JP2002114396A - 紙状体搬送装置 - Google Patents

紙状体搬送装置

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JP2002114396A JP2000310895A JP2000310895A JP2002114396A JP 2002114396 A JP2002114396 A JP 2002114396A JP 2000310895 A JP2000310895 A JP 2000310895A JP 2000310895 A JP2000310895 A JP 2000310895A JP 2002114396 A JP2002114396 A JP 2002114396A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、外部から供給された紙状体を
合流させて所定方向へ確実に搬送する装置、しかも、搬
送方向に沿った紙状体の側辺を、搬送方向と平行に修正
して、搬送停滞を防止もできる紙状体搬送装置を提供す
ること。 【解決手段】 エンドレスチェーンの外リンクプレート
の外方に、押圧部材を、外リンクプレートに接触するま
で付勢して配設し、外リンクプレートの少なくとも外面
を、摩擦性を有する摩擦材で構成して、外リンクプレー
トと押圧部材とに挟持された紙状体を、チェーンの走行
に伴って搬送する。紙状体を1ヶ所のみで挟持する第2
群の押圧部材の下流側に、紙状体の搬送路に沿って向か
い合って一対に配設されて、その間隔が搬送方向の下流
ほど狭くなり、紙状体が外リンクプレートと第2群の押
圧部材とにより挟持されたときには紙状体の側辺に接す
るまで狭くなっている板状の搬送修正部材を設けてもよ
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡略安価な構成
で、紙状体を精確着実に所定方向へ搬送する装置に関す
る。この装置は、例えば、複数並列したパチンコ台の背
面に設置され、複数の紙幣投入口から投入された紙幣を
合流させて、パチンコ台列端部に設けられた紙幣回収箱
へ搬送する装置として利用される。
【0002】
【従来の技術】紙幣や有価証券、伝票等の紙状体を搬送
する装置は、パチンコ店などの遊技施設や銀行のATM
などに用いられている。例えば、パチンコ店では、複数
のパチンコ台が、横並びに2列背中合わせに配設される
(両島式)か、或いは、壁に向かって横並びに1列配設
されている(壁島式)。そして、横並びのパチンコ台の
2台毎か1台毎の台間に、縦長の玉貸機が配置されてい
る。玉貸機の紙幣投入口に投入された紙幣は、パチンコ
台背面の小空間に配設された紙幣搬送装置によって、パ
チンコ台列端部(島の端)に設けられた紙幣回収箱へ搬
送されて蓄積される。典型的な紙幣搬送装置としては、
ユニット方式と丸ベルト方式とがある。
【0003】ユニット方式の紙幣搬送装置は、特開平7
−196200号公報や、特開平9−48534号公
報、特開平9−115032号公報に開示されている。
ユニット方式の紙幣搬送装置は、各パチンコ台に設けら
れた紙幣搬送ユニットを、パチンコ台列に沿って連結す
ることによって構成される。
【0004】例えば、パチンコ台1台毎に玉貸機が台間
に設置されている場合、紙幣搬送ユニット1台のパチン
コ台幅方向長さは、パチンコ台1台の台幅と、玉貸機1
台の台幅、これらの設置間隔などを合算した長さになっ
ている。各紙幣搬送ユニットは、その上流から搬送され
てきた紙幣を受け入れる上流受入口と、側方に位置する
玉貸機からの紙幣を受け入れる側方受入口、下流へ紙幣
を送り出す送出口とを備える。上流に位置する紙幣搬送
ユニットから送り込まれた紙幣は、上流受入口で受け入
れられ、搬送路中で挟持されて送出口へ搬送され、玉貸
機から送り込まれた紙幣は、側方受入口から受け入れら
れて、搬送路中で搬送されている紙幣と重ならないよう
に合流され、送出口へ搬送される。
【0005】ところで、パチンコ台や玉貸機などの台幅
は、パチンコ台の機種やパチンコ店の諸都合などによっ
て異なることが少なくない。そのため、紙幣搬送ユニッ
トのパチンコ台幅方向長さも、これに応じて変えなけれ
ばならない。これに対処するため、例えば特開平7−1
96200号公報では、紙幣搬送ユニット上下流端部に
備わる摺動部材を、パチンコ台幅方向へ摺動して搬送路
の長さを調整している。しかし、一般に、ユニット方式
の紙幣搬送ユニットで、パチンコ台幅方向長さを調整す
るには、その構成が複雑になると共に、パチンコ台の取
り替えや設置間隔の変更に十分対応できなかった。
【0006】一方、丸ベルト方式の紙幣搬送装置は、実
開昭62−47551号公報や、実公平4−52200
号公報、特許2715204号公報、特許271520
4号公報に開示されている。丸ベルト方式の紙幣搬送装
置は、島の両端部に離隔して配設された2基のプーリー
に、エンドレスの中実ベルトを巻き掛けて架設すること
によって構成される。紙幣は、ベルトと、その外方に配
設されたローラーとに挟持されて搬送されるので、ベル
トに常に十分押し当てておかなければならない。
【0007】ところで、ベルトには、柔軟であるという
特性が付随する。そのため、伸びることが避けられなか
ったり、架設位置を固定しにくい不都合がある。温度が
上昇してベルトが伸びたとき、その伸びを直ちに吸収し
なければ、ベルトが弛んで紙幣との接触がなくなった
り、ベルトを載置するレールから脱線したりしてしま
う。逆に、温度が降下してベルトが縮むと、ベルトやそ
の駆動部に負荷がかかりやすい。これに対処するため、
例えば実公平4−52200号公報では、島端に配設さ
れた駆動プーリーと従動プーリーの間に、複数のプーリ
ー機構を設けて、ベルトの伸びを吸収するようにしてい
る。
【0008】しかし、ベルトが垂れたり揺れたりして架
設位置が不安定になるのを防止するためには、レールを
敷設する必要がある。すると、ベルトがレール上を摺動
するので、磨耗し、搬送速度を高速にできず、脱線する
危惧も拭い去れない。
【0009】このようにユニット方式や丸ベルト方式の
紙幣搬送装置にある諸問題に対処するため、本出願人
は、特願2000−48655号で開示される次のよう
な紙状体搬送装置を創出した。すなわち、隣り合う内リ
ンク体同士を、その外側から連結ピンを介して連結する
外リンクプレートを備えたエンドレスのチェーンを、少
なくとも2基のスプロケットに巻き掛けて架設し、チェ
ーンの連結ピンを被装するブッシュを載置するレールを
敷設して、チェーンをそこで走行させる。そして、チェ
ーンの外リンクプレートの外面には、挟持部材を添設
し、挟持部材の外方には、押圧部材を、挟持部材に接触
するまで挟持部材に向かって付勢して配設することで、
紙状体を挟持部材と押圧部材とで挟持して、チェーンの
走行に伴って搬送するものである。
【0010】これによると、挟持部材と押圧部材とに挟
持された紙状体を、安定した架設位置で高速走行するチ
ェーンで精確着実に搬送することができる。また、挟持
部材が磨耗することがなく、パチンコ台などユニットの
取り替えやその設置間隔の変更に万全に対応できる利点
もある。しかし、通常のチェーンの外リンクプレートの
外面には摩擦性がないので、挟持部材が添設されていな
いと、紙状体を安定して挟持することはできない。だ
が、チェーンの外リンクプレートに、挟持部材を安定し
た状態で添設しておくためには、設置と保守のコストを
要する。全ての紙状体が、必ずしも、綺麗な新札に近い
状態で、しかも、整然と並んだ姿勢で供給されるわけで
はない。搬送される紙状体のなかには、角が折れ曲がっ
ていたり、搬送方向に沿った側辺が、搬送方向に対して
傾斜した姿勢で搬送されてくるものがある。このような
紙状体は、角などが搬送路に引っ掛かって、搬送が滞っ
てしまうことがあった。この不都合に対する対策は、十
全とは言い難かった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の有する問題点に鑑みて創出されたものであり、その
目的は、簡易な構成で、外部から供給された紙状体を合
流させて所定方向へ確実に搬送する装置、しかも、搬送
方向に沿った紙状体の側辺を、搬送方向と平行に修正し
て、搬送停滞を防止もできる紙状体搬送装置を提供する
ことである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、まず、隣り合う内リンク体同士を、そ
の外側から連結ピンを介して連結する外リンクプレート
を備えたエンドレスのチェーンを、少なくとも2基のス
プロケットに巻き掛けて架設し、チェーンの連結ピンを
被装するブッシュを載置するレールを敷設して、チェー
ンをそこで走行させる。そして、外リンクプレートの外
方に、押圧部材を、外リンクプレートに接触するまで外
リンクプレートに向かって付勢して配設し、外リンクプ
レートの少なくとも外面を、摩擦性を有する摩擦材で構
成することによって、外部から供給されて、外リンクプ
レートと押圧部材とに挟持された紙状体を、チェーンの
走行に伴って所定方向に搬送するようにする。すると、
チェーンの外リンクプレートに備わる摩擦材の作用によ
って、紙状体は安定して挟持され、簡易な構成でありな
がら確実に搬送される。
【0013】また、隣り合う内リンク体同士を、その外
側から連結ピンを介して連結する外リンクプレートを備
えたエンドレスのチェーンと、チェーンを巻き掛けて架
設する少なくとも2基のスプロケットと、連結ピンを被
装するブッシュを載置してチェーンを走行させるレール
と、外リンクプレートの外方に配設され、外リンクプレ
ートに接触するまで外リンクプレートに向かって付勢さ
れた押圧部材とを備え、外部から供給されて、外リンク
プレートと押圧部材とに挟持された紙状体を、チェーン
の走行に伴って所定方向に搬送する構成において、前記
押圧部材を、紙状体を少なくとも2ヶ所で挟持する間隔
に配設される第1群の押圧部材と、紙状体を1ヶ所のみ
で挟持する間隔に配設される第2群の押圧部材と、を含
んで構成し、第2群の押圧部材の下流側に、紙状体の搬
送路に沿って向かい合って一対に配設されて、その間隔
が搬送方向の下流ほど狭くなり、紙状体が外リンクプレ
ートと第2群の押圧部材とにより挟持されたときには紙
状体の側辺に接するまで狭くなっている板状の搬送修正
部材を設けてもよい。そして、搬送方向に沿った紙状体
の側辺が搬送方向に対して傾斜した状態で搬送されてき
た紙状体を、搬送修正部材との接点を作用点とし、外リ
ンクプレートと第2群の押圧部材との唯一の接点を支点
として回転させて、搬送方向に沿った紙状体の側辺が搬
送方向と平行になるように修正する。
【0014】搬送修正部材を、片持ち支持された板ばね
で構成して、簡易な構成ながら十分な作用に寄与させて
もよい。
【0015】押圧部材を、弾性体を介して連結されたロ
ーラーで構成して、紙状体の挟持搬送性の他に、1ヶ所
のみの押圧部材で挟持した紙状体の円滑な回転に寄与さ
せてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
示した実施例に基づいて説明する。ここでは、紙状体と
して紙幣を挙げ、搬送装置としてパチンコ台列背部に設
置される装置を挙げる。しかし、本発明は、伝票などの
薄い紙片をはじめ、有価証券やカードなどのように若干
厚みのある紙状体を搬送対象とし、銀行のATMなど任
意の装置に取り付けることができる。また、実施形態
は、本発明の主旨から逸脱しない限り適宜設計変更可能
なものである。
【0017】まず、パチンコ店に設置される本発明装置
の概要を、図1を用いて説明する。図1は、パチンコ台
列と紙幣搬送装置の配置を概観する斜視説明図である。
複数のパチンコ台(10)(10)……が横並びに設置
され、その各台間に、縦長の玉貸機(20)(20)…
…が配置されて、島が構成されている。玉貸機(20)
の紙幣投入口(20a)に投入された紙幣(S)は、紙
幣供給路(21)を通り、紙幣供給口(21a)から、
紙幣搬送装置(40)へ供給される。
【0018】紙幣搬送装置(40)は、パチンコ台列
(10)(10)……の背面の小空間に配設され、その
全長は、島の長さと略同一であり、その配列方向は、島
と略平行である。紙幣搬送装置(40)には、細長い略
筒状のケース(41)が備えられている。ケース(4
1)の詳細は、図2に示し後述する。
【0019】ケース(41)の内部には、エンドレスの
チェーン(60)が収納されている。そのチェーン(6
0)は、島の両端に離隔して配設された2基のスプロケ
ット(31)(31)に巻き掛けられて架設されてい
る。一方のスプロケット(31)の下部近傍では、チェ
ーン(60)が、駆動スプロケット(32)と緊張スプ
ロケット(33)に掛けられている。駆動スプロケット
(32)は、駆動機からの動力を伝導してチェーン(6
0)を回転駆動させ、緊張スプロケット(33)は、チ
ェーン(60)をピンと張る作用をしている。図示のス
プロケットの他に、複数の緊張スプロケットを設けて、
チェーン(60)の適切な緊張に寄与させてもよい。
【0020】このチェーン(60)の走行に伴って、玉
貸機(20)から紙幣搬送装置(40)へ供給された紙
幣(S)は、島端に設けられた紙幣回収箱(30)へ搬
送されて蓄積される。
【0021】図2は、紙幣搬送装置(40)のケース
(41)を示す一部切欠斜視図であり、図3は、紙幣搬
送装置(40)の側断面図である。以下では、両島式パ
チンコ台に用いられる紙幣搬送装置(40)について述
べるが、壁島式パチンコ台も同様である。ケース(4
1)は、下フレーム(42)、上フレーム(43)、2
枚の側板(44)(44)によって、略筒状に形成され
ている。ジョイント板(45)及びL字型設置具(4
6)を介して、下フレーム(42)が、図示しない紙幣
搬送装置(40)の基台に取り付けられている。
【0022】下フレーム(42)の断面概形は門型であ
る。その門型の内部とジョイント板(45)とで囲まれ
た横長筒状の空間であるチェーン還流筒(51)に、周
回するチェーン(60)の帰路部分が架設される。下フ
レーム(42)の上面には、下区分壁(42a)が立設
し、その上端に、レール(50)が敷設されている。レ
ール(50)上には、周回するチェーン(60)の往路
部分が配置される。レール(50)は、例えば超高分子
量ポリエチレンのような耐摩耗性樹脂で構成される。レ
ール(50)は、チェーン(60)を下から支えて垂れ
下がるのを防止すると共に、チェーン(60)の揺動を
抑止して走行位置が一定になるように作用している。レ
ール(50)は、この両作用を備えれば、必ずしも連続
した1本の直線形状でなくてもよい。例えば、不連続な
複数本の直線形状や、所定間隔をおいて複数配設された
ガイドローラー等も利用できる。
【0023】下フレーム(42)の両側面には、側突条
(42b)(42b)が立設している。側突条(42
b)には、クリップ機能を果たす留具(47)の凹部
(47a)が嵌合する。その留具(47)の押板部(4
7b)と、下フレーム(42)の側面との間に、側板
(44)の下突条(44a)が挟持されて、側板(4
4)が立設支持される。そのため、留具(47)の脱着
によって、側板(44)の設置位置が、島の長さ方向に
簡易に調節される。玉貸機(20)の背面に相当する位
置には、図示しない紙幣受入部材が配設されるので、玉
貸機(20)の位置に応じて、側板(44)の位置調節
が行なえる。
【0024】2枚の側板(44)(44)の上端には、
断面の概形がT字型の上フレーム(43)が、留具(4
8)を介して脱着簡易に連結される。すなわち、上フレ
ーム(43)の側突条(43b)が、側板(44)の側
凹条(44c)に嵌合されると共に、側板(44)の上
突起(44d)が、留具(48)の連結孔(48a)に
嵌入され、そして、留具(48)のU字型突起(48
b)が、上フレーム(43)の2本の上突条(43c)
(43c)の間の凹部に嵌合されることで、2枚の側板
(44)(44)と上フレーム(43)とが強固に連結
される。また、上フレーム(43)の上板の下面には、
レール(50)に向かって、上区分壁(43a)が垂設
している。上区分壁(43a)は、その側部に立設され
た紙幣受け(43d)と共に、紙幣(S)が弛んで傾倒
するのを抑止して安定搬送に寄与している。
【0025】図4(イ)(ロ)は、チェーン(60)の
一部を示す平面図と正面図である。チェーン(60)
は、隣り合う内リンク体(63)(63)同士を、その
外側から連結ピン(61)を介して連結する外リンクプ
レート(64)を備えた構成である。外リンクプレート
(64)は、チェーン(60)を構成するための剛性の
他に、紙幣(S)を挟持するための摩擦性を備える。外
リンクプレート(64)の少なくとも外面は、ゴム等を
含む広義の樹脂類や、表面加工された金属類等から成る
摩擦材で構成される。摩擦材の摩擦性は、それを構成す
る樹脂等それ自身の表面特性や、摩擦性を付与する塗料
の塗布などの表面加工によって与えられる。また、摩擦
材の表面に、微細な凹凸を形成させたり、図4(ハ)に
示す櫛状の小突起(64a)を立設させたり、図4
(ニ)に示す板状の小突起(64b)を傾斜させて立設
させるなどして、摩擦性を与えてもよい。このように、
外リンクプレート(64)自体が摩擦性を有するので、
紙幣(S)をずれることなく安定して挟持でき、簡易な
構成でありながら紙幣(S)を確実に搬送することがで
きる。
【0026】なお、外リンクプレート(64)の少なく
とも一部を摩擦材で構成する代わりに、摩擦性を有する
挟持部材を、別体として外リンクプレート(64)の外
面に添設してもよい。また、ブラシ類を、外リンクプレ
ート(64)の外面に接触するようにケース(41)側
へ固設し、チェーン(60)の走行に伴って、その表面
を清掃するようにしてもよい。
【0027】本発明では、島の両端に、チェーン(6
0)を巻き掛けるスプロケット(31)(31)をそれ
ぞれ配設するので、任意の島の長さに対応させることが
でき、従来技術のユニット方式の紙幣搬送装置にあった
前記不都合を解消している。また、チェーン(60)は
延びが皆無なので、従来技術の丸ベルト方式の紙幣搬送
装置にあった前記不都合も解消している。チェーン(6
0)は延びが皆無な他に、強固で全体形状が安定してい
るので、架設位置を固定させやすい利点もある。そのた
め、紙幣(S)が外リンクプレート(64)から離脱し
にくい長所がある。また、外リンクプレート(64)の
外面がレール(50)に触れることがないので、丸ベル
ト方式の紙幣搬送装置とは異なり、外リンクプレート
(64)の外面が磨耗することはない。
【0028】図5ないし8は、押圧部材(70)の取り
付けられた 側板(44)を示す正面図、平面図、側面
図、側断面図である。側板(44)には、紙幣(S)の
搬送方向に沿って、すなわち、チェーン(60)の走行
方向と略平行に、チェーン(60)に対向して4枚の側
突板(44b)(44b)(44e)(44e)が立設
される。そのうち中央の2枚の側突板(44b)(44
b)の間には、押圧部材(70)が設置される。
【0029】図9ないし11に、それぞれ、押圧部材
(70)の構成要素であるケースストッパー(78)、
ローラー(77)、ローラーケース(79)を示す。図
9(イ)(ロ)(ハ)は、ケースストッパー(78)の
正面図、平面図、側面図である。ケースストッパー(7
8)は、底面(78a)と2枚の側面(78c)(78
c)とで略コの字状に形成されている。底面(78a)
に設けられた2個の孔(78b)(78b)を、側板
(44)の側面に突設された2本の突起(44f)(4
4f)へ填めることによって、側板(44)に対する位
置決めがなされる。そして、側面(78c)(78c)
の端部に切れ目を介して離隔した広角部(78d)(7
8d)を、側板(44)の側突板(44b)(44b)
に突設された凸条(44g)(44g)に嵌合させるこ
とによって、ケースストッパー(78)が側板(44)
に固定される。
【0030】図10(イ)(ロ)は、ローラー(77)
の正面図、平面図であり、図11(イ)(ロ)(ハ)
は、ローラーケース(79)の正面図、平面図、側面図
である。ローラーケース(79)は、底面(79a)と
2枚の側面(79b)(79b)とで略コの字状に形成
されている。側面(79b)(79b)に設けられた孔
(79c)(79c)に、ローラー(77)の軸孔(7
7a)に貫通された支軸(76)を通すことによって、
ローラー(77)を支持している。
【0031】2個のローラーケース(79)(79)の
各底面(79a)には、板ばね等の弾性体(75)が接
していて、チェーン(60)に向かって付勢されてい
る。しかし、ローラーケース(79)の側面(79b)
から側方へ延伸した側突起(79d)が、ケースストッ
パー(78)の側面(78c)から側方へ延伸した側突
起(78e)に衝突するので、ローラーケース(79)
すなわちローラー(77)の移動範囲が規制されてい
る。また、ローラー(77)の支軸(76)の両端部
が、側板(44)の側突板(44b)(44b)に設け
られた凹条(44h)(44h)で案内されるので、ロ
ーラーケース(79)すなわちローラー(77)の移動
方向が、側板(44)の側面から垂直に規制されてい
る。
【0032】ところで、全ての紙幣(S)が、必ずし
も、綺麗な新札に近い状態で、しかも、整然と並んだ姿
勢で供給されるわけではない。なかには、紙幣(S)の
角(Sa)が折れ曲がったり、搬送方向に沿った側辺
が、搬送方向に対して傾斜した姿勢で搬送されてしまう
ものがある。これらは紙詰まりの原因になるので、搬送
される紙幣(S)の状態や姿勢を随時修正して整えるこ
とが望まれる。紙幣(S)の角(Sa)の折れ曲りに
は、次のように対処している。すなわち、側板(44)
に立設された4枚の側突板(44b)(44b)(44
e)(44e)のうち、両端に位置する2枚の側突板
(44e)(44e)の形状を、紙幣搬送方向における
上流側では、滑らかに湾曲させて、その両者の間隔を若
干狭くする。すると、搬送される紙幣(S)の角(S
a)が折れ曲がっていても、そこが側突板(44e)の
湾曲部分(44e1)に摺動して乗り上げて平らになら
されるので、紙詰まりが防止される。
【0033】紙幣(S)の搬送姿勢の修正には、以下の
ように対処する。チェーン(60)の外リンクプレート
(64)の外方には、外リンクプレート(64)の外面
に接触するまで外リンクプレート(64)に向かって付
勢されたローラーすなわち押圧部材(70)が配設され
ている。押圧部材(70)は、紙幣(S)の搬送方向に
沿って複数設置されるが、その設置間隔は均一ではな
い。すなわち、押圧部材(70)は、紙幣(S)を少な
くとも2ヶ所で挟持する間隔に配設される第1群の押圧
部材と、紙幣(S)を1ヶ所のみで挟持する間隔に配設
される第2群の押圧部材とを含んで構成される。
【0034】図5に明示したように、側板(44)に
は、その上流端近傍に1基のローラー(77A)と、下
流端近傍に2基のローラー(77B)(77C)が備わ
る。側板(44)の上流側に隣接する側板(44’)に
は、側板(44)のローラー(77A)(77B)(7
7C)に相応するローラー(77A’)(77B’)
(77C’)の他に、ローラー(77A”)が、ローラ
ー(77A’)の下流端近傍に備わる。更に、側板(4
4’)には、搬送修正部材(44i)が欠落している。
ここで、ローラー(77C’)とローラー(77B)と
の間隔は、紙幣(S)の搬送方向に沿った側辺の長さよ
り大きく、ローラー(77A)とローラー(77B)と
の間隔は、紙幣(S)の搬送方向に沿った側辺の長さよ
り小さく設定される。そのため、紙幣(S)は、通常は
少なくとも2基のローラーすなわち第1群の押圧部材で
挟持されて、ずれることなく安定搬送されるが、1基の
ローラー(77A)すなわち第2群の押圧部材のみで挟
持されるタイミングがある。このように、押圧部材(7
0)は、紙幣(S)を少なくとも2ヶ所で挟持する間隔
に配設される第1群の押圧部材と、紙幣(S)を1ヶ所
のみで挟持する間隔に配設される第2群の押圧部材とを
含んで構成される。
【0035】更に、紙幣(S)が第2群の押圧部材すな
わち1ヶ所のみのローラー(77A)で挟持される領域
では、ローラー(77A)の下流側に、次のような搬送
修正部材(44i)(44i)を、紙幣(S)の搬送路
に沿って向かい合わせて一対設ける。搬送修正部材(4
4i)は、紙幣(S)の搬送方向上流側を、固定部(4
4i1)を介して側板(44)に片持ち支持された板ば
ね(44i2)を備える。板ばね(44i2)は、側突
板(44b)(44e)と略平行な板状体であるが、そ
の高さは、側突板(44b)(44e)よりも高くて、
紙幣(S)に当接する高さである。そして、2枚の板ば
ね(44i2)(44i2)の間隔は、紙幣(S)の搬
送方向の下流ほど、搬送される紙幣(S)の側辺に接す
るまで緩やかに狭くなっている。なお、板ばね(44i
2)の付勢方向は、搬送される紙幣(S)に向かう方向
であるが、板ばね(44i2)が紙幣(S)によって押
し返された場合に、退行しすぎるのを抑止するために、
規制突起(44i3)が立設されている。
【0036】紙幣(S)の搬送姿勢を修正する過程は次
の通りである。搬送方向に沿った紙幣(S)の側辺が搬
送方向に対して傾斜した状態の紙幣(S)は、その全長
が側板(44’)に入った段階(S1)では、第1群の
押圧部材である3基のローラー(77A’)(77
A”)(77B’)で挟持されている。その紙幣(S
1)は複数のローラーに挟持されているので、ずれるこ
となく、その姿勢のまま下流へ搬送される。紙幣(S
1)は、ローラー(77A’)から離れた時、第1群の
押圧部材である2基のローラー(77A”)(77
B’)で挟持される(S2)が、更に下流へ進むと、再
び3基のローラー(77A”)(77B’)(77
C’)から成る第1群の押圧部材で挟持されるようにな
る(S3)。紙幣(S3)が、ローラー(77A”)か
ら離れ、側板(44)の領域に入るようになると、順
に、いずれも第1群の押圧部材である2基のローラー
(77B’)(77C’)で挟持される状態(S4)、
3基のローラー(77B’)(77C’)(77A)で
挟持される状態(S5)、2基のローラー(77C’)
(77A)で挟持される状態(S6)を経て、第2群の
押圧部材である1基のローラー(77A)のみで挟持さ
れる状態(S7)に達する。
【0037】この1基のローラー(77A)のみで挟持
されたタイミングで、紙幣(S7)は、その角(Sa)
が、板ばね(44i2)に当接する。すると、間隔が狭
いので、紙幣(S7)は、その板ばね(44i2)との
接点(Sa)を作用点とし、板ばね(44i2)からの
抵抗を作用力とし、ローラー(77A)及び外リンクプ
レート(64)との接点を支点にして回転され、搬送方
向に沿った紙幣(S7)の側辺が搬送方向と平行になる
ように修正される。そして、搬送姿勢を修正された紙幣
(S8)は、第1群の押圧部材である2基のローラー
(77B)(77C)で挟持され、その後ずれることな
く、そのままの姿勢で、第1群の押圧部材である2基の
ローラー(77B)(77C)で挟持される状態(S
9)、第1群の押圧部材である3基のローラー(77
B)(77C)……で挟持される状態(S10)等を経
て、下流へ安定搬送される。
【0038】なお、押圧部材(70)が上述のように、
弾性体を介して連結されたローラー(77)で構成され
ているので、紙幣(S)の挟持搬送性の他に、1基のロ
ーラー(77A)のみで挟持した紙幣(S)を、円滑に
回転させられる利点がある。そのような押圧部材として
は、次のような別実施例も利用できる。
【0039】図12(イ)(ロ)は、別実施例の押圧部
材(70’)の平面図と正面図である。押圧部材(7
0’)は、略コの字型の支持枠(71’)の内部に、略
三角形の弾性体(75’)(75’)を備える。弾性体
(75’)は、支持枠(71’)の側板(74’)に当
接されて、側板(74’)から離れる方向、すなわち、
チェーン(60)に向かって、外リンクプレート(6
4)に接触するまで付勢されている。弾性体(75’)
には、支軸(76’)を介してローラー(77’)が備
えられる。支軸(76’)が、支持枠(71’)の下板
(72’)と上板(73’)に設けられた長孔(72
a’)(73a’)に差し込まれることで、ローラー
(77’)が支持枠(71’)に取り付けられている。
押圧部材(70’)は、側板(44)の側面に立設した
2枚の側突板(44b)(44b)の間に填め込むだけ
で、簡便に設置される。そのため、押圧部材(70’)
の配設位置を、島の長さ方向に適宜調節できるので、搬
送対象の紙幣(S)の長さ等の都合に応じて、複数の押
圧部材(70’)の設置間隔を簡易に調整できる。な
お、本実施例で紙幣(S)に接触するのは、ローラーで
あるが、紙幣(S)の走行を妨げないものを適宜利用で
きる。
【0040】ところで、1基の紙幣搬送装置(40)
に、複数の玉貸機(20)(20)……が対応している
ので、多数の紙幣(S)が同時に紙幣搬送装置(40)
へ供給されてしまうことがあり得る。複数の紙幣(S)
が重なって搬送されると、紙詰まりの原因になる。これ
を防止するために、所定数おきの外リンクプレート(6
4)の外面に、紙状体(S)を挟持しているか否かを判
別する判別手段(65)を設けた。判別手段(65)
を、光センサー等の検出器で検知して、紙幣(S)の有
無検知とチェーン(60)の走行制御に寄与させる。例
えば、判別手段(65)が紙幣(S)によって覆われて
検出されない場合は、紙幣投入口(20a)を一時閉鎖
して、紙幣(S)が重ならないようにし、判別手段(6
5)が検出された紙幣(S)の挟持されていない位置へ
供給する。また、判別手段(65)として、紙幣(S)
に当接すると没入する出没自在な小突起も利用できる。
なお、紙幣(S)の重なり防止などの安定搬送について
は、特許2766945号公報や特許2771698号
公報にも開示されている。
【0041】また、カーブドチェーンを用いて、紙幣搬
送装置(40)も湾曲させて構成し、直線状ではなく湾
曲した島に対応させてもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上の構成を備えるので、以下
の効果を奏する。請求項1に記載の紙状体搬送装置によ
ると、エンドレスチェーンの外リンクプレートの少なく
とも外面に摩擦材が備わるので、簡易な構成で、外リン
クプレートと押圧部材とに挟持された紙状体が、チェー
ンの走行に伴って精確着実に搬送される。また、ユニッ
ト方式や丸ベルト方式の紙幣搬送装置にあった従来の諸
問題を解消し、パチンコ台などユニットの取り替えやそ
の設置間隔の変更に万全に対応できると共に、外リンク
プレートの摩擦材を磨耗させることなく、チェーンを安
定した架設位置で高速走行させられる。
【0043】請求項2に記載の紙状体搬送装置による
と、紙状体は、通常は、少なくとも2ヶ所で挟持する第
1群の押圧部材で挟持されて、ずれることなく安定搬送
されるが、第2群の押圧部材である1ヶ所のみの押圧部
材で挟持されたとき、傾斜した姿勢の紙状体は、その角
が搬送修正部材に当接して、その接点を作用点とし、押
圧部材との唯一の接点を支点にして回転させられるの
で、搬送方向に沿った紙状体の側辺が、搬送方向と平行
に修正されて、紙詰まりが防止される。
【0044】請求項3に記載の紙状体搬送装置による
と、搬送修正部材が、片持ち支持された板ばねから成る
ので、簡易な構成でありながら紙状体の姿勢の修正に十
分作用する。
【0045】請求項4に記載の紙状体搬送装置による
と、押圧部材が、弾性体を介して連結されたローラーか
ら成るので、紙状体を安定に挟持搬送すると共に、紙状
体の姿勢を修正する際に円滑に回転させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ台列と紙幣搬送装置の配置を概観する
斜視説明図
【図2】紙幣搬送装置のケースを示す一部切欠斜視図
【図3】紙幣搬送装置の側断面図
【図4】(イ)チェーンの一部平面図 (ロ)同、正面図 (ハ)櫛状の小突起を備える外リンクプレートの正面図 (ニ)板状の小突起を備える外リンクプレートの平面図
及び正面図
【図5】押圧部材の取り付けられた側板を示す正面図
【図6】同、一部平面図
【図7】同、一部側面図
【図8】同、一部側断面図
【図9】(イ)ケースストッパーの正面図 (ロ)同、平面図 (ハ)同、側面図
【図10】(イ)ローラーの正面図 (ロ)同、平面図
【図11】(イ)ローラーケースの正面図 (ロ)同、平面図 (ハ)同、側面図
【図12】(イ)押圧部材の別実施例の平面図 (ロ)同、正面図
【符号の説明】
S,S1〜10 紙幣 Sa 紙幣の角 10 パチンコ台 20 玉貸機 20a 紙幣投入口 21 紙幣供給路 21a 紙幣供給口 30 紙幣回収箱 31 スプロケット 32 駆動スプロケット 33 緊張スプロケット 40 紙幣搬送装置 41 ケース 42 下フレーム 42a 上区分壁 42b 側突条 43 上フレーム 43a 上区分壁 43b 側突条 43c 上突条 43d 紙幣受け 44,44’ 側板 44a 下突条 44b,44e 側突板 44e1 側突板の湾曲部分 44c 側凹条 44d 上突起 44f 突起 44g 凸条 44h 凹条 44i 搬送修正部材 44i1 搬送修正部材の湖底部 44i2 搬送修正部材の板ばね 44i3 搬送修正部材の規制突起 45 ジョイント板 46 L字型設置具 47 留具 47a 凹部 47b 押板部 48 留具 48a 連結孔 48b U字型突起 50 レール 51 チェーン還流筒 60 チェーン 61 連結ピン 62 ブッシュ 63 内リンク体 64 外リンクプレート 64a 櫛状の小突起 64b 板状の小突起 70,70’ 押圧部材 71,71’ 支持枠 72,72’ 下板 72a,72a’ 長孔 73,73’ 上板 73a,73a’ 長孔 74,74’ 側板 75,75’ 弾性体 76,76’ 支軸 77,77A〜C’,77’ ローラー 77a 軸孔 78 ケースストッパー 78a 底面 78b 孔 78c 側面 78d 開口部 78e 側突起 79 ローラーケース 79a 底面 79b 側面 79c 孔 79d 側突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C088 BC79 EA44 3E040 AA01 AA05 AA06 BA07 DA08 FG01 FG13 FG15 FG17 3F049 AA02 BA21 LA10 LB04 5B023 BA01 BA05 EA02 GA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣り合う内リンク体同士を、その外側から
    連結ピンを介して連結する外リンクプレートを備えたエ
    ンドレスのチェーンと、 チェーンを巻き掛けて架設する少なくとも2基のスプロ
    ケットと、 連結ピンを被装するブッシュを載置してチェーンを走行
    させるレールと、 外リンクプレートの外方に配設され、外リンクプレート
    に接触するまで外リンクプレートに向かって付勢された
    押圧部材とを備え、 外リンクプレートの少なくとも外面を、摩擦性を有する
    摩擦材で構成することによって、 外部から供給されて、外リンクプレートと押圧部材とに
    挟持された紙状体を、チェーンの走行に伴って所定方向
    に搬送することを特徴とする紙状体搬送装置。
  2. 【請求項2】隣り合う内リンク体同士を、その外側から
    連結ピンを介して連結する外リンクプレートを備えたエ
    ンドレスのチェーンと、 チェーンを巻き掛けて架設する少なくとも2基のスプロ
    ケットと、 連結ピンを被装するブッシュを載置してチェーンを走行
    させるレールと、 外リンクプレートの外方に配設され、外リンクプレート
    に接触するまで外リンクプレートに向かって付勢された
    押圧部材とを備え、 外部から供給されて、外リンクプレートと押圧部材とに
    挟持された紙状体を、チェーンの走行に伴って所定方向
    に搬送する構成において、 前記押圧部材を、 紙状体を少なくとも2ヶ所で挟持する間隔に配設される
    第1群の押圧部材と、 紙状体を1ヶ所のみで挟持する間隔に配設される第2群
    の押圧部材と、を含んで構成し、 第2群の押圧部材の下流側に、紙状体の搬送路に沿って
    向かい合って一対に配設されて、その間隔が搬送方向の
    下流ほど狭くなり、紙状体が外リンクプレートと第2群
    の押圧部材とにより挟持されたときには紙状体の側辺に
    接するまで狭くなっている板状の搬送修正部材を設けた
    ことを特徴とする紙状体搬送装置。
  3. 【請求項3】搬送修正部材が、片持ち支持された板ばね
    である請求項2に記載の紙状体搬送装置。
  4. 【請求項4】押圧部材が、弾性体を介して連結されたロ
    ーラーである請求項1ないし3に記載の紙状体搬送装
    置。
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