JP2002114992A - 廃用油又は廃食用油の処理方法 - Google Patents

廃用油又は廃食用油の処理方法

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航二 永作
Akira Matsunaga
旭 松永
Seiraku Cho
成洛 張
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KOMEISHA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 今まで廃棄している一度使った廃食用油を又
再び食用に使えるようにする。 【解決手段】 食塩等の電解質を添加した水溶液を電解
槽において電気分解し、陰極側から生成する強アルカリ
性還元水を常温条件下で、廃食用油と混合し、油水分離
を行い、再び食用に供することができる程度に精製し
た、精製加工油脂を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は廃食用油のリサイク
ルの一環として電気分解の陰極側から発生する還元水を
用いた再生処理により油を回収利用する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】廃食用油の処理は従来ほとんど燃焼処理
されており、石鹸や塗料の原料として利用されていたの
はほんの一部に過ぎなかった。しかしながら、近年、燃
焼過程において食塩に由来するダイオキシンのデノボ生
成の危険性が指摘されるようになり、食材からの食塩混
入が避けられない廃食用油の燃焼処理を安易に行うこと
が困難な情勢になった。併せて、資源保護の観点から食
品リサイクル法が2001年から施行されることにな
り、廃食用油に関しても何らかの形でリサイクルを行う
ことが必要となった。
【0003】このような観点から廃食用油をリサイクル
する方法として石鹸や塗料にする既存の方法以外に最近
軽油代替燃料とする方法が開発された。この方法では廃
食用油にメタノールとごく微量の触媒を加えて加熱、反
応させ、メチルエステルとグリセリンを生成する。この
グリセリンを取り除いたメチルエステルを精製(水洗・
脱水)、濾過すると、それが軽油代替燃料になる。全工
程に要する時間は数時間であり、廃食用油100リット
ルから95リットルの製品が回収でき、歩留まりが極め
て高いという利点がある。しかしながら、この方法は植
物油しか適用できないという欠点があり、動物油が混入
した廃油が多いという実情に適合したものではない。ま
た、原料となる廃食用油の効率的な回収システムや生産
した燃料の効率的な供給システムを構築する方法があ
る。
【0004】廃食用油を再生して食用として回収利用す
る方法は多数考案されているが、高品質の油を得るには
コストが高くなるので、従来は実施されている方法がな
かった。近年、活性白土を含む紙製フィルターを用いて
加熱した油を減圧濾過する方法や活性炭を用いて濾過処
理する方法(特開2000−201621号)などが開
発されたが、これらの方法は油の着色成分を除去でき外
見上はきれいな油が得られる。したがって、また劣化が
進行していない油を処理して再利用するために用いられ
ている。しかしながら、これらの処理方法では油脂の劣
化の指標となるAV(酸価)を低減する効果は低いの
で、劣化が進行してこれらの数値が高い廃食用油を対象
とした場合、食用油として許容レベルに到達した製品を
得ることは困難である。また、不快な臭気が残るという
問題があり、広く普及させるためには改善すべき問題点
が残されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、動物
油が混入した廃油からでも有効にグリセリンを生産する
ことのできる廃用油の処理方法を提供することである。
【0006】また、本発明の他の課題は、劣化が進行し
ている廃食用油からでも再利用可能な食用油を得ること
のできる廃食用油の処理方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明は、食塩を含有する水を電気分解して得られた
強アルカリ性水を廃食用油及び/又は化石燃料廃用油に
加え、化学反応によって天然グリセリン又は合成グリセ
リンを抽出することを特徴とするものであり、前記食塩
含有水は、真水に食塩を加えたもの又は海水を用いても
よい。
【0008】前記課題を解決するための他の発明は、食
塩等の電解質を添加した水溶液を電解槽において電気分
解し、陰極側から生成する強アルカリ性還元水を、常温
条件下で廃食用油と混合し、油水分離を行い、再び食用
に供することができる程度に精製された廃食用油から精
製加工油脂を製造する方法、及び、電解質としては,食
塩、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等
を使用する方法、及び、電解槽、反応タンク、油水分離
手段、その他の付属装置等から構成されるシステムを持
つ方法、及び過酸化物除去能力を高めるために紫外線照
射あるいは紫外線照射と二価鉄イオンの添加を併用する
方法、及び処理方法を行うために紫外線照射手段を廃食
用油貯留タンク及び反応タンクに設置したシステム、お
よび紫外線照射手段に加えて反応タンクに二価鉄イオン
供給手段を付加したシステムを持つ処理方法とした。
【0009】
【発明の実施の形態】この処理方法を具体的に説明する
前に本発明で使用される用語の定義について説明を行な
う。
【0010】水の電気分解により生成した水は電解水と
呼ばれるが、電解水には強電解水と弱電解水がある。強
電解水とは食塩などの電解補助剤を加えるか、あるいは
加えない原水でも電流強度や電解時間を大にするなど電
解程度を高めて得られる物性の強い水のことをいう。一
方、弱電解水とは電解補助剤を加えない水(水道水や、
水道水にカルシウム剤などを添加したもの)を原水と
し、低い電解強度で電解した水のことをいう。強電解水
のうち陽極側で発生する水には強酸性水(強酸性強酸化
水)と弱酸性強酸化水(ソフト酸化水)があり、強酸性
水は病院などで殺菌用に用いられている。強酸性水と同
時に陰極側で発生する還元力が強い電解水を強還元水と
いうが、強還元水は従来はあまり用途がなく捨て水にな
っていることが多かった。
【0011】弱電解水のうち陽極側で発生する水は弱酸
性弱酸化水であり、一般的には弱酸性水あるいは弱酸性
イオン水と呼ばれており、アルカリイオン整水器でアル
カリイオン水と同時に発生するが、これもあまり用途が
なく捨て水になっていることが多い。アルカリイオン水
とはアルカリ性弱還元水のことで、アルカリイオン整水
器によって陰極側で発生して、水道中の遊離塩素が無害
な塩素イオンに変えられて塩素臭がないことから、飲料
水として広く用いられている。
【0012】アルカリイオン水は正式名称は弱アルカリ
性弱還元水というのが妥当であろうが、慣習では
「(弱)アルカリイオン水」と称呼している(強電解水
でも弱アルカリ性のものがある)。アルカリイオン水の
pHは約8〜10.5と水道水より高く、酸化還元電位
(ORP)は約−0.1〜−0.4Vと低い(水道水は
0.5〜0.75V)。アルカリイオン水の効能として
新陳代謝や栄養を高め、酸化防止・制酸・中和作用があ
り、水を吸収し素材を軟化させ(膨潤作用)、味がよく
浸透する(浸透作用)、界面活性作用、油脂乳化作用な
どがあることが知られている。
【0013】強還元水(以下、還元水と略称する)は、
pH11〜12.5(11以上)、ORP−0.5〜−
1.2V(−0.6V以下)、有効塩素濃度0.1mg
/1以下、溶存酸素濃度5mg/1以下の物性を持ち、
強アルカリ性で還元力の強い水である。還元水の特性と
して強い還元力、強酸性水より弱く遅効性の殺菌作用、
有機物・可溶性タンパク質・油脂類などに強い溶解・洗
浄・剥離作用・界面活性作用、油脂乳化作用などがある
ことが知られている。
【0014】先ず、廃食用油からグリセリンを抽出する
処理方法について図1及び図2を参照して説明する。
【0015】図1に示すように電池Eが接続された電解
槽2中に、海水又は真水に食塩を加えて海水状態とした
ものを原料水1として収容し、電気分解によって強アル
カリ性の還元水1Aとして還元水槽3に収容し、この還
元水1Aを廃食用油又は化石燃料廃用油5を収容してい
る廃油槽4に混入して常温又は加熱することによりグリ
セリンを抽出する。
【0016】このとき、廃油としてすでに酸化している
ものに還元水を混入すると、還元水のアルカリ成分と、
遊離脂肪酸を含むトリグリセリドが石鹸化現象を引き起
して上層に浮き上り図2のように下に沈んだグリセリン
(C383)と分離された状態となるので、この廃油
槽4の底部に取出し口を設けておくことによってグリセ
リンを抽出することができる。
【0017】上記実施の形態における「還元水」とは、
前記定義で説明したように、pH11〜12.5ORP
−0.5〜−1.2V(−0.6V以下)、有効塩素濃
度0.1mg/l以下、溶存酸素濃度5mg/l以下の
物性をもつものを言う。
【0018】従来は、グリセリンはヤシ油、パーム油に
苛性ソーダなど化学薬品を混入、加熱して、油の脂肪酸
と天然グリセリンを分離、抽出していた。合成グリセリ
ンは化石燃料に苛性ソーダを混入、加熱してグリセリン
を抽出している。
【0019】本発明は、苛性ソーダなど化学薬品を一切
混入しないのみならす、すでに廃油として脂肪酸とグリ
セリンが分離したものを使用する。従って、高温加熱の
必要も、その精製工程の中で、グリセリンに混入せし、
化学薬品を蒸留して取り去るなどの手段を用いる必要も
なく、極めて安易に残留する化学薬品もないグリセリン
を抽出することが出来る。また酸化した廃油を使用する
ため、資源リサイクルにかなった抽出法であるため製造
コストの大幅削減となる。
【0020】次にもう一つの発明である廃食油の処理方
法を図3を参照して説明する。
【0021】図3において11は電解槽であり、水12
と電解質13を供給して通電して電気分解を行う。陽極
側からは、酸化水14、陰極側から還元水15を別々に
生成することができる。電解質としては水に溶解する塩
であれば何でも良いのであるが、食塩が温度変化に対す
る溶解度の変化が小さく、低価格であるために都合が良
く、還元水と一緒に生成する酸性水(酸化水)は殺菌の
目的に使用できる。しかし、食塩を用いた場合、酸性水
には塩素が溶解しており、その一部は空気中に発散する
ので安全衛生上の観点からは、塩素を発生する心配がな
い硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなど
の使用が推奨される。電解槽は主として殺菌用の酸性水
を生成する目的で我が国のいくつかのメーカーが生産販
売しており、前処理用に軟水器が設置されている。還元
水15は、還元水供給ポンプ16により、反応タンク1
7に流入する。
【0022】一方、廃食用油貯留タンク18に貯留され
た未処理廃食用油は、廃食用油供給ポンプ19により、
反応タンク17に流入して、このタンクに設置された撹
拌機20により撹拌混合される。油は乳化してエマルジ
ョンが生成される。その後、反応タンク17から流出し
た混合液は、第一油水分離手段21により油と水に分離
される。この油水分離手段としては遠心分離器や膜を用
いた装置、分液ロートあるいはこれを大型化した装置な
どがある。
【0023】ここで、自然放置した場合は特殊な場合は
30分程度でエマルジョンが解乳化する場合もあるが、
概して廃食油の酸価が高い場合は解乳化が不十分で、酸
価があまり落ちていない場合が多い。そのような場合は
水は分離するが油は乳化している状態となっているの
で、水を抜き取り、乳化した油を反応タンク17に戻し
て、再度還元水処理を行なう。再度、乳化した油は第一
油水分離手段21に入る。ここで、還元水と同じ容量の
塩酸酸性水と混合するとエマルジョンは解乳化して油と
水が分離する。塩酸酸性水のpHは強酸性水と同じ2.
5程度がよい。ここで塩酸酸性水を用いる理由は遊離塩
素と油が反応してたとえ微量でも有害な有機塩素化合物
が生成するのを防止するためであり、再生油が食用以外
に用いられる場合には電気分解で生成した強酸性水をエ
マルジョンの解乳化に用いることができる。
【0024】分離された水は貯水タンク22に貯留され
る。一方、分離された油は洗浄タンク23に入り、洗浄
水(またはお湯)24が供給されて、撹拌機25により
撹拌混合される。洗浄は塩分の除去のために行われる。
【0025】その後、洗浄タンク23から出た油水混合
液は、第二油水分離手段26により油と水に分離され
る。この油水分離手段は前に述べたものと同様である。
分離した油は加熱タンク27あるいはエバポレータより
水分が除去される。その後、脱色手段28により着色成
分が除去される。脱色手段としては活性白土や活性炭入
りのフィルターで110℃程度に加熱して濾過する方法
がある。脱色された油は再生(加工)油貯留タンク29
に入り、出荷あるいは再利用するまでの期間貯留され
る。第二油水分離手段26により分離された水は貯水タ
ンク22に貯留される。また、酸化水14は油の洗浄水
として使うことも可能であり、アルカリ性の還元水を中
和する作用がある。洗浄水として用いない場合は貯水タ
ンク22に貯留される。活性白土で加熱濾過された油は
活性白土自身の臭気が油についたり、未処理油の不快臭
が残っている場合があるので、そのような場合は脱臭手
段30によって脱臭される。この手段としてショウガス
ライスを金網に入れて130℃に加熱する方法がある。
第二油水分離手段26により分離された水は貯水タンク
22に貯留される。また、酸化水14は油の洗浄水とし
て使うことも可能であり、アルカリ性の還元水を中和す
る作用がある。洗浄水として用いない場合は貯水タンク
22に貯留される。貯留された水は石鹸水あるいはカリ
ウム塩を使用した場合は液肥として利用することも可能
である。もし、そのような用途がない場合には廃水処理
装置31により処理される。廃水処理の方法としてカル
シウム塩を添加して(実際には消石灰を添加して塩酸で
pH調整するのがよい)、カルシウム石鹸としてこれを
沈降分離する。カルシウム石鹸は水分を除去して肥料や
飼料として、あるいはコンクリートの防水剤、アスファ
ルトフィラーなどの用途がある。カルシウム石鹸を分離
した水は下水に排出できる水質であるが、必要ならば生
物処理やさらに高度の処理を行なう。
【0026】以上はこの廃食用油処理の基本システムで
あるが、これに次のような補助システムが付加される。
この補助システムは廃食用油のPOVが高い場合に適用
されるもので、反応タンク17に二価鉄イオン供給手段
32および紫外線照射装置33が付設される。二価鉄イ
オンは適量が供給され、紫外線照射下で還元水と撹拌混
合される。二価鉄イオンを供給せずに紫外線照射だけを
行っても良い。紫外線照射装置33はもし必要ならば廃
食用油貯留タンク18にも設置される。
【0027】
【実施例】廃食用油の電解還元水処理は食塩などの電解
質を添加した溶液を隔膜を設置した電解槽において電解
して陰極側から生成する強アルカリ性(PH11〜1
2.5)、酸化還元電位(ORP:−0.5〜−1.2
V)の還元水を常温条件で廃食用油と混合する極めて簡
単な処理方法であり、廃食用油の再生の実施例と効果は
次の通りである。 I.遊離脂肪酸の除去 廃食用油には揚げものをする過程において食材中の水分
が混入して高温下で油(トリグリセリド)の加水分離が
起こるために遊離脂肪酸が含まれている。この遊離脂肪
酸の濃度は酸価(AV)として表示され、油の劣化の指
標となる。廃食用油中の遊離脂肪酸はオレイン酸などの
高級脂肪酸が主成分であり水には不溶である。高級脂肪
酸は還元水に含まれるアルカリ成分と(1)式のように
反応して石鹸を生成する。石鹸は水に可溶であり油水分
離を行うことにより油から除去される。
【0028】 RCOOH+NaOH→RCOONa+H2O (1) 廃食用油の酸価は1〜5の範囲であることが多いが、本
処理により食用油脂酸価許容基準の0.3以下にするこ
とができる。 II.淡色化および不快臭の除去 石鹸は界面活性作用があるので油は乳化する。乳化は酸
価が比較的高く劣化が進行した油脂を処理した場合に顕
著である。それに対して、新鮮な油を還元水処理した場
合にはほとんど乳化しない。乳化した液を油水分離する
ことにより、油は洗浄されたのと同じことになり、着色
成分や不快な臭気が水に溶けて除去される。 III.過酸化物の除去 電解還元水処理に引き続き、活性白土を用いた加熱濾過
により脱色が行なわれるが、この過程においた過酸化物
価(POV)が減少する。過酸化物とは油の貯蔵中に酸
素が油の二重結合の隣接部位に結合して生成するヒドロ
ペルオキシドのことであり活性酸素の一種である。電解
還元水処理において過酸化物価は減少する場合もある
が、増加する場合の方が多い。しかし、過酸化物価は加
熱することによって減少することが知られており、加熱
濾過により大抵の場合、10meq/kg以下になり、
新油の基準の3meq/kg以下にすることもできる。
つぎに実際の例(実験例1)を用いて遊離脂肪酸および
過酸化物の除去効果について述べる。
【0029】実験例1の結果を下表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1に示すように廃食用油の還元水処理に
おいては電解補助剤の種類と濃度が遊離脂肪酸の除去効
果すなわち酸価低減効果に影響を与える。尚、廃油と還
元水の溶液混合比率はすべて1:1とした。表1におい
て試料番号1〜7と8〜19は使用した電解水生成装置
が異なる。前者では食塩以外の塩を濃度を変えて、補助
電解質として使用できる。それに対して後者では約0.
1%の食塩しか使用できない。前者では3%および1%
の炭酸カリウムを用いた場合、還元水処理後の酸価が平
均0.05〜0.29と低く、還元水処理による酸価の低
減量も平均2.73〜1.47と大きく効率よく遊離脂肪
酸が除去されている。しかし、3%の硫酸ナトリウムの
場合は除去効果が低い。また、後者では還元水処理後の
平均の酸価は1.89と高く、酸価の平均低減量も1.1
0と小さい。遊離脂肪酸の除去効果は油水分離の良否に
影響されるようであり、特に自然分離ではばらつきが大
きいように見受けられる。
【0032】0.1%の食塩を用いた場合は遊離脂肪酸
の除去効果が低いので未処理廃油の酸価が低い場合を除
いて廃油に対する還元水の混合比を高めない限り一回の
処理で新油の基準値である0.3以下の酸価にすること
はできない。それに対して1〜3%の炭酸カリウムを用
いた場合は一回の処理で0.3以下にすることができ
る。
【0033】電解水の代わりにアルカリによる廃油処理
を行った実験例2の場合の酸価の低減効果を表2に示
す。NaOH溶液のpHは0.1Nでは13、0.01N
では12であり、還元水のpHは12.4〜11.7の範
囲にある。したがって、還元水のアルカリとしての強さ
は0.02〜0.005NのNaOHと同等であり、pH
12付近では小さなpHの変化でも酸価の低減効果が大
きく変動することが示唆される。この事実から、pH8
〜10.5のアルカリイオン水で廃油を処理しても乳化
はするけれども酸価を低減することは実質的に不可能で
あり、実際にアルカリイオン水を用いて廃食油の処理を
行なったところ、この事実に相違なかった。
【0034】炭酸ナトリウム溶液を用いた場合は0.5
%以上であれば0.1%の食塩を添加して生成した還元
水よりも酸価の低減効果が高いことがわかる。これは脂
肪酸が弱酸であるが、炭酸よりは強い酸であるために
(2)式の反応が進行するためである。
【0035】 RCOOH+Na2CO3→RCOONa+NaHCO3 (2) 炭酸ナトリウムや炭酸カリウムを補助電解質とした還元
水はアルカリとしての強さが増してもともとこれらの可
溶性炭酸塩が保有している酸価を低減する効果が増強さ
れるので、食塩を用いる場合より有利である。消石灰の
粉末を添加して生成するカルシウム石鹸を濾過して除去
した場合でも遊離脂肪酸は除去される。食塩から生成し
た還元水では酸価低減が不十分な場合には炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、消石灰などを添加すれば酸価が高い
廃食油を処理した場合でも酸価を十分に低減することが
できる。
【0036】
【表2】
【0037】表3に実験例3としての腐食油還元水処理
の処理成績を示す。加熱濾過工程の有無が加工油の過酸
化物価に影響を与えることがわかる。試験番号1〜7は
加熱濾過工程が無く、加工油の過酸化物価は1.4〜1
1.1の範囲にあり、平均値は6.2であった。それに対
して、加熱濾過工程がある試験番号8〜14の場合は
0.7〜8.3の範囲にあり、平均値は3.8だった。し
たがって、加熱濾過は過酸化物価を低減する効果があ
り、新油の基準である3meq/kg以下にすることも
不可能ではないと結論づけられる。
【0038】
【表3】
【0039】IV.補助システムによる過酸化物の除去 電解還元水処理では苛性ソーダ溶液を用いた脱酸と異な
り、還元水に含まれる活性水素(原子状水素あるいは水
素ラジカル)の作用により過酸化物を除去する潜在的可
能性を有する。しかし、実際には通常の還元水処理では
過酸化物価を低減することは困難である。過酸化物価は
加熱濾過処理において低減されるものの、前段階におい
てできるだけ減らしておいたほうが望ましい。過酸化物
(有機ヒドロペルオキシド)が活性水素と反応する過程
は(3)、(4)、(5)式で表現される。
【0040】ROOH→RO・+・OH (3) RO・+H・→ROH (4) H・+・OH→H2O (5) 過酸化物がアルコキシラジカルとヒドロキシラジカルに
分解する(3)式の段階が律速段階となっており、通常
の還元水処理では(3)式の分解が進行しにくいと考え
られる。
【0041】二価鉄イオンの添加や紫外線の照射は過酸
化物の分解、即ち、(3)式の反応を促進するのは既知
の事実であるが、活性水素がない場合には油脂の劣化が
促進される。それに対して、活性水素が存在する場合に
はアルコキシラジカルは(4)式のようにアルコールと
なり、ヒドロキシラジカルは水になる。したがって、二
価鉄イオンの添加や紫外線の照射と還元水処理を組み合
わせることによって、過酸化物の除去ができると考えら
れる。
【0042】表4に実施例4としての二価鉄イオン添加
および紫外線照射などを付加したシステムにおける過酸
化物測定結果を示す。紫外線照射は還元水処理の前に照
射しても還元水を混合した後でも過酸化物価の低減に効
果があり、照射4時間で半減した。さらに二価鉄イオン
を添加すると相乗作用により照射1時間でも過酸化物価
が1/3に低下した。
【0043】
【表4】
【0044】表5に実験例5としての廃油還元水処理の
過程で油水分離した廃水を石灰凝集沈殿、濾過後、酸性
水で2倍に希釈した場合の水質と排水基準を示す。この
結果を見る限りでは下水に流すことが許可される。BO
D原因物質はグリセリンであろう。
【0045】
【表5】
【0046】
【発明の効果】本発明は、このように、従来廃棄処分と
されていた廃食用油を精製加工することで、再使用可能
な油脂(グリセリン、食用油)とし、資源の有効活用、
リサイクルの推進を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグリセリン抽出方法の系統図である。
【図2】上記グリセリン抽出法によって得られた液の分
離状態を示す図である。
【図3】本発明の腐食用油を処理して再生油を抽出する
方法の系統図である。
【符号の説明】
1 原料水 2 電解槽 3 還元水層 4 廃油槽 5 廃油 11 電解槽 12 水 13 電解質 14 酸化水 15 還元水 16 還元水供給ポンプ 17 反応タンク 18 廃食用油貯留タンク 19 廃食用油供給ポンプ 20 撹拌機 21 第一油水分離手段 22 貯水タンク 23 洗浄タンク 24 洗浄水(またはお湯) 25 撹拌機 26 第二油水分離手段 27 加熱タンクまたはエバポレータ 28 脱色手段 29 再生(加工)油貯留タンク 30 脱臭手段 31 廃水処理装置 32 二価鉄イオン供給手段 33 紫外線照射装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 1/58 C02F 1/58 A C11B 3/00 C11B 3/00 (72)発明者 張 成洛 東京都新宿区富久町16−4 MGMビル3 F 株式会社光明社内 Fターム(参考) 4B026 DC01 DC02 DC06 DG01 DG11 DH10 DP01 DP10 DX01 4D038 AA08 AB10 4D061 DA02 DA04 DB08 EA02 EB02 EB04 EB11 EB39 ED12 ED13 FA20 GC18 4G075 AA14 AA15 AA37 BA10 BB05 BB07 CA02 CA20 CA33 CA57 DA01 DA13 4H059 AA09 AA13 BA13 BC03 BC13 CA05 CA32 CA33 CA74 CA75 CA84 CA93 CA97 EA21

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食塩を有する水を電気分解して得られた
    強アルカリ性還元水を廃食用油及び/又は化石燃料廃用
    油に加え、化学反応によって天然グリセリン又は合成グ
    リセリンを抽出する処理方法。
  2. 【請求項2】 前記食塩を含有する水は、真水に食塩を
    加えたもの又は海水であることを特徴とする請求項1に
    記載の処理方法。
  3. 【請求項3】 前記強アルカリ性還元水は、少なくと
    も、pH11〜12.5、酸化還元電位(ORP)が−
    0.5〜−1.2Vの物性を有するものであることを特
    徴とする請求項1に記載の処理方法。
  4. 【請求項4】 食塩等の電解質を添加した水溶液を電解
    槽において電気分解し、陰極側から生成する強アルカリ
    性還元水を、常温条件下で廃食用油と混合し、油水分離
    を行い、再び食用に供することができる程度に精製され
    た廃用油の処理方法。
  5. 【請求項5】 前記油水分離後に水洗、脱水、加熱濾過
    を行って加工油を回収する方法を更に含むことを特徴と
    する請求項4に記載の処理方法。
  6. 【請求項6】 電解質としては、食塩、硫酸ナトリウ
    ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、消石灰等を使用す
    る請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 電解槽、反応タンク、油水分離手段、そ
    の他の付属装置等から構成されるシステムを持つ、請求
    項4に記載の方法。
  8. 【請求項8】 過酸化物除去能力を高めるために紫外線
    照射あるいは紫外線照射と二価鉄イオンの添加を併用す
    る請求項4に記載の方法。
  9. 【請求項9】 処理方法を行うために紫外線照射手段を
    廃食用油貯留タンク及び反応タンクに設置したシステ
    ム、および紫外線照射手段に加えて反応タンクに二価鉄
    イオン供給手段を付加したシステムを持つ請求項4に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 前記油水分離において、エマルジョン
    と強酸性水を混合する方法又は遊離塩素を含む強酸性水
    に代えてpH2.5付近に調節した塩酸酸性水を混合す
    る方法を用いた請求項4に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記加熱濾過を活性白土を用いて行な
    い、加工油を加熱してショウガスライスを入れて揚げる
    ことにより脱臭を行うことを特徴とする請求項5に記載
    の処理方法。
  12. 【請求項12】 前記油水分離後の水に消石灰を入れて
    凝集沈殿させた後に濾過し、強酸性水と混合することに
    よりカルシウム石鹸と下水放流可能な水とを得ることを
    特徴とする請求項4又は5に記載の処理方法。
  13. 【請求項13】 前記強アルカリ性還元水は、少なくと
    も、pH11〜12.5、酸化還元電位(ORP)が−
    0.5〜−1.2Vの物性を有することを特徴とする請
    求項4又は5に記載の処理方法。
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