JP2002114611A - 屋内塵性ダニ防除剤 - Google Patents
屋内塵性ダニ防除剤Info
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- JP2002114611A JP2002114611A JP2000299323A JP2000299323A JP2002114611A JP 2002114611 A JP2002114611 A JP 2002114611A JP 2000299323 A JP2000299323 A JP 2000299323A JP 2000299323 A JP2000299323 A JP 2000299323A JP 2002114611 A JP2002114611 A JP 2002114611A
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Abstract
る。 【解決手段】 4−フェノキシフェニル 2−(2−ピ
リジルオキシ)プロピルエーテルを有効成分として含有
することを特徴とする屋内塵性ダニ防除剤。
Description
に関する。
より、屋内に生息する塵性ダニ類に対する防除剤とし
て、種々の薬剤が開発されてきたが、それらの薬剤は効
力等の点で必ずしも屋内塵性ダニ防除剤として十分な性
能を有するとは言えない場合があることから、よりすぐ
れた屋内塵性ダニ防除剤の開発が望まれている。
ニに有効な防除剤を見出すべく鋭意検討した結果、4−
フェノキシフェニル 2−(2−ピリジルオキシ)プロ
ピル エーテルを有効成分として含有する組成物が、屋
内塵性ダニに対して優れた効力を有し、屋内塵性ダニ防
除方法に使用することができることを見出して、本発明
に至った。即ち、本発明は4−フェノキシフェニル 2
−(2−ピリジルオキシ)プロピエーテルを有効成分と
して含有することを特徴とする屋内塵性ダニ防除剤(以
下、本発明防除剤と記す。)を提供するものである。
(2−ピリジルオキシ)プロピル エーテルは特許公報
平5−64140号に記載の化合物であり、該公報に記
載の方法により製造することができる。
2−(2−ピリジルオキシ)プロピル エーテルをその
まま使用することもできるが、通常は、固体担体、液体
担体、ガス状担体、餌等と混合し、必要あれば界面活性
剤、その他の製剤用補助剤を添加・加工し、油剤、乳
剤、水和剤、フロアブル剤、粒剤、エアゾール、煙霧剤
(フォッギング等)、毒餌、防ダニシート等に製剤化し
て使用する。これらの製剤には本化合物を通常0.01
〜95%含有する。
は、たとえば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、合成含
水酸化珪素、ベントナイト、フバサミクレー、パーライ
ト等)、タルク類、セラミック、その他の無機鉱物(セ
リサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和
シリカ等)等の微粉末あるいは粒状物等があげられ、液
体担体としては、たとえば水、アルコール類(メタノー
ル、エタノール等)、ケトン類(アセトン、メチルエチル
ケトン等)、脂肪族炭化水素類(ヘキサン、シクロヘキ
サン、灯油、軽油等)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、
トルエン、キシレン、エチルベンゼン、メチルナフタレ
ン等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ニト
リル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、エー
テル類(ジイソプロピルエーテル、ジオキサン等)、酸ア
ミド類(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメ
チルアセトアミド等)、ハロゲン化炭化水素類(ジクロロ
メタン、トリクロロエタン、四塩化炭素等)、ジメチル
スルホキシド、大豆油、綿実油等の植物油等があげら
れ、ガス状担体、すなわち噴射剤としては、たとえばフ
ロンガス、ブタンガス、LPG(液化石油ガス)、ジメチ
ルエーテル、炭酸ガス等があげられる。
酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリー
ルスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類およびそ
のポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエ
ーテル類、多価アルコールエステル類、糖アルコール誘
導体等があげられる。その他の製剤用補助剤としては、
固着剤、分散剤および安定剤等、具体的には例えばカゼ
イン、ゼラチン、多糖類(でんぷん粉、アラビアガム、
セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグニン誘導体、
ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類
等)、PAP(酸性リン酸イソプロピル)、BHT(2,6
−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)、B
HA(2−tert−ブチル−4−メトキシフェノール
と3−tert−ブチル−4−メトキシフェノールとの
混合物)、植物油、鉱物油並びに脂肪酸及びそのエステ
ル等があげられる。
油、糖、結晶セルロース等の餌成分、ジブチルヒドロキ
シトルエン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸化防
止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ末等の子ど
もやペットによる誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香
料等の害虫誘引性香料等があげられる。
は、製剤形態等に応じてそのままであるいは水等で希釈
して用いる。また、さらに他の殺虫剤、殺線虫剤、殺ダ
ニ剤、殺菌剤、除草剤、植物生長調節剤、共力剤、肥
料、土壌改良剤、動物用飼料等と混用または併用するこ
ともできる。
−フェノトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、エム
ペントリン、プラレトリン、エトフェンプロックス、メ
トプレン、フェノキシカルブ、メトキサジアゾン、サリ
チル酸フェニル、安息香酸ベンジル、テレフタル酸ジエ
チル、、エトキサゾール、ジフルベンズロン、シロマジ
ン、2−メトキシカルボニル−4−クロロトリフルオロ
メタンスルホンアニリド等を挙げることができる。共力
剤としては、例えば、ビス−(2、3、3、3−テトラ
クロロプロピル)エーテル、N−(2−エチルヘキシ
ル)ビシクロ[2、2、1]ヘプト−5−エン−2、3
−ジカルボキシイミド、α−[2−(2−ブトキシエト
キシ)エトキシ](ピペロニルブトキシド)等があげら
れる。
剤、水和剤、フロアブル剤、マイクロカプセル製剤等
は、通常、有効成分の濃度が0.1ppm〜500pp
mとなるように水で希釈して施用し、油剤、エアゾー
ル、煙霧剤、毒餌、防ダニシート等についてはそのまま
施用する。その際の施用量は、面上に処理する場合は、
有効成分量として処理面積1m2当たり通常10〜20
00mg、空間に処理する場合は、有効成分量として適
用空間1m3当り通常1〜1000mgである。
剤の種類、施用時期、施用場所、施用方法、人に対する
被害の程度等の状況によって異なり、上記の範囲にかか
わることなく増減させることができ、適宜選択すること
ができる。
例えば床材(畳、カーペット、フローリング等)、寝具
(マットレス、布団、枕等)、家具(ソファー、クッシ
ョン、椅子等)及び収納スペース(押入れ、クローゼッ
ト、物置、倉庫等)があげられる。
ニ類としては、例えばヒョウヒダ二類(コナヒョウヒダ
ニ、ヤケヒョウヒダニ等)、コナダニ類(コウノホシカ
ダニ、ケナガコナダニ、ムギコナダニ等)、ツメダニ類
(ミナミツメダニ、クワガタツメダニ、フトツメダニ、
ホソツメダニ、アシナガツメダニ等)、イエダニ類(イ
エダニ、トリサシダニ、ワクモ、スズメサシダニ等)、
シラミダニ類及びヒゼンダニ類があげられる。
に詳しく説明するが、本発明はこれらの例に限定される
ものではない。
ホルムアミド35部に溶解し、これにポリオキシエチレ
ンスチリルフェニルエーテル14部およびドデシルベン
ゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく攪拌混合し
て10%乳剤を得る。
リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素
微粉末20部および珪藻土54部を混合した中に加え、
ジュースミキサーで攪拌混合して20%水和剤を得る。
合成含水酸化珪素微粉末5部、PAP0.3部およびク
レー93.7部を加え、ジュースミキサーで攪拌混合
し、アセトンを蒸発除去して1%粉剤を得る。
部とを、ポリビニルアルコール2部を含む水溶液28.
5部と混合し、サンドグラインダーで微粉化(粒径3μ
以下)した後、この中に、キサンタンガム0.05部お
よびアルミニウムマグネシウムシリケート0.1部を含
む水溶液40部を加え、さらにプロピレングリコール1
0部を加えて攪拌混合して20%水中懸濁剤を得る。
エタン5部に溶解し、これを脱臭灯油89.9部に混合
して0.1%油剤を得る。
リクロロエタン10部および脱臭灯油59.8部を混合
溶解し、エアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付
けた後、該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油ガス)
30部を加圧充填してエアゾール製剤を得る。
M(エクソン化学(株)製。炭素数13〜17の分鎖飽
和炭化水素を約75%含有する石油系溶剤。)を加え2
5部とし、エアゾールバルブを取付けた後、ジメチルエ
ーテル75部を充填し、全量噴射エアゾール用押しボタ
ンを装着することによって内容量25gのエアゾール製
剤を得る。
シレン5部、脱臭灯油3.6部および乳化剤{アトモス
300(アトラスケミカル社登録商標名)}1部を混合
溶解しとものと、純水50部とをエアゾール容器に充填
し、バルブ部分を取り付け、該バルブ部分を通じて噴射
剤(液化石油ガス)40部を加圧充填してエアゾール製
剤を得る。
gを適量のアセトンに溶解し、セラミック多孔体(縦
4.2cm、横4.2cm、厚さ1.2cm、孔径0.
3cm、孔数102)に含浸させて加熱蒸散用マット製
剤を得る。
トロセルロース1.5g、フタル酸ジブチル0.4g、
酸化亜鉛0.54g、パーライト2.56gおよびポリ
ビニルアルコール1.0gを混合し、該混合物に水を加
えて混練し、これを押出機で顆粒状に成形、乾燥し、燻
煙剤用殺ダニ組成物を得る。過塩素酸カリウム、硝酸カ
リウム、硝酸グアニジン、糖類、粘結剤、アルミナおよ
びカオリンから作製した1〜4mmの顆粒状の可燃性組
成物15.0gを点火剤を装着した紙製の円筒容器に装
填し、次に、その上から燻煙剤用殺ダニ組成物を装填
し、蓋(穴があいており、その上に網をはったもの)を
取り付けることにより燃焼型燻煙剤を得る。
部にアゾジカルボンアミドを混合して全体を100部と
し、該混合物に水を加えて混練し、これを押出機で顆粒
状の成形、乾燥し、燻煙剤用殺ダニ組成物を得る。該燻
煙剤用殺ダニ組成物10gを円筒容器中央部に入れ、該
容器内の壁面で隔てられた外側に1〜20メッシュの酸
化カルシウムを入れ、非燃焼型燻煙剤を得る。
この溶液を、動物用固形飼料粉末(飼育繁殖用固形飼料
粉末CE−2、日本クレア株式会社商品名)5gに処理
し、均一に混合する。ついでアセトンを風乾し、0.2
%毒餌を得る。
り有効成分量で1gとなるように滴下、含浸させ、アセ
トンを風乾して防ダニシートを得る。
たり有効成分量で1gとなるように滴下、含浸させ、ア
セトンを風乾して防ダニシートを得る。
果を有することを試験例により示す。なお、比較対照に
はサリチル酸フェニルを用いた。化合物Aをアセトンに
所定量溶解し、該溶液をダニ培地5gに0.25ml滴
下し混合した。これを風乾後、コナヒョウヒダニを含む
培地(約100頭/0.1g培地)5gに混合し所定濃
度の供試薬剤処理試験濃度とした。この培地0.1gを
ろ紙とガーゼではさみ、25℃、湿度65%の条件下に
保管した。5週間後にダニの生存数を調査した。その結
果より、下記式により防除率(%)を求めた。(2反
復) 防除率(%)={1−(生存数/全数)}×100
優れた効力を有する。
Claims (1)
- 【請求項1】4−フェノキシフェニル 2−(2−ピリ
ジルオキシ)プロピル エーテルを有効成分として含有
することを特徴とする屋内塵性ダニ防除剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000299323A JP2002114611A (ja) | 2000-08-03 | 2000-09-29 | 屋内塵性ダニ防除剤 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000235462 | 2000-08-03 | ||
JP2000-235462 | 2000-08-03 | ||
JP2000299323A JP2002114611A (ja) | 2000-08-03 | 2000-09-29 | 屋内塵性ダニ防除剤 |
Publications (1)
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JP2002114611A true JP2002114611A (ja) | 2002-04-16 |
Family
ID=26597280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000299323A Pending JP2002114611A (ja) | 2000-08-03 | 2000-09-29 | 屋内塵性ダニ防除剤 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018184392A (ja) * | 2017-04-25 | 2018-11-22 | ライオン株式会社 | 被覆物用のダニ防除装置及びダニ防除装置を用いたダニ防除方法 |
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-
2000
- 2000-09-29 JP JP2000299323A patent/JP2002114611A/ja active Pending
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