JP2002124972A - ファクシミリサーバ - Google Patents

ファクシミリサーバ

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JP2002124972A
JP2002124972A JP2000314656A JP2000314656A JP2002124972A JP 2002124972 A JP2002124972 A JP 2002124972A JP 2000314656 A JP2000314656 A JP 2000314656A JP 2000314656 A JP2000314656 A JP 2000314656A JP 2002124972 A JP2002124972 A JP 2002124972A
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JP2000314656A
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Yoshifumi Tanimoto
好史 谷本
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 登録された配信条件が多くなった場合でも、
配信先を特定するための処理時間を短縮可能なファクシ
ミリサーバを提供する。 【解決手段】 予め配信条件を配信条件格納部13に格
納しておく。そして、通信部17やインタフェース部2
2,読取部15から情報を受信すると、配信条件格納部
13中の配信条件に該当するか否かを判定し、該当する
配信条件に設定されている配信先へ情報を配信する。こ
のとき、最初に適合した配信条件が見つかったら、以後
の配信条件の適否判断を中止する。これにより配信条件
の適否判断に要する処理時間を短縮する。また、全ての
配信条件の適否判断を行うことも可能とし、設定により
切替可能に構成する。さらに、配信条件に中止条件を付
加し、中止条件が中止を示すまで配信条件の適否判断を
続けることもできる。配信条件に検索順位を設定可能に
構成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のネットワー
クと通信可能であり、受信した情報を配信条件に従って
配信するファクシミリサーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、公衆回線やLANなどの複数のネ
ットワークに接続することができるファクシミリサーバ
が開発されている。このようなファクシミリサーバで
は、受信したファクシミリ画データや電子メールを配信
先へ配信することができる。配信先は、公衆回線を介し
てファクシミリ番号で特定される他のファクシミリ装置
や、あるいはLAN等で接続されたクライアント、ある
いは他のメールアドレスなどの場合もある。
【0003】このようなファクシミリ画データや電子メ
ールなどの受信した情報の配信を行う際に、例えば公衆
回線を利用したファクシミリ通信の場合には配信先が指
定されない場合もあるし、また受信したファクシミリサ
ーバにおいて配信先を決めたい場合もある。そのため、
ファクシミリサーバにおいて、予め発信元(あるいは交
換機)から送られてくる様々な情報を用いた配信条件を
設定しておき、その配信条件に適合した場合に対応する
配信先へ受信した情報を配信することが考えられてい
る。
【0004】配信条件としては、送信元が一意に決定さ
れる条件に限らず、例えば公衆回線であれば発信者番号
通知やTSI信号によって通知される送信元の電話番号
の市外局番のみを利用したり、ISDN回線であればI
SDNサブアドレスなどによって条件を設定することが
考えられる。さらには、時間に応じて配信先を変更する
ような条件設定など、種々の配信条件が考えられる。
【0005】このような配信条件が複数登録されている
場合、従来はそれぞれの配信条件について、適合してい
るか否かを判断し、適合している条件については対応す
る配信先への配信や記録出力などを行っていた。しか
し、このような配信条件の登録数が多くなった場合に、
登録されている配信条件を1つずつ解釈して条件の適合
の有無を調べてゆく処理に多大な時間が必要となってい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、登録された配信条件が多く
なった場合でも、配信先を特定するための処理時間を短
縮可能なファクシミリサーバを提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のネット
ワークと通信可能なファクシミリサーバにおいて、受信
した情報の配信条件を登録した配信条件格納手段と、受
信した情報について前記配信条件格納手段に登録された
配信条件を順に調べて最初に適合する配信条件に従って
配信先を決定して以後の配信条件の判断を中止する制御
手段を有することを特徴とするものである。このとき、
制御手段は、設定に従って、全ての配信条件の判断を行
うか、あるいは最初に適合した配信条件以後の配信条件
の判断を中止するかを切り替えるように構成することが
できる。
【0008】このような構成によって、最初に配信条件
に適合した時点で以後の配信条件についての適合の有無
を判断しなくてよくなり、処理時間を短縮することが可
能となる。
【0009】また本発明は、複数のネットワークと通信
可能なファクシミリサーバにおいて、受信した情報の配
信条件が登録されるともに該配信条件で判断を中止する
か否かを示す中止条件を前記配信条件に付加して記憶す
る配信条件格納手段と、受信した情報について前記配信
条件格納手段に登録された配信条件を順に調べて適合す
る配信条件に従って配信先を決定するとともに適合した
配信条件に付加されている前記中止条件を調べて該中止
条件が判断を中止する条件であるときには以後の配信条
件の判断を中止する制御手段を有することを特徴とする
ものである。
【0010】このように配信条件に中止条件を付加して
おくことによって、配信条件の判断を任意の配信条件で
中止させることが可能となり、配信条件の設定の自由度
を増加させるとともに、利用者の利便性を向上させるこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のファクシミリサ
ーバの実施の一形態を示すブロック構成図である。図
中、11は主制御部、12はRAM、13は配信条件格
納部、14はROM、15は読取部、16は記録部、1
7は通信部、18はNCU、19はモデム、20は操作
部、21はコーデック、22はインタフェース部、23
はバスである。
【0012】主制御部11は、装置全体を制御し、各部
を動作させて、通信部17による公衆回線を介したファ
クシミリ通信機能、インタフェース部22によるLAN
を介した情報送受信機能などを実現する。これらの機能
を利用し、LANを介して受け取った情報を公衆回線を
介してファクシミリ送信したり、再びLANを介して送
信することができる。また、公衆回線を介して受信した
ファクシミリ画データをLANに接続されたクライアン
トへ送信したり、再び公衆回線を介して送信することが
できる。さらに、公衆回線やLANで受け取った画デー
タなどの情報を記録部16で記録させたり、読取部15
で読み取った画データを公衆回線やLANを介して送信
することもできる。もちろん、読取部15で読み取った
画データを記録部16で記録するコピー機能など、その
他の機能を有していてもよい。
【0013】特に主制御部11は、公衆回線やLAN等
を介して画データ等の情報を受信したり、読取部15で
画データを読み取る(以下、この場合も含めて受信と呼
ぶことにする)と、受信時の様々な情報に基づいて配信
先を決定する。このとき、配信条件格納部13に登録さ
れている配信条件を参照し、各配信条件について条件に
適合するか否かを判定し、適合する配信条件に対応する
配信先を決定して、決定した配信先に対して受信した情
報を配信する。配信条件は、例えば登録順や配信条件に
付加されている検索順位の順など、所定の順に適合する
か否かを調べてゆく。そして、最初に適合する配信条件
が見つかった時点で、それ以後の配信条件の判断を中止
して配信条件に関する処理を短縮する。また、設定によ
って、適合する配信条件が見つかっても、そのまま配信
条件の判断を続け、適合する1ないし複数の配信条件か
ら配信先を決定してもよい。配信先には記録部16が含
まれていてもよい。
【0014】なお、決定した複数の配信先について、異
なる通信プロトコルで通信を行う配信先が存在する場
合、それぞれの配信先に対応する通信プロトコルを用い
て情報の配信を行うことになる。また、決定した配信先
のすべてあるいは一部について、受信した情報を配信す
ることができないとき、受信した情報を記録部16や、
LANに接続されているプリンタから記録出力させるよ
うに制御してもよい。配信できなかったことの判定は、
例えば数回のリトライを行っても配信できないことによ
って判定したり、タイマなどによって所定時間監視して
配信先で受け取らない等によって判定することができ
る。
【0015】RAM12は、主制御部11や他の各部の
処理において保存が必要なデータの格納に用いられる。
また、通信部17あるいはインタフェース部22におい
て送信する画データ等の情報や、受信した画データ等の
情報、読取部15で読み取った画データ、記録部16で
記録する画データなどをこのRAM12に格納してもよ
い。なお、画データについては、別途、画像メモリを設
けて格納してもよい。
【0016】RAM12には、配信条件格納部13が設
けられている。この配信条件格納部13は、RAM12
中の電源が切断されても消去されない領域に設けておく
とよい。
【0017】配信条件格納部13には、受信した画デー
タを配信する際の配信条件が登録される。図2は、配信
条件の一例の説明図である。配信条件格納部13に登録
される配信条件としては、種々の条件や配信先を登録す
ることができる。図2に示した例では、条件名と、受信
時の種々の情報を用いた条件、その条件を満足する場合
の配信先などの情報を含んでいる。条件名は各配信条件
が特定できればよく、任意の名称を登録可能にしたり、
あるいは一連番号などであってもよい。
【0018】受信時の条件としては、画データの発信元
(あるいは交換機)から送られてくるあらゆる情報、さ
らには読取部15を含めてどの通信路から送られてきた
かなど、種々の情報に対して条件を設定することができ
る。例えば、公衆回線からファクシミリ画データを受信
した場合には、着信時に交換機から送られてくる発信者
番号通知やISDNサブアドレス、ファクシミリ手順の
中でTSI信号として送られてくる発信元の番号やFコ
ードサブアドレス及びパスワードに対して条件を設定す
ることが可能である。また、複数の回線からの受信が可
能な場合には、着信した回線番号等についても条件を設
定することが可能である。また、LANから情報を受信
した場合には、送信元のメールアドレスやIPアドレ
ス、またそれらの一部(ドメイン)などについて条件設
定が可能である。
【0019】図2に示した例では、条件1ではFコード
サブアドレスが「1234」であるという条件、条件2
と条件5では、TSI信号により送られてきた発信元番
号が「075−672−○△□×」、「06−6789
−●▽○×」であるという条件、条件3ではメールアド
レスが「h@abc.co.jp」であるという条件、
条件4は読取部15で読み取った画データであるという
条件が、それぞれ設定されている。もちろん、例えば発
信元の市外局番のみを条件とするなどといった、部分的
な情報を条件としたり、除外する条件を設定するなど、
各種の条件を設定することが可能である。
【0020】また受信条件としては、配信稼働日時など
を設定して、例えば昼間と夜間、あるいは平日と土日休
日とで配信先を変えるなどといった設定も可能である。
さらに、このような個別の条件の他、常時適合する(す
べての受信を対象とする)条件を設定してもよい。ま
た、その配信条件を除く配信条件に適合しなかったとい
う条件、例えば「上記条件以外」といった条件を設定可
能にしてもよい。
【0021】配信先としては、配信先を特定する種々の
情報を設定しておくことができる。例えばLAN等の他
のネットワーク上のクライアントに対して配信するので
あれば、例えば電子メールアドレスを設定したり、Sa
lutationユーザIDを設定することができる。
あるいは、装置を特定するのであれば、IPアドレスを
設定してもよい。また、公衆回線を介してファクシミリ
配信する場合には、FAX番号を設定しておけばよい。
さらに配信先として記録部16を指定するなど、種々の
配信先を特定する情報を設定することができる。また、
例えば電子メールアドレスを指定する際にドメインまで
を設定するなど、配信先のグループを指定することも可
能である。もちろん、複数の配信先あるいは配信先のグ
ループを設定しておくことも可能である。
【0022】図1に戻り、ROM14は、主制御部11
の動作を規定したプログラムや、固定的なデータなどが
格納されている。なお、配信条件格納部13などを、こ
のROM14の書き換え可能な領域に設けることもでき
る。
【0023】読取部15は、イメージスキャナやデジタ
ルカメラなどの画像入力装置によって構成されており、
送信あるいはコピーすべき画像を読み取る。記録部16
は、通信部17あるいはインタフェース部22を介して
受信した画像、コピー画像、使用者に対するメッセージ
などを、主制御部11の制御に従って記録紙上に記録す
る。記録方法としては、例えば電子写真方式やインクジ
ェット方式、熱転写や感熱方式など、種々の方式を採用
することができる。なお、読取部15と記録部16は、
いずれか一方あるいは両方を有しない構成であってもよ
い。
【0024】通信部17は、公衆回線や専用線を介して
他のファクシミリ装置などと通信を行い、画像等の情報
の送受信を行う。なお、例えばダイヤルアップ接続など
のように公衆回線を介してインターネットに接続し、イ
ンターネットを介して情報の転送を行う機能を有してい
てもよい。通信部17はNCU18およびモデム19を
有している。NCU18は、公衆回線や専用線を制御し
て他のファクシミリ装置などとの通信を行う。また、モ
デム19は、画像や他のデータなど、送受信する情報の
変復調を行う。
【0025】操作部20は、表示手段により、使用者に
対するメッセージや装置の状態を示すメッセージ、操作
ガイダンスなど、種々の情報を表示するとともに、入力
手段により使用者が各種の設定や指示などを行うことが
できる。例えば、配信条件格納部13に登録される配信
条件の設定などを、この操作部20において行うことが
できる。また、設定した配信条件の利用状況を表示手段
に表示させ、配信条件の順序の入れ替えや、条件などの
保守に利用することが可能である。さらに、配信条件の
検索を、適合する配信条件が1つでも見つかった時点で
終了するのか、あるいは、全ての配信条件について調べ
るかを設定することができる。
【0026】コーデック21は 通信部17あるいはイ
ンタフェース部22を介して送信する画像を所定の圧縮
方式に従って圧縮したり、通信部17あるいはインタフ
ェース部22を介して受信した圧縮画像を所定の圧縮方
式に従って伸長する。なお、この圧縮あるいは伸長処理
は、主制御部11によって行うこともでき、このコーデ
ック21と併用したり、あるいはコーデック21を用い
ずに構成する場合もある。
【0027】インタフェース部22は、LANに接続さ
れており、LANを介して画データやその他の情報を送
信し、また、LANを介して送られてくる情報を受信す
る。なお、LANを経由してインターネットに接続し、
他のファクシミリ装置などの通信端末装置との間で情報
の転送を行ってもよい。
【0028】バス23は、主制御部11、RAM12、
ROM14、読取部15、記録部16、通信部17(N
CU18、モデム19)、操作部20、コーデック2
1、インタフェース部22等を相互に接続しており、こ
れらの間のデータ転送を可能にしている。もちろん、こ
れらのほか、外部記憶装置など、各種の機器がバス23
に接続されていてもよい。また、その他のインタフェー
スを有し、外部のコンピュータなどと直接接続できるよ
うに構成されていてもよい。
【0029】次に、本発明のファクシミリサーバの実施
の一形態における動作の一例について説明する。ここで
は、適合する配信条件が1つでも見つかった時点で配信
条件の検索を終了するのか、あるいは、全ての配信条件
について調べるかを設定することができるものとし、そ
れぞれの場合の動作について説明する。なお、このよう
な設定は、例えば操作部20から行うほか、LAN等を
介して設定を行ったり、あるいは情報の受信時に送信側
から指示を受けることも可能である。
【0030】図3は、本発明のファクシミリサーバの実
施の一形態において適合する配信条件が見つかった時点
で配信条件の検索を終了する設定の場合における動作の
一例を示すフローチャートである。S31において、例
えば公衆回線を介してファクシミリ受信したり、LAN
を介して電子メールなどを受信したり、あるいは読取部
15において原稿の読取を行うなどにより、情報の受信
を行うと、配信条件のチェックを行う。S32におい
て、初期設定として、配信条件を順次選択するための変
数iを1にセットしておく。
【0031】S33において、変数iが配信条件の登録
数を超えているか否かを判定する。登録数以下であれ
ば、チェックすべき配信条件が存在するので、例えば登
録されている配信条件の順序などにおいてi番目に位置
する配信条件に、受信した情報の例えば送信元などの条
件が該当するか否かをS34で判定する。当該i番目の
配信条件に該当しない場合には、S35において次の配
信条件を調べるように変数iの値に1を加え、S33へ
戻る。
【0032】受信した情報がi番目の配信条件に該当す
る場合には、S36において、そのi番目の配信条件に
設定されている配信先に対して情報を配信する。
【0033】また、変数iの値が登録数を超え、いずれ
の配信条件にも該当しなかった場合には、S33からS
37へ進むことになる。S37において、この例では受
信した情報を記録部16で記録出力する。もちろん、記
録出力以外にも、デフォルトの設定を行っておくとよ
い。
【0034】このようにして、適合した配信条件が見つ
かったら、その配信条件以後の配信条件については適合
するか否かをチェックしないように構成することができ
る。これによって、多数の配信条件が登録されている場
合でも、配信条件の適否のチェックに要する処理時間を
短縮することができる。
【0035】図4は、本発明のファクシミリサーバの実
施の一形態において全ての配信条件について調べる設定
の場合における動作の一例を示すフローチャートであ
る。S41において、例えば公衆回線を介してファクシ
ミリ受信したり、LANを介して電子メールなどを受信
したり、あるいは読取部15において原稿の読取を行
い、情報を受信すると、配信条件のチェックを行う。S
42において、初期設定として、配信条件を順次選択す
るための変数iを1にセットするとともに、宛先を格納
するための宛先リストを空(Null)にセットする。
このような初期設定を行った後、配信条件格納部13に
格納されている各配信条件についての処理を行う。
【0036】S43において、変数iが配信条件の登録
数を超えているか否かを判定する。登録数以下であれば
i番目の配信条件が存在するので、受信した情報につい
て、例えば送信元などがi番目の配信条件に該当するか
否かをS44で判定する。i番目の配信条件に該当しな
い場合にはS46において次の配信条件を調べるように
変数iの値に1を加え、S43へ戻る。
【0037】受信した情報の受信時の条件がi番目の配
信条件に該当する場合には、S45において、そのi番
目の配信条件に設定されている配信先を宛先リストへ追
加する。このとき、既に宛先リスト中に含まれている配
信先については、重複して追加しないようにする。その
後、S46において次の配信条件を調べるように変数i
の値に1を加え、S43へ戻る。
【0038】このようなS43〜S46の処理を繰り返
すことによって、受信した情報の受信時の条件が該当す
るすべての配信条件について、その配信条件に設定され
ている配信先が宛先リストに登録される。そして、最後
の配信条件までチェックすると、変数iの値が登録数を
超えるため、S43からS47へ進むことになる。
【0039】このようにしてすべての配信条件をチェッ
クした後、S47において宛先リストが空(Null)
か否か、すなわち該当する配信条件が少なくとも1つは
存在したか否かを判定する。宛先リストが空でなけれ
ば、S48において、宛先リストに従って配信を行う。
宛先リストが空の場合には、この例では受信した情報を
記録部16で記録出力するものとし、S49において記
録出力を行う。
【0040】このように全ての配信条件について適否を
チェックする処理を行うことは、配信条件が多くなると
非常に時間がかかる。そのため、情報の受信毎にこのよ
うな処理を行うことは、装置にとっては負担が大きくな
る。一方、上述の適合する配信条件が見つかった時点で
配信条件の適否のチェックを終了してしまうと、順番に
よっては所望の配信条件がチェックされないと言った場
合が生じることがある。そのため、上述の2つの処理を
設定に従って切替可能に構成することによって、利用者
の要求に応じた、より最適な配信システムを構築するこ
とができる。
【0041】上述の例では、最初に適合した1つの配信
条件のみで配信を行うか、あるいは全ての配信条件につ
いて適否を判断して配信を行うかのいずれかであった。
しかし、いくつかの配信条件について適合したらそれ以
降の配信条件の適否の判断を中止したい場合もある。以
下、このように複数の配信条件について適合させること
ができるとともに、全ての配信条件の適否判断を行わな
いように構成する場合について説明する。なお、装置構
成としては図1に示した構成と同様でよいので、ここで
は説明を省略する。
【0042】図5は、配信条件の別の例の説明図であ
る。この例では、図2に示す例と同様に条件名、条件、
配信先の項目を有するとともに、中止条件が設定可能に
構成されている。この中止条件は、当該配信条件が適合
した場合に、その配信条件以後の配信条件の適否判断を
続けるか否かを示すものである。例えば条件1では中止
条件が「続行」になっているので、条件1に適合した後
にも、さらに他の配信条件について適否の判断を続け
る。また、例えば条件2では中止条件が「中止」になっ
ているので、条件2に適合したら、その後の配信条件の
適否判断の処理を中止する。このように配信条件に中止
条件を付加しておくことによって、全ての配信条件の適
否判定を行わずに、複数の配信条件の適合を実現するこ
とができる。
【0043】図6は、本発明のファクシミリサーバの実
施の一形態において中止条件を用いる場合の動作の一例
を示すフローチャートである。この場合、適合する複数
の配信条件で指示された配信先への配信を行う可能性が
あるので、上述の図4に示した動作とほぼ同様の動作と
なる。そのため、図4と同様の処理には同じ符号を付し
て詳細な説明は省略する。
【0044】S41において情報を受信したら、S42
において、初期設定として、配信条件を順次選択するた
めの変数iを1にセットするとともに、宛先を格納する
ための宛先リストを空(Null)にセットする。S4
3において、変数iが配信条件の登録数を超えているか
否かを判定する。登録数以下であればi番目の配信条件
が存在するので、受信した情報がi番目の配信条件に該
当するか否かをS44で判定する。i番目の配信条件に
該当しない場合にはS46において次の配信条件を調べ
るように変数iの値に1を加え、S43へ戻る。
【0045】受信した情報の受信時の条件がi番目の配
信条件に該当する場合には、S45において、そのi番
目の配信条件に設定されている配信先を宛先リストへ追
加する。このとき、既に宛先リスト中に含まれている配
信先については、重複して追加しないようにする。
【0046】ここで、S51において、i番目の配信条
件に付加されている中止条件を調べる。中止条件が「続
行」であれば、S46において次の配信条件を調べるよ
うに変数iの値に1を加え、S43へ戻る。また、中止
条件が「中止」であれば、i番目の配信条件までで適否
判断を中止し、i+1番目以降の配信条件については適
否の判断を行わずにS47へ進む。
【0047】このようなS51を含むS43〜S46の
処理を繰り返すことによって、最後の配信条件まで適否
判定を行うか、あるいは、条件が適合した配信条件に付
加されている中止条件が「中止」の場合に、配信条件の
適否判定を終了してS47に進む。この時点では、それ
までに受信時の条件が該当する配信条件について、その
配信条件に設定されている配信先が宛先リストに登録さ
れる。
【0048】S47において宛先リストが空(Nul
l)か否か、すなわち該当する配信条件が少なくとも1
つは存在したか否かを判定する。宛先リストが空でなけ
れば、S48において、宛先リストに従って配信を行
う。宛先リストが空の場合には、この例では受信した情
報を記録部16で記録出力するものとし、S49におい
て記録出力を行う。
【0049】このようにして、適合した配信条件に付加
されている中止条件が「継続」であれば、さらに別の配
信条件について適否を判定してゆくので、最初に適合し
た配信条件だけでなく、複数の配信条件で設定されてい
る配信先への配信が可能になる。また、中止条件が「中
止」であればその時点で配信条件の適否判断を中止する
ので、すべての配信条件を調べる場合に比べて処理時間
を格段に短縮することが可能である。
【0050】上述の2つの例のように、例えば最初に適
合した配信条件を見つけた段階で以降の配信条件の適否
判断を中止したり、あるいは中止条件に従って配信条件
の適否判断を「継続」あるいは「中止」する場合、配信
条件の並び順が問題になる場合がある。配信条件の並び
順は、例えば操作部20で配信条件の編集を行う際に変
更可能に構成することができる。あるいは、配信条件に
順番に関する情報を付加しておくこともできる。図7
は、配信条件のさらに別の例の説明図である。図7に示
した配信条件の例では、図2に示した例に順番の欄を付
加したものである。この順番の欄に設定された順に、配
信条件の適否判断を行えばよい。例えば図3のS34
や、図6のS44,S45,S51においてi番目の配
信条件を参照する際には、順番の欄がiである配信条件
を参照すればよい。その他の動作は変更不要である。
【0051】このように順番の欄に設定された順に配信
条件の適否を判断すれば、配信条件の登録順などに関わ
らず、任意に配信条件の適否判断の順序を利用者が設定
可能である。また、このような配信条件の適否判断の順
番は、それぞれの配信条件に対して一意に設定するほ
か、例えば配信条件のグループごとにその優先順位を設
定してもよい。また、ある特定の配信条件に対して優先
度を上げたり、あるいは下げるといった設定を可能にし
てもよい。もちろん、図5に示した中止条件についても
設定可能に構成してもよい。
【0052】このような配信条件の適否判断の順番を設
定可能とすることによって、上述の例のように例えば最
初に適合した配信条件を見つけた段階で以降の配信条件
の適否判断を中止したり、あるいは中止条件に従って配
信条件の適否判断を「継続」あるいは「中止」する場合
でも、配信条件の登録順序などに関わらず、任意の順序
で配信条件の適否判断を行わせることが可能になる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、最初に適合する配信条件に従って配信先を決
定して以後の配信条件の判断を中止したり、あるいは、
中止条件が判断を中止する条件であるときには以後の配
信条件の判断を中止するので、配信条件の適否判断に要
する処理時間を短縮することができる。また、すべての
配信条件について適否判断を行う機能との切り替えを可
能とすることによって、所望の配信条件に到達できない
不具合を防止することができる。さらに、中止条件によ
って複数の配信条件による配信先の特定を可能にし、ま
た、配信条件の適否判断の順序を設定可能にしたことに
よって、所望の情報配信を行うことができるように利用
者をサポートし、最適な配信システムを構築することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリサーバの実施の一形態を
示すブロック構成図である。
【図2】配信条件の一例の説明図である。
【図3】本発明のファクシミリサーバの実施の一形態に
おいて適合する配信条件が見つかった時点で配信条件の
検索を終了する設定の場合における動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【図4】本発明のファクシミリサーバの実施の一形態に
おいて全ての配信条件について調べる設定の場合におけ
る動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】配信条件の別の例の説明図である。
【図6】本発明のファクシミリサーバの実施の一形態に
おいて中止条件を用いる場合の動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図7】配信条件のさらに別の例の説明図である。
【符号の説明】
11…主制御部、12…RAM、13…配信条件格納
部、14…ROM、15…読取部、16…記録部、17
…通信部、18…NCU、19…モデム、20…操作
部、21…コーデック、22…インタフェース部、23
…バス。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のネットワークと通信可能なファク
    シミリサーバにおいて、受信した情報の配信条件を登録
    した配信条件格納手段と、受信した情報について前記配
    信条件格納手段に登録された配信条件を順に調べて最初
    に適合する配信条件に従って配信先を決定して以後の配
    信条件の判断を中止する制御手段を有することを特徴と
    するファクシミリサーバ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、設定に従って、全ての
    配信条件の判断を行うか、あるいは最初に適合した配信
    条件以後の配信条件の判断を中止するかを切り替えるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のファクシミリサーバ。
  3. 【請求項3】 複数のネットワークと通信可能なファク
    シミリサーバにおいて、受信した情報の配信条件が登録
    されるともに該配信条件で判断を中止するか否かを示す
    中止条件を前記配信条件に付加して記憶する配信条件格
    納手段と、受信した情報について前記配信条件格納手段
    に登録された配信条件を順に調べて適合する配信条件に
    従って配信先を決定するとともに適合した配信条件に付
    加されている前記中止条件を調べて該中止条件が判断を
    中止する条件であるときには以後の配信条件の判断を中
    止する制御手段を有することを特徴とするファクシミリ
    サーバ。
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