JP2002113654A - 端面研磨装置 - Google Patents

端面研磨装置

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JP2002113654A
JP2002113654A JP2001249442A JP2001249442A JP2002113654A JP 2002113654 A JP2002113654 A JP 2002113654A JP 2001249442 A JP2001249442 A JP 2001249442A JP 2001249442 A JP2001249442 A JP 2001249442A JP 2002113654 A JP2002113654 A JP 2002113654A
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JP2001249442A
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Koji Minami
浩二 皆見
Seiji Sugiyama
政治 杉山
Mari Kato
真理 加藤
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Seiko Instruments Inc
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Seiko Instruments Inc
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェルールの端面を研磨する研磨部材を自動
的に交換することで作業性の向上を図った端面研磨装
置、さらには、研磨及び洗浄を自動的に行う端面研磨洗
浄装置を提供する。 【解決手段】 棒状部材装着された治具盤が支持機構に
よって装置本体に支持される一方、前記棒状部材を研磨
する研磨部材が装着された研磨盤が駆動機構によって装
置本体に回転揺動可能に支持され、前記回転揺動する研
磨盤の研磨部材に対して前記支持機構によって前記治具
盤に装着された前記棒状部材を押し付けて研磨する端面
研磨装置において、前記研磨部材は前記研磨盤に対して
着脱自在に装着され、該研磨盤に装着された使用済み研
磨部材と所定の位置に格納された使用予定研磨部材とを
交換する自動交換装置が設けられたことにより、作業性
が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信用ファイバなど
の棒状部材の端面を研磨する端面研磨装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信用ファイバは、コネクタの主要部
材であるフェルールの中心孔内にファイバを接着固定し
た後、フェルール端面とファイバ端面とを同時に平滑に
研磨し鏡面に仕上げて使用される。この研磨仕上げした
フェルール及びファイバの研磨面が、フェルールの中心
軸と垂直な面でなかったり、あるいは、研磨面に傷があ
ったりすると、フェルール同士が対向接続される光コネ
クタにおいて、対向位置精度が劣化し損失が大きくなっ
てしまう。そのため、光ファイバを含むフェルールの研
磨面は高精度に研磨仕上げする必要がある。
【0003】従来の光ファイバ端面研磨装置として、例
えば、特開平3?26456号公報に開示されたものが
ある。この公報に開示された光ファイバ端面研磨装置
は、自転円盤の同心円上で回転する偏心盤を持ち、この
偏心盤に公転用のモータの回転を伝達する遊星歯車を持
ち、これらを研磨盤に結合させて研磨盤を自転および公
転させる一方、この研磨盤に固定した研磨部材に対し
て、治具盤に保持された多数の光ファイバの端面を押し
付けて研磨するものである。
【0004】また、フェルールは、治具盤に固定された
状態でその端面の研磨作業が行われ、治具盤の下面や側
面及びフェルールの端部などに研磨粉または研磨液(以
下、単に研磨粉という)が付着する。この場合、従来
は、フェルールを治具盤に固定保持したままで、この治
具盤を裏返して、水道の蛇口より吐出される水を所定箇
所にかけながら、作業者が洗浄ブラシを持ってこするこ
とにより、また、洗浄機を用いてフェルール端面及び治
具盤の洗浄が行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
光ファイバ端面研磨装置にあっては、自転および公転す
る研磨盤に固定された研磨部材に対して、治具盤に保持
された多数の光ファイバの端面を押し付けて研磨を行っ
ている。この場合、長期の使用によって研磨部材が目詰
まりして使用不能となって交換が必要となったり、異な
る粗さの研磨部材と交換が必要となったりすることがあ
る。ところが、従来は研磨部材は、研磨盤上に弾性シー
トを介して研磨シートを載置するというものなので、研
磨部材の交換作業がどうしても人手に頼ることになり、
作業効率が良くないという問題があった。
【0006】また、フェルールの研磨及び洗浄は、それ
ぞれ独立した上述の研磨機あるいは洗浄機等を用いて、
作業者のマニュアル操作により行われている。したがっ
て、量産性が悪く、コストが高いという問題がある。ま
た、作業者が研磨を行う際、作業毎に、例えば、研磨時
のフェルールへの付勢力等の設定に、多少のばらつきが
生じ、品質が安定しないという問題もある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、フェル
ールの端面を研磨する研磨部材を自動的に交換すること
で作業性の向上を図った端面研磨装置、さらには、研磨
及び洗浄を自動的に行う端面研磨洗浄装置を提供するこ
とを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
棒状部材が装着された治具盤が支持機構によって装置本
体に支持される一方、前記棒状部材を研磨する研磨部材
が装着された研磨盤が駆動機構によって装置本体に回転
揺動可能に支持され、前記回転揺動する研磨盤の研磨部
材に対して前記支持機構によって前記治具盤に装着され
た前記棒状部材を押し付けて研磨する端面研磨装置にお
いて、前記研磨部材は前記研磨盤に対して着脱自在に装
着され、該研磨盤に装着された使用済み研磨部材と所定
の位置に格納された使用予定研磨部材とを交換する自動
交換装置が設けられたことを特徴とする端面研磨装置に
ある。
【0009】本発明の第2の態様は、第1の態様の端面
研磨装置において、前記自動交換装置は、研磨盤の側方
に水平移動可能に支持された移動体と、該移動体に昇降
可能に支持された昇降体と、基端部が該昇降体に固定さ
れる一方、先端部が前記研磨盤の上方まで延設された支
持アームと、該支持アームの先端部に取付けられて前記
研磨部材を下方から支持可能な支持部材とを有すること
を特徴とする端面研磨装置にある。
【0010】本発明の第3の態様は、第2の態様の端面
研磨装置において、前記研磨部材の外周部にフランジ部
を設ける一方、前記支持部材が該研磨部材に対して水平
方向に係合して該フランジ部を下方から支持可能である
ことを特徴とする端面研磨装置にある。
【0011】本発明の第4の態様は、第1〜3の何れか
の態様の端面研磨装置において、前記使用予定研磨部材
は所定の位置に多数積層されて載置されていることを特
徴とする端面研磨装置にある。
【0012】本発明の第5の態様は、第1〜4の何れか
の態様の端面研磨装置において、前記使用予定研磨部材
は所定の位置に多数積層されて載置されていることを特
徴とする端面研磨装置にある。
【0013】本発明の第6の態様は、第1〜5の何れか
の態様の端面研磨装置において、前記使用済み研磨部材
を種類別に回収する回収ボックスを複数個具備すること
を特徴とする端面研磨装置にある。
【0014】本発明の第7の態様は、第1〜6の何れか
の態様の端面研磨装置において、前記支持機構は、先端
部で前記治具盤を保持する一方、基端部が側方まで延設
され且つ略水平に保持され状態で上下方向に移動自在に
支持された治具盤支持アームと、この治具盤支持アーム
の基端部を上下方向昇降可能に支持し且つ前記治具盤に
取り付けられた前記棒状部材が前記研磨部材に所定の圧
力で押圧されるように前記治具盤支持アームを降下する
昇降手段とを具備することを特徴とする端面研磨装置に
ある。
【0015】本発明の第8の態様は、第7の態様の端面
研磨装置において、前記研磨盤の側方に前記治具盤の下
面及び当該治具盤に取り付けられた前記棒状部材を洗浄
する洗浄機を有する一方、前記支持機構は、前記昇降手
段と共に前記治具盤支持アームを水平方向に移動して前
記治具盤を前記研磨盤から前記洗浄機まで往復移動する
治具盤移動手段を具備することを特徴とする端面研磨洗
浄装置にある。
【0016】本発明の第9の態様は、第8の態様の端面
研磨装置において、前記洗浄機は前記治具盤の下面に接
触した状態で回転移動されることにより、前記棒状部材
の端部及び前記治具盤の下面部とを洗浄する清浄ブラシ
を具備することを特徴とする端面研磨装置にある。
【0017】本発明の第10の態様は、第1〜9の何れ
かの態様の端面研磨装置において、前記研磨盤の駆動機
構は、前記治具盤が載置された状態で自転しながら公転
することを特徴とする端面研磨装置にある。
【0018】本発明の第11の態様は、第10の態様の
端面研磨装置において、前記研磨盤の駆動機構は、所定
の位置に停止する停止位置制御手段を有することを特徴
とする端面研磨装置にある。
【0019】本発明によれば、研磨部材の交換時期に
は、自動交換装置が研磨盤に装着された研磨部材と所定
の位置に格納された研磨部材とを自動的に交換すること
となり、作業性の向上が図れる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0021】図1に本発明の一実施形態に係る端面研磨
装置の平面視、図2に端面研磨装置の正面視、図3に端
面研磨装置の側面視、図4に治具盤の支持機構の概略、
図5に治具盤の平面視、図6に支持機構と治具盤との係
合状態を表す概略、図7に支持機構と治具盤との係合状
態を表す断面、図8に支持機構の概略、図9に研磨部材
の自動交換装置の平面視、図10に研磨部材の自動交換
装置の駆動部を表す概略、図11に研磨部材の支持アー
ムの概略、図12に支持部材による研磨部材の係合状態
を表す概略を示す。
【0022】本実施形態の端面研磨装置において、図1
〜図3に示すように、装置本体11には、研磨機12
と、洗浄機13と、棒状部材としての複数のフェルール
を固定する治具盤14と、この治具盤14を移動自在に
支持する支持装置15と、研磨機12の研磨部材を交換
する自動交換装置16と、交換する研磨部材を格納する
格納庫17が設けられている。
【0023】研磨機12は、装置本体11上に配置され
た研磨盤21を自転させながら公転させることによりフ
ェルールの先端の研磨を行うものであり、図示しない公
転用モータを駆動することによって研磨盤21が所定偏
心量だけ公転運動し、図示しない自転用モータを駆動す
ることによって研磨盤21が自転することができる。な
お、本実施形態では、公転モータの停止位置が常に一定
の位置となるように制御するための図示しない停止位置
制御手段が設けられている。
【0024】研磨盤21の上部には、図12に示すよう
に、円盤形状の研磨部材22が一体回転自在に嵌合して
いる。この研磨部材22はリング状の嵌合部23とその
嵌合部23の上部に形成されたフランジ部24とからな
り、上部には円形状の弾性部材25を介して研磨フィル
ム26が取付けられている。なお、嵌合部23及びフラ
ンジ部24と、弾性部材25とをゴムなどの弾性部材で
一体成形してもよい。
【0025】また、洗浄機13は、図1及び図2に示す
ように、装置本体11上に研磨機12に隣接して設けら
れており、図示しない駆動モータによって3個の洗浄ブ
ラシ27を自転及び公転させることによりフェルールの
端面及び治具盤14に付着した研磨粉を洗浄することが
できる。
【0026】更に、治具盤14は複数のフェルールを固
定することができ、支持装置15によって研磨機12と
洗浄機13との並設方向に沿って移動自在となってい
る。即ち、装置本体11上には研磨機12と洗浄機13
との並設方向に沿って移動レール31が固定されてお
り、この移動レール31には移動フレーム32が移動自
在に支持され、この移動フレーム32には昇降フレーム
33が昇降自在に支持されている。
【0027】そして、図4〜図6に示すように、この移
動フレーム32には一対の垂直ガイド34が固定され、
この垂直ガイド34によって支持アーム35の基端部が
昇降自在に支持されており、この支持アーム35は前述
した昇降フレーム33の下端部に一体に形成された上下
フランジ部36a,36bの間に上下移動自在に貫入し
ている。そして、この支持アーム35は昇降フレーム3
3に対して2つの圧縮ばね37によって下方に付勢支持
され、2つの圧縮ばね37の間にはその荷重を検出する
ロードセル38が装着されている。なお、昇降フレーム
33には、圧縮ばね37及びロードセル38を支持する
筒状のガイド39が取付けられている。
【0028】一方、支持アーム35の先端部には治具盤
14を保持する保持ブロック40が固定されており、こ
の保持ブロック40には位置決め部41が一体に形成さ
れると共に、圧縮ばね42によって付勢支持された押え
ボール43が取付けられている。
【0029】治具盤14は平面視が八角形をなし、外周
部に形成された多数のV溝44に対向して取付片45が
設けられ、V溝44の取付片45との間にフェルールW
を挟んで固定ねじ46によって取付片45を治具盤14
に固定することで、このV溝44と取付片45とによっ
てフェルールを挾持することができる。また、この治具
盤14の上面中央部にはボス部47が形成され、この中
央部には保持ブロック40を側方より挿入可能な開口部
48が形成されている。そして、この開口部48の上部
両側には係止フランジ49が一体形成されると共に、中
央部に位置決め孔50が形成されている。
【0030】従って、図7に示すように、保持ブロック
40をボス部47の開口部48に挿入し、圧縮ばね42
によって付勢支持された押えボール43が位置決め孔5
0に係止されることで、支持アーム35に対する治具盤
14の位置決めがなされ、位置決め部41が係止フラン
ジ49に係止されることで、支持アーム35が治具盤1
4を揺動自在に保持することができる。
【0031】このように支持アーム35に保持された治
具盤14は、移動フレーム32が移動レール31に沿っ
て移動することで、研磨機12と洗浄機13との間で移
動することができ、各位置で昇降フレーム33を下降す
ることで、保持したフェルールWの研磨作業及び洗浄作
業を行うことができる。
【0032】さらに、昇降フレーム33には、図8に示
すように、一体的にナット81が設けられ、ねじスピン
ドル82に噛み合っている。また、ねじスピンドル82
の上部に一体的に設けられた垂直軸83は、ゴムベルト
等の伝達部材84を介して加圧モータ85に連結されて
いる。
【0033】したがって、垂直軸83が一方に回転され
ることにより昇降フレーム33が下降し、自転しながら
公転する研磨盤21の研磨部材22(研磨フィルム2
6)の上面にフェルールWを押しつけることで、このフ
ェルールWの端面の研磨が行われる。また、自転しなが
ら公転する各洗浄ブラシ27に対してフェルールWを押
しつけることで、このフェルールWの端面及び治具盤1
4の洗浄が行われる。
【0034】また、図1〜図3に示すように、自動交換
装置16は研磨機12に装着された研磨部材22と格納
庫17に格納された次に使用予定の研磨部材とを自動的
に交換することができる。この格納庫17は研磨機12
に隣接して設けられており、本体に対して多数の研磨部
材が使用予定の順番で積載された積載部51が側方に移
動自在に支持されると共に、駆動モータ52を駆動して
ねじ軸53を回転することで昇降台54が昇降可能とな
っている。そして、上部に設けられた検出センサ55に
応じてこの駆動モータ52を駆動して昇降台54を上昇
し、積載部51に積載された最上位置の研磨部材を常時
同じ高さに位置するようになっている。
【0035】なお、格納庫17に隣接して研磨機12か
ら取り外した研磨部材22をその種類ごとに集積する3
つの集積ケース56a,56b,56cが設置されてい
る。ここで、集積ケース56a,56b,56cは、例
えば、再使用する研磨部材を目の粗さ別に回収して再利
用し易くするものであり、また、再利用しない研磨部材
は、目の粗さに関係なく一定の集積ケースに回収しても
よい。
【0036】一方、図9〜図11に示すように、装置本
体11上には研磨機12と格納庫17と集積ケース56
a,56b,56cの並設方向に沿って水平レール61
が固定され、この水平レール61には移動体62が移動
自在に支持されており、この移動体62には垂直レール
63が固定され、この垂直レール63には昇降体64が
昇降自在に支持されている。そして、この移動体62に
は昇降モータ65が搭載され、この昇降モータ65によ
って回転する回転体66の偏心カム軸67がこの昇降体
64に係合している。
【0037】また、昇降体64には取付ブラケット68
を介して研磨機12側に延出する支持アーム69の基端
部が固定されている。一方、この支持アーム69の先端
部側は下方に屈曲し、先端部には平面視が半円弧状をな
す支持部材70が取付ボルト71によって取付けられる
と共に支持ロッド72によって支持されており、また、
支持アーム69の先端部には検出センサ73が装着され
いる。
【0038】この支持部材70は研磨機12の研磨盤2
1に装着された研磨部材22を下方から支持して集積ケ
ース56a,56b,56cまで搬送することができる
と共に、格納庫17の最上部に位置する研磨部材を下方
から支持して研磨盤21まで搬送することができる。即
ち、図12に示すように、支持部材70は内径部70a
が研磨部材22の嵌合部23に側方から係脱自在であ
り、この内径部70aが嵌合部23に係合した状態で支
持部材70を上昇することで、上面部70bがフランジ
部24に当接してこれを持ち上げることができる。
【0039】なお、装置本体11の上面には、この端面
研磨装置の研磨機12、洗浄機13、治具盤14及び支
持装置15、自動交換装置16等を操作するための操作
パネル80が設けられている。
【0040】ここで、上述のように構成した本発明の端
面研磨装置を用いたフェルール端部の研磨及び洗浄作業
と研磨部材の交換作業について説明する。
【0041】本実施形態の端面研磨装置において、図1
〜図3に示すように、フェルールWの治具盤14への着
脱及び治具盤14の支持装置15への着脱以外の各操作
は全て操作パネル80により行われる。従って、作業者
によりフェルールW及び治具盤14が取付けられ、操作
パネル80への入力が行われると、まず、支持装置15
によって治具盤14が水平移動し、研磨機12上の研磨
盤21の中心軸上に移動され、次いで、治具盤14が所
定位置まで下降される。この所定位置とは、フェルール
端面が研磨盤21上に装着された研磨部材22(研磨フ
ィルム26)に所定の荷重で接触する位置である。その
後、研磨機12を稼働し、上述のように研磨盤21と共
に研磨部材22を回転することにより、フェルール端面
を所定形状に研磨する。
【0042】フェルール端面の研磨が終了すると、支持
装置15によって治具盤14が洗浄機13上に移動し、
治具盤14が再び所定位置まで下降される。この所定位
置とは、フェルール端面が洗浄機13の洗浄ブラシ27
と所定の荷重で接触する位置である。そして、フェルー
ルが所定の位置に配置されると、洗浄機13が稼働さ
れ、上述のようにフェルール端面及び治具盤14を洗浄
して一連の作業を終了する。
【0043】このように治具盤14の水平移動及び垂直
移動を繰返して逆U字状に自動的に移動するだけで、フ
ェルール端面の研磨及び洗浄作業を連続して行うことが
できる。
【0044】また、この研磨作業を何段階か行う必要が
ある場合には、自動交換装置16によって研磨部材22
を交換して同じ作業を必要な回数繰り返す。
【0045】この場合、まず、移動体62を水平レール
61に沿って移動することで支持部材70を研磨機12
の研磨部材22の側方上方に位置させ、次に、昇降体6
4を垂直レール63に沿って下降することで、図12に
示すように、支持部材70を研磨部材22の側方に位置
させる。そして、この状態で移動体62を水平移動して
支持部材70を研磨部材22側に移動することで、内径
部70aが研磨部材22の嵌合部23を側方から係合
し、続いて、昇降体64を上昇することで、上面部70
bがフランジ部24に当接して研磨部材22を研磨盤2
1から抜き取って持ち上げる。
【0046】支持部材70が研磨部材22を支持する
と、移動体62を水平移動して支持部材70が支持した
研磨部材22を集積ケース56a,56b,56cまで
搬送する。ここで、支持部材70は所定の集積ケース5
6a,56b,56cに研磨部材22を落下する。
【0047】このように研磨盤21に装着された研磨部
材22が取り外されると、移動体62を水平レール61
に沿って格納庫17まで水平移動し、前述と同様の作動
により、支持部材70が格納庫17の最上部に位置する
研磨部材を支持する。そして、再び、移動体62を研磨
機12まで水平移動し、支持部材70が支持した研磨部
材を研磨機12の研磨盤21の上方に位置させ、昇降体
64を垂直レール63に沿って下降することで、支持部
材70が支持した研磨部材22を研磨盤21に装着す
る。その後、支持部材70を水平移動してから上昇して
退避させる。
【0048】このように本実施形態の端面研磨装置にあ
っては、研磨機12の研磨盤21に装着された研磨部材
22を別のものと交換する場合には、自動交換装置16
が研磨盤21の研磨部材22を抜き取って集積ケース5
6a,56b,56cに搬出する一方、別の研磨部材を
格納庫17から研磨機12まで搬送して研磨盤21に装
着することとなり、研磨部材を自動交換することができ
る。
【0049】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように、本発明の端面研磨装置によれば、棒状部材が装
着された治具盤が支持機構によって装置本体に支持され
る一方、この棒状部材を研磨する研磨部材が装着された
研磨盤が駆動機構によって装置本体に回転揺動可能に支
持され、回転揺動する研磨盤の研磨部材に対して支持機
構によって治具盤に装着された棒状部材を押し付けて研
磨する端面研磨装置において、研磨部材を研磨盤に対し
て着脱自在に装着し、この研磨盤に装着された研磨部材
と所定の位置に格納された研磨部材とを交換する自動交
換装置を設けたので、研磨部材の交換時期には、自動交
換装置が研磨盤に装着された研磨部材と所定の位置に格
納された研磨部材とを自動的に交換することとなり、作
業性の向上を図ることができる。
【0050】また、本発明の端面研磨装置は、特に、研
磨部材の外周部にフランジ部を設ける一方、支持部材が
研磨部材に対して水平方向に係合してフランジ部を下方
から支持可能とする一方、研磨盤の側方に移動体を水平
移動可能に支持し、この移動体に昇降体を昇降可能に支
持し、この昇降体に先端部が研磨盤の上方まで延設され
た支持アームを固定し、この支持アームの先端部に研磨
部材を下方から支持可能な支持部材を取付けたので、上
下左右の単純な移動だけで研磨部材の交換を実行するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る端面研磨装置の平面
図である。
【図2】端面研磨装置の正面図である。
【図3】端面研磨装置の側面図である。
【図4】治具盤の支持機構の概略図である。
【図5】治具盤の平面図である。
【図6】支持機構と治具盤との係合状態を表す概略図で
ある。
【図7】支持機構と治具盤との係合状態を表す断面図で
ある。
【図8】支持機構部分の概略図である。
【図9】研磨部材の自動交換装置の平面図である。
【図10】研磨部材の自動交換装置の駆動部を表す概略
図である。
【図11】研磨部材の支持アームの概略図である。
【図12】支持部材による研磨部材の係合状態を表す概
略図である。
【符号の説明】
11 装置本体 12 研磨機 13 洗浄機 14 治具盤 15 支持装置 16 自動交換装置 17 収納庫 21 研磨盤 22 保持部材 23 嵌合部 24 フランジ部 25 弾性部材 26 研磨フィルム 35 支持アーム 37 圧縮ばね 38 ロードセル 40 保持ブロック 43 押えボール 47 ボス部 48 開口部 51 積載部 52 駆動モータ 54 昇降台 55 検出センサ 56a,56a,56c 集積ケース 62 移動体 64 昇降体 69 支持アーム 70 支持部材 70a 内径部 70b 上面部 80 操作パネル W フェルール(棒状部材)
フロントページの続き (72)発明者 加藤 真理 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコ ーアイテック株式会社内 Fターム(参考) 3C034 AA08 AA13 BB67 BB75 BB76 3C043 BC02 CC07 CC13 DD01 3C049 AA07 AA15 AB03 CA01 3C058 AA07 AA09 AA15 AB04 CA01 CB03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状部材が装着された治具盤が支持機構
    によって装置本体に支持される一方、前記棒状部材を研
    磨する研磨部材が装着された研磨盤が駆動機構によって
    装置本体に回転揺動可能に支持され、前記回転揺動する
    研磨盤の研磨部材に対して前記支持機構によって前記治
    具盤に装着された前記棒状部材を押し付けて研磨する端
    面研磨装置において、 前記研磨部材は支持搬送するための嵌合部と、該勘合部
    上部に形成されたフランジ部とを有し前記研磨盤に対し
    て着脱自在に装着されることを特徴とする端面研磨装
    置。
  2. 【請求項2】 前記研磨部材は、前記勘合部の上部に載
    置された弾性部材と、前記弾性部材上に載置される研磨
    シートとを有することを特徴とする請求項1記載の端面
    研磨装置。
  3. 【請求項3】 前記研磨部材は、前記勘合部と前記フラ
    ンジ部と、前記弾性部材が一体形成されていることを特
    徴とする請求項1記載の端面研磨装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材はゴムであることを特徴と
    する請求項1記載の端面研磨装置。
  5. 【請求項5】 前記研磨部材は、先端部が前記研磨盤の
    上方まで延設された支持アームと、該支持アームの先端
    部に取付けられて前記研磨部材を下方から支持可能な支
    持部材とを有する自動交換装置により、前記研磨盤に装
    着された使用済み研磨部材と所定の位置に格納された使
    用予定研磨部材とが交換されることを特徴とする請求項
    1記載の端面研磨装置。
  6. 【請求項6】 前記自動交換装置は、研磨盤の側方に水
    平移動可能に支持された移動体と、該移動体に昇降可能
    に支持され、前記支持アームの基端部が固定された昇降
    体とを有することを特徴とする請求項1記載の端面研磨
    装置。
  7. 【請求項7】 前記支持部材が前記研磨部材に対して水
    平方向に係合して該フランジ部を下方から支持可能であ
    ることを特徴とする請求項5記載の端面研磨装置。
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