JP4705282B2 - 応募券付き宛先ラベル - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、応募券が印刷されたラベルに関し、特に応募者が応募しやすいようにした応募券付き宛先ラベルに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、商品の販売促進としての応募券付きラベルは、応募用点数が印刷されたラベルを直接商品に貼付したり、商品の内部に入れていた。
購入者は、購入した商品から応募券付きラベルを商品から剥がしたり、また包装内部に入っている応募券付きラベルを台紙などから剥がして、別途用意したはがきなどに貼って送っていた。
【０００３】
しかしながら、はがきに宛先である住所や会社名などを手書きで記載する必要があるので、応募する都度記載しなければならず、面倒であり、そのことを考えると応募をしなくなるという問題がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述の問題に鑑みなされたもので、応募する側が面倒な宛先を記載することなく、簡単に応募できる応募券付き宛先ラベルを提供する。
【０００５】
また、本発明はバーコードを応募券として応募する場合に、商品の包装材に印刷したバーコードを切り取ることなく、容易にバーコードを印刷したラベルを剥離することができる応募券付き宛先ラベルを提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、宛先をラベルに印刷することを着目したもので、一方面に塗布された粘着剤と他方面に応募用のバーコードを印刷された上ラベルと、下ラベルとが重合された応募券付き宛先ラベルであって、前記下ラベルは、一方面に宛先を印刷し、この印刷された面に塗布された剥離剤と、他方面に塗布された粘着剤と、を備え、前記下ラベルの宛先を印刷された面に、前記上ラベルの粘着剤が塗布された面とを重なるように仮着されるとともに、前記下ラベルの前記粘着剤を介して商品に貼付してあることを特徴とする応募券付き宛先ラベルである。
【０００７】
上記上ラベルに印刷された上記バーコードは、ＪＡＮコードまたはＮＯＮ−ＰＬＵであることを特徴とする。
【０００９】
請求項１の発明によれば、下ラベルから上ラベルを剥離させて上ラベルをはがきの裏面に貼り付け、応募先である宛先が印刷された下ラベルをはがきの表側に貼り付けることより、宛先を手書きで記載する必要がなく、簡単に応募することができる。
【００１０】
請求項２の発明によれば、商品を包装されている包装材に印刷されているバーコードを切り取る必要がないので、煩雑な作業をすることなくラベルを剥離してはがきに貼り付けできる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図１乃至図４に基づいて説明する。図１は本発明の応募券付き宛先ラベルを説明する平面図であり、図２は応募券付き宛先ラベルを商品に貼付した斜視図であり、図３ははがきに応募券付き宛先ラベルを貼付した説明図であり、図４はロール状の応募券付きラベルの斜視図である。
【００１３】
本発明の応募券付き宛先ラベル１は、上ラベル２と下ラベル３とから構成されている。上ラベル２の一方面には粘着剤５が塗布され、他方面にはバーコード４が印刷されている。また、下ラベル３の一方面には粘着剤５が塗布され、他方面には住所および会社名などの宛先７が印刷されている。
下ラベル３の宛先７が印刷された面には、シリコーンまたはニスなどの剥離剤６が塗布され、上ラベル２の粘着剤５を塗布された面との重なるように、かつ剥離可能に積層されている。
バーコード４は、商品の商品コードをバーコード化したＪＡＮコード又は商品の価格をバーコード化したＮＯＮ−ＰＬＵなどが印刷されるものである。また、上ラベル２と下ラベル３は略同一の形状を有している。
【００１４】
このように積層された応募券付き宛先ラベル１は、図２に示したように商品８に貼り付けられ、購入者は商品８を購入後、図示しない応募要項にしたがい、上ラベル２を下ラベル３から剥離させて、図３に示すように、はがき９の裏面に貼る付け、次に、宛先７が印刷された下ラベル３をはがき９の表面に貼る付けることができる。
【００１５】
このように、応募先である宛先７をはがき９に手書きで記載する煩わし作業することなく、簡易に応募することができる。
また、応募用のラベルにバーコード４を印刷することにより、従来のような商品の包装材に印刷されたバーコードを切り取ってからはがきに貼る付ける煩わしさがなく、応募する作業を効率的にできる。
本実施の形態では、上ラベル２と下ラベル３は略同一の形状を有した例で説明したが、これに限定されるものでなく、何れか一方が大きい形状であってもよい。
また、上ラベル２と下ラベル３とがミシン目（図示せず）を介して繋がっていてもよく、この場合には、上ラベル２と下ラベル３とをミシン目から切り取ってからはがきに貼り付けるものである。
なお、図示しないが、応募する側の住所や氏名は住所印を用いて押印したり、または手書きなどするものである。
【００１６】
図５に示すように帯状の剥離紙１０に応募券付き宛先ラベル１を所定の間隔で複数枚を剥離可能に仮着させることにより、ラベル貼付装置（図示せず）などにより、応募券付き宛先ラベル１を１枚づつ剥離紙１０から剥離させることにより、効率よく商品に貼付させることができる。
【００１７】
次に、他の実施の形態を図４に基づいて説明する。図４は、他の実施の形態を示した斜視図であり、応募券付き宛先ラベル１１は、上ラベル１２と下ラベル１３とから構成される。上ラベル１２は、印字面には図示しないが応募用のバーコードが印刷されており、印字面とは反対の面の周縁に沿って粘着剤５が塗布され、周縁より内方には剥離剤６が塗布されている。
【００１８】
下ラベル１３は、前述のように一方面には粘着剤５が塗布され、他方面には住所および会社名などの宛先（図示せず）が印刷されている。また、下ラベル１２は宛先が印刷された面を内側にして略半分に二つ折にされ、下ラベル１３の粘着剤５が塗布された面と上ラベル１２の剥離剤６が塗布された面とが重なるように積層されて、剥離可能に仮着される。また、上ラベル１２は二つ折された下ラベル１３を覆うような大きい形状を有している。
【００１９】
積層された応募券付き宛先ラベル１１は、下ラベル１３の粘着剤５が塗布された面と、上ラベル１２の周縁に塗布した粘着剤５とが、図示しない商品に仮着される。そして、応募する時は応募要項にしたがい、上ラベル１２を下ラベル１３から剥離させて、はがき９の裏面に貼る付け、次に、二つ折された下ラベル１３を商品（図示せず）から剥がして、二つ折された下ラベル１３を開いて、はがき９の表面に貼り付けることができる。
【００２０】
このように、応募先である宛先をはがきに手書きで記載する煩わしい作業することなく、簡易に応募することができる。また、下ラベル１３の宛先を印字する領域が広くなり、文字自体の大きさを大きくすることができ、はがきに貼った時に読みやすくなる。
【００２１】
なお応募ラベルとして上ラベル２にバーコード４を印刷した例で説明したが、これに限定されることなく、応募点数、例えば「１点」「２点」・・・などを印刷したものを応募用に使用するなど何れでもよい。
【００２２】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明は、宛先を手書きで記載する必要がなく、簡単に応募することができる。また、バーコードを切り取る必要がないので、煩雑な作業をすることなくはがきに貼り付けできる。
さらに、下ラベルを長尺状の剥離紙に仮着させることにより、ラベル貼付装置などにより簡易に商品や商品の包装材に貼付することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の応募券付き宛先ラベルを説明する平面図である。
【図２】応募券付き宛先ラベルを商品に貼付した斜視図である。
【図３】はがきに応募券付き宛先ラベルを貼付した説明図である。
【図４】他の実施の形態を示した斜視図である。
【図５】ロール状の応募券付きラベルの斜視図である。
【符号の説明】
１ 応募券付き宛先ラベル
２ 上ラベル
３ 下ラベル
４ バーコード
５ 粘着剤
７ 宛先
９ はがき
１０ 剥離紙

Claims (2)

1. 一方面に塗布された粘着剤と他方面に応募用のバーコードを印刷された上ラベルと、下ラベルとが重合された応募券付き宛先ラベルであって、
   前記下ラベルは、一方面に塗布された粘着剤と、他方面に宛先を印刷し、この印刷された面に塗布された剥離剤と、を備え、
   前記下ラベルの宛先を印刷された面に、前記上ラベルの粘着剤が塗布された面とを重なるように仮着されるとともに、
   前記下ラベルの前記粘着剤を介して商品に貼付してあることを特徴とする応募券付き宛先ラベル。
2. 前記上ラベルに印刷された前記バーコードは、ＪＡＮコードまたはＮＯＮ−ＰＬＵであることを特徴とする請求項1記載の応募券付き宛先ラベル。

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