JPH0643668U - 多層型情報カード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】多量の情報を小型カードに組み込み、宣伝広告
および販売促進効果を高める。 【構成】カードゲームシール１とプレミアムカード２、
案内カード３と宛先シール４とがそれぞれ相互に剥離可
能であって、しかも一体のもとに順次接着し、接着した
プレミアムカード２と案内カード３の対向面を再接着不
能とし、ゲームを楽しみ、応募を容易にし、プレミアム
カードを楽しみ、宣伝広告に役立つ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、宣伝広告および販売促進用の、各層が剥離可能に接着された多層型 情報カードに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、情報が印刷された剥離台紙の両面に、隠蔽用紙片を剥離可能に接着した 葉書は、文字情報の伝達にのみ使用され、剥離紙の利用もほとんどされていなか ったが、宣伝および販売促進として実公平２−４５８９４号公報にみられるよう なポストカード付きスティッカーが考案されている。しかしながら、このような ポストカード付きスティッカーは単機能のものが多く、おもしろみに欠けるもの であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、文字だけではなく、ゲームや占い等の多量の情報を小型カードに組 み込み、多くの情報を伝達可能にし、従来品以上に宣伝広告および販売促進に役 立つ多層型情報カードを提供しようとするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、カードゲームシールとプレミアムカード、案内カードと宛先シール とがそれぞれ相互に剥離可能であって、しかも一体のもとに順次接着し、前記接 着したプレミアムカードと案内カードの対向面を再接着不能とし、前記カードゲ ームシールと宛先シールの接着面に再接着可能なタック糊層を設けたことを特徴 とする多層型情報カードであり、また前記プレミアムカードおよび案内カードの 両面を印刷面とするもので、更には前記宛先シールが、宛名シール部および住所 シール部を有するものである。

【０００５】

【作用】 本考案は、商品と共に、あるいは単独に本考案の多層型情報カードを入手した 人が、各カードを剥離し、案内カードに印刷された応募要項に従い、カードゲー ムで当たり外れを確認し、当たりの場合には宛先シールのうち、宛名シール部を 葉書の表に貼着し、また住所シール部に応募者本人の住所、氏名等の所定事項を 記入後、当たりのカードゲームシールと共に、葉書の裏面に貼着して郵送するこ とによって抽選資格を得ることができる。また、プレミアムカードを遊びに適用 できるような、例えば鏡面付き占いカードその他の印刷、図案を施すことによっ て、カードゲームの当たり外れに関係なくプレミアムカードで遊ぶことができる 。 更に、プレミアムカードと案内カードの対向面は再接着不能であるために、宣 伝広告面として利用することができる。

【０００６】

【実施例】

本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、図２のように、１はカードゲ ームシールであり、それはスクラッチカードゲーム等の印刷面を持つコート紙の 裏面にタック糊層１１ａを設けてある。プレミアムカード２としては、表裏面に アルミニウム等の金属被膜を蒸着したＰＥＴ樹脂基板の鏡面に、具体的な占い内 容を印刷しておき、占いカードとして使用する。この上面にポリプロピレン等の 透明樹脂膜１２ａを被着し、更にその上にシリコーン塗布面１３ａを形成し、こ のシリコーン塗布面１３ａに前記カードゲームシール１を剥離および再接着可能 に接着する。なお、プレミアムカード２の他の鏡面には宣伝広告等を印刷してお き、更にこの面に、他のフィルムと熱圧着可能で再接着不能なポリプレピレン等 の圧着用透明フィルム１４ａが貼着されている。

【０００７】 案内カード３としては、コート紙の両面に応募要項、宣伝広告等を印刷してお き、この上面に、前記プレミアムカード２の裏面に貼着した圧着用透明フィルム １４ａと熱圧着可能な同様の圧着用透明フィルム１４ｂが貼着されている。更に 案内カード３のコート紙の裏面にはポリプロピレン等の透明樹脂膜１２ｂを被着 し、また該被着面にシリコーン塗布面１３ｂを形成する。

【０００８】 また上質紙に宛先、応募者の住所、氏名等の記入場所等を印刷して宛先シール ４とし、その上面にタック糊層１１ｂを設けて、このタック糊層１１ｂで前記案 内カード３のシリコーン塗布面１３ｂに剥離および再接着可能に接着する。この 宛先シール４は、予め宛先の住所、氏名の印刷された宛名シール部４ａと、応募 者が住所、氏名を記載する住所シール部４ｂおよび残余のシール部４ｃとからな る。また残余のシール部４ｃに宛先シール４を剥す行動を促す表示を印刷してお くのがよい。

【０００９】 図１のような４層構造の情報カードの製造方法としては、図２の切断分解説明 図のように、タック糊層１１ａを有するコート紙、シリコーンで表面処理された 透明樹脂膜１２ａ、両面をアルミ蒸着された鏡面をもつＰＥＴ樹脂基板、熱圧着 された圧着用透明フィルム１４ａ，１４ｂ、コート紙、下面についてシリコーン で表面処理された透明樹脂膜１２ｂ，タック糊層１１ｂを有する上質紙をそれぞ れ重ね合わせてラミネートし、所定形状に打ち抜けば情報カードができる。必要 な面には予め所望事項を印刷しておくことは、前記のとおりであり、ラミネート の順序は任意に変更できる。また、ＰＥＴ樹脂基板の両面とコート紙の両面には 、接着剤を介してラミネートする。

【００１０】 本考案によれば、多層の情報カードのそれぞれを剥離し、案内カードの応募要 項によってゲームカードの当たり外れが確認され、当たりの場合は宛先シール４ のうち、宛名シール部４ａを葉書の表に貼着し、また住所シール部４ｂに所定事 項を記入し、ゲームカードシールと共に葉書の裏面に貼着して郵送し、また当た り外れに関係なくプレミアムカードにより占いをすることができる。 また、プレミアムカード２および案内カード３の対向面は熱圧着による疑似接 着であるため、一度剥離すると再接着不能であり、宣伝広告面として利用すると 効果的である。

【００１１】

【考案の効果】 以上述べたように本考案によれば、文字だけでなくゲームや占い、その他の多 量の情報を小型カードに組み込むことができ、郵送に必要なカードゲームシール や宛先シールはそのまま葉書に貼るので応募手続が簡単であり、プレミアムカー ドと案内カードは再接着不能であるために宣伝広告効果を十分期待でき、カード ゲームに外れてもプレミアムカードで遊びができ、更にカード形状であるために 商品へのベタ付きが可能で、携帯にも便利であり、販売促進効果も期待できるも のである。

【図面の簡単な説明】

【図１】剥離状態を示す斜視図である。

【図２】本考案の一実施例を示す切断分解説明図であ
る。

【符号の説明】

１ カードゲームシール ２ プレミアムカード ３ 案内カード ４ 宛先シール ４ａ 宛名シール部 ４ｂ 住所シール部 ４ｃ 残余のシール部 １１ａ タック糊層 １１ｂ タック糊層 １２ａ 透明樹脂膜 １２ｂ 透明樹脂膜 １３ａ シリコーン塗布面 １３ｂ シリコーン塗布面 １４ａ 圧着用透明フィルム １４ｂ 圧着用透明フィルム

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 カードゲームシールとプレミアムカー
   ド、案内カードと宛先シールとがそれぞれ相互に剥離可
   能であって、しかも一体のもとに順次接着し、前記接着
   したプレミアムカードと案内カードの対向面を再接着不
   能とし、前記カードゲームシールと宛先シールの接着面
   に再接着可能なタック糊層を設けたことを特徴とする多
   層型情報カード。
2. 【請求項２】 前記プレミアムカードおよび案内カード
   の両面を印刷面とした請求項１記載の多層型情報カー
   ド。
3. 【請求項３】 前記宛先シールが、少なくとも宛名シー
   ル部および住所シール部を有する請求項１または２記載
   の多層型情報カード。