JP2002123648A - 販売価格設定システム、販売価格設定方法及び記録媒体 - Google Patents

販売価格設定システム、販売価格設定方法及び記録媒体

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JP2002123648A
JP2002123648A JP2000312556A JP2000312556A JP2002123648A JP 2002123648 A JP2002123648 A JP 2002123648A JP 2000312556 A JP2000312556 A JP 2000312556A JP 2000312556 A JP2000312556 A JP 2000312556A JP 2002123648 A JP2002123648 A JP 2002123648A
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Eiji Fujiwara
栄次 藤原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信費や人件費を減少するとともに、自社商
品の価格設定を迅速化し、かつ一般消費者への自社商品
の宣伝活動を可能とする。 【解決手段】 情報提供者端末10において、企業ネッ
トワーク20から送信されてきた情報入力画面の指示に
したがい他社価格情報が入力され、通信回線40及びウ
エブサーバ21を介して価格情報データベース22へ送
られ記憶される。企業端末23の入力部23−1におけ
る操作により、価格情報データベース22から他社価格
情報が取り出され、必要に応じ演算部23−2で演算加
工され、この他社価格情報を参考にして、自社価格情報
が入力部23−1から入力される。入力された自社販売
価格がメールサーバ24及び通信回線40を介して小売
店端末30へ送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、販売価格設定シス
テムに関し、特に、市場の販売価格の収集及び自社商品
の販売価格の設定を行う販売価格設定システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】市場における販売競争が激化する中、各
企業は、自社の商品をより多く売り上げるために様々な
戦術を凝らしている。たとえば、自社商品に適切な販売
価格を設定するために、市場における他社商品の値札価
格を調査している。
【0003】この市場価格調査は、従来、自社の従業員
を調査員として市場へ派遣し、他社の店舗や小売店の店
頭に並ぶ商品の値札価格を調査するものであり、FA
X,公衆電話及び携帯電話等により本社へ連絡される。
また、調査員は、広告,チラシ,新聞折り込み等に掲載
されている商品価格の収集を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
市場価格調査において、調査結果をFAXで本社へ送信
する場合、調査員は、常備している調査票に値札価格を
記入していた。この記入は、他社の店頭で行うことがで
きない。このため、店頭ではとりあえずメモ帳などに控
えておき、別の場所で調査票に書き写すこととしてい
た。書き写した後、調査員は、FAXのある場所、たと
えば、コンビニエンスストア等へ移動しなければならな
いことから、値札価格の控えからFAX送信までに相当
の時間を要していた。
【0005】また、公衆電話や携帯電話を用いて本社へ
通話連絡する場合は、近年、新商品が多数出回り、かつ
新装する小売店舗が次々開店することで、調査対象が多
くなる傾向にあることから、通話連絡に要する時間が長
くなり、通信コストが高額となっていた。さらに、FA
X,公衆電話及び携帯電話を用いて市場価格を本社へ連
絡する場合は、本社側に、その連絡を受けかつ価格管理
用コンピュータに市場価格を入力するための社員を配置
する必要があった。
【0006】ところで、市場においては、数多くの商品
が店頭に陳列され、新商品が次々と発表されるととも
に、日々市場価格が変動している。一方、企業において
は、人件費との関係から十分な調査員数の確保が難しい
ため、調査商品数や調査店舗数等に限界があった。よっ
て、徹底した調査が行えず、十分な市場価格を収集でき
ないために、自社商品に適切な価格を設定できないこと
があった。
【0007】また、各企業は、売上向上を図る手法とし
て、市場価格調査以外に、自社商品の宣伝活動も欠かす
ことができない。宣伝活動は、一般消費者に、自社商品
の性能や特徴をアピールし、印象付けることにより、購
買意欲を惹き出すための手法である。このため、各企業
は、一般消費者に対し自社商品を目にする機会をより多
く持たせるべく、宣伝広告の伝達媒体の拡大を望んでい
た。
【0008】本発明は、上記の事情にかんがみなされた
ものであり、自社商品の価格設定を迅速化するととも
に、調査コスト(通信費、人件費)を減少させ、かつ一
般消費者への自社商品の宣伝活動を可能とする販売情報
送信システム装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の販売価格設定システムは、
自社販売価格を記憶する企業ネットワークと、この企業
ネットワークから自社販売価格を受信する小売店端末と
を有する販売価格設定システムであって、自社販売価格
の設定に用いる他社販売価格を通信回線を介して企業ネ
ットワークへ送信する情報提供者端末を設け、企業ネッ
トワークが、他社販売価格に関する商品名データ,販売
店名データ及び/又は販売地域データのリストを情報提
供者端末へ送信し、情報提供者端末が、受信したリスト
の示す商品名データ,販売店名データ及び/又は販売地
域データのうち一又は二以上を選択して、他社商品価格
とともに企業ネットワークへ送信する構成としてある。
【0010】販売価格設定システムをこのような構成と
すると、情報提供者端末の表示画面に企業ネットワーク
からの価格情報入力画面を表示でき、かつ画面上で他社
販売価格を入力・送信できるため、従来FAX送信に用
いられていた調査票が不要となるとともに、FAXや公
衆電話を町中で探す必要がなくなる。また、他社販売価
格が通信回線を介して情報提供者端末から送信されてく
るため、企業ネットワークで自動受信して記憶すること
ができる。
【0011】このため、他社販売価格を記載するFAX
送信用調査票が不要となり、かつ公衆電話や携帯電話に
よる通話連絡を受け価格管理コンピュータに入力する社
員を配置する必要がなくなる。したがって、調査票代や
人件費を削減できる。また、調査員は、小売店の店頭か
否かにかかわらず、情報提供者端末を所持するその場で
他社販売価格を本社へ送ることができるため、企業ネッ
トワークにおいて、他社販売価格の収集及び自社販売価
格の設定を迅速に行うことができる。
【0012】また、請求項2記載の販売価格設定システ
ムは、情報提供者端末が、携帯端末からなる構成として
ある。販売価格設定システムをこのような構成とする
と、情報提供者端末が携帯性を有することになるため、
場所を選ばず他社販売価格を入力・送信することができ
る。
【0013】そして、企業ネットワークを管理する販売
企業にとっては、携帯電話を所持する一般消費者を、調
査員として動員できるため、他社販売価格の収集量を増
加させることができ、かつ一般消費者に対し自社商品へ
の関心を持たせて購買意欲をかきたたせ、ひいては売上
増加につなげることができる。
【0014】また、請求項3記載の販売価格設定システ
ムは、企業ネットワークに、他社販売価格,商品原価,
地域価格差及び/又は諸経費を基礎データとして記憶す
る基礎データ記憶部と、この基礎データ記憶部から取り
出した基礎データの少なくとも一つ以上のデータにもと
づき自社販売価格を算出する価格算出部とを設けた構成
としてある。販売価格設定システムをこのような構成と
すれば、価格算出部において、自社販売価格を自動かつ
迅速に算出できる。これにより、他社販売価格の収集か
ら自社販売価格の決定・送信までの一連の動作を自動シ
ステム化できる。
【0015】また、請求項4記載の販売価格設定システ
ムは、企業ネットワークが、リストとともに自社商品に
関する広告情報を情報提供者端末へ送信する構成として
ある。販売価格設定システムをこのような構成とする
と、情報提供者が一般消費者の場合、この者に対し、自
社商品の宣伝を行うことができることから、購買意欲を
高めさせ、ひいては売上の増加を見込むことができる。
【0016】また、請求項5記載の販売価格設定方法
は、通信回線を利用して、自社販売価格を企業ネットワ
ークから小売店端末へ送信する販売価格設定方法であっ
て、企業ネットワークから情報提供者端末へ、他社販売
価格に関する商品名データ,販売店名データ及び/又は
販売地域データのリストを送信し、情報提供者端末から
企業ネットワークへ、受信したリストの示す商品名デー
タ,販売店名データ及び/又は販売地域データのうち一
又は二以上を選択して、自社販売価格の設定に用いる他
社商品価格とともに送信する方法としてある。
【0017】販売価格設定方法をこのような方法とする
と、調査員や一般消費者は、FAXや公衆電話を用い
ず、情報提供者端末、たとえば携帯端末により、他社販
売価格を企業ネットワークへ送信できる。したがって、
他社販売価格の収集及び自社販売価格の設定を迅速に行
うことができる。
【0018】また、企業ネットワークとの無線通信が可
能な情報提供者端末を用いることで、FAX送信におけ
る調査票の使用を削減でき、かつFAXや公衆電話の有
る場所を探す必要がなくなる。さらに、情報提供者端末
において、他社価格情報を一文字一文字入力をせずと
も、リストから選択するだけで、商品名や店舗名を特定
できる。したがって、操作性の向上を図ることができ
る。
【0019】また、請求項6記載の販売価格設定方法
は、企業ネットワークが、他社販売価格,商品原価,地
域価格差及び諸経費を基礎データとして記憶し、かつこ
の記憶した基礎データを取り出して自社販売価格を算出
する方法としてある。
【0020】販売価格設定方法をこのような方法とする
と、企業ネットワークにおいて、自動的に自社販売価格
が基礎データにもとづき算出されるため、この算出した
自社販売価格を小売店端末へ迅速に送信できる。また、
自社販売価格が早期に算出されてくることから、算出
後、小売店端末へ送信するまでの間を修正のための検討
時間として確保できる。
【0021】また、請求項7記載の記録媒体は、企業ネ
ットワークから小売店端末へ自社販売価格を送信するプ
ログラムが記録された記録媒体であって、他社販売価格
に関する商品名データ,販売店名データ及び/又は販売
地域データのリストを情報提供者端末へ送信し、かつリ
ストの示す商品名データ,販売店名データ及び/又は販
売地域データのうちから選択された一又は二以上のもの
を他社商品価格とともに受信する処理を企業ネットワー
クに実行させるプログラムが記録された構成としてあ
る。
【0022】このような記録媒体に記録されたプログラ
ムを企業ネットワークに読み込ませて実行させることに
より、情報提供者端末における操作性が向上することか
ら、他社販売価格を早期に入手でき、かつこの入手した
他社販売価格にもとづき設定された自社販売価格を小売
店端末へ迅速に送信できる。さらに、このようなプログ
ラムが記録された記録媒体を用いることにより、複数の
販売価格設定システムのそれぞれにその記録媒体に記録
されたプログラムをインストールし、販売価格の設定処
理を行わせることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。 [実施形態]まず、本発明の販売価格設定システムの実
施形態について、図1を参照して説明する。同図は、本
実施形態の販売価格設定システムの構成を示すブロック
図である。
【0024】同図に示すように、本発明の販売価格設定
システム1は、情報提供者端末10と、企業ネットワー
ク20と、小売店端末30と、通信回線40とを有して
いる。ここで、情報提供者端末10は、一般消費者や市
場調査担当社員等が他社価格情報が入力・送信するため
に所有する端末であり、図示しない無線通信業者サーバ
及び通信回線40を介して企業ネットワーク20と無線
及び有線接続されている。
【0025】また、情報提供者端末10は、たとえば、
携帯電話、PHS、モバイルツール、ノート型パーソナ
ルコンピュータなどを用いることができる。販売価格設
定システムに情報提供者端末10を用いることにより、
携帯電話等から無線通信業者サーバあるいは通信回線4
0への無線通信可能なため、場所を選ばずに、他社価格
情報の入力及び送信ができる。このため、他社販売価格
の収集及び自社販売価格の設定を迅速に行うことができ
る。
【0026】情報提供者端末10から送信される他社価
格情報には、他社販売価格データ、商品名データ、販売
店名データ、販売地域データ、消費者データなどが含ま
れる。他社販売価格データは、消費者が店頭販売されて
いる他社商品の値札価格、広告やチラシに掲載された販
売価格など、入手した他社商品の販売価格を示す。
【0027】商品名データは、他社販売価格データの示
す他社販売価格の対象となる商品の名称を示す。販売店
名データは、商品名データの対象となる商品が販売され
ていた販売店の店名を示す。
【0028】販売地域データは、販売店名データの示す
販売店が属する地域を示す。この販売地域データは、予
め企業ネットワークで用意された選択項目の中から選択
することができる。また、販売地域データは、行政区画
の地名に限らず、任意の地域名を設定可能である。
【0029】消費者データは、情報提供者端末10の所
有者であり、他社価格情報の入力した者の氏名を示す。
この消費者データは、企業ネットワーク20に登録する
ことができ、登録された者は、自社価格情報の提供を受
けることができる。
【0030】また、情報提供者端末10は、表示部11
と入力部12とを有している。表示部11は、価格情報
入力画面を表示することができ、たとえば、LCD(液
晶ディスプレイ)やCRT(ブラウン管)などを用いる
ことができる。価格情報入力画面が表示された表示部1
1を図2に示す。
【0031】同図に示すように、価格情報入力画面に
は、他社価格情報に含まれる各データを入力項目として
挙げることができる。なお、同図においては、入力項目
を商品名、販売店名、価格、販売地域及び登録者情報の
五項目としているが、これら五項目に限るものではな
く、他社価格情報に関する他の項目を設けることもでき
る。
【0032】また、価格情報入力画面には、各項目のリ
ストを表示するためのマークが付されている。このマー
クは、たとえば、図2における商品名欄,販売店名欄及
び販売地域欄に付された下向き三角「▽」のようなもの
を用いることができる。このマークが選択されると、商
品名,販売店名又は販売地域のデータリストが表示され
る。
【0033】このうち、販売地域のデータリストが表示
された表示部11を図3に示す。このデータリストの中
から選択されたデータは、図2の地域欄に表示される。
このような価格情報入力画面を用いることにより、たと
えば地域名を入力する場合に、一文字一文字キーを押さ
なくても、リストの中から選択するだけで、容易に所定
のデータを選定できる。よって、情報提供者端末10に
おける他社販売価格の入力及び送信を迅速に行える。
【0034】また、他社価格情報には、価格とは直接関
係しないデータ、たとえば、販売状況データ、在庫情報
データ、購入者情報データ(職種、年齢等)、購入希望
価格データなどを含むことができる。このうち、販売状
況データは特定の商品の展示位置や値引き対象等を、購
入希望価格データは他店舗が希望する購入価格をそれぞ
れ示す。
【0035】入力部12は、他社販売価格を入力操作を
行うものであり、たとえば、キーボード,タッチパネ
ル,ライトペン及びトラックパッド等からなる。なお、
他社販売価格の入力を他社店舗の店頭で可能とするため
に、入力部12の操作にともなう効果音を、消音可能と
することができる。
【0036】企業ネットワーク20は、商品販売企業に
設けられ、図4に示すように、ウエブサーバ21と、価
格情報データベース22と、企業端末23と、メールサ
ーバ24とを有している。ウエブサーバ21は、ワーク
ステーションなどの情報処理装置であり、ホームページ
及びWeb(World Wide Web)ページを
管理し、価格情報データベース22から価格情報入力画
面を取り出し、情報提供者端末10へHTTP等により
送信する。
【0037】また、ウエブサーバ21は、情報提供者端
末10からの他社価格情報を価格情報データベース22
に送り登録させる。なお、ウエブサーバ21には、ホス
トコンピュータを含むものとする。価格情報データベー
ス22は、情報提供者端末10からの他社価格情報、企
業端末23からの自社価格情報及び価格情報入力画面を
記憶するものであり、ワークステーションなどの情報処
理装置内に設けることができる。
【0038】自社販売価格には、自社販売価格データ、
商品名データ、指定販売店データ、指定販売地域データ
等が含まれる。自社販売価格データは、後述する入力部
23−1で他社販売価格にもとづき入力され、また後述
する演算部23−2で他社販売価格を用いて演算された
結果得られた値を示す。
【0039】商品名データは、自社販売価格データの示
す自社販売価格の対象となる商品の名称を示す。指定販
売店データは、自社価格情報の送信先となる小売店端末
30を示す。指定販売地域データは、自社価格情報を送
信する地域を指定する。すなわち、この指定販売地域デ
ータにより指定された地域に属する小売店端末30に対
し、自社価格情報が送信される。
【0040】企業端末23は、価格情報データベース2
2から他社価格情報を取り出して表示する機能を有する
ものであり、たとえば、パーソナルコンピュータなどか
らなる。さらに、企業端末23は、価格情報データベー
ス22に記憶された他社価格情報、自社価格情報、広告
情報、店舗情報などを登録、更新、参照することができ
る。
【0041】また、企業端末23は、入力部23−1と
演算部23−2とを有している。入力部23−1は、価
格情報データベース22からの価格情報等の取り出し操
作、自社価格情報の入力・送信操作等に用いられる。演
算部23−2は、価格情報データベース22に蓄積され
た他社価格情報にもとづき、自社販売価格を算出する。
この算出された自社販売価格は、自社価格情報に付加さ
れてウエブサーバ21を介し小売店端末30へ送信され
る。
【0042】また、企業端末23においては、一般消費
者から送信されてきた市場価格が正しいか否かを判断し
た結果を保存管理できる。判断の手法としては、収集さ
れたデータのうち、極端に価格の高いもの及び安いもの
を削除する、情報提供者を登録制としホームページにア
クセスする際に認証を必要とする、端末に付属のデジタ
ルカメラで「販売現場の商品と値札の画像」を添付させ
るなどがある。
【0043】メールサーバ24は、ワークステーション
などの情報処理装置であり、SMTPプロトコルによる
メールを管理する。また、企業ネットワーク20のよう
なLAN(Local area network)を
形成できる。なお、図4においては、LAN内をバス型
で接続しているが、バス型に限るものではなく、リング
型、スター型にすることもできる。
【0044】なお、企業ネットワーク20には、図5に
示すように、算出基礎データベース25(基礎データ記
憶部)及び価格算出部26を設けることができる。算出
基礎データベース25は、自社販売価格を算出するため
の基礎データを記憶する。
【0045】この基礎データには、他社販売価格,商品
原価,運送費,地域価格差,時期別値引き率その他諸経
費が含まれる。価格算出部26は、算出基礎データベー
ス25から取り出した基礎データにもとづき、予め組み
込まれた算出プログラム及び分析ツールにより他社販売
価格を自動算出する。
【0046】算出された他社販売価格は価格情報データ
ベース22へ送られ記憶される。ただし、価格算出部2
6で算出された他社販売価格は、そのまま小売店端末3
0へ送信することも、企業端末23において加工・修正
された後送信することもできる。
【0047】小売店端末30は、自社店舗や自社商品を
販売する小売店等に設置され、かつメールリーダ機能に
より、企業ネットワーク20からの自社価格情報を電子
メールとして受け取り保存する。この小売店端末30
は、たとえば、パーソナルコンピュータなどの情報処理
装置からなる。また、小売店端末30が複数ある場合
は、所定エリア又は特定の関係を有するグループに分け
ることもできる。この場合、企業端末23は、同一エリ
ア内又は同一グループ内の小売店端末30に一斉に自社
価格情報を送信可能とすることができる。
【0048】通信回線40は、従来公知の任意好適な公
衆回線、商業回線又は専用回線を用いることができ、か
つ、それぞれが同一又は相違する通信回線で構成するこ
とができる。通信回線40は、情報提供者端末10、企
業ネットワーク20及び小売店端末30とを無線あるい
は有線で接続可能な回線であり、例えば、携帯端末網、
公衆回線網、専用回線網及びインターネット回線網によ
り構成することができる。
【0049】次に、本実施形態の販売価格設定システム
の動作について、図6を参照して説明する。同図は、本
実施形態の販売価格設定システムの動作を示す動作手順
図である。情報提供者端末10から通信回線40を介し
て企業ネットワーク20へ、価格情報の入力を開始する
ため、アクセスされる(ステップ10)。
【0050】アクセスを受けたウエブサーバ21におい
て、情報提供者端末10へ情報入力画面が送信される
(ステップ12)。情報提供者端末10において、受信
された情報入力画面が表示され、この情報入力画面の指
示にしたがい他社価格情報が入力され、ウエブサーバ2
1を介して価格情報データベース22へ送られ記憶され
る(ステップ14,ステップ16,ステップ18)。
【0051】所定数の他社価格情報が価格情報データベ
ース22に蓄積され、その後、自社価格を決定するにあ
たり、企業端末23の入力部23−1における操作によ
り、価格情報データベース22から他社価格情報が取り
出される(ステップ20)。取り出された他社価格情報
は、必要に応じ演算部23−2に送られて演算加工さ
れ、図示しない表示部で画面表示される(ステップ2
2)。
【0052】演算部23−2で加工され、又は表示部で
画面表示された他社価格情報を参考にして、自社価格情
報が入力部23−1から入力される(ステップ24)。
なお、自社価格情報は、他社価格情報を演算処理された
結果得られた価格及びこの価格を加工したものを用いる
こともできる。
【0053】そして、企業端末23の入力部23−1に
おける送信操作により、自社価格情報がメールサーバ2
4及び通信回線40を介して小売店端末30へ送信され
る(ステップ26,ステップ28)。小売店端末30に
自社価格情報が受信されることで、小売店において、自
社価格情報の示す自社販売価格を値札価格として該当商
品が販売される。なお、自社価格情報は、消費者データ
を利用して、情報提供者端末10へ電子メールまたはホ
ームページにより送信することも可能である。
【0054】販売価格設定システムをこのような構成と
すれば、自社販売価格の設定に用いられる他社販売価格
を情報提供者端末から受信することにより、他社販売価
格の送信及び自社販売価格の設定を迅速に行うことがで
きる。また、ウエブサーバから情報提供者端末へ情報入
力画面が送信されることで、FAX送信における調査票
が不要となり、かつ他社販売価格の入力が容易となる。
【0055】なお、以上の各実施形態における企業ネッ
トワークでの処理は、プログラムに制御されたコンピュ
ータにより実行される。このプログラムは、例えば、記
録媒体により提供される。記録媒体としては、例えば、
磁気ディスク、半導体メモリ、その他の任意の、コンピ
ュータで読み取り可能なものを使用することができる。
また、記録媒体に記録されたプログラムは、記録媒体を
直接コンピュータに装着して当該コンピュータに読み込
ませても良いし、通信回線を介してコンピュータに読み
込ませても良い。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、販売価
格設定システムにおいて、自社販売価格を設定するため
に用いられる他社販売価格が、情報提供者端末で入力さ
れかつ通信回線を介して企業ネットワークへ無線送信さ
れるため、他社販売価格の入力及び送信が迅速に行わ
れ、かつ自社販売価格を早期に設定できる。
【0057】また、企業ネットワークから情報提供者端
末へ情報入力画面を送信することにより、情報提供者端
末における他社価格情報の入力及び送信が容易となり、
かつ企業ネットワークにおいて自動受信された他社価格
情報が記憶管理される。このため、他社販売価格の調査
結果を記載するためのFAX送信用の調査票が不要とな
るとともに、公衆電話や携帯電話からの通話連絡を受け
価格管理用コンピュータへ入力する社員を配置する必要
がなくなる。したがって、調査票代や人件費を削減でき
る。
【0058】また、情報提供者端末の使用を可能とし一
般消費者を市場価格調査に参加させることで、企業にと
っては、より多くの他社販売価格の入手が可能となり、
一方、一般消費者にとっては、提供した他社販売価格に
より市場価格の低下を期待できる。
【0059】さらに、市場価格調査に参加された一般消
費者に対し自社商品への関心を高めさせることができ
る。また、一般消費者の所持する携帯端末に自社商品の
広告情報を送信することで、商品の購入意思を持った消
費者に直接、自社の商品の宣伝、販売活動を実施するこ
とが可能となる。
【0060】さらに、企業ネットワークに基礎データ記
憶部及び価格算出部を設けることで、他社販売価格を自
動算出できる。これにより、他社販売価格の入手から自
社販売価格の算出・送信までを迅速に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の販売価格設定システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の販売価格設定システムにおける情報提
供者端末の表示部に価格情報入力画面が表示されたとこ
ろを示す図である。
【図3】販売地域データのリストが表示された情報提供
者端末の表示部を示す図である。
【図4】本発明の企業ネットワークの内部構成を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明の企業ネットワークの他の内部構成を示
すブロック図である。
【図6】本発明の実施形態における販売価格設定システ
ムの動作を示す動作手順図である。
【符号の説明】 1 販売価格設定システム 10 情報提供者端末 11 表示部 12 入力部 20 企業ネットワーク 21 ウエブサーバ 22 価格情報データベース 23 企業端末 23−1 入力部 23−2 演算部 24 メールサーバ 25 算出基礎データベース 26 価格算出部 30 小売店端末 40 通信回線

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自社販売価格を記憶する企業ネットワー
    クと、この企業ネットワークから前記自社販売価格を受
    信する小売店端末とを有する販売価格設定システムであ
    って、 前記自社販売価格の設定に用いる他社販売価格を通信回
    線を介して前記企業ネットワークへ送信する情報提供者
    端末を設け、 前記企業ネットワークが、前記他社販売価格に関する商
    品名データ,販売店名データ及び/又は販売地域データ
    のリストを前記情報提供者端末へ送信し、 前記情報提供者端末が、受信した前記リストの示す前記
    商品名データ,前記販売店名データ及び/又は前記販売
    地域データのうち一又は二以上を選択して、前記他社商
    品価格とともに前記企業ネットワークへ送信することを
    特徴とする販売価格設定システム。
  2. 【請求項2】 前記情報提供者端末が、携帯端末からな
    ることを特徴とする請求項1記載の販売価格設定システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記企業ネットワークに、 前記他社販売価格,商品原価,地域価格差及び/又は諸
    経費を基礎データとして記憶する基礎データ記憶部と、 この基礎データ記憶部から取り出した前記基礎データの
    少なくとも一つ以上のデータにもとづき前記自社販売価
    格を算出する価格算出部とを設けたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の販売価格設定システム。
  4. 【請求項4】 前記企業ネットワークが、前記リストと
    ともに前記自社商品に関する広告情報を前記情報提供者
    端末へ送信することを特徴とする請求項1,2又は3記
    載の販売価格設定システム。
  5. 【請求項5】 通信回線を利用して、自社販売価格を企
    業ネットワークから小売店端末へ送信する販売価格設定
    方法であって、 前記企業ネットワークから前記情報提供者端末へ、前記
    他社販売価格に関する商品名データ,販売店名データ及
    び/又は販売地域データのリストを送信し、 前記情報提供者端末から前記企業ネットワークへ、受信
    した前記リストの示す前記商品名データ,前記販売店名
    データ及び/又は前記販売地域データのうち一又は二以
    上を選択して、前記自社販売価格の設定に用いる他社商
    品価格とともに送信することを特徴とする販売価格設定
    方法。
  6. 【請求項6】 前記企業ネットワークが、前記他社販売
    価格,商品原価,地域価格差及び諸経費を基礎データと
    して記憶し、かつこの記憶した前記基礎データを取り出
    して前記自社販売価格を算出することを特徴とする前記
    請求項5記載の販売価格設定方法。
  7. 【請求項7】 企業ネットワークから小売店端末へ自社
    販売価格を送信するプログラムが記録された記録媒体で
    あって、 前記他社販売価格に関する商品名データ,販売店名デー
    タ及び/又は販売地域データのリストを前記情報提供者
    端末へ送信し、かつ前記リストの示す前記商品名デー
    タ,前記販売店名データ及び/又は前記販売地域データ
    のうちから選択された一又は二以上のものを前記他社商
    品価格とともに受信する処理を前記企業ネットワークに
    実行させるプログラムが記録されたことを特徴とする記
    録媒体。
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