JP2002121769A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2002121769A
JP2002121769A JP2000313979A JP2000313979A JP2002121769A JP 2002121769 A JP2002121769 A JP 2002121769A JP 2000313979 A JP2000313979 A JP 2000313979A JP 2000313979 A JP2000313979 A JP 2000313979A JP 2002121769 A JP2002121769 A JP 2002121769A
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seat
driver
footrest
plate
heater
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Application number
JP2000313979A
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English (en)
Inventor
Shogo Kimura
庄吾 木村
Koji Nishimura
孝治 西村
Teruo Irino
照男 入野
Makoto Motozu
誠 本図
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転席の脚台内に書籍等の小物を簡単に出し
入れできるようにする。 【解決手段】 運転席18の座席20下となる脚台19
内にはヒータ25を収容し、この脚台19には脚台本体
21の開口部21E側を開閉する蓋板22を設ける。ま
た、この蓋板22の裏面側にはヒータ25との間のスペ
ースを利用して物入れ36を設ける。そして、この物入
れ36にはヒータ25用の操作マニュアルM等からなる
書籍を入れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等の建設機械に関し、特に運転席の脚
台内が物を入れるための空間部として利用可能な建設機
械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の建設機械は、
下部走行体と該下部走行体上に旋回可能に搭載された上
部旋回体とからなる自走可能な車体を備え、該上部旋回
体の前側には土砂等の掘削作業を行う作業装置が俯仰動
可能に設けられている。また、上部旋回体は床板を有
し、この床板上には脚台および座席からなる運転席が設
けられている。
【0003】また、この油圧ショベルには、運転席の脚
台を箱形状に形成し、その内部には例えばブレーカ、ヒ
ューズ等の各種電装品を収容すると共に、脚台の前面側
には電装品の点検時に開閉される開閉板を設ける構成と
したものがある(例えば特開平10−280480号公
報等)。
【0004】また、他の従来技術にあっては、運転席の
脚台内にヒータ等からなる空調ユニットを収容して設
け、この空調ユニットから吹出される暖気等を運転席に
着座したオペレータの足元等に向けて送風する構成とな
ったものがある(例えば実開平6−65027号公報
等)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
開平10−280480号公報に記載の従来技術では、
運転席の脚台に設けられた開閉板は、脚台内に収容した
電装品を点検するときに開閉される点検用の蓋板として
の機能しか有していない。
【0006】また、実開平6−65027号公報に記載
の他の従来技術のように、脚台内にヒータを設けると、
脚台内に物を入れるためのスペースを確保するのが難し
くなるという問題がある。
【0007】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、運転席の脚台内から物
を容易に出し入れできると共に、脚台内に空調用のヒー
タを設けた場合でも、脚台内に物入れ用のスペースを容
易に確保できるようにした建設機械を提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明による建設機械は、自走可能な車体と、
該車体の床板上に設けられ、脚台にオペレータが着座す
る座席を有する運転席とを備えている。
【0009】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記運転席の脚台は、後面板、左,右の側面
板、底面板および上面板からなり前側が開口部となった
脚台本体と、該脚台本体の開口部側に開閉可能に設けら
れた蓋板とにより構成し、前記蓋板の裏面側には物を入
れるための物入れを固定して設ける構成としたことにあ
る。
【0010】このように構成したことにより、運転席の
脚台内に物を収容するときには、蓋板を開けることによ
り、蓋板の裏面側に設けた物入れを脚台本体内から手前
側に向けて引出す。そして、この状態で物入れに物を入
れて蓋板を閉めることにより、脚台内に物を容易に収容
することができる。
【0011】また、請求項2の発明は、運転席の脚台内
には空調用のヒータを収容して設け、該ヒータには一端
側が該ヒータに接続され他端側が前記脚台内から前記運
転席の左,右方向の一側に向けて延びたダクトを設け、
該ダクトは前記運転席に着座したオペレータの足元の近
傍に暖気を供給する構成としている。
【0012】このように構成したことにより、ヒータは
運転席の脚台内の奥所側(後面板側)に片寄せて配置す
ることにより、蓋板とヒータとの間に物入れを容易に配
置することができる。また、ヒータに接続されるダクト
を、運転席の左,右方向の一側に向けて延ばすことによ
り、このダクトからの暖気を運転席に着座したオペレー
タの足元に向け効率よく供給することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
建設機械用キャブを小旋回式の油圧ショベルに適用した
場合を例に挙げ、図1ないし図10の添付図面に従って
詳細に説明する。
【0014】1は油圧ショベルの下部走行体、2は該下
部走行体1上に旋回可能に搭載された上部旋回体で、該
上部旋回体2は、下部走行体1と共に自走可能な車体を
構成している。そして、上部旋回体2は、旋回フレーム
3と、該旋回フレーム3の後部側に設けられたカウンタ
ウエイト4と、旋回フレーム3上に搭載されたエンジン
(図示せず)等を覆ったエンジンカバー5と、後述のキ
ャブ7とによって大略構成されている。また、前記旋回
フレーム3の前部側には作業装置6が設けられている。
【0015】7は旋回フレーム3の前部左側に設けられ
た油圧ショベル用のキャブで、該キャブ7は、旋回フレ
ーム3に設けられた床板8、後述のキャブボックス9お
よび運転席18によって大略構成されている。
【0016】9は床板8に設けられキャブ7の外殻をな
すキャブボックスで、該キャブボックス9は、前面部9
A、後面部9B、左,右の側面部9C,9Dおよび天井
部9Eにより箱形状に形成されている。そして、キャブ
ボックス9の下部側には床用ブラケット9Fが固着さ
れ、該床板ブラケット9Fは床板8に固定して取付けら
れている。
【0017】また、キャブボックス9の側面部9C,9
Dのうち左側の側面部9Cには、図1、図2に示すよう
に乗降口9C1が設けられ、該乗降口9C1はドア10に
よって開閉される。また、このキャブボックス9は、前
面部9Aと右側の側面部9Dとの間の角隅部が右コーナ
部9Gとなっている。
【0018】さらに、キャブボックス9の側面部9C,
9Dには、図3に示すように左,右のガイドレール11
(一方のみ図示)が設けられ、該ガイドレール11は後
述の上側前窓12を天井部9E側に向けて案内するもの
である。
【0019】12はキャブボックス9の前面部9Aに設
けられた上側前窓で、該上側前窓12には、その四隅側
に位置して4個のローラ(図示せず)が設けられてい
る。そして、この上側前窓12は、前記各ローラがガイ
ドレール11に沿って滑動することにより、図3中に仮
想線で示すように天井部9E側へと上側に開閉される。
【0020】13は上側前窓12の下側に位置してキャ
ブボックス9の前面部9Aに設けられた下側前窓で、該
下側前窓13は、図4に示す如く前窓固定具14を用い
てキャブボックス9の右コーナ部9G等に固定されてい
る。また、キャブボックス9の側面部9C、側面部9D
にはそれぞれ左側窓15、右側窓16A,16Bが設け
られると共に、後面部9Bには後窓17が設けられてい
る。さらに、ドア10にはドア窓10A,10Bが設け
られている。
【0021】18はキャブボックス9内に設置された運
転席で、該運転席18は、脚台19と、該脚台19上に
設けられオペレータが着座する座席20とによって構成
されている。また、この運転席18の脚台19は、脚台
本体21と後述の蓋板22とにより構成されている。
【0022】ここで、脚台本体21は、後面板21A、
左,右の側面板21B,21B、底面板21Cおよび上
面板21D等により前側が開口部21Eとなった箱状体
として形成されている。そして、この脚台本体21は側
面板21Bの下端側等が床板8に固定して取付けられて
いる。
【0023】また、脚台本体21の底面板21C前部側
には左,右方向に沿って取付ブラケット21Fが固着さ
れ、該取付ブラケット21Fには後述の蓋板22が蝶板
23を介して回動可能に取付けられている。さらに、脚
台本体21の右側の側面板21Bには後述のダクト27
が貫通する角穴21Gが穿設されている。
【0024】そして、脚台本体21の内部は、その奥所
側(後面板21A側)がヒータ25用の収容空間S1と
なり、該収容空間S1の前側は後述する物入れ36用の
収容空間S2となっている。
【0025】22は運転席18を構成する脚台本体21
の開口部21E側に開閉可能に設けられた蓋板で、該蓋
板22は、略四角形状の板体として形成されてる。そし
て、蓋板22は、上端側が後向きに略L字状に折曲げら
れた垂直板部22Aと、該垂直板部22Aの下端から後
方へと「く」字状に斜めに屈曲して延びた屈曲板部22
Bとにより構成されている。そして、蓋板22は、屈曲
板部22Bが蝶板23,23を介して脚台本体21の取
付ブラケット21Fに回動可能に取付けられている。
【0026】ここで、蓋板22は、常時は図5に示すよ
うに掛止め具(図示せず)等を用いて脚台本体21の前
端側を閉塞した閉扉位置に保持される。また、物入れ3
6内から後述の操作マニュアルMを出し入れしたり、ヒ
ータ25等を点検するときには、蓋板22は図6に示す
開扉位置へと回動され、前側に倒された状態におかれ
る。
【0027】24はキャブボックス9内に設けられた空
調装置で、該空調装置24は、後述のヒータ25、ダク
ト27、デフロスタ用ホース33およびルーバ30によ
って大略構成されている。
【0028】25は運転席18の脚台19内に収容して
設けれたヒータで、該ヒータ25は、脚台19の後面板
21Aにボルト26等を用いて縦置き状態で取付けられ
たファンケーシング25Aおよびこれと一体形成された
ヒータコアケーシング25Bと、ファンケーシング25
A内に設けられた送風ファン25Cと、該送風ファン2
5Cの風の流出側に位置してヒータコアケーシング25
B内に設けられたヒータコア25Dとによって大略構成
されている。
【0029】そして、ヒータ25は、エンジン冷却水等
の温水の一部が、温水供給配管、温水排出配管(いずれ
も図示せず)を通じてヒータコア25D内に給排され、
この温水によって発生する暖気を、送風ファン25Cに
よりヒータコアケーシング25Bからダクト27に向け
て送風する構成となっている。
【0030】27はヒータ25に接続して設けられたダ
クトで、該ダクト27は、図9に示す如く、流入側管路
部27A、上側の流出側管路部27Bおよび下側の流出
側管路部27Cにより構成されている。
【0031】ここで、ダクト27の流入側管路部27A
は角筒状をなし、その一端側は暖気流入口27A1とな
ってヒータ25のヒータコアケーシング25Bに接続さ
れている。また、この流入側管路部27Aの他端側は、
脚台19内から角穴21Gを介して運転席18の左,右
方向の一側(乗降口9C1と反対側)へと右方に延びて
いる。
【0032】また、ダクト27の流出側管路部27Bは
角筒状をなし、その一端側は流入側管路部27Aの他端
側の上部に一体形成されている。また、この流出側管路
部27Bは、流入側管路部27Aから略L字状(円弧
状)に屈曲して、キャブボックス9の側面部9Dと運転
席18との間を前方へと延びている。そして、この流出
側管路部27Bの他端側は運転席18に着座したオペレ
ータの足元の近傍に向け暖気を流出(供給)する暖気流
出口27B1となっている。
【0033】さらに、ダクト27の流出側管路部27C
は円筒状をなし、その一端側は流入側管路部27Aの他
端側の下部に一体形成されている。そして、この流出側
管路部27Cは、流入側管路部27Aから略L字状に屈
曲して、キャブボックス9の側面部9Dと運転席18と
の間を流出側管路部27Bと一緒に前方へと延びてい
る。また、流出側管路部27Cの他端側はホース接続口
27C1となっている。
【0034】28は後述する右側の操作レバー37の下
側に位置して、キャブボックス9の側面部9Dと運転席
18との間に配設された右側の化粧カバーで、該化粧カ
バー28は、前,後方向に延びた略長方形状の側板部2
8Aと、該側板部28Aの前端に一体形成された前板部
28Bと、側板部28Aの上端に一体形成された上板部
28Cとにより大略構成されている。
【0035】そして、この化粧カバー28は、側面部2
8Aが例えば床板8、運転席18の脚台19等に固定し
て取付けられ、キャブボックス9の側面部9Dと運転席
18との間に配設されるダクト27を暖気流出口27B
1、ホース接続口27C1を含めて外側から覆うと共に、
操作レバー37の下端側も外側から覆う構成となってい
る。また、化粧カバー28の側板部28Aは、その後端
部分が該脚台19側に向けて斜めに傾斜した傾斜面部2
8A1となっている。
【0036】29は化粧カバー28の側板部28A上部
側に開口して設けられた暖気吹出口で、該暖気吹出口2
9は、化粧カバー28の傾斜面部28A1に四角形状の
開口部として形成されている。このため、暖気吹出口2
9は化粧カバー28から左斜め前方に向けて開口する構
成となっている。
【0037】ここで、暖気吹出口29には吹出方向調整
手段としてのルーバ30が装着されている。そして、こ
のルーバ30はダクト27の暖気流出口27B1内に直
接嵌合して取付けられ、複数のフィン30Aを回動させ
ること等により、暖気吹出口29から吹出される暖気の
吹出方向、吹出量を調整する構成となっている。
【0038】31は化粧カバー28の側板部28A下部
側に開口して設けられたホース取出口で、該ホース取出
口31は円形穴として形成され、ダクト27に接続され
たデフロスタ用ホース33を化粧カバー28の内側から
外側に取出すものである。
【0039】32は化粧カバー28の側板部28A外側
面に設けられたホース収容凹部で、該ホース収容凹部3
2は、図9に示すように横断面が略L字状をなした切欠
凹部として形成されている。そして、このホース収容凹
部32は側板部28Aの下部側を前,後方向に延び、そ
の後端側にはホース取出口31が開口している。また、
このホース収容凹部32は、その前端側が化粧カバー2
8の前板部28Bに開口している。そして、ホース収容
凹部32はデフロスタ用ホース33の外径とほぼ対応し
た幅寸法W(図9参照)をもって形成され、その内部に
はデフロスタ用ホース33が前,後方向に沿って収容さ
れる。
【0040】33は運転席18の前方右側に位置してダ
クト27に接続して設けられたデフロスタ用ホースで、
該デフロスタ用ホース33は、例えば耐熱性をもった可
撓性の樹脂材料を用いて形成され、その一端側はダクト
27のホース接続口27C1に接続されている。そし
て、このデフロスタ用ホース33は、化粧カバー28の
ホース取出口31から外側に取出されてホース収容凹部
32内に収容されている。
【0041】また、デフロスタ用ホース33の他端側に
はホース側の暖気吹出口33Aが設けられ、この暖気吹
出口33Aは、ホース取付具34を介してキャブボック
ス9の右コーナ部9G側に着脱可能に取付けられてい
る。なお、このデフロスタ用ホース33の他端側はバン
ド35によりホース取付具34に係留されている。
【0042】36は運転席18を構成する脚台19の蓋
板22裏面に固定して設けられた物入れで、該物入れ3
6は、図7、図10に示すように凸形状の後板36A
と、該後板36Aの左,右両端から前側に略L字状に折
曲げられた左,右の側板36B,36Bと、後板36A
の下端から前側に略L字状に折曲げられた底板36C
と、両端側が側板36Bに固着された前板36Dとによ
り構成されている。そして、この物入れ36は、側板3
6Bの前端側が略L字状に折曲げられて蓋板22の垂直
板部22Aに接着等により固着され、その内部には例え
ばヒータ25用の操作マニュアルM(図10参照)等か
らなる書籍等の小物が収容されている。
【0043】なお、37,37は運転席18の左,右両
側に配設され、作業装置6等を操作するための左,右の
操作レバー、38は右側の操作レバー37の前方に配設
された他の操作レバーで、該操作レバー38は、下部走
行体1の前部側に設けられた排土板39を操作するため
のものである。また、40は左側の操作レバー37の下
側に位置してキャブボックス9の側面部9Cと運転席1
8との間に配設された左側の化粧カバーである。
【0044】本実施の形態による小旋回式の油圧ショベ
ルは上述の如き構成を有するもので、キャブボックス9
内の運転席18に着座したオペレータは、運転席18の
左,右両側に配置された操作レバー37等を操作するこ
とにより、下部走行体1を走行させたり、作業装置6を
作動させて掘削作業を行う。
【0045】また、冬期の作業時等にキャブボックス9
内の温度が低下して上側前窓12、下側前窓13に曇り
等が生じたときには、空調装置24のヒータ25からの
暖気をデフロスタ用ホース33から上側前窓12、下側
前窓13等に向けて送風し、これらの曇りを除去する。
また、ヒータ25からの暖気は暖気吹出口29を通じて
運転席18側に向けても送風することができ、運転席1
8に着座したオペレータの足元、膝等を直接暖めること
ができる。
【0046】また、この空調装置24のヒータ25は運
転席18の脚台19内に収容して設け、脚台本体21に
は蓋板22を開閉可能に設ける構成としたので、ヒータ
25のメンテナンス時等には蓋板22を図6に示すよう
に開扉位置へと回動することにより、運転席18の外側
からヒータ25のメンテナンス作業を容易に行うことが
できる。
【0047】ここで、本実施の形態では、脚台19の蓋
板22裏面側には、ヒータ25用の操作マニュアルM等
を入れる物入れ36を固定して設ける構成としたので、
オペレータが物入れ36から操作マニュアルMを取出す
ときには、図6に示すように蓋板22を回動して前側に
倒すことにより、物入れ36を脚台19内から手前に引
出して外部に露出させることができる。
【0048】これにより図6中に示す矢印の如く物入れ
36から操作マニュアルMを容易に取出すことができ、
脚台19内に手を延ばす手間を省き、操作マニュアルM
の出し入れ作業を円滑に行うことができる。
【0049】また、本実施の形態では、脚台19を構成
する蓋板22の裏面側を利用して物入れ36を取付ける
構成としたので、ヒータ25を脚台19内の奥所側に配
置することにより、脚台19の内部のうち蓋板22とヒ
ータ25との間の空間部を物入れ36用の収容空間S2
として有効に活用することができ、ヒータ25と物入れ
36のレイアウト設計を簡単に行うことができる。
【0050】一方、本実施の形態では、デフロスタ用ホ
ース33をホース取付具34に着脱可能に取付ける構成
としたので、上側前窓12、下側前窓13等に曇りが残
ったときには、オペレータは、デフロスタ用ホース33
をホース取付具34から取外し、このデフロスタ用ホー
ス33を手にもった状態で、図3中に二点鎖線で示すよ
うに上側前窓12等の曇った部分に近付けるようにす
る。
【0051】これにより、デフロスタ用ホース33から
の暖気を上側前窓12、下側前窓13に積極的に吹付け
ることができ、これら各前窓12,13の曇りを短時間
で効率よく除去することができる。また、デフロスタ用
ホース33をキャブボックス9の左側窓15、右側窓1
6A,16B、後窓17およびドア窓10A,10Bに
近付けることもでき、これらの曇りについても効率的に
とることができる。
【0052】一方、ダクト27の暖気流出口27B1は
キャブボックス9の側面部9Dと運転席18との間に開
口させる構成としたので、暖気吹出口29を運転席18
に着座したオペレータの足元から右側に離して配置する
ことができ、暖気吹出口29からの暖気がオペレータの
足の一部分のみに当たるような不具合を解消でき、暖気
をオペレータの足全体に広い範囲に亘って均一に送風で
きる。
【0053】また、暖気吹出口29は化粧カバー28の
傾斜面部28A1に開口させる構成としたので、暖気吹
出口29からの暖気を運転席18の右側から左斜め前方
へと送風でき、この暖気をオペレータの足等に向けより
効率的に導くことができる。
【0054】さらに、暖気吹出口29にはルーバ30を
設ける構成としたので、オペレータはルーバ30を操作
することにより、暖気吹出口29からの暖気の吹出方
向、吹出量をオペレータの好みに合わせて適宜に調整す
ることができる。
【0055】なお、実施の形態では、建設機械として運
転席18の周囲を取囲むキャブボックス9を備えた油圧
ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限る
ものではなく、例えば図11に示す変形例のように運転
席18の上側を覆うキャノピ41を備えた油圧ショベル
に適用してもよい。
【0056】また、実施の形態では、運転席18の左,
右方向の一方側にのみ乗降口9C1を有した油圧ショベ
ルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限るもので
はなく、例えば前述した変形例のように、運転席18の
左,右方向の一方側に乗降口42を有し、他方側に副乗
降口43を有した油圧ショベルに適用してもよい。
【0057】また、実施の形態では、物入れ36は操作
マニュアルMを入れるものとして説明したが、本発明は
これに限るものではなく、例えばタオル、ペーパ場等の
他の小物を入れるものに用いてもよいものである。
【0058】さらに、実施の形態では、建設機械として
油圧ショベルを例に挙げて説明したが、本発明はこれに
限らず、例えば油圧クレーン、ホイール式油圧ショベル
等の他の建設機械に適用してもよい。
【0059】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1に記載の発
明によれば、運転席を構成する脚台を、前側が開口部と
なった脚台本体と、該脚台本体の開口部側に開閉可能に
設けられた蓋板とにより構成し、この脚台の蓋板の裏面
側には物を収容するための物入れを固定して設ける構成
としたので、物入れから物を出し入れするときには、蓋
板を開けることにより物入れを脚台本体内から手前側へ
と外部に引出すことができ、この状態で物入れから物を
容易に出し入れすることができる。
【0060】また、請求項2の発明は、運転席の脚台内
には空調用のヒータを収容して設け、該ヒータに接続し
たダクトを脚台内から運転席の左,右方向の一側に向け
て延ばす構成としたので、ヒータは運転席の脚台内の奥
所側に片寄せて配置することにより、脚台の内部を物入
れを配置するためのスペースとして有効に活用できる。
また、ダクトを、運転席の左,右方向の一側に開口させ
ることができ、このダクトからの暖気を運転席に着座し
たオペレータの足元に向け効率よく供給することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す
正面図である。
【図2】図1中の油圧ショベルを拡大して示す左側面図
である。
【図3】図1中のキャブを拡大して示す縦断面図であ
る。
【図4】キャブを図3中の矢示IV−IV方向からみた部分
断面図である。
【図5】運転席、ヒータおよび物入れ等を図4中の矢示
V−V方向から拡大してみた拡大断面図である。
【図6】蓋板を回動した状態を示す図5と同様の断面図
である。
【図7】図5中の蓋板および物入れを拡大して示す背面
図である。
【図8】運転席の近傍を拡大して示す斜視図である。
【図9】運転席、ヒータ、ダクト、化粧カバー、デフロ
スタ用ホース、物入れ等を示す分解斜視図である。
【図10】図9中の蓋板および物入れを拡大して示す分
解斜視図である。
【図11】本発明の変形例による油圧ショベルを示す図
2と同様の左側面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体(車体) 2 上部旋回体(車体) 8 床板 9 キャブボックス 18 運転席 19 脚台 20 座席 21 脚台本体 21A 後面板 21B 側面板 21C 底面板 21D 上面板 21E 開口部 22 蓋板 24 空調装置 25 ヒータ 27 ダクト 36 物入れ M 操作マニュアル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入野 照男 滋賀県甲賀郡水口町笹ヶ丘1−2 株式会 社日立建機ティエラ滋賀工場内 (72)発明者 本図 誠 滋賀県甲賀郡水口町笹ヶ丘1−2 株式会 社日立建機ティエラ滋賀工場内 Fターム(参考) 2D015 EB01 EC01 3D022 CA01 CB07 CC21 CD17 CD24

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走可能な車体と、該車体の床板上に設
    けられ、脚台にオペレータが着座する座席を有する運転
    席とを備えてなる建設機械において、 前記運転席の脚台は、後面板、左,右の側面板、底面板
    および上面板からなり前側が開口部となった脚台本体
    と、該脚台本体の開口部側に開閉可能に設けられた蓋板
    とにより構成し、前記蓋板の裏面側には物を入れるため
    の物入れを固定して設ける構成としたことを特徴とする
    建設機械。
  2. 【請求項2】 前記運転席の脚台内には空調用のヒータ
    を収容して設け、該ヒータには一端側が該ヒータに接続
    され他端側が前記脚台内から前記運転席の左,右方向の
    一側に向けて延びたダクトを設け、該ダクトは前記運転
    席に着座したオペレータの足元の近傍に暖気を供給する
    構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
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