JP2002125403A - 耕耘機及び耕耘方法 - Google Patents

耕耘機及び耕耘方法

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JP2002125403A
JP2002125403A JP2000324648A JP2000324648A JP2002125403A JP 2002125403 A JP2002125403 A JP 2002125403A JP 2000324648 A JP2000324648 A JP 2000324648A JP 2000324648 A JP2000324648 A JP 2000324648A JP 2002125403 A JP2002125403 A JP 2002125403A
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tilling
braking
rotation
main
tillage
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Kenji Imamura
健二 今村
Taketomi Suwa
武富 諏訪
Takatoshi Abe
貴俊 安部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耕耘作業中のダッシング防止を図ると共に、効
率のよい安定した耕耘作業ができるようにした耕耘機を
提供する。 【解決手段】耕耘機のフレームの前部には原動機が搭載
されている。原動機の後部には動力伝達機構部3が設け
られている。動力伝達機構部3の後方にはハンドルが設
けられている。フレームの最前部にはハンドルの上下操
作を容易にするバランスウエイトが設けられている。フ
レームの前部側下部には駆動車輪6が設けられている。
駆動車輪6の後部には制動耕耘機構部7が設けられ、制
動耕耘機構部7の後部には主耕耘機構部8が設けられて
いる。制動耕耘機構部7は駆動車輪6と逆方向に回転
し、主耕耘機構部8は駆動車輪6と同方向に回転するよ
うにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農地などの土壌を
耕耘、砕土する耕耘機及び耕耘方法に関するものであ
る。更に詳しくは、耕耘作業中のいわゆるダッシングを
防止すると共に効率のよい安定した耕耘作業ができるよ
うにし、また耕耘作業において、耕耘幅内の耕耘された
土の密度を均一化し、ムラを生じにくいようにしたもの
に関する。
【0002】
【従来技術】自走しながら田畑の耕耘と砕土を行う駆動
型の耕耘機は、多数の湾曲した爪(刃)を有する水平軸
が回転するロータリー式の耕耘機構部を備えている。耕
耘機は、駆動車輪を回転させながら走行するが、一般に
耕耘機構部も駆動車輪の回転方向と同方向へ回転するよ
うになっているので、耕耘機構部も土壌を耕耘、砕土す
る際に耕耘機を走行させる力を発生することになる。
【0003】この場合、耕耘機構部は駆動車輪により耕
耘機が走行しようとする力を加勢するので、耕耘機構部
の爪が土壌に噛み込みにくくなり、土壌が十分に耕耘、
砕土されないまま走行してしまう、いわゆるダッシング
が起こりやすくなる。なお、このダッシングは、耕耘機
構部の軸の回転速度が駆動車輪より速いために、急加速
してしまうので危険である。
【0004】このような、耕耘機の構造的な問題点に対
処するために、耕耘機構部の水平軸に、例えば両側が正
転部、中央側が逆転部というように同軸上に異なる方向
に回転する部分を設け、そのそれぞれに爪を設けて、逆
転部によってダッシング防止を図りながら、駆動車輪と
正転部によって安定走行させ、正転部と逆転部で耕耘、
砕土を行う構造のものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の耕耘機には、次のような課題があった。すなわ
ち、耕耘機構部に設けられている互いに逆方向に回転す
る正転部と逆転部は同軸上にあって、しかも近接してい
るので、作業において紐などを巻き込むと、回転方向の
違う爪で紐が逆方向に引っ張られてうまく耕耘ができな
くなることがあった。また、石を噛み込んで爪で石が挟
まれ、耕耘機構部が停止したり、爪が変形したり、動力
の伝達部位が破損してしまうこともあった。このよう
に、耕耘作業を中断したり止めなければならないような
事態が頻繁に起こっていた。更には、正転部と逆転部が
同軸上に存在するため、耕耘幅内の耕耘された土の密度
にムラを生じてしまう問題もあった。
【0006】(本発明の目的)本発明の目的は、耕耘作
業中のダッシング防止を図ると共に、紐を巻き込んだり
石を挟んだりすることによる作業を中断したり止めなけ
ればならない事態が生じることがないようにして、効率
のよい安定した耕耘作業ができるようにした耕耘機及び
耕耘方法を提供することである。本発明の他の目的は、
耕耘作業において、耕耘幅内の耕耘された土の密度を均
一化し、ムラを生じにくいようにした耕耘機及び耕耘方
法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明
にあっては、駆動車輪と、当該駆動車輪の回転方向と逆
方向に回転する制動耕耘手段と、上記駆動車輪の回転方
向と同方向に回転する主耕耘手段と、を備えており、上
記制動耕耘手段と上記主耕耘手段は進行方向において前
後に設けられていることを特徴とする、耕耘機である。
【0008】第2の発明にあっては、駆動車輪と、進行
方向において上記駆動車輪の後部に設けられ、駆動車輪
の回転方向と同方向に回転する主耕耘手段を備えた耕耘
機であって、上記駆動車輪と上記主耕耘手段の間には、
上記駆動車輪の回転方向と逆方向に回転する制動耕耘手
段が設けられていることを特徴とする、耕耘機である。
【0009】第3の発明にあっては、制動耕耘手段の回
転軌跡の下部は、駆動車輪の下部と主耕耘手段の回転軌
跡の下部を結ぶ接線を含む平面より下方へ突出している
ことを特徴とする、第2の発明に係る耕耘機である。
【0010】第4の発明にあっては、制動耕耘手段の回
転速度が調整可能であることを特徴とする、第1、第2
または第3の発明に係る耕耘機である。
【0011】第5の発明にあっては、主耕耘手段の回転
速度が調整可能であることを特徴とする、第1、第2、
第3または第4の発明に係る耕耘機である。
【0012】第6の発明にあっては、耕耘機による耕耘
作業において、駆動車輪の回転方向と逆方向に回転する
制動耕耘手段と、駆動車輪の回転方向と同方向に回転す
る主耕耘手段によって耕耘するようにしたことを特徴と
する、耕耘方法である。
【0013】耕耘機の形態としては、例えば一般的なハ
ンドガイド式の耕耘機のように同じ機体に駆動車輪と主
耕耘手段を備えたもの、あるいはトラクターのように主
耕耘手段を別体に設けて牽引するものなどであるが、こ
れらに限定するものではない。制動耕耘手段と主耕耘手
段は、耕耘機の進行方向において前後に設けてあるが、
例えば爪の軌跡が前後に重なる場合もある。
【0014】(作用)本発明に係る耕耘機は、駆動車輪
と、駆動車輪の回転方向と逆方向に回転する制動耕耘手
段と、駆動車輪の回転方向と同方向に回転する主耕耘手
段とを備えており、回転方向が互いに逆方向である制動
耕耘手段と主耕耘手段は進行方向において前後に設けら
れている。これにより、耕耘作業において各耕耘手段に
紐などを巻き込んでも、紐が逆方向に引っ張られて耕耘
手段が停止してしまうことはなく、また石を噛み込んで
も石が爪で挟まれて爪が変形したり、動力の伝達部位が
破損してしまうこともない。また、制動耕耘手段と主耕
耘手段は進行方向において前後に設けられているので、
耕耘作業において、最終的には主耕耘手段により耕耘さ
れ、耕耘幅内の耕耘された土の密度は均一化し、ムラが
生じにくい。
【0015】また、耕耘作業においては、制動耕耘手段
によって土壌の耕耘、砕土を行い、併せて耕耘機の制動
を行う。そして、主耕耘手段によって土壌の耕耘、砕土
を行い、併せて耕耘機の走行力を加勢する。これによ
り、制動耕耘手段の回転によりダッシング防止を図りな
がら、駆動車輪と主耕耘手段の回転により安定して走行
させ、制動耕耘手段と主耕耘手段の回転によって土壌の
耕耘、砕土を効率よく行うことができる。
【0016】本発明に係る耕耘機は、駆動車輪と、駆動
車輪の進行方向において後部に設けられ、駆動車輪の回
転方向と同方向に回転する主耕耘手段を備えており、駆
動車輪と主耕耘手段の間には、駆動車輪の回転方向と逆
方向に回転する制動耕耘手段が設けられているので、耕
耘作業において、駆動車輪の後方で、まず制動耕耘手段
によって、例えば表面側のやや固い土壌の耕耘、砕土を
行い、併せて耕耘機の制動を行う。そして、制動耕耘手
段の後方で、主耕耘手段によって、例えば土壌の深い部
分の耕耘、砕土を行い、併せて、耕耘機の走行力を加勢
する。
【0017】これにより、制動耕耘手段の回転によりダ
ッシング防止を図りながら、駆動車輪と主耕耘手段の回
転により安定して走行させ、制動耕耘手段と主耕耘手段
の回転によって土壌の耕耘、砕土を効率よく行うことが
できる。
【0018】また、互いに逆方向に回転する制動耕耘手
段と主耕耘手段は進行方向において前後に設けられてい
る。これにより、各耕耘手段が作業において紐などを巻
き込んでも、紐が逆方向に引っ張られて耕耘手段が停止
してしまうことはなく、また石を噛み込んでも石が爪で
挟まれて爪が変形したり、動力の伝達部位が破損してし
まうこともない。更に、制動耕耘手段と主耕耘手段は進
行方向において前後に設けられているので、耕耘作業に
おいて、最終的には主耕耘手段により耕耘され、耕耘幅
内の耕耘された土の密度は均一化し、ムラが生じにく
い。
【0019】制動耕耘手段の回転軌跡の下部は、駆動車
輪の下部と主耕耘手段の回転軌跡の下部を結ぶ接線を含
む平面より下方へ突出しているものは、耕耘作業におい
て、制動耕耘手段が確実に土壌に食い込み、制動耕耘手
段による土壌の耕耘、砕土を行いながら耕耘機を確実に
制動することができる。
【0020】制動耕耘手段の回転速度が調整可能である
ものは、回転速度を上げることにより、土壌の耕耘、砕
土を高速で行うと共に耕耘機の走行に、より強い制動を
かけることができる。
【0021】主耕耘手段の回転速度が調整可能であるも
のは、回転速度を上げることにより、土壌の耕耘、砕土
を高効率で行うと共に耕耘機の走行力を加勢することが
できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態
に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る耕耘
機の実施の形態を示す斜視図、図2は図1に示す耕耘機
の側面図、図3は図1に示す耕耘機の耕耘状態を示し、
走行系と耕耘系のみを示した側面視説明図である。
【0023】符号Aは耕耘機で、ハンドガイド式のもの
である。耕耘機Aは、フレーム1を備えている。フレー
ム1の前部には、原動機2が搭載されている。原動機2
の後部には、ミッションやプーリー、ベルトなどからな
る動力伝達機構部3が設けられている。動力伝達機構部
3の後方には、ハンドル4が設けられている。なお、フ
レーム1の最前部には、作業者によるハンドル4の上下
操作を容易にするバランスウエイト5が設けられてい
る。
【0024】フレーム1の前部側下部には、動力伝達機
構部3により原動機2の動力を伝えて駆動されるゴムタ
イヤ製の駆動車輪6が設けられている。駆動車輪6の回
転方向は、耕耘機Aが前進する方向、すなわち図におい
て左回転である。なお、本明細書の記載においては、駆
動車輪6の回転方向と同じ回転方向を正回転、逆の回転
方向を逆回転ということがある。フレーム1の後部側に
は、制動耕耘手段である制動耕耘機構部7と主耕耘手段
である主耕耘機構部8が設けられている。制動耕耘機構
部7は、駆動車輪6のすぐ後方に設けられ、主耕耘機構
部8は制動耕耘機構部7のすぐ後方に設けられている。
【0025】制動耕耘機構部7は、動力伝達機構部3に
より原動機2の動力を伝えて駆動される。制動耕耘機構
部7は、進行方向に対し直角かつ水平に設けられた回転
軸70を備えている。回転軸70には、湾曲した爪71
が多数取り付けられている。回転軸70の回転方向は、
駆動車輪6とは逆方向、すなわち図において右回転であ
る。なお、爪71の湾曲方向は、爪先端部が回転方向に
おいて後部側になるように設定されている。制動耕耘機
構部7は、上部にカバー72を備えている。カバー72
は、回転軸70が回転するときの爪71の回転軌跡のう
ち、上部側の約1/2を覆うことができる。
【0026】主耕耘機構部8は、動力伝達機構部3によ
り原動機2の動力を伝えて駆動される。主耕耘機構部8
は、回転軸70と同じ進行方向に対し直角かつ水平に設
けられた回転軸80を備えている。回転軸80には、湾
曲した爪81が多数取り付けられている。回転軸80の
回転方向は、駆動車輪6と同じ方向、すなわち図におい
て左回転である。
【0027】なお、爪81の湾曲方向は、爪先端部が回
転方向において後部側になるように設定されている。す
なわち、制動耕耘機構部7の爪71とは逆方向に湾曲し
ている。また、爪71、81の湾曲方向は、何れも回転
軸70、80が回転したときに、土壌表面を撫でるよう
に設定してあるが、逆に土壌をすくい上げるように設定
することもできる。
【0028】主耕耘機構部8は、上部にカバー82を備
えている。カバー82は、回転軸80が回転するときの
爪81の回転軌跡のうち、上部側の約1/2を覆うこと
ができる。制動耕耘機構部7の爪71の回転軌跡の下部
は、駆動車輪6の下部と主耕耘機構部8の爪81の回転
軌跡の下部を結ぶ接線を含む平面fより下方へ突出して
いる(図3参照)。また、本実施の形態では、耕耘機A
のうち前端部から主耕耘機構部8の後端部までの長さを
短くするために、制動耕耘機構部7の爪71の回転直径
は主耕耘機構部8の爪81の回転直径より径小となって
いる(図3参照)。
【0029】制動耕耘機構部7と主耕耘機構部8の回転
速度は、図示していない回転制御手段(例えば、ギヤ比
を変えるなど)によって調整可能である。また、制動耕
耘機構部7と主耕耘機構部8は、フレーム1に対する高
さを調整可能にすることもできる。この場合、制動耕耘
機構部7の爪71の回転軌跡の下部を、駆動車輪6の下
部と主耕耘機構部8の爪81の回転軌跡の下部を結ぶ接
線を含む平面fと重なるようにすることもできるし、上
方に位置させることもできる。更に、制動耕耘機構部7
の爪71の回転直径または主耕耘機構部8の爪81の回
転直径は、適宜設定ができる。
【0030】主耕耘機構部8のカバー82の後部側に
は、カバー82を貫通して調整部材9が設けられてい
る。調整部材9は、金属製の棒体で形成されており、下
端部側が進行方向において後部側へ鈍角に曲げられてい
る構造である。調整部材9の上部はカバー82に設けら
れた管体90にスライド可能に挿通されており、締付ネ
ジ91で固定することにより、高さの調整が可能であ
る。調整部材9は、高さを調整することにより、耕耘深
さを変えることができる。
【0031】(作 用)図1ないし図3を参照して、本
発明に係る耕耘機の作用を説明する。なお、図3では、
走行系と耕耘系以外の部分は図示を省略している。耕耘
機Aは、耕耘作業において、駆動車輪6の後方で、まず
制動耕耘機構部7によって、表面側のやや固い土壌の耕
耘、砕土を行い、併せて制動耕耘機構部7の回転軸70
が逆転することによって耕耘機Aの制動を行う。そし
て、制動耕耘機構部7の後方で、主耕耘機構部8によっ
て、土壌の深い部分の耕耘、砕土を行い、併せて、主耕
耘機構部8の回転軸80が正転することによって耕耘機
Aの走行力を加勢する。これにより、制動耕耘機構部7
の回転により耕耘機Aのダッシング防止を図りながら、
駆動車輪6と主耕耘機構部8の回転により安定して走行
させることができる。また、制動耕耘機構部7と主耕耘
機構部8の回転によって土壌の耕耘、砕土を効率よく行
うことができる。
【0032】また、互いに逆方向に回転する制動耕耘機
構部7と主耕耘機構部8は進行方向において前後に設け
られている。これにより、各耕耘機構部7、8が作業に
おいて紐などを巻き込んでも、紐が逆方向に引っ張られ
て各耕耘機構部7、8が停止してしまうことはない。ま
た、各耕耘機構部7、8に石を噛み込んでも石が爪で挟
まれて爪が変形したり、動力の伝達部位が破損してしま
うこともない。
【0033】なお、制動耕耘機構部7の爪71の回転軌
跡の下部は、駆動車輪6の下部と主耕耘機構部8の爪8
1の回転軌跡の下部を結ぶ接線を含む平面fより下方へ
突出しているので、耕耘作業において、制動耕耘機構部
7が確実に土壌に食い込み、制動耕耘機構部7による土
壌の耕耘、砕土を行いながら耕耘機Aを確実に制動する
ことができる。
【0034】更には、制動耕耘機構部7と主耕耘機構部
8の回転速度は調整可能であるので、例えば制動耕耘機
構部7の回転速度を上げることにより、土壌の耕耘、砕
土を高速で行うと共に耕耘機Aの走行に、より強い制動
をかけることができる。また、主耕耘機構部8の回転速
度を上げることにより、土壌の耕耘、砕土を高効率で行
うと共に耕耘機Aの走行力を加勢することができる。
【0035】なお、本明細書で使用している用語と表現
は、あくまで説明上のものであって限定的なものではな
く、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するもの
ではない。また、本発明は図示されている実施の形態に
限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種
々の変形が可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有
する。 (a)本発明に係る耕耘機は、回転方向が互いに逆方向
である制動耕耘手段と主耕耘手段は進行方向において前
後に設けられているので、耕耘作業において各耕耘手段
に紐などを巻き込んでも、紐が逆方向に引っ張られてう
まく耕耘ができなくなることはなく、また石を噛み込ん
でも石が爪で挟まれて爪が変形したり、動力の伝達部位
が破損してしまうこともない。
【0037】(b)制動耕耘手段と主耕耘手段は進行方
向において前後に設けられているので、耕耘作業におい
て、最終的には主耕耘手段により耕耘され、耕耘幅内の
耕耘された土の密度は均一化し、ムラが生じにくい。
【0038】(c)耕耘作業においては、制動耕耘手段
によって土壌の耕耘、砕土を行い、併せて耕耘機の制動
を行う。そして、主耕耘手段によって土壌の耕耘、砕土
を行い、併せて耕耘機の走行力を加勢する。これによ
り、制動耕耘手段の回転によりダッシング防止を図りな
がら、駆動車輪と主耕耘手段の回転により安定して走行
させ、制動耕耘手段と主耕耘手段の回転によって土壌の
耕耘、砕土を効率よく行うことができる。
【0039】(d)制動耕耘手段の回転軌跡の下部は、
駆動車輪の下部と主耕耘手段の回転軌跡の下部を結ぶ接
線を含む平面より下方へ突出しているものは、耕耘作業
において、制動耕耘手段が確実に土壌に食い込み、制動
耕耘手段による土壌の耕耘、砕土を行いながら耕耘機を
確実に制動することができる。
【0040】(e)制動耕耘手段の回転速度が調整可能
であるものは、回転速度を上げることにより、土壌の耕
耘、砕土を高速で行うと共に耕耘機の走行に、より強い
制動をかけることができる。
【0041】(f)主耕耘手段の回転速度が調整可能で
あるものは、回転速度を上げることにより、土壌の耕
耘、砕土を高効率で行うと共に耕耘機の走行力を加勢す
ることができる。
【0042】(g)本発明に係る耕耘方法は、耕耘機に
よる耕耘作業において、駆動車輪の回転方向と逆方向に
回転する制動耕耘手段と、駆動車輪の回転方向と同方向
に回転する主耕耘手段によって耕耘するようにしている
ので、制動耕耘手段によって耕耘機の走行に制動をか
け、同時に主耕耘手段によって駆動車輪の走行力を加勢
することができる。従って、制動耕耘手段によりダッシ
ング防止を図りながら、駆動車輪と主耕耘手段の回転に
より安定して走行させ、制動耕耘手段と主耕耘手段の回
転によって土壌の耕耘、砕土を効率よく行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る耕耘機の実施の形態を示す斜視
図。
【図2】図1に示す耕耘機の側面図。
【図3】図1に示す耕耘機の耕耘状態を示し、走行系と
耕耘系のみを示した側面視説明図。
【符号の説明】
A 耕耘機 1 フレーム 2 原動機 3 動力伝達機構部 4 ハンドル 5 バランスウエイト 6 駆動車輪 7 制動耕耘機構部 70 回転軸 71 爪 72 カバー 8 主耕耘機構部 80 回転軸 81 爪 82 カバー 9 調整部材 90 管体 91 締付ネジ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月29日(2001.1.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安部 貴俊 福岡県八女郡広川町大字日吉548番地の22 株式会社オーレック内 Fターム(参考) 2B033 AA06 AB01 AB13 AC04 AC08 BA01 BA04 BB02 CA21 ED04 ED20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動車輪と、 当該駆動車輪の回転方向と逆方向に回転する制動耕耘手
    段と、 上記駆動車輪の回転方向と同方向に回転する主耕耘手段
    と、を備えており、 上記制動耕耘手段と上記主耕耘手段は進行方向において
    前後に設けられていることを特徴とする、 耕耘機。
  2. 【請求項2】 駆動車輪と、進行方向において上記駆動
    車輪の後部に設けられ、駆動車輪の回転方向と同方向に
    回転する主耕耘手段を備えた耕耘機であって、 上記駆動車輪と上記主耕耘手段の間には、上記駆動車輪
    の回転方向と逆方向に回転する制動耕耘手段が設けられ
    ていることを特徴とする、 耕耘機。
  3. 【請求項3】 制動耕耘手段の回転軌跡の下部は、駆動
    車輪の下部と主耕耘手段の回転軌跡の下部を結ぶ接線を
    含む平面より下方へ突出していることを特徴とする、 請求項2記載の耕耘機。
  4. 【請求項4】 制動耕耘手段の回転速度が調整可能であ
    ることを特徴とする、 請求項1、2または3記載の耕耘機。
  5. 【請求項5】 主耕耘手段の回転速度が調整可能である
    ことを特徴とする、 請求項1、2、3または4記載の耕耘機。
  6. 【請求項6】 耕耘機による耕耘作業において、駆動車
    輪の回転方向と逆方向に回転する制動耕耘手段と、駆動
    車輪の回転方向と同方向に回転する主耕耘手段によって
    耕耘するようにしたことを特徴とする、 耕耘方法。
JP2000324648A 2000-10-24 2000-10-24 耕耘機及び耕耘方法 Pending JP2002125403A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015192619A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 株式会社クボタ 歩行型作業機用のバランスウェイトとそれを備える歩行型作業機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010259367A (ja) * 2009-05-07 2010-11-18 Shigeo Totsuka 中耕除草機
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