JP2015158688A - 内面累進屈折力レンズ、内面累進屈折力レンズの設計方法、及び内面累進屈折力レンズの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】外面累進と同様の手順によって度数、加入度、累進帯長が定義・測定でき、光学性能を安定的に良好に保つこと。【解決手段】非累進面である外面と、累進面である内面とを有する内面累進屈折力レンズであって、非累進面である外面には、度数測定用基準点が設定され、外面において処方値で指定された累進帯長が達成され、累進面である内面は、度数測定用基準点に基づいて、処方値で指定された累進帯長及び加入度を有する外面累進屈折力レンズと同等の加入効果を、内面累進屈折力レンズを通る光線が眼球の回旋点を通る装用状態において得られるように設計される内面累進屈折力レンズ。【選択図】図2
Description
本発明は、内面累進屈折力レンズ、内面累進屈折力レンズの設計方法、及び内面累進屈折力レンズの製造方法に関する。
老視による調節力の衰えを補う為の矯正用眼鏡レンズとして、装用状態において、レンズの上方に位置する比較的遠方視に適した領域である遠用部と、レンズの下方に位置し遠用部よりも比較的近方視に適した領域である近用部と、この遠用部と近用部の中間に位置し、遠用部と近用部の面屈折力を連続的変化して接続する領域である累進部とを備えた累進屈折力レンズが知られている。
累進屈折力レンズを用いる場合、遠方視時と近方視時において眼鏡の掛け替えや掛け外しを必要としない上、レンズ全体に明確な境目が無く外観的にも優れていることから、近年では多く用いられるようになっている。
累進面が眼球側の面にある内面累進の場合、特許文献1にあるように、これらの基準点は内面に設定され、内面における基準点の面平均屈折力の差として加入度が与えられる。また、累進帯長も内面に設定された基準点から与えられる。ここで基準点は、外面累進であろうと内面累進であろうと、光軸に垂直な平面上に記述した基準点を累進面のある面に投影して設定するのが通例である。そのため、同じ座標を持つ基準点であっても内面に投影した場合の方が装用者の感じる累進帯長は長くなり、加入度は少なく感じられる。同じ累進帯長・加入度という言葉を用いてはいるがその効果が異なるため混乱が生じてしまう。
累進面が物体側の面と眼球側の面の両面にある両面累進の場合、特許文献2にあるように、2面ある累進面のそれぞれで加入度が設定できるため、それらの和が処方によって定められた加入度となるよう設定されている。また、遠用基準点の座標、近用基準点の座標は、物体側の面と眼球側の面とで同じ座標を用いているのだが、どちらの基準点を用いて加入度・累進帯長を定義するのかによって加入度・累進帯長とも異なるにも関わらず、どちらの基準点を用いるのかの明記がない。さらに、基準点の度数という、1箇所の度数を規定しただけでは、内面累進の場合、近用部の度数安定性は実現されない。
このように、従来の累進屈折力レンズでは、累進面上において遠用基準点、近用基準点が設定され、それらの点における度数から加入度が、累進帯長が定義されている。そのため、外面累進において定義された加入度・累進帯長と、内面累進において定義された加入度・累進帯長は、言葉は同じ加入度・累進帯長であっても物理的効果はまったく違っている。
しかしながら、すでに累進屈折力レンズを掛けている装用者が新しい累進屈折力レンズを購入しようとする場合、当該累進屈折力レンズの累進面が外面にあるのか内面にあるのか、また、累進帯長が何mmなのか、といった設計情報を知った上で、新しい累進屈折力レンズの設計情報を考慮しなければならず、煩雑であった。また、メーカー、及び、眼鏡店にて度数を測定する際にも、異なるタイプの累進屈折力レンズにおいては異なる手法で測定する必要があったため、煩雑であった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、異なるタイプの累進屈折レンズにおいて同様の手順によって度数、加入度、累進帯長が定義・測定でき、光学性能を安定的に良好に保つことが可能な累進屈折力レンズを提供することにある。
本発明の態様に従えば、非累進面である外面と、累進面である内面とを有する内面累進屈折力レンズであって、非累進面である前記外面には、度数測定用基準点が設定され、前記外面において処方値で指定された累進帯長が達成され、累進面である前記内面は、前記度数測定用基準点に基づいて、処方値で指定された累進帯長及び加入度を有する外面累進屈折力レンズと同等の加入効果を、前記内面累進屈折力レンズを通る光線が眼球の回旋点を通る装用状態において得られるように設計される内面累進屈折力レンズが提供される。
本発明の態様に従えば、非累進面である外面と、累進面である内面とを有する内面累進屈折力レンズの設計方法であって、非累進面である前記外面に度数測定用基準点を設定するステップと、前記度数測定用基準点に基づいて、処方値で指定された累進帯長及び加入度を有する外面累進屈折力レンズと同等の加入効果を、前記内面累進屈折力レンズを通る光線が眼球の回旋点を通る装用状態において得られるように、累進面である前記内面を設計するステップと、を有する内面累進屈折力レンズの設計方法が提供される。
本発明の態様に従えば、上記の内面累進屈折力レンズの設計方法を用いた内面累進屈折力レンズの製造方法が提供される。
本発明の態様に従えば、装用状態で物体側の屈折面となる外面と、装用状態で眼球側の屈折面となる内面とを有する累進屈折力レンズであって、当該内面は、装用状態でレンズの上方に設けられ、比較的遠方視に適した遠用部と、装用状態でレンズの下方に設けられ、比較的近方視に適した近用部と、遠用部と近用部との間に設けられ、遠用部から近用部までの面屈折力を累進的に変化させる累進部と、を有する累進面形状に形成されており、前記内面累進面屈折力レンズの度数測定用基準点である遠用基準点、近用基準点が非累進面である外面にて設定され、かつ、累進帯長が非累進面である外面において達成された累進屈折力レンズであり、処方値で指定された加入度をaddとし、外面の遠用基準点及び眼球の回旋点を通る光線と、内面との交点における面平均屈折力をPowFT2とし、外面の近用基準点及び眼球の回旋点を通る光線と、内面との交点における面平均屈折力をPowNT2とし、内面の近用参照点における面平均屈折力をPowNR2としたときに、
(PowNT2−PowFT2)/add<1.00
かつ
(PowNR2−PowFT2)/add<1.00
を満足する累進屈折力レンズが提供される。
本発明の態様に従えば、非累進面である外面と、累進面である内面とを有する内面累進屈折力レンズの設計方法であって、非累進面である前記外面に度数測定用基準点を設定するステップと、前記度数測定用基準点に基づいて、処方値で指定された累進帯長及び加入度を有する外面累進屈折力レンズと同等の加入効果を、前記内面累進屈折力レンズを通る光線が眼球の回旋点を通る装用状態において得られるように、累進面である前記内面を設計するステップと、を有する内面累進屈折力レンズの設計方法が提供される。
本発明の態様に従えば、上記の内面累進屈折力レンズの設計方法を用いた内面累進屈折力レンズの製造方法が提供される。
本発明の態様に従えば、装用状態で物体側の屈折面となる外面と、装用状態で眼球側の屈折面となる内面とを有する累進屈折力レンズであって、当該内面は、装用状態でレンズの上方に設けられ、比較的遠方視に適した遠用部と、装用状態でレンズの下方に設けられ、比較的近方視に適した近用部と、遠用部と近用部との間に設けられ、遠用部から近用部までの面屈折力を累進的に変化させる累進部と、を有する累進面形状に形成されており、前記内面累進面屈折力レンズの度数測定用基準点である遠用基準点、近用基準点が非累進面である外面にて設定され、かつ、累進帯長が非累進面である外面において達成された累進屈折力レンズであり、処方値で指定された加入度をaddとし、外面の遠用基準点及び眼球の回旋点を通る光線と、内面との交点における面平均屈折力をPowFT2とし、外面の近用基準点及び眼球の回旋点を通る光線と、内面との交点における面平均屈折力をPowNT2とし、内面の近用参照点における面平均屈折力をPowNR2としたときに、
(PowNT2−PowFT2)/add<1.00
かつ
(PowNR2−PowFT2)/add<1.00
を満足する累進屈折力レンズが提供される。
本発明の態様によれば、異なるタイプの累進屈折レンズにおいて同様の手順によって度数、加入度、累進帯長が定義・測定でき、光学性能を安定的に良好に保つことが可能となる。
本発明の実施の形態を説明する。以下の記載において、屈折力の単位は、特に言及しない場合にはディオプター(D)によって表されるものとする。また、以下の説明において、累進屈折力レンズの「上方」、「下方」、「上部」、「下部」等と表記する場合は、当該累進屈折力レンズが眼鏡用に加工される場合において眼鏡を装用したときのレンズの位置関係に基づくものとする。以下の各図面においても、レンズの位置関係(上下左右)は、紙面に対する位置関係(上下左右)と一致するものとする。また、レンズを構成する2つの屈折面のうち、物体側の面を「外面」とし、眼球側の面を「内面」として表すものとする。
図1は、一般的な内面累進屈折力レンズにおける領域区分の概要を示す図である。図1(a)は、内面累進屈折力レンズの光線の外面を物体側から見た模式図である。図1(b)は、内面累進屈折力レンズの光線の内面を物体側から見た模式図である。
図1(a)及び図1(b)に示すように、累進屈折力レンズLSは、眼鏡フレームの形状に合わせてレンズを加工する前の状態(玉摺り加工前の状態)になっており、平面視で円形に形成されている。内面累進屈折力レンズLSは、図中上側が装用時において上方に配置されることとなり、図中下側が装用時において下方に配置されることとなる。内面累進屈折力レンズLSは、内面に遠用部Fと、近用部Nと、累進部Pとを有している。
遠用部Fは、内面累進屈折力レンズLSの上方に配置されており、当該内面累進屈折力レンズLSが眼鏡用に加工された後には比較的遠方視に適した部分となる。近用部Nは、内面累進屈折力レンズLSの下部に配置されており、当該内面累進屈折力レンズLSが眼鏡用に加工された後には比較的近方視に適した部分となる。累進部Pは、内面累進屈折力レンズLSのうち遠用部Fと近用部Nの中間に配置されており、遠用部Fと近用部Nとの間の面屈折力を累進的に変化させる部分である。
内面累進屈折力レンズLSは、複数の基準点を有している。このような基準点として、例えば、図1に示すように、アイポイント(フィッティングポイントとも呼ばれる)EP、光学中心点OG、遠用基準点FR、近用基準点NRなどが挙げられる。アイポイントEPは、装用者がレンズ装用する時の基準点となる。光学中心点OGは、レンズの光学的特性の中心点となる。遠用基準点FRは、遠用部Fにおいてレンズの遠用度数を測定する測定基準点となる。近用基準点NRは、近用部Nにおいてレンズの近用度数を測定する測定基準点となる。
内面累進屈折力レンズLSは、遠用基準点FR及び近用基準点NRを通り、累進面の屈折面上を鼻側領域と耳側領域とに分割する主注視線MM´を有する。主注視線MM´は主子午線とも呼ばれ、累進面の設計を行う上では重要な基準線として用いられる。主注視線は、非対称設計の内面累進屈折力レンズでは近方視時の輻輳を考慮して遠用部Fから近用部Nにかけて鼻側に湾曲した曲線として定義され、対称設計の内面累進屈折力レンズでは遠用基準点FR及び近用基準点NRを通る直線として定義される。
一般的に、内面累進屈折力レンズLSの累進帯長は累進面である内面のアイポイントEPから主注視線MM´に沿った近用基準点NRまでの距離(図1(b)における太線の長さ)、またはアイポイントEPから主注視線MM´に沿って近用基準点を中心として設定された近用測定参照円と主注視線との交点までの長さで定義される。
なお、前記各基準点及び主注視線は、累進面が付与された面に設定される事が一般的である。従って累進面が外面に設定された外面累進屈折力レンズでは外面に、累進面が内面に設定された内面累進屈折力レンズでは内面にそれぞれ設定される。
図2は、本発明の実施形態に係る内面累進屈折力レンズにおける領域区分の概要を示す図である。図2(a)は、本発明の実施形態に係る累進屈折力レンズの外面を物体側から見た模式図である。図2(b)は、本発明の実施形態に係る累進屈折力レンズの内面を物体側から見た模式図である。
図2(a)及び図2(b)に示すように、累進屈折力レンズLSは、眼鏡フレームの形状に合わせてレンズを加工する前の状態(玉摺り加工前の状態)になっており、平面視で円形に形成されている。内面累進屈折力レンズLSは、図中上側が装用時において上方に配置されることとなり、図中下側が装用時において下方に配置されることとなる。内面累進屈折力レンズLSは、内面に遠用部Fと、近用部Nと、累進部Pとを有している。
遠用部Fは、内面累進屈折力レンズLSの上方に配置されており、当該内面累進屈折力レンズLSが眼鏡用に加工された後には比較的遠方視に適した部分となる。近用部Nは、内面累進屈折力レンズLSの下部に配置されており、当該内面累進屈折力レンズLSが眼鏡用に加工された後には比較的近方視に適した部分となる。累進部Pは、内面累進屈折力レンズLSのうち遠用部Fと近用部Nの中間に配置されており、遠用部Fと近用部Nとの間の面屈折力を累進的に変化させる部分である。
内面累進屈折力レンズLSは、複数の基準点を有している。このような基準点として、例えば、図2に示すように、アイポイント(フィッティングポイントとも呼ばれる)EP、光学中心点OG1、遠用基準点FR1、近用基準点NR1などが挙げられる。アイポイントEP1は、装用者がレンズ装用する時の基準点となる。光学中心点OG1は、レンズの光学的特性の中心点となる。遠用基準点FR1は、遠用部においてレンズの遠用度数を測定する測定基準点となる。近用基準点NR1は、近用部においてレンズの近用度数を測定する測定基準点となる。
図2(b)におけるFR2は、外面に設定された遠用基準点FR1を通り光軸に平行な直線と内面との交点であり、内面の遠用参照点である。つまり、内面累進屈折力レンズLSの光軸から外面に設定された遠用基準点FR1までの距離と、光軸から内面の遠用参照点FR2までの距離とは等しい。また、NR2は外面に設定された近用基準点NR1を通り光軸に平行な直線と内面との交点であり、内面の近用参照点である。つまり、内面累進屈折力レンズLSの光軸から外面に設定された近用基準点NR1までの距離と、光軸から内面の近用参照点NR2までの距離とは等しい。
図2(b)におけるFT2は外面における遠用基準点FR1と回旋点中心を通る光線と内面との交点であり、NT2は外面における近用基準点NR1と回旋点中心を通る光線と内面との交点である。
本発明の実施形態に係る内面累進屈折力レンズLSにおける累進帯長は、非累進面である外面のアイポイントEP1から主注視線に沿った近用基準点NR1までの距離(図2(a)における太線の長さ)、またはアイポイントEP1から主注視線に沿って近用基準点NR1を中心として設定された近用測定参照円と主注視線との交点までの長さで定義される。
図3は装用状態における累進屈折力レンズLSの光線の通り方を示した概念図である。なお、図3は簡単化のためにレンズのアイポイントEPは、レンズの幾何中心OG1又はOG2と同じ座標となるように設定している。
図3において、装用者の視線に相当する任意の光線Lは、光軸OAからの高さがそれぞれ異なる、レンズLSの外面M1上の点O1と内面M2上の点O2と、装用者の眼に相当する眼球モデルEMの回旋点RCとを通って眼球の網膜R上の点ORに結像する。この際、光線Lは点O1及び点O2を通る際にそれぞれの点に対する入射角に応じて屈折する。このとき、図3における装用者の眼に相当する眼球モデルEMは、眼球の網膜R上の点ORの位置が眼球の中心窩近傍となるように所定の角度だけ回旋点RCを中心に回転する。図3においては、回旋点はレンズLSと同軸にあるが、物体・レンズ・回旋点が偏心している場合にはそれを考慮した場所に設定される。
なお、図3において、外面M1が累進面形状となっている外面累進屈折力レンズの場合の遠用基準点をFR1、近用基準点をNR1とし、内面M2が累進面形状となっている内面累進屈折力レンズの場合の遠用基準点をFR2、近用基準点をNR2としている。基準点は、光軸に垂直な平面において決定し、それを外面又は内面に射影することによって設定される。そのため、基準点の光軸からの距離は外面累進屈折力レンズの場合でも内面屈折力レンズの場合でも同じ長さとなる。それ故、光線の透過位置は異なるにも関わらず累進帯長は同じ値となってしまう。
図4は、累進屈折力レンズの遠用基準点を使った場合の装用者の視線に相当する光線の通り方を示した概略図である。
図4において、例えば外面M1が累進面形状となっている外面累進屈折力レンズの場合、当該外面累進屈折力レンズの遠用基準点は外面に設定され、前記遠用基準点を通る装用者の視線に相当する光線LF1は、外面M1に設定された遠用基準点FR1と、内面M2上の点FT2と、眼球の回旋点RCとを通って眼球の網膜R上の点ORF1に結像する。このとき、図4における装用者の眼に相当する眼球モデルEMは、眼球の網膜R上の点ORF1の位置が眼球の中心窩近傍となるように所定の角度だけ回旋点RCを中心に回転する。
図4において、例えば外面M1が累進面形状となっている外面累進屈折力レンズの場合、当該外面累進屈折力レンズの遠用基準点は外面に設定され、前記遠用基準点を通る装用者の視線に相当する光線LF1は、外面M1に設定された遠用基準点FR1と、内面M2上の点FT2と、眼球の回旋点RCとを通って眼球の網膜R上の点ORF1に結像する。このとき、図4における装用者の眼に相当する眼球モデルEMは、眼球の網膜R上の点ORF1の位置が眼球の中心窩近傍となるように所定の角度だけ回旋点RCを中心に回転する。
図4において、例えば内面M2が累進面形状となっている内面累進屈折力レンズの場合、内面累進屈折力レンズの遠用基準点は内面に設定され、前記遠用基準点を通る装用者の視線に相当する光線LF2は、内面M2に設定された遠用基準点FR2と、眼球の回旋点RCを通って眼球の網膜R上の点ORF2に結像する。このとき、図4における装用者の眼に相当する眼球モデルEMは、眼球の網膜R上の点ORF2の位置が眼球の中心窩近傍となるように所定の角度だけ回旋点RCを中心に回転する。
このように遠用部を見た場合、基準点が外面にあるのか内面にあるのかによって眼球の回旋角度が異なるため、装用者にとって両者は性質の異なるレンズとして受け止められる。そのため、基準点がどちらにあるのかはとても重要な仕様となる。
図5は、累進屈折力レンズの近用基準点を使った場合の装用者の視線に相当する光線の通り方を示した概略図である。
図5において、例えば外面M1が累進面形状となっている外面累進屈折力レンズの場合、外面累進屈折力レンズの近用基準点は外面に設定され、前記近用基準点を通る装用者の視線に相当する光線LN1は、外面M1に設定された近用基準点FR1と、内面M2上の点NT2、眼球の回旋点RCを通って眼球の網膜R上の点ORN1に結像する。このとき、図5における装用者の眼に相当する眼球モデルEMは、眼球の網膜R上の点ORN1の位置が眼球の中心窩近傍となるように所定の角度だけ回旋点RCを中心に回転する。
図5において、例えば外面M1が累進面形状となっている外面累進屈折力レンズの場合、外面累進屈折力レンズの近用基準点は外面に設定され、前記近用基準点を通る装用者の視線に相当する光線LN1は、外面M1に設定された近用基準点FR1と、内面M2上の点NT2、眼球の回旋点RCを通って眼球の網膜R上の点ORN1に結像する。このとき、図5における装用者の眼に相当する眼球モデルEMは、眼球の網膜R上の点ORN1の位置が眼球の中心窩近傍となるように所定の角度だけ回旋点RCを中心に回転する。
図5において、例えば内面M2が累進面形状となっている内面累進屈折力レンズの場合、内面累進屈折力レンズの近用基準点は内面に設定され、前記近用基準点を通る装用者の視線に相当する光線LN2は、内面M2に設定された近用基準点NR2、 眼球の回旋点RCを通って眼球の網膜R上の点ORN2に結像する。このとき、図5における装用者の眼に相当する眼球モデルEMは、眼球の網膜R上の点ORN2の位置が眼球の中心窩近傍となるように所定の角度だけ回旋点RCを中心に回転する。
このように近用部を見た場合、基準点が外面にあるのか内面にあるのかによって眼球の回旋角度が異なるため、装用者にとって両者は性質の異なるレンズとして受け止められる。そのため、基準点がどちらにあるのかはとても重要な仕様となる。
本実施形態においては、累進帯長Lは非累進面である外面におけるアイポイントEP1から幾何中心OG1を経て近用基準点NR1までの長さとして定義する。累進帯長Lの定義はさまざまであり、アイポイントEP1から幾何中心OG1を経て近用基準点NR1を中心として設定された近用参照円の上端までの長さとする場合であっても構わない。さらに、累進帯長Lを外面M1で設定し付加仕様として内面M2において設定された累進帯長(アイポイントEP2からOG2を経てNT2までの長さ)も合わせて表示する場合も含む。
すでに累進屈折力レンズを掛けている装用者が新しい累進屈折力レンズを購入しようとする場合、当該累進屈折力レンズの累進面が外面にあるのか内面にあるのか、また、累進帯長が何mmなのか、といった設計情報を知った上で、新しい累進屈折力レンズの設計情報を考慮しなければならず、煩雑であった。例えば、累進帯長12mmの内面累進屈折力レンズを掛けていた人が、同じ累進帯長の外面累進屈折力レンズに掛け替えた場合、明記された加入度が同じであっても当人にとっては加入度が強くなったことと同等であるため、装用時に違和感が生じる場合がある。
メーカー、及び、眼鏡店にて度数を測定する際にも、基準点が外面にあるのか内面にあるのかによって測定手順、測定位置を替える必要があった。度数変化のある近用部Nの度数を測る際には累進面をレンズメータの受け台に当てて測る必要がある。そのため、外面累進屈折力レンズであれば外面M1をレンズメータの受け台に当て、内面累進屈折力レンズであれば内面M2をレンズメータの受け台に当てる必要がある。
一方、遠用度数は外面累進屈折力レンズ、内面累進屈折力レンズにかかわらず、内面M2をレンズメータの受け台に当てて度数を測ればよい。すなわち、加入度を測る際、遠用度数は内面M2をレンズメータの受け台に当てて測定し、その後、測定すべき累進屈折力レンズが外面累進なのか内面累進なのかを判断する手順を経て、外面累進であれば外面M2をレンズメータの受け台に当てて近用度数を測定し、内面累進であれば内面M2をレンズメータの受け台に当てて近用度数を測定する必要があるなど、煩雑であった。
外面累進と内面累進との間で設計データの効果を揃えるためには、内面M2にあった遠用基準点、近用基準点を、単に外面M1に設定し、最適化を行えばいいのかというと、そう簡単にはいかない。外面M1に設定された参照点によって定義された累進帯長を持つ内面累進屈折力レンズを考えた場合、図5からもわかる通り、累進面における累進帯長は外面での累進帯長と比べ、かなり短くなる。すなわち、より短累進帯長を持つ累進面を設計しなければならない。そのため、外面にあった累進要素を内面に持ってくるだけでは、外面累進と効果の等しい内面累進屈折力レンズは完成せず、安定した近用部の視界は得られず、相応の工夫が必要となる。
発明者の研究によると、外面に設定した基準点による加入度・累進帯長を持つ内面累進屈折力レンズの内面累進面形状は、内面における加入度と処方加入度の比が1.0より小さいことが必要であることがわかった。またこの条件が、近用部の視界の安定性のため、透過光線による近用領域の開始位置であるNT2及び内面の近用参照点NR2の少なくとも2箇所にて成り立っていることが必須であった。
すなわち、本実施形態に係る内面累進屈折力レンズLSは、度数測定用基準点である遠用基準点、近用基準点が非累進面である外面にて設定され、かつ、累進帯長が非累進面である外面において達成された内面累進屈折力レンズであり、処方値で指定された加入度をaddとし、外面の遠用基準点及び眼球の回旋点を通る光線と、内面との交点における面平均屈折力をPowFT2とし、外面の近用基準点及び眼球の回旋点を通る光線と、内面との交点における面平均屈折力をPowNT2とし、内面の近用参照点における面平均屈折力をPowNR2としたときに、
(PowNT2−PowFT2)/add<1.00
かつ
(PowNR2−PowFT2)/add<1.00
を満足する累進屈折力レンズLSとした。
(PowNT2−PowFT2)/add<1.00
かつ
(PowNR2−PowFT2)/add<1.00
を満足する累進屈折力レンズLSとした。
面平均屈折力の定義は、累進多焦点面上の任意の点における最大主曲率をψmaxとし、最小主曲率をψminとし、レンズの屈折率をnとしたとき、次の式で表される。
面屈折力=(ψmax+ψmin)×(n−1)/2
面屈折力=(ψmax+ψmin)×(n−1)/2
累進屈折力レンズLSがこのように構成されているため、異なるタイプの累進屈折力レンズLSのいずれの場合であっても近用部Nの度数が安定することとなる。これにより、異なるタイプの累進屈折レンズLSにおいて同様の手順によって度数、加入度、累進帯長が定義・測定でき、光学性能を良好に保つことが可能なとなる。なお、装用状態における加入度をADDとしたとき、ADD≧addを満足することが好ましい。
本実施形態に係る内面累進屈折力レンズLSは、外面M1にて設定された製品仕様としての累進帯長をLとし、内面M2における累進帯長をLRとすると、
(PowNT2−PowFT2)×LR/(add×L)<1.00
かつ
(PowNR2−PowFT2)×LR/(add×L)<1.00
を満足するように形成されている。このため、様々な処方による球面度数に対して内面M2における累進帯長LRが変わった場合でも、基準点および累進帯長が外面にて定義され、かつ、近用部Nの度数が安定することとなる。これにより、異なるタイプの累進屈折レンズLSにおいて同様の手順によって度数、加入度、累進帯長が定義・測定でき、光学性能を良好に保つことが可能なとなる。
(PowNT2−PowFT2)×LR/(add×L)<1.00
かつ
(PowNR2−PowFT2)×LR/(add×L)<1.00
を満足するように形成されている。このため、様々な処方による球面度数に対して内面M2における累進帯長LRが変わった場合でも、基準点および累進帯長が外面にて定義され、かつ、近用部Nの度数が安定することとなる。これにより、異なるタイプの累進屈折レンズLSにおいて同様の手順によって度数、加入度、累進帯長が定義・測定でき、光学性能を良好に保つことが可能なとなる。
本実施形態に係る内面累進屈折力レンズLSは、
0.85<(PowNR2−PowFT2)/(PowNT2−PowFT2)<1.15
を満足するように形成されている。(PowNR2−PowFT2)の値と(PowNT2−PowFT2)の値が近くなることにより、近用部Nの度数が更に安定することとなる。これにより、異なるタイプの累進屈折レンズLSにおいて同様の手順によって度数、加入度、累進帯長が定義・測定でき、光学性能を良好に保つことが可能なとなる。
0.85<(PowNR2−PowFT2)/(PowNT2−PowFT2)<1.15
を満足するように形成されている。(PowNR2−PowFT2)の値と(PowNT2−PowFT2)の値が近くなることにより、近用部Nの度数が更に安定することとなる。これにより、異なるタイプの累進屈折レンズLSにおいて同様の手順によって度数、加入度、累進帯長が定義・測定でき、光学性能を良好に保つことが可能なとなる。
(実施例1)
表1は、屈折率が1.67、外面において設定された累進帯長Lが10mmの内面累進屈折力レンズにおいて、処方値で指定された遠用度数Sが8.00から−8.00までの値をとり、かつ、処方による加入度addが1.00から3.00までの値をとるときの、
(PowNT2−PowFT2)/add、
(PowNR2−PowFT2)/add、
(PowNT2−PowFT2)×LF/(add×L)、
(PowNR2−PowFT2)×LF/(add×L)、
(PowNR2−PowFT2)/(PowNT2−PowFT2)
の値をそれぞれ示している。
表1は、屈折率が1.67、外面において設定された累進帯長Lが10mmの内面累進屈折力レンズにおいて、処方値で指定された遠用度数Sが8.00から−8.00までの値をとり、かつ、処方による加入度addが1.00から3.00までの値をとるときの、
(PowNT2−PowFT2)/add、
(PowNR2−PowFT2)/add、
(PowNT2−PowFT2)×LF/(add×L)、
(PowNR2−PowFT2)×LF/(add×L)、
(PowNR2−PowFT2)/(PowNT2−PowFT2)
の値をそれぞれ示している。
表1に示すように、
(PowNT2−PowFT2)/addの値がいずれも1.00以下であり、かつ、
(PowNR2−PowFT2)/addの値もいずれも1.00以下であることがわかる。
(PowNT2−PowFT2)/addの値がいずれも1.00以下であり、かつ、
(PowNR2−PowFT2)/addの値もいずれも1.00以下であることがわかる。
また、表1に示すように、様々な処方による球面度数に対して内面M2における累進帯長LRが変わった場合でも、
(PowNT2−PowFT2)×LF/(add×L)の値がいずれも1.00以下であり、かつ、
(PowNR2−PowFT2)×LF/(add×L)の値もいずれも1.00以下であることがわかる。
(PowNT2−PowFT2)×LF/(add×L)の値がいずれも1.00以下であり、かつ、
(PowNR2−PowFT2)×LF/(add×L)の値もいずれも1.00以下であることがわかる。
また、表1に示すように、
(PowNR2−PowFT2)/(PowNT2−PowFT2)の値が0.85以上1.15以下であることがわかる。
(PowNR2−PowFT2)/(PowNT2−PowFT2)の値が0.85以上1.15以下であることがわかる。
(実施例2)
表2は、屈折率が1.67、外面において設定された累進帯長Lが12mmの内面累進屈折力レンズにおいて、処方値で指定された遠用度数Sが8.00から−8.00までの値をとり、かつ、処方による加入度addが1.00から3.00までの値をとるときの、
(PowNT2−PowFT2)/add、
(PowNR2−PowFT2)/add、
(PowNT2−PowFT2)×LF/(add×L)、
(PowNR2−PowFT2)×LF/(add×L)、
(PowNR2−PowFT2)/(PowNT2−PowFT2)
の値をそれぞれ示している。
表2は、屈折率が1.67、外面において設定された累進帯長Lが12mmの内面累進屈折力レンズにおいて、処方値で指定された遠用度数Sが8.00から−8.00までの値をとり、かつ、処方による加入度addが1.00から3.00までの値をとるときの、
(PowNT2−PowFT2)/add、
(PowNR2−PowFT2)/add、
(PowNT2−PowFT2)×LF/(add×L)、
(PowNR2−PowFT2)×LF/(add×L)、
(PowNR2−PowFT2)/(PowNT2−PowFT2)
の値をそれぞれ示している。
表2に示すように、
(PowNT2−PowFT2)/addの値がいずれも1.00以下であり、かつ
(PowNR2−PowFT2)/addの値もいずれも1.00以下であることがわかる。
(PowNT2−PowFT2)/addの値がいずれも1.00以下であり、かつ
(PowNR2−PowFT2)/addの値もいずれも1.00以下であることがわかる。
また、表2に示すように、様々な処方による球面度数に対して内面M2における累進帯長LRが変わった場合でも、
(PowNT2−PowFT2)×LF/(add×L)の値がいずれも1.00以下であり、かつ、
(PowNR2−PowFT2)×LF/(add×L)の値もいずれも1.00以下であることがわかる。
(PowNT2−PowFT2)×LF/(add×L)の値がいずれも1.00以下であり、かつ、
(PowNR2−PowFT2)×LF/(add×L)の値もいずれも1.00以下であることがわかる。
また、表2に示すように、
(PowNR2−PowFT2)/(PowNT2−PowFT2)の値が0.85以上1.5以下であることがわかる。
(PowNR2−PowFT2)/(PowNT2−PowFT2)の値が0.85以上1.5以下であることがわかる。
(実施例3)
表3は、屈折率が1.60、外面において設定された累進帯長Lが10mmの内面累進屈折力レンズにおいて、処方値で指定された遠用度数Sが8.00から−8.00までの値をとり、かつ、処方による加入度addが1.00から3.00までの値をとるときの、
(PowNT2−PowFT2)/add、
(PowNR2−PowFT2)/add、
(PowNT2−PowFT2)×LF/(add×L)、
(PowNR2−PowFT2)×LF/(add×L)、
(PowNR2−PowFT2)/(PowNT2−PowFT2)
の値をそれぞれ示している。
表3は、屈折率が1.60、外面において設定された累進帯長Lが10mmの内面累進屈折力レンズにおいて、処方値で指定された遠用度数Sが8.00から−8.00までの値をとり、かつ、処方による加入度addが1.00から3.00までの値をとるときの、
(PowNT2−PowFT2)/add、
(PowNR2−PowFT2)/add、
(PowNT2−PowFT2)×LF/(add×L)、
(PowNR2−PowFT2)×LF/(add×L)、
(PowNR2−PowFT2)/(PowNT2−PowFT2)
の値をそれぞれ示している。
表3に示すように、
(PowNT2−PowFT2)/addの値がいずれも1.00以下であり、かつ、
(PowNR2−PowFT2)/addの値もいずれも1.00以下であることがわかる。
(PowNT2−PowFT2)/addの値がいずれも1.00以下であり、かつ、
(PowNR2−PowFT2)/addの値もいずれも1.00以下であることがわかる。
また、表3に示すように、様々な処方による球面度数に対して内面M2における累進帯長LRが変わった場合でも、
(PowNT2−PowFT2)×LF/(add×L)の値がいずれも1.00以下であり、かつ、
(PowNR2−PowFT2)×LF/(add×L)の値もいずれも1.00以下であることがわかる。
(PowNT2−PowFT2)×LF/(add×L)の値がいずれも1.00以下であり、かつ、
(PowNR2−PowFT2)×LF/(add×L)の値もいずれも1.00以下であることがわかる。
また、表3に示すように、
(PowNR2−PowFT2)/(PowNT2−PowFT2)の値が0.85以上1.15以下であることがわかる。
(PowNR2−PowFT2)/(PowNT2−PowFT2)の値が0.85以上1.15以下であることがわかる。
LS…累進屈折力レンズ F…遠用部 N…近用部 P…累進部 M1…レンズ面(外
面) M2…レンズ面(内面)
面) M2…レンズ面(内面)
Claims (5)
- 非累進面である外面と、累進面である内面とを有する内面累進屈折力レンズであって、
非累進面である前記外面には、度数測定用基準点が設定され、
前記外面において処方値で指定された累進帯長が達成され、
累進面である前記内面は、前記度数測定用基準点に基づいて、処方値で指定された累進帯長及び加入度を有する外面累進屈折力レンズと同等の加入効果を、前記内面累進屈折力レンズを通る光線が眼球の回旋点を通る装用状態において得られるように設計される内面累進屈折力レンズ。 - 前記度数測定用基準点は、遠用基準点と近用基準点とを含み、
前記処方値で指定された加入度をaddとし、
前記外面の遠用基準点及び眼球の回旋点を通る光線と、前記内面との交点における面平均屈折力をPowFT2とし、
前記外面の近用基準点及び眼球の回旋点を通る光線と、前記内面との交点における面平均屈折力をPowNT2とし、
前記内面の近用参照点における面平均屈折力をPowNR2としたときに、
(PowNT2−PowFT2)/add<1.00
かつ
(PowNR2−PowFT2)/add<1.00
を満足する
請求項1に記載の内面累進屈折力レンズ。 - 非累進面である外面と、累進面である内面とを有する内面累進屈折力レンズの設計方法であって、
非累進面である前記外面に度数測定用基準点を設定するステップと、
前記度数測定用基準点に基づいて、処方値で指定された累進帯長及び加入度を有する外面累進屈折力レンズと同等の加入効果を、前記内面累進屈折力レンズを通る光線が眼球の回旋点を通る装用状態において得られるように、累進面である前記内面を設計するステップと、
を有する内面累進屈折力レンズの設計方法。 - 前記度数測定用基準点は、遠用基準点と近用基準点とを含み、
前記内面を設計するステップにおいて、前記内面は、
前記処方値で指定された加入度をaddとし、
前記外面の遠用基準点及び眼球の回旋点を通る光線と、前記内面との交点における面平均屈折力をPowFT2とし、
前記外面の近用基準点及び眼球の回旋点を通る光線と、前記内面との交点における面平均屈折力をPowNT2とし、
前記内面の近用参照点における面平均屈折力をPowNR2としたときに、
(PowNT2−PowFT2)/add<1.00
かつ
(PowNR2−PowFT2)/add<1.00
を満足するように設計される、
請求項3に記載の内面累進屈折力レンズの設計方法。 - 請求項3または4に記載の内面累進屈折力レンズの設計方法を用いた内面累進屈折力レンズの製造方法。
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---|---|---|---|
JP2015093960A JP2015158688A (ja) | 2015-05-01 | 2015-05-01 | 内面累進屈折力レンズ、内面累進屈折力レンズの設計方法、及び内面累進屈折力レンズの製造方法 |
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JP2015093960A JP2015158688A (ja) | 2015-05-01 | 2015-05-01 | 内面累進屈折力レンズ、内面累進屈折力レンズの設計方法、及び内面累進屈折力レンズの製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002122824A (ja) * | 2000-10-17 | 2002-04-26 | Asahi Optical Co Ltd | 累進屈折力レンズの製造方法 |
JP2003084244A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-19 | Pentax Corp | 累進屈折力眼鏡レンズの設計方法、および製造方法 |
JP2006039526A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-02-09 | Pentax Corp | 累進屈折力レンズ |
JP2008077121A (ja) * | 2007-12-13 | 2008-04-03 | Hoya Corp | 累進屈折力レンズ |
JP2010055085A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-03-11 | Hoya Corp | 累進屈折力レンズとその形状データ作成方法、製造方法、形状データ作成装置及び形状データ作成プログラム |
JP2010096851A (ja) * | 2008-10-14 | 2010-04-30 | Nikon-Essilor Co Ltd | 累進屈折力レンズ及び累進屈折力レンズシリーズ |
-
2015
- 2015-05-01 JP JP2015093960A patent/JP2015158688A/ja active Pending
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