JP2002112069A - 画像歪補正装置および画像歪補正方法 - Google Patents

画像歪補正装置および画像歪補正方法

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JP2002112069A
JP2002112069A JP2001200115A JP2001200115A JP2002112069A JP 2002112069 A JP2002112069 A JP 2002112069A JP 2001200115 A JP2001200115 A JP 2001200115A JP 2001200115 A JP2001200115 A JP 2001200115A JP 2002112069 A JP2002112069 A JP 2002112069A
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waveform
voltage
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Masanori Nakatsuji
正則 中辻
Masanobu Tanaka
正信 田中
Hideyo Uehata
秀世 上畠
Naoji Okumura
直司 奥村
Kazunori Yamate
万典 山手
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
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    • H04N3/22Circuits for controlling dimensions, shape or centering of picture on screen
    • H04N3/23Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を増大させることなく画像の歪を補
正することができる低コストの画像歪補正装置および画
像歪補正方法を提供する。 【解決手段】 書き込み側PLL回路2はラインメモリ
1に映像信号VDIを書き込むための書き込みクロック
WCKを発生する。読み出し側PLL回路3はラインメ
モリ1に記憶された映像信号VDOを読み出すための読
み出しクロックRCKを発生する。インナーピンクッシ
ョン歪補正電圧発生回路4は水平レートの補正波形を垂
直レートの補正波形で変調することによりインナーピン
クッション歪補正波形を発生し、直流成分補正パルスを
付加してインナーピンクッション歪補正電圧VAとして
出力する。容量結合方式回路5はインナーピンクッショ
ン歪補正電圧VAを読み出し側PLL回路3のループフ
ィルタ32の出力電圧に重畳し、制御電圧VCとしてV
CO33に与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号に基づい
て画面上に表示される画像における歪を補正する画像歪
補正装置および画像歪補正方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CRT(陰極線管)では、偏向磁界によ
り電子ビームを偏向して蛍光面上に照射することにより
画面に画像を表示している。CRTの蛍光面の半径は電
子ビームの偏向中心点から蛍光面までの半径に比べて大
きいため、同じ偏向量に対する画面の周辺部での電子ビ
ームの移動量は画面の中心部での電子ビームの移動量に
比べて大きくなる。その結果、本来等間隔のクロスハッ
チパターンを画面に表示した場合、クロスハッチパター
ンの間隔が画面の中心部から周辺部に近づくにしたがっ
て広がる現象が生じる。
【0003】このような現象は画面の水平方向および垂
直方向の両方で発生するが、水平方向においては垂直方
向よりも偏向差が大きいため、画像の歪が顕著に現われ
る。このような画像の歪は左右糸巻き歪と呼ばれる。そ
こで、通常は、画面の周辺部での偏向量を小さくするよ
うに偏向電流を流すことにより左右糸巻き歪補正を行っ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画面上
の画像の左右端の縦線が直線になるように左右糸巻き歪
補正を行うと、画面の中心と左右端との間の中間部で直
線となるべき縦線が内側に湾曲する現象が発生する。こ
のような現象はインナーピンクッション歪と呼ばれてい
る。
【0005】CRTの薄型化および平面化に伴ってイン
ナーピンクッション歪が増大する。このように増大した
インナーピンクッション歪を補正するためには、補正量
を大きくする必要がある。
【0006】CRTでは、上記のように、偏向磁界によ
り電子ビームを偏向して画面に画像を表示している。こ
の場合、偏向磁界を発生するために、偏向系において偏
向ヨークに数App(アンペアピークピーク)の偏向電
流を流している。偏向系においてインナーピンクッショ
ン歪を補正する場合には、偏向電流を変調するが、電流
量が大きいため、補正量が大きくなる程、数W(ワッ
ト)単位で消費電力が大きくなる。そのため、消費電力
を抑制しつつ偏向系における偏向電流の調整によりイン
ナーピンクッション歪を補正することは困難である。
【0007】また、偏向系においてインナーピンクッシ
ョン歪を補正する場合、回路構成が複雑となり、低コス
ト化が妨げられる。
【0008】本発明の目的は、消費電力を増大させるこ
となく画像の歪を補正することができる低コストの画像
歪補正装置および画像歪補正方法を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)第1の発明 第1の発明に係る画像歪補正装置は、映像信号に基づい
て画面上に表示される画像の歪を補正する画像歪補正装
置であって、映像信号を記憶するための記憶手段と、入
力された映像信号を記憶手段に書き込むための書き込み
クロックを発生する書き込みクロック発生手段と、記憶
手段に記憶された映像信号を読み出すための読み出しク
ロックを発生する読み出しクロック発生手段と、映像信
号に基づいて画面上に表示される画素の位置を移動させ
ることにより画像の歪を補正するための歪補正波形を発
生する歪補正波形発生手段と、歪補正波形発生手段によ
り発生された歪補正波形に基づいて、読み出しクロック
発生手段により発生される読み出しクロックの周波数を
制御する読み出しクロック制御手段とを備え、歪補正波
形発生手段は、水平走査方向における画像の両端および
中心で画素の移動量が0になるように歪補正波形を設定
するものである。
【0010】本発明に係る画像歪補正装置においては、
書き込みクロック発生手段により発生される書き込みク
ロックに応答して入力された映像信号が記憶手段に書き
込まれ、読み出しクロック発生手段により発生された読
み出しクロックに応答して記憶手段に記憶された映像信
号が読み出される。このとき、歪補正波形発生手段によ
り発生された歪補正波形に基づいて、読み出しクロック
制御手段により読み出しクロックの周波数が制御され、
記憶手段からの映像信号の読み出し周期が変化する。そ
れにより、映像信号に基づいて画面上に表示される画素
の位置が移動し、画像の歪が補正される。
【0011】この場合、水平走査方向における画像の両
端および中心で画素の移動量が0になるように歪補正波
形が設定されるので、画像の両端の位置および中心の位
置がずれない。
【0012】このように、偏向系における偏向電流を変
化させることなく、読み出しクロックを歪補正波形を用
いて変化させることにより画像の歪を補正することが可
能となるので、消費電力が増大しない。また、偏向系を
改良することなく、歪補正波形発生手段および読み出し
クロック制御手段を設けることにより画像の歪を補正す
ることが可能となるので、回路構成が複雑化せず、低コ
スト化が妨げられない。
【0013】(2)第2の発明 第2の発明に係る画像歪補正装置は、第1の発明に係る
画像歪補正装置の構成において、歪補正波形発生手段
は、水平走査周期で変化する第1の補正波形を発生する
第1の補正波形発生手段と、垂直走査周期で変化する第
2の補正波形を発生する第2の補正波形発生手段と、第
1の補正波形発生手段により発生された第1の補正波形
を第2の補正波形発生手段により発生された第2の補正
波形で変調することにより歪補正波形を得る変調手段と
を含むものである。
【0014】この場合、水平走査周期で変化する第1の
補正波形を垂直走査周期で変化する第2の補正波形で変
調することにより歪補正波形が得られる。それにより、
画面に表示される画像の全体にわたって画像の歪を補正
することができる。
【0015】(3)第3の発明 第3の発明に係る画像歪補正装置は、第2の発明に係る
画像歪補正装置の構成において、第2の補正波形は、変
曲点を有し、変曲点で区分された第2の補正波形の複数
の部分のうち少なくとも1つの部分の傾きが可変に設定
されるものである。
【0016】この場合、変曲点で区分された第2の補正
波形の少なくとも1つの部分の傾きを調整することによ
り、画面の垂直方向の全体にわたって最適な歪補正が可
能となる。
【0017】(4)第4の発明 第4の発明に係る画像歪補正装置は、第2または第3の
発明に係る画像歪補正装置の構成において、変調手段
は、第1の補正波形発生手段により発生された第1の補
正波形と第2の補正波形発生手段により発生された第2
の補正波形とを乗算する乗算手段を含むものである。
【0018】この場合、第1の補正波形と第2の補正波
形とを乗算することにより第1の補正波形が第2の補正
波形で変調され、歪補正波形が得られる。
【0019】(5)第5の発明 第5の発明に係る画像歪補正装置は、第2または第3の
発明に係る画像歪補正装置の構成において、変調手段
は、第1の補正波形発生手段により発生された第1の補
正波形を受ける入力端子および第2の補正波形発生手段
により発生された第2の補正波形を受ける利得制御端子
を備えた増幅手段を含むものである。
【0020】この場合、第1の補正波形を第2の補正波
形に対応する利得で増幅することにより第1の補正波形
が第2の補正波形に変調され、歪補正波形が得られる。
【0021】(6)第6の発明 第6の発明に係る画像歪補正装置は、第2〜第5のいず
れかの発明に係る画像歪補正装置の構成において、第1
の補正波形は、読み出しクロックの周波数の変化に対応
し、走査が左から右へ行われる画面上で走査方向を画素
の移動量の正とする場合、画面の左端、中心および右端
で画素の移動量が0となり、左端と中心との間で画素の
移動量が0、正、0、負および0の順に変化し、中心と
右端との間で画素の移動量が0、負、0、正および0の
順に変化するように設定され、第2の補正波形は、画面
の垂直方向の上下端で中央部に比べて振幅が大きくなる
ように設定されたものである。
【0022】左右糸巻き歪補正によりインナーピンクッ
ション歪が生じた場合、画面上に表示される複数の縦線
のうち左右端と中心との間の中間部の縦線が内側に湾曲
する。この場合に、中間部の縦線の上下部の画素の位置
を内側に移動させることによりインナーピンクッション
歪を補正することが可能となる。
【0023】(7)第7の発明 第7の発明に係る画像歪補正装置は、第2〜第5のいず
れかの発明に係る画像歪補正装置の構成において、第1
の補正波形は、読み出しクロックの周波数の変化に対応
し、走査が左から右へ行われる画面上で走査方向を画素
の移動量の正とする場合、画面の左端、中心および右端
で画素の移動量が0となり、左端と中心との間で画素の
移動量が0、負、0、正および0の順に変化し、中心と
右端との間で画素の移動量が0、正、0、負および0の
順に変化するように設定され、第2の補正波形は、画面
の垂直方向の中央部で上下端に比べて振幅が大きくなる
ように設定されたものである。
【0024】左右糸巻き歪補正によりインナーピンクッ
ション歪が生じた場合、画面上に表示される複数の縦線
のうち左右端と中心との間の中間部の縦線が内側に湾曲
する。この場合に、中間部の縦線の中央部の画素の位置
を外側に移動させることによりインナーピンクッション
歪を補正することが可能となる。
【0025】(8)第8の発明 第8の発明に係る画像歪補正装置は、第1〜第7のいず
れかの発明に係る画像歪補正装置の構成において、読み
出しクロック発生手段は、読み出しクロックを発生する
電圧制御型発振器を有する位相同期ループを含み、歪補
正波形発生手段は、歪補正波形を歪補正電圧として出力
し、読み出しクロック制御手段は、歪補正波形発生手段
により出力された歪補正電圧を位相同期ループの電圧制
御型発振器の発振周波数制御電圧に重畳するものであ
る。
【0026】この場合、歪補正電圧が位相同期ループの
電圧制御型発振器の発振周波数制御電圧に重畳されるこ
とにより、読み出しクロックの周波数が変化する。それ
により、記憶手段から読み出される映像信号の読み出し
周期が変化し、映像信号に基づいて画面上に表示される
画素の位置が移動することにより画像の歪が補正され
る。
【0027】(9)第9の発明 第9の発明に係る画像歪補正装置は、第2〜第5のいず
れかの発明に係る画像歪補正装置であって、第1の補正
波形は、読み出しクロックの周期の変化に対応し、走査
が左から右へ行われる画面上で走査方向を画素の移動量
の正とする場合、画面の左端、中心および右端で画素の
移動量が0となり、左端と中心との間で画素の移動量が
0、正、0、負および0の順に変化し、中心と右端との
間で画素の移動量が0、負、0、正および0の順に変化
するように設定され、第2の補正波形は、画面の垂直方
向の上下端で中央部に比べて振幅が大きくなるように設
定されたものである。
【0028】左右糸巻き歪補正によりインナーピンクッ
ション歪が生じた場合、画面上に表示される複数の縦線
のうち左右端と中心との間の中間部の縦線が内側に湾曲
する。この場合に、中間部の縦線の上下部の画素の位置
を内側に移動させることによりインナーピンクッション
歪を補正することが可能となる。
【0029】(10)第10の発明 第10の発明に係る画像歪補正装置は、第2〜第5のい
ずれかの発明に係る画像歪補正装置であって、第1の補
正波形は、読み出しクロックの周期の変化に対応し、走
査が左から右へ行われる画面上で走査方向を画素の移動
量の正とする場合、画面の左端、中心および右端で画素
の移動量が0となり、左端と中心との間で画素の移動量
が0、負、0、正および0の順に変化し、中心と右端と
の間で画素の移動量が0、正、0、負および0の順に変
化するように設定され、第2の補正波形は、画面の垂直
方向の中央部で上下端に比べて振幅が大きくなるように
設定されたものである。
【0030】左右糸巻き歪補正によりインナーピンクッ
ション歪が生じた場合、画面上に表示される複数の縦線
のうち左右端と中心との間の中間部の縦線が内側に湾曲
する。この場合に、中間部の縦線の中央部の画素の位置
を外側に移動させることによりインナーピンクッション
歪を補正することが可能となる。
【0031】(11)第11の発明 第11の発明に係る画像歪補正装置は、第9または第1
0の発明に係る画像歪補正装置であって、読み出しクロ
ック発生手段は、読み出しクロックを発生する電圧制御
型発振器を有する位相同期ループを含み、歪補正波形発
生手段は、変調手段により得られた歪補正波形を読み出
しクロックの周波数の変化に対応する歪補正電圧に変換
する変換手段をさらに含み、読み出しクロック制御手段
は、歪補正波形発生手段により出力された歪補正電圧を
位相同期ループの電圧制御型発振器の発振周波数制御電
圧に重畳するものである。
【0032】この場合、歪補正電圧が位相同期ループの
電圧制御型発振器の発振周波数制御電圧に重畳されるこ
とにより、読み出しクロックの周波数が変化する。それ
により、記憶手段から読み出される映像信号の読み出し
周期が変化し、映像信号に基づいて画面上に表示される
画素の位置が移動することにより画像の歪が補正され
る。
【0033】(12)第12の発明 第12の発明に係る画像歪補正装置は、第8の発明に係
る画像歪補正装置であって、映像信号の各水平走査期間
における歪補正電圧の平均値が所定値となるように水平
ブランキング期間において歪補正電圧に補正パルスを付
加する補正パルス付加手段をさらに備えたものである。
【0034】この場合、映像信号の各水平走査期間にお
いて電圧制御型発振器の発振周波数制御電圧の平均値が
所定値になるので、電圧制御型発振器により発生される
読み出しクロックの周波数の平均値が一定となる。この
ようにして、歪補正電圧の重畳前後で電圧制御型発振器
の発振周波数制御電圧の平均値が変化しないようにする
ことにより、位相同期ループの動作が変化しない。
【0035】(13)第13の発明 第13の発明に係る画像歪補正装置は、第11の発明に
係る画像歪補正装置の構成において、映像信号の各水平
走査期間における歪補正電圧の平均値が所定値となるよ
うに水平ブランキング期間において変換手段により得ら
れた歪補正電圧に補正パルスを付加する補正パルス付加
手段をさらに備えたものである。
【0036】この場合、映像信号の各水平走査期間にお
いて電圧制御型発振器の発振周波数制御電圧の平均値が
所定値になるので、電圧制御型発振器により発生される
読み出しクロックの周波数の平均値が一定となる。この
ようにして、歪補正電圧の重畳前後で電圧制御型発振器
の発振周波数制御電圧の平均値が変化しないようにする
ことにより、位相同期ループの動作が変化しない。
【0037】(14)第14の発明 第14の発明に係る画像歪補正装置は、第12または第
13の発明に係る画像歪補正装置の構成において、補正
パルス付加手段は、1水平走査期間ごとに歪補正電圧の
平均値が所定値となるように水平ブランキング期間にお
いて位相同期ループの位相比較時点よりも前に歪補正電
圧に補正パルスを付加するものである。
【0038】(15)第15の発明 第15の発明に係る画像歪補正装置は、第8、第11〜
第14のいずれかの発明に係る画像歪補正装置の構成に
おいて、位相同期ループは、電圧制御型発振器から出力
される読み出しクロックを分周する分周器と、分周器の
出力信号の位相と所定の基準信号の位相を比較する位相
比較器と、位相比較器の出力電圧を平滑化して出力ノー
ドを介して電圧制御発振器に入力するループフィルタと
をさらに有し、読み出しクロック制御回路は、歪補正波
形発生手段により出力された歪補正電圧を受けるベース
を有するエミッタフォロア型トランジスタと、トランジ
スタのエミッタと位相同期ループのループフィルタの出
力ノードとの間に設けられた容量手段とを含むものであ
る。
【0039】この場合、エミッタフォロア型トランジス
タおよび容量手段により歪補正電圧が電圧制御発振器の
発振周波数制御電圧に重畳される。それにより、簡単な
回路構成により歪補正波形に基づいて読み出しクロック
の周波数を制御することが可能となる。
【0040】(16)第16の発明 第16の発明に係る画像歪補正装置は、第8、第11〜
第14のいずれかの発明に係る画像歪補正装置の構成に
おいて、位相同期ループは、電圧制御型発振器から出力
される読み出しクロックを分周する分周器と、分周器の
出力信号の位相と所定の基準信号の位相を比較する位相
比較器と、位相比較器の出力電圧を平滑化するループフ
ィルタとをさらに有し、読み出しクロック制御手段は、
歪補正波形発生手段により出力された歪補正電圧と位相
同期ループのループフィルタの出力電圧とを加算して電
圧制御型発振器に与える加算手段を含むものである。
【0041】この場合、歪補正電圧と位相同期ループの
ループフィルタの出力電圧とが加算され、電圧制御型発
振器に与えられる。歪補正電圧とループフィルタとの間
に加算手段が介在するので、歪補正波形がループフィル
タの影響により歪むことなく読み出しクロックに重畳さ
れる。それにより、歪補正波形に基づいて読み出しクロ
ックの周波数を制御することが可能となる。
【0042】(17)第17の発明 第17の発明に係る画像歪補正方法は、映像信号に基づ
いて画面上に表示される画像の歪を補正する画像歪補正
方法であって、入力された映像信号を記憶手段に書き込
むための書き込みクロックを発生するステップと、記憶
手段に記憶された映像信号を読み出すための読み出しク
ロックを発生するステップと、映像信号に基づいて画面
上に表示される画素の位置を移動させることにより画像
の歪を補正するための歪補正波形を発生するステップ
と、発生された歪補正波形に基づいて読み出しクロック
の周波数を制御するステップと、水平走査方向における
画像の両端および中心で画素の移動量が0になるように
歪補正波形を設定するステップとを備えるものである。
【0043】本発明に係る画像歪補正方法においては、
書き込みクロックに応答して入力された映像信号が記憶
手段に書き込まれ、読み出しクロックに応答して記憶手
段に記憶された映像信号が読み出される。このとき、歪
補正波形に基づいて読み出しクロックの周波数が制御さ
れ、記憶手段からの映像信号の読み出し周期が変化す
る。それにより、映像信号に基づいて画面上に表示され
る画素の位置が移動し、画像の歪が補正される。
【0044】この場合、水平走査方向における画像の両
端および中心で画素の移動量が0になるように歪補正波
形が設定されるので、画像の両端の位置および中心の位
置がずれない。
【0045】このように、偏向系における偏向電流を変
化させることなく、読み出しクロックを歪補正波形を用
いて変化させることにより画像の歪を補正することが可
能となるので、消費電力が増大しない。また、偏向系を
改良することなく、歪補正波形の発生および歪補正波形
に基づく読み出しクロックの制御により画像の歪を補正
することが可能となるので、回路構成が複雑化せず、低
コスト化が妨げられない。
【0046】(18)第18の発明 第18の発明に係る画像歪補正方法は、第17の発明に
係る画像歪補正方法において、歪補正波形を発生するス
テップは、水平走査周期で変化する第1の補正波形を発
生するステップと、垂直走査周期で変化する第2の補正
波形を発生するステップと、第1の補正波形を第2の補
正波形で変調することにより歪補正波形を得るステップ
とを含むものである。
【0047】この場合、水平走査周期で変化する第1の
補正波形を垂直走査周期で変化する第2の補正波形で変
調することにより歪補正波形が得られる。それにより、
画面に表示される画像の全体にわたって画像の歪を補正
することができる。
【0048】(19)第19の発明 第19の発明に係る画像歪補正方法は、第18の発明に
係る画像歪補正方法において、第2の補正波形は、変曲
点を有し、歪補正波形を発生するステップは、変曲点で
区分された第2の補正波形の複数の部分のうち少なくと
も1つの部分の傾きを可変に設定するステップをさらに
含むものである。
【0049】この場合、変曲点で区分された第2の補正
波形の少なくとも1つの部分の傾きを調整することによ
り、画面の垂直方向の全体にわたって最適な歪補正が可
能となる。
【0050】(20)第20の発明 第20の発明に係る画像歪補正方法は、第18または第
19の発明に係る画像歪補正方法において、第1の補正
波形は、読み出しクロックの周波数の変化に対応し、走
査が左から右へ行われる画面上で走査方向を画素の移動
量の正とする場合、画面の左端、中心および右端で画素
の移動量が0となり、左端と中心との間で画素の移動量
が0、正、0、負および0の順に変化し、中心と右端と
の間で画素の移動量が0、負、0、正および0の順に変
化するように設定され、第2の補正波形は、画面の垂直
方向の上下端で中央部に比べて振幅が大きくなるように
設定されたものである。
【0051】左右糸巻き歪補正によりインナーピンクッ
ション歪が生じた場合、画面上に表示される複数の縦線
のうち左右端と中心との間の中間部の縦線が内側に湾曲
する。この場合に、中間部の縦線の上下部の画素の位置
を内側に移動させることによりインナーピンクッション
歪を補正することが可能となる。
【0052】(21)第21の発明 第21の発明に係る画像歪補正方法は、第18または第
19の発明に係る画像歪補正方法において、第1の補正
波形は、読み出しクロックの周波数の変化に対応し、走
査が左から右へ行われる画面上で走査方向を画素の移動
量の正とする場合、画面の左端、中心および右端で画素
の移動量が0となり、左端と中心との間で画素の移動量
が0、負、0、正および0の順に変化し、中心と右端と
の間で画素の移動量が0、正、0、負および0の順に変
化するように設定され、第2の補正波形は、画面の垂直
方向の中央部で上下端に比べて振幅が大きくなるように
設定されたものである。
【0053】左右糸巻き歪補正によりインナーピンクッ
ション歪が生じた場合、画面上に表示される複数の縦線
のうち左右端と中心との間の中間部の縦線が内側に湾曲
する。この場合に、中間部の縦線の中央部の画素の位置
を外側に移動させることによりインナーピンクッション
歪を補正することが可能となる。
【0054】(22)第22の発明 第22の発明に係る画像歪補正方法は、第17〜第21
のいずれかの発明に係る画像歪補正方法であって、読み
出しクロックを発生するステップは、電圧制御型発振器
を有する位相同期ループにより読み出しクロックを発生
するステップを含み、歪補正波形を発生するステップ
は、歪補正波形を歪補正電圧として出力するステップを
含み、読み出しクロックの周波数を制御するステップ
は、出力された歪補正電圧を位相同期ループの電圧制御
型発振器の発振周波数制御電圧に重畳するステップを含
むものである。
【0055】この場合、歪補正電圧が位相同期ループの
電圧制御型発振器の発振周波数制御電圧に重畳されるこ
とにより、読み出しクロックの周波数が変化する。それ
により、記憶手段から読み出される映像信号の読み出し
周期が変化し、映像信号に基づいて画面上に表示される
画素の位置が移動することにより画像の歪が補正され
る。
【0056】(23)第23の発明 第23の発明に係る画像歪補正方法は、第18または第
19の発明に係る画像歪補正方法であって、第1の補正
波形は、読み出しクロックの周期の変化に対応し、走査
が左から右へ行われる画面上で走査方向を画素の移動量
の正とする場合、画面の左端、中心および右端で画素の
移動量が0となり、左端と中心との間で画素の移動量が
0、正、0、負および0の順に変化し、中心と右端との
間で画素の移動量が0、負、0、正および0の順に変化
するように設定され、第2の補正波形は、画面の垂直方
向の上下端で中央部に比べて振幅が大きくなるように設
定されたものである。
【0057】左右糸巻き歪補正によりインナーピンクッ
ション歪が生じた場合、画面上に表示される複数の縦線
のうち左右端と中心との間の中間部の縦線が内側に湾曲
する。この場合に、中間部の縦線の上下部の画素の位置
を内側に移動させることによりインナーピンクッション
歪を補正することが可能となる。
【0058】(24)第24の発明 第24の発明に係る画像歪補正方法は、第18または第
19の発明に係る画像歪補正方法であって、第1の補正
波形は、読み出しクロックの周期の変化に対応し、走査
が左から右へ行われる画面上で走査方向を画素の移動量
の正とする場合、画面の左端、中心および右端で画素の
移動量が0となり、左端と中心との間で画素の移動量が
0、負、0、正および0の順に変化し、中心と右端との
間で画素の移動量が0、正、0、負および0の順に変化
するように設定され、第2の補正波形は、画面の垂直方
向の中央部で上下端に比べて振幅が大きくなるように設
定されたものである。
【0059】左右糸巻き歪補正によりインナーピンクッ
ション歪が生じた場合、画面上に表示される複数の縦線
のうち左右端と中心との間の中間部の縦線が内側に湾曲
する。この場合に、中間部の縦線の中央部の画素の位置
を外側に移動させることによりインナーピンクッション
歪を補正することが可能となる。
【0060】(25)第25の発明 第25の発明に係る画像歪補正方法は、第23または第
24の発明に係る画像歪補正方法であって、読み出しク
ロックを発生するステップは、電圧制御型発振器を有す
る位相同期ループにより読み出しクロックを発生するス
テップを含み、歪補正波形を発生するステップは、歪補
正波形を読み出しクロックの周波数の変化に対応する歪
補正電圧に変換して出力するステップを含み、読み出し
クロックの周波数を制御するステップは、出力された歪
補正電圧を位相同期ループの電圧制御型発振器の発振周
波数制御電圧に重畳するステップを含むものである。
【0061】この場合、歪補正電圧が位相同期ループの
電圧制御型発振器の発振周波数制御電圧に重畳されるこ
とにより、読み出しクロックの周波数が変化する。それ
により、記憶手段から読み出される映像信号の読み出し
周期が変化し、映像信号に基づいて画面上に表示される
画素の位置が移動することにより画像の歪が補正され
る。
【0062】(26)第26の発明 第26の発明に係る画像歪補正方法は、第22または第
25の発明に係る画像歪補正方法であって、映像信号の
各水平走査期間における歪補正電圧の平均値が所定値と
なるように水平ブランキング期間において歪補正電圧に
補正パルスを付加するステップをさらに備えたものであ
る。
【0063】この場合、映像信号の各水平走査期間にお
いて電圧制御型発振器の発振周波数制御電圧の平均値が
所定値になるので、電圧制御型発振器により発生される
読み出しクロックの周波数の平均値が一定となる。この
ようにして、歪補正電圧の重畳前後で電圧制御型発振器
の発振周波数制御電圧の平均値が変化しないようにする
ことにより、位相同期ループの動作が変化しない。
【0064】(27)第27の発明 第27の発明に係る画像歪補正方法は、第26の発明に
係る画像歪補正方法の構成において、補正パルスを付加
するステップは、1水平走査期間ごとに歪補正電圧の平
均値が所定値となるように水平ブランキング期間におい
て位相同期ループの位相比較時点よりも前に歪補正電圧
に補正パルスを付加するステップを含むものである。
【0065】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
における画像歪補正装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0066】図1の画像歪補正装置は、ラインメモリ
1、書き込み側PLL(位相同期ループ)回路2、読み
出し側PLL回路3、インナーピンクッション歪補正電
圧発生回路4および容量結合方式回路5を備える。書き
込み側PLL回路2は、位相比較器21、ループフィル
タ22、VCO(電圧制御型発振器)23および分周器
24を含む。同様に、読み出し側PLL回路3は、位相
比較器31、ループフィルタ32、VCO33および分
周器34を含む。
【0067】書き込み側PLL回路2の位相比較器21
には映像信号VDIと同期した水平同期信号HDが与え
られる。位相比較器21は、水平同期信号HDと分周器
24の出力信号との位相差に応じた電圧をループフィル
タ22を介して制御電圧としてVCO23に与える。V
CO23は、制御電圧に応じた周波数を有する出力信号
を書き込みクロックWCKとしてラインメモリ1、分周
器24およびインナーピンクッション歪補正電圧発生回
路4に与える。分周器24は、書き込みクロックWCK
を分周し、出力信号を水平同期信号HDとの位相比較信
号として位相比較器21に与え、また読み出し側の基準
信号CKSとして読み出し側PLL回路3の位相比較器
31およびインナーピンクッション歪補正電圧発生回路
4に与える。
【0068】インナーピンクッション歪補正電圧発生回
路4は、書き込みクロックWCK、基準信号CKSおよ
び垂直基準信号VDに基づいてインナーピンクッション
歪補正電圧VAを発生する。ここで、垂直基準信号VD
は垂直同期信号に同期した信号である。
【0069】読み出し側PLL回路3の位相比較器31
は、基準信号CKSと分周器34の出力信号との位相差
に応じた電圧をループフィルタ32に与える。ループフ
ィルタ32は、位相比較器31から与えられる電圧を平
滑化する。容量結合方式回路5は、インナーピンクッシ
ョン歪補正電圧発生回路4により発生されたインナーピ
ンクッション歪補正電圧VAをループフィルタ32の出
力電圧に重畳し、制御電圧VCとしてVCO33に与え
る。VCO33は、制御電圧VCに応じた周波数を有す
る読み出しクロックRCKをラインメモリ1および分周
器34に与える。分周器34は、読み出しクロックRC
Kを分周し、出力信号を位相比較器31に与える。
【0070】ラインメモリ1には、書き込みクロックW
CKに応答してデジタルの映像信号VDIが書き込まれ
る。ラインメモリ1からは、読み出しクロックRCKに
応答してデジタルの映像信号VDOが読み出される。
【0071】本実施の形態の画像歪補正装置において
は、後述するように、読み出し側PLL回路3のフィー
ドバックループにおけるVCO33の制御電圧にインナ
ーピンクッション歪補正電圧VAを重畳することにより
VCO33の発振周波数(読み出しクロックRCKの周
波数)を変調する。それにより、ラインメモリ1からの
映像信号VDOの読み出し周期を変化させ、画素の幅を
変化させる。その結果、画素を水平方向に移動でき、イ
ンナーピンクッション歪を補正することができる。
【0072】本実施の形態では、ラインメモリ1が記憶
手段に相当し、書き込み側PLL回路2が書き込みクロ
ック発生手段に相当し、読み出し側PLL回路3が読み
出しクロック発生手段に相当し、インナーピンクッショ
ン歪補正電圧発生回路4が歪補正波形発生手段に相当
し、容量結合方式回路5が歪補正波形重畳手段に相当す
る。
【0073】ここで、本実施の形態におけるインナーピ
ンクッション歪補正の基本的な原理を説明する。
【0074】図2はインナーピンクッション歪を説明す
るための模式図である。偏向系により左右糸巻き歪補正
を行った状態で画面上に等間隔の縦線を表示した場合、
図2に示されるように、画面の中心の縦線および左右端
の縦線が直線になり、画面の中心と左右端との間の中間
部で直線となるべき縦線が内側に湾曲する。本来表示さ
れるべき縦線を構成する各画素の位置と湾曲して表示さ
れた縦線の各画素の位置とのずれがインナーピンクッシ
ョン歪量IPとなる。
【0075】矢印x1で示すように、画面上の縦線の上
下方向の中央部を基準として上下部の画素を水平方向に
内側に向かって移動させることによりインナーピンクッ
ション歪を補正することができる。逆に、縦線の上下端
を基準として中央部の画素を水平方向に外側に向かって
移動させることによりインナーピンクッション歪を補正
することも可能である。
【0076】以下の説明では、特に述べない場合には、
画面上の縦線の上下方向の中央部を基準として上下部の
画素を水平方向に内側に向かって移動させることにより
インナーピンクッション歪を補正する場合を説明する。
また、走査は画面の左から右(矢印x1の方向)へ行わ
れるものとする。
【0077】図3は画面上の画素の移動によるインナー
ピンクッション歪補正の一例を示す図である。図3
(a)はインナーピンクッション歪補正前の1ライン上
の画素を示し、図3(b)はインナーピンクッション歪
補正後の1ライン上の画素を示す。図1の読み出しクロ
ックRCKの周期が1画素の幅に相当する。
【0078】図3において、縦線を構成する画素を斜線
で示す。この場合、読み出しクロックRCKの周期を大
きくすると、図3に示すように、縦線を構成する画素の
幅が変化するとともに水平時間軸方向において画素の位
置が変化する。CRTの画面上では、映像信号の時間軸
が空間軸に変換されるため、水平方向に画素の位置が変
化する。このとき、画素の幅の変化は偏向歪と相殺さ
れ、偏向歪がない状態の画素の幅に近づく。図3の例で
は、6個の画素を1単位として幅および位置を変化させ
ている。
【0079】図4は画面の水平方向での画素の移動量と
画面の垂直方向の位置との関係を示す図である。図2に
示したように、画面の中心と左右端との間の中間部で直
線となるべき縦線が内側に湾曲するため、画素の移動量
を画面の上下方向の中央部での最小とし、画面の上下端
に近づくにつれて増加させることにより、縦線を直線状
に補正することができる。
【0080】したがって、インナーピンクッション歪
は、水平レート(水平走査周期)での補正および垂直レー
ト(垂直走査周期)での補正からなる。すなわち、水平レ
ートでの変化量(縦線を構成する画素の移動量)を垂直
レートで変化させることにより画像のインナーピンクッ
ション歪を補正することが可能となる。
【0081】図1の画像歪補正装置では、読み出し側P
LL回路3のVCO33に与えられる制御電圧にインナ
ーピンクッション歪補正電圧VAを重畳して読み出しク
ロックRCKの周波数を変化させることにより、画素の
幅および位置を変化させる。インナーピンクッション歪
補正電圧VAは、水平レートの補正波形を垂直レートの
補正波形で変調することにより得られる。
【0082】図5は図1の読み出し側PLL回路3のV
CO33の周波数−電圧特性の一例を示す図である。図
5において、中心電圧Vcは読み出し側PLL回路3の
フィードバックループにより決定される電圧であり、V
CO33の制御電圧VCが中心電圧Vcのときに発振周
波数が中心周波数Fcとなる。したがって、読み出し側
PLL回路3のVCO33に与える制御電圧VCを中心
電圧Vcから変化させることにより、読み出しクロック
RCKの周波数を中心周波数Fcから変化させることが
できる。
【0083】例えば、制御電圧VCが中心電圧Vc以下
になると、VCO33の発振周波数(読み出しクロック
RCKの周波数)が中心周波数Fc以下になり、1画素
の幅が大きくなる。その結果、走査が左から右へ行われ
る画面上では表示される画素が右方向へ移動する。
【0084】図6(a)は周波数変化に基づく水平レー
トの補正波形の一例を示す波形図、図6(b)は水平レ
ートの補正波形による画素の移動量の一例を示す波形
図、図6(c)はインナーピンクッション歪量の一例を
示す図である。図6において、横軸の1Hは1水平走査
期間または1水平走査距離を示している。また、縦軸の
移動量は、各画素の移動距離を表している。このとき、
画面右方向への移動を正としている。
【0085】ここで、周波数変化に基づく水平レートの
補正波形は、読み出しクロックRCKの周波数に対応し
て変化する波形を有する。
【0086】補正では、映像信号における水平映像期間
の開始点(画像の左端)から画像中心までの範囲で、補
正前の読み出しクロックRCKの周期に対する補正後の
読み出しクロックRCKの周期の変化量の積算値を0と
する。これは、画像中心での画素の移動量が0になるこ
と(画像中心がずれないこと)に相当する。
【0087】また、映像信号における水平映像期間の開
始点(画像の左端)から終了点(画像の右端)までの範
囲内で、補正前の読み出しクロックRCKの周期に対す
る補正後の読み出しクロックRCKの周期の変化量の積
算値を0とする。これは、画像の右端での画素の移動量
が0になること(画像の最終点がずれないこと)に相当
する。ただし、上記の説明では、水平ブランキング期間
(水平帰線消去期間)においては、読み出しクロックR
CKの周期は補正しないものとしている。
【0088】従って、図6(a)に示すように、周波数
変化に基づく水平レートの補正波形は、画像中心および
左右端で中心電圧Vcとなる。画像の左端と中心との間
の中間部では、水平レートの補正波形は、中心電圧Vc
以下に低下した後上昇し、中心電圧Vc以上に上昇した
後中心電圧Vcまで低下する。画像の中心と右端との間
の中間部では、水平レートの補正波形は、中心電圧Vc
以上に上昇した後低下し、中心電圧Vc以下に低下した
後中心電圧Vcまで上昇する。このとき、図6(a)の
水平レートの補正波形による画素の移動量は、図6
(b)に示すようになり、画像の中心および左右端で0
となる。図6(b)のように画素を移動させることによ
り、図6(c)に示すようなインナーピンクッション歪
を補正できる。
【0089】なお、図6(a)の例では、周波数変化に
基づく水平レートの補正波形は、画像中心で中心電圧V
cとなっているが、これに限定されず、図6(a)に点
線または一点鎖線で示すように、周波数変化に基づく水
平レートの補正波形を画像中心で中心電圧Vcとならな
いように作成することも可能である。以後、図6(a)
に実線で示したように、周波数変化に基づく水平レート
の補正波形が画像中心で中心電圧Vcとなる場合を説明
する。
【0090】図7は直流成分補正パルスの一例を説明す
るための波形図である。図7には、周波数変化に基づく
水平レートの補正波形が示される。
【0091】図7に示すように、水平レートの補正波形
の直流成分を図1の読み出し側PLL回路3のVCO3
3の中心電圧Vcに一致させるために、水平ブランキン
グ期間に直流成分補正パルスAPを挿入する。直流成分
補正パルスAPの極性およびレベルは1H内の水平レー
トの補正波形の積算結果に基づいてリアルタイムに算出
する。この直流成分補正パルスAPは、読み出し側PL
L回路3の位相比較器31による位相比較点PCの前で
かつ水平ブランキング期間内の任意の位置に挿入する。
【0092】この場合、中心電圧Vcに対する水平レー
トの補正波形の上下の波形により直流成分補正パルスA
Pにより補正すべき補正量が変化する。直流成分補正パ
ルスAPによる補正量は次式により決定される。
【0093】補正量=Σ(補正電圧−Vc)=パルス幅
×パルスレベル ここで、Σ(補正電圧−Vc)は、(補正電圧−Vc)
を時間軸上で積算することを意味する。直流成分補正パ
ルスAPのパルスレベルがVCO33に許容される制御
電圧等により制限される場合、パルス幅により補正量を
確保する必要がある。そのため、直流成分補正パルスA
Pのパルス幅は任意に設定可能とする。直流成分補正パ
ルスAPのパルス幅が広くなる程補正量における誤差が
大きくなるため、できる限りパルス幅を狭く設定するこ
とが好ましい。
【0094】なお、図7は周波数変化に基づく水平レー
トの補正波形に直流成分補正パルスAPを挿入する場合
について説明しているが、後述する周期変化に基づく水
平レートの補正波形においても、読み出し側PLL回路
3の位相比較器31による位相比較点の前でかつ水平ブ
ランキング期間内の任意の位置に同様の直流成分補正パ
ルスを挿入する。ここで、周期変化に基づく水平レート
の補正波形は読み出しクロックRCKの周期に対応して
変化する波形を有する。
【0095】図8(a)は周波数変化に基づく水平レー
トの補正波形の一例を示す波形図、図8(b)は垂直レ
ートの補正波形の一例を示す波形図、図8(c)は周波
数変化に基づくインナーピンクッション歪補正波形の一
例を示す波形図である。図8は画面上の縦線の中央部を
基準として上下部の画素を移動させることによりインナ
ーピンクッション歪を補正する場合を示している。ただ
し、図8には、図7に示した直流成分補正パルスAPは
図示していない。図8(b)において、1Vは1垂直走
査期間を表す。
【0096】図8(a)に示すように、周波数変化に基
づく水平レートの補正波形は1Hで変化し、図8(b)
に示すように、垂直レートの補正波形は1Vで変化す
る。図8(a)の水平レートの補正波形を図8(b)の
垂直レートの補正波形で変調することにより図8(c)
周波数変化に基づくインナーピンクッション歪補正波形
が得られる。
【0097】図8(c)はインナーピンクッション歪補
正波形を概略的に示しており、正確には図8(a)の水
平レートの補正波形を図8(b)の垂直レートの補正波
形で振幅変調したものとなる。
【0098】なお、垂直ブランキング期間においては、
図8(b)の垂直レートの補正波形を一定値にしてもよ
い。また、図8(a)の水平レートの補正波形を画面の
中心付近で一定値にしてもよい。
【0099】画面上の縦線の上下端を基準として中央部
を移動させることによりインナーピンクッション歪を補
正する場合には、周波数変化に基づく水平レートの補正
波形は、図9(a)に示すように、中心電圧Vcに対し
て図8(a)の場合と上下が逆の波形になる。また、垂
直レートの補正波形は、図9(b)に示すように、中心部
で最大となり、両端に近づくにつれて小さくなる波形と
なる。さらに、周波数変化に基づくインナーピンクッシ
ョン歪補正波形は、図9(c)に示すように、中央部が
膨らみ、両端に近づくにつれて収束する波形となる。
【0100】図9(c)はインナーピンクッション歪補
正波形を概略的に示しており、正確には図9(a)の垂
直レートの補正波形を図9(b)の垂直レートの補正波
形で振幅変調したものとなる。
【0101】なお、垂直ブランキング期間においては、
図9(b)の垂直レートの補正波形を一定値にしてもよ
い。また、図9(a)の水平レートの補正波形を画面の
中心付近で一定値にしてもよい。
【0102】図10(a)は周期変化に基づく水平レー
トの補正波形の一例を示す波形図、図10(b)は垂直
レートの補正波形の一例を示す波形図、図10(c)は
周期変化に基づくインナーピンクッション歪補正波形の
一例を示す波形図である。図10は画面上の縦線の中央
部を基準として上下部の画素を移動させることによりイ
ンナーピンクッション歪を補正する場合を示している。
ただし、図10には、図7に示した直流成分補正パルス
APは図示していない。
【0103】図10(a)に示すように、水平レートの
補正波形は1Hで変化し、図10(b)に示すように、
垂直レートの補正波形は1Vで変化する。図10(a)
は水平レートの補正波形を図10(b)の垂直レートの
補正波形で変調することにより図10(c)の周期変化
に基づくインナーピンクッション歪補正波形が得られ
る。
【0104】図10(c)はインナーピンクッション歪
補正波形を概略的に示しており、正確には図10(a)
の水平レートの補正波形を図10(b)の垂直レートの
補正波形で振幅変調したものとなる。
【0105】なお、垂直ブランキング期間においては、
図10(b)の垂直レートの補正波形を一定値にしても
よい。また、図10(a)の水平レートの補正波形を画
面の中心付近で一定値にしてもよい。
【0106】画面上の縦線の上下端を基準として中央部
を移動させることによりインナーピンクッション歪を補
正する場合には、周期変化に基づく水平レートの補正波
形は、図11(a)に示すように、中心電圧Vcに対し
て図10(a)の場合と上下が逆の波形になる。また、
垂直レートの補正波形は、図11(b)に示すように、
中心部で最大となり、両端に近づくにつれて小さくなる
波形となる。さらに、周期変化に基づくインナーピンク
ッション歪補正波形は、図11(c)に示すように、中
央部が膨らみ、両端に近づくにつれて収束する波形とな
る。
【0107】図11(c)はインナーピンクッション歪
補正波形を概略的に示しており、正確には図11(a)
の水平レートの補正波形を図11(b)の垂直レートの
補正波形で振幅変調したものとなる。
【0108】なお、垂直ブランキング期間においては、
図11(b)の垂直レートの補正波形を一定値にしても
よい。また、図11(a)の水平レートの補正波形を画
面の中心付近で一定値にしてもよい。
【0109】なお、図10(a)または図11(a)に
示した周期変化に基づく水平レートの補正波形を用いる
場合には、後述するように周期変化に基づくインナーピ
ンクッション歪補正波形を周波数変化に基づくインナー
ピンクッション歪補正波形に変換する。
【0110】なお、上記の図8〜図11の例では、画面
上の縦線の中央部を基準として上下部を移動させること
によりインナーピンクッション歪を補正する場合および
画面の上下端を基準として中央部を移動させることによ
りインナーピンクッション歪を補正する場合について説
明しているが、画面上の縦線の任意の位置を基準として
他の部分を移動させることによりインナーピンクッショ
ン歪を補正してもよい。その場合には、垂直レートの補
正波形は、図21に示すように、画面上の基準とする部
分に相当する時間において電圧が0となるように図8、
図9、図10または図11の垂直レートの補正波形を垂
直方向にシフトし、さらに電圧0となる部分を境界とし
て上に折り返した形状となる。
【0111】図12は図1のインナーピンクッション歪
補正電圧発生回路4の構成の第1の例を示すブロック図
である。
【0112】図12のインナーピンクッション歪補正電
圧発生回路4は、水平レート補正波形発生回路41、垂
直レート補正波形発生回路42、乗算器43および直流
成分補正パルス重畳回路44を含む。
【0113】水平レート補正波形発生回路41は、基準
信号CKSを基準としてデータ処理を開始し、書き込み
クロックWCKに同期して、図8(a)に示した周波数
変化に基づく水平レートの補正波形VHDを発生する。
ここで、書き込みクロックWCKのパルスがデータ処理
の最小単位となる。この場合、水平レートの補正波形V
HDは、読み出し側PLL回路3のVCO33により発
生される読み出しクロックRCKの周波数の変化に対応
している。垂直レート補正波形発生回路42は、垂直基
準信号VDを基準としてデータ処理を開始し、基準信号
CKSおよび書き込みクロックWCKに同期して、図8
(b)に示した垂直レートの補正波形VVDを発生す
る。
【0114】乗算器43は、水平レート補正波形発生回
路41により発生された水平レートの補正波形VHDと
垂直レート補正波形発生回路42により発生された垂直
レートの補正波形VVDとを乗算し、図8(c)に示し
た周波数変化に基づくインナーピンクッション歪補正波
形VADを出力する。直流成分補正パルス重畳回路44
は、乗算器43から出力されたインナーピンクッション
歪補正波形VADに直流成分補正パルスを重畳し、イン
ナーピンクッション歪補正電圧VAを出力する。この場
合、画面上の縦線の中央部を基準として上下部の画素を
移動させることによりインナーピンクッション歪が補正
される。
【0115】なお、水平レート補正波形発生回路41が
図9(a)に示した周波数変化に基づく水平レートの補
正波形を発生し、垂直レート補正波形発生回路42が図
(b)に示した垂直レートの補正波形を発生し、乗算器
43が図9(c)に示した周波数変化に基づくインナー
ピンクッション歪補正波形を発生してもよい。
【0116】この場合には、画面上の縦線の上下端を基
準として中央部の画素を移動させることによりインナー
ピンクッション歪が補正される。
【0117】本例では、水平レート補正波形発生回路4
1が第1の補正波形発生手段に相当し、垂直レート補正
波形発生回路42が第2の補正波形発生手段に相当し、
乗算器43が変調手段または乗算手段に相当し、直流成
分補正パルス重畳回路44が補正パルス付加手段に相当
する。
【0118】なお、図12の例では、デジタル信号での
処理について述べているが、回路ブロックの一部または
全部をアナログ信号での処理で行うことも可能である。
アナログ信号での処理の場合、書き込みクロックWCK
は不要であり、水平レート補正波形発生回路41には基
準信号CKSのみが入力され、垂直レート補正波形発生
回路42には垂直基準信号VDのみが入力される。
【0119】図13は図1のインナーピンクッション歪
補正電圧発生回路4の構成の第2の例を示すブロック図
である。
【0120】図13のインナーピンクッション歪補正電
圧発生回路4は、水平レート補正波形発生回路41、垂
直レート補正波形発生回路42、可変利得型増幅器46
および直流成分補正パルス重畳回路44を含む。
【0121】水平レート補正波形発生回路41は、基準
信号CKSを基準としてデータ処理を開始し、書き込み
クロックWCKに同期して、図8(a)に示した周波数
変化に基づく水平レートの補正波形VHDを発生し、増
幅器46の入力端子に与える。ここで、書き込みクロッ
クWCKのパルスがデータ処理の最小単位となる。この
場合、水平レートの補正波形VHDは、読み出し側PL
L回路3のVCO33により発生される読み出しクロッ
クRCKの周波数の変化に対応している。垂直レート補
正波形発生回路42は、垂直基準信号VDを基準として
データ処理を開始し、基準信号CKSおよび書き込みク
ロックWCKに同期して、図8(b)に示した垂直レー
トの補正波形VVDを発生し、増幅器46の利得制御端
子に与える。それにより、増幅器46は、図8(c)に
示した周波数変化に基づくインナーピンクッション歪補
正波形VADを出力する。
【0122】直流成分補正パルス重畳回路44は、乗算
器43から出力されたインナーピンクッション歪補正波
形VADに直流成分補正パルスを重畳し、インナーピン
クッション歪補正電圧VAを出力する。この場合、画面
上の縦線の中央部を基準として上下部の画素を移動させ
ることによりインナーピンクッション歪が補正される。
【0123】なお、水平レート補正波形発生回路41が
図9(a)に示した周波数変化に基づく水平レートの補
正波形を発生し、垂直レート補正波形発生回路42が図
9(b)に示した垂直レートの補正波形を発生し、増幅
器46が図9(c)に示した周波数変化に基づくインナ
ーピンクッション歪補正波形を発生してもよい。
【0124】この場合、画面上の縦線の上下端を基準と
して中央部の画素を移動させることによりインナーピン
クッション歪が補正される。
【0125】本例では、水平レート補正波形発生回路4
1が第1の補正波形発生手段に相当し、垂直レート補正
波形発生回路42が第2の補正波形発生手段に相当し、
増幅器46が変調手段または増幅手段に相当し、直流成
分補正パルス重畳回路44が補正パルス付加手段に相当
する。
【0126】なお、図13の例では、デジタル信号での
処理について述べているが、回路ブロックの一部または
全部をアナログ信号での処理で行うことも可能である。
アナログ信号での処理の場合、書き込みクロックWCK
は不要であり、水平レート補正波形発生回路41には基
準信号CKSのみが入力され、垂直レート補正波形発生
回路42には垂直基準信号VDのみが入力される。
【0127】図14は図1のインナーピンクッション歪
補正電圧発生回路4の構成の第3の例を示すブロック図
である。
【0128】図14のインナーピンクッション歪補正電
圧発生回路4は、水平レート補正波形発生回路47、垂
直レート補正波形発生回路48、乗算器49、周期−周
波数変換回路50および直流成分補正パルス重畳回路5
1を含む。
【0129】水平レート補正波形発生回路47は、基準
信号CKSを基準としてデータ処理を開始し、書き込み
クロックWCKに同期して、図10(a)に示した周期
変化に基づく水平レートの補正波形VHTを発生する。
ここで、書き込みクロックWCKのパルスがデータ処理
の最小単位となる。水平レートの補正波形VHTは、読
み出し側PLL回路3のVCO33により発生される読
み出しクロックRCKの周期の変化に対応している。垂
直レート補正波形発生回路48は、垂直基準信号VDを
基準としてデータ処理を開始し、基準信号CKSおよび
書き込みクロックWCKに同期して、図10(b)に示
した垂直レートの補正波形VVDを発生する。
【0130】乗算器49は、水平レート補正波形発生回
路47により発生された水平レートの補正波形VHTと
垂直レート補正波形発生回路48により発生された垂直
レートの補正波形VVDとを乗算することにより、図1
0(c)に示した周期変化に基づくインナーピンクッシ
ョン歪補正波形VATを出力する。
【0131】周期−周波数変換回路50は、周期変化に
基づくインナーピンクッション歪補正波形VATを周波
数変化に基づくインナーピンクッション歪補正波形VA
Fに変換する。直流成分補正パルス重畳回路51は、周
期−周波数変換回路50により得られた周波数変化に基
づくインナーピンクッション歪補正波形VAFに直流成
分補正パルスを重畳し、インナーピンクッション歪補正
電圧VAを出力する。この場合、画面上の縦線の中央部
を基準として上下部の画素を移動させることによりイン
ナーピンクッション歪が補正される。
【0132】なお、水平レート補正波形発生回路47が
図11(a)に示した周期変化に基づく水平レートの補
正波形を発生し、垂直レート補正波形発生回路48が図
11(b)に示した垂直レートの補正波形を発生し、乗
算器49が図11(c)に示した周期変化に基づくイン
ナーピンクッション歪補正波形を発生してもよい。
【0133】この場合、画面上の縦線の上下端を基準と
して中央部の画素を移動させることによりインナーピン
クッション歪が補正される。
【0134】本例では、水平レート補正波形発生回路4
7が第1の補正波形発生手段に相当し、垂直レート補正
波形発生回路48が第2の補正波形発生手段に相当し、
乗算器49が変調手段および乗算手段に相当し、直流成
分補正パルス重畳回路51が補正パルス付加手段に相当
する。
【0135】なお、図14では、デジタル信号での処理
について述べているが、回路ブロックの一部または全部
をアナログ信号での処理で行うことも可能である。アナ
ログ信号での処理の場合、書き込みクロックWCKは不
要であり、水平レート補正波形発生回路47には基準信
号CKSのみが入力され、垂直レート補正波形発生回路
48には垂直基準信号VDのみが入力される。また、図
14の例において、乗算器49の代わりに、図13の例
のように、増幅器を用いてもよい。
【0136】図14のインナーピンクッション歪補正電
圧発生回路4において、水平レート補正波形発生回路4
7により発生される周期変化に基づく水平レートの補正
波形VHTは、読み出し側PLL回路3のVCO33に
より発生される読み出しクロックRCKの周期の変化に
対応しており、周期は画素の移動量に比例する。そのた
め、水平レートの補正波形VHTを垂直レートの補正波
形VVDで変調することにより各水平走査線におけるイ
ンナーピンクッション歪補正電圧VAを得た場合には、
すべての水平走査線においてインナーピンクッション歪
量とインナーピンクッション歪補正電圧VAによる補正
量とが等しくなり、インナーピンクッション歪を画面の
全体にわたって正確に補正することができる。
【0137】これに対して、図12および図13の水平
レート補正波形発生回路41により発生される周波数変
化に基づく水平レートの補正波形VHDは、読み出し側
PLL回路3のVCO33により発生される読み出しク
ロックRCKの周波数に対応し、周波数は画素の移動量
に反比例する。そのため、水平レートの補正波形VHD
を垂直レートの補正波形VVDで変調することにより各
水平走査線におけるインナーピンクッション歪補正電圧
VAを得た場合には、水平走査線によってはインナーピ
ンクッション歪量とインナーピンクッション歪補正電圧
VAによる補正量との間に僅かに誤差が発生する。
【0138】したがって、図14のインナーピンクッシ
ョン歪補正電圧発生回路4を用いた場合、より高画質化
が可能となる。一方、図12および図13のインナーピ
ンクッション歪補正電圧発生回路4を用いた場合には、
回路規模の低減化および低コスト化を図ることができ
る。
【0139】上記の水平レート補正波形発生回路41,
47および垂直レート補正波形発生回路42,48は、
メモリおよびD/A変換器により構成することができ、
あるいは波形発生関数を用いた波形発生回路およびD/
A変換器により構成することもできる。波形発生回路
は、論理回路等を用いたハードウエアまたはマイクロコ
ンピュータ等を用いたソフトウエアにより実現すること
ができる。また、これらの構成を組み合わせることによ
り水平レート補正波形発生回路41,47または垂直レ
ート補正波形発生回路42,48を実現することもでき
る。
【0140】インナーピンクッション歪補正電圧発生回
路4をデジタル処理により実現する場合、水平レート補
正波形発生回路41,47および垂直レート補正波形発
生回路42,48は、メモリにより構成することがで
き、あるいは波形発生関数を用いた波形発生回路により
構成することもできる。この場合にも、波形発生回路
は、論理回路等を用いたハードウエアまたはマイクロコ
ンピュータ等を用いたソフトウエアにより実現すること
ができる。また、これらの構成を組み合わせることによ
り水平レート補正波形発生回路41,47または垂直レ
ート補正波形発生回路42,48を実現することもでき
る。
【0141】図15は画面の上下部の変曲点の補正の一
例を示す図であり、(a)はCRTの画面上でインナー
ピンクッション歪を有する縦線を示し、(b)は(a)
のインナーピンクッション歪を補正するための垂直レー
トの補正波形を示す。
【0142】図15(a)に示すように、インナーピン
クッション歪を有する縦線は、上下部に変曲点c1,c
2を有し、変曲点c1,c2を境にして歪の変化量が異
なる。この変曲点c1,c2は、左右糸巻き歪補正等の
歪補正により画面の両端の縦線を直線にすることにより
生じる。
【0143】インナーピンクッション歪補正は、水平レ
ートの補正波形を垂直レートの補正波形で振幅変調する
ことにより行うため、図15(b)に示すように、上記
の変曲点c1,c2に対応して垂直レートの補正波形の
傾きを最初の部分v1と最後の部分v2とで緩くする必
要がある。図15の場合には、傾きを緩くする場合を示
しているが、変曲点によっては、傾きを強くする場合も
あるため、傾きは可変とする。
【0144】垂直レートの補正波形の傾きを可変にする
ためには、垂直レート補正波形発生回路42,48を次
のように構成する。
【0145】上記の垂直レート補正波形発生回路42,
48は、メモリにより構成することができる。この場
合、メモリに記憶された垂直レートの補正波形のデータ
のうち傾きを変化させる部分のデータを書き換える。
【0146】また、上記の垂直レート補正波形発生回路
42,48を波形発生関数を用いた波形発生回路により
構成することもできる。波形発生回路をハードウエアに
より実現する場合には、可変できるように設計された関
数パラメータを切り換える。波形発生回路をソフトウエ
アにより実現する場合には、ソフトウエアにより波形発
生関数のパラメータを切り換える。ソフトウエアにより
波形発生関数自体を切り換えてもよい。
【0147】図16は垂直レート補正波形発生回路の構
成の一例を示すブロック図である。図16の垂直レート
補正波形発生回路は、三角波発生部71、LOG変換テ
ーブル72、乗算器73および逆LOG変換テーブル7
4により構成される。
【0148】三角波発生部71により発生される直線を
Yとし、直線YをLOG変換テーブル72に与えると、
LOG変換テーブル72の出力はLOG(Y)となる。
【0149】乗算器73によりLOG変換テーブル72
の出力LOG(Y)にbを乗算すると、乗算器73の出
力はbLOG(Y)となる。ここで、bは係数である。
【0150】乗算器73の出力bLOG(Y)を逆LO
G変換テーブル74に与えると、逆LOG変換テーブル
74の出力は次式のようになる。「^」はべき乗を表
す。
【0151】10^(bLOG(Y))=10^[LO
G(Y^b)]=Y^b よって、直線Yをb乗したパラボラ波形Y^bを作成で
きる。このパラボラ波形が垂直レートの補正波形とな
る。
【0152】図17(a)は図16の三角波発生部71
により発生される波形の一例を示す図であり、図17
(b)は図16の逆LOG変換テーブル74により出力
される波形の一例を示す図である。
【0153】図17(a)に示すように、直線Yの傾き
a1,a2,a3,a4およびその期間を可変にするこ
とにより、図17(b)に示すパラボラ波形Y^bの形
状を変更することができる。また、bを可変にすること
により、パラボラ波形Y^bの次数を変更することがで
きる。特に、傾きa1,a4を可変にすることにより、
図15(b)の垂直レートの補正波形を得ることができ
る。
【0154】なお、図17の例では、垂直レートの補正
波形を4分割しているが、これに限定されず、他の任意
の数に分割することができる。
【0155】図18は図1の読み出し側PLL回路3お
よび容量結合方式回路5の構成の一例を示す回路図であ
る。
【0156】図18に示すように、読み出し側PLL回
路3のループフィルタ32は、抵抗321,322およ
びコンデンサ323,324,325により構成され
る。図18では、ループフィルタをLag−leadフ
ィルタとしているが、Lagフィルタやアクティブフィ
ルタ等の他のフィルタとしてもよい。ループフィルタ3
2は、位相比較器31の出力電圧を平滑化し、平滑化さ
れた電圧をノードN1を介してVCO33に与える。
【0157】容量結合方式回路5は、エミッタフォロア
トランジスタ61、抵抗62およびコンデンサ63によ
り構成される。トランジスタ61のベースには図1のイ
ンナーピンクッション歪補正電圧発生回路4により発生
されるインナーピンクッション歪補正電圧VAが与えら
れ、コレクタには電源電圧Vccが与えられ、エミッタ
は抵抗62を介して接地されるとともにコンデンサ63
を介してループフィルタ32のノードN1に接続され
る。
【0158】インナーピンクッション歪補正電圧VAに
応答してトランジスタ61のエミッタ電圧が変化し、コ
ンデンサ63を介してノードN1に与えられる。それに
より、インナーピンクッション歪補正電圧VAが位相比
較器31の出力電圧に重畳される。
【0159】図18の容量結合方式回路5は、少ない数
の部品で構成されるので、低コスト化が図られる。
【0160】図19は本発明の第2の実施の形態におけ
る画像歪補正回路の構成を示すブロック図である。
【0161】図19の画像歪補正装置が図1の画像歪補
正装置と異なるのは、図1の容量結合方式回路5の代わ
りに加算結合方式回路6が設けられている点である。ル
ープフィルタ32の出力電圧は加算結合方式回路6に与
えられ、加算結合方式回路6の出力電圧が制御電圧VC
としてVCO33に与えられる。本実施の形態では、加
算結合方式回路6が歪補正波形重畳手段に相当する。
【0162】図20は図19の読み出し側PLL回路3
および加算結合方式回路6の構成の一例を示す回路図で
ある。
【0163】図20において、加算結合方式回路6は、
反転加算器64、反転増幅器65および非反転増幅器
(ボルテージフォロア)66を含む。読み出し側PLL回
路3のループフィルタ32の構成は、図19に示した構
成と同様である。また、Lagフィルタやアクティブフ
ィルタ等の他のフィルタとしてもよい。
【0164】反転加算器64の一方の入力端子には、図
20のインナーピンクッション歪補正電圧発生回路4に
より発生されたインナーピンクッション歪補正電圧VA
が与えられる。ループフィルタ32のノードN1の出力
電圧は非反転増幅器66を介して反転加算器64の他方
の入力端子に与えられる。反転加算器64の出力端子の
出力電圧は反転増幅器65を介してVCO33に制御電
圧VCとして与えられる。
【0165】反転加算器64によりインナーピンクッシ
ョン歪補正電圧VAおよびループフィルタ32の出力電
圧が加算して反転され、反転増幅器65により反転さ
れ、VCO33に与えられる。
【0166】図20の加算結合方式回路6においては、
反転加算器64の他方の入力端子とループフィルタ32
の出力ノードN1との間に非反転増幅器66が接続され
ているので、インナーピンクッション歪補正電圧VAが
ループフィルタ32の影響により歪むことが防止され
る。
【0167】上記実施の形態では、本発明をインナーピ
ンクッション歪を補正する場合に適用しているが、本発
明は水平リニアリティ(直線性)補正を行う場合にも適
用可能である。
【0168】
【発明の効果】本発明によれば、歪補正波形に基づいて
読み出しクロックの周波数が制御されることにより、記
憶手段からの映像信号の読み出し周期が変化する。それ
により、映像信号に基づいて画面上に表示される画素の
位置が移動し、画像の歪が補正される。この場合、水平
走査方向における画像の両端および中心で画素の移動量
が0になるように歪補正波形が設定されるので、画像の
両端の位置および中心の位置がずれない。
【0169】このように、偏向系における偏向電流を変
化させることなく、読み出しクロックを歪補正波形を用
いて変化させることにより画像の歪を補正することが可
能となるので、消費電力が増大しない。また、偏向系を
改良することなく、歪補正波形発生手段および読み出し
クロック制御手段を設けることにより画像の歪を補正す
ることが可能となるので、回路構成が複雑化せず、低コ
スト化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における画像歪補正
装置の構成を示すブロック図
【図2】インナーピンクッション歪を説明するための模
式図
【図3】画面上の画素の移動によるインナーピンクッシ
ョン歪補正の一例を示す図
【図4】画面の水平方向での画素の移動量と画面の垂直
方向の位置との関係を示す図
【図5】図1の読み出し側PLL回路のVCOの周波数
−電圧特性の一例を示す図
【図6】画面の中央部を基準とするインナーピンクッシ
ョン歪補正に用いる周波数変化に基づく水平レートの補
正波形を示す波形図、水平レートの補正波形による画素
の移動量を示す波形図およびインナーピンクッション歪
量を示す図
【図7】直流成分補正パルスの一例を説明するための波
形図
【図8】画面の中央部を基準とするインナーピンクッシ
ョン歪補正に用いる周波数変化に基づく水平レートの補
正波形、垂直レートの補正波形およびインナーピンクッ
ション歪補正電圧の一例を示す波形図
【図9】画面の上下端を基準とするインナーピンクッシ
ョン歪補正に用いる周波数変化に基づく水平レートの補
正波形、垂直レートの補正波形およびインナーピンクッ
ション歪補正電圧の一例を示す波形図
【図10】画面の中央部を基準とするインナーピンクッ
ション歪補正に用いる周期変化に基づく水平レートの補
正波形、垂直レートの補正波形およびインナーピンクッ
ション歪補正電圧の一例を示す波形図
【図11】画面の上下端を基準とするインナーピンクッ
ション歪補正に用いる周期変化に基づく水平レートの補
正波形、垂直レートの補正波形およびインナーピンクッ
ション歪補正電圧の一例を示す波形図
【図12】図1のインナーピンクッション歪補正電圧発
生回路の構成の第1の例を示すブロック図
【図13】図1のインナーピンクッション歪補正電圧発
生回路の構成の第2の例を示すブロック図
【図14】図1のインナーピンクッション歪補正電圧発
生回路の構成の第3の例を示すブロック図
【図15】画面の上下部の変曲点の補正の一例を示す図
【図16】垂直レート補正波形発生回路の構成の一例を
示すブロック図
【図17】図16の三角波発生部により発生される波形
および図16の逆LOG変換テーブルにより出力される
波形の一例を示す図
【図18】図1の読み出し側PLL回路および容量結合
方式回路の構成の一例を示す回路図
【図19】本発明の第2の実施の形態における画像歪補
正装置の構成を示すブロック図
【図20】図19の読み出し側PLL回路および加算結
合方式回路の構成の一例を示す回路図
【図21】画面上の縦線の中央部と上下端との間の位置
を基準とするインナーピンクッション歪補正に用いる垂
直レートの補正波形の一例を示す波形図
【符号の説明】
1 ラインメモリ 2 書き込み側PLL回路 3 読み出し側PLL回路 4 インナーピンクッション歪補正電圧発生回路 5 容量結合方式回路 6 加算結合方式回路 21,31 位相比較器 22,32 ループフィルタ 23,33 VCO 24,34 分周器 41,47 水平レート補正波形発生回路 42,48 垂直レート補正波形発生回路 43,49 乗算器 44,51 直流成分補正パルス重畳回路 46 増幅器 61 トランジスタ 62,321,322 抵抗 63,323,324,325 コンデンサ 64 反転加算器 65 反転増幅器 66 非反転増幅器 VDI,VDO 映像信号 WCK 書き込みクロック RCK 読み出しクロック VA インナーピンクッション歪補正電圧 VC 制御電圧 CKS 基準信号 HD 水平同期信号 VHD,VHT 水平レートの補正波形 VVD,VVT 垂直レートの補正波形 VAD,VAT,VAF インナーピンクッション歪補
正波形
フロントページの続き (72)発明者 上畠 秀世 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 奥村 直司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 山手 万典 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C021 PA18 PA28 PA54 PA67 RC06 SA08 SA13 XA66 XC02 YC10 5C068 AA06 BA25 JA03

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号に基づいて画面上に表示される
    画像の歪を補正する画像歪補正装置であって、 映像信号を記憶するための記憶手段と、 入力された映像信号を前記記憶手段に書き込むための書
    き込みクロックを発生する書き込みクロック発生手段
    と、 前記記憶手段に記憶された映像信号を読み出すための読
    み出しクロックを発生する読み出しクロック発生手段
    と、 映像信号に基づいて画面上に表示される画素の位置を移
    動させることにより画像の歪を補正するための歪補正波
    形を発生する歪補正波形発生手段と、 前記歪補正波形発生手段により発生された前記歪補正波
    形に基づいて、前記読み出しクロック発生手段により発
    生される読み出しクロックの周波数を制御する読み出し
    クロック制御手段とを備え、 前記歪補正波形発生手段は、水平走査方向における画像
    の両端および中心で画素の移動量が0になるように前記
    歪補正波形を設定することを特徴とする画像歪補正装
    置。
  2. 【請求項2】 前記歪補正波形発生手段は、 水平走査周期で変化する第1の補正波形を発生する第1
    の補正波形発生手段と、 垂直走査周期で変化する第2の補正波形を発生する第2
    の補正波形発生手段と、 前記第1の補正波形発生手段により発生された前記第1
    の補正波形を前記第2の補正波形発生手段により発生さ
    れた前記第2の補正波形で変調することにより前記歪補
    正波形を得る変調手段とを含むことを特徴とする請求項
    1記載の画像歪補正装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の補正波形は、変曲点を有し、
    前記変曲点で区分された前記第2の補正波形の複数の部
    分のうち少なくとも1つの部分の傾きが可変に設定され
    ることを特徴とする請求項2記載の画像歪補正装置。
  4. 【請求項4】 前記変調手段は、前記第1の補正波形発
    生手段により発生された前記第1の補正波形と前記第2
    の補正波形発生手段により発生された前記第2の補正波
    形とを乗算する乗算手段を含むことを特徴とする請求項
    2または3記載の画像歪補正装置。
  5. 【請求項5】 前記変調手段は、前記第1の補正波形発
    生手段により発生された前記第1の補正波形を受ける入
    力端子および前記第2の補正波形発生手段により発生さ
    れた前記第2の補正波形を受ける利得制御端子を備えた
    増幅手段を含むことを特徴とする請求項2または3記載
    の画像歪補正装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の補正波形は、前記読み出しク
    ロックの周波数の変化に対応し、走査が左から右へ行わ
    れる画面上で走査方向を画素の移動量の正とする場合、
    画面の左端、中心および右端で画素の移動量が0とな
    り、前記左端と前記中心との間で画素の移動量が0、
    正、0、負および0の順に変化し、前記中心と前記右端
    との間で画素の移動量が0、負、0、正および0の順に
    変化するように設定され、 前記第2の補正波形は、画面の垂直方向の上下端で中央
    部に比べて振幅が大きくなるように設定されたことを特
    徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の画像歪補正装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1の補正波形は、前記読み出しク
    ロックの周波数の変化に対応し、走査が左から右へ行わ
    れる画面上で走査方向を画素の移動量の正とする場合、
    画面の左端、中心および右端で画素の移動量が0とな
    り、前記左端と前記中心との間で画素の移動量が0、
    負、0、正および0の順に変化し、前記中心と前記右端
    との間で画素の移動量が0、正、0、負および0の順に
    変化するように設定され、 前記第2の補正波形は、画面の垂直方向の中央部で上下
    端に比べて振幅が大きくなるように設定されたことを特
    徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の画像歪補正装
    置。
  8. 【請求項8】 前記読み出しクロック発生手段は、前記
    読み出しクロックを発生する電圧制御型発振器を有する
    位相同期ループを含み、 前記歪補正波形発生手段は、前記歪補正波形を歪補正電
    圧として出力し、 前記読み出しクロック制御手段は、前記歪補正波形発生
    手段により出力された前記歪補正電圧を前記位相同期ル
    ープの前記電圧制御型発振器の発振周波数制御電圧に重
    畳することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載
    の画像歪補正装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の補正波形は、前記読み出しク
    ロックの周期の変化に対応し、走査が左から右へ行われ
    る画面上で走査方向を画素の移動量の正とする場合、画
    面の左端、中心および右端で画素の移動量が0となり、
    前記左端と前記中心との間で画素の移動量が0、正、
    0、負および0の順に変化し、前記中心と前記右端との
    間で画素の移動量が0、負、0、正および0の順に変化
    するように設定され、 前記第2の補正波形は、画面の垂直方向の上下端で中央
    部に比べて振幅が大きくなるように設定されたことを特
    徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の画像歪補正装
    置。
  10. 【請求項10】 前記第1の補正波形は、前記読み出し
    クロックの周期の変化に対応し、走査が左から右へ行わ
    れる画面上で走査方向を画素の移動量の正とする場合、
    画面の左端、中心および右端で画素の移動量が0とな
    り、前記左端と前記中心との間で画素の移動量が0、
    負、0、正および0の順に変化し、前記中心と前記右端
    との間で画素の移動量が0、正、0、負および0の順に
    変化するように設定され、 前記第2の補正波形は、画面の垂直方向の中央部で上下
    端に比べて振幅が大きくなるように設定されたことを特
    徴とする請求項2〜5のいずれかに記載の画像歪補正装
    置。
  11. 【請求項11】 前記読み出しクロック発生手段は、前
    記読み出しクロックを発生する電圧制御型発振器を有す
    る位相同期ループを含み、 前記歪補正波形発生手段は、前記変調手段により得られ
    た前記歪補正波形を前記読み出しクロックの周波数の変
    化に対応する歪補正電圧に変換する変換手段をさらに含
    み、 読み出しクロック発生手段は、前記歪補正波形発生手段
    により出力された前記歪補正電圧を前記位相同期ループ
    の前記電圧制御型発振器の発振周波数制御電圧に重畳す
    ることを特徴とする請求項9または10記載の画像歪補
    正装置。
  12. 【請求項12】 映像信号の各水平走査期間における歪
    補正電圧の平均値が所定値となるように水平ブランキン
    グ期間において前記歪補正電圧に補正パルスを付加する
    補正パルス付加手段をさらに備えたことを特徴とする請
    求項8記載の画像歪補正装置。
  13. 【請求項13】 映像信号の各水平走査期間における歪
    補正電圧の平均値が所定値となるように水平ブランキン
    グ期間において前記変換手段により得られた前記歪補正
    電圧に補正パルスを付加する補正パルス付加手段をさら
    に備えたことを特徴とする請求項11記載の画像歪補正
    装置。
  14. 【請求項14】 前記補正パルス付加手段は、1水平走
    査期間ごとに歪補正電圧の平均値が所定値となるように
    水平ブランキング期間において前記位相同期ループの位
    相比較時点よりも前に前記歪補正電圧に前記補正パルス
    を付加することを特徴とする請求項12または13記載
    の画像歪補正装置。
  15. 【請求項15】 前記位相同期ループは、前記電圧制御
    型発振器から出力される読み出しクロックを分周する分
    周器と、前記分周器の出力信号の位相と所定の基準信号
    の位相を比較する位相比較器と、前記位相比較器の出力
    電圧を平滑化して出力ノードを介して前記電圧制御発振
    器に入力するループフィルタとをさらに有し、 前記読み出しクロック制御手段は、前記歪補正波形発生
    手段により出力された前記歪補正電圧を受けるベースを
    有するエミッタフォロア型トランジスタと、前記トラン
    ジスタのエミッタと前記位相同期ループの前記ループフ
    ィルタの前記出力ノードとの間に設けられた容量手段と
    を含むことを特徴とする請求項8、11〜14のいずれ
    かに記載の画像歪補正装置。
  16. 【請求項16】 前記位相同期ループは、前記電圧制御
    型発振器から出力される読み出しクロックを分周する分
    周器と、前記分周器の出力信号の位相と所定の基準信号
    の位相を比較する位相比較器と、前記位相比較器の出力
    電圧を平滑化するループフィルタとをさらに有し、 前記読み出しクロック制御手段は、前記歪補正波形発生
    手段により出力された前記歪補正電圧と前記位相同期ル
    ープの前記ループフィルタの出力電圧とを加算して前記
    電圧制御型発振器に与える加算手段を含むことを特徴と
    する請求項8、11〜14のいずれかに記載の画像歪補
    正装置。
  17. 【請求項17】 映像信号に基づいて画面上に表示され
    る画像の歪を補正する画像歪補正方法であって、 入力された映像信号を記憶手段に書き込むための書き込
    みクロックを発生するステップと、 前記記憶手段に記憶された映像信号を読み出すための読
    み出しクロックを発生するステップと、 映像信号に基づいて画面上に表示される画素の位置を移
    動させることにより画像の歪を補正するための歪補正波
    形を発生するステップと、 前記発生された歪補正波形に基づいて前記読み出しクロ
    ックの周波数を制御するステップと、 水平走査方向における画像の両端および中心で画素の移
    動量が0になるように前記歪補正波形を設定するステッ
    プとを備えることを特徴とする画像歪補正方法。
  18. 【請求項18】 前記歪補正波形を発生するステップ
    は、 水平走査周期で変化する第1の補正波形を発生するステ
    ップと、 垂直走査周期で変化する第2の補正波形を発生するステ
    ップと、 前記第1の補正波形を前記第2の補正波形で変調するこ
    とにより前記歪補正波形を得るステップとを含むことを
    特徴とする請求項17記載の画像歪補正方法。
  19. 【請求項19】 前記第2の補正波形は、変曲点を有
    し、前記歪補正波形を発生するステップは、前記変曲点
    で区分された前記第2の補正波形の複数の部分のうち少
    なくとも1つの部分の傾きを可変に設定するステップを
    さらに含むことを特徴とする請求項18記載の画像歪補
    正方法。
  20. 【請求項20】 前記第1の補正波形は、前記読み出し
    クロックの周波数の変化に対応し、走査が左から右へ行
    われる画面上で走査方向を画素の移動量の正とする場
    合、画面の左端、中心および右端で画素の移動量が0と
    なり、前記左端と前記中心との間で画素の移動量が0、
    正、0、負および0の順に変化し、前記中心と前記右端
    との間で画素の移動量が0、負、0、正および0の順に
    変化するように設定され、 前記第2の補正波形は、画面の垂直方向の上下端で中央
    部に比べて振幅が大きくなるように設定されたことを特
    徴とする請求項18または19記載の画像歪補正方法。
  21. 【請求項21】 前記第1の補正波形は、前記読み出し
    クロックの周波数の変化に対応し、走査が左から右へ行
    われる画面上で走査方向を画素の移動量の正とする場
    合、画面の左端、中心および右端で画素の移動量が0と
    なり、前記左端と前記中心との間で画素の移動量が0、
    負、0、正および0の順に変化し、前記中心と前記右端
    との間で画素の移動量が0、正、0、負および0の順に
    変化するように設定され、 前記第2の補正波形は、画面の垂直方向の中央部で上下
    端に比べて振幅が大きくなるように設定されたことを特
    徴とする請求項18または19記載の画像歪補正方法。
  22. 【請求項22】 前記読み出しクロックを発生するステ
    ップは、電圧制御型発振器を有する位相同期ループによ
    り前記読み出しクロックを発生するステップを含み、 前記歪補正波形を発生するステップは、前記歪補正波形
    を歪補正電圧として出力するステップを含み、 前記読み出しクロックの周波数を制御するステップは、
    前記出力された前記歪補正電圧を前記位相同期ループの
    前記電圧制御型発振器の発振周波数制御電圧に重畳する
    ステップを含むことを特徴とする請求項17〜21のい
    ずれかに記載の画像歪補正方法。
  23. 【請求項23】 前記第1の補正波形は、前記読み出し
    クロックの周期の変化に対応し、走査が左から右へ行わ
    れる画面上で走査方向を画素の移動量の正とする場合、
    画面の左端、中心および右端で画素の移動量が0とな
    り、前記左端と前記中心との間で画素の移動量が0、
    正、0、負および0の順に変化し、前記中心と前記右端
    との間で画素の移動量が0、負、0、正および0の順に
    変化するように設定され、 前記第2の補正波形は、画面の垂直方向の上下端で中央
    部に比べて振幅が大きくなるように設定されたことを特
    徴とする請求項18または19記載の画像歪補正方法。
  24. 【請求項24】 前記第1の補正波形は、前記読み出し
    クロックの周期の変化に対応し、走査が左から右へ行わ
    れる画面上で走査方向を画素の移動量の正とする場合、
    画面の左端、中心および右端で画素の移動量が0とな
    り、前記左端と前記中心との間で画素の移動量が0、
    負、0、正および0の順に変化し、前記中心と前記右端
    との間で画素の移動量が0、正、0、負および0の順に
    変化するように設定され、 前記第2の補正波形は、画面の垂直方向の中央部で上下
    端に比べて振幅が大きくなるように設定されたことを特
    徴とする請求項18または19記載の画像歪補正方法。
  25. 【請求項25】 前記読み出しクロックを発生するステ
    ップは、電圧制御型発振器を有する位相同期ループによ
    り前記読み出しクロックを発生するステップを含み、 前記歪補正波形を発生するステップは、前記歪補正波形
    を前記読み出しクロックの周波数の変化に対応する歪補
    正電圧に変換して出力するステップを含み、 前記読み出しクロックの周波数を制御するステップは、
    前記出力された前記歪補正電圧を前記位相同期ループの
    前記電圧制御型発振器の発振周波数制御電圧に重畳する
    ステップを含むことを特徴とする請求項23または24
    記載の画像歪補正方法。
  26. 【請求項26】 映像信号の各水平走査期間における歪
    補正電圧の平均値が所定値となるように水平ブランキン
    グ期間において前記歪補正電圧に補正パルスを付加する
    ステップをさらに備えたことを特徴とする請求項22ま
    たは25記載の画像歪補正方法。
  27. 【請求項27】 前記補正パルスを付加するステップ
    は、1水平走査期間ごとに歪補正電圧の平均値が所定値
    となるように水平ブランキング期間において前記位相同
    期ループの位相比較時点よりも前に前記歪補正電圧に前
    記補正パルスを付加するステップを含むことを特徴とす
    る請求項26記載の画像歪補正方法。
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