JP2002122824A - 累進屈折力レンズの製造方法 - Google Patents
累進屈折力レンズの製造方法Info
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Abstract
好な累進屈折力レンズの製造方法・製造システムを提供
すること。 【解決手段】 製造システム10は、コンピュータ1
1、入力装置12、表示装置13、非球面加工機14か
ら構成される。オペレータは、左右の累進屈折力レンズ
の仕様を入力装置12からコンピュータ11に入力する
(ステップS1)。コンピュータ11は、仕様に基づいて左
右ほぼ共通の外面形状を選択、決定し(ステップS2)、表
示装置13に表示する(ステップS3)。続いてコンピュー
タ11は、計算プログラムにより、仕様と外面形状とに
基づいて左右の累進屈折力レンズの内面の形状データを
それぞれ計算により求める(ステップS4)。オペレータが
表示された外面形状の被加工レンズをセットすると、コ
ンピュータ11は形状データに基づいて非球面加工機1
4を制御し、被加工レンズの内面を加工する(ステップS
5)。
Description
屈折力レンズの製造方法及び製造システムに関し、特
に、左右の累進屈折力レンズに要求される屈折力が異な
る場合に有効な製造方法及び製造システムに関する。
力レンズと、これらのレンズを保持するフレームとによ
り構成される。左右の累進屈折力レンズに要求される屈
折力が等しい場合には、眼鏡レンズの形状は外面(物体
側の面)、内面(眼球側の面)共に一致する。これに対し
て、左右の累進屈折力レンズに要求される屈折力の差が
大きくなると、これらをそれぞれ別個に設計すると、左
右の累進屈折力レンズの形状が大きく異なり、左右がア
ンバランスとなって眼鏡の外観、見栄えを悪くする。眼
鏡の外観は、外面形状によるところが大きいため、見栄
えをよくするためには外面形状を揃えることが望まし
い。
ンズのアンバランスを解消するための技術は、従来から
知られている。例えば特開平8−320457号公報に
は、処方箋に基づいて決定された左右の眼鏡レンズの外
面のレンズカーブを比較し、レンズカーブが相対的に大
きい方のレンズカーブを、相対的に小さい方に近似させ
るレンズカーブ調整を行う技術が開示されている。
た公報には、レンズカーブ調整の結果得られる左右の眼
鏡レンズの光学的な性能については何ら説明がない。一
般に、要求される屈折力に対して収差が最小となる形状
は限られているため、形状のみに着目してレンズカーブ
を調整すると、収差が大きくなり、光学的な性能は劣化
する。
ズの場合には、使用されるレンズ材料が決められている
と、屈折力に対して収差が最小となる外面形状と内面形
状との組み合わせがほぼ一義的に決定される。したがっ
て、左右の累進屈折力レンズに要求される屈折力が異な
る場合、外観をよくするために左右の外面形状を共通に
すると、少なくとも左右一方の累進屈折力レンズの収差
は必ず増加する。
累進面のほぼ中央を上下方向に沿って通る主注視線と呼
ばれる設計上の重要な線を、面非点収差の無い臍状曲線
で構成する設計方法のことである。一方、主注視線を面
非点収差を有する非臍状曲線で構成する設計方法は、累
進屈折力レンズの非球面設計といい、球面設計の場合よ
りも浅いカーブを用いながら光学性能を良好に保つこと
ができる。
には、屈折力に対する形状の選択幅は球面設計の場合よ
り広くなるが、左右の屈折力の差が大きくなると、レン
ズカーブの調整による収差の増加は避けられない。従来
の累進屈折力レンズは、外面が累進面、内面が球面また
はトーリック面である。製造工場には、累進面である外
面が予め加工された半完成レンズがストックされ、内面
を加工して曲率を調整することにより、顧客毎の仕様に
基づく所望の屈折力の累進屈折力レンズを製造する。累
進面は、屈折力に応じて複数種類用意されている。すな
わち、累進屈折力レンズに必要な屈折力の範囲全体を複
数の領域に区分し、各区分毎に単一の累進面を割り当て
ている。これは、従来、累進面の加工が困難であったた
め、累進面の種類をできるだけ少なくすることが、製造
コストを抑える上で重要だったからである。
際に性能が良好となるよう定められているため、ある累
進面を利用して区分外の屈折力を与えると、性能が顕著
に悪化する。すなわち、左右の累進屈折力レンズに要求
される屈折力が同一の累進面によりカバーされる区分に
入らない場合に、いずれか一方の外面形状を他方に合わ
せると、この合わせた側の累進屈折力レンズの性能は著
しく劣化する。
ンズ、非球面設計による累進屈折力レンズについて、左
右の累進屈折力レンズをそれぞれ独立して設計した場合
と、外面形状を共通にした場合とを比較して説明する。
の球面設計による累進屈折力レンズを示す断面図であ
る。以下説明する各図では、(R)が右の累進屈折力レン
ズ、(L)が左の累進屈折力レンズを示している。各レン
ズの図中左側が外面、右側が内面を示す。ここでは、
右、左の累進屈折力レンズに要求される遠用部球面屈折
力(以下、SPHと略す)をそれぞれ-4.00、+2.00、加入屈
折力(以下、ADDと略す)は左右とも2.00としている。各
レンズの数値データは以下の表1に示されている。表中
の符号D1は外面遠用部の面屈折力、D2は内面の面屈折
力、Tは中心厚、Nは屈折率、φは外径を示す。D1,D2の
単位はDiopter、T,φの単位はmmである。D1またはD2
に*がついているのは、その面が累進面であることを表
している。
屈折力レンズの累進面である外面の面屈折力の変化を示
すグラフである。各グラフの横軸は面屈折力[Dptr]、縦
軸は累進面中心からの距離[mm]であり、DM(実線で示さ
れる)がレンズの主注視線に沿った垂直断面の面屈折
力、DS(破線で示される)が水平断面の面屈折力である。
左右の累進屈折力レンズのベースカーブ(外面累進面の
遠用部面屈折力)は右が4.00[Dptr]、左が7.00[Dptr]で
ある。球面設計なので垂直断面と水平断面の面屈折力D
S,DMが完全に一致している。
屈折力レンズの透過屈折力の変化を示すグラフである。
各グラフの横軸は透過屈折力[dptr]、縦軸は累進面中心
からの距離[mm]であり、PM(実線で示される)がレンズの
主注視線に沿った垂直断面の透過屈折力、PS(破線で示
される)が水平断面の透過屈折力である。
的には良好であるが、ベースカーブが異なるので外観的
に左右でアンバランスである。そこで、外観を良好にす
るため、左の累進屈折力レンズのベースカーブを右の累
進屈折力レンズに合わせて外面形状が共通になるよう左
の累進屈折力レンズの設計を変更する。図23(R),(L)
は、それぞれ設計変更後の右、左の累進屈折力レンズの
断面図である。変更後のデータは、表2に示されるとお
りである。
屈折力レンズの累進面である外面の面屈折力DM,DSの変
化を示すグラフ、図25(R),(L)は、それぞれ右、左の
累進屈折力レンズの透過屈折力PM,PSの変化を示すグラ
フである。左右の累進屈折力レンズのベースカーブは共
に4.00[Dptr]となり、外面の形状は共通となる。ただ
し、図25(L)に示すように、左の累進屈折力レンズの
透過屈折力が変更前と比較してかなり悪化している。
の例を説明する。図26は、左右独立して設計された従
来の非球面設計による累進屈折力レンズを示す断面図で
ある。外面が累進面、内面が球面として形成されてい
る。ここでは、右、左の累進屈折力レンズに要求される
SPHをそれぞれ-4.00、-8.00、ADDは左右とも2.00として
いる。各レンズの数値データは以下の表3に示されてい
る。
屈折力レンズの累進面である外面の面屈折力DM,DSの変
化を示すグラフである。左右の累進屈折力レンズのベー
スカーブは、右が2.00[Dptr]、左が0.50[Dptr]である。
図28(R),(L)は、それぞれ右、左の累進屈折力レンズ
の透過屈折力PM,PSの変化を示すグラフである。
的には良好であるが、ベースカーブが異なるので外観的
に左右でアンバランスである。そこで、外観を良好にす
るため、左の累進屈折力レンズのベースカーブを右の累
進屈折力レンズに合わせて外面形状が共通になるよう左
の累進屈折力レンズの設計を変更する。図29は、設計
変更後の累進屈折力レンズの断面図である。変更後のデ
ータは、表4に示されるとおりである。
外面の面屈折力DM,DSの変化を示すグラフ、図31(R),
(L)は、それぞれ右、左の累進屈折力レンズの透過屈折
力PM,PSの変化を示すグラフである。左右の累進屈折力
レンズのベースカーブは、共に2.00[Dptr]であり、外面
の形状は共通となる。ただし、図31(L)に示すよう
に、左の累進屈折力レンズの透過屈折力が変更前と比較
してかなり悪化している。
に、屈折力と形状とのみに着目した従来の設計方法で
は、左右の累進屈折力レンズに要求される屈折力が互い
に異なる場合には、外観、光学性能のいずれかが犠牲に
なるという問題がある。
鑑みてなされたものであり、外観上左右のアンバランス
がなく、しかも、光学性能の良好な累進屈折力レンズの
製造方法、及びこのような累進屈折力レンズの製造シス
テムを提供することを目的とする。
折力レンズの製造方法は、上記の目的を達成させるた
め、左右の累進屈折力レンズの仕様に基づいて、予め定
められた複数の外面形状から左右ほぼ共通の外面形状を
選択、決定する工程と、仕様及び選択された外面形状に
基づいて、左右の累進屈折力レンズの内面の形状データ
をそれぞれ計算する工程と、選択された外面形状を有す
る被加工レンズを非球面加工機にセットし、内面の形状
データに基づいて左右の累進屈折力レンズとして各レン
ズの内面を非球面加工する工程とを含むことを特徴とす
る。
形状を選択することにより外観上のアンバランスをなく
すことができ、しかも、各累進屈折力レンズの内面はそ
れぞれ収差が最小となるような累進面として定義できる
ため、外観、光学性能の両面に優れた累進屈折力レンズ
を製造することができる。なお、「ほぼ共通の外面形
状」とは、少なくとも左右の累進屈折力レンズを別個独
立に設計した場合と比較して左右の外面形状差が小さい
ことをいう。外観上は、外面形状が左右で完全に同一で
あることが最も望ましいが、少なくともほぼ共通であれ
ば、外観上のバランスを向上させることができる。
ズの遠用部頂点屈折力と加入屈折力とを含む。遠用部頂
点屈折力は、球面屈折力を含み、乱視矯正の場合には円
柱屈折力と乱視軸方向とを更に含む。外面形状の選択・
決定工程と内面形状の計算工程とは、コンピュータプロ
グラムとして実現されることが望ましい。また、非球面
加工機は、計算された内面の形状データに基づいてコン
ピュータにより制御されることが望ましい。さらに、内
面の形状データを計算する工程は、要求される屈折力を
有しつつ収差が抑えられるように最適化アルゴリズムを
用いたコンピュータプログラムとして実現されることが
望ましい。
から選択されるが、球面であれば型加工が容易である。
また、外面形状は、左右の累進屈折力レンズを独立して
設計した場合に得られる2つの外面形状のいずれか一方
に合わせてもよいし、中間形状としてもよい。
ステムは、左右の累進屈折力レンズの仕様を入力する入
力手段と、仕様に基づいて予め定められた複数の外面形
状から左右ほぼ共通の外面形状を選択、決定する選択手
段と、仕様及び選択された外面形状に基づいて、左右の
累進屈折力レンズの内面の形状データをそれぞれ計算す
る計算手段と、被加工レンズの内面を加工する非球面加
工機と、内面の形状データに基づいて非球面加工機を制
御し、被加工レンズを左右の累進屈折力レンズとして加
工する制御手段とを備えることを特徴とする。選択手
段、計算手段、制御手段は、コンピュータプログラムと
して実現されることが望ましい。
力レンズの製造方法及び製造システムの実施形態を説明
する。図1(A)は、実施形態の累進屈折力レンズの製造
システムの概略を示すブロック図、図1(B)は、製造方
法の概略を示すフローチャートである。図1(A)に示さ
れるように、累進屈折力レンズの製造システム10は、
後述する複数の手段として機能するプログラムがインス
トールされたコンピュータ11と、コンピュータ11に
情報を入力するキーボード等の入力装置12と、コンピ
ュータ11に接続されたCRT等の表示装置13と、コ
ンピュータ11により制御される非球面加工機14とか
ら構成されている。
製造工場では図1(B)の各ステップにしたがって累進屈
折力レンズを製造する。まず、オペレータは、左右の累
進屈折力レンズの仕様を入力装置12からコンピュータ
11に入力する(ステップS1)。仕様は、左右の累進屈折
力レンズの遠用部頂点屈折力(球面屈折力SR,SLと、乱視
矯正のための円柱屈折力CR,CL、乱視軸方向AXR,AXL)、
加入屈折力ADR,ADL、製品種別を含む。データの入力
は、眼鏡店に置かれたコンピュータ端末で行われ、コン
ピュータネットワークを介して製造システムに伝えられ
てもよい。
右ほぼ共通の外面形状を選択、決定する選択プログラム
がインストールされており、このプログラムを作動させ
ることにより、外面形状を決定し(ステップS2)、これを
表示装置13に表示する(ステップS3)。製造工場には、
予め外面が加工された半完成の被加工レンズ(セミフィ
ニッシュレンズ)がストックされている。被加工レンズ
の外面は球面であり、曲率半径が互いに異なる複数種の
レンズが用意されている。選択プログラムは、用意され
た複数の外面形状の中から、入力された仕様に基づい
て、適当な左右ほぼ共通の外面形状を選択する。この例
では、選択プログラムは、左右の累進屈折力レンズを独
立して設計した場合に得られる2つの外面形状の中間形
状に近い形状を選択する。外面を球面としたのは、半完
成レンズの製造の際の型加工が容易であり、かつ、内面
を非球面設計による累進面することで充分な光学性能が
得られるため外面をあえて非球面または累進面とする必
要がないからである。
ムにより、仕様と決定された外面形状とに基づいて左右
の累進屈折力レンズの内面の形状データをそれぞれ計算
により求める(ステップS4)。計算プログラムは、ステッ
プS2で既に決定された外面形状を前提に、要求される屈
折力が得られ、かつ、収差が最小となる累進面形状を求
める処理であり、減衰最小二乗法等の公知の最適化アル
ゴリズムを利用している。なお、上記のように加工の都
度内面の累進面形状を求める代わりに、各屈折力につい
て、想定される複数の外面形状に対応する最適な内面累
進面形状を予め求めて登録しておき、加工の都度登録デ
ータの中から加工データを選択するようにしてもよい。
された外面形状を持つ被加工レンズを非球面加工機14
にセットする。被加工レンズのセット後、オペレータが
所定の開始指令を入力装置12から入力すると、コンピ
ュータ11は計算により求められた形状データに基づい
て非球面加工機14を制御し、被加工レンズの内面を加
工(研削)する(ステップS5)。2つの被加工レンズを順に
セットすることにより、左右の累進屈折力レンズを得る
ことができる。
製造された累進屈折力レンズについて3つの実施例を説
明する。ここでは、左右の累進屈折力レンズをそれぞれ
独立して設計した比較例と、外面形状をほぼ共通にした
実施例とをそれぞれ比較して説明する。なお、実施例
1,2は外面形状が完全に共通な例、実施例3は完全に
は共通でない例である。
1の累進屈折力レンズを示す断面図である。以下説明す
る各図では、(R)が右の累進屈折力レンズ、(L)が左の累
進屈折力レンズを示している。各レンズの図中左側が外
面、右側が内面を示す。左右の累進屈折力レンズは、そ
れぞれ外面が球面、内面が累進面である。ここでは、
右、左の累進屈折力レンズに要求されるSPHをそれぞれ-
4.00、+2.00、ADDは左右とも2.00としている。各レンズ
の数値データは以下の表5に示されている。
左の累進屈折力レンズの累進面である内面の面屈折力D
M,DSの変化を示すグラフである。左右の累進屈折力レン
ズのベースカーブは、右が2.00[Dptr]、左が5.00[Dptr]
である。図4(R),(L)は、それぞれ比較例1の右、左の
累進屈折力レンズの透過屈折力PM,PSの変化を示すグラ
フである。非球面設計により面非点収差があるが、透過
屈折力は垂直断面と水平断面で完全に一致している。そ
れぞれの累進屈折力レンズは、光学性能的には良好であ
るが、ベースカーブが異なるので外観的には左右でアン
バランスである。
された実施例1の累進屈折力レンズの断面図である。実
施例1の累進屈折力レンズは、図2の累進屈折力レンズ
と同一の屈折力を持つが、外観を良好にするために左右
の外面形状を共通にしており、かつ、共通の外面形状に
よっても収差の発生が抑えられるように、各内面の累進
面形状が定められている。実施例1の累進屈折力レンズ
の数値データは、以下の表6に示されている。ベースカ
ーブは、比較例1で示された左右のベースカーブの中間
値である4.00[Dptr]に設定されている。
左の累進屈折力レンズの累進面である内面の面屈折力D
M,DSの変化を示すグラフ、図7(R),(L)は、それぞれ実
施例1の右、左の累進屈折力レンズの透過屈折力PM,PS
の変化を示すグラフである。実施例1の累進屈折力レン
ズの透過屈折力の変化は、図7に示すように、図4に示
した比較例1と殆ど同一である。すなわち、実施例1の
累進屈折力レンズは、左右のベースカーブが完全に一致
するため外観上のバランスがよく、しかも、左右を独立
で設計した累進屈折力レンズと比較しても劣らない良好
な光学性能を有している。
2の累進屈折力レンズを示す断面図である。左右の累進
屈折力レンズは、それぞれ外面が球面、内面が累進面で
ある。ここでは、右、左の累進屈折力レンズに要求され
るSPHをそれぞれ-4.00、-8.00、ADDは左右とも2.00とし
ている。各レンズの数値データは以下の表7に示されて
いる。
左の累進屈折力レンズの累進面である内面の面屈折力D
M,DSの変化を示すグラフである。左右の累進屈折力レン
ズのベースカーブは、右が2.00[Dptr]、左が0.50[Dptr]
である。図10(R),(L)は、それぞれ比較例1の右、左
の累進屈折力レンズの透過屈折力PM,PSの変化を示すグ
ラフである。非球面設計により面非点収差があるが、透
過屈折力は垂直断面と水平断面で完全に一致している。
それぞれの累進屈折力レンズは、光学性能的には良好で
あるが、ベースカーブが異なるので外観的には左右でア
ンバランスである。
造された実施例2の累進屈折力レンズの断面図である。
実施例2の累進屈折力レンズは、図8の累進屈折力レン
ズと同一の屈折力を持つが、外観を良好にするために左
右の外面形状を共通にしており、かつ、共通の外面形状
によっても収差の発生が抑えられるように、各内面の累
進面形状が定められている。実施例2の累進屈折力レン
ズの数値データは、以下の表8に示されている。ベース
カーブは、比較例2で示された左右のベースカーブの中
間値である1.25[Dptr]に設定されている。
右、左の累進屈折力レンズの累進面である内面の面屈折
力DM,DSの変化を示すグラフ、図13(R),(L)は、それぞ
れ実施例2の右、左の累進屈折力レンズの透過屈折力P
M,PSの変化を示すグラフである。実施例2の累進屈折力
レンズの透過屈折力の変化は、図13に示すように、図
10に示した比較例2と殆ど同一である。すなわち、実
施例2の累進屈折力レンズは、左右のベースカーブが完
全に一致するため外観上のバランスがよく、しかも、左
右を独立で設計した累進屈折力レンズと比較しても劣ら
ない良好な光学性能を有している。
例3の累進屈折力レンズを示す断面図である。左右の累
進屈折力レンズは、それぞれ外面が球面、内面が累進面
である。ここでは、右、左の累進屈折力レンズに要求さ
れるSPHをそれぞれ-7.00、+2.00、ADDは左右とも2.00と
している。各レンズの数値データは以下の表9に示され
ている。
右、左の累進屈折力レンズの累進面である内面の面屈折
力DM,DSの変化を示すグラフである。左右の累進屈折力
レンズのベースカーブは、右が1.25[Dptr]、左が5.00[D
ptr]である。図16(R),(L)は、それぞれ比較例3の
右、左の累進屈折力レンズの透過屈折力PM,PSの変化を
示すグラフである。非球面設計により面非点収差がある
が、透過屈折力は垂直断面と水平断面で完全に一致して
いる。それぞれの累進屈折力レンズは、光学性能的には
良好であるが、ベースカーブが異なるので外観的には左
右でアンバランスである。
造された実施例3の累進屈折力レンズの断面図である。
実施例3の累進屈折力レンズは、図14の累進屈折力レ
ンズと同一の屈折力を持つが、外観を良好にするために
左右の外面形状を左右独立に設計した場合よりも互いに
歩み寄るように変更しており、かつ、変更後の外面形状
によっても収差の発生が抑えられるように、各内面の累
進面形状が定められている。実施例3の累進屈折力レン
ズの数値データは、以下の表10に示されている。
の外面形状を中間値であるベースカーブ3.12[Dptr]で一
致させようとすると、右の累進屈折力レンズは内面の曲
率が大きくなりすぎ、左の累進屈折力レンズは内面が凸
面となり、共に加工が困難となる。そこで、実施例3で
は、左右の累進屈折力レンズの外面を完全に同一とはせ
ず、加工を困難としない範囲で外観のアンバランスが抑
えられるように、右の累進屈折力レンズのベースカーブ
を2.50[Dptr]、左の累進屈折力レンズのベースカーブを
4.00[Dptr]としている。
右、左の累進屈折力レンズの累進面である内面の面屈折
力DM,DSの変化を示すグラフ、図19(R),(L)は、それぞ
れ実施例3の右、左の累進屈折力レンズの透過屈折力P
M,PSの変化を示すグラフである。実施例3の累進屈折力
レンズの透過屈折力は、図19に示すように、図16に
示した比較例3と殆ど同一である。すなわち、実施例3
の累進屈折力レンズは、左右のベースカーブが比較例3
よりは互いに近いため外観上のバランスがよく、しか
も、左右を独立で設計した累進屈折力レンズと比較して
も劣らない良好な光学性能を有している。
累進屈折力レンズの製造方法によれば、左右ほぼ共通の
外面形状を選択することにより外観上のアンバランスを
なくすことができ、しかも、各累進屈折力レンズの内面
はそれぞれ収差が最小となるような累進面として定義で
きるため、外観、光学性能の両面に優れた累進屈折力レ
ンズを製造することができる。
ステムの概略を示すブロック図、(B)は製造方法の概略
を示すフローチャート。
力変化を示すグラフ。
化を示すグラフ。
力変化を示すグラフ。
化を示すグラフ。
力変化を示すグラフ。
変化を示すグラフ。
図。
折力変化を示すグラフ。
変化を示すグラフ。
図。
折力変化を示すグラフ。
変化を示すグラフ。
図。
折力変化を示すグラフ。
変化を示すグラフ。
の累進屈折力レンズを示す断面図。
力変化を示すグラフ。
化を示すグラフ。
右共通にした場合の断面図。
力変化を示すグラフ。
化を示すグラフ。
計の累進屈折力レンズを示す断面図。
力変化を示すグラフ。
化を示すグラフ。
右共通にした場合の断面図。
力変化を示すグラフ。
化を示すグラフ。
Claims (8)
- 【請求項1】 左右の累進屈折力レンズの仕様に基づい
て、予め定められた複数の外面形状から左右ほぼ共通の
外面形状を選択、決定する工程と、 前記仕様及び選択された外面形状に基づいて、左右の累
進屈折力レンズの内面の形状データをそれぞれ計算する
工程と、 選択された外面形状を有する被加工レンズを非球面加工
機にセットし、前記内面の形状データに基づいて左右の
累進屈折力レンズとして各レンズの内面を非球面加工す
る工程とを含むことを特徴とする累進屈折力レンズの製
造方法。 - 【請求項2】 前記仕様には、左右の累進屈折力レンズ
の遠用部頂点屈折力と加入屈折力とが含まれることを特
徴とする請求項1に記載の累進屈折力レンズの製造方
法。 - 【請求項3】 前記外面形状の選択・決定工程と前記内
面形状の計算工程とは、コンピュータプログラムとして
実現され、前記非球面加工機は、計算された内面の形状
データに基づいてコンピュータにより制御されることを
特徴とする請求項1または2に記載の累進屈折力レンズ
の製造方法。 - 【請求項4】 前記内面の形状データを計算する工程
は、要求される屈折力を有しつつ収差が抑えられるよう
に最適化アルゴリズムを用いたコンピュータプログラム
として実現されることを特徴とする請求項3に記載の累
進屈折力レンズの製造方法。 - 【請求項5】 左右の累進屈折力レンズに要求される屈
折力に差がある場合に、外面形状をほぼ一致させ、要求
される屈折力を有しつつ収差が抑えられるように、各レ
ンズの内面の形状データを計算により求め、該形状デー
タに基づいて非球面加工機により被加工レンズの内面を
非球面加工することを特徴とする累進屈折力レンズの製
造方法。 - 【請求項6】 前記外面形状は、左右の累進屈折力レン
ズを独立して設計した場合に得られる2つの外面形状の
中間形状であることを特徴とする請求項5に記載の累進
屈折力レンズの製造方法。 - 【請求項7】 左右の累進屈折力レンズの仕様を入力す
る入力手段と、 前記仕様に基づいて予め定められた複数の外面形状から
左右ほぼ共通の外面形状を選択、決定する選択手段と、 前記仕様及び選択された外面形状に基づいて、左右の累
進屈折力レンズの内面の形状データをそれぞれ計算する
計算手段と、 被加工レンズの内面を加工する非球面加工機と、 前記内面の形状データに基づいて前記非球面加工機を制
御し、前記被加工レンズを左右の累進屈折力レンズとし
て加工する制御手段とを備えることを特徴とする累進屈
折力レンズの製造システム。 - 【請求項8】 前記選択手段、計算手段、制御手段は、
コンピュータプログラムとして実現されることを特徴と
する請求項7に記載の累進屈折力レンズの製造システ
ム。
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