11 表紙対向部 12 本文対向部 13 小口封緘部 14 バーコード 15 文字コード 16 管理文字 20 縦封緘テープ 21 連続部 22 折返部 23 端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表紙(3)の間に本文ページ群(4)の
    閉じられた冊子状の印刷物本体(2)と、この印刷物本
    体(2)に剥離可能に接着するための接着材を有する封
    緘テープ(10)とを備え、前記封緘テープ(10)
    は、前記印刷物本体(2)における表紙(3)の一方と
    本文ページ群(4)のうちの一ページとの間に小口
    (5)に沿って跨り、前記本文ページ群(4)の一部を
    封緘することを特徴とする冊子状印刷物。
  2. 【請求項2】 前記封緘テープ(10)に印刷物管理用
    のコード(14、15,16)を付したことを特徴とす
    る請求項1に記載の冊子状印刷物。
  3. 【請求項3】 前記冊子状印刷物(2)が前記表紙
    (3)を覆うカバー(2a)をさらに有し、前記封緘テ
    ープ(10)をこのカバー(2a)上に接着してある請
    求項1又2のいずれかに記載の冊子状印刷物。
  4. 【請求項4】 前記表紙(3)の一方が裏表紙(3b)
    である請求項1〜3のいずれかに記載の冊子状印刷物。
JP2000326401A 2000-10-26 2000-10-26 冊子状印刷物 Pending JP2002127638A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015215579A (ja) * 2014-04-22 2015-12-03 株式会社エスエスシー 書籍封緘用弱粘着性紙製テープ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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