JP2002124434A - 電子回路ユニット - Google Patents

電子回路ユニット

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JP2002124434A
JP2002124434A JP2000316750A JP2000316750A JP2002124434A JP 2002124434 A JP2002124434 A JP 2002124434A JP 2000316750 A JP2000316750 A JP 2000316750A JP 2000316750 A JP2000316750 A JP 2000316750A JP 2002124434 A JP2002124434 A JP 2002124434A
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JP
Japan
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thin film
film capacitor
electronic circuit
thin
circuit unit
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Withdrawn
Application number
JP2000316750A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Ueda
和彦 植田
Akiyuki Yoshisato
彰之 善里
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化に好適でシールドカバーも省略できる
電子回路ユニットを提供すること。 【解決手段】 アルミナ基板1上に第1の薄膜コンデン
サC1や薄膜抵抗等の回路素子と配線パターンを形成す
ると共に、この配線パターンの一部をアルミナ基板1の
端面から裏面まで延出してグランド電極5と電源電圧部
6を形成する。さらに、アルミナ基板1上に薄膜形成さ
れた各回路素子を覆うように絶縁層7を形成し、この絶
縁層7上に第2の薄膜コンデンサC2を形成することに
より、第2の薄膜コンデンサC2によってアルミナ基板
1上の回路素子を覆うように構成する。この第2の薄膜
コンデンサC2は下部電極8と誘電体9および上部電極
10を順次積層したパスコンであり、下部電極8を電源
電圧部6に導通する配線パターン上に接続し、上部電極
10をグランド電極5に導通する配線パターン上に接続
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に薄膜コンデ
ンサを含む種々の薄膜回路素子が搭載された面実装タイ
プの電子回路ユニットに係り、特に、高周波デバイスと
して用いて好適な電子回路ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、高周波デバイスとして使用さ
れる電子回路ユニットは、基板上に設けられた導電パタ
ーンの半田ランドにチップ抵抗やチップコンデンサ等の
各種回路部品を半田付けして構成されているが、近年の
集積回路技術の発達に伴って基板上に回路素子を薄膜形
成した小型の電子回路ユニットが開発されている。
【0003】このような電子回路ユニットにおいて、必
要とされる回路構成が例えばコンデンサや抵抗等の複数
の回路素子を含む場合、基板上の有効エリア内に薄膜コ
ンデンサと薄膜抵抗および配線パターンを薄膜形成する
という手法が採用されている。ここで、薄膜コンデンサ
は下部電極と誘電体および上部電極を順次積層したもの
で、下部電極と上部電極は配線パターンの一部によって
構成されている。また、薄膜抵抗は一対の電極間に抵抗
膜を薄膜形成したもので、これら電極も配線パターンの
一部によって構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の電子回
路ユニットによれば、コンデンサや抵抗等を含む複数の
回路素子が基板上に薄膜形成されているため、ある程度
の小型化を実現することは可能であるが、必要とされる
回路素子の一部が容量の大きな薄膜コンデンサを含む場
合、特に、薄膜コンデンサが電源電圧のリップルを除去
するためのパスコン(バイパスコンデンサ)である場
合、このパスコンによって基板上の限られた有効エリア
が大きく占有されてしまい、電子回路ユニットのさらな
る小型化という点で改善の余地があった。
【0005】また、この種の電子回路ユニットを例えば
高周波デバイスとして使用する場合、前述した従来技術
においては、導電性の金属薄板からなるシールドカバー
を基板に被せて半田付けし、このシールドカバーによっ
て外部への不要な輻射や外部からのノイズの影響等を低
減するようにしていたが、電子回路ユニットの小型化に
伴って基板やシールドカバーの外形寸法が小さくなる
と、シールドカバーを製造すること自体が困難になるば
かりでなく、シールドカバーを基板に取り付ける作業も
困難になるという問題があった。
【0006】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、小型化に好適でシー
ルドカバーも省略できる電子回路ユニットを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子回路ユニットは、基板上に回路素子が
薄膜形成されると共に、この回路素子を覆うように薄膜
コンデンサが形成されており、かつ、前記薄膜コンデン
サの上部電極が前記基板に形成されたグランド電極に接
続されていることを特徴としている。
【0008】このような構成によれば、薄膜コンデンサ
の形成領域の真下に他の回路素子が薄膜形成されるた
め、基板上の面積効率が高まって電子回路ユニットの小
型化を促進することができ、しかも、薄膜コンデンサの
上部電極がグランド電極に接続されているため、薄膜コ
ンデンサにシールド機能を持たせることができる。
【0009】上記の構成において、薄膜コンデンサの下
部電極を基板に形成された電源電圧印加用の電源電圧部
に接続すると、パスコンの容量を大きくして電源電圧の
変動の影響を低減することができる。
【0010】また、上記の構成において、薄膜コンデン
サによって覆われる薄膜回路素子の数や種類は特に限定
されないが、基板上に形成された複数の薄膜回路素子を
薄膜コンデンサで覆うように構成することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例
に係る電子回路ユニットの要部断面図である。
【0012】図1に示すように、本実施形態例に係る電
子回路ユニットでは、アルミナ基板1上に下部電極2と
誘電体3および上部電極4が順次積層されており、これ
ら下部電極2と誘電体3および上部電極4によって第1
の薄膜コンデンサC1が形成されている。この薄膜コン
デンサC1の下部電極2と上部電極4は配線パターンに
接続されており、上部電極4に接続された配線パターン
はアルミナ基板1の端面から裏面まで延出してグランド
電極5となっている。図示省略されているが、アルミナ
基板1上の他の領域には別の薄膜コンデンサや薄膜抵抗
あるいは薄膜インダクタンス等の回路素子も形成されて
おり、また、配線パターンの一部はアルミナ基板1の端
面から裏面まで延出して電源電圧部6となっている。
【0013】さらに、アルミナ基板1上に薄膜形成され
た各回路素子を覆うように絶縁層7が形成されており、
この絶縁層7は電源電圧部6に接続する配線パターンの
一部を除き、アルミナ基板1の有効エリア内のほぼ全面
に形成されている。この絶縁層7上には下部電極8と誘
電体9および上部電極10が順次積層されており、これ
ら下部電極8と誘電体9および上部電極10によって第
2の薄膜コンデンサC2が形成されている。この薄膜コ
ンデンサC2の下部電極8は電源電圧部6に導通する配
線パターン上に接続されており、また、上部電極10は
グランド電極5に導通する配線パターン上に接続されて
いる。すなわち、第2の薄膜コンデンサC2は電源電圧
のリップルを除去するためのパスコン(バイパスコンデ
ンサ)として機能するものであり、第2の薄膜コンデン
サC2上にはその上部電極10の全面を覆うように保護
膜11が形成されている。
【0014】このように、上記実施形態例に係る電子回
路ユニットでは、アルミナ基板1の有効エリア内のほぼ
全面を覆うように形成された第2の薄膜コンデンサC2
の真下に第1の薄膜コンデンサC1を含めた他の回路素
子が薄膜形成されているため、アルミナ基板1上の面積
効率が高まって電子回路ユニットの小型化を促進するこ
とができる。また、第2の薄膜コンデンサC2の上部電
極10がグランド電極5に接続されているため、この第
2の薄膜コンデンサC2にシールドカバーと同等のシー
ルド機能を持たせることができ、外部への不要な輻射や
外部からのノイズの影響等を確実に低減することができ
る。さらに、第2の薄膜コンデンサC2はその下部電極
8が電源電圧印加用の電源電圧部6に接続されたパスコ
ンであるため、アルミナ基板1の限られた有効エリア内
に容量の大きなパスコンを形成することにより、電源電
圧の変動の影響を低減することができる。
【0015】なお、上記実施形態例では、アルミナ基板
1に形成された第1の薄膜コンデンサC1を含む複数の
薄膜コンデンサや薄膜抵抗あるいは薄膜インダクタンス
等の回路素子を第2の薄膜コンデンサC2によって覆う
ように構成したが、第2の薄膜コンデンサC2によって
覆われる回路素子の数や種類は、必要とされる回路構成
に応じて適宜変更可能である。
【0016】また、上記実施形態例では、第2の薄膜コ
ンデンサC2をアルミナ基板1の有効エリア内のほぼ全
面に形成し、この第2の薄膜コンデンサC2によってア
ルミナ基板1上に薄膜形成された全ての回路素子を覆う
ように構成したが、アルミナ基板1上に薄膜形成された
回路素子の一部を第2の薄膜コンデンサC2で覆うこと
も可能であり、例えば必要とされる回路構成の中にトラ
ンジスタを含む場合は、このトランジスタのベアチップ
をボンディングする領域を除いて第2の薄膜コンデンサ
C2を形成し、その真下に他の回路素子を薄膜形成すれ
ばよい。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0018】基板上に薄膜形成された回路素子を覆うよ
うに薄膜コンデンサを形成し、この薄膜コンデンサの上
部電極をグランド電極に接続するように構成した電子回
路ユニットによれば、薄膜コンデンサの形成領域の真下
に他の回路素子が薄膜形成された分だけ、基板上の面積
効率が高まって電子回路ユニットの小型化を促進するこ
とができ、しかも、薄膜コンデンサの上部電極がグラン
ド電極に接続されているため、薄膜コンデンサにシール
ド機能を持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に係る電子回路ユニットの
要部断面図である。
【符号の説明】
1 アルミナ基板 5 グランド電極 6 電源電圧部 7 絶縁層 8 下部電極 9 誘電体 10 上部電極 11 保護膜 C1 第1の薄膜コンデンサ C2 第2の薄膜コンデンサ
フロントページの続き Fターム(参考) 4E351 AA07 BB01 BB04 BB32 BB42 BB47 CC01 DD01 DD41 GG06 5E082 AA01 BB02 BB05 BC39 CC03 EE05 FG03 GG10 HH31 KK01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に回路素子が薄膜形成されると共
    に、この回路素子を覆うように薄膜コンデンサが形成さ
    れており、かつ、前記薄膜コンデンサの上部電極が前記
    基板に形成されたグランド電極に接続されていることを
    特徴とする電子回路ユニット。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、前記薄膜コン
    デンサの下部電極が前記基板に形成された電源電圧印加
    用の電源電圧部に接続されていることを特徴とする電子
    回路ユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の記載において、前記
    回路素子が複数の薄膜回路素子を含んでいることを特徴
    とする電子回路ユニット。
JP2000316750A 2000-10-17 2000-10-17 電子回路ユニット Withdrawn JP2002124434A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023163069A1 (ja) * 2022-02-24 2023-08-31 株式会社村田製作所 電子回路モジュール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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