JP2002118308A - レーザ装置用筐体、その生産方法、及びその洗浄方法 - Google Patents

レーザ装置用筐体、その生産方法、及びその洗浄方法

Info

Publication number
JP2002118308A
JP2002118308A JP2000307131A JP2000307131A JP2002118308A JP 2002118308 A JP2002118308 A JP 2002118308A JP 2000307131 A JP2000307131 A JP 2000307131A JP 2000307131 A JP2000307131 A JP 2000307131A JP 2002118308 A JP2002118308 A JP 2002118308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
laser beam
laser
housing
laser light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000307131A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Itakura
康夫 板倉
Fumika Yoshida
文香 吉田
Osamu Wakabayashi
理 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP2000307131A priority Critical patent/JP2002118308A/ja
Priority to US09/969,782 priority patent/US6627843B2/en
Publication of JP2002118308A publication Critical patent/JP2002118308A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/14Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range characterised by the material used as the active medium
    • H01S3/22Gases
    • H01S3/223Gases the active gas being polyatomic, i.e. containing two or more atoms
    • H01S3/225Gases the active gas being polyatomic, i.e. containing two or more atoms comprising an excimer or exciplex
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/02Constructional details
    • H01S3/03Constructional details of gas laser discharge tubes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/02Constructional details
    • H01S3/03Constructional details of gas laser discharge tubes
    • H01S3/034Optical devices within, or forming part of, the tube, e.g. windows, mirrors
    • H01S3/0346Protection of windows or mirrors against deleterious effects
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/02Constructional details
    • H01S3/03Constructional details of gas laser discharge tubes
    • H01S3/036Means for obtaining or maintaining the desired gas pressure within the tube, e.g. by gettering, replenishing; Means for circulating the gas, e.g. for equalising the pressure within the tube

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Eyeglasses (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザ光が照射されても汚染物質が発生しな
いようなレーザ装置用筐体、その生産方法、及びその洗
浄方法を提供する。 【解決手段】 レーザ光(11)が内部を通過する紫外線レ
ーザ装置用筐体(19,21,27,33)の洗浄方法において、筐
体(19,21,27,33)内部を不活性ガスでパージし、筐体(1
9,21,27,33)の内部に、F2分子レーザ光照射装置(15)か
ら発振するF2洗浄レーザ光(16)を照射することによっ
て、筐体(19,21,27,33)内部に付着した汚染物質を除去
するようにしたことを特徴とする紫外線レーザ装置用筐
体(19,21,27,33)の洗浄方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光が内部を
通過するレーザ装置用筐体、その生産方法、及びその洗
浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザ光を照射して光学部品
を洗浄する洗浄装置が知られており、例えば特開200
0−82856号公報に示されている。図6は、同公報
に開示された洗浄装置を表しており、以下図6に基づい
て従来技術を説明する。図6において、洗浄装置は、紫
外領域の波長を有する洗浄レーザ光102を発振するレ
ーザ発振器101と、光学部品104を入れる収容室1
03と、収容室103にガスを供給するガス導入機構1
05と、収容室103内のガスを排気するガス排気機構
106とを備えている。
【0003】洗浄の際には、密閉された収容室103に
光学部品104を設置し、ガス導入機構105から酸素
ガスを収容室103に導入しながら、ガス排気機構10
6によってこれを排気する。そして、レーザ発振器10
1から発振した洗浄レーザ光102を、ビーム整形手段
108で整形し、窓107,107を介して光学部品1
04に照射する。これにより、酸素からオゾンや酸素ラ
ジカルが生じて、光学部品104に付着している有機物
等の汚染物質が酸化分解し、排気されて洗浄される。こ
のような洗浄を行なうことにより、光学部品104の透
過率を向上させ、その寿命を長くしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開2000−82856号公報に開示された従来技術に
は、次に述べるような問題がある。図7に、エキシマレ
ーザ装置109の概略構成図を示す。エキシマレーザ装
置109は、レーザチャンバ112と、フロントミラー
115と、レーザ光111を狭帯域化する狭帯域化ユニ
ット120と、レーザ光111の特性を測定するモニタ
モジュール116とを備えている。狭帯域化ユニット1
20は、狭帯域化ボックス121を備えており、その内
部に光学部品113を設置している。また、モニタモジ
ュール116はモニタボックス117を備えており、そ
の内部に光学部品114を設置している。さらに、レー
ザ光111の光路は、レーザ光111が外部に漏れるの
を防ぐためのカバー119によって覆われている。以
下、これらのレーザ光11の光路を覆うモニタボックス
117、カバー119、狭帯域化ボックス121を、筐
体117,119,121と総称する。
【0005】レーザ光111は、光学部品113,11
4の表面で乱反射したり、内部で屈折したりして、筐体
117,119,121の内壁に当たる。このとき、筐
体117,119,121の内壁にも、有機物等の汚染
物質が付着している。従って、筐体117,119,1
21の内壁に付着した汚染物質が化学反応を起こして気
化し、光学部品113,114に付着してこれを汚損す
るという問題がある。しかも、筐体117,119,1
21の内壁は、光学部品113,114に比較して表面
積が大きく、付着している汚染物質の量も多い。従っ
て、光学部品113,114を洗浄するのみではなく、
筐体117,119,121の内壁からも汚染物質を除
去する必要が生じている。さらには、筐体117,11
9,121の内部には、光学部品113,114を光軸
合わせのために移動したり固定したりするための、図示
しない光学部品ホルダが設置されている。光学部品ホル
ダは、形状が複雑で表面積も大きく、その表面にも多く
の汚染物質が付着している。従って、光学部品ホルダを
も洗浄する必要がある。
【0006】また従来技術においては、被洗浄物を収容
室103に入れて、洗浄レーザ光102を照射するよう
にしている。ところが、筐体117,119,121は
光学部品113,114に比較してかなり大きく、これ
を入れるためには巨大な収容室103が必要となる。し
かも、筐体117,119,121の外壁には、美観の
ための塗装が施されたり、使用方法の注意を促すための
シール等が貼られたりしている。従って、仮に筐体11
7,119,121を収容室103に入れてレーザ光を
照射したとしても、外壁から大量の有機物が発生し、か
えって内壁や内部の光学部品113,114を汚損する
ことがある。
【0007】また、従来技術によれば、収容室103に
酸素を入れて洗浄レーザ光102を照射するようにして
いる。F2レーザ装置に用いられる部品に対しては、F2
レーザ装置から発振するF2分子レーザ光か、又はこれ
よりも波長が短く光子エネルギーの高い洗浄レーザ光に
よって、洗浄を行なう必要がある。これは、波長の長い
洗浄レーザ光によって筐体117,119,121の洗
浄を行なっても、より光子エネルギーの高いF2分子レ
ーザ光に再照射されることにより、そこから汚染物質が
発生してしまうためである。ところが、F2分子レーザ
光は、酸素に非常によく吸収されて減衰する。そのた
め、このF2分子レーザ光を洗浄レーザ光102として
用いると、酸素が含まれた雰囲気中では、洗浄レーザ光
102が筐体117,119,121の内壁まで届かな
いことがあり、洗浄の効果が低下する。即ち、空気や酸
素雰囲気中では、F2分子レーザ光を洗浄レーザ光10
2とすることは難しく、従来技術をF2レーザ装置の部
品に応用するのは困難である。
【0008】本発明は、上記の問題に着目してなされた
ものであり、レーザ光が照射されても汚染物質が発生し
ないようなレーザ装置用筐体、その生産方法、及びその
洗浄方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、本発明に係るレーザ装置用筐体
は、その内部が、予め洗浄レーザ光によって照射されて
いる。かかる構成によれば、筐体内壁やその内部の光学
部品ホルダ等の部品に付着した汚染物質を、洗浄レーザ
光の照射によって遊離させることができる。従って、こ
の遊離した汚染物質を除去することにより、筐体内部を
洗浄することが可能となる。即ち、筐体をレーザ装置に
組み込んだ場合、筐体内部がレーザ光に照射されても、
汚染物質が発生することが少ない。その結果、筐体内部
に設置された光学部品が汚損されることが少なくなり、
レーザ光のパワー低下が起こりにくくなるとともに、光
学部品の寿命が長くなる。
【0010】また、レーザ装置用筐体の生産方法は、内
部を洗浄レーザ光によって照射する照射工程と、洗浄レ
ーザ光照射時に、内部を所定のパージガスでパージする
パージ工程とを備えている。かかる生産方法によれば、
洗浄レーザ光の照射によって筐体の内部に付着していた
汚染物質を遊離させ、その際にパージガスを排気するこ
とによってこの遊離した汚染物質を筐体内部から排出し
ている。従って、内部が清浄な筐体を生産することがで
きる。
【0011】また、レーザ光が内部を通過するレーザ装
置用筐体の洗浄方法は、その内部を洗浄レーザ光で照射
し、照射時に、筐体内部を所定のパージガスでパージす
ることによって汚染物質を除去するようにしている。か
かる洗浄方法によれば、洗浄レーザ光の照射によって遊
離した汚染物質を排気して筐体内部から排出することに
より、筐体内部を洗浄することができる。従って、筐体
をレーザ装置に組み込んだ場合、筐体内部がレーザ光に
照射されても、汚染物質が発生することが少ない。従っ
て、筐体内部に設置された光学部品が汚損されることが
少なくなり、レーザ光のパワー低下が起こりにくくなる
とともに、光学部品の寿命が長くなる。
【0012】また、本発明の洗浄方法は、前記洗浄レー
ザ光が、ArFレーザ光照射装置から発振するArF洗
浄レーザ光であり、前記パージガスが酸素を含んでいて
もよい。かかる洗浄方法によれば、酸素、ArF洗浄レ
ーザ光、及び酸素から発生するオゾンによって、筐体内
部に付着した有機物を効率良く気体となって遊離させる
ことが可能となる。従って、筐体内部に残存する有機物
が少なくなり、より徹底した洗浄が可能である。
【0013】また、本発明の洗浄方法は、前記洗浄レー
ザ光が、F2分子レーザ光照射装置から発振するF2洗浄
レーザ光であり、前記パージガスが不活性ガスであって
もよい。かかる洗浄方法によれば、筐体内部に酸素が殆
んど存在しなくなるので、F2洗浄レーザ光が減衰する
ことが少ない。従って、F2洗浄レーザ光が強い強度で
筐体内部に照射され、より効率良く洗浄が行なわれる。
また、F2洗浄レーザ光は波長が短いため、光子エネル
ギーが高く、汚染物質を除去する洗浄効果が高い。従っ
て、F2洗浄レーザ光で洗浄した筐体を、例えばレーザ
装置に組み付けた場合、レーザ光によって遊離する汚染
物質がより少なくなる。
【0014】また、本発明の洗浄方法は、洗浄レーザ光
を筐体内部に散乱させて照射するようにしてもよい。か
かる洗浄方法によれば、洗浄レーザ光を散乱させて筐体
内部の略全域に照射させることが可能となり、筐体内壁
の略全域や内部に配置された部品に付着した汚染物質の
大半を除去できる。
【0015】また、本発明の洗浄方法は、前記筐体内部
に、光学部品を組み付けた状態で洗浄レーザ光を照射す
るようにしてもよい。かかる洗浄方法によれば、筐体と
光学部品の双方が洗浄され、この筐体をレーザ装置に組
み付けた場合、筐体からも光学部品からも汚染物質が出
ることが少なくなる。また、組み付けた状態で洗浄を行
なうので、洗浄後に筐体や光学部品に人の手が触れるこ
とが少なくなり、洗浄された筐体や光学部品などが汚損
されることが少ない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図を参照しながら、本発明
に係る実施形態を詳細に説明する。まず、エキシマレー
ザ装置について、詳細に説明する。図1に、波長を狭帯
域化されたエキシマレーザ装置1の構成を示す。図1に
おいてエキシマレーザ装置1は、内部に封止したレーザ
ガスを放電によって励起し、エキシマレーザ光11を発
振させるレーザチャンバ2を備えている。レーザチャン
バ2の後方(図1中、左方)には、エキシマレーザ光1
1のスペクトルを狭帯域化する狭帯域化ユニット20が
配置されている。また、レーザチャンバ2の前方には、
発振したエキシマレーザ光11のパワー及び波長を計測
するモニタモジュール26が配置されている。
【0017】レーザチャンバ2の前部及び後部は、エキ
シマレーザ光11を透過するフロントウィンドウ7及び
リアウィンドウ9によって、それぞれ封止されている。
レーザチャンバ2内で図示しない放電電極間の放電によ
って発振したエキシマレーザ光11は、リアウィンドウ
9を透過し、狭帯域化ユニット20に入射する。狭帯域
化ユニット20は、狭帯域化ボックス21を備えてお
り、その内部には、プリズム22,22と、グレーティ
ング23と、波長ミラー24とが、それぞれ所定位置に
配置されている。エキシマレーザ光11は、プリズム2
2,22によってビーム径を拡大され、グレーティング
23によって波長を狭帯域化される。波長ミラー24
は、エキシマレーザ光11のグレーティング23への入
射角度を制御することにより、エキシマレーザ光11の
中心波長を制御している。また、狭帯域化ボックス21
の内部には、グレーティング23等の光学部品の位置を
調整したり固定したりする、図示しない光学部品ホルダ
が設置されている。
【0018】狭帯域化ユニット20で狭帯域化されたエ
キシマレーザ光11は、リアウィンドウ9、フロントウ
ィンドウ7、及びフロントミラー6を通過し、カバー1
9内を通って前方に出射する。ビームスプリッタ12を
透過してエキシマレーザ装置1の外部に出射したエキシ
マレーザ光11は、ダクト19を通って図示しないステ
ッパ等の加工機に入射して、加工用光源となる。このと
き、エキシマレーザ光11の一部は、ビームスプリッタ
12によって図1中下方に反射され、モニタモジュール
26に入射する。モニタモジュール26は、モニタボッ
クス27を備えている。モニタボックス27の内部に
は、エキシマレーザ光11のパルスごとのピークエネル
ギーを測定するパワー検出器32と、エキシマレーザ光
11の中心波長及びスペクトル幅を測定する波長検出器
28とが配置されている。エキシマレーザ光11の光軸
上には、ビームスプリッタ12及びミラー17が配置さ
れ、エキシマレーザ光11を波長検出器28及びパワー
検出器32にそれぞれ入射させる。また、モニタボック
ス27の内部には、ミラー17や検出器28,32等の
部品の位置を調整したり固定したりする、図示しない光
学部品ホルダが設置されている。
【0019】また、エキシマレーザ装置1は、エキシマ
レーザ装置1内部に使用される光学部品の照射試験を行
なうための光学検査装置34を備えている。光学検査装
置34は、検査時にのみエキシマレーザ装置1の前方に
配置され、エキシマレーザ光11を照射されて光学部品
の検査を行なう。図2に、光学検査装置34を用いて、
光学部品等の被検査部品31の検査を行なう場合の構成
を示す。図2において、エキシマレーザ装置1の前方に
は光学検査ボックス33が配置され、光学検査ボックス
33の内部には、被検査部品31を固定したり移動した
りするための、図示しない光学部品ホルダ30が設置さ
れている。光学部品ホルダ30上には、検査対象となる
被検査部品31が搭載されており、エキシマレーザ装置
1からエキシマレーザ光11を所定パルス数発振して、
光学検査ボックス33の内部に照射する。そして、光学
検査ボックス33に付属する検査装置39により、被検
査部品31の特性変化を測定する。
【0020】以下、エキシマレーザ光11が内部を通過
するカバー19、狭帯域化ボックス21、モニタボック
ス27、及び光学検査ボックス33を、筐体19,2
1,27,33と総称する。これらの筐体19,21,
27,33は、例えばアルミニウムでできており、その
内壁には黒色無電解ニッケルメッキが施されている。ま
た、以下の説明では、筐体19,21,27,33の内
壁や、筐体19,21,27,33内部に設置された光
学部品ホルダ等の部品の表面を、筐体19,21,2
7,33の内部表面と言う。
【0021】図1、図2において、各筐体19,21,
27,33の外壁には、内部に所定のガスを導入するた
めの導入配管35と、導入したガスを排気するための排
気配管36とが接続されている。導入配管35には、例
えば窒素(N2)等の不活性ガスを充填した不活性ガス
ボンベ37が接続されている。また、排気配管36に
は、上記各筐体19,21,27,33の内部を排気す
るための真空ポンプ29が接続されている。エキシマレ
ーザ装置1を運転する際には、導入配管35から不活性
ガスを各筐体19,21,27,33の内部に注入しな
がら、真空ポンプ29を駆動して不活性ガスを排気し、
各筐体19,21,27,33内部で発生する塵や有機
物などを除去する。このように、筐体19,21,2
7,33内に導入するガスをパージガスと呼び、パージ
ガスを筐体19,21,27,33内に導入しながら筐
体19,21,27,33内を排気することを、パージ
ガスでパージすると言う。以上のような構成は、F2レ
ーザ装置でもほぼ同様である。
【0022】図3に、第1実施形態に係る洗浄装置の構
成を示す。図3において、洗浄装置は、波長約193nm
のArFレーザ光を出射するArFレーザ光照射装置1
3を備えている。ArFレーザ光照射装置13から出射
されるArFレーザ光を、ArF洗浄レーザ光14と言
う。ArFレーザ光照射装置13の前方には、狭帯域化
ボックス21、モニタボックス27、及び光学検査ボッ
クス33のうちいずれか1つが配置されており、ここで
は狭帯域化ボックス21が配置されているものとして説
明する。狭帯域化ボックス21の内部には、図示しない
光学部品ホルダが設置されている。尚、光学検査ボック
ス33を洗浄する場合には、光学部品ホルダ30を設置
した状態で、光学検査ボックス33をArFレーザ光照
射装置13の前方に配置する。
【0023】ArFレーザ光照射装置13と狭帯域化ボ
ックス21との間は、ダクト8によって接続されてい
る。ArFレーザ光照射装置13とダクト8との間、及
びダクト8と狭帯域化ボックス21との間は、わずかな
隙間が設けられ、そこからパージガスが外部へ漏れてい
る。狭帯域化ボックス21の内部には、ArF洗浄レー
ザ光14を四方八方に散乱する、すりガラス等で構成さ
れた散乱光学部品5が配置されている。狭帯域化ボック
ス21の外壁には、導入配管35と排気配管36とが接
続されている。導入配管35には、窒素等の不活性ガス
で希釈された酸素(O2)を充填した酸素混合ガスボン
ベ38が接続されている。導入配管35及びガスボンベ
を、ガス導入機構43と呼ぶ。また、排気配管36に
は、狭帯域化ボックス21の内部を排気する真空ポンプ
29が接続されている。排気配管36及び真空ポンプ2
9を、ガス排気機構44と呼ぶ。さらに排気配管36に
は、排気される気体に含まれるパーティクルの数を数え
るパーティクルカウンタ41と、有機物の濃度を検出す
る有機物検出器42と、水分量を検出する水分モニタ4
5とが接続されている。
【0024】狭帯域化ボックス21の内部を洗浄する際
には、導入配管35から酸素混合ガスを狭帯域化ボック
ス21の内部に注入しながら、真空ポンプ29を駆動し
て狭帯域化ボックス21を排気する。そして、所定時間
経過後に、狭帯域化ボックス21内部の酸素濃度が所定
濃度以上となったのを見計らって、ArF洗浄レーザ光
14を、狭帯域化ボックス21の内部に照射する。尚、
このとき排気配管36に、狭帯域化ボックス21内部の
酸素濃度を検出する検出器を接続してもよい。尚、Ar
F洗浄レーザ光14は、エキシマレーザ装置1から出射
するエキシマレーザ光11を用いてもよいが、エキシマ
レーザ光11よりも、ピークパワー及び発振周波数のう
ち少なくとも一方が大きいものが好ましい。また、Ar
F洗浄レーザ光14は、波長を狭帯域化されていなくと
もよい。狭帯域化ボックス21内部に入射したArF洗
浄レーザ光14は、散乱光学部品5によって四方八方に
散乱され、狭帯域化ボックス21の内部表面全体にわた
って照射される。このとき、酸素の一部がArF洗浄レ
ーザ光14によって化学反応を起こし、オゾン(O3)
となる。
【0025】その結果、酸素、オゾン、及びArF洗浄
レーザ光14によって、狭帯域化ボックス21の内壁
や、光学部品ホルダ等の内部部品に付着した有機物に、
下記の反応式1,2で示す化学反応が起きる。CO2及
びH2Oはいずれも気体である。また、有機物は固体又
は液体の状態で内部表面に付着している。 有機物+O2+ArF洗浄レーザ光→CO2+H2O…………(1) 有機物+O3→CO2+H2O …………(2) このように、筐体19,21,27,33の内部表面に
付着していた有機物が、CO2及びH2Oに分解されて、
気体となって狭帯域化ボックス21内に遊離する。この
気体を真空ポンプ29によって排気することにより、狭
帯域化ボックス21内の有機物を除去することが可能と
なる。このとき、有機物検出器42によって、狭帯域化
ボックス21内の有機物の濃度を検出し、この濃度が所
定の濃度以下になるまで、ArF洗浄レーザ光14の照
射を継続するとよい。これにより、確実に有機物を除去
したことが確認できる。
【0026】またこのとき、筐体19,21,27,3
3の内部表面に付着していた無機塩や有機物等の汚染物
質が、微小な固体となって浮遊することがある。また、
内部表面に付着していた水分が分解されて、酸素等とな
ることもある。これらを確実に除去するためには、パー
ティクルカウンタ41及び水分モニタ45によって、排
気される気体に含まれるパーティクル及び水分の量がそ
れぞれ所定量以下になったことを確認するまで、ArF
洗浄レーザ光14の照射を継続するとよい。これによ
り、筐体19,21,27,33の内部表面からは、気
化した有機物だけでなく、パーティクルや水分等の汚染
物質が発生することが少なくなる。
【0027】そして、洗浄装置によって内部表面に付着
した有機物の大半が除去された狭帯域化ボックス21及
び光学部品ホルダに、図1に示したようにグレーティン
グ23等の光学部品を組み付けて狭帯域化ユニット20
を構成する。このように、前記各筐体19,21,2
7,33に対して洗浄を行ない、所定の光学部品を組み
付けて、エキシマレーザ装置1を構成する。これによ
り、エキシマレーザ装置1を発振した際に、エキシマレ
ーザ光11が筐体19,21,27の内壁や光学部品ホ
ルダに当たっても、そこから有機物等の汚染物質が気体
となって遊離することが少ない。従って、汚染物質が光
学部品に付着するようなことが少なくなり、エキシマレ
ーザ装置1を安定に運転することが可能となる。検査の
際には
【0028】以上説明したように第1実施形態によれ
ば、光学部品を内部に組み込む筐体19,21,27の
内部表面に、ArFレーザ光照射装置13から出射した
ArF洗浄レーザ光14を照射している。これにより、
エキシマレーザ装置1を発振させた場合に、筐体19,
21,27内部で有機物等の汚染物質が発生することが
少ないので、内部の光学部品が汚損されることがない。
従って、エキシマレーザ光11のパワー低下や光学部品
の特性低下が起こらず、エキシマレーザ装置1を安定し
て運転可能である。また、光学部品の寿命が長寿命化
し、交換や清掃の頻度が減少する。
【0029】またこのとき、ArF洗浄レーザ光14の
ピークパワー及び発振周波数のうち少なくとも一方を、
筐体19,21,27を組み込んだエキシマレーザ装置
1のエキシマレーザ光11よりも、大きくなるようにし
ている。これにより、筐体19,21,27の内部がよ
り大きなエネルギーで洗浄されるので、筐体19,2
1,27をエキシマレーザ装置1に組み付けた場合に、
エキシマレーザ光11によって内部で有機物が発生する
ことが少ない。さらには、光学検査ボックス33の内部
も、ArF洗浄レーザ光14によって洗浄しているの
で、光学検査装置34で被検査部品31の特性を測定す
る場合に、内部で有機物等が発生することがなく、正確
な測定が可能である。
【0030】また、散乱光学部品5を設けているので、
筐体19,21,27,33の内部全域に対して、漏れ
なくArF洗浄レーザ光14を照射することが可能であ
る。これにより、付着した汚染物質をより確実に除去で
きる。このとき、例えば散乱光学部品5を回転させるよ
うにすれば、より確実に内部全体にArF洗浄レーザ光
14が照射されるので、なおよい。尚、散乱光学部品5
はすりガラスとして説明したが、例えば表面に凹凸のあ
る鏡、凸面鏡、又はポリゴンミラーなどでもよい。ま
た、筐体19,21,27,33の内部に光学部品が配
置されていると説明したが、レーザ光が通過するのみで
内部に光学部品が配置されていない、ダクトのような筐
体に対しても有効である。即ち、そのような筐体の内部
を洗浄することで、内部で汚染物質が発生して屈折率を
変動させたりレーザ光11を吸収したりするのを防止で
きる。
【0031】次に、第2実施形態を説明する。図4に、
第2実施形態に係る洗浄装置の構成を示す。図4に示す
洗浄装置は、波長約157nmのF2分子レーザ光をF2洗
浄レーザ光16として出射する、F2分子レーザ光照射
装置15を備えている。F2分子レーザ光照射装置15
の前方には、例としてモニタボックス27が配置されて
いるのは、第1実施形態と同様である。そして、モニタ
ボックス27の導入配管35には、窒素(N2)や希ガ
ス等の不活性ガスを充填した、不活性ガスボンベ37が
接続されている。また、モニタボックス27には酸素濃
度検出器40が接続され、内部の酸素濃度を検出可能と
なっている。F2分子レーザ光照射装置15とモニタボ
ックス27との間は、ダクト8によって接続されてい
る。F2分子レーザ光照射装置15とダクト8との間、
及びダクト8とモニタボックス27との間は、パージガ
スが外部へ漏れないように封止されている。このとき、
モニタボックス27のF2洗浄レーザ光16が入射する
入口に、F2洗浄レーザ光16が通過するウィンドウ1
8を設けると、モニタボックス27をより確実に封止す
ることが可能となる。
【0032】有機物の除去を行なう際には、まず不活性
ガスでモニタボックス27内をパージする。そして、酸
素濃度検出器40によってモニタボックス27内部の酸
素濃度を検出し、酸素濃度が例えば10ppm以下となっ
た後に、F2洗浄レーザ光16をモニタボックス27内
部に照射する。この10ppmという酸素濃度は、酸素に
対するF2分子レーザ光の吸収率が、急激に低くなる濃
度である。即ち、波長約157nmのF2洗浄レーザ光1
6は、酸素によく吸収されて減衰する。この減衰を防止
するため、モニタボックス27内部から酸素を除去した
状態でF2洗浄レーザ光16を照射する。これにより、
F2洗浄レーザ光16は減衰することがなく、モニタボ
ックス27の内部に照射される。このときの不活性ガス
としては、F2レーザ洗浄光に対する吸収率の特に低
い、窒素やヘリウム(He)が好適である。
【0033】モニタボックス27の内部表面に付着した
有機物は、F2洗浄レーザ光16によって化学反応を起
こし、低分子有機物となって気化する。これを真空ポン
プ29で排気することにより、モニタボックス27をF
2レーザ装置やエキシマレーザ装置1に用いる際に、モ
ニタボックス27の内部で有機物が発生することが少な
くなる。このとき、有機物検出器42によって、排気配
管36から排気される有機物の濃度を検出し、この濃度
が所定の濃度以下になるまで、F2洗浄レーザ光16の
照射を継続する。
【0034】また、モニタボックス27の内部表面にF
2洗浄レーザ光16が照射されることにより、内壁等の
表面に付着していたCaCO3等の無機塩が分解され、
酸素が発生する。従って、酸素濃度検出器40によって
モニタボックス27内部の酸素濃度を検出し、酸素濃度
が所定値以下となるまで、F2洗浄レーザ光16をモニ
タボックス27内に照射する。これにより、モニタボッ
クス27をF2レーザ装置に組み付けた場合に、その内
部で酸素が発生してF2分子レーザ光が減衰されるよう
なことが少ない。さらには、第1実施形態と同様に、パ
ーティクルカウンタ41及び水分モニタ45によって、
排気される気体に含まれるパーティクル及び水分の量を
それぞれ検出する。そして、いずれもが所定量以下にな
ったことを確認するまで、F2洗浄レーザ光16の照射
を継続するとよい。
【0035】以上説明したように第2実施形態によれ
ば、筐体19,21,27,33の内部から酸素を除去
した状態で、F2洗浄レーザ光16を照射している。こ
れにより、F2洗浄レーザ光16が酸素に吸収されて減
衰することなく、筐体19,21,27,33の内部表
面に強い強度で照射され、付着している有機物、水分、
或いは無機塩等を効率良く除去することができる。これ
により、筐体19,21,27を組み込んだF2レーザ
装置から、F2分子レーザ光が照射されたときに、酸素
の発生が抑制され、F2分子レーザ光が吸収されてパワ
ーが減衰することが少なくなる。また、光学部品の表面
に有機物等が付着することも少なくなるので、やはりF
2分子レーザ光のパワー低下が起きにくくなる。尚この
とき、F2洗浄レーザ光16の強度を、筐体19,2
1,27,33を組み込むF2レーザ装置から発振する
F2分子レーザ光の強度よりも強くするのがよい。これ
により、F2分子レーザ光が筐体19,21,27,3
3に照射されても、そこから汚染物質が発生することが
少なくなる。
【0036】また、F2洗浄レーザ光16の波長は約1
57nmであり、KrFエキシマレーザ光(約248nm)
やArFエキシマレーザ光(約193nm)よりも波長が
短い即ち、F2洗浄レーザ光16は、エキシマレーザ光
よりも強い光子エネルギーを有している。従って、洗浄
力の高いF2洗浄レーザ光16を照射することにより、
筐体19,21,27,33の内部表面に付着した付着
物は、ArF洗浄レーザ光14を照射された場合よりも
化学反応を起こして表面から剥がれやすくなり、容易に
除去される。特に、F2洗浄レーザ光16の光子エネル
ギーは、有機物の化学結合を切断するのに充分であるの
に対し、ArF洗浄レーザ光14の光子エネルギーで
は、有機物の化学結合を完全に切断できない場合もあ
る。即ち、F2洗浄レーザ光16は、有機物を除去する
のに非常に好適である。
【0037】また、光学部品を固定するための光学部品
ホルダを筐体19,21,27,33に組み込んだ状態
で、F2洗浄レーザ光16を照射している。これによ
り、形状が複雑で表面積の大きな光学部品ホルダも、F
2洗浄レーザ光16によって洗浄され、筐体19,2
1,27,33内部がより清浄になる。従って、光学部
品が汚損されたり、F2レーザ光11が吸収されたりす
ることが少なく、レーザ装置を安定に運転できる。
【0038】尚、F2洗浄レーザ光16で照射した筐体
19,21,27,33を、F2レーザ装置でなく、エ
キシマレーザ装置1に組み込んでもよい。この筐体1
9,21,27,33をエキシマレーザ装置に組み込む
と、光子エネルギーのより弱いエキシマレーザ光によっ
ては、付着物が化学反応を起こすことが少なく、エキシ
マレーザ光のパワー低下や光学部品の汚損が少なくな
る。
【0039】次に、第2実施形態に係る洗浄装置を用い
て、筐体19,21,27,33及び光学部品から汚染
物質を除去するための構成例を示す。図5において、洗
浄装置の前方には、プリズム22,22、波長ミラー2
4、及びグレーティング23等の狭帯域化光学部品群2
2〜24を組み付けた狭帯域化ボックス21が配置され
ている。狭帯域化ボックス21の入口には、すりガラス
等で構成された散乱光学部品5が設置されている。F2
分子レーザ光照射装置15から出射したF2洗浄レーザ
光16は、狭帯域化ボックス21の入口で散乱光学部品
5に当たる。そして、F2洗浄レーザ光16の一部は散
乱光学部品5を透過し、残りは散乱光学部品5で乱反射
するか、或いは散乱光学部品5内で進行方向を曲げられ
る。散乱光学部品5を透過したF2洗浄レーザ光16
は、前記狭帯域化光学部品群22〜24に照射される。
また、散乱光学部品5で乱反射したり進行方向を曲げら
れたりしたF2洗浄レーザ光16は、狭帯域化ボックス
21の内部に照射される。
【0040】このように、狭帯域化ボックス21に、狭
帯域化光学部品群22〜24を組み付けた状態でF2洗
浄レーザ光16を照射している。これにより、狭帯域化
ボックス21の内部表面に付着した汚染物質だけでな
く、狭帯域化光学部品群22〜24に付着した汚染物質
も、F2洗浄レーザ光16と化学反応を起こして気体と
なり、排気される。従って、狭帯域化ボックス21内の
すべての部品から、汚染物質を除去することが可能とな
る。このような狭帯域化光学部品群22〜24を組み込
んだ狭帯域化ボックス21を、狭帯域化ユニット20と
してエキシマレーザ装置1やF2レーザ装置に組み込
む。これにより、エキシマレーザ光11やF2分子レー
ザ光が照射された場合の汚染物質の発生が非常に少なく
なるので、レーザ光のパワー低下や光学部品の汚損がさ
らに起きにくくなる。また、狭帯域化光学部品群22〜
24と狭帯域化ボックス21とを個別に洗浄して組み込
むのに比較すると、組み込みの際にこれらが汚損される
ことが少なく、より清浄な狭帯域化ユニット20を得る
ことが可能となる。
【0041】このとき、狭帯域化ボックス21及び光学
部品ホルダを予めF2洗浄レーザ光16で洗浄した後、
狭帯域化ボックス21に狭帯域化光学部品群22〜24
を組み込んで全体を洗浄するようにすれば、なおよい。
これにより、狭帯域化ボックス21単体を洗浄する際に
発生した有機物が、狭帯域化光学部品群22〜24に付
着することがなく、狭帯域化光学部品群22〜24がよ
り清浄になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】波長を狭帯域化されたエキシマレーザ装置の構
成図。
【図2】光学検査装置を用いて光学部品の検査を行なう
場合の構成図。
【図3】第1実施形態に係る洗浄装置の構成図。
【図4】第2実施形態に係る洗浄装置の構成図。
【図5】第2実施形態に係る洗浄装置を用いて、汚染物
質を除去するための構成図。
【図6】従来技術に係る洗浄装置の構成図。
【図7】エキシマレーザ装置の概略構成図。
【符号の説明】 1:エキシマレーザ装置、2:レーザチャンバ、5:散
乱光学部品、6:フロントミラー、7:フロントウィン
ドウ、8:ダクト、9:リアウィンドウ、10:洗浄レ
ーザ光、11:レーザ光、12:ビームスプリッタ、1
3:ArFレーザ光照射装置、14:ArF洗浄レーザ
光、15:F2分子レーザ光照射装置、16:F2洗浄レ
ーザ光、17:ミラー、18:ウィンドウ、19:カバ
ー、20:狭帯域化ユニット、21:狭帯域化ボック
ス、22:プリズム、23:グレーティング、24:波
長ミラー、27:モニタボックス、28:波長検出器、
29:真空ポンプ、30:光学部品ホルダ、31:ミラ
ー、32:パワー検出器、33:光学検査ボックス、3
4:光学検査装置、35:導入配管、36:排気配管、
37:不活性ガスボンベ、38:酸素混合ガスボンベ、
39:検査装置、40:酸素濃度検出器、41:パーテ
ィクルカウンタ、42:有機物検出器、43:ガス導入
機構、44:ガス排気機構、45:水分モニタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H006 DA06 3B116 AA47 BB21 BB88 BC01 5F071 AA04 AA06 DD07 DD08 JJ03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光(11)が内部を通過するレーザ装
    置用筐体(19,21,27,33)において、 その内部が、予め洗浄レーザ光(14,16)によって照射さ
    れていることを特徴とするレーザ装置用筐体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーザ装置用筐体におい
    て、 前記洗浄レーザ光(14,16)照射時に、内部を所定のパー
    ジガスでパージされていることを特徴とするレーザ装置
    用筐体。
  3. 【請求項3】 レーザ光(11)が内部を通過するレーザ装
    置用筐体(19,21,27,33)の生産方法において、 内部を洗浄レーザ光(14,16)によって照射する照射工程
    と、 洗浄レーザ光(14,16)照射時に、内部を所定のパージガ
    スでパージするパージ工程とを備えたこと特徴とするレ
    ーザ装置用筐体(19,21,27,33)の生産方法。
  4. 【請求項4】 レーザ光(11)が内部を通過するレーザ装
    置用筐体(19,21,27,33)の洗浄方法において、 その内部を洗浄レーザ光(14,16)で照射し、 照射時に、筐体(19,21,27,33)内部を所定のパージガス
    でパージすることによって汚染物質を除去することを特
    徴とするレーザ装置用筐体(19,21,27,33)の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のレーザ装置用筐体(19,2
    1,27,33)の洗浄方法において、 前記洗浄レーザ光が、ArFレーザ光照射装置(13)から
    発振するArF洗浄レーザ光(14)であり、 前記パージガスが酸素を含んでいることを特徴とするレ
    ーザ装置用筐体(19,21,27,33)の洗浄方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のレーザ装置用筐体(19,2
    1,27,33)の洗浄方法において、 前記洗浄レーザ光が、F2分子レーザ光照射装置(15)か
    ら発振するF2洗浄レーザ光(16)であり、 前記パージガスが不活性ガスであることを特徴とするレ
    ーザ装置用筐体(19,21,27,33)の洗浄方法。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6記載のレーザ装置用筐体(1
    9,21,27,33)の洗浄方法において、 洗浄レーザ光(14,16)を、筐体(19,21,27,33)内部の略全
    域に散乱させて照射することを特徴とするレーザ装置用
    筐体(19,21,27,33)の洗浄方法。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7記載のレーザ装置用筐体(1
    9,21,27,33)の洗浄方法において、 前記筐体(19,21,27,33)内部に、光学部品を組み付けた
    状態で洗浄レーザ光(14,16)を照射することを特徴とす
    るレーザ装置用筐体(19,21,27,33)の洗浄方法。
JP2000307131A 2000-10-06 2000-10-06 レーザ装置用筐体、その生産方法、及びその洗浄方法 Pending JP2002118308A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000307131A JP2002118308A (ja) 2000-10-06 2000-10-06 レーザ装置用筐体、その生産方法、及びその洗浄方法
US09/969,782 US6627843B2 (en) 2000-10-06 2001-10-04 Casing for laser device, production method and cleaning method of the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000307131A JP2002118308A (ja) 2000-10-06 2000-10-06 レーザ装置用筐体、その生産方法、及びその洗浄方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002118308A true JP2002118308A (ja) 2002-04-19

Family

ID=18787691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000307131A Pending JP2002118308A (ja) 2000-10-06 2000-10-06 レーザ装置用筐体、その生産方法、及びその洗浄方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6627843B2 (ja)
JP (1) JP2002118308A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018100638A1 (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 ギガフォトン株式会社 レーザ加工システム及びレーザ加工方法
WO2019155715A1 (ja) * 2018-02-09 2019-08-15 横浜ゴム株式会社 加硫用モールドの洗浄装置および方法
JP2021011026A (ja) * 2019-07-03 2021-02-04 横浜ゴム株式会社 加硫用モールドの洗浄方法および装置並びにタイヤの製造方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7088759B2 (en) * 2003-03-24 2006-08-08 The Boeing Company Resonator box to laser cavity interface for chemical laser
US8094300B2 (en) * 2008-10-29 2012-01-10 Corning Incorporated In-situ contaminant removal in optical packages
JP6768143B2 (ja) * 2017-03-14 2020-10-14 本田技研工業株式会社 レーザ加工機

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60107877A (ja) * 1983-11-17 1985-06-13 Inoue Japax Res Inc レ−ザ発振器
JPH02164086A (ja) * 1988-12-19 1990-06-25 Mitsubishi Electric Corp レーザ発振器
JPH0378268A (ja) * 1989-08-21 1991-04-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd エキシマレーザの発振方法
JP3245814B2 (ja) * 1997-04-04 2002-01-15 住友重機械工業株式会社 レーザ発振装置
JPH11116281A (ja) * 1997-10-09 1999-04-27 Nikon Corp 基板の光洗浄方法
JPH11277286A (ja) * 1998-03-26 1999-10-12 Mitsubishi Electric Corp レーザ加工装置
JP2000082856A (ja) 1998-06-30 2000-03-21 Nikon Corp 光学素子の光洗浄方法及び光洗浄装置
JP2001059892A (ja) * 1999-08-23 2001-03-06 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd レーザ除染方法及び装置
US6644324B1 (en) * 2000-03-06 2003-11-11 Cymer, Inc. Laser discharge chamber passivation by plasma

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018100638A1 (ja) * 2016-11-29 2018-06-07 ギガフォトン株式会社 レーザ加工システム及びレーザ加工方法
JPWO2018100638A1 (ja) * 2016-11-29 2019-10-17 ギガフォトン株式会社 レーザ加工システム及びレーザ加工方法
US11465233B2 (en) 2016-11-29 2022-10-11 Gigaphoton Inc. Laser processing system and laser processing method
WO2019155715A1 (ja) * 2018-02-09 2019-08-15 横浜ゴム株式会社 加硫用モールドの洗浄装置および方法
JP2019136937A (ja) * 2018-02-09 2019-08-22 横浜ゴム株式会社 加硫用モールドの洗浄装置および方法
EP3750680A4 (en) * 2018-02-09 2021-11-03 The Yokohama Rubber Co., Ltd. VULCANIZATION MOLD CLEANING DEVICE AND METHOD
US11897218B2 (en) 2018-02-09 2024-02-13 The Yokohama Rubber Co., Ltd. Cleaning device and method for cleaning vulcanization mold
JP2021011026A (ja) * 2019-07-03 2021-02-04 横浜ゴム株式会社 加硫用モールドの洗浄方法および装置並びにタイヤの製造方法
JP7401730B2 (ja) 2019-07-03 2023-12-20 横浜ゴム株式会社 加硫用モールドの洗浄方法および装置並びにタイヤの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US6627843B2 (en) 2003-09-30
US20020041617A1 (en) 2002-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6781685B2 (en) Process and device for in-situ decontamination of a EUV lithography device
US7527695B2 (en) Apparatus and method for cleaning substrate
US6385290B1 (en) X-ray apparatus
EP2177278B1 (en) Method of cleaning substrate
JP2005197291A (ja) 紫外光洗浄装置および紫外光洗浄装置用紫外線ランプ
KR20200002950A (ko) 자외선 파장 범위를 위한 광학 요소의 세정 프로세스
JP2953426B2 (ja) Lsi製造用プロセス装置
JP2002118308A (ja) レーザ装置用筐体、その生産方法、及びその洗浄方法
JP5448402B2 (ja) ガスフロー式spfを備えた極端紫外光源装置
JP2000088999A (ja) X線装置
CN106238427B (zh) 一种极紫外光学元件表面污染清洗装置及方法
US6740893B1 (en) Optical instrument, and device manufacturing method
JP2005519738A (ja) 光学表面の汚染除去を行う方法及び装置
JP2000082856A (ja) 光学素子の光洗浄方法及び光洗浄装置
JP2003344601A (ja) 光学素子の洗浄装置及び光学素子の洗浄方法、および光学素子の製造方法
Hansen et al. Cleaning of optical surfaces with photogenerated reactants
JP4205558B2 (ja) 汚染評価方法、汚染評価装置、露光方法、及び、露光装置
JP2003258337A (ja) レーザ装置用筐体の洗浄方法
JPH06343938A (ja) 付着物の洗浄方法及びその装置
JPS60212226A (ja) 紫外線処理方法
JP2009183949A (ja) 紫外光洗浄装置および紫外光洗浄装置用紫外線ランプ
JP2000124121A (ja) 光学装置、露光装置、鏡筒、連結装置、筐体および鏡筒端部遮蔽物
US20050044802A1 (en) Method and module for improving the lifetime of metal fluoride optical elements
JP4017277B2 (ja) 真空紫外レーザ
JP2004119942A (ja) 紫外線照射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080324