JP2002127242A - エンボスキャリアテープ成形用金型 - Google Patents

エンボスキャリアテープ成形用金型

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JP2002127242A
JP2002127242A JP2000324236A JP2000324236A JP2002127242A JP 2002127242 A JP2002127242 A JP 2002127242A JP 2000324236 A JP2000324236 A JP 2000324236A JP 2000324236 A JP2000324236 A JP 2000324236A JP 2002127242 A JP2002127242 A JP 2002127242A
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JP
Japan
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molding die
molding
carrier tape
mold
raw material
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Application number
JP2000324236A
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English (en)
Inventor
Hiroki Kanbe
広樹 神戸
Taijiro Hoshi
泰次郎 星
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の圧空成形機において、従来の収納凹部
よりも送り方向の長さが長い収納凹部を成形でき、且つ
原反の送り幅当たりの収納凹部の成形個数を減らすこと
がないので、原反の無駄がないエンボスキャリアテープ
の成型用金型を提供すること。 【解決手段】 間欠送りしながら加熱機構で加熱したキ
ャリアテープの原反に電子部品あるいは精密機器部品収
納用の凹部を平板圧空成形するための成形金型及びエア
ーボックスとで構成するエンボスキャリアテープ成形用
金型10において、前記成形金型11の全長を、間欠送
りの送り幅Lに該成形金型が加熱機構14a、14b側
に延長できる寸法△Lの2倍の寸法を加えた長さとした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種電子部品、精
密機器部品などの収容に用いられるエンボスキャリアテ
ープを、間欠送りで平板圧空成形により成形する圧空成
形機に用いられるエンボスキャリアテープ成型用金型に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子部品のパッケージ(以下、
パッケージ)あるいは精密機器部品の包装にエンボスキ
ャリアテープ(以下、キャリアテープ)が用いられてお
り、近年、特に電子部品の包装に関しては、実装効率が
高く、また取り扱いが容易等の理由からエンボスキャリ
アテープが主流となっている。特に、半導体装置のIC
パッケージは小型化、ファインピッチ化の進展等により
キャリアテープによる包装に移行する傾向にある。
【0003】従来、キャリアテープは、熱可塑性樹脂の
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アモルファスポリエス
テル、ポリカーボネート等の樹脂からなるシートを使用
し、パッケージを収容する収納凹部をプレス成形、真空
成形、圧空成形、真空圧空成形あるいは圧空プラグアシ
スト成形等により成形する。このようなキャリアテープ
は、収納凹部内に前記パッケージを収容した後、キャリ
アテープの収納凹部開口側にトップテープを貼り合わせ
て保管、輸送する。キャリアテープに収容されたパッケ
ージを使用する時には、前記トップテープを剥がしたキ
ャリアテープから、装着装置においてパッケージを吸着
して取り出して装着する。
【0004】前記圧空成形方法の内の平板圧空成形方法
を用いた圧空成形機20によるキャリアテープの成形に
ついて、図2を用いて説明する。移動グリッパー21、
22が、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂のシートであ
るキャリアテープの原反25を挟持して移動グリッパー
の動き23、24で示す右向き矢印の方向に動いて、原
反25を図中右側に移動した後、一旦原反25を離して
移動グリッパー21、22は移動グリッパーの動き2
3、24で示す左向き矢印の方向に動いて元の位置に戻
り、再度移動グリッパー21、22が原反25を挟持し
て図中右側に移動させる間欠送りにより原反25を送り
ながら成形する。
【0005】前記のように原反25が間欠送りにより送
られながら、先ず、加熱装置28aが加熱装置の動き2
9aで示す下向き矢印の向きに下がり、加熱装置28b
が加熱装置の動き29bで示す上向き矢印の向きに上が
って原反25を挟んで短時間加熱する。次に、加熱装置
28aと加熱装置28bが離れて原反25が送られた
後、成形金型30が成形金型の動き31で示す上向き矢
印の向きに上がってエアーボックス32とで加熱された
原反25を挟み、エアーボックス32に圧空33が短時
間充填されて原反25に成形金型30に応じた形状が成
形され、成形品34ができる。
【0006】成形品34が成形された原反25は送風に
より冷却された後パンチング装置35に送られ、パンチ
ング装置35は、パンチング装置の動き36で示す上下
方向の矢印の向きに動いて、原反25に送り孔および検
知孔を形成する。以上のようにしてキャリアテープが製
造される。
【0007】以上の加熱装置28a、28b、成形金型
30及びパンチング装置35は、移動グリッパー21、
22による成形金型30の幅の間欠送りに同期して動作
する。
【0008】前記圧空成形機20による原反25の成形
は、図3(a)に示すように、成形金型30が上に移動
してその上に固定されたエアーボックス(図示せず)と
で加熱されて軟化した原反25を挟んだ後、エアーボッ
クス内に圧空33が充填されて行われる。原反25が圧
空33により成形金型凹部30a内に押し込まれると、
成形金型凹部30a内にあった空気33aは排気孔30
cから排気されて、原反25は、図3(b)に示すよう
に、成形金型30に応じた形状に成形されて成形品34
になる。尚、成形金型30とエアーボックスは原反25
を挟んで密着するので、エアーボックスに充填される圧
空はエアーボックスと原反25との間から逃げ難くい。
原反25が成形された後、成形金型30が下に移動して
成形品34から離れる。
【0009】図4に示すように、成形金型30の全長L
は、間欠送りの送り幅と同一寸法であり、且つ成形金型
30とエアーボックス32との両端面は面一である。即
ち、加熱装置28a、28bにより短時間加熱されて軟
化したキャリアテープの原反25は、Lの幅だけ送られ
て成形金型30において成形された後、再びLの幅だけ
送られる。原反25を成形する時は、図4に示すよう
に、圧空充填口32cを有する固定されたエアーボック
ス32と成形金型30とで原反25を挟んでおり、成形
金型30の四方、即ち、その上の原反25をエアーボッ
クス32が蓋をしている。
【0010】原反25の送り方向にあるエアーボックス
32のシール代32a、32bは、エアーボックス32
自体の強度を確保し、シールされる成形金型30に局部
的に荷重が加わらないようにするために、そのシール代
の幅Sが0.3mm以上であることが必要であり、一
般的には0.5mm程度である。尚、原反25の幅方向
にあるシール代は、成形金型30の平面部に余裕がある
場合には、S以上の幅でも構わない。
【0011】成形金型30のエアーボックス32により
シールされる部分30bには、収納凹部を成形する成形
金型凹部30aが設けられないので、全長Lの成形金型
30においては、このシールされる部分30bの長さR
により、成形金型凹部30a、即ちキャリアテープにお
ける収納凹部の送り方向の最大長さが決められている。
尚、シールされる部分30bの長さRは、隣接する成形
金型凹部30aの間隔Tの1/2でシール代の幅S
より制限され、シール代の幅Sより小さくすることは
できない。また、成形金型凹部30aのサイズは、成形
された原反の収縮を考慮して、成形品における収納凹部
のサイズより少し大きい。尚、図中Xは成形金型凹部3
0aの送り方向の長さである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、なるべ
く前記原反の送り方向の長さの長い収納凹部を成形する
要求が多く、このような要求に答えるために、従来の成
形金型の長さで前記最大長さより送り方向の長さが長い
収納凹部を成形しようとすると、成形個数を減らして、
隣接する収納凹部間の間隔を広くした成形金型とする必
要があるので、原反の送り幅当たりに成形できる収納凹
部の個数が減るので、原反に無駄ができる。
【0013】本発明は前記問題点を解決するためになさ
れたもので、従来の圧空成形機において、従来の収納凹
部よりも送り方向の長さが長い収納凹部を成形でき、且
つ原反の送り幅当たりの収納凹部の成形個数を減らすこ
とがないので、原反の無駄がないエンボスキャリアテー
プの成型用金型を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、間欠送りしな
がら加熱機構で加熱したキャリアテープの原反に電子部
品あるいは精密機器部品収納用の凹部を平板圧空成形す
るための成形金型及びエアーボックスとで構成するエン
ボスキャリアテープ成形用金型において、前記成形金型
の全長を、間欠送りの送り幅に該成形金型が加熱機構側
に延長できる寸法の2倍の寸法を加えた長さとしたもの
である。
【0015】また、前記2倍の寸法は、0.1〜1.5
mmの範囲であるものでもよく、前記エアーボックスの
全長は、前記成形金型の全長に0〜10mm加えた範囲
であるものでもよく、更に、前記成形金型と前記エアー
ボックスとの少なくとも送り方向上流側の端面が、面一
であるものでもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の実施形態について説明する。図1は、本発明によるエ
ンボスキャリアテープ成型用金型の実施形態を示す断面
図である。
【0017】図1に示すように、本発明の実施形態のエ
ンボスキャリアテープ成型用金型(以下、成型用金型1
0)は、電子部品あるいは精密機器部品収納用の凹部を
平板圧空成形するための成形金型11とエアーボックス
12とを備えている。成形用金型10は、図2に示す圧
空成形機20と同様の、キャリアテープの原反13を間
欠送りする移動グリッパー(図示せず)及び固定グリッ
パー(図示せず)と、原反13を軟化させる加熱機構で
ある加熱装置14a、14bと、該加熱装置14a、1
4bの下流側に隣接した前記軟化した原反13を成形金
型11とエアーボックス12とを備えた成型用金型10
を用いて平板圧空成形する圧空成形機(図示せず)にお
いて用いられる。尚、原反13の成形に関しては、図2
に示す従来の圧空成形機20における成形と同様であ
る。また、図中16は圧空充填口である。
【0018】次に、成形金型11の全長について説明す
る。図4に示す従来の成形金型30と加熱装置28a、
28bにおいて、成形金型30と加熱装置28a、28
bとの間に隙間があり、その距離をさらに短縮すること
ができる。従来の成形金型30において加熱機構側に延
長できる寸法を△Lとすると、成形金型11の全長は、
間欠送りの送り幅Lと同じ長さである従来の成形金型3
0の全長Lに、両端側それぞれに△Lを加えた長さ、即
ち間欠送りの送り幅Lに、成形金型30が加熱機構側に
延長できる寸法の2倍の寸法(2△L)を加えた長さ
(L+2△L)である。但し、△L<T/2であり、T
は従来の成形金型凹部30aの間隔である。また、前記
2倍の寸法(2△L)は、0.1〜1.5mmであるこ
とが好ましい。2△Lを1.5mmよりも大きくする
と、上流側に配置された加熱装置28a、28bと接触
することがある。
【0019】図1に示すように、成形金型11とエアー
ボックス12の加熱機構側(以下、上流側)端面を面一
にすることにより、エアーボックス12の上流側シール
代17は、従来の成形金型におけるよりも、最大△Lだ
け上流側に配置することができる。従って、成形金型1
1において、キャリアテープの収納凹部を成形する最上
流側の成形金型凹部15の上流側端部を、従来の成形金
型におけるよりも最大△Lだけ上流側に配置することが
でき、従って、この場合、成形金型凹部15の送り方向
の長さは、従来の成形金型凹部の送り方向の長さXより
も長い(X+2△L)であり、且つ成形金型凹部15の
間隔は、従来の成形金型凹部の間隔Tよりも短い(T−
2△L)である。尚、最上流側の成形金型凹部15を△
Lよりも短い距離だけ上流側に移動した場合あるいはエ
アーボックス12の加熱機構側端面を成形金型11の上
流側端面より下流側に配置した場合は、それだけ送り方
向の長さが短く、間隔が長い成形金型凹部15になる。
【0020】即ち、従来の成形金型よりも全長を2△L
長くした成形金型11により、成形金型11内に、従来
よりも送り方向の長さが2△Lだけ長く、且つ従来より
も間隔が2△Lだけ短い成形金型凹部15を従来と同数
個形成することができる。従って、キャリアテープの原
反の間欠送りの送り幅当たり、従来よりも少なくとも送
り方向の長さは長く、隣接する収納凹部間の間隔が短い
収納凹部を従来と同数個成形することができる。
【0021】尚、エアーボックス12の上流側シール代
17の幅Sは、エアーボックス12自体の強度を確保
し、シールされる成形金型11に局部的に荷重が加わら
ないようにするために、0.3mm以上であることが必
要であり、一般的には0.5mm程度である。また、下
流側シール代18の幅Sは上流側シール代17の幅S
と同じでもよいが、エアーボックス12の下流側端面
は、成形金型11の下流側端面と面一でなくてもよいの
で、その場合には、図1に示すような下流側シール代1
8の一部が成形金型11の下流側端面より下流側にあっ
てもよい。尚、エアーボックス12の全長は、成形金型
11の全長(L+2△L)に0〜10mmを加えた長さ
が好ましい。
【0022】また、前記エアーボックス12の上流側シ
ール代17の幅Sを小さくすることにより、最上流側
の成形金型凹部15の上流側端部を上流側に移動するこ
とができる。その移動距離を△Xとすると、△Xは上流
側シール代17の幅Sの変化幅△S以下であり、且
つ成形金型凹部15の間隔が0より大きいことが必要で
あることから、△X≦△S、且つ、0<△X<(T/
2−△L)である。この場合、成形金型凹部15の送り
方向の長さは、(X+2△L+2△X)であり、成形金
型凹部15の間隔は、(T−2△L−2△X)である。
但し、Xは従来の成形金型凹部の送り方向の長さであ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、従来よりもエンボスキ
ャリアテープの原反の間欠送りの送り方向の長さが長い
収納凹部を有し、且つ前記間欠送りの送り幅当たりの収
納凹部の成形個数が従来と同数個であるので、前記原反
の無駄がないエンボスキャリアテープを成形することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエンボスキャリアテープ成型用金
型の実施形態を示す断面図である。
【図2】従来のエンボスキャリアテープ成型用金型を用
いた圧空成形機の概略図である。
【図3】従来の平板圧空成形方法を示し、(a)はエン
ボスキャリアテープの原反が成形される前の断面図を示
し、(b)はエンボスキャリアテープの原反が成形され
た後の断面図を示す。
【図4】従来の平板圧空成形方法の成型金型とエアーボ
ックスの断面図である。
【符号の説明】
10 成形用金型 11、30 成形金型 12、32 エアーボックス 13、25 原反 14a、14b、28a、28b 加熱装置 15、30a 成形金型凹部 16、32c 圧空充填口 17 上流側シール代 18 下流側シール代 20 圧空成形機 21、22 移動グリッパー 23、24 移動グリッパーの動き 26、27 固定グリッパー 29a、29b 加熱装置の動き 30b シールされる部分 30c 排気孔 31 成型金型の動き 32a、32b シール代 33 圧空 33a 空気 34 成形品 35 パンチング装置 36 パンチング装置の動き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AC03 AG01 AG28 CA17 CB02 CK11 CK90 4F208 AC03 AG01 AG28 MA02 MB02 MC01 MD10 MJ15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間欠送りしながら加熱機構で加熱したキ
    ャリアテープの原反に電子部品あるいは精密機器部品収
    納用の凹部を平板圧空成形するための成形金型及びエア
    ーボックスとで構成するエンボスキャリアテープ成形用
    金型において、 前記成形金型の全長を、間欠送りの送り幅に該成形金型
    が加熱機構側に延長できる寸法の2倍の寸法を加えた長
    さとしたことを特徴とするエンボスキャリアテープ成型
    用金型。
  2. 【請求項2】 前記2倍の寸法は、0.1〜1.5mm
    の範囲であることを特徴とする請求項1に記載のエンボ
    スキャリアテープ成形用金型。
  3. 【請求項3】 前記エアーボックスの全長は、前記成形
    金型の全長に0〜10mm加えた範囲であることを特徴
    とする請求項1に記載のエンボスキャリアテープの成形
    用金型。
  4. 【請求項4】 前記成形金型と前記エアーボックスとの
    少なくとも送り方向上流側の端面が、面一であることを
    特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に
    記載のエンボスキャリアテープの成形用金型。
JP2000324236A 2000-10-24 2000-10-24 エンボスキャリアテープ成形用金型 Pending JP2002127242A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1668446B (zh) * 2002-06-25 2010-06-16 住友电木株式会社 载带的加工装置及加工方法

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