JP2002115437A - 鎌 錠 - Google Patents

鎌 錠

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JP2002115437A
JP2002115437A JP2000307482A JP2000307482A JP2002115437A JP 2002115437 A JP2002115437 A JP 2002115437A JP 2000307482 A JP2000307482 A JP 2000307482A JP 2000307482 A JP2000307482 A JP 2000307482A JP 2002115437 A JP2002115437 A JP 2002115437A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扉の閉め動作に連動して鎌部材を施錠位置へ
自動的に回動可能にし、かつ施錠位置へ回動された鎌部
材の鉤部を掛止金具に自動的に掛合可能にする。 【解決手段】 ケース11内に支持部材12を揺動可能
に枢支し、支持部材12に鎌部材13を移動可能に設
け、鎌部材13の鉤部131を掛止金具4に対して掛脱
する方向に作動させる鎌作動部材14をケース11内に
設け、鎌作動部材14は第1ばね部材15により鉤部1
31が掛止金具4に掛合される方向に付勢されている。
支持部材12の枢支基部にリンク機構18を介して連結
された駆動部材16をケース11に設け、この駆動部材
16を扉3の開閉に伴い扉3の側端面3aが枠体1に当
接または枠体1から離間する動作に連動して移動させる
ことにより、鎌部材13の鉤部131を施錠位置と開錠
位置間で揺動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、引戸などの扉の施
錠に適用される鎌錠に関し、さらに詳しくは、扉の閉め
動作に連動して、鎌部材を扉から外方に突出させ、この
鎌部材を出入口枠体に設けた掛止金具に掛合することに
より、扉を施錠するようにした鎌錠に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、引戸などの扉の施錠に用いられる
鎌錠としては、例えば特開平10−61282号公報に
示すものが知られている。この種の鎌錠は、鎌錠機構を
収容し扉内に装着されるケース本体、ケース本体に揺動
可能に設けられた鎌部材、鎌部材がケース本体内に収納
される解錠位置とケース本体の前端面から突出する施錠
位置に操作する駆動体、駆動体と鎌部材間を揺動可能に
連結する連結部材、ケース本体内に前後方向に移動可能
に設けられたトリガー部材、トリガー部材をその先端部
がケース本体の前端面から突出する方向に付勢するば
ね、トリガー部材の先端部がケース本体の前端面から突
出する方向に付勢されている時にトリガー部材と連結部
材に係合して鎌部材を開錠位置に保持するストッパ部材
等を備えている。
【0003】このような従来の鎌錠において、扉が閉め
られることにより、ケース本体の前端面から突出してい
るトリガー部材の先端部が出入口枠の側面に当接すると
トリガー部材全体が後退動作するため、ストッパ部は連
結部材から外れ、鎌部材の開錠状態のロックが解除され
る。かかる状態で、駆動体に結合したハンドル等の操作
部材を施錠方向に回転することにより駆動体が同一方向
に回転されると、これに連動して鎌部材が施錠方向に回
動され、鎌部材の先端部分がケース本体の先端面から突
出するとともに、その鉤部が出入口枠に設けた掛止金具
に掛合される。これにより、扉を施錠することができ
る。このとき、駆動体は、ケース本体内に設けたトグル
ばねにより施錠位置に付勢されると同時に、鎌部材を施
錠状態に保持する。
【0004】また、施錠状態にある扉の鎌錠を開錠する
場合は、ハンドル等の操作部材を開錠方向に操作するこ
とにより駆動体を開錠方向に回転させる。これに伴い、
施錠状態にある鎌部材が開錠方向に回動され、その鉤部
が出入口枠の掛止金具から離脱するとともに鎌部材自体
がケース本体内に収容される。これにより、鎌錠は開錠
され、扉を自由に開けることができる。なお、鎌部材が
ケース本体内に収容された状態では、駆動体がトグルば
ねにより開錠位置に付勢されるため、鎌部材はケース本
体内に収容された開錠状態に保持される。また、扉が開
かれるとトリガー部材がばねにより前進端へ移動される
ため、この動作に連動してストッパ部材が回動され、こ
のストッパ部材を連結部材に係合することにより、鎌部
材及び駆動体を開錠状態にロックする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の鎌錠
においては、扉が閉められた時に後退動作するトリガー
部材を備えているが、このトリガー部材は、その後退動
作によりストッパ部材を連結部材から外して鎌部材の開
錠状態のロックを解除するだけであるため、扉を閉めた
だけでは施錠することができず、駆動体をハンドル等の
操作部材により施錠方向に回転しないと施錠することが
できない。また、従来の鎌錠では、その鎌部材がケース
本体に開錠位置を施錠位置間で揺動できるように軸支さ
れるだけの構造であるため、開いた状態の扉において、
ストッパ部材の突出先端が不用意に押されることでスト
ッパ部材が連結部材から外ずれて鎌部材の開錠状態がロ
ック解除されている場合、駆動体の操作部材が不用意に
施錠方向に操作されると鎌部材は施錠位置に回動され、
この鎌部材の先端部はケース本体の前端面から突出した
状態におかれる。この状態で扉が閉められたりすると、
鎌部材の先端部が出入口枠の掛止金具に強い力で衝突
し、その結果、鎌部材や掛止金具を変形または破損させ
てしまうおそれがあるほか、最悪の場合には鎌錠自体を
破損してしまうという問題があった。また、従来の鎌錠
は、施錠を確実にするため、その鎌部材が該鎌部材より
上方に位置する軸部を中心に回動するが、この場合、引
き戸をそのまま引いて開けようとしても開錠できず、円
滑な開錠のためには開錠手段が別途必要となり、構造が
複雑化するという問題があった。
【0006】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するためになされたもので、その目的は、扉の閉め動作
に連動して鎌部材を施錠位置へ自動的に回動することが
できると共に、施錠位置へ回動された鎌部材の鉤部を掛
止金具に自動的に掛合可能にし、扉の開け動作に連動し
て鎌部材を上方に移動させることで円滑な開錠を可能に
し、かつ扉が開かれている状態において不用意に施錠位
置に突出されている鎌部材が掛止金具等の物体と衝突し
ても、これを吸収して鎌部材や物体等の破損を未然に防
止できるようにした鎌錠を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の鎌錠は、扉により開閉される出入口構成用枠
体に設けられた施錠用掛止金具と、前記扉に前記掛止金
具と対向する扉の側端面から内方へ延在して装着される
ケースと、前記ケース内に該ケースの延在方向に揺動可
能に枢支された所望長さの支持部材と、前記支持部材に
該支持部材の長手方向に移動可能に支持され一端に前記
掛止金具に係脱される鉤部を有する鎌部材と、前記ケー
ス内に前記鎌部材の移動方向に揺動可能に支持され、か
つ前記鎌部材の鉤部を前記掛止金具に対して掛脱する方
向に作動させる鎌作動部材と、前記鎌作動部材を前記鉤
部が前記掛止金具に掛合される方向に付勢する第1ばね
部材と、前記ケース内に該ケースの延在方向に移動可能
に設けられ、前記扉の開閉に伴い扉の側端面が前記枠体
に当接または枠体から離間する動作に連動して前記支持
部材を前記鎌部材の鉤部が前記ケースの前端面から外方
へ突出される施錠位置と前記鎌部材の鉤部がケース内に
収納される開錠位置間で揺動させる駆動部材と、前記駆
動部材を該駆動部材の一端が前記枠体と当接できるよう
に前記ケースの前端面から突出する方向に付勢する第2
ばね部材と、前記支持部材の枢支基部と前記駆動部材間
に連結され、前記駆動部材の移動運動を前記支持部材の
前記施錠位置及び開錠位置への揺動運動に変換するリン
ク機構とを備えることを特徴とする。
【0008】本発明においては、扉の閉め動作に連動し
て移動する駆動部材の移動運動により鎌部材を施錠位置
へ自動的に回動することができるとともに、施錠位置へ
回動された鎌部材の鉤部を鎌作動部材とこれを付勢する
第1ばね部材により掛止金具に自動的に掛合させること
ができる。
【0009】本発明はまた、前記支持部材の枢支基部と
前記リンク機構間に設けられ、前記駆動部材の移動運動
を前記支持部材に伝達するとともに前記鎌部材に作用す
る衝撃力を吸収する第3ばね部材を備えることにより、
扉が開かれている状態において不用意に施錠位置に突出
されている鎌部材が掛止金具等の物体と衝突しても、そ
の衝撃力を吸収して鎌部材や物体等の破損を未然に防止
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる鎌錠の実施
の形態について、図1〜図16を参照して説明する。図
1は本発明の一実施の形態における鎌錠の全体の構成を
示す縦断側面図、図2は本発明の一実施の形態における
鎌錠の分解斜視図である。
【0011】図1において、1はキッチン等の出入口2
を構成する枠体、3は出入口2を開閉する引き戸式の扉
である。上記枠体1の扉3の側端面3aと対向する側面
には、図1に示すように、凹部1aが形成されており、
この凹部1a内には施錠用掛止金具4が装着され、この
施錠用掛止金具4は前面板5を介して木ねじ6により枠
体1に固定されている。また、施錠用掛止金具4と相対
向する扉3の側端面個所には鎌錠10が装着されてい
る。
【0012】前記鎌錠10は、図1および図2に示すよ
うに、鎌錠機構を収容するケース11、支持部材12、
鎌部材13、鎌作動部材14、第1ばね部材15、駆動
部材16、第2ばね部材17、リンク機構18、第3ば
ね部材19、ロック部材20等を備える。前記ケース1
1は、図1に示すように、掛止金具4と相対向する扉3
の個所にその側端面3aから横方向に形成した長方形の
穴3b内に内方へ延在して装着できるように成形された
扁平な箱型を呈している。このケース11は、前端面及
び底面の一部が開口され、かつ一側面が開放された本体
部111と、この本体部111の開放側面を閉鎖する側
面板112と、本体部111の開口された前端面を覆う
前面板114から構成され、前面板114には、前記鎌
部材13の前端部が出没する角穴115及び前記駆動部
材16の先端部が突出する孔116がそれぞれ形成され
ている。27はケース11及び前面板114を扉3に固
定するための木ねじである。
【0013】前記支持部材12は、図1及び図2に示す
ように、鎌部材13を、その鉤部131が掛止金具4に
対して掛脱する方向に移動可能に支持するもので、断面
コ字状に折り曲げ加工された所定長さの支持部121を
有し、この支持部121の一端は、ケース11の本体部
111内における扉3の側端面3a寄り個所に突設した
軸ピン21によりケース11の延在方向(図1の矢印A
1、A2方向)に揺動可能に枢支されている。また、支
持部121の軸ピン21との枢支基部には、図2に示す
ように筒状の軸122が突設されており、また、支持部
121には、一対の案内用長孔123が支持部121の
長手方向に沿って形成されている。
【0014】前記鎌部材13は、図1及び図2に示すよ
うに、支持部材12の支持部121に対応する支持片1
32と、この支持片132の一端に直角に連接された突
片133と、この突片133の先端に形成した鉤部13
1を有している。また、鉤部131は先端から後方に行
くにしたがい下り勾配に傾斜する傾斜面131aを有
し、この傾斜面131aは、鎌部材13が後述する駆動
部材16の移動に連動して施錠位置に揺動された時に掛
止金具4の上端縁4aに当接され、この傾斜面131a
と上端縁4aに作用する傾斜面131aの押圧力により
鎌部材13を鉤部131が掛止金具4に掛合される方向
と逆の方向に移動して鉤部131が掛止金具4に掛合で
きる状態に変位されるように構成されている。また、上
記構成の鎌部材13の支持片132は支持部材12のコ
字状支持部121内に、その長手方向に沿って差し込ま
れ、さらに、この鎌部材13はコ字状支持部121の各
長孔123に係合された一対の支持ピン134により長
孔123に沿って支持部121の長手方向(鎌部材13
の鉤部131が掛止金具に対して係脱する方向)に移動
可能に支持されている。
【0015】前記鎌作動部材14は、鎌部材13の鉤部
131を掛止金具4に対し係脱する方向(支持部121
の長手方向)に作動させるもので、図1及び図2に示す
ように、逆L字状を呈し、その折曲げ基部は、ケース本
体部111内の扉3の側端面3a寄りと反対の個所に突
設した軸ピン22に鎌部材13の移動方向に揺動可能に
支持されている。また、逆L字状を呈する鎌作動部材1
4の一端141は支持部材12のコ字状支持部121に
延在されており、この一端141は、長手方向に沿い形
成した長孔142を介して前記鎌部材13の一方の支持
ピン134に遊動可能に連結されている。また、鎌作動
部材14の他端143はケース本体部111の底面から
ケース外へ突出される構成になっている。また、鎌作動
部材14の軸ピン22には、トーションばねからなる第
1ばね部材15が装着され、この第1ばね部材15の一
端を鎌作動部材14の他端143に係止し、他端をケー
ス本体部111の背面壁117に係止することにより、
鎌作動部材14を鎌部材13の鉤部131が掛止金具4
に掛合される方向に付勢するように構成されている。
【0016】前記駆動部材16は、扉3の開閉に伴いそ
の側端面3aが枠体1に当接または枠体1から離間する
動作に連動して、支持部材12を鎌部材13の鉤部13
1が扉3の側端面3aに臨むケース11の前端面から突
出される施錠位置と、鎌部材13の鉤部131がケース
11内に収納される解錠位置間で揺動させるものであ
り、この駆動部材16は図1に示すように、ケース本体
部111内の支持部材12の軸ピン21寄り個所にケー
ス11の延在方向に移動可能に設けられている。また、
駆動部材16は、一端にケース11の前端面から外方へ
突出するピン部161を有している。また、駆動部材1
6の他端とこれに対向するケース本体部111の背面壁
間には、図1に示すようにコイルスプリングからなる第
2ばね部材17が介在され、この第2ばね部材17によ
り駆動部材16のピン部161が枠体1の前面板5と当
接できるようにケース11の前面板114の孔116か
ら突出する方向に付勢されている。
【0017】前記リンク機構18は、駆動部材16の移
動運動を支持部材12の前記施錠位置及び開錠位置への
揺動運動に変換するもので、図1及び図2に示すよう
に、第1リンク部材181と第2リンク部材182を備
え、この第1リンク部材181と第2リンク部材182
の一端はピン183により揺動可能に連結され、第1リ
ンク部材181の他端はピン184により駆動部材16
に連結されている。また、第2リンク部材182の他端
は前記支持部材12の軸122に該軸122の軸回りに
回転可能に連結されている。また、前記支持部材12の
軸122には、図1及び図2に示すようにトーションば
ねからなる第3ばね部材19が装着され、この第3ばね
部材19の一端は支持部材12の支持基部に突設したス
トッパ124に係止され、他端はリンク機構18の第2
リンク部材182に係止されている。これにより、駆動
部材16の移動運動をリンク機構18を介して支持部材
12に伝達するとともに鎌部材13の鉤部131が不用
意にケース11の前端面から突出している時に外部から
作用する衝撃力を吸収できるように構成されている。な
お、第3ばね部材19のばね力は第1ばね部材15及び
第2ばね部材17のばね力よりの大きく設定されてい
る。
【0018】なお、第2リンク部材182及び第3ばね
部材19が取り付けられた後の軸122には、ワッシャ
25を介して取付ねじ(不図示)が上端側から挿通さ
れ、この取付ねじを軸ピン21に螺合して締め付けるこ
とにより、支持部材12、第2リンク部材82及び第3
ばね部材19をケース本体部111に安定に保持できる
ようになっている。
【0019】前記ロック部材20は、鎌部材13の鉤部
131が掛止金具4に掛合された施錠状態をロックする
もので、図1及び図2に示すように、基板部201と、
この基板部201の一端部に所望間隔離して平行にかつ
起立して設けた一対の係止片202を有している。この
ようなロック部材20は、その基板部201の他端部に
形成した移動量規制用の長孔203をケース本体部11
1に突設した軸ピン22に係合し、かつ基板部201の
一端両側をケース本体部111に設けたガイド部118
とケース本体部111の背面壁117で支持することに
より、鎌作動部材14に対して図1の矢印B1、B2方
向に移動できるようにケース本体部111に取り付けら
れている。なお、ロック部材20の一方の係止片202
は鎌作動部材14の一端141に突設した係止部144
に係脱される構成になっている。119は支持部材12
の矢印A2方向への移動を規制するためにケース本体部
111に突設したストッパである。
【0020】次に、本発明における鎌錠の開錠及びロッ
クのための構成について、図3〜図5を参照して説明す
る。図3は本発明の鎌錠に開錠及びロックのための機構
を組み付けた場合の構成を示す縦断側面図、図4は本発
明における鎌錠の開錠及びロックのための構成の詳細を
示す分解斜視図、図5は図3のA−A線に沿う断面図で
ある。図3〜図5において、鎌錠10を開錠及びロック
するための機構は、図5に示すように扉3で区画される
空間の外側と内側に対向する扉3の両側面個所にケース
11を挟持するようにしてそれぞれ装着された縦方向に
長い長形状の第1及び第2操作用支持枠体30、40、
開錠操作部材31、41、同調部材32、42を備えて
いる。
【0021】この第1及び第2操作用支持枠体30、4
0のうち、第1操作用支持枠体30は扉3の外側側面に
装着されるもので、図3及び図4に示すように、第1操
作用支持枠体30に設けた開錠操作部材収容部301内
には支持部材33が装着され、この支持部材33の長手
方向の両端には開錠操作部材31の両端が軸ピン311
を介して回転可能に軸支され、さらに、開錠操作部材3
1の軸支点から偏心した個所の両端部には同調部材32
と係合して該同調部材32を開錠方向に動作させる作動
ピン34が設けられている。
【0022】また、第1操作用支持枠体30内の中間部
個所には同調部材32が配置され、この同調部材32
は、これを横方向に貫通するガイドピン35により第1
操作用支持枠体30の長手方向と直角な方向に移動可能
に支持されている。さらに、第1操作用支持枠体30に
設けた表示部材収容部302内には、鎌錠10のロック
状態またはアンロック状態を表示する表示部材36が第
1操作用支持枠体30の長手方向に移動可能に配設され
ており、この表示部材36に形成された「ロック」、
「アンロック」の文字は、表示部材収容部302に形成
した窓穴303から表示されるようになっている。ま
た、表示部材36には、ケース本体部111を貫通して
ロック部材20の係止片202間に突出して係合する係
合片37が表示部材36の移動方向と直角な方向に位置
調整可能に設けられている。
【0023】前記第2操作用支持枠体40は扉3の内側
側面に装着されるもので、図3及び図4に示すように、
第2操作用支持枠体40に設けた開錠操作部材収容部4
01内には支持部材43が装着され、この支持部材43
の長手方向の両端には開錠操作部材41の両端が軸ピン
411を介して回転可能に軸支され、さらに、開錠操作
部材41の軸支点から偏心した個所の両端部には同調部
材42と係合して該同調部材42を開錠方向に動作させ
る作動ピン44が設けられている。
【0024】また、第2操作用支持枠体40内の中間部
個所には同調部材42が配置され、この同調部材42
は、これを横方向に貫通するガイドピン45により第2
操作用支持枠体40の長手方向と直角な方向に移動可能
に支持されている。さらに、第2操作用支持枠体40に
設けたロック用操作部材収容部402内にはロック用操
作部材46が配設され、この操作部材46は、これを横
方向に貫通する軸ピン47により第2操作用支持枠体4
0に揺動可能に支持されている。また、上記操作部材4
6の一端における内側個所には、軸ピン47と平行なア
リ溝461が形成され、このアリ溝461には、ケース
本体部111を貫通してロック部材20の係止片202
間に突出して係合する係合片48がアリ溝461に沿っ
て位置調整可能に係合されている。
【0025】前記両同調部材32と42間は、所定長さ
の一対にピン50により互いに連結される構成になって
おり、この両ピン50間には、ケース本体部111の底
面から突出する鎌作動部材14の一端143が係合され
ている。なお、第1操作用支持枠体30と第2操作用支
持枠体40を扉3に組み付ける場合は、第1操作用支持
枠体30の内側両端に突設した連結ロッド304の一方
をケース11に形成した貫通孔11Aに挿通して、その
挿通端を第2操作用支持枠体40の両端に形成した係合
部403の一方に係合し、さらに、他方の連結ロッド3
04の先端を第2操作用支持枠体40の他方の係合部4
03に係合した後、図示省略のタッピングねじを第2操
作用支持枠体40に形成した孔404から挿入して連結
ロッド304にねじ込んで締め付けることにより、第1
操作用支持枠体30と第2操作用支持枠体40を扉3に
固定できる。
【0026】次に、上記のように構成された本実施の形
態における鎌錠の施錠動作について図1及び図6〜図8
を参照して説明する。図6〜図8は鎌錠の施錠過程を示
す説明用縦断側面図である。鎌錠10の施錠に際して
は、図1に示すように開かれている扉3を矢印C方向に
移動する。これに伴い、ケース11の前端面から突出し
ている駆動部材16のピン部161が図6に示すように
枠体1の前面板5と当接すると、駆動部材16は第2ば
ね部材17に抗して図6の矢印D方向に移動する。そし
て、この移動につれてリンク機構18のリンク部材18
1は軸ピン21を中心に反時計回りに回動されるととも
に、このリンク部材181と第3ばね部材19で連結さ
れた支持部材12も同一方向(矢印A1の方向)に回動
される。これにより、鎌部材13の鉤部131はケース
前端板114の角穴115から外方へ突出する。
【0027】その後、扉3が閉め方向に更に移動される
につれ、駆動部材16が矢印D方向に更に移動される
と、鉤部131の傾斜面131aが掛止金具4の上端縁
4aに当接し、この当接状態で鉤部131が掛止金具4
の上端縁4aに更に押圧されると、その押圧力と傾斜面
131aとの協同作用で鎌部材13が支持部材12の長
孔123に沿って図7の矢印Eに示す方向へ移動され
る。そして扉3の側端面3aが枠体1の側面に当接する
直前になると、鉤部131は図7に示すように掛止金具
4の上端縁4aに乗り上がる。また、図8に示すよう
に、扉3の側端面3aが枠体1の側面に完全に当接した
状態になると、鉤部131は掛止金具4の上端縁4aを
乗り越えて枠体1の凹部1a内に突出する。この状態に
なると、第1ばね部材15で付勢されている鎌作動部材
14が軸ピン22を中心にして反時計回りに回動される
ため、図7に示す矢印Eの方向へ移動された鎌部材13
は支持部材12の長孔123に沿って図8に示す矢印F
の方向へ移動され、その鉤部131は、図8に示すよう
に掛止金具4に掛合される。
【0028】このように扉3の閉め動作に連動して、図
6の矢印D方向に移動する駆動部材16の移動運動を利
用して鎌部材13を施錠位置へ自動的に回動することが
できるとともに、施錠位置へ回動された鎌部材13の鉤
部131を鎌作動部材14とこれを付勢する第1ばね部
材15により掛止金具4に自動的に掛合させることがで
きる。
【0029】また、鎌部材13を支持部材12にその長
手方向に移動可能に支持し、掛止金具4の上端縁4aに
当接する鉤部131の先端に傾斜面131aを形成し、
鎌部材13が駆動部材16の移動に連動して施錠位置に
揺動された時に傾斜面131aを掛止金具4の上端縁4
aに当接させ、この傾斜面131aと上端縁4aに作用
する傾斜面131aの押圧力により鎌部材13を鉤部1
31が掛止金具4に掛合される方向と逆の方向に移動さ
せ、しかる後、鎌作動部材14により鉤部131を掛止
金具4に掛合するようにしたので、鉤部131の突出長
さを短くできるほか、鉤部131と掛止金具4との掛合
を確実にできる。
【0030】次に、本実施の形態における鎌錠の開錠動
作について図3、図9〜図11を参照して説明する。図
9及び図10は鎌錠の開錠動作過程を示す説明用縦断側
面図であり、図11は図9のB−B線に沿う断面図であ
る。鎌錠10の開錠に際しては、図9に示すように鎌部
材13の鉤部131が掛止金具4に掛合されることで施
錠された鎌錠10において、開錠用操作部材31または
41の一方、例えば操作部材31に指先を引っ掛けて、
該操作部材31を軸ピン311を中心にして図11の矢
印G方向に回動する。これに伴い、作動ピン34が同調
部材32を図9の矢印H方向へ移動する。この時、他方
の同調部材42はピン50により一方の同調部材32と
連結されているため、他方の同調部材42も同一方向に
移動される。
【0031】同調部材32が図9の矢印H方向に移動さ
れると、この同調部材32とピン50を介して係合され
た鎌作動部材14は軸ピン22を中心にして時計回りに
回動され、同時に鎌部材13を図9の矢印E方向に移動
して、その鉤部131を掛合金具4から離脱させる。そ
して、この鉤部131の離脱状態を保持したまま扉3が
開かれると、駆動部材16が第2ばね部材17により図
10の矢印I方向に移動されると共に、この移動運動は
リンク機構18により回動運動に変換され、支持部材1
2をストッパ119に当接するまで図10の矢印A2方
向に回動する。これにより、鎌部材13はケース11内
に収容されるとともに開錠されることになる。また、扉
3が図10に示すように開らかれた後に、操作部材31
から指先を離すと、鎌作動部材14は第1ばね部材15
により図1に示す元位置に復帰されるとともに、同調部
材32,42及び操作部材31,41も図11に示す元
位置に復帰される。
【0032】次に、施錠された鎌錠をロックする場合の
動作を図12及び図13を参照して説明する。図12は
施錠された鎌錠をロックした場合の説明用縦断側面図、
図13は施錠された鎌錠をロックする時のロック用操作
部材と鎌錠との関係を示す説明用断面図である。施錠さ
れた鎌錠10のロックに際しては、ロック用操作部材4
6の一端を図13の矢印J方向に押圧して、ロック用操
作部材46を図13に示す姿勢に回動させる。これに伴
い、係合片48はロック部材20を図12の矢印K方向
に移動して、ロック部材20の係止片202を鎌作動部
材14の係止部144に係合することにより、鎌作動部
材14はロックされ、同時に鎌錠10を施錠状態にロッ
クすることができる。
【0033】次に、鎌部材13の鉤部131が不用意に
施錠位置に突出されている状態において、この鉤部13
1に外部から物体が衝突しても、鎌部材に対する衝撃力
を吸収する場合の鎌錠の動作について図14及び図15
を参照して説明する。図14は扉3が開いている状態
で、駆動部材16の突出ピン161が物体で押されるこ
とにより、鎌部材13が物体に衝突した時の例を示す説
明用縦断側面図である。この図14において、扉3が開
いている状態で、扉3の側端面3aから突出している駆
動部材16の突出ピン161に物体60が衝突すると、
駆動部材16が第2ばね部材17に抗して図14の矢印
D方向に移動され、これに連動してリンク機構18が鎌
部材13を含む支持部材12を図14の矢印A1方向へ
回動しようとするが、このとき、鎌部材13の鉤部13
1の先端が物体60に当接するため、鎌部材13を含め
た支持部材12の矢印A1方向への揺動は物体60によ
り阻止される。このため、支持部材12に作用するリン
ク機構18からの回動力は第3ばね部材19により吸収
される。したがって、鎌部材13に物体60が衝突して
も、その衝撃力は第3ばね部材19により吸収できるか
ら、鎌部材13を含む支持部材12、鎌作動部材14及
びリンク機構18等の鎌錠機構や物体等の破損を未然に
防止することができる。
【0034】図15は、扉3が開いている状態で、鎌部
材13が不用意に施錠状態に回動され、かつ、この施錠
状態の鎌錠が不用意にロックされた場合に鎌部材13が
物体に衝突した時の例を示す説明用縦断側面図である。
この図15において、鎌錠が施錠状態にロックされてい
る時は、ロック部材20の係止片202が鎌作動部材1
4の係止部144に係合しており、そして、鎌部材13
の鉤部131はケース前面板114の角穴115からケ
ース11外に突出されている。かかる状態で、鉤部13
1の先端に物体60が衝突すると、鎌部材13を含む支
持部材12が枢支基部を中心にして第3ばね部材19に
抗し図15の矢印A2方向に回動される。これにより、
鎌部材13への衝撃力は第3ばね部材19により吸収さ
れる。したがって、ロック状態にある鎌部材13に物体
60が衝突しても、その衝撃力は第3ばね部材19によ
り吸収できるから、鎌部材13を含む支持部材12、鎌
作動部材14及びリンク機構18等の鎌錠機構や物体等
の破損を未然に防止することができる。
【0035】次に、図16及び図17により本発明の鎌
錠及び開錠用操作部材やロック用操作部材等を支持する
操作用支持部材が扉の厚さ変化に対応できる場合につい
て説明する。図16は、例えば30mmの厚さの扉3に
鎌錠10及び操作用支持部材30、40を組み付けた場
合の説明用縦断面図である。この図16において、扉3
内に鎌錠10を装着した後、扉3の内側及び外側に鎌錠
10を両面から挟持するように操作用支持部材30及び
40が装着される。この時、ロック用操作部材46の係
合片48は鎌錠10のロック部材20の係止片202間
に係合され、また、表示部材36の係合片37は鎌錠1
0のロック部材20の係止片202間に係合される。こ
の場合、図16から明らかなようにロック部材20の係
止片202に対する係合片36及び48の係合度合いは
深くなる。また、操作用支持部材30及び40のそれぞ
れに設けられた開錠用操作部材31、41に連動して動
作する鎌作動部材14の各同調部材32及び42はピン
50により連結されているため、ピン50の長さを調整
することで対応できる。
【0036】図17は、例えば40mmの厚さの扉3に
鎌錠10及び操作用支持部材30、40を組み付けた場
合の説明用縦断面図である。この図17において、扉3
内に鎌錠10を装着した後、扉3の内側及び外側に鎌錠
10を両面から挟持するように操作用支持部材30及び
40が装着される。この時、ロック用操作部材46の係
合片48は鎌錠10のロック部材20の係止片202間
に係合され、また、表示部材36の係合片37は鎌錠1
0のロック部材20の係止片202間に係合される。こ
の場合、図17から明らかなようにロック部材20の係
止片202に対する係合片36及び48の係合度合い
は、図16の場合より浅くなる。
【0037】このような本発明の鎌錠によれば、同一形
態の鎌錠10及び操作用支持部材30、40を厚さの異
なる扉3の共通に使用することができる。また、操作用
支持部材30及び40のそれぞれに設けられた開錠用操
作部材31、41に連動して動作する鎌作動部材14の
各同調部材32及び42はピン50により連結されてい
るため、ピン50を交換するだけで、操作用支持部材3
0、40を厚さの異なる扉3の共通に使用することがで
きる。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
鎌錠によれば、扉の閉め動作に連動して移動する駆動部
材の移動運動により鎌部材を施錠位置へ自動的に回動す
ることができるとともに、施錠位置へ回動された鎌部材
の鉤部を掛止金具に自動的に掛合可能にし、施錠位置へ
回動された鎌部材の鉤部を鎌作動部材とこれを付勢する
第1ばね部材により掛止金具に自動的に掛合させること
ができる。また、扉の開け動作に連動して鎌部材を上方
に移動させることで円滑な開錠を可能にする。また、本
発明によれば、鎌部の支持部材にその長手方向に移動可
能に支持し、掛止金具の上端縁に当接する鉤部の先端に
傾斜面を形成し、鎌部材が駆動部材の移動に連動して施
錠位置に揺動された時に前記傾斜面を掛止金具の上端縁
に当接させ、この傾斜面と上端縁に作用する傾斜面の押
圧力により鎌部材を鉤部が掛止金具に掛合される方向と
逆の方向に移動させ、しかる後、鎌作動部材により鉤部
を掛止金具に掛合するようにしたので、鉤部の突出長さ
を短くできるほか、鉤部と掛止金具との掛合を確実にで
きる。
【0039】また、本発明によれば、支持部材の枢支基
部と前記リンク機構間に設けられ、前記駆動部材の移動
運動を前記支持部材に伝達するとともに前記鎌部材に外
部から作用する衝撃力を吸収する第3ばね部材を備える
ので、扉が開かれている状態において不用意に施錠位置
に突出されている鎌部材が掛止金具等の物体と衝突して
も、その衝撃力を吸収して鎌部材や物体等の破損を未然
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における鎌錠の全体の構
成を示す縦断側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態における鎌錠の分解斜視
図である。
【図3】本発明の鎌錠に開錠及びロックのための機構を
組み付けた場合の構成を示す縦断側面図である。
【図4】本発明における鎌錠の開錠及びロックのための
構成の詳細を示す分解斜視図である。
【図5】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図6】本発明における鎌錠の施錠時の途中の状態を示
す説明用縦断側面図である。
【図7】本発明における鎌錠の施錠直前の状態を示す説
明用縦断側面図である。
【図8】本発明における鎌錠の施錠状態を示す説明用縦
断側面図である。
【図9】本発明における鎌錠の開錠過程の初期状態を示
す説明用縦断側面図である。
【図10】本発明における鎌錠の開錠過程の最終状態を
示す説明用縦断側面図である。
【図11】図9のB−B線に沿う断面図である。
【図12】本発明の施錠された鎌錠をロックした場合の
説明用縦断側面図である。
【図13】本発明の施錠された鎌錠をロックする時のロ
ック用操作部材と鎌錠との関係を示す説明用断面図であ
る。
【図14】本発明における鎌錠の鎌部材が物体に衝突し
た時の例を示す説明用縦断側面図である。
【図15】本発明における鎌錠の鎌部材が不用意に施錠
状態に回動され、この施錠状態の鎌錠が不用意にロック
された場合に鎌部材が物体に衝突した時の例を示す説明
用縦断側面図である。
【図16】本発明の鎌錠及び操作用支持部材を扉に組み
付けた場合の一例を示す説明用縦断面図である。
【図17】本発明の鎌錠及び操作用支持部材を扉に組み
付けた場合の他の例を示す説明用縦断面図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 出入口 3 扉 3a 側端面 4 掛止金具 10 鎌錠 12 支持部材 13 鎌部材 14 鎌作動部材 15 第1ばね部材 16 駆動部材 17 第2ばね部材 18 リンク機構 19 第3ばね部材 20 ロック部材 30 第1操作用支持枠体 40 第2操作用支持枠体 31、 41 開錠操作部材 32、 42 同調部材 36 表示部材 46 ロック用操作部材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉により開閉される出入口構成用枠体に
    設けられた施錠用掛止金具と、 前記扉に前記掛止金具と対向する扉の側端面から内方へ
    延在して装着されるケースと、 前記ケース内に該ケースの延在方向に揺動可能に枢支さ
    れた所望長さの支持部材と、 前記支持部材に該支持部材の長手方向に移動可能に支持
    され一端に前記掛止金具に係脱される鉤部を有する鎌部
    材と、 前記ケース内に前記鎌部材の移動方向に揺動可能に支持
    され、かつ前記鎌部材の鉤部を前記掛止金具に対して掛
    脱する方向に作動させる鎌作動部材と、 前記鎌作動部材を前記鉤部が前記掛止金具に掛合される
    方向に付勢する第1ばね部材と、 前記ケース内に該ケースの延在方向に移動可能に設けら
    れ、前記扉の開閉に伴い扉の側端面が前記枠体に当接ま
    たは枠体から離間する動作に連動して前記支持部材を前
    記鎌部材の鉤部が前記ケースの前端面から外方へ突出さ
    れる施錠位置と前記鎌部材の鉤部がケース内に収納され
    る開錠位置間で揺動させる駆動部材と、 前記駆動部材を該駆動部材の一端が前記枠体と当接でき
    るように前記ケースの前端面から突出する方向に付勢す
    る第2ばね部材と、 前記支持部材の枢支基部と前記駆動部材間に連結され、
    前記駆動部材の移動運動を前記支持部材の前記施錠位置
    及び開錠位置への揺動運動に変換するリンク機構と、を
    備えることを特徴とする鎌錠。
  2. 【請求項2】 前記支持部材の枢支基部と前記リンク機
    構間に設けられ、前記駆動部材の移動運動を前記支持部
    材に伝達するとともに前記鎌部材に外部から作用する衝
    撃力を吸収する第3ばね部材を備えることを特徴とする
    請求項1記載の鎌錠。
  3. 【請求項3】 前記鉤部は先端から後方に行くにしたが
    い下り勾配に傾斜する傾斜面を有し、前記鎌部材が前記
    駆動部材の移動に連動して前記施錠位置に揺動された時
    に前記傾斜面を前記掛止金具の上端縁に当接させ、この
    傾斜面と上端縁に作用する傾斜面の押圧力により前記鎌
    部材を前記鉤部が前記掛止金具に掛合される方向と逆の
    方向に移動して鉤部が掛止金具に掛合できる状態に変位
    されるように構成されていることを特徴とする請求項1
    記載の鎌錠。
  4. 【請求項4】 前記鎌作動部材に係脱されるロック部材
    が前記ケース内に移動可能に設けられ、前記ロック部材
    は前記鎌部材の鉤部が前記掛止金具に掛合されて施錠さ
    れている時に前記鎌作動部材に係合されるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし3項の何れか
    1項記載の鎌錠。
  5. 【請求項5】 前記扉で区画される空間の内側と外側に
    対向する扉の内外両側面個所に前記ケースを挟持するよ
    うにしてそれぞれ装着された操作用支持枠体と、前記各
    操作用支持枠体に揺動可能に支持された開錠操作部材
    と、前記各操作用支持枠体に移動可能に設けられ、前記
    開錠操作部材の揺動操作に連動して前記鎌作動部材を前
    記鎌部材の鉤部が前記掛止金具から離脱する方向に動作
    させる同調部材を備えることを特徴とする請求項1ない
    し4項の何れか1項記載の鎌錠。
  6. 【請求項6】 前記両同調部材間は前記鎌作動部材と係
    合する所定長さのピンにより互いに一体的に移動できる
    ように連結され、かつ前記ピンは前記扉の厚さに応じて
    変化する前記同調部材間の間隔に対応する長さに設定さ
    れていることを特徴とする請求項5記載の鎌錠。
  7. 【請求項7】 前記扉の内側の側面個所に装着された操
    作用支持枠体は、前記ロック部材に連繋され該ロック部
    材をロック位置とアンロック位置に操作するロック用操
    作部材を備えることを特徴とする請求項4、5または6
    記載の鎌錠。
  8. 【請求項8】 前記扉の外側の側面個所に装着された操
    作用支持枠体は、前記ロック部材の前記操作部材による
    ロック位置またはアンロック位置への操作に連動して移
    動し、錠のロック状態またはアンロック状態を表示する
    表示部材を備えることを特徴とする請求項4、5または
    6記載の鎌錠。
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