JP2002116717A - カラー表示装置 - Google Patents

カラー表示装置

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JP2002116717A
JP2002116717A JP2000314421A JP2000314421A JP2002116717A JP 2002116717 A JP2002116717 A JP 2002116717A JP 2000314421 A JP2000314421 A JP 2000314421A JP 2000314421 A JP2000314421 A JP 2000314421A JP 2002116717 A JP2002116717 A JP 2002116717A
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Kazutaka Naka
一隆 中
Noboru Sakata
昇 坂田
Fumio Haruna
史雄 春名
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低解像度の液晶パネルを用いて、高解像度の
映像信号表示を行い、低価格で高画質な表示装置を提供
する。 【解決手段】 R,G,Bを時分割表示する2枚の液晶
パネルを用い、第1の液晶パネルの画素と第2の液晶パ
ネルの画素とが、五の目配置となるようずらせて光学的
に合成する。また、R,G,Bの時分割表示タイミング
を第1の液晶パネルの画素と第2の液晶パネルとで表示
タイミングを異ならせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号の表示装
置に係わり、特にR(赤),G(緑),B(青)の画素
を、画素単位で光学的に合成して表示を行うカラー表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】R、G、Bの3原色に対応した液晶など
の表示パネルを用いて、表示部において画素単位で光学
的に3原色を合成して表示を行うカラー表示装置の代表
的なものに、3板式液晶プロジェクタがある。3板式液
晶プロジェクタは、入力信号に応じて画素単位で透過率
や反射率の制御可能な液晶パネルをR、G、Bそれぞれ
独立に持ち、R、G、B光源に対して出射光量を画素単
位で制御することによりスクリーン上にカラー画像を表
示するものである。
【0003】光の出射量を画素単位で制御する素子(以
下光学制御素子)としては、従来からの透過型液晶、反
射型液晶、ディジタルマイクロミラーデバイス(DM
D)などがそれぞれの用途により使い分けられている。
【0004】しかし一般に光学制御素子は高価な部品で
あり、光学制御素子を3個用いた3板式液晶プロジェク
タは一部の高級機種に限られている。通常はローコスト
化を実現するため、これらのR,G,Bに対応した3つ
の光学制御素子を独立して用いずに、単一の光学制御素
子を時分割で用いてカラー表示を行う方式がよく用いら
れている。すなわち1フィールドの期間を3つの期間に
分割して、R画像の表示、G画像の表示、B画像の表示
を時分割で行い、カラー画像を表示するものである。無
色(白色)の単一の光学制御素子で時分割してR、G、
Bの画像を表示させためには、映像信号の垂直同期信号
に同期して回転する色フィルタなどによって1フィール
ド内の所望の期間においてR、G、Bに対応した波長が
通過する機構を用いて、各色の画像を表示するよう構成
されている。
【0005】また、これらの表示装置には表示部のスク
リーン裏側から投影する背面投射型の表示装置や、表示
装置には表示部を持たず表示装置投射レンズから外部の
スクリーンに映像信号を表示する前面投射型の表示装置
などがある。いずれも表示部(スクリーン)において
R、G、B出射光を合成表示する構成である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの表示装置で
は、表示画像の解像度は用いる液晶パネルなどの光学制
御素子により決定されており、この光学制御素子の解像
度を超える入力映像信号を表示する際には、解像度を低
下させ表示させていた。一般に高い解像度の光学制御素
子ほど、素子面積が増えたり、微細なプロセスが必要と
なるため、画素欠陥の無い素子を得るため高度な技術が
必要とされる。このためため高解像度の光学制御素子は
高価であり、回転カラーフィルタを用いた単板構成であ
っても高解像度の信号を高画質で表示しようとすると、
高価な高解像度の光学制御素子が必要となるため低価格
で高解像度の表示装置を実現することは困難であった。
たとえば従来のNTSC信号やVGA信号を表示するた
めの水平640画素、垂直480ラインの光学制御素子
を用いた場合には、NTSC信号やVGA信号は良好に
表示できても、高解像度のハイビジョン信号を表示しよ
うとすると大幅に解像度を低下させなければならず、ハ
イビジョンならではの高画質表示はできなかった。水平
1280画素、垂直720ラインあるいは水平1920
画素、垂直1080ラインの光学制御素子を用いれば、
高画質の表示が可能であるが、高解像度の高価な光学制
御素子を用いる必要があり、低価格な表示装置を実現す
ることは困難であった。
【0007】また、単一の光学制御素子を時分割で用い
てカラー表示を行う回転カラーフィルタ方式などにおい
ては、R,G,Bの画像が時間的にずれてスクリーン上
に表示されるため、動きの速い信号を表示した際には画
像のエッジ部などで色ずれによる偽色が発生したり、動
解像度が劣化する問題があった。これらの色ずれや動解
像度劣化、ならびに色情報の時分割多重に伴うフリッカ
を低減させるため、1色の1画面を表示する垂直走査周
期を(通常の1/3以下に)短くするなどの手法が用いら
れている。しかし、垂直走査周期を短くすることは1画
面に相当する画像データを高速に転送することを意味
し、デバイスの応答速度や、動作クロックの高周波化な
どの点から限界があり、むやみに垂直走査周期を短くす
ることはできず、色ずれや動解像度の劣化、ならびに色
情報の時分割多重に伴うフリッカを完全に無くすことは
困難であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では低価格で高解
像度の表示装置を提供することを目的とし、以下の手段
を用いた。
【0009】1. R,G,Bを時分割表示する第1の光
学制御素子と、同じく第2の光学制御素子により映像信
号を表示する構成とした。
【0010】2. 表示部において、第1の光学制御素子
の画素と、第2の光学制御素子による画素とが水平画素
間隔Dhに対し、Dh/2水平にずれた位置に表示され
るように光学的に合成する構成とした。
【0011】3. 入力映像信号のR,G,Bを時分割
表示する際に、第1の光学制御素子と第2の光学制御素
子とでR,G,B画像の表示タイミングが異なるように
構成した。
【0012】4. 具体的な表示タイミングとして、第1
の光学制御素子のG表示と、第2の光学制御素子のG表
示のタイミングが略1/2フィールドずれて表示するよ
う構成した。
【0013】5. また表示部において、第1の光学制御
素子の画素と、第2の光学制御素子による画素とが水平
画素間隔Dhに対し、Dh/2水平にずれ、垂直画素間
隔Dvに対しDv/2垂直にずれた位置に表示されるよ
うに光学的に合成する構成とした。
【0014】6. また、R,G,Bの入力映像信号
を、第1の光学制御素子を駆動する第1の駆動信号と、
第2の光学制御素子を駆動する第2の駆動信号とに分離
する前に、斜め解像度成分のエネルギーを低下させる2
次元フィルタを用いる構成とした。
【0015】7. また、光学合成系に斜め解像度成分
のエネルギーを低下させる特性を有する構成とした。
【0016】8. また、回転カラーフィルタに2つの
光路を設け、単一の回転カラーフィルタで第1の光学制
御素子と第2の光学制御素子の表示色を制御する構成と
した。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明の第1の実施の形態に
つき、主として640×480(VGA相当)液晶を光
学制御素子として用いて水平解像度が2倍の1280画
素×480ライン相当の表示が可能な表示装置を実現す
る構成につき図を用いて説明する。
【0018】図1は、本発明の第1の光学制御素子によ
る表示部での画素配置を示したものである。1は表示
部、100は第1の光学制御素子による画素であり、V
GAの表示解像度を有する光学制御素子を用いた場合に
は水平方向に640個、垂直方向に480個の画素が水
平画素間隔Dh、垂直画素間隔Dvで配置される。各画
素は、R,G,Bの画像が時分割で照射され、R,G,
Bの画像の各画素が重なり合うよう同じ位置に光学的に
合成され表示されている。
【0019】図2は第2の光学制御素子による画素の表
示部での位置を示すものである。
【0020】図2おいて1は表示部、200は第2の光
学制御素子による画素であり、図1に示した第1の光学
制御素子による画素100から水平方向にDh/2ずれ
た位置に表示されるよう構成されている。水平、垂直の
ライン数は画素100と同じ(640×480)であ
り、また各画素の水平画素間隔Dh、垂直画素間隔Dv
も画素100と等しくなるよう構成する。
【0021】図3は本発明の表示装置の表示部での画素
配置を示すものであり、第1の光学制御素子による画素
100と第2の光学制御素子による画素200が水平方
向にDh/2間隔で交互に配置される。この構成により
等価的に水平方向の画素数は1280(=640×2)
となる。垂直方向のライン数に変更は無いため、本実施
形態では水平1280画素×480ラインの表示が可能
となる。
【0022】図4は図3に示す画素配置を用いて高解像
度・高画質表示を実現する際の信号処理を示すブロック
図である。図4のRI、GI、BIは赤(R)、緑
(G)、青(B)に対応した入力信号であり、これらの
信号を処理して第1の光学制御素子の表示信号Co、お
よび第2の光学制御素子の表示信号Ceを出力する信号
処理回路3の構成を示したものである。なお入力信号R
I、GI、BIは水平1280画素×480画素の信号
であり、表示信号Ro、Go、Bo、は水平640画素
×480画素の表示信号である。
【0023】図4において、3は信号処理回路、301
は入力信号RIを奇数番目の画素Roと、偶数番目の画
素Reに切り換えて分離する切換回路、302、303
も、301と同様にGI、BIの入力信号に対して奇数
番目の画素Go、Boと、偶数番目の画素Ge、Beに
切り換えて分離する切換回路である。304はRo、G
o、Boの3つの色信号を1つの光学制御素子で時分割
表示するための面順次化回路、305はRe、Ge、B
eの3つの色信号を1つの光学制御素子で時分割表示す
るための面順次化回路である。面順次化回路304から
は第1の光学制御素子を駆動するための表示信号Co
が、面順次化回路305からは第2の光学制御素子を駆
動するための表示信号Ceが出力される。
【0024】切換回路301〜303の動作については
後で詳しく説明するが、先に面順次回路304と面順次
回路305の動作について図5を用いて説明する。
【0025】図5は、入力信号RI、GI、BIと、第
1および第2の光学制御素子を駆動するための駆動信号
Co、Ceの時間的関係を示す図である。
【0026】図5(a)〜(c)は入力信号RI、G
I、BIを示しており、切換回路301〜303で選択
された奇数番目の画素からなる信号Ro、Go,Bo
を、時間軸で1/3に圧縮し、図5(d)に示すように
1フィールドの期間に3色の信号を時間軸多重する構成
となっている。これに対し、切換回路301〜303で
選択された偶数番目の画素からなる信号Re、Ge,B
eは、時間軸が1/3に圧縮されるのは同様であるが、
図5(e)に示すように、同図(d)のCoと異なるタ
イミングで3色の信号を時間軸多重するよう構成されて
いる。G(緑)信号のみに着目すると、第1の光学制御
素子への表示信号CoでのGo表示に対し、第2の光学
制御素子への表示信号CeでのGe表示が、約1/2フ
ィールド遅れて表示される構成となっている。このよう
な構成により第1の光学制御素子、第2の光学制御素子
に交互にG(緑)信号を約1/2フィールドの間隔で表
示することができる。同様にR(赤)、B(青)につい
ても第1の光学制御素子、第2の光学制御素子に交互に
R(赤)、B(青)信号を約1/2フィールドの間隔で
表示することができる。これにより表示信号のフィール
ド周波数を等価的に2倍の周波数にすることができ、色
面順次にともなうフリッカを低減させることができる。
また、第1の光学制御素子による画素と第2の光学制御
素子による画素は、図3に示したように画面全面にわた
って交互に配置されているため、第1の光学制御素子に
よる画像のエッジ部での色つきと、第2の光学制御素子
による画像のエッジ部での色つきとが異なる位相で交互
に表示され、視覚的に平均化されることにより表示画像
全体で、エッジ部での色つきを目立ちにくくさせる効果
がある。
【0027】図5(d)、(e)はR,G,Bをそれぞ
れ1/3に時間軸圧縮する例であったが、R、Bを1/
4に時間圧縮しGを1/2に時間軸圧縮する場合の、第
1の光学制御素子への表示信号Coならびに第2の光学
制御素子への表示信号Ceについて図5(f)、(g)
を用いて説明する。図5(f)は第1の光学制御素子へ
の表示信号Coを示したものであり、1/4に時間軸圧
縮したRoにつづいて、1/4に時間軸圧縮したBo、
さらに1/2に時間軸圧縮したGoを多重する構成とな
っている。一方図5(g)は、第2の光学制御素子への
表示信号Ceを示したものであり、1/2に時間軸圧縮
したGeにつづいて、1/4に時間軸圧縮したRe、1
/4に時間軸圧縮したBeを多重する構成となってい
る。G(緑)信号のみに着目すると、第1の光学制御素
子への表示信号CoでのGo表示に対し、第2の光学制
御素子への表示信号CeでのGe表示が、約1/2フィ
ールド遅れて交互に表示される構成となっている。また
R(赤)、B(青)についても第1の光学制御素子、第
2の光学制御素子に交互にR(赤)、B(青)信号が約
1/2フィールドの間隔で表示される構成となってお
り、これにより表示信号のフィールド周波数を等価的に
2倍の周波数にすることができる。これにともない色面
順次にともなうフリッカを低減させることができる。ま
た、第1の光学制御素子による画素と第2の光学制御素
子による画素は、図3に示したように画面全面にわたっ
て交互に配置されているため、第1の光学制御素子によ
る画像のエッジ部での色つきと、第2の光学制御素子に
よる画像のエッジ部での色つきとが異なる位相で交互に
表示され、視覚的に平均化されることにより表示画像全
体で、エッジ部での色つきを目立ちにくくさせる効果が
ある。
【0028】なお、本発明では第1の光学制御素子によ
る画素100と第2の光学制御素子による画素200と
が表示部において、交互に配置されるよう構成したもの
であったが、画素100と画素200とが完全に重なり
合うよう構成してもよい。この際には、画素200の表
示部1での位置は図1に示す画素100と全く同じ位置
に表示するよう構成すればよい。
【0029】これにより、水平あるいは垂直の解像度を
増すことはできないが、図5のように第1の光学制御素
子および第2の光学制御素子への表示信号を制御するこ
とにより、色面順次にともなうフリッカを低減、画像の
エッジ部での色つきを目立ちにくくさせる効果などが同
様に得られ高画質の表示装置を実現することができる。
この際の信号処理回路3の構成は、切換回路301、3
02、303により、入力信号RI、GI、BIの信号
を奇数画素Ro、Go、Boおよび偶数画素Re、G
e、Beに分離する必要はなく、入力信号RI、GI、
BIを2分岐してそのまま面順次回路304と305に
入力する構成とすればよい。
【0030】次に図6を用いて、図4に示した切換回路
301、302、303の第1の実施形態での具体的な
動作について説明する。
【0031】図6(a)はRI、GI,BIとして入力
される画素を示したもので、説明を容易にするため水平
8画素、垂直4ラインの信号を仮定して説明を行う。図
6(a)において、11、12、13、14…は第1ラ
インの画素、21、22、23…は第2ラインの画素を
示しており、[nm]は第nラインのm番めの画素を示
している。なお実際の入力信号は、水平、垂直の同期信
号やあるいはクロックと共にラスタスキャンの形態で入
力され処理される。
【0032】図6(b)、(c)は切換回路301、3
02、303により間引かれた後の出力画素を示してお
り、図6(b)は図4に示した面順次回路304への入
力信号Ro、Go、Boの画素を、図6(c)は図4に
示した面順次回路305への入力信号Re、Ge、Be
の画素を示している。切換回路に入力された水平8画
素、垂直4ラインの信号は、各ラインの奇数番目の画素
は面順次回路304に、偶数番目の画素は面順次回路3
05に切換えられて出力される。上記切換回路の処理に
より水平4画素、垂直4ラインに変換される。この水平
4画素、垂直4ラインの信号はそれぞれR,G,Bを時
分割表示する第1および第2の光学制御素子の解像度に
一致しており、画素単位で出射光量の制御が行われる。
【0033】第1の光学制御素子による画素と第2の光
学制御素子による画素は、図3に示すようにスクリーン
上で、交互に配列するよう構成となっている。これによ
り奇数画素のみ、偶数画素のみを選択して第1の光学制
御素子および第2の光学制御素子を駆動することにより
スクリーン上には入力されたすべての画素を欠落無く表
示することが可能となる。
【0034】以上のような処理により、4画素×4ライ
ンの光学制御素子2枚を用いて、8画素×4ラインの高
解像度表示を実現することができる。以上は4画素×4
ラインの光学制御素子を用いた説明であったが、これま
で示した640画素×480ラインの光学制御素子を用
いて、1280画素×480ラインの表示が可能であ
る。またこれらの解像度に限ることなくN画素×Mライ
ンの光学制御素子を2個用いて2N画素×Mラインの高
解像度表示が可能である。たとえば800画素×600
ライン(SVGA相当)の光学制御素子を2個用いて1
600画素×600ラインの表示、あるいは1024画
素×768ライン(XGA相当)光学制御素子を2個用
いて2048画素×768ラインの表示が可能である。
すなわち、高価な高解像度パネルを用いなくても、低コ
ストの低解像度のパネル2枚で実現でき、しかもR,
G,B時分割多重に伴う画質劣化を低減させた高画質の
表示装置を実現することができる。
【0035】なお、用いる光学制御素子の水平画素、垂
直画素の画素間隔(表示部のDh、Dvに比例)が1:
1である場合には、高解像度化して表示される画素アス
ペクト比が1:2の縦長の画素になるが、アナモルフィ
ックレンズなどを用いて表示部へ投影する際の拡大率を
水平方向と垂直方向で変える事により、所望の画素アス
ペクト比に変換する構成とすればよい。
【0036】また、本実施形態では図2、図3に示すよ
うに、第1の光学制御素子と第2の光学制御素子を水平
方向にDh/2だけずらせて配置することにより、水平
解像度を2倍にするものであったが、第1、第2の光学
制御素子を追加画素Wを垂直方向にDv/2だけずらせ
て配置することにより、垂直解像度を2倍とする構成で
あってもよい。この際にはN画素×Mラインの光学制御
素子を2個用いてN画素×2Mラインの高解像度表示が
可能である。
【0037】また、水平方向にDh/3ずつずらした画
素を形成する3つの光学制御素子を用いて水平解像度を
3倍にする構成であってもよい。この構成によりN画素
×Mラインの3個の光学制御素子により3N画素×Mラ
インの表示することができる。
【0038】これまで示した実施形態は、水平あるいは
垂直のいずれかの方向にずらした画素を追加することに
より水平解像度あるいは垂直解像度の向上を図るもので
あったが、以下に水平と垂直の両者に方向にずらした画
素を追加することにより、水平解像度と垂直解像度の両
者の改善を図る第2の実施形態の構成につき説明する。
これまでの実施形態と同様に主として640×480
(VGA相当)液晶を光学制御素子として用い、水平解
像度ならびに垂直解像度が2倍の1280画素×960
ライン相当の表示が可能な表示装置を実現する構成につ
いて説明する。
【0039】図7は、表示部1に表示される第2の光学
制御素子による画素200の位置を示すものである。第
1の光学制御素子による画素100は図1に示す配置と
同じになっており、画素200は画素100に対して水
平方向にDh/2、垂直方向にDv/2ずれて表示され
るよう構成されている。水平、垂直のライン数はR,
G,B画素100と同じ(640×480)であり、ま
た各画素の水平画素間隔Dh、垂直画素間隔Dvも画素
100と等しくなるよう構成する。
【0040】これにより 図8に示すように表示部1に
おいて、第1の光学制御素子による画素100と、第2
の光学制御素子による画素200とが水平方向にDh/
2、垂直方向にDv/2間隔で配置する構成となってい
る。基本画素100と画素200とはDv/2間隔のラ
イン単位でDh/2づつ位相のずれたいわゆるサイコロ
の五の目状の画素配置(Quincunx pattern)となる。
【0041】図8に示す画素配置を用いて高解像度表示
を実現する際の信号処理の構成を図9に示す。図9に示
す構成は図4で示した構成の切換回路301、302、
303の前段に2次元フィルタ306、307、308
を追加したもので他の構成は同様である。
【0042】この2次元フィルタ306、307、30
8は、正方格子状にサンプリングされた画素データをQu
incunx patternで間引いた際の妨害を低減させるため、
斜め解像度情報を低下させる目的で設けられている。具
体的構成は、水平・垂直に隣接する3×3画素を参照す
る9タップの2次元フィルタにより実現でき、具体的に
は3×3画素に対する係数を以下のように設定すればよ
い。
【0043】 [−1/16][+1/8][−1/16] [ +1/8 ][+3/4][ +1/8 ] [−1/16][+1/8][−1/16] 切換回路301〜303の動作については後で詳しく説
明する。面順次化回路304、305の動作は、第1の
実施例で示した図5と同様であり、R,G,Bの各信号
を1/3に時間軸圧縮する場合であっても、R、Bを1
/4に、Gを1/2に時間軸圧縮する構成であっても、
第1の光学制御素子への表示信号CoでのRo、Go、
Bo表示に対し、第2の光学制御素子への表示信号Ce
でのRe、Ge、Be表示を、約1/2フィールド遅れて
表示する構成とすることにより、色面順次にともなうフ
リッカを低減させることができる。また、第1の光学制
御素子による画素と第2の光学制御素子による画素は、
図8に示したように画面全面にわたって交互に配置され
ているため、第1の光学制御素子による画像のエッジ部
での色つきと、第2の光学制御素子による画像のエッジ
部での色つきとが異なる位相で交互に表示され、視覚的
に平均化されることにより表示画像全体で、エッジ部で
の色つきを目立ちにくくさせる効果がある。
【0044】次に図10を用いて、図9に示した切換回
路301、302、303の第2の実施形態での具体的
な動作について説明する。
【0045】図10(a)はRI、GI,BIとして入
力される画素を示したもので、説明を容易にするため水
平8画素、垂直6ラインの信号を仮定して説明を行う。
図10(a)において、11、12、13、14…は第
1ラインの画素、21、22、23…は第2ラインの画
素を示しており、[nm]は第nラインのm番めの画素
を示している。なお実際の入力信号は、水平、垂直の同
期信号やあるいはクロックと共にラスタスキャンの形態
で入力され処理される。
【0046】図10(b)、(c)は切換回路301、
302、303により間引かれた後の出力画素を示して
おり、図10(b)は図9に示した面順次回路304へ
の入力信号Ro、Go、Boの画素を、図10(c)は
図9に示した面順次回路305への入力信号Re、G
e、Beの画素を示している。切換回路に入力された水
平8画素、垂直6ラインの信号は、奇数ラインの奇数番
目の画素は面順次回路304に、偶数ラインの偶数番目
の画素は面順次回路305に出力される。上記切換回路
の処理により水平4画素、垂直3ラインに変換される。
この水平4画素、垂直3ラインの信号はそれぞれR,
G,Bを時分割表示する第1および第2の光学制御素子
の解像度に一致しており、画素単位で出射光量の制御が
行われる。
【0047】第1の光学制御素子による画素と第2の光
学制御素子による画素は、図8に示すようにスクリーン
上で、サイコロの五の目状の画素配置(Quincunx patte
rn)となるよう構成されている。これにより奇数ライン
の奇数画素のみ、偶数ラインの偶数画素のみを選択して
第1の光学制御素子および第2の光学制御素子を駆動す
ることで、入力された画素から、奇数ラインの偶数画素
と偶数ラインの奇数画素を除いたQuincunx patternの画
素をスクリ−ン上に表示することが可能となる。なお、
正方格子状にサンプリングされた画素データをQuincunx
patternで間引いて表示を行う際にあらかじめ斜め解像
度情報を低下させておく必要があるが、切換回路301
〜303の前段に設けられた2次元フィルタ306〜3
08によりこの斜め解像度情報の低減処理が行われる。
【0048】以上のような処理により、4画素×3ライ
ンの光学制御素子2個を用いて、8画素×6ラインの高
解像度表示を実現することができる。以上は4画素×3
ラインの光学制御素子を用いた説明であったが、これま
で示した640画素×480ラインの光学制御素子を用
いて、1280画素×960ラインの表示が可能であ
る。またこれらの解像度に限ることなくN画素×Mライ
ンの光学制御素子を2個用いて2N画素×2Mラインの
高解像度表示が可能である。たとえば800画素×60
0ライン(SVGA相当)の光学制御素子を2個用いて
1600画素×1200ラインの表示、あるいは102
4画素×768ライン(XGA相当)光学制御素子を2
個用いて2048画素×1536ラインの表示が可能で
ある。
【0049】本発明の第2の実施例では、Quincunx pat
tern状に画素を間引いて表示することにより水平垂直と
もに2倍の高解像度を得ることができる。この反面斜め
解像度情報を2次元フィルタを用いて低減させている
が、一般の自然画像では斜めの高い解像度情報へのエネ
ルギーの集中は少なく、人間の視覚特性上からも斜め方
向の高い解像度に感度が低い点からも大きな画質劣化な
く実質的に解像度感の高い表示を行うことができる。
【0050】第1の実施形態と同様に、高価な高解像度
パネルを用いなくても低コストの低解像度のパネル2枚
で実現でき、しかもR,G,B時分割多重に伴う画質劣
化を低減させることにより大幅に低価格で高画質の表示
装置実現が可能である。
【0051】次に本発明による表示装置9の構成につき
図11を用いて説明する。
【0052】図11において、601、602、603
は映像信号の入力端子、604は同期信号の入力端子、
501、502、503はA/D変換回路、4は入力信
号の形態や画素数を変換する入力処理回路、3は図9に
構成を示した信号処理回路、7は制御回路、801、8
02は液晶パネルを駆動するための駆動回路、10は光
学合成部、11、20は光学合成部10の内部に設けら
れた液晶パネル、12は光学合成部10の内部に設けら
れた回転色フィルタ、1は表示スクリーン、9は本発明
の表示装置である。
【0053】入力端子601、602、603からは
R、G、BあるいはY、R−Y、B−Yなどのカラー映
像信号が入力される。入力端子604には水平垂直の同
期信号が入力される。制御回路7では入力端子604か
ら入力された同期信号に基づいて基本クロックや各部へ
の制御信号が生成される。A/D変換回路501、50
2、503は入力端子601、602、603から入力
された映像信号をディジタル信号に変換する。入力処理
回路4はA/D変換回路501、502、503でディ
ジタル信号に変換された映像信号の信号形態および解像
度を変換するスキャンコンバータである。端子601、
602、603から入力された種々の形態の映像信号は
入力処理回路4により、RGB形式の水平1280画
素、垂直960ラインの信号RI、GI,BIに変換さ
れる。信号処理回路3の動作はこれまで説明した第2の
実施形態に基づくもので、第1の光学制御素子への表示
信号Co、および第2の光学制御素子への表示信号Ce
を生成する。駆動回路801、802は液晶パネル1
1、20を駆動するために必要な電圧やタイミングに信
号を変換する。液晶パネル11、20はいずれも水平6
40画素、垂直480ラインの液晶パネルである。光学
合成部10では液晶パネル11、20と回転カラーフィ
ルタ12a、12bによりR,G,Bの光源を制御し、
表示部1に図8に示す画素配置となるよう光学的に合成
し表示を行う。
【0054】なお回転カラーフィルタ12a、12b
は、図5に示した表示タイミングにあわせてR,G,B
に対応した波長が通過するよう構成されている。また、
第1の光学制御素子に用いる回転カラーフィルタ12a
と第2の光学制御素子に用いる回転カラーフィルタ12
bとは、表示信号のフィールド周波数に同期して回転す
るフィルタで、図5に示すタイミングで波長通過特性が
制御できるよう、12a、12b間で回転角に約180
度位相差が設けられている。
【0055】以上のような構成により、低価格の水平6
40画素、垂直480ラインの液晶パネルを2枚用いて
水平1280画素、垂直960ライン相当の高解像度表
示を行うことができる。
【0056】次に本発明による前面投射型表示装置の構
成につき図12を用いて説明する。
【0057】図12において、14は光学合成部10に
設けられた出射レンズ、1は表示装置外部に設けられた
表示スクリーン、9は本発明の表示装置である。光学合
成部10に設けられた回転カラーフィルタ12は、図1
1の構成と異なり単一のカラーフィルタで第1の光学制
御素子および第2の光学制御素子の両者の通過波長を制
御する構成となっている。その他は図11と同一であ
る。
【0058】図11に示した構成例は、表示装置と表示
スクリーンが一体となった背面投射型の表示装置である
のに対し、図12の構成は光学合成部10に設けられた
出射レンズ14より、外部に設けられた表示スクリーン
1に投影する前面投射型の表示装置である点が異なって
いる。
【0059】以上のように光学合成部の構成により、背
面投射あるいは前面投射の表示装置いずれへも本発明を
適用することができる。なお単一のカラーフィルタで第
1の光学制御素子および第2の光学制御素子の両者の通
過波長を制御する構成詳細については後述するが、図1
1に示した独立した2個の回転フィルタを特定の回転角
差を有するよう位相同期させて回転させる構成であって
も、図12に示した単一のカラーフィルタを用いる方式
のいずれであってもよい。
【0060】また、光学合成部の必要に応じて、表示映
像信号の左右、上下反転などの処理は、駆動回路80
1、802あるいは入力処理回路4において所望の反転
処理を行う構成とすればよい。
【0061】なお、図8に示した画素配置で表示装置を
実現する際には、光学合成部10の解像度特性が図9に
示すように、斜め解像度情報を低減させる構成としても
よい。一般にレンズによる光学系は、空間周波数領域へ
の変換過程を含むため、空間周波数領域において斜め解
像度情報の透過率を制御することにより、斜め解像度情
報を低減させた光学系を実現することができる。このよ
うにすることにより、水平、垂直エッジの滑らかな良好
な画質を得ることができる。
【0062】さらに、入力信号がパーソナルコンピュー
タや、ワークステーションなどの信号である場合には、
第1の光学制御素子のみによる表示を行う構成としても
よい。このように切り換える事により、第1の光学制御
素子のみにより1024画素×768ラインのXGAに
よるパーソナルコンピュータ表示をおこない、本発明に
よる第2の光学制御素子追加により2048画素×15
36画素に高解像度化し、1920画素×1080画素
のハイビジョン信号を表示行う構成としてもよい。
【0063】上記本発明の実施形態の構成は、第1の光
学制御素子による画素100と第2の光学制御素子によ
る画素200とが表示部において図3、図8のように配
置された場合についてであったが、第1の光学制御素子
による画素100と第2の光学制御素子による画素20
0とを表示部において完全に重なり合うよう構成した場
合には、以下に示す動作を行う構成とする。
【0064】液晶パネル11、20をいずれも水平64
0画素、垂直480ラインの解像度とした場合、端子6
01、602、603から入力された映像信号は入力処
理回路4により、RGB形式の水平640画素、垂直4
80ラインの信号に変換する。図4に示した信号処理回
路3の構成は、切換回路301、302、303によ
り、入力信号RI、GI、BIの信号を奇数画素Ro、
Go、Boおよび偶数画素Re、Ge、Beに分離せ
ず、入力信号RI、GI、BIを2分岐してそのまま面
順次回路304と305に入力する構成とする。これに
より入力された水平640画素、垂直480ラインの信
号が、2分岐され第1の光学制御素子と第2の光学制御
素子とには全く同じ信号が、R,G,Bの時間軸多重の
順序のみ変えて供給される。
【0065】以上の構成により、水平あるいは垂直の解
像度を増すことはできないが、図5のように第1の光学
制御素子および第2の光学制御素子への表示信号を制御
することにより、色面順次にともなうフリッカを低減、
画像のエッジ部での色つきを目立ちにくくさせる効果な
どが同様に得られ高画質の表示装置を実現することがで
きる。
【0066】次に、単一の回転カラーフィルタで第1の
光学制御素子および第2の光学制御素子の両者の通過波
長を制御する構成につき、図13、図14を用いて説明
する。
【0067】図13は、図5(d),(e)に示した面
順次回路の動作に対応する回転カラーフィルタの構成を
示すものである。円板をR,G,Bに対応した透過特性
となるよう120度づつ塗り分けた構成となっている。
この円板状のカラーフィルタを、垂直同期信号に同期さ
せ1フィールドに1回転させることにより、光学制御素
子の制御する光を、1フィールドの前半1/3の期間を
Rに対応する波長に、次の1/3の期間をGに対応する
波長に、1フィールドの後半1/3の期間をBに対応す
る波長に対応させることができる。また、フィルタに対
する第1の光学制御素子の光路を図13に示す12oに
示す位置に配置し、第2の光学制御素子の光路を12e
に示す位置に180度ずらせて配置することで、第1の
光学制御素子と第2の光学制御素子の光路へ適用される
フィルタが、180度回転角がずれたものとなり、これ
により単一の回転カラーフィルタで第1の光学制御素子
および第2の光学制御素子の両者の通過波長を制御する
ことができる。
【0068】図14は、図5(f),(g)に示した面
順次回路の動作に対応する回転カラーフィルタの構成を
示すものである。円板をR,Bに対応した透過特性とな
るよう90度づつ塗り分け、Gに対応した透過特性が残
りの180度となるよう構成している。この円板状のカ
ラーフィルタを、垂直同期信号に同期させ1フィールド
に1回転させることにより、光学制御素子の制御する光
を、1フィールドの前半1/4の期間をRに対応する波
長に、次の1/2の期間をGに対応する波長に、1フィ
ールドの後半1/4の期間をBに対応する波長に対応さ
せることができる。また、フィルタに対する第1の光学
制御素子の光路を図14に示す12oに示す位置に配置
し、第2の光学制御素子の光路を12eに示す位置に1
80度ずらせて配置することで、第1の光学制御素子と
第2の光学制御素子の光路へ適用されるフィルタが、1
80度回転角がずれたものとなり、これにより単一の回
転カラーフィルタで第1の光学制御素子および第2の光
学制御素子の両者の通過波長を制御することができる。
【0069】図13、図14は単一の回転カラーフィル
タで第1の光学制御素子および第2の光学制御素子の両
者の通過波長を制御するものであったが、第1および第
2の光学制御素子に対し独立した2つの回転カラーフィ
ルタを適用し、両者を所定の回転角差をもうけてフィー
ルド周波数に位相同期させて回転させる構成であっても
良い。また、回転カラーフィルタ12は、このように物
理的に回転するフィルタを所望の回転角により塗り分け
たもので構成したが、1フィールド内の所望の期間にお
いてR、G、Bに対応した波長が通過する機構であれ
ば、液晶のシャッタ機能を用いてフィルタを切り換える
など他の構成であってもよい。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、安価な低解像度の光学
制御素子を2枚用いることにより、高解像度の表示を高
画質で実現することができる。
【0071】これにより低価格で高画質の表示装置を実
現できる。
【0072】またフルカラーのコンピュータ画像と、高
解像度の映像信号表示を1台の表示装置で実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1および第2の実施形態における第
1の光学制御素子による画素100の表示部1での配置
を示す説明図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の第2の光学制御素子
による画素200の表示部1での位置を示す説明図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施形態での表示部1での画素
100、200の配置を示する説明図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における信号処理回路
3の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1および第2の実施形態における面
順次化回路304、305の動作を示す説明図である。
【図6】本発明の第1の実施形態における入力画素と切
換回路301、302、303の動作を説明する説明図
である。
【図7】本発明の第2の実施形態の第2の光学制御素子
による画素200の表示部1での位置を示す説明図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施形態での表示部1での画素
100、200の配置を示する説明図である。
【図9】本発明の第2の実施形態における信号処理回路
3の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第1の実施形態における入力画素と
切換回路301、302、303の動作を説明する説明
図である。
【図11】本発明による背面投射型表示装置の具体的構
成を示すブロック図である。
【図12】本発明による前面投射型表示装置の具体的構
成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第1および第2の実施形態における
回転カラーフィルタ12の構成を示す説明図である。
【図14】本発明の第1および第2の実施形態における
回転カラーフィルタ12の他の構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 … 表示部(スクリーン) 10 … 光学合成部 11、20 … 光学制御素子 12、12a,12b … 回転カラーフィルタ 14 … 出射レンズ 100 … 基本光学制御素子による画素 200 … 追加光学制御素子による画素 3 … 信号処理回路 301、302、303 … 切換回路 304、305 … 面順次化回路 306、307、308 … 2次元フィルタ 4 … 入力処理回路 501、502、503 … A/D変換回路 601、602、603、604 … 入力端子 7 … 制御回路 801、802 … 駆動回路 9 … 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 680 G09G 3/20 680C 5C080 3/36 3/36 5C094 H04N 5/74 H04N 5/74 B 9/12 9/12 A (72)発明者 春名 史雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 Fターム(参考) 2H088 EA13 EA15 EA18 HA12 MA03 2H093 NA43 NA65 NC43 ND17 ND20 ND52 NG02 5C006 AA22 AC25 AF01 AF23 AF34 AF44 AF85 BB11 BF02 EC11 FA12 FA56 5C058 AA07 AA08 AB02 AB06 BA09 BA25 BB23 EA14 EA26 5C060 AA07 BB09 BC01 DA01 DB13 GA02 HC17 JA22 JA24 JB06 5C080 AA10 BB06 CC03 DD07 DD08 EE29 EE30 FF09 JJ01 JJ02 JJ04 KK43 5C094 AA05 AA08 AA44 AA48 BA15 BA16 BA43 CA19 CA20 CA24 DA01 EA04 EA05 EB02 ED03 FA01 GA10 HA10 JA01

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号により光学制御素子を制御し表示
    部に画像を表示する表示装置において、R(赤)、G
    (緑)、B(青)の各色を時分割で表示する第1の光学
    制御素子と、R(赤),G(緑),B(青)の各色を時
    分割で表示する第2の光学制御素子と、前記第1の光学
    制御素子による画素と画素との間に前記第2の光学制御
    素子による画素を配置表示する光学合成手段とを有する
    ことを特徴とするカラー表示装置。
  2. 【請求項2】前記光学合成手段は、前記第1の光学制御
    素子による画素の水平画素間隔Dhに対して、前記第2
    の光学制御素子による画素を水平方向に実質的にDh/
    2ずらして配置表示することを特徴とする請求項1に記
    載のカラー表示装置。
  3. 【請求項3】前記光学合成手段は、前記第1の光学制御
    素子による画素の水平画素間隔Dh、垂直画素間隔Dv
    に対して、前記第2の光学制御素子による画素を水平方
    向に実質的にDh/2、垂直方向に実質的にDv/2ず
    らして配置表示することを特徴とする 請求項1に記載
    のカラー表示装置。
  4. 【請求項4】前記第1の光学制御素子と前記第2の光学
    制御素子は、水平解像度と垂直解像度が等しいことを特
    徴とする請求項1に記載のカラー表示装置。
  5. 【請求項5】入力信号により光学制御素子を制御し表示
    部に画像を表示する表示装置において、R(赤)、G
    (緑)、B(青)の各色を時分割で表示する第1の光学
    制御素子と、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色を時
    分割で表示する第2の光学制御素子と、前記第1の光学
    制御素子による画素と前記第2の光学制御素子による画
    素を配置表示する光学合成手段と、前記第1の光学制御
    素子へのR(赤),G(緑),B(青)の各信号を時分
    割合成する第1の時分割合成手段と、前記第1の光学制
    御素子の時分割合成タイミングとは異なるタイミングで
    前記第2の光学制御素子へのR(赤),G(緑),B
    (青)の各信号を時分割合成する第2の時分割合成手段
    とを有することを特徴とするカラー表示装置。
  6. 【請求項6】前記光学合成手段は、前記第1の光学制御
    素子による画素の水平画素間隔Dhに対して、前記第2
    の光学制御素子による画素を水平方向に略Dh/2ずら
    して合成することを特徴とする請求項5に記載のカラー
    表示装置。
  7. 【請求項7】前記光学合成手段は、前記第1の光学制御
    素子による画素の水平画素間隔Dh、垂直画素間隔Dv
    に対して、前記第2の光学制御素子による画素を水平方
    向に略Dh/2、垂直方向に略Dv/2ずらして配置表
    示することを特徴とする請求項5に記載のカラー表示装
    置。
  8. 【請求項8】R(赤),G(緑),B(青)に対応した
    波長の光を、回転することにより時分割して通過させ、
    前記第1と第2の光学制御素子に導く回転カラ−フィル
    タを備え、前記カラーフィルタは異なる2つの光路を有
    しており、前記第1の光学制御素子と前記第2の光学制
    御素子の表示色を単一の前記回転カラーフィルタからの
    各色信号により生成することを特徴とする請求項5に記
    載のカラー表示装置。
  9. 【請求項9】前記第1の光学制御素子と前記第2の光学
    制御素子は、水平解像度と垂直解像度が等しいことを特
    徴とする請求項5に記載のカラー表示装置。
  10. 【請求項10】前記光学合成手段は、前記第1の光学制
    御素子による画素と前記第2の光学制御素子による画素
    とが、表示部でほぼ等しい位置に重なり合う構成である
    ことを特徴とする請求項9に記載のカラー表示装置。
  11. 【請求項11】前記第1の時分割合成手段と前記第2の
    時分割合成手段は、R(赤),G(緑),B(青)の各
    信号を、前記第1の光学制御素子と前記第2の光学制御
    素子とで交互に略1/2フィールド間隔で表示するよう
    に時分割合成する構成であることを特徴とする請求項5
    に記載のカラー表示装置。
  12. 【請求項12】入力信号により光学制御素子を制御し表
    示部に画像を表示する表示装置において、R(赤),G
    (緑),B(青)の各色を時分割で表示する第1の光学
    制御素子と、R(赤),G(緑),B(青)の各色を時
    分割で表示する第2の光学制御素子と、前記第1の光学
    制御素子による画素と画素との間に前記第2の光学制御
    素子による画素をサイコロの5の目状(Quincunx)に配
    置表示する光学合成手段と、入力信号から斜め方向の高
    周波成分を低減させる2次元フィルタと、前記第1の光
    学制御素子へのR(赤),G(緑),B(青)の各信号
    を時分割合成する第1の時分割合成手段と、前記第1の
    光学制御素子の時分割合成タイミングと異なるタイミン
    グで前記第2の光学制御素子へのR(赤),G(緑),
    B(青)の各信号を時分割合成する第2の時分割合成手
    段とを有することを特徴とするカラー表示装置。
  13. 【請求項13】前記光学合成手段は、斜め解像度を制限
    する空間解像度特性を有することを特徴とする請求項1
    2に記載のカラー表示装置。
  14. 【請求項14】R(赤),G(緑),B(青)に対応し
    た波長の光を、回転することにより時分割して通過さ
    せ、前記第1と第2の光学制御素子に導く回転カラ−フ
    ィルタを備え、前記カラ−フィルタは異なる2つの光路
    を有しており、前記第1の光学制御素子と前記第2の光
    学制御素子の表示色を単一の前記回転カラーフィルタか
    らの各色信号により生成することを特徴とする請求項1
    2に記載のカラー表示装置。
  15. 【請求項15】前記第1の光学制御素子と前記第2の光
    学制御素子は、水平解像度と垂直解像度が等しいことを
    特徴とする請求項12に記載のカラー表示装置。
  16. 【請求項16】前記第1の時分割合成手段と前記第2の
    時分割合成手段は、R(赤),G(緑),B(青)の各
    信号を、前記第1の光学制御素子と前記第2の光学制御
    素子とで交互に略1/2フィールド間隔で表示するよう
    時分割合成する構成であることを特徴とする請求項12
    に記載のカラー表示装置。
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