JP4247816B2 - 電子広告提供システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子広告提供者(以下、広告主)の電子広告を、利用者端末で表示できるように編集してホームページを作成する技術に係り、特に広告主からQR(Quick Response)コード等の情報コードで電子広告を受け取り、その情報を用いてホームページを作成し、利用者に電子広告を提供する電子広告提供システム、電子広告提供方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、広告主が一般消費者に対して、商品やサービス(以下、単に商品という)の情報を提供する場合、その日の目玉商品など、緊急性の高い情報については、チラシ等の宣伝広告媒体を用いて行っていた。近年、インターネットなどの通信ネットワークの普及により、宣伝広告媒体をホームページに掲載したり、電子メールにより通知するという方法考えられる。たとえば、特開2002−163539号公報の「インターネット配信するチラシ広告方法およびシステム」では、チラシ広告イメージをサーバ会社にてデータベース(DB)化し、このDB化したチラシ広告イメージをインターネット網を介して、利用者へ配信する方法とシステムが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、チラシ情報に情報コード(バーコードやQRコード)を付して情報を提供するというやり方は、そのチラシを入手できる者にとっては有効であるが、そのチラシを入手できないものにとっては情報にアクセスすることができず有効でない。
【0004】
また、チラシ情報を電子メールで配信する場合は、不特定多数のものに配信するのは問題があり、また配信したチラシ情報も一過性のものになってしまう傾向がある。一方、チラシ情報をホームページに掲載する場合は、チラシの画像をスキャナで読み取って、そのままホームページに貼り付ける程度ならばあまり手間はかからないが、利用者が読みやすいように階層的に情報を掲載するとなるとその更新作業が煩雑となり、掲載されている情報がすぐに陳腐化してしまうという問題もある。
【0005】
本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、チラシ等の宣伝広告媒体の情報を用いて効率的にホームページを作成し、かつ、ホームページに掲載された情報の更新を効率的に実施でき、宣伝広告媒体を直接入手する機会のない不特定多数の消費者に対しても、効果的に緊急性の高い電子広告を提供することのできる電子広告提供システム、電子広告提供方法およびプログラムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、第1の発明に係わる電子広告提供システムは、広告主より提供された広告作成のための素材情報を入力し、この素材情報をもとに電子広告を作成し、通信ネットワークを介して利用者に電子広告を提供する電子広告提供システムであって、電子広告を作成するためのデータを長期的に保存するための長期情報または短期的に保存するための短期情報として記憶する商品データベースと、商品に関する長期情報を入力し、この長期情報を商品データベースに格納する長期情報登録手段と、素材情報を入力し、この素材情報から商品に関する短期情報を抽出し、この短期情報を商品データベースに格納する短期情報登録手段と、商品データベースに格納されている長期情報および短期情報を用いて電子広告を作成し、この電子広告を利用者が通信ネットワークを介して取得可能に保存する電子広告作成手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
第2の発明に係わる電子広告提供方法は、広告主より提供された広告作成のための素材情報を入力し、この素材情報をもとに電子広告を作成して利用者に提供する電子広告提供方法であって、商品に関する長期情報を記憶するステップと、素材情報を入力し、この素材情報から商品に関する短期情報を抽出して記憶するステップと、商品データベースに格納されている長期情報および短期情報を用いて電子広告を作成するステップと、この電子広告を利用者に提供するステップとを含むことを特徴とする。
【0008】
第1および第2の発明では、広告作成のための情報を長期情報と短期情報に分け、長期情報は予め商品データベースに格納しておき、短期情報については素材情報から抽出し、この長期情報と短期情報を用いて電子広告を作成する。
【0009】
ここで、「広告主から提供」とは、提供のしかたに直接、間接を問わない趣旨である。たとえば、広告主からの素材情報が第三者経由で提供される場合も含む。
「素材情報」とは、電子広告を作成するために必要な情報を意味する。
「長期」、「短期」は相対的に決まるもので、たとえば、商品の機能・性能等のカタログ的な情報は、長期情報として扱い、その日のイベント情報や特別価格等の情報は短期情報として扱うことができる。
「商品」はサービスも含む意味である。
「長期情報および短期情報を用いて電子広告を作成」とは、直接商品データベースにリンクを張って、電子広告に各データを表示させるようにする場合も含む趣旨である。
「利用者が通信ネットワークを介して取得可能に保存する」とは、たとえば、ホームページとしてWEBサーバへ保存する場合の他、利用者がダウンロードできるように特定のデータベースへ保存するような場合等も含む趣旨である。
【0010】
第3の発明に係わる電子広告提供システムでは、さらに、長期情報は、商品に関する基本情報と商品に関する変動情報からなることを特徴とする。
【0011】
ここで、「商品に関する基本情報」とは、商品についての生産者側にて設定可能な普遍的な情報で、例えばその商品の機能や性能に関する情報などである。「商品に関する変動情報」とは、商品について流通側にて設定可能な付随的な情報で、例えばその商品の価格に関する情報などである。
【0012】
第4の発明に係わる電子広告提供システムでは、さらに、素材情報は、広告媒体に付された情報コードであることを特徴とする。
【0013】
第5の発明に係わる電子広告提供方法は、広告主より提供された広告作成のための素材情報を入力し、この素材情報をもとに電子広告を作成して利用者に提供する電子広告提供方法であって、商品に関する長期情報を記憶するステップと、素材情報として、広告媒体に付された情報コードを入力し、この情報コードから商品に関する短期情報を抽出して記憶するステップと、記憶されている長期情報と短期情報を用いて電子広告を作成するステップと、この電子広告を利用者に提供するステップとを含むことを特徴とする。
第4および第5の発明では、広告媒体に付された情報コードから商品の短期情報を抽出する。
【0014】
ここで、「情報コード」とは、数字や文字等の情報をコード化したものであり、いわゆるバーコードやQR(Quick Response)コードを含む。
【0015】
第6の発明に係わる電子広告提供システムでは、さらに、情報コードは、商品識別情報、および、広告媒体において当該商品識別情報に係る画像の位置を特定するための位置情報を含み、この位置情報をもとに特定された画像情報を取り込む画像情報入力手段を備え、電子広告作成手段は、この画像情報入力手段により取り込まれた画像情報を用いて電子広告を作成することを特徴とする。
【0016】
第6の発明では、情報コードに広告媒体上の画像の位置情報を含め、電子広告にその位置情報をもとに取り込んだ画像を加える。
【0017】
第7の発明に係わる電子広告提供方法は、広告主より提供された広告作成のための素材情報を入力し、この素材情報をもとに電子広告を作成して利用者に提供する電子広告提供方法であって、 商品に関する長期情報を記憶するステップと、素材情報として、広告媒体に付された情報コードであって、商品識別情報、および、広告媒体において当該商品識別情報に係る画像の位置を特定するための位置情報を含む情報コードを入力し、この情報コードから商品に関する短期情報を抽出して記憶するステップと、この情報コードから位置情報を抽出し、この位置情報をもとに特定された画像情報を取り込み記憶するステップと、記憶されている長期情報、短期情報、および、画像情報を用いて電子広告を作成するステップと、この電子広告を利用者に提供するステップとを含むことを特徴とする。
【0018】
第6および第7の発明では、情報コードに広告媒体に付された画像の位置を特定するための情報を含める。これにより広告媒体に付された画像データの読み取りを可能にする。
【0019】
第8の発明に係わる電子広告提供システムでは、さらに、広告媒体は、商品または商品群ごとに作成された一または二以上の情報コードと、共通情報に関する情報コードを付されていることを特徴とする。
【0020】
第8の発明では、商品または商品群ごとの情報コードと営業情報などの共通情報に関する情報コードを分けて広告媒体に付す。
ここで、「共通情報に関する情報コード」とは、全商品に共通な情報あるいは営業に関する情報等を意味する。たとえば、臨時に開閉店時刻が変更になる旨の情報をいう。また、「商品群」とは、複数の種類の商品の集まりをいう。
【0021】
第9の発明に係わる電子広告提供システムでは、さらに、共通情報に関する情報コードは、電子広告の形式に関するパターン識別情報を含むことを特徴とする。
【0022】
第10の発明に係わる電子広告提供方法は、広告主より提供された広告作成のための情報コードを入力し、この情報コードをもとに電子広告を作成して利用者に提供する電子広告提供方法であって、商品に関する長期情報を記憶するステップと、広告媒体に付された共通情報に関する情報コードを入力し、この情報コードから電子広告の形式に関するパターン識別情報を抽出し記憶するステップと、広告媒体に付された商品に関する情報コードを入力し、この情報コードから商品に関する短期情報を抽出して記憶する共にこの情報コードから位置情報を抽出し、この位置情報をもとに特定された画像情報を取り込み記憶するステップと、記憶されているパターン情報に基づき、記憶されている長期情報、短期情報、および、画像情報を用いて電子広告を作成するステップと、この電子広告を利用者に提供するステップとを含むことを特徴とする。
【0023】
第9および第10の発明では、情報コードにパターン情報を含め、当該パターンに基いて電子広告を作成する。
【0024】
ここで、「パターン識別情報」とは、電子広告の形式を特定できる情報を意味し、その特定のしかたとして直接、間接を問わない。たとえば、広告主IDを用いて、広告主IDと電子広告の形式との関係を表すテーブルにより、電子広告の形式を特定できる場合は当該広告主IDを含める趣旨である。
【0025】
第11の発明に係わる電子広告提供システムは、さらに、広告主の端末装置から送られてくる広告主識別情報と商品識別情報とを含む短期情報の更新に関する更新情報を受信し、この更新情報をもと商品データベースに保存されている該当する商品のデータを変更すると共に電子広告作成手段により作成された電子広告を変更する電子広告更新手段を備えたことを特徴とする。
【0026】
第12の発明に係わる電子広告提供方法は、さらに、広告主から送られてくる広告主識別情報と商品識別情報とを含む短期情報の更新に関する更新情報を受信し、この更新情報をもと記憶されている該当する商品の短期情報を変更すると共に電子広告を変更するステップとを含むことを特徴とする。
【0027】
第11および第12の発明では、広告主から送られてくる価格情報等の短期情報を受信して商品データベースのデータを更新すると共に電子広告を新たな短期情報を用いて更新する。
【0028】
ここで、「端末装置」には、コンピュータの他、いわゆる携帯端末や携帯電話なども含む。
【0029】
第13の発明に係わる電子広告提供システムでは、さらに、情報コードは、更新情報の送信先情報を含むことを特徴とする。
【0030】
ここで、「送信先情報」は、更新情報の送り先が特定できればよく、URL(Uniform Resource Locator)情報、データベースのディレクトリ情報、あるいは、電子メールアドレスなどを含む。
【0031】
第14の発明に係わる電子広告提供システムでは、さらに、電子広告へアクセスした利用者の電子メールアドレスを含む利用者情報を登録するアクセス情報登録手段と、電子広告更新手段により電子広告が更新されたとき、アクセス情報登録手段により登録されている利用者の電子メールアドレスへ変更に係る電子広告を送信する更新情報送信手段とを備えたことを特徴とする。
【0032】
第15の発明に係わる電子広告提供方法は、さらに、電子広告へアクセスした利用者の電子メールアドレスを含む利用者情報を記憶するステップと、
電子広告が更新されたとき、記憶されている利用者の電子メールアドレスへ変更に係る電子広告を送信するステップとを備えたことを特徴とする。
【0033】
第14および第15の発明では、電子広告の更新があったときに電子広告へアクセスした利用者に更新された電子広告を送信する。
【0034】
第16の発明に係わる電子広告提供システムは、さらに、利用者識別情報を含む利用者情報を記憶する利用者テーブルと、利用者の端末装置から送られてくる利用者識別情報、商品識別情報および送信時の価格情報を含む予約情報を受信し、この予約情報に基づいて利用者テーブルより抽出した利用者情報、予約に係る商品情報および価格情報を当該商品を取扱う広告主の端末装置へ送信する予約情報処理手段を備えたことを特徴とする。
【0035】
第17の発明に係わる電子広告提供方法は、利用者識別情報を含む利用者情報を記憶するステップと、利用者から送られてくる利用者識別情報、商品識別情報および送信時の価格情報を含む予約情報を受信し、この予約情報に基づいて記憶されている利用者情報、予約に係る商品情報および価格情報を当該商品を取扱う広告主へ送信するステップを含むことを特徴とする。
【0036】
第16および第17の発明では、利用者側にて取得した商品の価格情報を送るので、送信タイミングのずれによる価格のミスマッチを防止できる。
ここで、「価格情報」とは、価格を特定できる情報であればよく、価格そのものの他、コード化された情報や電子広告提供システム側で演算して特定できるような情報も含む。
【0037】
第18の発明に係わる電子広告提供システムでは、さらに、情報コードは、予約情報の送信先情報を含むことを特徴とする。
【0038】
第19の発明に係わる電子広告提供システムは、さらに、短期情報、変動情報および基本情報の中の重複する項目に対して、電子広告に使用するデータとしての優先度を割付けることを特徴とする。
【0039】
第20の発明に係わる電子広告提供システムは、さらに、優先度を割付けられた項目について、時間経過により異なる優先度のデータを電子広告として使用する手段を備えたことを特徴とする。
【0040】
第21の発明に係わる電子広告提供方法は、さらに、短期情報および長期情報の中の重複する項目に対して、電子広告に使用するデータとしての優先度を割付けるステップと、この優先度を割付けられた項目について、時間経過により異なる優先度のデータを電子広告として使用するステップとを含むことを特徴とする。
【0041】
第20および第21の発明では、電子広告に使用するデータに優先度を与え、その優先度は時間経過により可変とする。これにより、電子広告を提供するに際して、ホームページや商品データベースのデータを利用しつつ、広告媒体のデータの有効活用を図ることが可能となる。
【0042】
第22の発明に係わる電子広告提供システムは、広告主より提供された広告作成のための素材情報を入力し、この素材情報をもとに電子広告を作成し、通信ネットワークを介して利用者に電子広告を提供する電子広告提供システムであって、素材情報として広告媒体に付された情報コードを入力し、この情報コードから商品に関するデータを抽出し、このデータを商品データベースに格納するデータ登録手段と、商品データベースに格納されているデータを用いて電子広告を作成し、この電子広告を利用者が通信ネットワークを介して取得可能に保存する電子広告作成手段とを備えたことを特徴とする。
【0043】
第23の発明に係わる電子広告提供方法は、広告主より提供された広告作成のための素材情報を入力し、この素材情報をもとに電子広告を作成して利用者に提供する電子広告提供方法であって、素材情報として広告媒体に付された情報コードを入力し、この情報コードから商品に関するデータを抽出して記憶するステップと、記憶されているデータを用いて電子広告を作成するステップと、この電子広告を利用者に提供するステップとを含むことを特徴とする。
【0044】
第22および第23の発明では、広告媒体に商品データに関する情報コードを付し、当該情報コードを用いて電子広告を作成する。
【0045】
ここで、「情報コードを入力」とは、情報コードを直接コンピュータに入力する場合のほか、読取装置等を介して情報コードのデータを入力する場合を含む趣旨である。
【0046】
第24の発明に係わる電子広告提供方法は、広告主より提供された広告作成のための素材情報を入力し、この素材情報をもとに電子広告を作成して利用者に提供する電子広告提供方法であって、素材情報として広告媒体に付された情報コードを入力し、この情報コードから商品に関するデータを抽出して記憶するステップと、電子広告の基本部分を作成するステップと、利用者より電子広告の要求があったときに、作成された電子広告の基本部分と記憶されている商品に関するデータを用いて電子広告を作成するステップと、この電子広告を利用者に提供するステップとを含むことを特徴とする。
【0047】
第24の発明では、データ変更の可能性のある部分を除いて基本部分を予め作成しておき、利用者より電子広告の提供要求があったときに、その時点の商品データを使用して広告を作成し、利用者に提供するので、利用者は短い待ち時間で最新の広告情報を入手することができる。
【0048】
第25の発明に係わる広告媒体は、第23または第24の発明による電子広告提供方法に用いられる広告媒体であって、商品ごとに作成され当該商品の固有情報が記憶された情報コードが付されたことを特徴とする。
【0049】
第25の発明では、情報コードに商品の固有情報を含めるので、広告提供サービス業者は、容易に広告の作成が可能となる。また、広告主も広告作成のための労力を削減できる。
【0050】
その情報コードに、さらに、商品予約のためのアドレス情報や固有情報の変更のためのアドレス情報を含めることにより、利用者、広告主、電子広告提供サービス業者の夫々にとって利用価値の高い広告媒体となる。
【0051】
さらに、情報コードに広告媒体上のその商品の画像位置を示す情報を含めれば、広告媒体の商品画像を有効に利用することができる。
【0052】
第26の発明に係わるプログラムは、広告主より提供された広告作成のための素材情報を入力し、この素材情報をもとに電子広告を作成して利用者に提供する電子広告提供システムで動作するプログラムであって、商品に関する長期情報を記憶する処理と、素材情報として、広告媒体に付された情報コードを入力し、この情報コードから商品に関する短期情報を抽出して記憶する処理と、記憶されている長期情報と短期情報を用いて電子広告を作成する処理と、この電子広告を利用者に提供する処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0053】
第27の発明に係わるプログラムは、広告主より提供された広告作成のための素材情報を入力し、この素材情報をもとに電子広告を作成して利用者に提供する電子広告提供装置に対して用いられる広告主の端末装置で動作するプログラムであって、広告媒体から情報コードを抽出する処理と、抽出された情報コードから商品識別情報を抽出する処理と、抽出された商品識別情報に係る商品の短期情報の変更入力を促す画面を表示する処理と、表示された画面に基づいて入力された短期情報の変更情報を電子広告提供装置へ送信する処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0054】
第28の発明に係わるプログラムは、広告主より提供された広告作成のための素材情報を入力し、この素材情報をもとに電子広告を作成して利用者に提供する電子広告提供装置に対して用いられる利用者の端末装置で動作するプログラムであって、広告媒体から情報コードを抽出する処理と、抽出された情報コードから商品識別情報を抽出する処理と、抽出された商品識別情報に係る商品の価格を表示するとともに予約の入力を促す画面を表示する処理と、表示された画面に基づいて入力された予約情報を電子広告提供装置へ送信する処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0055】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は本発明の第1の実施の形態に係わる電子広告提供システムおよびこのシステムと通信を行う利用者端末と広告主端末の機能ブロック図である。図1において、電子広告提供システム1は、インターネット等の通信ネットワーク4を介して利用者の端末装置(以下、利用者端末)2および広告主の端末装置(以下、広告主端末)3と繋がっている。ここで、電子広告提供サービスの事業者(以下、業者という)は、この電子広告提供システム1により、通信システムを介して提供・配信する電子広告を作成するための情報(以下、素材情報という)を広告主から供給を受け、それをもとに電子広告を作成し、利用者に提供するというサービスを行っている。なお、通常、利用者端末2と広告主端末3は複数存在する。
【0056】
電子広告提供システム1は、通信ネットワーク4を介してデータの送受信を行うための送受信部11、送受信部11から受け取ったデータの処理を行う中央演算処理部12、データを記憶するための記憶部13、および、中央演算処理部12との間でデータの入出力を行う入力部14と表示部15から構成されている。
【0057】
さらに、中央演算処理部12は、送受信部11との間でデータの受け渡しを行う送受信処理手段(機能)41、入力部14あるいは表示部15とデータの受け渡しを行う入出力手段(機能)42、このサービスの利用者に関する情報を登録する利用者情報登録手段(機能)43、広告主に関する情報を登録する広告主情報登録手段(機能)44、電子広告の中で比較的長期に有効なデータを保存する長期情報登録手段(機能)45、電子広告の中で比較的短期間で有効なデータを保存する短期情報登録手段(機能)46、入出力手段を介して入力される広告に掲載するための画像情報を入力する画像情報入力手段(機能)47、保存されている画像情報、短期情報および長期情報を用いて電子広告を作成する電子広告作成手段(機能)48、作成後の電子広告を更新する電子広告更新手段(機能)51、利用者の電子広告へのアクセス情報を記録しアクセス要求に対する処理を実行するアクセス情報登録手段(機能)49、更新情報送信手段(機能)52および、利用者からの商品の予約情報を受信し広告主へ送信する予約情報処理手段(機能)50を有している。
【0058】
また、記憶部15は、利用者の情報を保存する利用者情報データベース(DB)61、広告主の情報を保存する広告主情報データベース(DB)62、商品に関する情報を保存する商品データベース(DB)63、利用者からの予約情報を保存する予約情報テーブル64、広告主へ予約情報を通知するための予約通知テーブル65、利用者のアクセス履歴を保存するアクセス履歴テーブル66、ホームページ(HP)のコンテンツを保存するHP用DB67を有している。
【0059】
また、利用者端末2は、通信ネットワーク4を介してデータの送受信を行う送受信部21、送受信部21からのデータの処理を行う中央演算処理部22、中央演算処理部22との間でデータの入出力を行う入力部23および表示部24から構成されている。
【0060】
広告主端末3は、通信ネットワーク4を介してデータの送受信を行う送受信部31、送受信部31からのデータの処理を行う中央演算処理部32、中央演算処理部32との間でデータの入出力を行う入力部33および表示部34から構成されている。
【0061】
次に、図2を用いて、電子広告提供サービスの流れを説明する。
まず、利用者情報登録段階として、このサービスの一方の利用者である消費者(利用者)側の住所、氏名、利用者ID(利用者ID)、パスワード、電子メールアドレス等の利用者に関する情報を電子広告提供システム1の記憶部に登録する。また、このサービスの他方の利用者である広告主についても同様にその情報を記憶部に登録する。なお、サービスの仕方によっては、利用者側の登録は必ずしも必要ではない。
【0062】
次に、基本・変動情報登録段階として、広告主は、商品の機能や性能に関する商品の基本情報を登録する。なお、このデータは、広告主が必ずしも行う必要はなく、例えば、業者が商品の生産者からその商品の情報を取得して登録してもよいし、生産者がホームページ上でその商品の紹介をしている場合は、そのホームページにリンクを張るという方法もある。
【0063】
また、広告主は、その商品の定価等の変動情報を登録する。なお、一般に、商品の仕様など生産者側に拠る情報を基本情報、商品の定価など、販売業者側に拠る情報を変動情報という。
【0064】
次に、固有情報登録段階として、広告主は、QRコードを付したチラシを業者へ提供する。業者は、このQRコードからその商品の売り文句や特価情報、割引情報などのそのチラシに固有なデータをQRコードリーダにより読み取る。また、QRコードに含まれているチラシに掲載されている商品の写真位置情報を読み取り、その位置の写真画像を電子広告提供システムの記憶部へ固有情報として保存する。なお、この固有情報は、基本情報や変動情報に比べて一般的に陳腐化が早いので、固有情報を短期情報といい、基本情報と変動情報を合わせて長期情報ということとする。
【0065】
続いて、電子広告作成段階で、記憶部に保存されている商品の基本情報、変動情報、固有情報、および、画像データを抽出し、その広告主の商品紹介のホームページを作成し、記憶部へ保存する。なお、本実施の形態における電子広告提供システムは、WEBサーバとしての機能を有しているものとする。
【0066】
次に、電子広告提供段階で、利用者は、その広告主の商品紹介のホームページにアクセスして、その商品の情報を取得する。利用者のアクセス情報は記憶部のアクセス履歴テーブル66に保存される。
【0067】
また、利用者は気に入った商品がある場合は、その商品購入の予約をそのホームページを通して行う。その予約情報は、随時または定期的にまとめられ、広告主端末へ送信される。
【0068】
一方、広告主は、その商品について、その日の売れ残りを無くすために、価格等の変更を行う場合は、広告主端末を通して、電子広告提供システムの記憶部に保存されている固有情報の価格情報を変更する。これにより、ホームページに掲載されているその商品の価格が変更され、同時にアクセス履歴テーブル66を参照して、その商品情報にアクセスした利用者の端末装置へ変更情報が通知される。
【0069】
なお、通常、利用者情報登録段階は、新たな利用者が加入するたびに実行され、基本・変動情報登録段階は、新たな商品の広告を始めるたびに実行され、固有情報登録段階は、日々の運用において、チラシ等により情報を入力するときに実行される。広告作成段階は、基本情報、変動情報、固有情報が設定、削除、変更になるごとに実行される。また、広告提供段階は、利用者や広告主からアクセスがあるごとに実行される。
【0070】
以下、電子広告提供システム1の動作を詳述する。
【0071】
[1.利用者情報登録段階]
利用者は、利用者端末2を通して、電子広告提供サービスを受けるための登録を行う。利用者端末2から送信された登録のための利用者情報は、通信ネットワーク4を介して電子広告提供システム1の送受信部11により受信され、送受信処理手段41を通して利用者情報登録手段43に渡される。利用者情報登録手段43は、利用者IDの発行等、登録に必要な処理を行い、利用者情報を記憶部15の利用者情報DB61に保存する。図3は、利用者情報DB61に保存されている利用者情報の一例である。
【0072】
また、広告主は、広告主端末3を通して、電子広告の作成サービスを受けるための登録を行う。広告主端末3から送信された広告主情報は、電子広告提供システム1の広告主情報登録手段44により処理され、このサービスを受けるために必要な情報が記憶部15の広告主情報DB62に保存される。図4は、広告主情報DB62に保存されている広告主情報の一例である。この図において、ホームページパターンとは、ホームページの形式を示すものである。なお、利用者登録や広告主登録は、端末2,3から行わず、利用者あるいは広告主から提供された情報に基づいて電子広告提供サービス業者が入力部13を通して行うようにしてもよい。
【0073】
[2.基本・変動情報登録段階]
登録済みの広告主は、次に広告主端末3から、広告対象の商品の基本情報と変動情報を送信する。送信された情報は、長期情報登録手段45により処理され、商品DB63に保存される。図5は、商品DB63に登録されている商品情報の一例である。広告主ID、商品IDごとに長期情報として、基本情報と変動情報が保存されている。また、短期情報として以下に説明する固有情報が記憶されている。
【0074】
[3.固有情報登録段階]
(3.1広告媒体作成処理)
以下、電子広告提供システムの動作と直接関係はないが、広告情報に関してチラシに付すべきQRコードの作成方法について図6を用いて説明する。
【0075】
まず、QRコードを作成するためのQRコードデータとして、商品識別情報として商品情報検索キー、および、商品に関するその広告固有の情報である固有情報を設定する(S101)。ここで、商品情報検索キーは、商品データベースから商品の基本情報や変動情報を検索し収集するためのキーコードである。
また、チラシに掲載されている商品画像を取り込んでホームページに載せる場合は、チラシ上のその商品画像の位置情報である商品インデックス座標を設定する(S102)。商品インデックス座標は、作成するQRコードと広告画像上の商品位置をリンクするためのピクセル座標値である。
図7はその説明図である。この図において、広告画像の左上を原点(0,0)(A部)にして商品画像を囲む始点(11,56)(B部)と終点(88,130)(C部)を商品インデックス座標とする。この座標値はホームページでの広告公開時にイメージマップとして使用される。
【0076】
固有情報は、その日の価格など商品固有の情報である。図8にQRコードデータの例を示す。
【0077】
以上のように設定されたQRコードデータは、QRコード作成ソフトにより図9に示すようにQRコード化される(S103)。
【0078】
次に、このQRコードを広告媒体であるチラシ下部に配置し印刷する(S104、S105)。図10にQRコードの配置されたチラシの例を示す。この図のように、商品ごとにQRコードを作成し、揃えて配置すれば、読取作業の効率が上がる。なお、1つのQRコードに2つ以上の商品のデータを載せることも可能である。図11は、1つのQRコードに2つ以上の商品のデータを載せるときのQRコードデータの例である。
【0079】
(3.2固有情報登録処理)
次に、電子広告提供システムの固有情報登録処理について図12を用いて説明する。
【0080】
まず、電子広告提供システム1の入力部に備えられているQRコードリーダでチラシに掲載されているQRコードデータを読み取る。そして、短期情報登録手段46を起動し、このQRコードデータから固有情報を抽出して、記憶部の商品DB63に保存する(S201)。そして、画像位置情報の有無を判定し(S202)、画像位置情報が含まれておれば、そのデータを抽出して(S203)、画像情報入力手段47を起動する(S204)。画像情報入力手段47は、入力部に備えられているスキャナを介してチラシの中からその画像位置の商品画像を読み込み記憶部15の商品DB63に保存する
【0081】
[4.電子広告作成段階]
図13において、電子広告作成手段48は、起動されるとまず、商品DB63に保存されている基本情報、変動情報、固有情報、および、画像情報を抽出して(S303)、予め定められているホームページのパターンに合わせて各情報を設定する(S302)。
【0082】
このホームページ用コンテンツはHP用DB67に保存される(S303)。このホームページの作成例を図14に示す。この図は、広告主である○×電気の広告画面であり、チラシのイメージをトップ画面にしている。そして、点線で囲んだ部分(D部)をクリックすると、図15に示すその商品の詳細情報にアクセスできるようにリンクされている。詳細情報として、商品DB63に保存されているその商品の基本情報(E部)、固有情報(F部)、変動情報(G部)が表示される。
【0083】
頻繁に変更されることが想定される情報については、長期情報(例えば変更情報)とQRコードから抽出される固有情報に同じ種別の情報を持たせることも可能である。価格情報などがこれにあたる。
【0084】
このとき同じ種別情報を扱うときの優先度処理を図22を用いて説明する。電子広告作成手段48は、基本情報、固有情報、変動情報の構築処理を実行し(S701)、その中で優先度処理が必要かどうかを判定し(S702)、優先度処理が不要な場合は、HTML化処理(S705)を行って終了する。優先度処理が必要な場合は、変動情報に対する優先度処理(S703)、固有情報に対する優先度処理(S704)を実行する。なお、同一種別の情報(例えば価格情報)が変動情報、固有情報あるいは基本情報に跨って存在する場合は、各情報間で優先度処理を実行する。そして、HTML化処理(S705)を実行し、WEB表示可能なコンテンツに変換する。
【0085】
なお、優先度処理は予め定めた優先度に従って使用するデータを選択するものであるが、通常は、固有情報など即時性の高いものが高い優先度となる。また、固有情報については有効期間データを設定可能にしておき、その有効期間が過ぎると使用しない、あるいは、優先度を下げるなどの処理を行うようにしてもよい。
【0086】
ところで、利用者の表示端末が携帯電話のような場合は、画面サイズが小さく広告情報量をどのように抑えるかが問題となる。図23は、携帯電話での表示例である。図23(a)は、トップ画面の例で、利用者が電子広告を提供する商店等を選択できるようになっている。そして、利用者が所望の商店を選択すると、その商店の固有情報が表示される。図23(b)はその固有情報の表示例である。さらに図23(c)では、商品ごとの固有情報が表示され、さらにその商品の仕様等の長期情報につながっていく。このように、広告を提供する商店、その商店の固有情報の対象となっている商品情報、その商品の固有情報、さらに商品ごとの長期情報という順に階層化することにより、利用者はストレス無くその商品の広告にアクセスすることができる。
【0087】
なお、利用者の手元に、紙のチラシとQRコードリーダー(携帯電話も含む)がある場合、利用者は、紙のチラシから直接QRコードに書いてある情報を読むことができる。ただし、商品情報検索キーと、商品インデックス座標という、利用者にとっては必要のない情報やDBの情報は非表示にする。このとき、ひとつのQRコードには、ひとつ以上の商品情報(QRコードデータ)を載せるため、利用者は、どの商品とどのQRコードが結びついているか分からない、という問題が発生する場合がある。図24は、このような場合の対応例であり、図24(a)は、チラシ上のQRコードと商品の対応を示した図であり、図24(b)は、1番目のQRコードを読み込んだときの端末上での表示例である。チラシ上の商品ごとに付された番号をQRコードの商品情報にも付することにより、利用者は対応関係を把握することができる。
【0088】
[5.電子広告提供段階]
(5.1電子広告提供処理)
利用者端末2から送信された利用者からの電子広告要求は通信ネットワーク4を介して、電子広告提供システム1の送受信部11で受信され、送受信処理手段41を介して、アクセス情報登録手段49に渡される。アクセス情報登録手段49は、アクセス履歴テーブル66にその利用者のアクセスした広告の履歴を格納する。図16は、アクセス履歴テーブル66の一例である。この図では、利用者がアクセスした広告を広告主IDと商品IDで特定している。また、アクセス時刻を記憶している。なお、アクセス情報登録手段49は、エージェントとして利用者端末2に送られ、そこで履歴を収集して電子広告提供システム1の記憶部に戻ってアクセス履歴テーブル66にその情報を保存するようにしてもよい。
【0089】
一方、電子広告要求に基づき、送受信処理手段41を介して、HP用DB67に保存されている該当する商品の情報が利用者端末2に表示される。利用者端末2の画面には上述の図14あるいは図15に示すような情報が表示される。
【0090】
(5.2予約情報処理)
次に、予約情報処理手段50の動作を図17を用いて説明する。
【0091】
利用者端末2から送信される予約情報を受信すると電子広告提供システム1の予約情報処理手段50が起動し、その受信データから利用者情報を抽出して予約情報テーブル64へ保存する(S401))。図18は予約情報テーブル64の一例である。予約情報を送信した利用者のIDごとに予約情報が保存されている。予約商品は、広告主IDと商品IDで特定される。また、予約数量、予約時の価格情報、および、商品の引取時刻が記録されている。
【0092】
そして、定期的に図17(b)に示すルーチンが起動され、まず、予約情報テーブル64の内容を広告主、商品ごとにソートし(S402)、次に商品ごとに予約個数を集計して予約通知テーブル65を作成する(S403)。図19は予約通知テーブルのデータ構造の説明図である。広告主ごとに広告主IDと商品予約情報が保存されている。商品予約情報は、商品ID、商品の合計数、その商品を予約した利用者数、さらに、利用者ごとに利用者ID、予約数量、予約時の価格情報、引取時刻が保存されている。そして、広告主情報DB62を参照して広告主IDに対応する電子メールアドレスあてに夫々の予約情報が送信される(S404)。このとき、利用者IDは、利用者情報DB61に基づいて利用者情報(利用者の氏名等)に置き換えられて予約商品の広告主へ送られる。
【0093】
(5.3電子広告更新処理)
広告主は、電子広告の内容、例えば、商品の固有情報である価格情報を変更する場合、広告主端末3から更新情報を送信する。電子広告提供システム1は、この更新情報を受信すると、電子広告更新手段51が起動される。以下、図20を用いて電子広告更新手段51の動作を説明する。電子広告更新手段51は、起動されると、受信データから送信元である広告主と更新対象の商品情報を抽出する(S501)。そして、商品DB63の該当項目を変更し(S502)、続いてHP用DB67の該当する項目も更新する(S503)。これにより、利用者に提供される電子広告の内容も更新される。なお、HP用DB67のコンテンツの作り方として、価格等の商品情報についてはこの商品DB63にリンクを張るようにすれば、商品DB63の変更に伴い、自動的に電子広告の内容も変更されるので、ステップS503は削除可能となる。そして、更新情報送信手段52を起動する(S504)。
【0094】
図21において、更新情報送信手段52は起動されると、アクセス履歴テーブル66を参照して、更新された商品広告にアクセスした利用者IDを抽出する(S601)。そして、利用者情報DB61を参照して利用IDに対応する電子メールアドレス宛に更新情報を送信する(S602)。
【0095】
なお、電子広告提供システム1の機能は必要に応じて複数のサーバに分散することは可能である。例えば、商品に関する基本情報、変動情報、固有情報の管理をデータベースサーバで行い、WEBを通した利用者への電子広告の提供はWEBサーバで行わせることもできる。このようにすれば負荷が分散でき、また、データのセキュリティも向上する。
【0096】
ところで、チラシにQRコードを付す場合、各QRコードにどのような情報を持たせるかということが重要であるが、図25は、チラシの1番目のQRコードは、そのチラシの共通情報として、ホームページのパターンや、商品の予約先アドレス、共通情報(たとえば営業時間に関する情報、)、縮尺情報を含め、2番目以降のQRコードは商品ごとの価格情報や売り文句等の情報を含めることごととしたときの説明図である。ここで、予約先アドレスとは、利用者が商品を予約するときのURLまたは電子メールアドレスの情報である。利用者は、QRコードリーダ付の携帯電話(携帯端末)などでコードを読み取り、予約先アドレスに予約情報を送る。このとき、利用者の携帯端末に利用者を対象とした情報のみを表示し、予約に必要な情報(氏名や電話番号等)を自動的にフィルインさせ、WEBサイトアクセス時はパスワード等により自動認証するプログラムをインストールしておき、そのプログラムを携帯端末上で実行させることにより予約処理をするようにすると利便性が向上する。なお、予約先アドレスは、各商品に対応するQRコードごとに持たせることも可能である。図26は、利用者の携帯端末に表示される予約画面の一例であり、QRコードを読み取り、電子広告提供システム1の商品予約のためのURL(アドレス)にアクセスしたときの画面である。
【0097】
なお、利用者の携帯端末には専用のアプリケーションがインストールされており、URLアクセス時に携帯端末に予め保存されているパスワード等により自動認証されるものとする。広告利用者は、電子広告提供システム1から送られ携帯端末に表示される現在価格を確認して、予約数量を入力して送信ボタンをクリックする。これにより、予約情報は電子広告提供システム1に送られ予約情報処理手段50により処理される。なお、利用者の携帯端末から現在価格情報と予約数量を含む予約情報を送信することにより、広告主の価格変更のタイミングの重なりによる価格トラブルの発生を防止することができる。
【0098】
また、縮尺情報とは、QRコードの本来のサイズが特定できる情報である。これにより、QRコードの本来のサイズと実際のサイズとの違いにより、チラシの印刷時の歪が2次元で把握できるため、商品の画像をスキャナで読み込む際の補正に使用することができる。
【0099】
なお、各商品のQRコードに広告者が商品の固有情報を変更するため、変更情報の入力を行うための特定のアドレスを持たせることも可能である。そして、広告主は、QRコードリーダ付の携帯端末により、商店内に貼られたチラシのQRコードを読み取り、商品データ変更用のアドレスを表示させ、変更情報を送信する。なお、このアドレスは、共通情報として1番目のQRコードに持たせることも可能である。また、利用者の場合と同様、広告主の情報のみを表示し、商品データ更新の際の認証等に必要な情報を自動的にフィルインするプログラムを使用することにより容易に商品データを更新することができる。特に、価格の変更等の通知は、タイムリーに行う必要があるので広告主にとって利便性が向上する。図27は、広告主の携帯端末に表示される価格変更画面の一例であり、QRコードを読み取り、電子広告提供システム1の価格変更のためのURL(アドレス)にアクセスしたときの画面である。なお、広告主の携帯端末には専用のアプリケーションがインストールされており、携帯端末に予め保存されているパスワード等により自動認証されるものとする。広告主は、電子広告提供システム1から送られ携帯端末に表示される現在価格を確認して、変更価格を入力して送信ボタンをクリックする。これにより、価格の変更情報は、電子広告提供システム1に送られ電子広告更新手段51により更新処理される。
【0100】
本実施の形態によれば、利用者すなわち一般消費者にとっては、新聞をとっていない者も、電子広告によりチラシと同じ情報を見ることができる。さらに、チラシに印刷してある情報以上の情報、たとえば、詳細情報、売り場案内、最新価格、在庫情報、URL等を得ることができる。これにより、自分が本当に欲しい商品かどうかを、WEBを通じて確認、判断することが可能となる。
また、WEBを通して商品の予約や注文ができ、注文された商品は、広告主が袋に詰めて用意しておき、レジで客に渡したり、広告主等が配達したりすることも可能となる。
【0101】
電子広告提供サービス事業者にとっては、固有情報をQRコードで入力するのでホームページ用コンテンツの作成が容易になるのみならず、チラシの電子データには、絵の情報(GIF画像データ)が入っており、QRコードに画像位置の情報を含めることにより、チラシの画像の特定が容易になり、画像を含め最新の情報を掲載した電子広告を迅速に作成することができる。特に、チラシ情報を包含した電子広告を作成する場合は、通常は早朝のうちに即時に作る必要があるため、効果が大きい。
【0102】
また、チラシには、紙面の都合上、通常、商品の詳細情報は掲載されないが、詳細情報を事前にデータベースに登録しておき、電子広告で閲覧可能にすれば、チラシ以上の効果を得ることができる。
【0103】
広告主にとっては、コストを多くかけずに、拡販することができる。特に、QRコードとデータベースサーバ機能を組み合わせた本実施の形態の電子広告提供システムを使うことで、チラシに必要最小限の情報の載ったQRコードを付ければ、より多くの情報を盛り込んだホームページが自動的にできるため、客に、よりダイレクトに、より多くの情報を与えることができる。また、そのアクセス履歴を保存することにより、アクセスの多い商品が分かる。これにより、客が興味を示す商品が分かる。また、緊急性の高い固有情報については、チラシを作る作業のみで、電子広告に反映されるので、別に電子広告用のデータを作成する必要がなく省力化を図ることができる。
【0104】
また、QRコードに利用者の商品予約用のアドレス、広告主の商品データ更新用のアドレスを含めることにより、利用者、広告主にとって利便性が向上する。なお、本実施の形態では、チラシにQRコードを付すことを例に説明したが、チラシに限らず雑誌、新聞紙などの頒布媒体に付すようにすることも可能である。また、QRコードに限らずバーコードやその他、情報をコード化するものについて適用可能であることは明白である。
【0105】
次に本発明の第2の実施の形態を説明する。図28は、本発明の第2の実施の形態に係わる電子広告提供システムの機能ブロック図である。
【0106】
図1の電子広告提供システム1との主な違いは、電子広告提供システム1をWEBサーバ10とデータベースサーバ(以下、DBサーバ)70で構成し、WEBサーバ10に両サーバ10、70の間でデータ伝送を行うためのサーバ間送受信部16を設け、DBサーバ70にはサーバ間送受信部71、中央演算処理部72、記憶部73を設け、さらに中央演算処理部72にデータベースの管理を実行するデータベース管理手段(機能)74を備え、記憶部73に商品DB63を備えたことである。また、短期情報登録手段46、長期情報登録手段45、電子広告作成手段48および電子広告更新手段51は、サーバ間送受信部16を介してDBサーバ70の商品DB63にアクセスする。
なお、サーバ間送受信部16、71は、通常、LANで実現されるが、送受信部11と同様の機能で実現して、両サーバ10、70を通信ネットワーク4経由で接続するようにしても良い。
【0107】
以下、図29を用いて、本実施の形態の電子広告提供システムの動作を第1の実施の形態との違いを中心に説明する。
【0108】
図29において、基本・変動情報登録段階で広告主から提供される商品基本情報と商品変動情報は、WEBサーバ10の長期情報登録手段45で処理され、サーバ間送受信部16と71を介してDBサーバ70に送られ、DB管理手段74により商品DB63に保存される。
【0109】
固有情報登録段階では、短期情報登録手段46により、QRコードから抽出された固有情報はサーバ間送受信部16と71を介してDBサーバ70に送られ、DB管理手段74により商品DB63に保存される。
【0110】
電子広告準備段階では、電子広告作成手段48により、DBサーバ70の商品DB63のデータ、QRコードのデータ、例えば広告ファーマット(WEBデザイン)のパターン情報など、および、画像がある場合は画像データを用いて電子広告の基本部分を作成してHP用DB67に格納する。
【0111】
図30は、広告の基本部分の例である。図30(a)は○×電気のトップページの表示例で商品画像をクリックすることにより図30(b)に示すその商品の詳細情報が表示されるように構成されている。図30(b)において、四角枠で囲んだ部分である利用者名、商品名、基本情報、固有情報、在庫情報、価格情報については、各情報の表示位置のみが特定され、具体的なデータは含まれていない。なお、商品名や基本情報など、変更の可能性の低いものについては予めデータを含んだ状態で基本部分を作成してもよい、
【0112】
次に、電子広告作成・提供段階で利用者から電子広告の要求があると、アクセス情報登録手段49は、アクセス履歴を保存すると共に電子広告作成手段48に対して、その利用者に対する電子広告を作成するための指令を出力する。
【0113】
電子広告作成手段48は、利用者情報DB61を参照して利用者名を抽出し、またDBサーバ70の商品DB63に保存されている商品名、基本情報、固有情報、在庫情報、価格情報を受信してその利用者に対応した広告画面を作成する。図31に広告の基本部分とDB61,63の各データとの対応関係を示す。また、図32にその利用者に提供する広告画面の一例を示す。
【0114】
ここで、広告画面の作成手順の一例として価格情報の抽出のしかたを図33を用いて説明する。DBサーバ70のDB管理手段74は、電子広告作成手段48から価格情報の要求があると、その時点で、固有情報の表示有効期間が経過しているかどうかを判定し(S801)、経過している場合は、変動情報の価格データをWEBサーバ10へ送る(S802)。有効期間が経過していない場合は、会員かどうかを判定し(S803)、会員である場合は固有情報のうち会員価格データを送る(S804)、会員で無い場合は固有情報のうち一般価格データを送る(S805)。電子広告作成手段48は、送られてきた価格データを受信して、広告画面の価格情報として使用する。
【0115】
電子広告作成手段48により作成された広告画面情報は、利用者端末2へ送られ表示される。
【0116】
次に、広告主から固有情報の変更要求があったときの動作について説明する。広告主端末3から送られてくる固有情報の変更データは、電子広告更新手段51により処理され、サーバ間送受信部16と71を介してDBサーバ70に送られ、DB管理手段74により商品DB63に保存される。このとき、DB管理手段74は、変更処理時に、WEBサーバ10の電子広告作成手段48から商品データの要求があった場合のインターロックとして、一連の変更処理が終了するまで、元のデータを退避エリアへ移し、商品データの要求があったときは、その退避エリアのデータをWEBサーバ10へ送る。
【0117】
なお、長期情報登録手段45、短期情報登録手段46、あるいは、電子広告更新手段51はDBサーバ70の中央演算処理部72に設けるようにしてもよい。また、WEBサーバ10の記憶部15に格納するデータをHP用DB67のみにして他のDBまたはテーブル61〜66は、任意にDBサーバ70の記憶部73の方に格納するようにすることも可能である。このとき、WEBサーバ10の中央演算処理部12のその他の手段(機能)を必要によりDBサーバ70の中央演算処理部72の方に設けて実行することになる。
【0118】
なお、トップ画面がアクセスされたときに、次にクリックする可能性のある詳細画面情報を予め作成してWEBサーバ10の記憶部15に保存しておくと応答性能が向上する。
【0119】
本実施の形態によれば、WEBサーバとDBサーバを独立して設け、利用者または広告主はWEBサーバを経由してDBサーバのデータにアクセスする構成としたため、データのセキュリティが向上し、また、電子広告の要求のあったときに商品データ(基本情報、変動情報、固有情報)をDBサーバから持ってくるので、WEBサーバではページを書き換えることなく、リアルタイムで違うページを作り利用者に提供することができる。また、古いデータは常に上書きされていくことになるから、同じアドレスでも違うページを表示させることができ、これにより、常に利用者に最新の情報を確実に届けることが可能となる。さらに、利用者のPC(パーソナルコンピュータ)でもメモリ容量を節約でき、履歴に入っているページを読み込んでも、常に新しい情報が出すことができる。
【0120】
また、画面上のクリック位置に対して、どの情報を検索し表示させるかは電子広告提供システム(ホスト)側の処理となるためホスト側の自由度がある。
【0121】
WEBサーバに商品データを保存する場合は、利用者からのアクセスのしかたにより、出したくない情報を出す危険性があったり、商品データの更新の際、存在しないページにアクセスしてしまって、必要な情報を表示することができなかったりするが、本実施の形態によれば、高いセキュリティを持って常に必要な情報を表示させることができる。また、利用者にはページのつながりが見えないため、見られたくない情報を隠しておくことが可能となる。
【0122】
従来のシステムでは、アプレットを使わない限り、利用者はデータ要求を発行しているだけの一方通行であり、利用者が「この情報をほしい」と要求してくるから、更新中の画面の非表示を避けるため、ホスト側がそのページを勝手に更新することはできず、通常は更新時期を事前に明示する等の対応が必要となるが、本実施の形態によれば、DBの変更さえすれば、次のコンテンツが機械的に作成されるため、ホスト側では、いつでもデータの追加・修正が可能となる。特にチラシに付した価格等の情報は、その日のうちに何回も更新される可能性があるため効果は大きい。
【0123】
また、ページ更新の順序も関係ないので、従来は、1つのページに対する更新作業は1人でやるか、複数人で実施する場合は連携を密にしなければ不具合が生じやすかったが、本実施の形態によれば、気付いた人が気付いたときに、ページ更新を実施することができる。
【0124】
さらに、従来は、利用者側PCにハッキングするアプレットが常駐していると、ハッキングをされ、情報が漏洩してしまうが、本実施の形態によれば、利用者側PCに特別な環境データを持たせない(管理させない)ため、情報の漏洩の心配がない。
【0125】
なお、本実施の形態では、同じアドレスでも違うページ(コンテンツ)を表示できるため、利用者の会員登録の有無や年齢、嗜好情報等により、利用者ごとに表示するページを変えることができる。また、利用者が同じところをクリックしても、1回目のクリックに対して表示されるページ、2回目のクリックに対して表示されるページ、3回目のクリックに対して表示されるページ、・・・、というようにページを変えることも容易に実現できる。さらに、ページによっては、アクセスが予想以上に多い、あるいは、データを多く使っていて(画像が多いなど)、アクセス数に対応するのは大変であるというような場合に、ラフのページ(負荷の少ないページ)を出す必要があるときでも容易に切り替えが可能である。
【0126】
なお、図28では電子広告提供システムを構成するサーバとしてWEBサーバとDBサーバを各1台ずつ設けた形態を記載したが、夫々複数台設置して負荷分散させるようにしてもよい。
【0127】
次に、第3の実施の形態を説明する。本実施の形態の電子広告提供システム1の基本的な構成は、図28と同様である。
【0128】
第2の実施の形態との違いは、図34に示すように、DBサーバの商品データを利用者から電子広告の要求があったときにアクセスするのではなく、予め、WEBサーバ10の記憶部15にバッファエリアを設け、そのバッファエリアに表示用の商品データを格納しておくことである。そして、商品の詳細情報画面は、そのバッファエリアの各データ領域にリンク付けされている。このようにすれば、多数の利用者が同時にWEBサーバ10にアクセスしてもDBサーバ間のトラフィックが混むことが無く、画面表示までの待ち時間を削減することができる。なお、図34に示すように、その商品についての詳細画面ごとにバッファエリアを2つ設け、利用者から広告の要求があったときは、最新データの格納されているアクティブ状態(広告情報として使用可能状態)のバッファエリアの商品データを使用する。そして、広告主から商品データの更新があったときは、電子広告更新手段51は、DBサーバ70の商品DB63のデータを更新すると共に、その商品の非アクティブ状態(使用不可状態)のバッファエリアに更新データを含む画面表示用の一連のデータを書き込む。その後、更新したバッファエリアをアクティブ状態に設定し、それまで使用していたバッファエリアを非アクティブ状態にする。
【0129】
本実施の形態によれば、第2の実施の形態の効果に加え、利用者の広告要求時にWEBサーバのバッファエリアに格納された商品データを使用するため応答性能を上げることができる。また、アクティブと非アクティブの2種類のバッファを使用するため、広告主からの商品データの更新要求に対して、商品データの連続性を保持することができ、また応答性能を向上させることができる。
【0130】
次に、第4の実施の形態を説明する。図35は、本実施の形態の電子広告提供システム、それと通信する利用者端末装置と広告主端末装置および広告主サーバの機能ブロック図である。第1の実施の形態との主な違いは、広告主に対応して通信ネットワーク4につながる広告主サーバ80を設け、電子広告提供システム1の商品DB63の情報を各広告主サーバ80に分散させて保存するようにし、長期情報登録手段45を削除したことである。また、電子広告提供システム1は、商品短期情報DB68を備え、チラシに付されたQRコードから抽出された商品の固有情報を保存する。一方、基本情報や変動情報のいわゆる商品の長期情報は、広告主サーバ80の商品DB83に保存されている。
次に図36を用いて、本実施の形態の電子広告提供サービスの手順の流れを図2に示す第1の実施の形態のサービスの流れとの違いを中心に説明する。まず、ユーザ登録段階と、固有情報登録段階の手順は第1の実施の形態と同様である。なおチラシから抽出された固有情報は商品短期情報DB68に保存される。
【0131】
基本・変動情報登録段階は本実施の形態では省略可能である。そして、電子広告準備段階で、電子広告作成手段48は、外部端末(図示せず)または入力部13からの起動指令により起動されると、商品短期情報DB68に保存されている固有情報、チラシから抽出された画像データ、および、広告主サーバ80の商品DB83に保存されている商品の長期情報を用いて電子広告の基本部分を作成し、HP用DB67に保存する。本実施の形態では、情報が比較的長期間にわたって有効な長期情報、および、短期的に更新の必要性のない固有情報を広告の基本部分として作成する。
【0132】
そして、利用者から電子広告の要求があると、アクセス情報登録手段49は、アクセス履歴を保存すると共に電子広告作成手段を起動する。電子広告作成手段48は、アクセス情報登録手段49により起動されると、HP用DB67に保存されている広告の基本部分と商品短期情報DB68に保存されている固有情報を用いて電子広告を作成し送信する。この電子広告は利用者の端末上に表示される。
【0133】
広告主サーバ80の商品DB83の長期情報が更新されると、その更新情報は電子広告提供システム1の電子広告更新手段51により処理され、商品広告の基本部分およびこれに基づく電子広告情報が作成される。そして更新情報送信手段52により、会員利用者に送信される。
【0134】
固有情報の変更データは、広告主端末3から送信され、電子広告提供システム1の電子広告更新手段51により商品短期情報DB68に保存される。また、電子広告情報が作成しなおされ、会員利用者へ送信される。
【0135】
本実施の形態では、主に長期情報により予め基本部分を作成し、特定の固有情報のみを電子広告の要求があったときに作成し送信することとしたので、広告作成時の負荷を軽減しつつ、商品データを広告主サーバに分散することが可能となる。これにより電子広告提供システムで保存するデータ量を削減できる。
【0136】
なお、本実施の形態では、電子広告準備段階における電子広告の基本部分の作成と電子広告作成・提供段階における基本部分を用いた電子広告の作成を共に電子広告作成手段48により実行することとした。起動原因を判定することにより同じ手段で実行することは可能であるが、必要により、外部指示により起動され広告の基本部分を作成する基本部分作成手段と、利用者からの広告送信要求により起動され基本部分を用いて電子広告を作成する電子広告作成手段に分けて実行するようにしてもよい。
【0137】
また、広告主側において、広告主サーバに店内のレイアウト情報や在庫情報などを保存し、店頭に専用端末を用意して、電子広告(WEBチラシ)を店頭端末と連動させることにより、利用者は店頭でWEBチラシを閲覧することが可能となり、さらに、店頭で売り場や在庫情報を確認することで、より確かな情報を得ることができる。さらに、利用者の手元に、紙媒体のチラシと、カメラ機能つき携帯端末があれば、利用者は、あらかじめ自宅で紙媒体のチラシを見て、必要なQRコードを携帯端末に写真で取っておいて、それを店頭端末で読み込ませることで、探したい商品の売り場や在庫情報を店頭の端末で確認することができる。
【0138】
次に、第5の実施の形態を説明する。本実施の形態は、図35の電子広告提供システム1を図28に示す電子広告提供システム1に置き換えたものである。
【0139】
図37を用いて、この形態による電子広告提供サービスの特徴を第4の実施の形態と比較して説明する。本実施の形態では、基本・変動情報登録段階で広告主サーバ80から送信される商品の基本情報および変動情報を電子広告提供システム1のDBサーバ70の商品DB63に保存する。電子広告準備段階では、DBサーバに保存されているデータ(長期情報、固有情報を含む)、QRコードのデータ、画像データを用いて電子広告の基本部分を作成し、WEBサーバ10のHP用DB67に保存する。
【0140】
利用者から電子広告の要求があったときは、HP用DB67に保存されている基本部分とDBサーバに保存されているデータを用いて電子広告を作成し、利用者端末へ送信する。
【0141】
本実施の形態によれば、広告主サーバのデータを基本・変動情報登録段階で事前にDBサーバに保存するので、長期情報の全部または一部を広告の基本部分に含めず電子広告作成・提供段階で電子広告の要求があったときにこの長期情報を用いて電子広告を作成する場合でも応答性能の低下を防ぐことができる。
【0142】
なお、本実施の形態に対して、第3の実施の形態に示したバッファの技術を適用してサーバ間のトラフィックの影響を排除することができることは明白である。
【0143】
次に第6の実施の形態について説明する。図38は、本実施の形態の電子広告提供システム、および、それと通信する利用者端末装置、広告主端末装置、広告主サーバおよび製造者サーバの機能ブロック図である。図35との違いは、製造者サーバ90を追加したことである。ここで製造者とは、商品の製造者であって、商品仕様などの情報を提供するものである。この構成において、広告主は、チラシ上のQRコードのデータとして次の情報を設定する。まず、商品の仕様等の基本情報として製造者サーバ90により提供されているその商品の紹介用ホームページのURL情報、また、その商品の売り文句や売り場情報などが広告主サーバ80を通して提供されている場合については、広告主サーバ80のそのホームページのURLをQRコードのデータとして書き込む。そして、電子広告提供システム1は、QRコードに含まれているURLを電子広告に掲載する。
【0144】
なお、上記のURLの掲載に代えて、図39に示すような広告を作成するための規則情報を格納した広告作成ルールテーブルを用いる方法もある。
【0145】
以下、広告作成ルールテーブルについて説明する。このテーブルは電子広告提供システム1の記憶部15に保存されており、広告主ID、商品IDごとに商品名や基本情報等の広告項目および、それらの項目のデータ取得先が指定されている。図39では、たとえば、商品名は、製造者サーバから取得するとして、そのURLと取得のための検索キーが格納されている。その他の項目についても同様でそのデータ取得先のサーバのURLと検索キーが格納されている。なお、検索キーに代えて、各サーバの商品データごとにデータ取得のためのコードを割り付けておき、そのコードを指定することとしても良い。また、価格情報については、DBサーバのデータを使うが、19時以降は、広告主サーバのデータに変更するという条件が設定されている。
【0146】
この広告作成ルールテーブルを用いることにより、データ取得先の指定が可能なデータについては、QRコードにそのデータを含める必要が無く、QRコードの情報量を抑制することができる。
【0147】
なお、図39の広告作成テーブルは、図30(b)に示す広告の基本部分の各項目を特定できればよく、たとえば、広告主IDと商品IDに代えて、ホームページのパターン情報を用いるようにしてもよい。
【0148】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の電子広告提供システム、電子広告提供方法およびこの方法に用いられる広告媒体並びにプログラムによれば、チラシ等の宣伝広告媒体の情報を用いて効率的にホームページを作成し、かつ、ホームページに掲載された情報の更新を効率的に実施でき、宣伝広告媒体を直接入手する機会のない不特定多数の消費者に対しても、効果的に緊急性の高い電子広告を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる電子広告提供システム、および、それと通信する利用者端末装置と広告主端末装置の機能ブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態における電子広告提供サービスの説明図
【図3】図1の利用者情報DBのデータ例の説明図
【図4】図1の広告主DBのデータ例の説明図
【図5】図1の商品DBに保存されている各情報のデータ例の説明図
【図6】本発明の第1の実施の形態における広告媒体作成手順を示すフローチャート
【図7】本発明の第1の実施の形態におけるQRコードデータとして設定すべき画像位置情報の説明図
【図8】本発明の第1の実施の形態におけるQRコードデータ例の説明図
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるQRコード例の説明図
【図10】本発明の第1の実施の形態におけるQRコードを付した広告媒体の説明図
【図11】本発明の第1の実施の形態における複数の商品のQRコードデータの設定例の説明図
【図12】図1の短期情報登録手段の処理手順を示すフローチャート
【図13】図1の電子広告作成手段の処理手順を示すフローチャート
【図14】本発明の第1の実施の形態における電子広告の表示例の説明図
【図15】本発明の第1の実施の形態における電子広告の詳細情報の表示例の説明図
【図16】図1のアクセス履歴テーブルのデータ例の説明図
【図17】図1の予約情報処理手段の処理手順を示すフローチャートで、図17(a)は、予約情報の保存処理のフローチャート、図17(b)は、広告主への通知処理のフローチャート
【図18】図1の予約情報テーブルのデータ例の説明図
【図19】図1の予約通知テーブルのデータ構造の説明図
【図20】図1の電子広告更新手段の処理手順を示すフローチャート
【図21】図1の更新情報送信手段の処理手順を示すフローチャート
【図22】図1の電子広告作成手段の優先度処理手順のフローチャート
【図23】図1の電子広告作成手段による携帯電話での広告表示例の説明図
【図24】チラシ上の商品とQRコードの各商品データとの対応関係の説明図であり、図24(a)はチラシ上のQRコードに付した番号と商品との対応関係の説明図、図24(b)は1番目のQRコードを読み込んだときの端末上での表示例の説明図
【図25】本発明の第1の実施の形態のQRコードに含める情報の説明図
【図26】本発明の第1の実施の形態の携帯端末の予約画面の表示例の説明図
【図27】本発明の第1の実施の形態の携帯端末の価格変更画面の表示例の説明図
【図28】本発明の第2の実施の形態に係わる電子広告提供システムの機能ブロック図
【図29】本発明の第2の実施の形態における電子広告提供サービスの説明図
【図30】広告情報の基本部分の説明図であり、図30(a)は広告のトップページの表示例、図30(b)はその商品の詳細情報の基本部分の例を示す図
【図31】商品の詳細情報の基本部分とデータベースの各データとの対応関係の説明図
【図32】利用者に提供する商品の詳細情報の広告画面の説明図
【図33】図28のデータベース管理手段の価格データ選択手順を示すフローチャート
【図34】本発明の第3の実施の形態における商品の詳細情報の基本部分とバッファエリアの対応関係の説明図
【図35】本実施の第4の実施の形態の電子広告提供システム、それと通信する利用者端末装置、広告主端末装置および広告主サーバの機能ブロック図
【図36】本発明の第4の実施の形態における電子広告提供サービスの説明図
【図37】本発明の第5の実施の形態における電子広告提供サービスの説明図
【図38】本発明の第6の実施の形態の電子広告提供システム、それと通信する利用者端末装置、広告主端末装置、広告主サーバおよび製造者サーバの機能ブロック図
【図39】本発明の第6の実施の形態の広告作成ルールテーブル
【符号の説明】
1…電子広告提供システム、2…利用者端末、3…広告主サーバ、4…通信ネットワーク、10…WEBサーバ、11、21,31、81、91…送受信部、12、22、32、72、82、92…中央演算処理部、13、23、33…入力部、14、24、34…表示部、15、73…記憶部、41…送受信処理手段、42…入出力手段、43…利用者情報登録手段、44…広告主情報登録手段、45…長期情報登録手段、46…短期情報登録手段、47…画像情報入力手段、48…電子広告作成手段、49…アクセス情報登録手段、50…予約情報処理手段、61…利用者情報DB、62…広告主情報DB、63、83、93…商品DB、64…予約情報テーブル、65…予約通知テーブル、66…アクセス履歴テーブル、67…HP用DB、68…商品短期情報DB、70…DBサーバ、16、71…サーバ間送受信部、74…データベース管理手段、80…広告主サーバ、90…製造者サーバ

Claims (4)

  1. 広告媒体に付された広告作成のための情報コードを入力し、この情報コードをもとに電子広告を作成し、通信ネットワークを介して利用者に電子広告を提供する電子広告提供システムであって、
    電子広告を作成するためのデータとして用いられ広告すべき項目である商品の仕様もしくは機能・性能に関する情報および該商品の価格情報を商品識別情報と関連付けて長期情報として保存する商品DBと、
    前記広告媒体には、商品識別情報および前記長期情報と重複する項目として少なくとも価格情報を含む情報コードが付されており、該広告媒体に付された情報コードを読み込むと共に、該広告媒体に広告写真の掲載位置情報が含まれている場合は、さらにその掲載位置の画像データを読み込み、前記読み込んだ各データを電子広告を作成するための短期情報として商品短期情報DBに登録する短期情報登録手段と、
    前記商品DBおよび前記商品短期情報DBに含まれているデータを用いて電子広告を作成する電子広告作成手段と、
    利用者からの電子広告要求を受信し、該利用者がアクセスした電子広告の履歴をアクセス履歴テーブルに登録するアクセス情報登録手段と、
    広告主端末から送られてくる価格更新情報を受信し、前記商品短期情報DBの短期情報としての価格情報を更新する電子広告更新手段と、
    前記電子広告更新手段の更新処理の後に起動され、前記アクセス履歴テーブルを参照して、価格情報が更新された電子広告にアクセスした利用者を特定すると共に、該利用者の電子メールアドレス宛に更新情報を送信する更新情報送信手段と、を備え、
    前記商品短期情報DBの短期情報には有効期間が設定されており、前記電子広告作成手段は、ある商品の電子広告を作成する際、前記商品DBの長期情報と前記商品短期情報DBの短期情報の中で重複する項目が存在する場合は、前記有効期間内は前記商品DBの長期情報よりも前記商品短期情報DBの短期情報の優先度を高くして、該優先度に基づいて使用するデータを選択する優先度処理を実行することによって、前記有効期間を経過していない場合は、前記商品短期情報DBに短期情報として保存されている価格情報を選択し、前記有効期間を経過している場合は前記商品DBに長期情報として保存されている価格情報を選択し、該選択された価格情報を用いて電子広告を作成することを特徴とする電子広告提供システム。
  2. 予約時には、利用者端末へ前記優先度処理によって選択された価格情報を現在価格として表示すると共に、前記利用者端末から送られてくる該利用者端末に表示された前記現在価格、および該利用者端末から入力された予約数量を含む予約情報を受信し、該予約情報を広告主端末へ送信する予約情報処理手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の電子広告提供システム。
  3. 前記商品DBおよび前記商品短期情報DBに保存されている広告すべき項目のデータを格納し、広告情報として使用可能な状態であるアクティブ状態と使用不可状態である非アクティブ状態が交互に切り替わるバッファエリアを2つ備え、
    前記電子広告作成手段は、最新データの格納されているアクティブ状態のバッファエリアのデータを使用して電子広告を作成し、
    前記電子広告更新手段は、広告主端末から商品データの更新があったときは、非アクティブ状態のバッファエリアに前記商品DBおよび前記商品短期情報DBに保存されている更新データを含む広告すべき項目の一連のデータを書き込み、書き込み後、前記非アクティブ状態のバッファエリアをアクティブ状態に設定し、それまで使用していた前記アクティブ状態のバッファエリアを非アクティブ状態に切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の電子広告提供システム。
  4. 前記商品DBは複数のサーバに分散されて設置されており、さらに、広告を作成するための規則情報であって、広告すべき項目ごとのデータ取得先サーバのアドレスを格納した広告作成ルールテーブルを備え、
    前記電子広告作成手段は、当該ルールテーブルに基づいて、前記データ取得先サーバから広告すべき項目のデータを収集して、該収集したデータを用いて電子広告を作成することを特徴とする請求項1または2に記載の電子広告提供システム。
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