JP2002124219A - 偏平角形電池 - Google Patents

偏平角形電池

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JP2002124219A JP2000312908A JP2000312908A JP2002124219A JP 2002124219 A JP2002124219 A JP 2002124219A JP 2000312908 A JP2000312908 A JP 2000312908A JP 2000312908 A JP2000312908 A JP 2000312908A JP 2002124219 A JP2002124219 A JP 2002124219A
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徹也 林
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  • Secondary Cells (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏平形の電池を角形にしたときの封口性の低
下を解決する構造を備えた偏平角形電池を提供する。 【解決手段】 平面形状が四角形の半殻体に形成された
電池ケース2と封口ケース3の開口側を対面させて組み
合わせた内部空間内に発電要素を収容し、ガスケット4
を介して電池ケース2の開口端側を折り曲げるカシメ加
工によりガスケット4を封口ケース3の段差部35上に
圧縮して封口する。封口ケース3の底面31が側周面3
2に立ち上がる角部34にはV形ノッチ36が形成され
ているため強度が増し、封口時に側周面の直線部分が外
に膨らみ、封口性が低下することが防止され、偏平角形
電池を構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、偏平形の一次電池
または二次電池に係り、特に、偏平形電池の角形化を可
能にした偏平角形電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボタン形電池、偏平形電池とも称される
コイン形の電池は小型薄型であるため、その特徴を生か
して腕時計や補聴器など小型化が要求される場合や、I
Cカードなどのように薄型化が要求される場合に広く用
いられている。
【0003】このコイン形電池は、図8(a)(b)に
示すような薄い円盤状に構成される。この製造は、図9
に示すように、浅い有底円筒形に形成された封口ケース
45内に、円盤状に形成された正極ペレット42と負極
ペレット43とをセパレータ44を介して対向配置し、
電解液を注入した後、封口ケース45の開口部にガスケ
ット46を装着して電池ケース41を被せ、電池ケース
41の開口端を内側に折り曲げるカシメ加工により封口
ケース45の開口部を電池ケース41で封口するカシメ
封口により、図8(a)(b)に示すように、コイン形
の外観形状を呈するコイン形電池40に形成される。
【0004】この偏平形の電池はコイン形と称されるよ
うに平面形状が円形である。これは電池ケース41の開
口端側を縮口して封口ケース45との間をガスケット4
6で封じるカシメ封口が全周にわたって均等確実になさ
れ、電池内からの漏液を防止するのに円形が適している
ことによる。
【0005】この偏平形電池の平面形状を四角形に形成
することができれば、電池収容のスペース効率が向上す
るだけでなく、正極極板と負極極板とをセパレータを介
して巻回した極板構造を容易に適用することができ、偏
平形電池の性能を向上させ、適用範囲を拡大させること
ができる。この平面形状を四角形にした偏平形電池は、
特開2000−164259号に開示されたものが知ら
れているが、角形電池では直線部分での封口が確実にな
されず、偏平角形電池として実用化するに至っていな
い。
【0006】前記直線部分の封口を確実に行う封口手段
として、特開平6−260172号公報に開示された二
重巻締方式が知られている。図11に示すように、電池
缶51内に巻回構造の極板群54を収容し、電池缶51
の開口側に封口板52を配し、それらの周縁部をガスケ
ット53を介して二重に巻き締め、耐漏液性を図ると共
に、電池の正極、負極間の電気的絶縁を図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記二
重巻締め構造により偏平角形電池の封口が確実になされ
るとしても、図10に示すように、巻き締め部55が電
池本体の周囲に大きく張り出すことになり、電池サイズ
が無駄に大きくなってしまう問題点があり、角形にする
ことによりスペース効率の向上を図る目的を達成し得な
いものである。
【0008】また、二重巻締めを実施するためには、四
角形のコーナ部は大きなアール径で角丸にする必要があ
り、スペース効率のよい角形に形成するには難があっ
た。
【0009】本発明が目的とするところは、コーナ部の
アール径を小さくした角形の偏平電池においても封口を
確実にする構造を備えた偏平角形電池を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の偏平角形電池は、多角形のコーナ部に所定半
径のアールを設けた平面形状の底面の周囲から立ち上が
る電池側周面を形成して多角形半殻体に形成された金属
製の電池ケースと、この電池ケースの電池側周面の内面
と均等間隔を隔てる形状寸法で、電池側周面の立ち上が
り高さに対応する位置に段差部を設けた封口側周面が、
多角形のコーナ部にアールを設けた形状の底面周囲から
立ち上がる多角形半殻体に形成され、底面から封口側周
面が立ち上がる角部に内角方向への突出部が所定間隔で
形成された金属製の封口ケースとを、互いの開口部を対
向させ、両者の電池側周面と封口側周面との間にガスケ
ットを介在させて電池ケース内に封口ケースを収めた内
部空間に発電要素が収容され、電池ケースの開口端側を
縮口して、開口端側が前記封口側周面の段差部上に前記
ガスケットを圧縮変形させて前記電池ケースと前記封口
ケースとの間が封口されてなることを特徴とする。
【0011】上記構成によれば、封口ケースの底面から
封口側周面に立ち上がる角部に凹部が形成されているの
で、角形半殻体で最も変形しやすい封口側周面の直線部
分が強化され、封口時に変形して封口が不完全になる課
題が解消される。この封口ケースの構造により角形の偏
平電池の実用化が可能となる。
【0012】上記構成において、電池ケースの電池側周
面の内面に、開口端側を縮口する際の曲げ位置となる高
さ位置に溝を形成することにより、封口時の曲げ加工が
容易となり、強い加圧による電池ケースの電池側周面の
変形が防止され、変形による封口性の低下がなくなり、
偏平角形電池における確実な封口を可能にする。
【0013】また、電池ケースの電池側周面は、底面に
対する垂線から外方に微小角度θだけ傾斜した角度に形
成し、電池側周面に前記溝を形成しておくと、封口時の
電池側周面の変形は抑制され、より確実な封口性を得る
ことができる。
【0014】また、電池側周面に溝を形成した場合は、
封口以前に溝から内方に所定角度に予備縮口しておくこ
とにより、封口時の曲げ加工に要する加圧を少なくする
ことができ、加圧による電池側周面の変形が抑制され
る。
【0015】また、電池ケース及び封口ケースのコーナ
部のアール半径Rは、電池ケース及び封口ケースそれぞ
れの板厚tと、2t<R<20tの関係に形成すると、
金属プレスによる加工に無理がなく、小さいコーナ部半
径で角形に形成することができる。
【0016】また、封口ケースの段差部の段幅は、封口
ケース板厚の0.5〜5倍に形成するのと、封口側周面
の強度が増し、封口時にガスケットを段差部上に圧縮変
形させて封口するのに好適なものとなる。
【0017】また、正極側となる電池ケースまたは封口
ケースの内面に、アルミニウムまたはそれを主体とする
合金が0.005mm以上の厚さに設けることにより、
母材金属の溶解を防止することができる。
【0018】また、負極側となる電池ケースまたは封口
ケースの内面に、銅またはそれを主体とする合金が0.
005mm以上の厚さに設けることにより、母材金属の
溶解を防止することができる。
【0019】また、発電要素を構成する極板は、電池ケ
ース及び封口ケースの形状寸法に対応する多角形の板状
に形成された正極ペレットと負極ペレットとをセパレー
タを介して積層した形態、あるいは帯状に形成された正
極極板と負極極板とをセパレータを介して偏平形状に巻
回した形態を適用することができ、電池容量の設定に応
じて任意に選択することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0021】本実施形態に係る偏平角形電池1は、図1
に示すように、正方形のコーナ部に小さいアールを形成
したほぼ角形の偏平形電池に構成されたもので、外装体
となる電池ケース2及び封口ケース3内に収容する発電
要素によって一次電池にも、二次電池にも適用すること
ができる。ここでは、巻回構造の極板群を収容した対角
寸法30mmの角丸正方形に形成した偏平角形リチウム
イオン二次電池に構成した具体例を示す。
【0022】前記電池ケース2は、図3に示すように、
厚さ0.2mmのステンレス板を金属プレス成形して四
角形の半殻体に形成される。その電池底面21は電池コ
ーナ部23に所定のアール半径Rで角丸を設けた四角形
で、その周囲から電池角部24を設けて電池側周面22
が立ち上がるように形成される。前記電池コーナ部23
のアール半径Rは、電池ケース2の材厚tとの関係が、
2t<R<20tとなるように形成される。
【0023】また、前記封口ケース3は、図4に示すよ
うに、厚さ0.2mmのステンレス板を金属プレス成形
により四角形の半殻体に形成される。その封口底面31
は封口コーナ部33にアールを設けた四角形で、その周
囲から封口角部34を設けて立ち上がる封口側周面32
には所定高さ位置に段差部35が形成される。前記段差
部35の段幅は、封口ケース3の材厚の0.5〜5倍に
なるように形成するのが望ましい。また、封口コーナ部
33のアール半径Rは、電池ケース2と同様に、封口ケ
ース3の材厚tとの関係が、2t<R<20tとなるよ
うに形成される。また、封口ケース3の封口底面31か
ら封口側周面32が立ち上がる封口角部34には、内角
方向の凹部を形成した複数のV形ノッチ(凹部)36が
所定間隔で形成されている。
【0024】また、極板群5は、正極集電体に正極材料
を塗着した正極極板と、負極集電体に負極材料を塗着し
た負極極板とを、それぞれ帯状に裁断し、この正極極板
と負極極板とを、図2に示すようにセパレータを介して
偏平に巻回し、両平面に位置させた正極極板の正極集電
体、負極極板の負極集電体を露出させた状態に形成され
る。
【0025】上記構成になる封口ケース3の封口側周面
32の開口端側に樹脂製のガスケット4を装着し、封口
ケース3内に極板群5を収容し、封口ケース3の内面に
負極のリードを接続した後、これに電解液を所定量滴下
し、含浸時間を経過させた後、電池ケース2の内面に正
極のリードを接続し、この電池ケース2を封口ケース3
に被せて封口することにより、図1、図2に示す状態に
偏平角形電池1が形成される。封口は封口金型を用いた
加圧プレスにより、電池ケース2の電池側周面22の開
口端側を封口ケース側に折り曲げ、封口側周面32の段
差部35上にガスケット4を圧縮することによりなされ
る。
【0026】本実施形態に示すような角形の電池を封口
するとき、封口ケース3の封口側周面32の封口コーナ
部33とそれをつなぐ直線部との間には変形応力に差が
あるため、封口加圧を受けたとき、封口側周面32の直
線部は内側に向かって座屈変形しやすくなる。そのため
直線部での封口が充分になされず、漏液が発生しやすい
状態となる。この状態は、薄い材厚の金属板で角形の電
池を形成した場合に共通する課題であって、漏液を防止
できる封口を実現するためには、図10、図11に示し
たように、二重巻締めによる封口を実施する必要があっ
た。
【0027】本実施形態の構成では、前述したように封
口ケース3の直線部に複数のV形ノッチ36が形成され
ているため、直線部の剛性が大きくなって変形が抑制さ
れ、封口コーナ部33とそれをつなぐ直線部との間の変
形に対する強度の差が小さくなり、角形であっても封口
が確実になされて漏液を防止することができる。
【0028】封口ケース3の封口側周面32の変形強度
を増加させる構造は、図5に示すように、直線部に封口
角部34の内角方向に向けた凹部38を複数箇所に形成
することによっても同様の効果を得ることができる。
【0029】また、電池ケース2においても、封口時に
電池側周面22の開口端側を内側に折り曲げるとき、電
池コーナ部23と電池直線部26との変形応力に差があ
るため、電池直線部26が外部に膨らむ作用が生じやす
く、封口が充分になされない場合がある。そこで、本実
施形態の構成では、電池側周面22の開口端側を内側に
カシメることを容易にして、封口工程における電池側周
面22の変形を防止する電池ケース2aを構成すること
ができる。
【0030】図6(a)において、電池ケース2aに
は、電池側周面22の折り曲げ高さ位置の内側に、断面
形状がVの字状のV溝25が形成される。このV溝25
は、材厚が0.2mmのとき、0.05mmの深さに形
成するのが好適で、4面の直線部または電池コーナ部2
3も含めて全周にわたって形成される。このV溝25が
形成されていることにより、封口時に電池側周面22の
開口端側22aがV溝25から内側に容易に折り曲げら
れ、電池側周面22に無理な曲げ応力が加わらず、特に
電池側周面22の直線部が外側に膨らむことが抑制され
る。
【0031】また、図6(b)に示すように、V溝25
を形成した後、電池側周面22のV溝25の形成位置よ
り上の開口端側22aを内側に所定角度に折り曲げるプ
リカールを実施すると、封口をより容易に確実に行なう
ことができる。このプリカールは、金型を用いて電池ケ
ース2aの開口端が所定量だけ縮口されるようにするも
ので、ガスケット4を装着した封口ケース3に無理なく
電池ケース2aを被せることができる開口径になるよう
に縮口される。このプリカールが電池ケース2aに施さ
れていることにより、封口するために電池側周面22の
開口端側22aを容易に折り曲げることができ、電池側
周面22に無理な変形応力が加わらず、確実な封口が実
施される。
【0032】また、図7に示すように、V溝25を形成
した電池ケース2aの開口径を拡大させる拡口加工し
て、電池側周面22を電池底面21の垂直線から角度θ
だけ傾斜させた後、電池側周面22の開口端側22aを
内側に所定角度に折り曲げるプリカール処理することに
より、ガスケット4を装着した封口ケース3に電池ケー
ス2を無理なく被せることができ、プリカールにより封
口するために電池側周面22の開口端側22aを容易に
折り曲げることができ、電池側周面22に無理な変形応
力が加わらず、確実な封口が実施される。
【0033】上記構成において、偏平角形電池1の正極
側とする電池ケース2の内面に、保護層としてニッケル
あるいはアルミニウムの単体またはその合金を0.00
5mm以上の厚さに形成することにより、母材金属(こ
こではステンレス鋼)が電位差によって溶解することが
防止できる。前記保護層の形成は、クラッド、メッキ、
蒸着等の手段により実施することができる。また、偏平
角形電池1の負極側とする封口ケース3の内面に、保護
層として銅またはその合金を0.005mm以上の厚さ
に形成することにより、母材金属(ここではステンレス
鋼)が電位差によって溶解することが防止できる。尚、
本実施形態では電池ケース2を正極、封口ケース3を負
極としているが、この逆に正極、負極を設定する場合も
ある。
【0034】また、本実施形態では、極板群5に巻回構
造を適用して電池容量の増加を図った例を示している
が、封口ケース3の形状に対応する角丸の正方形に成形
した正極ペレットと負極ペレットとをセパレータを介し
て対向配置した電極構造を適用することもできる。
【0035】また、本実施形態では、偏平角形電池1の
平面形状を角丸の正方形としているが、長辺と短辺との
長さの差が大きくならない程度の長方形に形成すること
もできる。また、四角形以上の多角形に形成することも
できる。
【0036】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、偏平
形電池を角形に形成したときに直線部分で封口が充分に
なされない問題点を解決することができる。また、角形
に形成することにより巻回構造の極板を封入することが
容易になるので、電池容量の増大化を図ることができ、
携帯機器などのように小型で大容量化が要求される場合
の電池電源として利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る偏平角形電池の平面図。
【図2】実施形態に係る偏平角形電池の構成を示す断面
図。
【図3】実施形態に係る電池ケースの構成を示す斜視
図。
【図4】実施形態に係る封口ケースの構成を示す斜視
図。
【図5】実施形態に係る偏平角形電池の別態様を示す斜
視図。
【図6】実施形態に係る電池ケースの変形を防止する
(a)はV溝の形成状態、(b)はプリカールを施した
状態を示す断面図。
【図7】電池ケースの変形防止構造の別態様を示す断面
図。
【図8】従来の円形の偏平電池の構成を示す(a)は平
面図、(b)は側面図。
【図9】同上の断面図。
【図10】従来の偏平角形電池の構成を示す平面図。
【図11】同上の断面図。
【符号の説明】
1 偏平角形電池 2 電池ケース 3 封口ケース 4 ガスケット 5 極板群 21 電池底面 22 電池側周面 23 電池コーナ部 25 V溝 31 封口底面 32 封口側周面 33 封口コーナ部 35 段差部 36 V形ノッチ(凹部) 38 凹部
フロントページの続き Fターム(参考) 5H011 AA05 CC06 CC10 DD06 FF02 KK01 KK03 5H029 AJ00 BJ03 BJ14 CJ03 CJ07 DJ02 EJ01 HJ04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多角形のコーナ部に所定半径のアールを
    設けた平面形状の底面の周囲から立ち上がる電池側周面
    を形成して多角形半殻体に形成された金属製の電池ケー
    スと、 この電池ケースの電池側周面の内面と均等間隔を隔てる
    形状寸法で、電池側周面の立ち上がり高さに対応する位
    置に段差部を設けた封口側周面が、多角形のコーナ部に
    アールを設けた形状の底面周囲から立ち上がる多角形半
    殻体に形成され、底面から封口側周面が立ち上がる角部
    に内角方向への突出部が所定間隔で形成された金属製の
    封口ケースとを、 互いの開口部を対向させ、両者の電池側周面と封口側周
    面との間にガスケットを介在させて前記電池ケース内に
    前記封口ケースを収めた内部空間に発電要素が収容さ
    れ、 電池ケースの開口端側を縮口して、開口端側が前記封口
    側周面の段差部上に前記ガスケットを圧縮変形させて電
    池ケースと封口ケースとの間が封口されてなることを特
    徴とする偏平角形電池。
  2. 【請求項2】 電池ケースの電池側周面の内面に、開口
    端側を縮口する際の曲げ位置となる高さ位置に溝が形成
    されてなる請求項1に記載の偏平角形電池。
  3. 【請求項3】 電池ケースの電池側周面は、封口以前に
    溝から内方に所定角度に予備縮口されてなる請求項2に
    記載の偏平角形電池。
  4. 【請求項4】 電池ケースの電池側周面は、底面に対す
    る垂線から外方に微小角度θだけ傾斜した角度に形成さ
    れてなる請求項3に記載の偏平角形電池。
  5. 【請求項5】 電池ケース及び封口ケースのコーナ部の
    アール半径Rは、電池ケース及び封口ケースそれぞれの
    板厚tと、2t<R<20tの関係に設定されてなる請
    求項1〜4いずれか一項に記載の偏平角形電池。
  6. 【請求項6】 封口ケースの段差部の段幅は、封口ケー
    ス板厚の0.5〜5倍に形成されてなる請求項1〜5い
    ずれか一項に記載の偏平角形電池。
  7. 【請求項7】 正極側となるケースの内面に、アルミニ
    ウムまたはそれを主体とする合金が0.005mm以上
    の厚さに設けられてなる請求項1〜6いずれか一項に記
    載の偏平角形電池。
  8. 【請求項8】 負極側となるケースの内面に、銅または
    それを主体とする合金が0.005mm以上の厚さに設
    けられてなる請求項1〜6いずれか一項に記載の偏平角
    形電池。
  9. 【請求項9】 発電要素を構成する極板は、電池ケース
    及び封口ケースの形状寸法に対応する多角形の板状に形
    成された正極ペレットと負極ペレットとがセパレータを
    介して積層されてなる請求項1〜8いずれか一項に記載
    の偏平角形電池。
  10. 【請求項10】 発電要素を構成する極板は、帯状に形
    成された正極極板と負極極板とがセパレータを介して偏
    平形状に巻回されてなる請求項1〜9いずれか一項に記
    載の偏平角形電池。
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