JP2002116487A - カメラシステム - Google Patents

カメラシステム

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JP2002116487A
JP2002116487A JP2000305170A JP2000305170A JP2002116487A JP 2002116487 A JP2002116487 A JP 2002116487A JP 2000305170 A JP2000305170 A JP 2000305170A JP 2000305170 A JP2000305170 A JP 2000305170A JP 2002116487 A JP2002116487 A JP 2002116487A
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camera
unit
photographing lens
photographing
battery
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JP2000305170A
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Takahiro Doi
高広 土井
Osamu Nonaka
修 野中
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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  • Diaphragms For Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の電池により駆動する全自動カメラは電池
性能が保証できない環境下や電池が入手困難な状況下で
は、動作不能となる問題があった。 【解決手段】本発明は、電池駆動によらないメカニカル
シャッタ14と測距・測光を自動で行う測距・測光回路
13を搭載し、マニュアルフォーカス(MF)の撮影レ
ンズを装着した場合にはユーザの手動調整により撮影条
件を設定して撮影を行い、電源部8を搭載するオートフ
ォーカス(AF)の撮影レンズを装着した場合には、自
動制御で撮影条件を設定して撮影を行うことができ、ま
た太陽電池パネル23をカメラ本体1に搭載して、電池
性能が保証できない環境下や電池が入手困難な状況下で
も撮影レンズを選択して使用することにより写真撮影を
継続できるカメラシステムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影レンズが交換
可能なカメラに係り、特にマニュアルフォーカス(M
F)用撮影レンズと、オートフォーカス(AF)用撮影
レンズが共用可能なカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、一眼レフレックスカメラは、カ
メラ本体と撮影レンズとの間にマウント機構を設けて、
焦点距離が異なる等の種々の撮影レンズの中から所望の
撮影レンズを選択して交換可能なタイプが主流となって
いる。こうしたカメラは、撮影シーンに合わせて撮影レ
ンズを選択することができ、プロ写真家を含むハイエン
ドユーザに広く利用されている。
【0003】また、近年の電子技術の発達により、一眼
レフレックスカメラであっても、被写体を狙ってレリー
ズボタンを押すだけで、露出調整やピント合せ等を自動
で行った後、露光が行われる全自動カメラが普及してい
る。これらのカメラは、例えば、ピント合わせ所謂、オ
ートフォーカスであれば、測距結果に基づき、電池を駆
動電源とするモータ等で撮影レンズ鏡筒内のピント合わ
せ用レンズを前後に移動させて被写体にピント合わせを
行っている。露出量においても測光の結果に従って、絞
りを駆動して適正な量になるように絞り込んでいる。
【0004】これらのカメラは、シャッタ作動だけでな
くピント合わせレンズや絞り等の撮影レンズ内の各動作
をモータ等を用いて行うため、電池の消耗が大きく電池
寿命が短くなって、結果的に使用できる時間が少なくな
るという問題があった。勿論、消耗のために電池電圧が
低下すれば、カメラはすべての動作がリセットされ、電
池交換をしない限り、使用不能状態となる。
【0005】そこで、例えば特開昭59−064816
号公報等には、カメラ本体だけでなく、撮影レンズにも
電池や駆動回路を搭載したカメラが提案されている。こ
の技術を用いることにより、電池の消費が分散され、カ
メラ本体の電池寿命が長くなり、これまでのようなカメ
ラ本体用の電池交換の回数が減少して撮影枚数を増加す
ることができた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述したハイエンドユ
ーザは、自分の意図どおりの画像を仕上げるために、自
動的に合わせられる露出やピント合わせだけでは満足で
きず、自身の操作によるより、きめ細かい露出制御やピ
ント制御を行う要求が高かった。そこで、全自動カメラ
全盛の時代にあっても、シャッタスピードや絞り、ピン
ト等をユーザ自身の手動(マニュアル)で調整すること
ができるカメラが継続して生産されている。また、こう
したハイエンドユーザは、一般のユーザより撮影の環境
が種々のシーンに及び、より過酷な状況で写真撮影を行
うことが多い。例えば、電池の性能が極端に低下する低
温下での撮影や、電池を販売していない場所での長時間
撮影等、電子化されたカメラでは十分に対応できない場
合があり、これに備え、電池が不要でも手動やバネで駆
動できるような機械構成によるメカニカルシャッタ、フ
ィルムの手動巻き上、手動ピント合わせを行うことがで
きるカメラが尊重されている。
【0007】前述した特開昭59−064816号公報
による技術は、撮影レンズ個々に電池を搭載するため、
全部の撮影レンズ自体が重く大きくなる。カメラや撮影
レンズに占めるバッテリーの重量は大きく、カメラにこ
の撮影レンズを装着した場合には2つの電源となるた
め、総重量も重くなってしまい、持ち運びや取り廻しが
不便なものとなっている。また、システム全体が複雑な
構成となっていた。さらに、このカメラは、オートフォ
ーカス用撮影レンズを使用対象としているため、マニュ
アルフォーカス用撮影レンズに対応していなかった。
【0008】そこで本発明は、電池駆動によらないメカ
ニカルシャッタと測距及び測光に関する電子制御回路を
搭載し、マニュアルフォーカスの撮影レンズの装着で手
動調整による撮影条件の設定と、オートフォーカスの撮
影レンズの装着で自動制御による撮影条件の設定が可能
であり、電池性能が保証できない環境下や電池が入手困
難な状況下でも適切な写真撮影を継続できるカメラシス
テムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、手動調整によるピント合わせ及び露出量設
定が可能で着脱自在な第1の撮影レンズと、電源部とピ
ント合わせ部と絞り駆動部とを備え、電動調整によるピ
ント合わせ及び露出量設定が可能で着脱自在な第2の撮
影レンズと、被写体像をフィルムに露光若しくは観察す
るための光学系とメカニカルシャッタと手動シャッタチ
ャージ機構と投受光素子を含む測距・測光回路と前記メ
カニカルシャッタの作動及びシャッタ速度を制御・設定
するシャッタ駆動制御部と前記電源部から供給される電
源電圧を使用電圧に変換するレギュレータとカメラ全体
を制御する制御部とからなる構成部位を有するカメラ本
体とを備え、前記第1の撮影レンズを前記カメラ本体に
装着した構成では、手動による撮影条件の設定を行い、
前記第2の撮影レンズを前記カメラ本体に装着した構成
では、前記電源部から前記カメラ本体側に駆動電圧を供
給して、撮影を行うのに該当する前記構成部位を駆動さ
せて、電動による撮影条件の設定を行うカメラシステム
を提供する。
【0010】以上のように構成されたカメラシステム
は、カメラ本体に電池駆動によらないメカニカルシャッ
タと、駆動電圧の供給により測距・測光を自動で行う測
距測光機能とを搭載し、マニュアルフォーカス(MF)
の第1の撮影レンズを装着した場合には、ユーザの手動
調整により撮影条件を設定して撮影を行い、電源部を搭
載するオートフォーカス(AF)の第2の撮影レンズを
装着した場合には、自動制御で撮影条件を設定して撮影
を行う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1には、本発明のカ
メラシステムによる第1の実施形態に係る概略的な断面
構成を示し説明する。このカメラシステムは、カメラ本
体1には交換式の撮影レンズ2のためのマウント機構3
を設けている。図1には、オートフォーカス用撮影レン
ズ(以下、AF撮影レンズと称する)を示しているが、
共通のマウント機構を持つマニュアルフォーカス用撮影
レンズ(以下、MF撮影レンズと称する)にも対応して
おり、いずれの撮影レンズも装着することができる。
尚、本発明におけるAF撮影レンズは、露出量において
も測光の結果に従って、絞りを駆動して適正な量になる
ように絞り込む自動露出機構も有しているものとする。
【0012】このAF撮影レンズ2は、カメラ本体1に
装着するためのマウント部3bが設けられ、内部には絞
り4を駆動するための絞り駆動回路5、レンズ系6のピ
ント合わせを行うためのピント合わせ部7が搭載され
る。またこれらの回路を駆動するための電源部8もこの
AF撮影レンズ2内に配置されている。この電源部8と
しては、乾電池若しくは、リチウムイオン電池等の充電
池が考えられ、図示しない充電用端子を設けて充電にも
対応できる構造となっている。この電源部8に乾電池若
しくは充電池を採用した場合には、カバーの開閉で容易
に交換可能な構造となっている。この電源部8は、AF
撮影レンズ2だけではなく、カメラ本体1へ電源供給す
るため、撮影レンズとカメラ本体間に接点3cが設けら
れており、後述するレギュレータに接続している。
【0013】またカメラ本体1には、撮影レンズ2を装
着するためのマウント部3aと、回動可能でレンズ系6
で結像された光像を反射するためのメインミラー9と、
このメインミラー9で反射された光像が投影されるフォ
ーカシングスクリーン10aと、プリズム10と、ファ
インダの接眼レンズ11とが設けられる。この接眼レン
ズ11を介してユーザに撮影する写真の構図が確認でき
る。さらに、カメラ本体1には、投光素子及び受光素子
を含む測距・測光回路13と、メカニカルシャッタ14
と、カメラシステム全体を制御するCPUからなる制御
部15と、シャッタ駆動制御部20と、撮影レンズ2が
装着された際に電源部8から供給される電源電圧をそれ
ぞれに使用する電圧に変換するレギュレータ18とが設
けられている。このシャッタ作動制御部20は、メカニ
カルシャッタ14を作動するメカニカルシャッタ作動部
16と、後述する制御部15の指令によりメカニカルシ
ャッタ作動部16によるシャッタ作動を禁止するメカ作
動禁止部17と、メカニカルシャッタ14のシャッタ速
度等を設定するシャッタ速度設定部19とで構成され
る。
【0014】このメインミラー9の一部は、ハーフミラ
ー構造になっており、サブミラー9aによって測距・測
光回路13に入射した光に基づき、被写体の輝度、ピン
ト位置が検出される。また、図示しないレリーズボタン
の操作に伴い、メインミラー9が光路から退避し(ミラ
ーアップ)、フォーカルプレーンシャッタ14が開き、
フィルム12上にレンズ系2で結像された光像が露光さ
れる。ここでレリーズ〜ミラーUP〜フォーカルプレー
ンシャッタ作動のエネルギーは、図示していないフィル
ム巻き上げ時にバネなどにチャージされたエネルギーに
よって供給される。
【0015】このように構成されたカメラシステムにお
いて、図2に示すフローチャートを参照して、カメラシ
ステムの動作におけるメインルーチンについて説明す
る。まず、前述したような電源内蔵タイプのAF撮影レ
ンズ2をカメラ本体1に装着すると、電源が接点3cを
介してレギュレータ18に投入されて、制御部15や測
距・測光回路13等の回路に駆動電圧が供給される(ス
テップS1)。この駆動電圧の供給に伴い、制御部15
等がレンズ位置などが初期状態に設定される(ステップ
S2)。
【0016】次に、図示しないレリーズボタンが押され
たか否かを検出して(ステップS3)、押されたならば
(YES)、測距・測光回路13を用いて、まずピント
合わせを行い(ステップS4)、続いて測光が行われる
(ステップS5)。その測光結果に基づき、シャッタ速
度設定部19によりシャッタ速度が設定される(ステッ
プS6)。
【0017】次に制御部15は、測光結果やフィルム感
度と合わせて最適な絞りを判断し、絞り駆動部5に指示
して絞り4を調整する(ステップS7)。そして撮影条
件が設定できたか否かを判定して(ステップS8)、設
定できたならば(YES)、後述するメカ作動禁止部1
7を解除して、メカニカルシャッタ14を作動させて撮
影を行う(ステップS9)。しかし、設定できない場合
には(NO)、警告をユーザに行う(ステップS1
0)。この警告は、制御部15によりファインダ内に設
けられた図示しない液晶パネルや発光ダイオード表示に
その旨を表示してもよいし、警告音を発してもよい。
【0018】ここで、本実施形態に用いているメカニカ
ルシャッタ14について説明する。このメカニカルシャ
ッタ14の構成は公知なものを採用している。その動作
としては、図3に示すフローチャートに示したルーチン
に従って動作する。この実施形態にカメラにおいては、
メカニカルシャッタ14を作動させるための手動シャッ
タチャージ機構を備えており、具体的には、カメラ上面
に設けられた巻き上げレバー(図4(a)参照)の巻き
上げ動作により図示しないシャッタバネがチャージされ
る(ステップS11)。その後、レリーズボタンが押さ
れると(ステップS12)チャージ解除され、レンズの
絞り補正(図4(a)の絞り調整リング21参照)に従
い絞り制御される(ステップS13)。
【0019】そして、メインミラー9が撮影光路から上
方に退避し(ステップS14)、設定されたシャッタ速
度でフォーカルプレーンシャッタ等のメカニカルシャッ
タ14を作動させて、撮影を行う(ステップS15)。
つまり、本実施形態では、公知なメカニカルシャッタを
採用するカメラに、測光・測距回路4を搭載し、この測
距結果に従って制御部15が電源内蔵タイプのAF撮影
レンズ2内のピント合せ部7に含まれるモータ(若しく
は、アクチュエータ)を制御して、自動のピント合せを
行う。
【0020】従って、モータを備えていないMF撮影レ
ンズを装着した時には、これらの回路は作動しなくな
り、ピント合わせはファインダを覗いて、ユーザが手で
ピント合わせリング(図4の22参照)を操作してピン
ト合せを行えばよい。このような構成により、カメラ本
体内に電源が不要となるので、カメラの小型化が可能と
なり、MF撮影レンズを装着すれば電池がなくとも撮影
可能なシステムにすることができる。
【0021】また、電源部8は、撮影レンズの規格、即
ちピント合せ用レンズの大きさや絞りやそれらに好適す
るモータに合せて容量や電圧を選べるのでカメラ内に撮
影レンズ制御用の大きな容量の電池を装填させるよりも
電源設計の最適化を行いやすい。大きなレンズを動かす
ために大きな電圧の電池を搭載してもカメラ内部又はレ
ンズ部に設けられたレギュレータ18によって、制御部
15や測距・測光回路13には、最適な電圧が印加され
て適正な動作を行うことができる。また、本実施形態に
おけるAF撮影レンズにおいては、ピント合わせレンズ
や絞りを動かす時のモータが必要とする電源容量が最適
化した電源部を搭載し、より高速で無理のないレンズ制
御が実現できる。
【0022】以上説明したように本実施形態のカメラシ
ステムによれば、電池不要のメカニカルシャッタを搭載
するカメラを前提としつつ、オートフォーカスによる撮
影を楽しみたい時には、電源内蔵タイプのAF撮影レン
ズを装着して、自動化された撮影が可能となり、電源を
備えていないMF撮影レンズを装着した場合には、ユー
ザのマニュアル操作によるピント合わせや絞り調整を行
い、手動の撮影を行うこともできる。従って、従来のよ
うに電源(電池)によりすべての撮影動作を行っている
全自動カメラでは、電池が入手できないような所では長
時間の撮影ができなかったが、これに対して、本実施形
態のカメラシステムでは、AF撮影レンズとMF撮影レ
ンズとの選択ができ、電池が入手できなければ、MF撮
影レンズを装着して、撮影を継続させることができる。
【0023】次に、本発明のカメラシステムによる第2
の実施形態について説明する。図4(a)、(b)は本
実施形態のカメラの外観及び正面を示し、同図(c)
は、そのカメラのファインダ画面の一例を示す。このカ
メラシステムは、正面(前面)に撮影レンズ2やシャッ
タスピードダイヤル22が装着され、さらに、太陽電池
パネル23が取り付けられており、ここで発電された電
源がカメラへ供給できる構成となっている。また、上面
には、フィルム巻き上げレバー24と、レリーズボタン
25が配置され、ペンタプリズムを挟んだ反対側上面に
は、巻き戻しノブ26が設けられている。ここでは、M
F撮影レンズを装着しており、図6(b)に示すよう
に、前方に絞り調整リング21、後方にピント合せリン
グ22が設けられている。
【0024】このカメラシステムにおいては、ユーザ2
7は、図4(c)に示すようなファインダ画面28を見
ながら、操作部位を操作して、自分が所望するピント及
び露出による撮影設定条件で写真撮影が行える。ファイ
ンダ画面28には、被写体像29にピントが合うかどう
かを確認するためのスプリットイメージ部30や、フォ
ーカスエイド(ピントの電子的確認)用の発光素子3
1、露出制御を指示する表示32等が設けられている。
これらの素子は、太陽電池パネル23により発電された
電源により駆動される。
【0025】次に、図5には、この第2の実施形態例に
おけるカメラ本体及び撮影レンズの電気回路のブロック
構成を示し説明する。このカメラシステムは、カメラ本
体1とAF撮影レンズ2とで構成される。このAF撮影
レンズ2は、絞りを調整するための絞り駆動部41、ピ
ント合わせを行うためのレンズピント駆動部42、撮影
レンズの倍率を変えるためのズーム駆動部43、ズーム
駆動をさせるためのズームスイッチ44、電源部46か
ら駆動電圧を生成するレギュレータ45、後述する電源
部46、電源部46の充電を行う充電制御部47、撮影
レンズの構成部位全体を制御し、カメラ本体の制御部と
通信を行うレンズ制御部48とで構成される。このAF
撮影レンズ2は、図6(a)に示すように、レンズ鏡筒
側面に電池収納部51が設けられている。
【0026】この電源部46は、充電により繰り返し利
用できる2次電池を採用し、レギュレータ45を介し
て、カメラ本体側の各回路に電源供給できるようにす
る。充電は、図6(a)に示すように外部の充電器49
に装着して、例えば、家庭用AC電源から充電可能な構
成にする。この2次電池としては、リチウムイオン電池
が自己放電がなくて好ましいが、作動が重いレンズでは
大電力が供給できるNiCd電池を用いてもよい。充電
器49は、電池の種別により適正な充電電流が印加され
るように制御し、過充電等を防止する。また、充電器4
9に太陽電池50を貼り付けて利用してもよい。
【0027】またカメラ本体1は、カメラ正面に設けら
れた太陽電池パネル23、図4(c)に示したファイン
ダ内表示を行うための表示部52、測距部53、測光部
54、フィルム感度やレリーズスイッチのオンオフ等を
検出するスイッチ入力部55や、メカニカルシャッタ作
動部16、シャッタ速度の設定を行うためのシャッタ速
度設定部19、電源となる太陽電池と2次電池とのいず
れかを選択する選択部57、カメラ全体を制御するCP
Uからなる制御部15、図示しないメカニカルシャッタ
を作動するメカニカルシャッタ作動部16及び、メカニ
カルシャッタ作動部16による作動を禁止するメカ作動
禁止部17により構成される。
【0028】カメラ本体1とAF撮影レンズ2とは、電
源部46からの電源供給線58がレギュレータ45、接
点端子59a,59bを介して接続され、またレンズ制
御部48とカメラ本体1の制御部15とのデータ転送ラ
イン60が接点端子61a,61bを介して接続されて
いる。
【0029】そして充電されたエネルギーは、カメラ本
体1の各回路にレギュレータ45を介してまかなわれ
る。しかし、カメラ本体1にも太陽電池16が設けられ
ているので、どちらを選んで利用するかは選択部57に
より選択する。例えば、明るい所では太陽電池を選択
し、暗い所では2次電池を選択するなど切り換えて利用
してもよいし、電源内蔵タイプの撮影レンズを装着した
場合には、太陽電池側からの供給を遮断するようにして
もよい。
【0030】また、メカニカルシャッタのシャッタ速度
設定は、シャッタ速度優先モードの場合には、制御部1
5で設定されたシャッタ速度を検出して、測光部54の
出力とフィルム感度に応じて表示部52によりファイン
ダ内に露出値を示唆して、ユーザに適切な絞り調整を行
わせるようにする。また、制御部15からレンズ制御部
48に指示を送り、絞り駆動部41により絞りを調整さ
せてもよい。また撮影レンズのズーミングについても、
電動させる場合にはモータ等を搭載しズームスイッチ4
4を操作してズーム駆動部43によりズーム駆動をさせ
る。
【0031】このようなカメラ本体1に、電源内蔵タイ
プのAF撮影レンズを装着することにより、電動ズーム
及びAF機能付きのカメラシステムとして撮影が楽しめ
る。一方、このカメラ本体1は、図6(b)に示すよう
なMF撮影レンズを装着すれば、メカニカルシャッタを
持ち、撮影条件を手動で設定するカメラとして撮影する
ことができ、電池がなくとも撮影が実施できる。しか
も、カメラ正面に取り付けた太陽電池パネル16により
発生した電源電圧を利用することにより、露出計表示や
フォーカスエイド表示ができるので、露出合せやピント
合せに自信のないユーザでも、安心して利用可能なカメ
ラシステムとなる。この時、ユーザはファインダ内表示
を見ながら、手動調整すればよい。
【0032】従って、手軽に撮影する時にはAF撮影レ
ンズを装着して自動調整による撮影を行ない、図7に示
すように、山にでかけてAF撮影レンズの電池がなくな
った時には、換わってMF撮影レンズを装着して手動操
作による撮影を行うことが可能となる。また、太陽電池
を搭載しているため、昼間であれば太陽光等によって発
電した電源を利用して、表示を見ながら撮影を続けるこ
ともできる。
【0033】また、図8(a)には、撮影レンズの変形
例を示す。この撮影レンズ61は、レンズ鏡筒内の光路
をプリズム62で分割し、一部をミラー63,64で反
射させ、オートフォーカス光学系65を介して、測距セ
ンサ66に入射させる。そして出力されたセンサ信号に
より、ピント合せ部67を制御するようにすれば、レン
ズ系に合せて、測距センサ66を最適化できるので無理
なく図8(b)に示す画面68内の広い領域69に対し
てピント合せ調整することができる。この場合も、電源
3のエネルギーとピント合せ結果信号は、カメラ本体側
に入力可能となっている。以上説明したように、本実施
形態によれば、撮影レンズに応じて、測距用センサの設
計を変更できるので、従来困難であった画面内全領域の
測距等も簡単に実現でき、なおかつ、撮影レンズの価格
帯に合わせたコストのピント合せ部を採用することが可
能となり、カメラシステムとしてのコストの最適化が可
能となる。
【0034】図9(a)、(b)を参照して、本実施形
態におけるメカニカルシャッタ作動禁止部17における
作動方法(AF終了待ち用)について説明する。この構
成は、カメラ本体1に設けられたピン71と、メインミ
ラー9に設けられたピン72を押し広げる力を持つバネ
73によって、レバー74が外れたらメインミラー9
は、軸75を中心に光路からの退避するように回動す
る。レバー74は、レリーズボタン76を押し込むこと
により、部材77の回動によって爪部74aが下方に下
げられ、メインミラー9から外れる。しかし、メインミ
ラー9の裏面の鉄部9bが電磁石78によって吸引され
ていると、このミラーアップが行われない。
【0035】よって、この電磁石78を吸引状態にして
おくと、レリーズ動作が禁止されるので、制御部15
が、この電磁石78の通電制御部79を制御することに
よって、図2に示したステップS8における判定時で撮
影条件が設定できない場合には、撮影禁止を実施するこ
とができる。以上説明したように各実施形態によれば、
電池性能の低下により十分な電源供給が保証できないよ
うな低温下や、新しい電池が入手できない、若しくは充
電できない状況下で撮影を続けても安心して撮影がで
き、また、状況によっては自動化された撮影を楽しめる
カメラシステムを提供することができる。また、AF撮
影レンズ内に駆動電源となる電池を備えているため、カ
メラ自体には電池を設ける必要が無く、カメラの小型化
が実現できる。
【0036】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。
【0037】(1)電気回路を内蔵するカメラ本体に着
脱自在に取付可能な交換レンズであって、この交換レン
ズには、電動駆動機構とこの電動駆動機構及び上記カメ
ラボディ内の電気回路への電源の供給が可能な電源部が
搭載されていることを特徴とする交換レンズ。 (2)上記電動駆動機構は、ピント合わせ用のモーター
が内蔵された上記(1)項に記載の交換レンズ。 (3)絞り制御用のアクチュエーターが内蔵された上記
(1)項に記載の交換レンズ。 (4)カメラ内の制御回路によってピント合せされる上
記(2)項に記載の交換レンズ。 (5)上記カメラ本体には、電源がなく、交換レンズか
らの電源部からの電力でのみ電気システムが動き、電源
がない場合は、全てマニュアル操作でカメラが動作する
ことを特徴とする。 (6)交換レンズ内の電源部は、交換レンズ内部で充電
が可能な事を特徴とする上記(1)項に記載の交換レン
ズ。 (7)メカニカルシャッタを有するカメラにおいて、電
源を供給するアクセサリーを装着した時に所定タイミン
グでシャッタ動作を禁止する電子回路を有するカメラ。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
池駆動によらないメカニカルシャッタと測距及び測光に
関する電子制御回路を搭載し、マニュアルフォーカスの
撮影レンズの装着で手動調整による撮影条件の設定と、
オートフォーカスの撮影レンズの装着で自動制御による
撮影条件の設定が可能であり、電池性能が保証できない
環境下や電池が入手困難な状況下でも適切な写真撮影を
継続できるカメラシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラシステムによる第1の実施形態
に係る概略的な断面構成を示す図である。
【図2】第1の実施形態におけるカメラシステムのメイ
ン動作について説明するためのフローチャートである。
【図3】第1の実施形態におけるメカニカルシャッタの
動作について説明するためのフローチャートである。
【図4】第1の実施形態のカメラシステムの外観及び正
面及びファインダ画面の一例を示す図である。
【図5】本発明のカメラシステムによる第2の実施形態
に係るカメラ本体及び撮影レンズの電気回路のブロック
構成を示す図である。
【図6】カメラの充電について説明するための図であ
る。
【図7】第2の実施形態のカメラの使用例について説明
するための図である。
【図8】撮影レンズの変形例を示す図である。
【図9】第2の実施形態におけるメカニカルシャッタ作
動禁止部の作動方法について説明するための図である。
【符号の説明】
1…カメラ本体 2…撮影レンズ 3…マウント機構 4…絞り 5…絞り駆動回路 6…レンズ系 7…ピント合わせ部 8…電源部 9…メインミラー 10…プリズム 10a…フォーカシングスクリーン 11…接眼レンズ 12…フィルム 13…測距・測光回路 14…メカニカルシャッタ 15…制御部 19…シャッタ速度設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 9/02 G03B 17/14 2H100 13/18 17/20 2H101 17/14 G02B 7/11 N 2H102 17/20 G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H002 AB02 BB01 BB02 BB09 BC02 BC03 BC04 BC06 BC11 CC21 FB23 FB24 FB53 FB55 FB60 FB71 FB81 GA54 HA06 HA16 JA02 2H011 AA01 CA14 DA05 2H018 BE02 2H051 AA06 GA02 GA09 GA13 GB09 2H080 BB21 2H100 DD00 DD02 DD05 DD07 DD12 DD13 DD15 2H101 EE08 EE14 EE21 EE22 EE25 EE31 EE71 EE75 2H102 AA01 AA16 AA22 AA33 AA34 BA01 BB01 BB05 BB08 BB32 CA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動調整によるピント合わせ及び露出量
    設定が可能で着脱自在な第1の撮影レンズと、 電源部とピント合わせ部と絞り駆動部とを備え、電動調
    整によるピント合わせ及び露出量設定が可能で着脱自在
    な第2の撮影レンズと、 被写体像をフィルムに露光若しくは観察するための光学
    系と、メカニカルシャッタと、手動シャッタチャージ機
    構と、投受光素子を含む測距・測光回路と、前記メカニ
    カルシャッタの作動及びシャッタ速度を制御・設定する
    シャッタ駆動制御部と、前記電源部から供給される電源
    電圧を使用電圧に変換するレギュレータと、カメラ全体
    を制御する制御部と、からなる構成部位を有するカメラ
    本体と、を具備し、 前記第1の撮影レンズを前記カメラ本体に装着した構成
    では、手動による撮影条件の設定を行い、前記第2の撮
    影レンズを前記カメラ本体に装着した構成では、前記電
    源部から前記カメラ本体側に駆動電圧を供給して、撮影
    を行うのに該当する前記構成部位を駆動させて、電動に
    よる撮影条件の設定を行うことを特徴とするカメラシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記第2の撮影レンズの前記電源部は、
    着脱自在な乾電池若しくは充電池を装着し、前記充電池
    を装着している場合には、外部の充電装置に接続するこ
    とで充電可能であることを特徴とする請求項1に記載の
    カメラシステム。
  3. 【請求項3】 前記カメラ本体は、 光電変換により駆動電圧を発生させる発電部と、 ファインダ画面上の被写体にピントが合うか否かを確認
    するためのスプリットイメージ部と、 合焦の電子的確認に用いられる発光素子と、 適正な露出量の示唆表示を行う表示部と、をさらに具備
    し、 前記発電部が生成した駆動電圧の供給により、前記第1
    の撮影レンズ若しくは前記第2の撮影レンズのいずれを
    装着しても、前記スプリットイメージ部、前記表示部及
    び前記発光素子が作動することを特徴とする請求項1に
    記載のカメラシステム。
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