JP2002114815A - チーグラー−ナッタ型の触媒組成物およびこれらの製造方法 - Google Patents
チーグラー−ナッタ型の触媒組成物およびこれらの製造方法Info
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Abstract
という欠点のない触媒組成物の提供。 【解決手段】A)マグネシウム化合物が析出した無機金
属酸化物を四価のチタン化合物と接触させる工程、B)
任意で、この方法で得られる中間体を電子供与体と接触
させる工程、C)工程A)またはB)で得られる中間体
をポリシロキサンと接触させる工程により製造される、
オレフィンの重合に適したチーグラー−ナッタ型の触媒
組成物。更に、共触媒としてアルミニウム化合物の存在
下、オレフィンの重合又は共重合の方法。
Description
成物、これらの製造方法、オレフィンの重合方法、この
方法により得られる重合体および共重合体に関する。
なり以前から知られている。この組成物は、特に、C2
〜C10−アルカ−1−エンの重合に使用されており、
中でも多価チタン、ハロゲン化アルミニウムおよび/ま
たはアルキルアルミニウム、および適当な担体材料を含
んでいる。チーグラー−ナッタ触媒は通常2工程で製造
される。まず、チタン含有の固体成分が製造される。こ
れを続いて共触媒と反応させる。続いてこのようにして
得られた触媒により重合が行われる。
において、炭化水素に溶解する重合体の形成を避けるた
めに、チーグラー−ナッタ触媒の追加の成分としてルイ
ス塩基がしばしば使用される。このように、例えば、E
P−A−225452ではシロキサンが追加の触媒とし
て使用され、カルボン酸エステル、ケトン、およびアミ
ンがDE−A−3538577から3538580で使
用され、脂肪族エーテルがEP−A−212519で使
用される。
法は、気相で、比較的低い割合の微粉を含む重合体を与
える。使用される触媒は、活性成分としてTiCl3・
nAlCl3(nが0から0.5を表す。)、マグネシ
ウム含有成分、ポリシロキサン、担体成分としてシリカ
ゲル、アルキルアルミニウム化合物およびルイス塩基を
含む。ポリシロキサンの使用は、さらに炭化水素溶解重
合体を減少させ、重合体のモルホロジーをかなり改善す
るが、触媒組成物の活性は、ポリシロキサンの存在によ
り大きく減少する。
に記載の触媒組成物から出発し、ポリシロキサンを使用
したときに活性の減少という上記の欠点のない、チーグ
ラー−ナッタ型の改善された触媒組成物を開発すること
にある。
価のチタン化合物と接触させる工程、 B)任意で、この方法で得られる中間体を電子供与体と
接触させる工程、 C)工程A)またはB)で得られる中間体をポリシロキ
サンと接触させる工程を含む、チーグラー−ナッタ型の
触媒組成物の製造方法により達成されることを見出し
た。
四価のチタン化合物の使用により先行技術の欠点を克服
できたのみならず、ポリシロキサンの添加によって触媒
組成物の活性がかなり上昇したことは驚くべきことであ
る。
することのできるチーグラー−ナッタ型の触媒組成物、
および、重合または共重合が少なくとも1種の本発明の
触媒組成物と、共触媒としてのアルミニウム化合物との
存在下で行われる、20から150℃、1×105から
100×105Paの圧力で、オレフィンの重合または
共重合を行う方法を提供する。
られるエチレンの単独重合体およびα−オレフィンとエ
チレンとの共重合体を提供し、これらのフィルム、繊
維、成形品の製造のための使用を提供し、本発明による
エチレンの単独重合体及び共重合体を含むフィルム、繊
維、成形品を提供する。
その上に析出するマグネシウム化合物を有し、マグネシ
ウム化合物は一般に無機金属酸化物の1から200質量
%、好ましくは無機金属酸化物の1から100質量%、
特に好ましくは、無機金属酸化物の1から10質量%の
量である。マグネシウム化合物は一般に均一に無機金属
酸化物上に分布している。マグネシウム化合物が析出し
た無機金属酸化物は、以下の工程を含む方法により製造
することができる。 a)任意で、無機金属酸化物をIUPACにより198
5年に決定された周期表の第13族の有機金属化合物と
接触させる工程、 b)工程a)で得られた中間体または無機金属酸化物を
マグネシウム化合物 MgRnX2−n (Xが各々、互いに独立して、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素、水素、NR2、OR、SR、SO3RまたはOC
(O)Rを表し、Rが各々、互いに独立して、直鎖の、
分枝の、または環式のC1〜C20アルキル、C2〜C
10アルケニル、アルキル部分に1〜10個の炭素原子
を有しアリール部分に6〜20個の炭素原子を有するア
ルキルアリール、またはC6〜C18アリールおよびn
が1または2を表す。)と接触させる工程、続いて c)工程b)で得られた中間体を、Rがb)と同義の式
R−OHのアルコールと接触させる工程。
した記号であり、以下のすべての化合物を意味する。R
は、各々の場合独立して直鎖の、分枝の、または環式の
C1〜C20アルキル、例えばメチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イ
ソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、sec−ペンチ
ル、イソペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−
オクチル、n−ノニル、n−デシルまたはn−ドデシ
ル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、
シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シ
クロノニルまたはシクロドデシルなど、直鎖、環式また
は分枝でもよく、内部または末端二重結合を持つことが
できるC2〜C10アルケニル、例えば、ビニル、1−
アリル、2−アリル、3−アリル、ブテニル、ペンテニ
ル、ヘキセニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニ
ル、シクロオクテニル、シクロオクタジエニルなど、ア
ルキル部分に1〜10個の炭素原子を有しアリール部分
に6〜20個の炭素原子を有するアルキルアリール、例
えばベンジル、o−、m−、p−メチルベンジル、1−
または2−エチルフェニルなど、さらにアルキル基を置
換基として有するC6〜C 18アリール、例えばフェニ
ル、1−ナフチル、2−ナフチル、1−アントリル、2
−アントリル、9−アントリル、1−フェナントリル、
2−フェナントリル、3−フェナントリル、4−フェナ
ントリルおよび9−フェナントリル、2−ビフェニル、
o−、m−、p−メチルフェニル、2,3−、2,4
−、2,5−または2,6−ジメチルフェニル、2,
3,4−、2,3,5−、2,3,6−、2,4,5
−、2,4,6−または3,4,5−トリメチルフェニ
ルなどを表し、2個のR基が合体して5または6員環を
形成してもよく、有機の基Rは、ハロゲン、例えばフッ
素、塩素または臭素などにより置換されていてもよい。
り、各々独立して、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素もしく
は水素、またはアミノ基NR2、アルコキシド基OR、
チオラート基SR、スルホナート基SO3Rもしくはカ
ルボキシラート基OC(O)Rを表し、Rは、上記のも
のと同義である。NR2の例として、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノおよびジイソプロピルアミノが挙げら
れ、ORの例として、メトキシ、エトキシ、イソプロポ
キシ、ブトキシ、ヘキソキシ、もしくは2−エチルヘキ
ソキシ、SO3Rの例として、メチルスルホナート、ト
リフルオロメチルスルホナートおよびトルエンスルホナ
ートが挙げられ、OC(O)Rの例としてホルマート、
アセタートおよびプロピオナートが挙げられる。
a)で、Rが上記と同義であり、Mが周期表第13族の
金属、好ましくはB、Al、またはGa、特に好ましく
はAl、およびmが1,2または3を表す有機金属化合
物MRmX3−mと反応させる。
物は好ましくはアルミニウム化合物AlRmX3−mで
あり、記号は上記と同義である。適当な化合物の例とし
て、トリアルキルアルミニウム化合物、例えば、トリメ
チルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、トリイソ
ブチルアルミニウムまたはトリブチルアルミニウムな
ど、ジアルキルアルミニウムハライド、例えばジメチル
アルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド
またはジメチルアルミニウムフルオリドなど、アルキル
アルミニウムジハライド、例えば、メチルアルミニウム
ジクロリドまたはエチルアルミニウムジクロリドなど、
あるいは混合物、例えばメチルアルミニウムセスキクロ
リドが挙げられる。アルキルアルミニウムとアルコール
との加水分解生成物も使用することができる。ジアルキ
ルアルミニウムハライドの使用が好ましく、ジメチルア
ルミニウムクロリドまたはジエチルアルミニウムクロリ
ドの使用が特に好ましい。
カゲル、酸化アルミニウム、ハイドロタルク石、中間多
孔性の材料およびアルミノケイ酸塩であり、特にシリカ
ゲルである。
反応に先立って、完全に、または部分的に変性すること
もできる。担体材料は、例えば、酸化条件下または非酸
化条件下で100から1000℃、所望によりヘキサフ
ルオロケイ酸アンモニウムのようなフッ素化試薬の存在
下で処理することができる。中でも、水および/または
OH含量を変化させることが可能である。担体材料を、
本発明の方法に使用する前に、1から10時間、減圧
下、100から300℃で乾燥することが好ましい。
μm、好ましくは10から100μm、特に好ましくは
20から70μmの平均粒子直径を有し、0.1から1
0ml/g、特に1.0から4.0ml/gの細孔容積
を有し、10から1000m 2/g、特に100から6
00m2/gの比表面積を有する。無機金属酸化物は好
ましくは球形である。
runauer, P. EmmettおよびE. TellerによるJournal of
the American Chemical Society, 60,(1939), 209-319
頁に記載された、BET法を使用した窒素吸着により決
定した。
を使用することが非常に特に好ましい。一般に、噴霧乾
燥シリカゲルの一次粒子は、1から10μm、特に1か
ら5μmの平均粒子直径を有する。一次粒子は多孔性で
あり、SiO2ヒドロゲルの粉砕により、次いで所望に
よりふるいにかけることにより得られる顆粒状シリカゲ
ル粒子である。噴霧乾燥シリカゲルは、水または脂肪族
アルコール中の一次粒子のスラリーを噴霧乾燥すること
により製造することができる。しかし、このようなシリ
カゲルは市販されている。このようにして得られた噴霧
乾燥シリカゲルは、1から10μm、特に1から5μm
の平均直径を持つ空隙またはチャネルを持ち、全粒子の
巨視的容積割合は、5から20%、特に5から15%の
範囲である。これらの空隙またはチャネルは通常、触媒
に対するモノマーと共触媒の拡散制御の供給について、
および重合の速度論について正の効果を持つ。
行うことができる。特に、適当な溶媒は、周期表第13
族の有機金属化合物が溶解する脂肪族および芳香族炭化
水素、例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ドデカン、ベンゼン、または、トルエン、キシレン
またはエチルベンゼンのようなC7〜C10アルキルベ
ンゼンなどである。特に好ましい溶媒はエチルベンゼン
である。
炭化水素中でスラリー化し、この後有機金属化合物をこ
れに添加する。有機金属化合物は、そのまま加えられる
か、脂肪族または芳香族炭化水素、好ましくはペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタンまたはトルエンの溶液として加
えられる。しかし、例えば、有機金属化合物の溶液を、
乾燥した無機金属酸化物へ添加することも可能である。
反応工程a)は、0から100℃、好ましくは、20か
ら50℃で行われる。反応時間は一般に1分間から2時
間、好ましくは5分間から1時間の範囲である。
化物に対して0.05から10mmol、好ましくは
0.2から5mmol、特に好ましくは0.4から2m
molの量が使用される。
材料を、通常後処理や単離なしで、マグネシウム化合物
と反応させる。適当なマグネシウム化合物は、特に、ハ
ロゲン化マグネシウム、アルキルマグネシウム、アリー
ルマグネシウム、アルコキシマグネシウム、アリールオ
キシマグネシウム化合物、好ましくは二塩化マグネシウ
ム、二臭化マグネシウム、ジ(C1〜C10アルキル)
マグネシウム化合物が使用される。マグネシウム化合物
MgR2、例えばジメチルマグネシウム、ジエチルマグ
ネシウム、ジブチルマグネシウムまたはブチルオクチル
マグネシウムが、なかでもこれらの良好な溶解性によ
り、特に好ましく使用される。ブチルオクチルマグネシ
ウムなどの混合化合物において、基Rは互いに様々な比
率で存在することができ、例えば、(ブチル)
1.5(オクチル)0.5マグネシウムの使用が好まし
い。
溶媒である。反応は、通常0から150℃、好ましくは
20から100℃、特に好ましくは30から70℃で行
われる。反応時間は、一般に1分間から5時間、好まし
くは10分間から3時間、特に好ましくは30分間から
2時間の範囲である。
物1gに対して、0.5から20mmol、好ましくは
1から10mmol、特に好ましくは2から5mmol
の量が使用される。
の単離なしで、記号Rが上記と同義である式R−OHの
1種以上のアルコールと反応させる。適当なアルコール
の例として、メタノール、エタノール、1−プロパノー
ル、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノー
ル、1−ペンタノール、2−ペンタノール、1−ヘキサ
ノール、2−エチルヘキサノール、2,2−ジメチルエ
タノールおよび2,2−ジメチルプロパノール、特に、
エタノール、1−プロパノール、1−ブタノール、1−
ペンタノール、1−ヘキサノールおよび2−エチルヘキ
サノールが挙げられる。
溶媒である。反応は、通常0から80℃、好ましくは1
0から50℃、特に好ましくは20から40℃で行われ
る。反応時間は一般に、1分間から5時間、好ましくは
10分間から3時間、特に好ましくは30分間から2時
間の範囲である。
ネシウム化合物に対するモル比は、通常0.1:10か
ら20:1、好ましくは0.5:10から10:1、特
に好ましくは1:1から2:1の範囲である。
機金属酸化物は、それから直接工程A)で使用すること
ができる。しかし、単離をすることが好ましい。これは
例えば、溶媒の蒸留による除去、または好ましくは、ろ
過およびペンタン、ヘキサンまたはヘプタンなどの脂肪
族炭化水素による洗浄により達成することができる。洗
浄に続いて残余の溶媒のすべてまたはいくらかを除去す
る乾燥工程を行うことができる。
化物を、工程A)で四価チタン化合物と接触させる。使
用されるチタン化合物は、一般に、式(RO)sX
4−sTi(基RおよびXは上記と同義であり、sは0
から4を表す。)の四価チタンの化合物である。適当な
化合物は、例えば、テトラメトキシチタン、テトラエト
キシチタン、テトラプロポキシチタン、テトライソプロ
ポキシチタン、テトラブトキシチタン、チタン(IV)
2−エチルへキソキシドなどのテトラアルコキシチタ
ン、チタンクロリドトリイソプロポキシドなどのハロゲ
ン化トリアルコキシチタン、四ハロゲン化チタンであ
る。Xがフッ素、塩素、臭素、ヨウ素であるチタン化合
物が好ましく、塩素が特に好ましい。非常に特に好まし
いのは、四塩化チタンの使用である。
化物は、通常懸濁媒体中でスラリー化され、この後チタ
ン化合物がこれに添加される。しかし、チタン化合物を
懸濁媒体に溶解し、次いでマグネシウム化合物が析出し
た無機金属酸化物を添加することも可能である。チタン
化合物は、懸濁媒体に可溶なものが好ましい。適当な懸
濁媒体は、特に、脂肪族および芳香族炭化水素、例えば
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ドデカン、
ベンゼンなど、C7〜C10アルキルベンゼン、例えば
トルエン、キシレン、エチルベンゼンなどである。エチ
ルベンゼンが、特に好ましい溶媒である。反応工程A)
は通常0から100℃、好ましくは20から50℃で行
われる。反応時間は、一般に1分間から2時間、好まし
くは1分間から1時間の範囲である。
グネシウム化合物に対するモル比は、一般に20:1か
ら0.05:1、好ましくは10:1から0.5:1.
特に好ましくは4:1から1:1の範囲である。さら
に、使用されるチタン化合物の量は、通常1gの無機金
属酸化物に対して0.1から20mmol、好ましくは
0.5から15mmol、特に好ましくは1から10m
molとなるように選択される。
り、電子供与化合物、例えば、一官能性または多官能性
のカルボン酸、カルボン酸無水物、カルボン酸エステ
ル、ケトン、エーテル、アルコール、ラクトン、有機リ
ンおよび有機ケイ素化合物と接触させることができる。
電子供与化合物またはこれらの混合物を使用することが
好ましい。適当な供与化合物の選択は、例えば、重合す
るモノマーによる。一般に、単純な電子供与化合物、例
えば、ジエチルケトン、ジブチルエーテルまたはテトラ
ヒドロフランは、エチレンの単独重合および共重合に使
用される傾向があり、一方プロペンの重合の場合には、
フタル酸エステル、3員または4員の置換または無置換
のシクロアルキル−1,2−ジカルボン酸のジエステ
ル、置換または無置換のベンゾフェノン−2−カルボン
酸のモノエステルなどの電子供与化合物の使用が好まし
い。エステル化反応に使用され、エステルを形成するヒ
ドロキシ化合物は、C1〜C10アルキル基を有してい
てもよい、C1〜C15アルカノール、C5〜C7シク
ロアルカノール、およびC6〜C10フェノールを含む
慣用のアルコールである。プロペンの重合のために、フ
タル酸メチル、フタル酸エチル、フタル酸プロピルまた
はフタル酸ブチルを使用することが好ましい。
0から100℃、好ましくは、20から50℃で反応さ
せる。反応時間は一般に1分間から2時間、好ましくは
1分間から1時間である。
される電子供与化合物にたいする比は、15:1から
0.5:1、好ましくは10:1から1:1、特に好ま
しくは8:1から2:1の範囲である。
B)で得られた中間体を、式
3から4000の整数を表す。)のポリシロキサンと接
触させる。このようなポリシロキサンの粘度は、一般
に、1から106mPa・sの範囲である。ポリシロキ
サンは、例えば、Ullmann'sEncyclopedia of Industria
l Chemistry, 第6版、1999 Electronic Release,(key
word「Silicones」で検索)に記載されている。ポリシ
ロキサン上のR基として、メチル、エチル、プロピルお
よびフェニルが好ましく、特にメチルが好ましい。ポリ
シロキサンは、例えば、Wacker社のよりシリコー
ンオイルAK150から500000の名称で市販され
ている。ポリシロキサンは、付号qが100を上回り、
特に好ましくは1000を上回るものが好ましい。ポリ
シロキサンは、粘度が、100から500000mPa
・s、特に好ましくは10000から300000mP
a・sであるものが好ましい。
くは工程B)からの中間体を、中間体の単離なしに、ポ
リシロキサンと0から100℃、好ましくは20から4
0℃で反応させることが好ましい。反応時間は、一般に
1分間から5時間好ましくは10分間から2時間であ
る。
化物に対し、一般に1から50質量%、好ましくは5か
ら40質量%、特に好ましくは、10から30質量%の
量が使用される。
えば蒸留によって、または好ましくはろ過によって取り
除かれることが好ましい。このようにして得られた新規
触媒組成物は次いで1回以上ペンタン、ヘキサンまたは
ヘプタンなどの脂肪族炭化水素で洗浄される。好ましく
は、これに続いてすべての、またはいくらかの残余の溶
媒を取り除く乾燥工程を行う。このような方法で得られ
た新規触媒組成物は、完全に乾燥することができ、また
は、一定の水分含量とすることができる。しかし、揮発
性の成分が、触媒組成物の20質量%以下、特に10質
量%以下を構成するようにすべきである。
物は、チタンの含量が0.1から30質量%、好ましく
は0.5から20質量%、特に好ましくは1から10質
量%であることが有利である。
と、共触媒としてのアルミニウム化合物の存在下、オレ
フィンを重合または共重合するための方法は、20から
150℃、1×105から100×105Paの圧力で
行なわれる。
ら150℃、1×105から100×105Paの圧力
で行なわれるすべての工業的な公知の重合方法と組み合
わせることができる。その方法を行うための有利な圧力
と温度の範囲は、従って、重合方法に大きく依存する。
このように、本発明により使用される触媒組成物は、す
べての公知の重合方法に使用することができる。即ち、
例えば、懸濁重合方法で、溶液重合方法で、または気相
重合で使用することができる。
気相流動床反応器での気相重合、溶液重合および懸濁重
合、特にループ反応器および攪拌タンク反応器での溶液
重合および懸濁重合が好ましい。適当な気相流動床方法
が、例えばEP−A−0004645、EP−A−00
89691、EP−A−0120503またはEP−A
−0241947に詳細に記載されている。所望によ
り、様々なまたは同様な重合方法を、重合カスケードを
形成するために直列に結合することもできる。形成され
たポリ−1−アルケンのモル質量を、例えば水素など
の、重合技術で慣用される調節剤の添加により制御する
ことができ、また広い範囲にわたって設定することがで
きる。さらに、付加製造物は、計量導入されるチーグラ
ー触媒の量によって変化させることができる。それから
(共)重合体製造物を、慣用および公知の窒素および/
または蒸気処理に用いられる脱臭および不活性化容器を
通過させることができる。
濁媒体中、例えば、プロパン、イソブタンまたはペンタ
ンなどのアルカン中で行われる、懸濁重合法である。重
合温度は一般に、20から115℃の範囲であり、圧力
は一般に1×105から100×105Paの範囲であ
る。懸濁液中の固体の含量は、一般に10から80%の
範囲である。方法は、回分式で、例えば攪拌オートクレ
ーブ中で、または連続的に、例えば管型反応器、好まし
くはループ反応器中で行なうことができる。特に、US
−3242150およびUS−3248179に記載さ
れているようなPhillips PF方法を使用する
ことができる。
不飽和化合物を重合することが可能となる。本発明にお
いて、用語「重合」には、共重合も含まれる。可能なオ
レフィンは、エチレンおよび3から12個の炭素原子を
有するα−オレフィン、例えばプロペン、1−ブテン、
1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オク
テン、1−ノネン、1−デセン、または1−ドデセンな
ど、非共役および共役ジエン、例えばブタジエン、1,
5−ヘキサジエンまたは1,6−ヘプタジエンなど、環
状オレフィン、例えばシクロヘキセン、シクロペンテ
ン、またはノルボルネンなど、および極性モノマー、例
えばアクリル酸エステル、アクロレイン、アクリロニト
リル、ビニルエーテル、アリルエーテルおよび酢酸ビニ
ルなどである。スチレンなどのビニル芳香族化合物も本
発明の方法により重合することができる。エテン、プロ
ペン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−
ヘプテン、1−オクテンおよび1−デセンからなる群か
ら選択された少なくとも1種のオレフィン、特にエテン
の重合が好ましい。本発明の方法の好ましい態様におい
ては、エチレンとC3〜C12−α−オレフィン、特に
C3〜C8−α−モノオレフィンとの混合物(これに
は、3種以上のオレフィンの混合物も含まれる)を共重
合する。本発明の方法のさらに好ましい態様において
は、エチレンと、プロペン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、および1−オクテン
からなる群より選択されたオレフィンとを共重合する。
とくにこれら後者のオレフィンは、液化したまたは液体
の状態で、重合または共重合反応において、懸濁媒体ま
たは溶媒を形成することもできる。
重合活性でないか、または低い重合活性しか持たない場
合があり、良好な重合活性を示すことができるように、
共触媒としてアルミニウム化合物と接触させる。共触媒
として適当なアルミニウム化合物は、特に、式AlRm
X3−m(記号は上記と同義である)で表される化合物
である。共触媒として適当な化合物は、特に、トリアル
キルアルミニウム及び1または2個のアルキル基が、ア
ルコキシ基により置換されたこの種の化合物であり、特
に、例えば、ジエチルアルミニウムエトキシドなどのC
1〜C10ジアルキルアルミニウムアルコキシドであ
る。または、1または2個のハロゲン原子、例えば塩素
または臭素によって、1または2個のアルキル基が置換
されたこの種の化合物であり、特にジメチルアルミニウ
ムクロリド、メチルアルミニウムジクロリド、メチルア
ルミニウムセスキクロリドまたはジエチルアルミニウム
クロリドである。各々のアルキル基が1から15個の炭
素原子を有するトリアルキルアルミニウム化合物、例え
ば、トリメチルアルミニウム、メチルジエチルアルミニ
ウム、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミ
ニウム、トリブチルアルミニウム、トリヘキシルアルミ
ニウムまたはトリオクチルアルミニウムなどを使用する
ことが好ましい。アルミノキサン型の共触媒、特に、メ
チルアルミノキサンMAOも使用することができる。ア
ルミノキサンは、例えば、アルキルアルミニウム化合
物、特にトリメチルアルミニウムに、水を制御された状
態で添加することによって製造することができる。共触
媒として適したアルミノキサン試薬は、市販もされてい
る。
触媒としてのアルミニウム化合物の有効性による。共触
媒の多くは、同時に触媒毒を除去するために使用される
(補足剤として使用される)ので、使用される量は、他
の出発材料に存在する不純物による。しかし、当業者
は、最適量を、簡易な実験により決定することができ
る。共触媒として使用されるアルミニウム化合物からの
アルミニウムの、本発明の触媒組成物からのチタンに対
する原子比が10:1から800:1、特に20:1か
ら200:1であるような量で、共触媒が好ましく使用
される。
たは2種以上の成分の混合物として、どんな順番でも共
触媒として使用することができる。共触媒として作用す
るこれらのアルミニウム化合物は、連続的または本発明
の触媒組成物と共に、作用することが可能になる。本発
明の触媒組成物は、共触媒または重合するオレフィンと
接触する前または後の共触媒と接触することができる。
オレフィンと混合する前に1種以上の共触媒を使用した
予備活性化および、予備活性化混合物をオレフィンと接
触した後に、さらに同一のまたは異なった共触媒を添加
することも可能である。予備活性化は通常0から150
℃、特に20から80℃、1×105から100×10
5Pa、特に1×105から40×105Paの圧力で
行われる。
触媒組成物は、オレフィンの重合のために慣用される少
なくとも1種の触媒と組み合わせて使用することもでき
る。ここで使用することのできる触媒は、特に酸化クロ
ムを基礎としたフィリップス触媒、メタロセン(EP−
A−129368参照。)、拘束された構造の錯体(c
onstrained geometry compl
ex)(例えば、EP−A−0416815またはEP
−A−0420436参照。)、ニッケルおよびパラジ
ウムビスイミン組成物(これらの製造は、WO−A−9
8/03559を参照。)、鉄およびコバルトピリジン
ビスイミン化合物(これらの製造は、WO−A−98/
27124参照。)またはクロムアミド(例えば、95
JP−170947参照。)である。このような組み合
わせは、例えば双峰性の製造物の製造、または、その場
でのコモノマーを生成を可能とする。このような場合、
本発明の触媒組成物を、オレフィンの重合に慣用される
少なくとも1種の触媒、所望により1種以上の共触媒の
存在下で使用することが好ましい。オレフィンの重合に
慣用される触媒が、同じ無機金属酸化物に添加されてい
てもよく、または他の担体材料に固定されてもよく、本
発明の触媒組成物と同時に使用してもよく、またはこれ
らの触媒を、順序を変えて、順次使用してもよい。。
0から5000000、好ましくは、20000から1
000000の範囲にあるオレフィン重合体を製造する
ことを可能とし、重量平均モル質量が20000から4
00000にあるものが特に好ましい。
合体およびエチレンとα−オレフィンとの共重合体の製
造に特に適している。このように、エチレンの単独重合
体、およびエチレンと10質量%までのC3〜C12−
α−オレフィンとの共重合体を製造することができる。
好ましい共重合体は、重合体に対して0.3から1.5
モル%のヘキセン、特に好ましくは0.5から1モル%
のヘキセンを含む。
体、特に、エチレンの単独重合体および共重合体と混合
物を形成してもよい。これらの混合物を、上述した、触
媒を複数用いた同時重合により製造してもよい。その一
方、これらの混合物は、続いて本発明の重合体と、エチ
レンの他の単独重合体または共重合体とのブレンドによ
って簡易に得ることができる。
体混合物およびブレンドは、公知の補助剤および/また
は添加剤、例えば加工安定剤、光と熱の作用に対する安
定剤、慣用の添加剤、例えば滑剤、酸化防止剤、粘着防
止剤、静電防止剤、所望により着色剤を含む。これらの
添加剤の種類と量については当業者により決定される。
橋、水素化、官能基化または当業者に知られたその他の
変性反応により、変性することもできる。
レフィン重合体と共重合体、特にエチレンの単独重合体
および共重合体は、その良好な機械的特性により、特に
フィルム、繊維、成形品の製造に適している。
較すると、本発明の触媒組成物は特に懸濁重合におい
て、明らかに高い生産性を示す。この方法で得られる重
合体は、高い嵩密度および低い塩素の残量を持つ。
3/gの細孔容積、260m2/gの比表面積をもつ1
31.5gの微細噴霧乾燥シリカゲルを900mlのエ
チルベンゼンに懸濁し、一方で55.2mlのジエチル
アルミニウムクロリド(110.4ミリモル;ヘプタン
中2M)を攪拌しながら混合した。この添加中、温度は
23から40℃に上昇した。さらに10分間攪拌した
後、417.3mlの(n−ブチル)1.5(オクチ
ル)0.5マグネシウム(n−ヘプタン中0.875
M)を添加し、その結果温度は38℃から52℃に上昇
した。それから懸濁液を60℃まで加熱し、この温度で
30分間攪拌した。室温まで放冷した後、100mlの
エチルベンゼン中の40.3mlのエタノールを反応温
度が40℃を下回るような割合でゆっくりと滴下した。
この混合物を室温で30分間攪拌し、得られた固体を次
いで濾取し、ヘプタンで2回、ペンタンで1回洗浄し、
室温で減圧下乾燥した。マグネシウム化合物が析出した
178.2gのシリカゲルを得た。
グネシウム化合物が析出したシリカゲル23.2gの1
00mlのエチルベンゼン懸濁液へ加えた。この添加の
間、温度は23から36℃に上昇した。10分間攪拌し
た後、2.33mlのTHFを添加すると、温度は33
から41℃に上昇した。さらに10分間攪拌の後、20
0mlのエチルベンゼンに溶解した45.3gのシリコ
ーンオイルAK100000(Wacker Chem
ie製、100000の粘度を示す)を加え、懸濁液を
室温で1時間攪拌した。このような方法で得られた固体
を次いで濾取し、ヘプタンで2回、ペンタンで1回洗浄
し、室温で減圧下乾燥した。31.2gの触媒組成物を
得た。
グネシウム化合物が析出したシリカゲル21.9gの1
00mlのエチルベンゼン懸濁液へ加えた。この添加の
間、温度は23から35℃に上昇した。10分間攪拌し
た後、2.2mlのTHFを添加すると、温度は32か
ら41℃に上昇した。さらに10分間攪拌の後、50m
lのエチルベンゼンに溶解した3.1gのシリコーンオ
イルAK100000を加え、懸濁液を室温で1時間攪
拌した。このような方法で得られた固体を次いで濾取
し、ヘプタンで2回、ペンタンで1回洗浄し、室温で減
圧下乾燥した。29.9gの触媒組成物を得た。
グネシウム化合物が析出したシリカゲル26.9gの1
00mlのエチルベンゼン懸濁液へ加えた。この添加の
間、温度は24から41℃に上昇した。5分間攪拌した
後、2.69mlのTHFを添加すると、温度は36か
ら45℃に上昇した。懸濁液を室温で1時間攪拌した。
このような方法で得られた固体を次いで濾取し、ヘプタ
ンで2回、ペンタンで1回洗浄し、室温で減圧下乾燥し
た。シリコーンオイルの含まれていない39.9gの触
媒組成物を得た。
温、窒素下で、1gのTEAL(トリエチルアルミニウ
ム)を、5Lのイソブタンとともにオートクレーブ中に
導入した。オートクレーブに、エテンと共に全圧37×
105Paまで圧力をかけた。それからオートクレーブ
の内容物を攪拌しながら68℃まで加熱し、実施例2か
ら4の触媒組成物を、表1に示されている質量でエチレ
ンの圧力を用いて注入し、次いで全圧40×105P
a、内部反応器温度70℃の重合条件を自動調節器を用
いて設定した。1時間後、重合を、ガス抜きにより終了
させた。
6で使用された(実施例2から4の)触媒組成物と、比
較実施例7で使用された触媒組成物の生産性を示し、こ
れらから得られた重合体の特性のいくつかを報告するも
のである。表1 本発明の触媒組成物を用いた重合体の
製造(実施例5および6)と、本発明によらない触媒組
成物を用いた重合体の製造(比較実施例7)
Claims (14)
- 【請求項1】A)マグネシウム化合物が析出した無機金
属酸化物を四価のチタン化合物と接触させる工程、 B)任意で、この方法で得られる中間体を電子供与体と
接触させる工程、 C)工程A)またはB)で得られる中間体をポリシロキ
サンと接触させる工程を含む、チーグラー−ナッタ型の
触媒組成物の製造方法。 - 【請求項2】マグネシウム化合物が析出した無機金属酸
化物が、 a)任意で、無機金属酸化物をIUPACにより198
5年に決定された周期表の第13族の有機金属化合物と
接触させる工程、 b)工程a)で得られた中間体または無機金属酸化物を
マグネシウム化合物 MgRnX2−n (Xが各々、互いに独立して、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素、水素、NR2、OR、SR、SO3RまたはOC
(O)Rを表し、Rが各々、互いに独立して、直鎖の、
分枝の、または環式のC1〜C20アルキル、C2〜C
10アルケニル、アルキル部分に1〜10個の炭素原子
を有しアリール部分に6〜20個の炭素原子を有するア
ルキルアリール、またはC6〜C18アリールおよびn
が1または2を表す。)と接触させる工程、続いて c)工程b)で得られた中間体を、Rがb)と同義の式
R−OHのアルコールと接触させる工程を行なうことに
より得られる、請求項1に記載の触媒組成物の製造方
法。 - 【請求項3】周期表第13族の有機金属化合物が、アル
ミニウム化合物AlRmX3−m(記号は請求項2と同
義であり、mが1、2または3を表す。)で表される、
請求項2に記載の触媒組成物の製造方法。 - 【請求項4】マグネシウム化合物としてMgR2を使用
する、請求項2または3に記載された触媒組成物の製造
方法。 - 【請求項5】アルコールとして、エタノール、1−プロ
パノール、1−ブタノール、1−ペンタノール、1−ヘ
キサノールまたは2−エチルヘキサノールを使用する、
請求項2から4のいずれかに記載の触媒組成物の製造方
法。 - 【請求項6】無機金属酸化物として、シリカゲルを使用
する、請求項1から5のいずれかに記載の触媒組成物の
製造方法。 - 【請求項7】四価のチタン化合物として、四塩化チタン
を使用する、請求項1から6のいずれかに記載の触媒組
成物の製造方法。 - 【請求項8】請求項1から7のいずれかに記載の方法に
より得られるチーグラー−ナッタ型の触媒組成物。 - 【請求項9】重合または共重合が、少なくとも1種の請
求項8に記載の触媒組成物と、共触媒としてのアルミニ
ウム化合物との存在下で行われる、20から150℃、
1×105から100×105Paの圧力でオレフィン
を重合または共重合するための方法。 - 【請求項10】アルミニウム化合物として、アルキル基
が各々1から15個の炭素原子を有するトリアルキルア
ルミニウム化合物を使用する、請求項9に記載のオレフ
ィンの重合または共重合の方法。 - 【請求項11】重合が懸濁液において行われる請求項9
または10に記載のオレフィンの重合または共重合の方
法。 - 【請求項12】エチレンまたはエチレンとC3〜C8−
α−モノオレフィンとの混合物を重合または共重合させ
る、請求項9から11のいずれかに記載のオレフィンの
重合または共重合の方法。 - 【請求項13】請求項12に記載の方法により得られ
る、エチレンの単独重合体またはエチレンとα−オレフ
ィンの共重合体。 - 【請求項14】請求項13に記載のエチレンの単独重合
体または共重合体を含むフィルム、繊維、成形品。
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