JP2002121068A - 超微粒チタン酸バリウム誘電体セラミックスの製造方法 - Google Patents

超微粒チタン酸バリウム誘電体セラミックスの製造方法

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JP2002121068A JP2000338252A JP2000338252A JP2002121068A JP 2002121068 A JP2002121068 A JP 2002121068A JP 2000338252 A JP2000338252 A JP 2000338252A JP 2000338252 A JP2000338252 A JP 2000338252A JP 2002121068 A JP2002121068 A JP 2002121068A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】稀土類元素及びCu系酸化物の添加された超微
粒BaTiO系誘電体セラミックスの製造方法を提供
する。 【解決手段】通常の固相反応法によりBaTiO粉末
に、RE(REはLa、Pr、Nd、Sm、E
u、Gd、Tb、Dy、Ho、Er及びYbからなる群
の中から選択された一種以上の稀土類元素である)粉末
及びCu系酸化物粉末を添加し混合粉末を製造した後、
これを酸素雰囲気下で焼結させることを特徴とする。本
発明によると、BaTiOに稀土類元素及びCu系酸
化物を添加し焼結工程を酸素雰囲気で制御することによ
り低温にて高密度で超微粒のBaTiO系誘電体セラ
ミックスを得ることが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超微粒誘電体セラミ
ックスの製造方法に係り、より具体的には、BaTiO
にCu系酸化物及び稀土類金属酸化物を添加し焼結工
程を酸素雰囲気に制御することにより、低温にて高密度
で超微粒のチタン酸バリウム誘電体セラミックスを製造
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】積層型セラミックコンデンサ(Multi-Lay
er Ceramics Capacitor)は、小さく軽い電子回路を構成
するにおいて必須的な手動部品である。現在に至るまで
積層型セラミックコンデンサの製造においてBaTiO
を中心としたチタン酸(titanate)系が主として用いら
れてきた。しかし、このような材料は一般的に1300
℃以上の高い焼結温度で製造されるため、Pd、Ptな
どのような高価な貴金属内部電極を必要とする。この高
価な電極を用いることによる費用を減らすためにはA
g、Ag−Pdなどの安価な電極を用いることが可能な
低温焼成用誘電体セラミック組成物が必要とされる。
【0003】一方、最近各種の電子機器の軽薄短小化及
び電子回路の高集積化による部品の小型化の趨勢に従っ
て、積層型セラミックコンデンサもやはり超小型素子と
して開発する必要性が急激に台頭されてきた。超小型の
積層型セラミックコンデンサを製造するためには焼結
後、超微粒を維持することが出来る誘電体セラミック組
成物の開発が先決されなければならない。即ち、低温焼
成が可能ながら焼成後に超微粒の誘電体セラミック組成
物が必要とされる。
【0004】現在に至るまで積層型セラミックコンデン
サの主な原料として用いられているBaTiO系誘電
体セラミックスを、低温焼成が可能ながら焼成後に超微
粒が維持されるようにするには、Pb系、Cd系、Bi
系、B系、Li系などの焼結調剤を添加し焼結温度を低
下させることにより粒子成長を抑制させる試しが行われ
てきた(参照:日本国特開平5−120915号、日本
国特開平1−192762号)。しかし、これら焼結調
剤は全て有毒性を有し、環境親和的でなく、誘電体素子
と反応するだけでなく、水系にて溶媒として用いられる
水と反応するなどの問題点を有する。このような問題点
を解決するためには環境親和的で科学的に安定した低温
焼成用超微粒BaTiO系誘電体セラミック組成物が
必要とされる。
【0005】環境親和的で、科学的に安定し、安価なC
uを焼結調剤として添加する低温焼成用BaTiO
誘電体セラミック組成物が提案された(参照:日本国特
開平8−203702号、韓国特許公報94−3970
号)。これはCuの添加による液相焼結により焼結が促
進されるためだと理解されている。しかし、前記のよう
なCuの添加された低温焼成用BaTiO系誘電体セラ
ミック組成物でさえも、1μm以下の平均粒径は得るこ
とが出来ないという欠点により、実際超小型の積層型セ
ラミックコンデンサの製造には用いられていない。
【0006】前記の如くの問題点を解決するため、Ba
TiOに、焼結温度で液相を形成し緻密化を促進させ
るCuの1価又は2価酸化物及びCuの1価及び2価の混合
酸化物を稀土類元素と同時に添加した低温焼成用超微粒
誘電体セラミック組成物が本発明者らにより提案された
(韓国特許出願第99−47980号及び韓国特許出願
第99−47982号)。しかし、該組成物は焼結密度
が低いため、積層型セラミックコンデンサとして用いら
れる場合、十分な機械的強度及び高誘電率を得ることが
困難な問題点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は前記
の韓国特許出願第99−47980号及び韓国特許出願
第99−47982号の改良に関し、その目的は、Ba
TiOに環境親和的で科学的に安定した稀土類元素及
びCuの酸化物を同時に添加して焼結工程を改善すること
により、低温にて高密度ながら超微粒のBaTiO
誘電体セラミックスを製造する方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明によると、高純度なBaTiO粉末とC
u系酸化物粉末及びRE粉末とを定量に秤量した
後、ボールミリングし、BaTiO+xCu系酸化物
+yRE(ここで、0.00<X≦0.05、
0.00<y≦0.05で、REはLa、Pr、Nd、
Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、ErおよびYb
で成される群の中から選択された一種以上の稀土類元素
である)混合スラリーを得る段階と、前記スラリーをか
焼する段階と、前記BaTiO+xCu系酸化物+y
REか焼粉末を成形する段階、及び得られた成形
態を酸素雰囲気下で焼結する段階とを含む超微粒誘電体
セラミックスの製造方法が提供される。
【0009】以下、本発明による超微粒誘電体セラミッ
クス製造方法を詳細に説明する。
【0010】本発明の方法に従って超微粒誘電体セラミ
ックスを製造するための出発原料としてはBaTiO
粉末とCu系酸化物粉末及びRE(REはLa、
Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、E
r及びYbで成される群の中から選択された一種以上の
稀土類元素である)粉末を用いるが、純度約99.9%
以上の高純度なものを用いることが望ましい。
【0011】まず、固相反応法によりBaTiO粉末
とCu系酸化物(Cu-Oxide)粉末及びRE粉末とを
それぞれ最終的に得ようとするBaTiO+xCu系
酸化物+yRE誘電体セラミックの組成通り秤量
した後、エチルアルコールとジルコニアボールを用いて
湿式混合しスラリーを製造する。混合されたスラリーは
乾燥した後、焼結温度以下である約900〜1100℃
の空気雰囲気下でか焼させる。
【0012】本発明によるCu系酸化物としては、例え
ば、CuO、CuTiO、CuOなどがある。
【0013】前記の如く準備されたBaTiO+xC
u系酸化物+yREか焼粉末を加圧成形に続いて
静水圧成形により成形した後、酸素雰囲気下で常温から
約360℃/hrの速度で1100℃まで昇温させること
により焼結する。
【0014】本発明では酸素雰囲気で焼結を行うことに
より、高密度で超微粒のBaTiO系誘電体セラミッ
クスを製造することが出来る。酸素雰囲気下の焼結によ
り焼結体の粒子成長に必要な酸素イオン空孔の濃度は減
少する反面、緻密化に必要なBaイオン空孔の濃度が増
加することになる。
【0015】焼結する時、酸素雰囲気を作るための酸素
の流量は、焼結反応炉の体積を基準として1.1倍以
上、望ましくは3.2倍以上とする。酸素の流量が1.
1倍未満となると空気雰囲気での焼結と大きな差が無
く、酸素イオン空孔の濃度減少に実質的な寄与を期待し
難い。且つ、本発明者らの研究結果によると、酸素の流
量が3.2倍で焼結体の組織が超微粒化され、それ以上
の流量では大きな変化が無かった。
【0016】前記本発明の方法により製造されたBaT
iO系誘電体セラミックスは、平均粒径が約120〜
90nm、焼結密度が約5.2〜5.9g/cmの高
密度で超微粒の誘電体セラミックスである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、実施例によって本発明を
より具体的に説明する。
【0018】<第1実施形態例> 1)まず、純度約99.9%のBaTiO粉末とCu
O粉末及びLa 粉末を下記の表1に記載の組成
どおり秤量した後、エチルアルコールとジルコニアボー
ルを用いて約36時間湿式混合した。混合されたスラリ
ーを乾燥した後、約1000℃の空気雰囲気下で約2時
間か焼した。
【0019】前記の如く準備されたBaTiO+xC
O+yLa(ここで、x=0.03で、0.
00<y≦0.05である)粉末を直径10mmの鋳型
にて1トン/cmの圧力で一軸加圧成形した後、再び
3トン/cmの圧力で静水圧成形した。得られた成形
体を直径6cmのアルミナチューブ内で常温から約36
0℃/hrで1100℃まで昇温させることにより焼結さ
せた。この時の焼結雰囲気は下記の表1に記載されたと
おり、窒素、空気又は酸素を各1気圧にし、各ガスの純
度は約99.9%以上で、その流量は300〜1500
cm/分範囲内で調節した。
【0020】焼結した後、最終的な試片の厚さが1mm
になるようにSiC研磨紙(#1000)を用いて研磨し
た。研磨後、銀ペーストを試片の両面に塗り約600℃
で約10分間熱処理し電極を形成した。得られた試片の
誘電特性はLCR meter(Hewlett Packard社製品、モデル
名4263B)を用いて1.0Vrms、1kHzで測定した。
【0021】その後、試片の両面の電極を全て除去した
後、焼結密度を測定し、SiC研磨紙(#2000)とダ
イヤモンドペースト(9、3、1μm)とで片面を研磨し
走査電子顕微鏡(Hitachi社製品、S-4200)で焼結体
の平均粒径を測定した。その結果を表1に示した。
【0022】
【表1】 前記表1の結果にて、CuO及びLa添加量が
同じ場合、窒素、空気、酸素雰囲気順に、誘電常数は多
少小さいが焼結密度が高く平均粒径が小さな誘電体セラ
ミックスを得ることが出来た。又、酸素雰囲気で焼結す
る場合、900cm/分以上の流量にて最も高密度で
超微粒のBaTiO系誘電体セラミックスを得ること
が出来た。
【0023】前記の如く、BaTiOの高密度超微粒
化は、酸素雰囲気下での焼結により粒子成長に必要な酸
素イオン空孔の濃度は減少し、緻密化に必要なBaイオ
ン空孔の濃度は増加して、900cm/分以上の流量
にて表面交換反応に必要な酸素イオンが十分供給される
のに起因するものと考えられる。即ち、酸素雰囲気焼結
により粒子成長に必要な酸素イオン空孔の濃度が減少
し、緻密化に必要なBaイオン空孔の濃度が増加するこ
とにより、窒素及び空気雰囲気焼結と比べて高密度で超
微粒の低温焼成用BaTiO系誘電体セラミックスを
得ることが出来るものと判断される。
【0024】2)混合粉末の組成を表2のとおりにし
て、酸素雰囲気下でのガス流量1200cm/分の条
件で焼結すること以外は前記1)の方法を繰り返し、そ
の結果を表2に共に示した。
【0025】表2に示すとおり、稀土類酸化物を様々に
変化させ、ガス流量を900cm/分以上である12
00cm/分とした場合にも、表1にて得た結果と比
べて大きな差は示されないことが分かる。
【0026】
【表2】 <第2実施形態例> 1)まず、純度約99.9%のBaTiO粉末とCu
TiO粉末及びLa粉末を下記の表3に記載
の組成どおり秤量した後、エチルアルコールとジルコニ
アボールを用いて約36時間湿式混合した。混合された
スラリーを乾燥した後、約1000℃の空気雰囲気下で
約2時間か焼した。
【0027】前記の如く準備されたBaTiO+xC
TiO+yLa(ここで、x=0.03
で、0.00<y≦0.05である)粉末を直径10mm
の鋳型で1トン/cm2の圧力で一軸加圧成形した後、再
び3トン/cmの圧力で静水圧成形した。得られた成
形体を直径6cmのアルミナチューブ内で常温から約3
60℃/hrで1100℃まで昇温させることにより焼結
させた。この時の焼結雰囲気は、下記の表3に記載され
たとおり、窒素、空気又は酸素を各1気圧にし、各ガス
の純度は約99.9%以上で、その流量は300〜15
00cm/分範囲内で調節した。
【0028】ここで、酸素流量、300cm/分は、
直径6cmのチューブで成された焼結反応炉の有効長さ
(hot zone)が10cmであることを勘案した時、焼結反
応炉の体積を基準として1分当たり1.1倍に該当する
(π×32×10=283cm)。
【0029】焼結した後、最終的な試片の厚さが1mm
になるようにSiC研磨紙(#1000)を用いて研磨し
た。研磨後、銀ペーストを試片の両面に塗り約600℃
で約10分間熱処理し電極を形成した。得られた試片の
誘電特性はLCR meter(Hewlett Packard社製品、モデル
名4263B)を用いて1.0Vrms、1kHzで測定した。
【0030】その後、試片の両面の電極を全て除去した
後、焼結密度を測定し、SiC研磨紙(#2000)とダ
イヤモンドペースト(9、3、1μm)とで片面を研磨し
走査電子顕微鏡(Hitachi社製品、S-4200)で焼結体
の平均粒径を測定した。その結果を表3に示した。
【0031】
【表3】 前記表3の結果にて、CuTiO及びLa
加量が同じ場合、窒素、空気、酸素雰囲気順に、誘電常
数は多少小さいが焼結密度が高く平均粒径が小さな誘電
体セラミックスを得ることが出来た。又、酸素雰囲気で
焼結する場合、900cm/分以上の流量にて最も高
密度で超微粒のBaTiO系誘電体セラミックスを得
ることが出来た。
【0032】4)混合粉末の組成を表4のとおりにし
て、酸素雰囲気下でガス流量1200cm/分の条件
で焼結すること以外は前記第2実施形態例1)の方法を
繰り返し、その結果を表4に共に示した。
【0033】表4に示すとおり、稀土類酸化物を様々に
変化させ、ガス流量を900cm3/分以上である120
0cm3/分とした場合にも、表3にて得た結果と比べて
大きな差は示されないことが分かる。
【0034】
【表4】 <第3実施形態例> 1)まず、純度約99.9%のBaTiO粉末とCuO
粉末及びLa2O3粉末を下記の表5に記載の組成どおり
秤量した後、エチルアルコールとジルコニアボールを用
いて約36時間湿式混合した。混合されたスラリーを乾
燥した後、約1000℃の空気雰囲気下で約2時間か焼
した。
【0035】前記の如く準備されたBaTiO+xC
uO+yLa(ここで、x=0.03で、0.0
0<y≦0.05である)粉末を直径10mmの鋳型で
1トン/cmの圧力で一軸加圧成形した後、再び3ト
ン/cmの圧力で静水圧成形した。得られた成形体を
直径6cmのアルミナチューブ内で常温から約360℃
/hrで1100℃まで昇温させることにより焼結させ
た。この時の焼結雰囲気は下記の表5に記載されたとお
り、窒素、空気又は酸素を各1気圧にし、各ガスの純度
は約99.9%以上で、その流量は300〜1500c
/分範囲内で調節した。
【0036】ここで、酸素流量300cm/分は、直
径6cmのチューブで成された焼結反応炉の有効長さ(hot
zone)が10cmであることを勘案した時、焼結反応炉の
体積を基準として1分当たり1.1倍に該当する(π×
32×10=283cm)。
【0037】焼結した後、最終的な試片の厚さが1mm
になるようにSiC研磨紙(#1000)を用いて研磨し
た。研磨後、銀ペーストを試片の両面に塗り約600℃
で約10分間熱処理し電極を形成した。得られた試片の
誘電特性はLCR meter(Hewlett Packard社製品、モデ
ル名4263B)を用いて1.0Vrms、1kHzで測定し
た。
【0038】その後、試片の両面の電極を全て除去した
後、焼結密度を測定し、SiC研磨紙(#2000)とダイ
ヤモンドペースト(9、3、1μm)とで片面を研磨し走
査電子顕微鏡(Hitachi社製品、S-4200)で焼結体の
平均粒径を測定した。その結果を表5に示した。
【0039】
【表5】 前記表5の結果にて、CuO及びLa添加量が同
じ場合、窒素、空気、酸素雰囲気順に、誘電常数は多少
小さいが焼結密度が高く平均粒径が小さな誘電体セラミ
ックスを得ることが出来た。又、酸素雰囲気で焼結する
場合、900cm/分以上の流量にて最も高密度で超
微粒のBaTiO系誘電体セラミックスを得ることが
出来た。
【0040】2)混合粉末の組成を表6のとおりにし
て、酸素雰囲気下でガス流量1200cm/分の条件
で焼結すること以外は前記実施例3の1)の方法を繰り
返し、その結果を表6に共に示した。
【0041】表6に示すとおり、稀土類酸化物を様々に
変化させ、ガス流量を900cm/分以上である12
00cm/分とした場合にも、表5にて得た結果と比
べて大きな差は示されないことが分かる。
【0042】
【表6】
【0043】
【発明の効果】本発明によると、BaTiOにCu系
酸化物及び稀土類金属酸化物を添加し、焼結工程を酸素
雰囲気で制御することにより低温にて高密度で超微粒の
誘電体セラミックスを得ることが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジン・サン・キム 大韓民国、ソウル、ドンジャク−ク、ダイ バン−ドン 501、ダイリム・アパートメ ント 107−302 Fターム(参考) 4G031 AA06 AA07 AA09 AA11 AA25 BA09 CA07 GA01 GA09 5G303 AA01 AB15 AB20 BA12 CA01 CB03 CB11 CB15 CB22 CB26 CB35 CB41

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高純度なBaTiO粉末とCu系酸化
    物粉末及びRE 粉末を定量に秤量した後、ボール
    ミリングし、BaTiO+xCu系酸化物+yRE
    (ここで、0.00<X≦0.05、0.00<y
    ≦0.05で、REは、La、Pr、Nd、Sm、E
    u、Gd、Tb、Dy、Ho、ErおよびYbで成され
    る群の中から選択された一種以上の稀土類元素である)
    混合スラリーを得る段階と、 前記スラリーをか焼し、か焼粉末を得る段階と、 前記BaTiO+xCu系酸化物+yREか焼
    粉末を成形する段階、及び得られた成形体を酸素雰囲気
    下にて焼結する段階とを含む超微粒誘電体セラミックス
    の製造方法。
  2. 【請求項2】前記Cu系酸化物はCuOであることを
    特徴とする請求項1に記載の超微粒誘電体セラミックス
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記Cu系酸化物はCuTiOであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の超微粒誘電体セラ
    ミックスの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記Cu系酸化物はCuOであることを
    特徴とする請求項1に記載の超微粒誘電体セラミックス
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記酸素雰囲気を作るための酸素の流量
    は、焼結反応炉の体積を基準として1.1倍以上に酸素
    を供給することを特徴とする請求項1に記載の超微粒誘
    電体セラミックスの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記酸素雰囲気を作るための酸素の流量
    は、焼結反応炉の体積を基準として3.2倍以上に酸素
    を供給することを特徴とする請求項5に記載の超微粒誘
    電体セラミックスの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記か焼段階は900〜1100℃で
    0.5〜2時間行うことを特徴とする請求項1に記載の
    超微粒誘電体セラミックスの製造方法。
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