JP2010198284A - 店舗システム、売上データ処理装置及びプログラム - Google Patents

店舗システム、売上データ処理装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数店舗間において、売価変更の情報を共有できるようにする。
【解決手段】本発明に係る売上データ処理装置1によれば、入力部11により変更理由コード、売価変更の実行指示、売価変更対象の商品コード及び変更後の売価が入力されると、CPU10は、記憶部14に記憶されている商品登録情報ファイル141の入力された商品コードを有するレコードの「単価」を入力された売価に変更し、売価変更通知を通信部15により情報センタサーバに送信する。情報センタサーバは、売上データ処理装置1からの売価変更通知を受信すると、当該売価変更通知に処理番号を付与して送信元とは異なる他の売上データ処理装置1に一斉同報送信する。売上データ処理装置1のCPU10は、通信部15により他の売上データ処理装置1に係る売価変更通知が受信されると、売価変更通知の内容を印字部16により出力させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、店舗システム、売上データ処理装置及びプログラムに関する。
従来、サーバ装置と複数の店舗の売上データ処理装置或いはPOS端末装置とを通信ネットワークで接続し、サーバ装置において複数店舗の売上、在庫等を管理するシステムが知られている。
例えば、特許文献1には、顧客との売上取引が成立すると直ちにPOS端末装置から売上集計データを本部サーバに送信し、本部サーバでメモリファイルに集計記憶することで、本部サーバでリアルタイムに複数店舗の売上集計データを収集することのできるシステムが記載されている。
特開2000−123255号公報
ところで、店舗においては、商品の売価(価格)を変更(売価変更)することがある。例えば、競合する他店に対抗するために他店と同程度まで売価を下げる場合、現品限りの商品を早く処分したいために売価を下げる場合、キズのある商品の売価を下げる場合等が挙げられる。売価変更は、売上データ処理装置に記憶されている商品の売価を書き替えることにより行われる。
しかし、従来、或る店舗で行われた売価変更は、その店舗限りの変更である。上述の特許文献1のような通信ネットワークで接続されたシステムにおいても同様である。そのため、例えば、競合している他店の売価の情報を系列店舗の一つで入手して売価変更を行っても、系列店舗でその売価情報を共有したり、売上データ処理装置に反映させたりすることができなかった。
本発明の課題は、複数店舗間において、売価変更の情報を共有できるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
複数の店舗に設置された複数の売上データ処理装置と、サーバ装置と、が通信ネットワークを介して相互にデータ送受信可能に接続された店舗システムであって、
前記複数の売上データ処理装置のそれぞれは、
商品毎の売価情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された売価情報を変更する売価変更の実行指示、売価変更の対象商品の識別情報及び変更後の売価情報を入力するための入力手段と、
前記入力手段からの入力に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記売価変更の対象商品の売価情報を変更し、当該売価変更された商品の識別情報及び変更後の売価情報を含む売価変更通知を前記サーバ装置に送信する第1の制御手段と、
を備え、
前記サーバ装置は、
前記複数の売上データ処理装置のいずれかから売価変更通知が受信された際に、当該売価変更通知を送信元とは異なる他の売上データ処理装置に送信する第2の制御手段を備え、
前記第1の制御手段は、前記サーバ装置からの他の売上データ処理装置に係る売価変更通知が受信された際に、前記受信された売価変更通知の内容を出力手段により出力させる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記入力手段は、更に、前記売価変更の理由を示す情報を入力可能に構成され、
前記第1の制御手段は、前記売価変更された商品の識別情報、変更後の売価情報、及び前記売価変更の理由を示す情報を含む売価変更通知を前記サーバ装置に送信する。
請求項3に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記第1の制御手段は、前記受信された他の売上データ処理装置に係る売価変更通知に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記他の売上データ処理装置で売価変更された商品の売価情報を書き替える。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の発明において、
前記第2の制御手段は、前記受信された前記売価変更通知を当該売価変更通知の送信元とは異なる他の売上データ処理装置に一斉同報により送信する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記サーバ装置は、前記複数の店舗の属する系列グループを記憶する第2の記憶手段を備え、
前記第2の制御手段は、前記売価変更通知を送信元と同一系列グループに属する他の店舗に設置されている売上データ処理装置に送信する。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、
前記第2の制御手段は、前記複数の売上データ処理装置のいずれかから売価変更通知が受信された際に、前記売価変更通知の内容を含む電子メールを作成して他の店舗の責任者の端末装置に送信する。
請求項7に記載の売上データ処理装置は、
複数の店舗に設置された複数の売上データ処理装置に接続されたサーバ装置と通信ネットワークを介してデータ送受信を行うための通信手段と、
商品毎の売価情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された売価情報を変更する売価変更の実行指示、売価変更の対象商品の識別情報及び変更後の売価情報を入力するための入力手段と、
前記入力手段からの入力に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記売価変更の対象商品の売価情報を変更し、当該売価変更された商品の識別情報及び変更後の売価情報を含む売価変更通知を前記通信手段により前記サーバ装置に送信し、
前記通信手段により前記サーバ装置からの他の売上データ処理装置に係る売価変更通知が受信された際に、前記受信された売価変更通知の内容を出力手段により出力させる制御手段と、
を備える。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、
前記入力手段は、更に、前記売価変更の理由を示す情報を入力可能に構成され、
前記制御手段は、前記売価変更された商品の識別情報、変更後の売価情報、及び前記売価変更の理由を示す情報を含む売価変更通知を前記サーバ装置に送信する。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明において、
前記制御手段は、前記入力された売価変更の理由を示す情報に基づいて、前記売価変更通知を前記サーバ装置に送信するか否かを判断し、この判断結果に基づいて、前記売価変更通知を前記サーバ装置に送信する。
請求項10に記載の発明は、請求項7〜9の何れか一項に記載の発明において、
前記制御手段は、前記通信手段により受信された他の売上データ処理装置に係る売価変更通知に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記他の売上データ処理装置で売価変更された商品の売価情報を書き替える。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明において、
前記通信手段により受信された売価変更通知に基づいて売価変更を実行するか否かを選択するための選択手段を備え、
前記制御手段は、前記選択手段により売価変更の実行が選択された際に、前記通信手段により受信された売価変更通知に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記他の売上データ処理装置で売価変更された商品の売価情報を書き替える。
請求項12に記載の発明は、請求項7〜11の何れか一項に記載の発明において、
前記出力手段は、印字手段であり、
前記制御手段は、前記サーバ装置から受信された売価変更通知に基づいて、当該売価変更通知の内容を含む売価変更通知レポートを前記印字手段により印字させる。
請求項13に記載の発明は、請求項7〜11の何れか一項に記載の発明において、
前記出力手段は、表示手段であり、
前記制御手段は、前記サーバ装置から受信された売価変更通知の内容を前記表示手段に表示させる。
請求項14に記載の発明のプログラムは、
コンピュータを、
複数の店舗に設置された複数の売上データ処理装置に接続されたサーバ装置とデータ送受信を行うための通信手段、
商品毎の売価情報を記憶する記憶手段、
前記記憶手段に記憶された売価情報を変更する売価変更の実行指示、売価変更の対象商品及び変更後の売価情報を入力するための入力手段、
前記入力手段からの入力に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記売価変更の対象商品の売価情報を変更し、当該売価変更された商品の識別情報及び変更後の売価情報を含む売価変更通知を前記通信手段により前記サーバ装置に送信し、
前記通信手段により前記サーバ装置からの他の売上データ処理装置に係る売価変更通知が受信された際に、前記受信された売価変更通知の内容を出力手段により出力させる制御手段、
として機能させる。
本発明によれば、複数店舗間において、売価変更の情報を共有することが可能となる。
本発明の実施形態における店舗システムの全体構成例を示す図である。 図1の売上データ処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 図2の入力部の一例を示す図である。 図2の商品登録情報ファイルのデータ格納例を示す図である。 図2の売価変更理由テーブルのデータ格納例を示す図である。 図1の情報センタサーバの機能的構成を示すブロック図である。 図6の理由コード別送信先テーブルのデータ格納例を示す図である。 図6の店舗グループ情報ファイルのデータ格納例を示す図である。 図2のCPUにより実行される売価変更処理を示すフローチャートである。 図9のステップS9で生成される売価変更通知の送信パケットのデータ構成例を示す図である。 図6のCPUにより実行される売価変更通知一斉同報処理を示すフローチャートである。 図11のステップS12で生成される売価変更通知の一斉同報パケットのデータ構成例を示す図である。 図2のCPUにより実行される売価変更通知受信処理を示すフローチャートである。 図13のステップS23で印字される売価変更通知レポートの一例を示す図である。 図2のCPUにより実行される売価変更反映処理を示すフローチャートである。 図15のステップS31における表示部の画面表示例を示す図である。 入力部の他の態様を示す図である。
以下、図を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
(店舗システム100の構成)
図1に、本発明の実施形態における店舗システム100の全体構成例を示す。図1に示すように、店舗システム100は、複数の店舗に設けられた複数の売上データ処理装置1と、情報センタサーバ2とが通信ネットワークNを介してデータ送受信可能に接続されて構成されている。通信ネットワークNは、専用線や既存の公衆回線、インターネット等を利用して構築された情報通信網である。なお、売上データ処理装置1の台数は特に限定されない。
売上データ処理装置とは、電子式キャッシュレジスタ、ECR(Electronic Cash Resister)、金銭登録機等を含むものである。
(売上データ処理装置1の構成)
売上データ処理装置1は、店員等の操作に基づいて購買された商品の登録処理(購買された商品の商品名、商品の売上個数、売上金額等の売上データ等の登録)、点検処理、精算処理等を行う。
図2に、売上データ処理装置1の機能構成例を示す。図2に示すように、売上データ処理装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、入力部11、表示部12、RAM(Random Access Memory)13、記憶部14、通信部15、印字部16、ドロア17、スキャナ部18等を備えて構成され、各部はバス19を介して接続されている。
CPU10は、記憶部14に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM13のワークエリアに展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU10は、記憶部14に記憶されている各種プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する売価変更処理、売価変更通知受信処理、売価変更反映処理を始めとする各種処理を実行し、制御手段、第1の制御手段としての機能を実現する。
入力部11は、図3に示すように、テンキー111、売価変更キー112、小計キー113、現金キー114、クリアキー115、金額キー116等を備えて構成され、各キー操作に応じた操作信号をCPU10に出力する。
また、入力部11は、モードスイッチ117を備えている。モードスイッチ117は、売上データ処理装置1の動作モードを登録モード、点検モード、精算モード、設定モード(プログラムモード)、OFFモードの何れかに切り替えるためのスイッチである。登録モードは、購買された商品の売上データの登録を行うモードである。設定モードは、売上データ処理装置1の各種設定を行うモードである。点検モードは、登録された売上データの点検処理(読み出し)を行うモードである。精算モードは、1日の売上データの精算処理(読み出し及びリセット)を行うモードである。OFFモードは、売上データ処理装置1の動作を停止状態にするモードである。
モードスイッチ117の切り替え操作は、図示しないモード鍵をモードスイッチ117に差し込んで回転させることにより行うことができる。モード鍵には、店員が使用できるオペレータ用鍵と、マネージャやオーナ等の責任者が使用できる管理者用鍵がある。オペレータ鍵を使用した場合は、登録モードとOFFモードへの切り替え操作のみが可能であり、管理者用鍵を使用した場合は、全てのモードへの切り替え操作が可能である。
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等により構成され、CPU10から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。例えば、表示部12は、情報センタサーバ2から受信された売価変更通知を出力する出力手段として機能する。
RAM13は、CPU10により記憶部14から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に格納する。
記憶部14は、半導体の不揮発性メモリ等により構成される。記憶部14は、CPU10で実行されるシステムプログラム、各種処理プログラム、これらのプログラムの実行に必要なデータ等を記憶する。
例えば、記憶部14は、後述する売価変更処理、売価変更通知受信処理、売価変更反映処理等を実行するためのプログラムを記憶している。
これらのプログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部14に格納される。CPU10は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶部14は、商品登録情報ファイル141、売価変更理由テーブル142を記憶している。
図4に、商品登録情報ファイル141のデータ格納例を示す。商品登録情報ファイル141は、商品毎の商品登録情報を格納するためのファイルである。図4に示すように、商品登録情報ファイル141には、商品毎の「商品コード」、「商品名」、「設定」、「単価」、「第二単価」、「売上個数」及び「売上金額」の情報が1レコードとして格納されている。「商品コード」は、商品にバーコードとして付与されている商品識別情報である。「商品名」は、商品の名称を示す文字列である。「設定」は、内税/外税等を示す情報である。「単価」は、商品の売価を示す売価情報である。「売上個数」、「売上金額」は、商品の売上が登録される毎に演算加算される合計器である。「売上個数」には、1つ売上がある毎に1が加算される。「売上金額」には、1つ売上がある毎に「単価」の額が累計加算される。なお、商品登録情報ファイル141には、売価変更が行われた場合にもとの「単価」を残しておきたいとき等に2つの単価が格納できるように「第二単価」の領域が確保されている。
図5に、売価変更理由テーブル142のデータ格納例を示す。売価変更理由テーブル142には、図5に示すように、「変更理由コード」と、これに対応する「変更理由」、「同報通知FRG」、「合計器(件数/金額)」の情報が1レコードとして格納されている。「変更理由コード」は、売価変更の理由を識別するための識別コードである。「変更理由」は、売価変更の理由を示す文字列である。「同報通知FRG」は、変更理由コードで識別される理由で売価変更が行われた際に、系列店舗に売価変更がされたことを示す通知(売価変更通知)を同報通知するか否かを示すフラグである。「0」は同報通知しないことを示し、「1」は同報通知することを示す。「合計器(件数/金額)」は、変更した売価で販売した件数及び金額を累計加算する合計器である。
また、記憶部14は、系列店舗の店舗番号と店舗名とを対応付けて格納する店舗テーブル143や、売上データ処理装置1が設置されている店舗の店舗番号を記憶している。
また、記憶部14は、情報センタサーバ2から受信した売価変更通知(図12参照)を格納するための売価変更通知格納領域144を有する。
通信部15は、モデム、ルータ、ネットワークカード等により構成される。通信部15は、通信ネットワークNを介して接続された情報センタサーバ2等の外部装置とのデータ送受信を行う。
印字部16は、例えば、サーマルプリンタ(感熱式プリンタ)であり、レシート用、ジャーナル用のロール紙(感熱紙)を有し、CPU10から入力される指示信号に従って、各ロール紙に対して金額や売上データ等をプリントアウトする。本実施形態において、印字部16は、情報センタサーバ2から受信された売価変更通知の内容を示す売価変更通知レポートR(図14参照)をレシート上に出力する出力手段として機能する。
ドロア17は、硬貨や紙幣等の現金を収納する引出しである。ドロア17は、CPU10の指示により、引出しが開けられる。
スキャナ部18は、商品に設けられたバーコードを読み取るバーコードリーダやバーコードスキャナ等を備える。
(情報センタサーバ2の構成)
情報センタサーバ2は、売上データ処理装置1から売価変更通知を受信した際に、送信元の売上データ処理装置1が設置された店舗の系列店舗に売価変更通知を送信するサーバ装置である。
図6に、情報センタサーバ2の機能構成例を示す。図6に示すように、情報センタサーバ2は、CPU20、入力部21、表示部22、RAM23、記憶部24、通信部25等を備えて構成され、各部はバス26を介して接続されている。
CPU20は、記憶部24に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM23内に形成されたワークエリアに展開し、該システムプログラムに従って各部を制御する。また、CPU20は、記憶部24に記憶されている各種処理プログラムを読み出してワークエリアに展開し、後述する売価変更通知一斉同報処理を始めとする各種処理を実行し、第2の制御手段としての機能を実現する。
入力部21は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された指示信号をCPU20に出力する。
表示部22は、LCDやCRT(Cathode Ray Tube)や有機ELディスプレイ等により構成され、CPU20から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
RAM23は、CPU20により記憶部24から読み出された各種プログラム、入力若しくは出力データ、及びパラメータ等を一時的に格納する。
記憶部24は、HDD(Hard Disc Drive)や半導体の不揮発性メモリ等により構成される第2の記憶手段である。記憶部24は、CPU20で実行されるシステムプログラムや、売価変更通知一斉同報処理を始めとする各種処理を実行するためのプログム、これらのプログラムの実行に必要なデータを記憶する。各種プログラムは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で記憶部24に格納される。CPU20は、当該プログラムコードに従った動作を逐次実行する。
また、記憶部24は、理由コード別送信先テーブル241、店舗グループ情報ファイル242を記憶している。
理由コード別送信先テーブル241には、図7に示すように、売価変更の「変更理由コード」と、これに対応する「変更理由」、「送信先」の情報が1レコードとして格納されている。「送信先」は、同一レコードの「変更理由コード」と変更理由コードが一致する売価変更通知が売上データ処理装置1から受信された場合の、売価変更通知の送信先(転送先)を示す情報である。「送信先」に「全店」が指定されている場合は、送信元の店舗と同一の系列グループに属する店舗全店及び責任者に売価変更通知を送信することを示す。「地域08〜地域14」等の地域グループ番号が指定されている場合は、同一の系列グループに属する店舗及び責任者のうち、指定された地域グループ番号の地域に属する店舗及びその責任者に売価変更通知を送信することを示す。例えば、変更理由が「B電機対抗」であり、B電機が限られた地域にのみ存在する場合に、B電機が存在する近辺地域の地域グループ番号を「送信先」に指定しておけば、系列グループに属する店舗のうちB電機の近辺地域に存在する店舗のみが売価変更通知の送信先とすることができ、必要のない店舗に売価変更通知を送信することを防止することが可能となる。
店舗グループ情報ファイル242には、店舗システム100内の各店舗及びその責任者の属するグループに関する情報が格納されている。具体的には、図8に示すように、店舗(責任者)毎の「店舗(責任者)名」、「店舗番号」、「送信先アドレス」、「系列グループ」、「地域グループ」の情報が1レコードとして格納されている。「店舗(責任者)名」は、店舗名又は店舗の責任者名を示す情報である。「店舗番号」は、店舗を識別するための識別番号である。なお、責任者に関するレコードにおいては「店舗番号」は空欄である。「送信先アドレス」は、「店舗(責任者)」に売価変更通知を送信する際の送信先アドレス(店舗の売上データ処理装置1のアドレス、責任者の所有する携帯端末のメールアドレス)を示す情報である。「系列グループ」は、「店舗(責任者)」が属する系列グループを示す情報(系列グループ番号)である。「地域グループ」は、「店舗(責任者)」が属する地域グループを示す情報(地域グループ番号)である。地域グループ番号は、ここでは、都道府県コードの番号(01;北海道、02;青森県・・・)を使用することするが、これに限定されない。
通信部25は、モデム、ルータ、ネットワークカード等によって構成される。通信部25は、通信ネットワークNに接続された売上データ処理装置1を始めとする外部装置とのデータ送受信を行う。
(店舗システム100の動作)
次に、店舗システム100の動作について説明する。
〈売上データ処理装置1における売価変更処理〉
まず、売上データ処理装置1において実行される売価変更処理について説明する。図9に、売価変更処理のフローチャートを示す。売価変更処理は、登録モードにおいて、CPU10と記憶部14に記憶されているプログラムとの協働により実現される。
店員による入力部11のテンキー111の操作により売価変更の理由に応じた変更理由コードが入力され(ステップS1)、売価変更キー112の押下により売価変更の実行指示が入力された後(ステップS2)、スキャナ部18により売価変更及び商品登録の対象商品に表示されたバーコードがスキャンされて商品コードが入力(又は、入力部11のテンキー111により商品コードが入力)されると(ステップS3)、変更後の売価の入力待ち状態となる。
ここで、売価変更は、例えば、競合している他店のチラシ等を顧客が持参して提示した場合にそれより低い売価に変更する、現品限りなので売価を引き下げる等、さまざまな理由により行われる。そこで、店舗システム100では、売価の変更理由を識別するための変更理由コードを入力することにより、売価変更をした理由を特定できるようにしている。
なお、入力された変更理由コード、商品コード等の情報は、RAM13に一時的に格納される。
次いで、入力部11のテンキー111の操作により変更後の売価が入力され(ステップS4)、続いて金額ボタン116が押下されると(ステップS5)、商品登録情報ファイル141における対象商品のレコードの「単価」がステップS4で入力された売価に変更される(ステップS6)。具体的には、商品登録情報ファイル141において、ステップS3で入力された商品コードと一致する「商品コード」を有するレコードが検索され、検索されたレコードの「単価」がステップS4で入力された売価に書き替えられる。
次いで、商品登録処理が実行される(ステップS7)。商品登録処理では、売価変更後の売価に今回の購買個数を乗算することにより今回の購買金額が算出され、表示部12に表示される。また、商品名、今回の購買個数及び今回の購買金額が印字部16によりレシート用紙に印字される。更に、検索されたレコードの「売上個数」に今回の購買個数が加算され、「売上金額」に今回の購買金額が加算される。
次いで、記憶部14に記憶されている売価変更理由テーブル142が参照され、ステップS1で入力された「変更理由コード」に対応する「同報通知FRG」が1であるか否かが判断される(ステップS8)。即ち、「同報通知FRG」が1であるか否かによって、ステップS6において実行された売価変更の通知を情報センタサーバ2に送信するか否かが判断される。「同報通知FRG」が「1」であると判断された場合(ステップS8;YES)、売価変更通知の送信パケットP1が生成される(ステップS9)。そして、生成された送信パケットP1が通信部15により情報センタサーバ2に送信され(ステップS10)、売価変更処理は終了する。
図10に、ステップS9において生成され、ステップS10において情報センタサーバ2に送信される売価変更通知の送信パケットP1の一例を示す。図10に示すように、売価変更通知の送信パケットP1は、「商品コード」、「店舗番号」、「変更理由コード」、「売価」により構成されている。「商品コード」は、ステップS3で入力された商品コードである。「店舗番号」は、上述のように記憶部14に記憶されている、その店舗の店舗番号である。「変更理由コード」は、ステップS1で入力された売価変更の変更理由を示す変更理由コードである。「売価」は、変更後の売価を示す売価情報である。
一方、ステップS8において、「同報通知フラグ」が「1」ではないと判断された場合(ステップS8;NO)、売価変更処理は終了する。
〈情報センタサーバ2における売価変更通知一斉同報処理〉
次に、情報センタサーバ2において実行される売価変更通知一斉同報処理について説明する。図11に、売価変更通知一斉同報処理のフローチャートを示す。売価変更通知一斉同報処理は、通信部25により売上データ処理装置1からの売価変更通知の受信が開始された際に、CPU20と記憶部24に記憶されているプログラムとの協働により実現される。
通信部25により複数の売上データ処理装置1の何れかから売価変更通知(P1)が受信されると(ステップS11)、受信された売価変更通知に基づいて、売価変更通知の一斉同報パケットP2が生成される(ステップS12)。
図12に、ステップS12において生成される売価変更通知の一斉同報パケットP2の一例を示す。図12に示すように、売価変更通知の一斉同報パケットP2は、「商品コード」、「店舗番号」、「変更理由コード」、「売価」、「処理番号」により構成されている。即ち、売価変更通知の一斉同報パケットP2は、売上データ処理装置1から受信された売価変更通知のパケットP1に「処理番号」を付加したものである。「処理番号」は、売価変更通知を識別するために付与されるシーケンシャル番号である。
次いで、受信された売価変更通知に基づいて、電子メールが作成される(ステップS13)。例えば、「○○店にて△△のために売価変更が行われました。商品名:××××、商品コード:4900000xxxxxx、価格:198000円、処理番号:5412」等の、売価変更通知の内容を本文とした電子メールが作成される。
次いで、売価変更通知に含まれる「変更理由コード」に応じた売価変更通知の「送信先」が理由コード別送信先テーブル241から取得され(ステップS14)、取得された「送信先」に該当する店舗の売上データ処理装置1に対し、ステップS12において生成された売価変更通知の一斉同報パケットP2が通信部25により一斉同報送信される(ステップS15)。
ステップS14においては、具体的には、記憶部24に記憶されている理由コード別送信先テーブル241が参照され、受信した売価変更通知の「変更理由コード」に対応する「送信先」が取得される。
ステップS15においては、店舗グループ情報ファイル242が参照され、取得された「送信先」に「全店」と指定されている場合は、受信された売価変更通知の送信元の店舗と「系列グループ」の番号が一致するレコードのうち、「店舗番号」に番号が存在する全てのレコードの「送信先アドレス」(即ち、送信元の店舗と同じ系列グループに属する全店舗の売上データ処理装置1のアドレス)が取得され、取得された送信先アドレスに売価変更通知の一斉同報パケットP2が一斉同報により送信される。取得された「送信先」が地域グループ番号で指定されている場合は、店舗グループ情報ファイル242が参照され、受信された売価変更通知の送信元の店舗と「系列グループ」の番号が一致するレコードのうち、「店舗番号」に番号が存在し、かつ「地域グループ番号」が送信先として指定された地域グループ番号と一致するレコードの「送信先アドレス」(即ち、送信元の店舗と同じ系列グループに属する店舗のうち、指定された地域の店舗の売上データ処理装置1のアドレス)が取得され、売価変更通知の一斉同報パケットP2が一斉同報により送信される。
また、ステップS14で取得された「送信先」に該当する責任者のアドレスに対し、ステップS13において作成された電子メールが通信部25により一斉同報送信され(ステップS16)、売価変更通知一斉同報処理は終了する。
ステップS16においては、店舗グループ情報ファイル242が参照され、取得された「送信先」に「全店」と指定されている場合は、受信された売価変更通知の送信元の店舗と「系列グループ」の番号が一致するレコードのうち、「店舗番号」が空欄である全てのレコードの「送信先アドレス」(即ち、送信元の店舗と同じ系列グループに属する全責任者の携帯端末のメールアドレス)が取得され、取得された送信先アドレスにステップS13で作成された電子メールが一斉同報により送信される。取得された「送信先」が地域グループ番号で指定されている場合は、店舗グループ情報ファイル242が参照され、受信された売価変更通知の送信元の店舗と「系列グループ」の番号が一致するレコードのうち、「店舗番号」が空欄で、かつ「地域グループ番号」が指定された地域グループ番号と一致するレコードの「送信先アドレス」(即ち、送信元の店舗と同じ系列グループに属する責任者のうち、指定された地域の店舗の責任者のアドレス)が取得され、取得された送信先アドレスにステップS13で作成された電子メールが一斉同報により送信される。
〈売上データ処理装置1における売価変更通知受信処理〉
次に、売上データ処理装置1において実行される売価変更通知受信処理について説明する。図13に、売価変更通知受信処理のフローチャートを示す。売価変更通知受信処理は、通信部15により情報センタサーバ2からの他店舗に係る売価変更通知の受信が開始された際に、CPU10と記憶部14に記憶されているプログラムとの協働により実現される。
通信部15により売価変更通知の一斉同報パケットP2が受信されると(ステップS21)、受信された売価変更通知のパケットデータが記憶部14の売価変更通知格納領域144に記憶される(ステップS22)。
そして、受信された売価変更通知に基づいて、印字部16によりレシート用紙に売価変更通知レポートRが印字され(ステップS23)、売価変更通知受信処理は終了する。
ステップS23においては、具体的には、受信された売価変更通知に含まれる「店舗番号」に対応する「店舗名」が記憶部14の店舗テーブル143から読み出されるとともに、「変更理由コード」に対応する「変更理由」が売価変更理由テーブル142から読み出され、「商品コード」に対応する「商品名」が商品登録情報ファイル141から読み出される。そして、売価変更が行われた店舗名、売価変更の理由、商品名、商品コード、売価、処理番号等を含む印字用データが生成され、印字用データに基づいて、売価変更通知レポートRが印字される。
図14に、ステップS23において印字される売価変更通知レポートRの一例を示す。図14に示すように、売価変更通知レポートRには、「○○店にて△△のために売価変更が行われました。」という、売価変更が行われた店舗、売価変更の理由を含むメッセージと、売価変更の対象となった商品の商品名、商品コード、売価、及び処理番号が印字される。
なお、ステップS23においては、表示部12に売価変更通知レポートRの内容を表示することとしてもよい。
上記売価変更通知受信処理によって売価変更通知レポートが印字又は表示されることにより、他店舗で売価変更が行われたことを店員が知ることができる。
〈売上データ処理装置1における売価変更反映処理〉
次に、売上データ処理装置1において、受信された売価変更通知に基づいて他店舗における売価変更を自装置の売価に反映する売価変更反映処理について説明する。図15に、売価変更反映処理のフローチャートを示す。売価変更反映処理は、売価変更の権限のあるマネージャ等の責任者による所定の操作によって開始される。例えば、管理者用鍵を用いてモードスイッチ117を設定モードに切り替え、入力部11により売価変更通知に含まれる「処理番号」を入力して小計キー113を押下することにより開始される。この売価変更反映処理は、CPU10と記憶部14に記憶されているプログラムとの協働により実現される。
まず、入力部11により入力された処理番号に対応する売価変更通知が記憶部14の売価変更通知格納領域144からRAM13に読み出され、この売価変更通知の内容が表示部12に表示される(ステップS31)。そして、処理は、入力部11からの操作待ち状態となる。
図16に、ステップS31における表示部12の表示例を示す。図16に示すように、表示部12には、「○○店にて△△のために売価変更が行われました。」という、売価変更が行われた店舗、売価変更の理由を示すメッセージと、売価変更の対象となった商品の商品名、売価、処理番号、及び、次の処理を選択するための操作案内が表示される。次の処理としては、他店舗で行われた売価変更を当店舗の売価に反映させる(即ち、売価変更通知に基づいて売価変更を実行する)「単価反映」処理と、他店舗で行われた売価変更を当店舗の売価に反映させずに破棄する「却下」処理と、「保留」処理の3つの処理の中から何れかを選択することができる。操作案内には、それぞれの処理を選択するための入力部11のキー操作が表示される。図16の例では、現金キー114の押下により「単価反映」の処理が選択され、クリアキー115の押下により「却下」の処理が選択され、小計キー113の押下により「保留」の処理が選択されることを示している。現金キー114、クリアキー115、小計キー113は、選択手段として機能する。
入力部11により次の処理を選択する操作が行われると(ステップS32)、操作されたキーに基づいて、選択された処理が判別される(ステップS33)。選択された処理が「単価反映」である場合(ステップS33;単価反映)、売価変更通知と「商品コード」が一致するレコードが商品登録情報ファイル141から検索され、検索されたレコードの「単価」が売価変更通知の「売価」の値に書き替えられ(ステップS34)、売価変更反映処理は終了する。
選択された処理が「却下」であると判断されると(ステップS33;却下)、売価変更通知が破棄される(ステップS35)。具体的には、ステップS31で読み出された売価変更通知と同じ処理番号をもつ売価変更通知のデータが売価変更通知格納領域144から消去される。そして、売価変更反映処理は終了する。
選択された処理が「保留」であると判断されると(ステップS33;保留)、売価変更反映処理は終了する。
以上説明したように、売上データ処理装置1において、入力部11により変更理由コードが入力され、売価変更キー112が押下され、売価変更対象の商品コード及び変更後の売価が入力されると、CPU10は、記憶部14に記憶されている商品登録情報ファイル141の入力された商品コードを有するレコードの「単価」を入力された売価に変更し、商品コード、変更理由コード、変更後の売価情報を含む売価変更通知の送信パケットを生成し、通信部15により情報センタサーバ2に送信する。情報センタサーバ2のCPU20は、通信部25により売上データ処理装置1からの売価変更通知を受信すると、当該売価変更通知に処理番号を付与して送信元とは異なる他の売上データ処理装置1に一斉同報送信する。売上データ処理装置1のCPU10は、通信部15により他の売上データ処理装置1に係る売価変更通知が受信されると、売価変更通知の内容を印字部16又は表示部12により出力させる。
従って、複数店舗間において、売価変更の情報を共有できるようにすることが可能となる。
また、売価変更通知に売価変更の理由を示す変更理由コードを含めることで、売価変更通知を受信した他の店舗において、売価変更が行われた理由を把握することが可能となる。
また、通信部15により情報センタサーバ2からの他の売上データ処理装置1に係る売価変更通知が受信されると、売上データ処理装置1のCPU10は、受信された売価変更通知に基づいて、記憶部14に記憶されている商品登録情報ファイル141の該当商品の「単価」を書き替える。従って、他の売上データ処理装置1で行われた売価変更を各売上データ処理装置1の商品登録情報ファイル141に容易に反映することが可能となる。
なお、受信された売価変更通知に基づいて売価変更を実行するか否か、即ち、他の売上データ処理装置1で行われた売価変更に基づいて商品登録情報ファイル141の「単価」を書き替えるか否かは、入力部11の操作により選択することができるので、他店舗で行われた売価変更のうち、その店舗に必要な売価変更のみを売上データ処理装置1の商品登録情報ファイル141に反映させることが可能となる。
また、情報センタサーバ2のCPU20は、売価変更通知を一斉同報により送信するので、個別に送信先の売上データ処理装置1を指定して送信するより効率よく売価変更通知を送信することが可能となる。
また、情報センタサーバ2のCPU20は、売価変更通知を送信元と同一系列グループに属する他の店舗に設置されている売上データ処理装置1に送信するので、複数の系列グループを含む店舗システムにおいて、他の系列グループに売価を知られることなく、同一グループ内で売価変更の情報を共有することが可能となる。
また、情報センタサーバ2のCPU20は、売上データ処理装置1から売価変更通知を受信すると、売価変更通知の内容を含む電子メールを作成して他の店舗の責任者の携帯端末に送信するので、店舗の責任者は、他店舗で売価変更通知が発生したことをもれなく認識することが可能となる。
また、売上データ処理装置1のCPU10は、入力部11により入力された変更理由コードに基づいて、売価変更通知を情報センタサーバ2に送信するか否かを判断し、判断結果に基づいて、情報センタサーバ2に売価変更通知を送信する。具体的には、変更理由コードが同報通知FRG「1」が対応付けられているコードである場合に、売価変更通知を送信する。従って、他の店舗の売上データ処理装置1に送信する必要のある変更理由により売価変更が行われた場合にのみ情報センタサーバ2に売価変更通知を送信することが可能となり、不要な通知を防止することが可能となる。
なお、上記実施形態における記述内容は、本発明に係る店舗システム100の好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、入力部11のテンキー111により変更理由コードを入力し、売価変更キー112を押下することで、売価変更の実行指示及び変更理由を入力することとしたが、これに限定されない。例えば、図17に示すように、入力部11に、変更理由コードに対応する複数の売価変更キー118を設け、変更理由コードに応じた売価変更キー118(例えば、変更理由が「A電機対抗」であれば「売価変更11」と記載されたキー)をユーザが押下することにより、売価変更の実行指示及び変更理由を入力することとしてもよい。
また、売価変更キー112が押下された際に、表示部12に変更理由及び対応するキーの一覧を表示し、押下されたキーに応じて変更理由が入力される構成としてもよい。
また、上記実施形態においては、売上データ処理装置1において、変更理由コードに同報通知FRGを対応付けて記憶しておき、同報通知FRGに基づいて、情報センタサーバ2に売価変更通知を送信するか否かを判断することとしたが、情報センタサーバ2で変更理由コードに同報通知FRGを対応付けて記憶しておき、売上データ処理装置1では変更理由に関わらず売価変更通知を情報センタサーバ2に送信し、情報センタサーバ2において売価変更通知を他の売上データ処理装置1に一斉同報送信するか否かを判断することとしてもよい。
また、上記実施形態においては、店舗の責任者の携帯端末に売価変更通知の電子メールを送信することとしたが、携帯端末に限定されず、例えばPC(Personal Computer)等の端末装置に送信することとしてもよい。
また、売上データ処理装置1において、入力部11により売価変更の反映を却下する操作がなされた場合、その理由を入力部11から入力できる構成とし、入力された却下の理由を情報センタサーバ2に送信するようにしてもよい。このようにすれば、後に売価変更通知を送信すべき売価変更の理由の分析等を行うことが可能となる。
また、売価変更前の単価を残しておきたい場合には、商品登録情報ファイル141の「第二単価」のエリアに変更前又は変更後の売価を格納するようにしてもよい。
その他、店舗システム100を構成する各装置の細部構成及び細部動作に関しても、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 売上データ処理装置
10 CPU
11 入力部
12 表示部
13 RAM
14 記憶部
141 商品登録情報ファイル
142 売価変更理由テーブル
143 店舗テーブル
144 売価変更通知格納領域
15 通信部
16 印字部
17 ドロア
18 スキャナ部
19 バス
2 情報センタサーバ
20 CPU
21 入力部
22 表示部
23 RAM
24 記憶部
241 理由コード別送信先テーブル
242 店舗グループ情報ファイル
25 通信部
26 バス

Claims (14)

  1. 複数の店舗に設置された複数の売上データ処理装置と、サーバ装置と、が通信ネットワークを介して相互にデータ送受信可能に接続された店舗システムであって、
    前記複数の売上データ処理装置のそれぞれは、
    商品毎の売価情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された売価情報を変更する売価変更の実行指示、売価変更の対象商品の識別情報及び変更後の売価情報を入力するための入力手段と、
    前記入力手段からの入力に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記売価変更の対象商品の売価情報を変更し、当該売価変更された商品の識別情報及び変更後の売価情報を含む売価変更通知を前記サーバ装置に送信する第1の制御手段と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    前記複数の売上データ処理装置のいずれかから売価変更通知が受信された際に、当該売価変更通知を送信元とは異なる他の売上データ処理装置に送信する第2の制御手段を備え、
    前記第1の制御手段は、前記サーバ装置からの他の売上データ処理装置に係る売価変更通知が受信された際に、前記受信された売価変更通知の内容を出力手段により出力させる、店舗システム。
  2. 前記入力手段は、更に、前記売価変更の理由を示す情報を入力可能に構成され、
    前記第1の制御手段は、前記売価変更された商品の識別情報、変更後の売価情報、及び前記売価変更の理由を示す情報を含む売価変更通知を前記サーバ装置に送信する請求項1に記載の店舗システム。
  3. 前記第1の制御手段は、前記受信された他の売上データ処理装置に係る売価変更通知に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記他の売上データ処理装置で売価変更された商品の売価情報を書き替える、請求項1又は2に記載の店舗システム。
  4. 前記第2の制御手段は、前記受信された前記売価変更通知を当該売価変更通知の送信元とは異なる他の売上データ処理装置に一斉同報により送信する請求項1〜3の何れか一項に記載の店舗システム。
  5. 前記サーバ装置は、前記複数の店舗の属する系列グループを記憶する第2の記憶手段を備え、
    前記第2の制御手段は、前記売価変更通知を送信元と同一系列グループに属する他の店舗に設置されている売上データ処理装置に送信する請求項1〜4の何れか一項に記載の店舗システム。
  6. 前記第2の制御手段は、前記複数の売上データ処理装置のいずれかから売価変更通知が受信された際に、前記売価変更通知の内容を含む電子メールを作成して他の店舗の責任者の端末装置に送信する請求項1〜5の何れか一項に記載の店舗システム。
  7. 複数の店舗に設置された複数の売上データ処理装置に接続されたサーバ装置と通信ネットワークを介してデータ送受信を行うための通信手段と、
    商品毎の売価情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された売価情報を変更する売価変更の実行指示、売価変更の対象商品の識別情報及び変更後の売価情報を入力するための入力手段と、
    前記入力手段からの入力に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記売価変更の対象商品の売価情報を変更し、当該売価変更された商品の識別情報及び変更後の売価情報を含む売価変更通知を前記通信手段により前記サーバ装置に送信し、
    前記通信手段により前記サーバ装置からの他の売上データ処理装置に係る売価変更通知が受信された際に、前記受信された売価変更通知の内容を出力手段により出力させる制御手段と、
    を備える売上データ処理装置。
  8. 前記入力手段は、更に、前記売価変更の理由を示す情報を入力可能に構成され、
    前記制御手段は、前記売価変更された商品の識別情報、変更後の売価情報、及び前記売価変更の理由を示す情報を含む売価変更通知を前記サーバ装置に送信する請求項7に記載の売上データ処理装置。
  9. 前記制御手段は、前記入力された売価変更の理由を示す情報に基づいて、前記売価変更通知を前記サーバ装置に送信するか否かを判断し、この判断結果に基づいて、前記売価変更通知を前記サーバ装置に送信する請求項8に記載の売上データ処理装置。
  10. 前記制御手段は、前記通信手段により受信された他の売上データ処理装置に係る売価変更通知に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記他の売上データ処理装置で売価変更された商品の売価情報を書き替える請求項7〜9の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  11. 前記通信手段により受信された売価変更通知に基づいて売価変更を実行するか否かを選択するための選択手段を備え、
    前記制御手段は、前記選択手段により売価変更の実行が選択された際に、前記通信手段により受信された売価変更通知に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記他の売上データ処理装置で売価変更された商品の売価情報を書き替える請求項10に記載の売上データ処理装置。
  12. 前記出力手段は、印字手段であり、
    前記制御手段は、前記サーバ装置から受信された売価変更通知に基づいて、当該売価変更通知の内容を含む売価変更通知レポートを前記印字手段により印字させる請求項7〜11の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  13. 前記出力手段は、表示手段であり、
    前記制御手段は、前記サーバ装置から受信された売価変更通知の内容を前記表示手段に表示させる請求項7〜11の何れか一項に記載の売上データ処理装置。
  14. コンピュータを、
    複数の店舗に設置された複数の売上データ処理装置に接続されたサーバ装置とデータ送受信を行うための通信手段、
    商品毎の売価情報を記憶する記憶手段、
    前記記憶手段に記憶された売価情報を変更する売価変更の実行指示、売価変更の対象商品及び変更後の売価情報を入力するための入力手段、
    前記入力手段からの入力に基づいて、前記記憶手段に記憶されている前記売価変更の対象商品の売価情報を変更し、当該売価変更された商品の識別情報及び変更後の売価情報を含む売価変更通知を前記通信手段により前記サーバ装置に送信し、
    前記通信手段により前記サーバ装置からの他の売上データ処理装置に係る売価変更通知が受信された際に、前記受信された売価変更通知の内容を出力手段により出力させる制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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