JP3082311B2 - ダイナミックフォーカス回路 - Google Patents
ダイナミックフォーカス回路Info
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- JP3082311B2 JP3082311B2 JP03157404A JP15740491A JP3082311B2 JP 3082311 B2 JP3082311 B2 JP 3082311B2 JP 03157404 A JP03157404 A JP 03157404A JP 15740491 A JP15740491 A JP 15740491A JP 3082311 B2 JP3082311 B2 JP 3082311B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画サイズを変更するこ
とができるディスプレー装置において、画サイズの調整
に追従して最適なダイナミックフォーカス信号を作り出
すことにより適正なフォーカス状態を得ることができる
ようにした新規なダイナミックフォーカス回路を提供し
ようとするものである。
とができるディスプレー装置において、画サイズの調整
に追従して最適なダイナミックフォーカス信号を作り出
すことにより適正なフォーカス状態を得ることができる
ようにした新規なダイナミックフォーカス回路を提供し
ようとするものである。
【0002】
【従来の技術】近時のディスプレー装置には、ユーザー
が装置前面に設けられた画サイズの調整用ボリュームに
よって水平方向の画サイズを最大幅からその半分程度の
幅に亘って自由に可変することができるものが知られて
いる。
が装置前面に設けられた画サイズの調整用ボリュームに
よって水平方向の画サイズを最大幅からその半分程度の
幅に亘って自由に可変することができるものが知られて
いる。
【0003】即ち、図4に斜線で示すように、水平方向
の画サイズが最大値となっている時(以下、「フル・ラ
スター時」という。)と、図5に斜線で示すように水平
方向の画サイズがフル・ラスター時の略半分の状態とな
っている時(以下、「ハーフ・ラスター時」という。)
との間で画サイズを自由に調整し得るようになってい
る。
の画サイズが最大値となっている時(以下、「フル・ラ
スター時」という。)と、図5に斜線で示すように水平
方向の画サイズがフル・ラスター時の略半分の状態とな
っている時(以下、「ハーフ・ラスター時」という。)
との間で画サイズを自由に調整し得るようになってい
る。
【0004】図中、「D/F」はダイナミックフォーカ
ス波(以下、「D/F波」と言う。)であり、画サイズ
に対する位相関係を概念的に示している。このD/F波
は画面全体で適正なフォーカス状態を得るためのダイナ
ミックフォーカス回路によりパラボラ波を基にして生成
されるものである。
ス波(以下、「D/F波」と言う。)であり、画サイズ
に対する位相関係を概念的に示している。このD/F波
は画面全体で適正なフォーカス状態を得るためのダイナ
ミックフォーカス回路によりパラボラ波を基にして生成
されるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このD/F
波は水平偏向に同期しているため、水平方向の画サイズ
の変化に応じてパルス幅が変化し、画サイズに対して適
正なD/F波を得ることが困難であるという問題があ
る。
波は水平偏向に同期しているため、水平方向の画サイズ
の変化に応じてパルス幅が変化し、画サイズに対して適
正なD/F波を得ることが困難であるという問題があ
る。
【0006】つまり、水平方向の画サイズが縮まると、
これに伴なってD/F波が時間軸方向に関して圧縮され
ることになる。例えば、図6に示すようにフル・ラスタ
ー時のD/F波a(破線で示す)が、ハーフ・ラスター
時には波形b(2点鎖線で示す)のようになり、かなり
下方に尖った形となるため、ハーフ・ラスター時の理想
的な波形c(実線で示す)とはかけ離れてしまい波形b
とcとの間のズレ(斜線で示す)がフォーカス状態の悪
化となって現われることになる。
これに伴なってD/F波が時間軸方向に関して圧縮され
ることになる。例えば、図6に示すようにフル・ラスタ
ー時のD/F波a(破線で示す)が、ハーフ・ラスター
時には波形b(2点鎖線で示す)のようになり、かなり
下方に尖った形となるため、ハーフ・ラスター時の理想
的な波形c(実線で示す)とはかけ離れてしまい波形b
とcとの間のズレ(斜線で示す)がフォーカス状態の悪
化となって現われることになる。
【0007】そこで、画サイズに追従してダイナミック
フォーカス回路のアンプ・ゲインを変化させる方法があ
り、この場合には、図7に示すようにハーフ・ラスター
時のD/F波の振幅が縮まるため2点鎖線の波形dに示
すような形状となる。
フォーカス回路のアンプ・ゲインを変化させる方法があ
り、この場合には、図7に示すようにハーフ・ラスター
時のD/F波の振幅が縮まるため2点鎖線の波形dに示
すような形状となる。
【0008】しかし、アンプでのレベル調整だけではハ
ーフ・ラスター時の理想波形cと実際のD/F波aの波
形dとの間に若干のズレ(斜線で示す)が残ってしまう
という不都合がある。特に、高精細度のディスプレー装
置においては僅かなフォーカス状態の悪化が画面上で目
立ってしまうため、フォーカス状態の鮮鋭度に対する要
求が厳しい。
ーフ・ラスター時の理想波形cと実際のD/F波aの波
形dとの間に若干のズレ(斜線で示す)が残ってしまう
という不都合がある。特に、高精細度のディスプレー装
置においては僅かなフォーカス状態の悪化が画面上で目
立ってしまうため、フォーカス状態の鮮鋭度に対する要
求が厳しい。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明ダイナミ
ックフォーカス回路は上記した課題を解決するために、
画サイズの手動変更に応じて適正なフォーカス状態を得
るためのダイナミックフォーカス回路であって、水平方
向の画サイズを指定するための調整信号をディジタル化
してアドレス信号として出力する画サイズ指定手段と、
水平同期信号に基づいて動作しその出力信号をアドレス
信号として発するカウンタと、画サイズ毎に最適なダイ
ナミックフォーカス波形を得るためのデータを予め記憶
すると共に画サイズ指定手段及びカウンタからの各アド
レス信号を受けて画サイズに応じたデータを出力する記
憶手段と、記憶手段の出力するデータに基づいてダイナ
ミックフォーカス波形を生成する波形整形手段とを備え
たものである。
ックフォーカス回路は上記した課題を解決するために、
画サイズの手動変更に応じて適正なフォーカス状態を得
るためのダイナミックフォーカス回路であって、水平方
向の画サイズを指定するための調整信号をディジタル化
してアドレス信号として出力する画サイズ指定手段と、
水平同期信号に基づいて動作しその出力信号をアドレス
信号として発するカウンタと、画サイズ毎に最適なダイ
ナミックフォーカス波形を得るためのデータを予め記憶
すると共に画サイズ指定手段及びカウンタからの各アド
レス信号を受けて画サイズに応じたデータを出力する記
憶手段と、記憶手段の出力するデータに基づいてダイナ
ミックフォーカス波形を生成する波形整形手段とを備え
たものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、指定した画サイズに関して最
適なD/F波形が得られることが明らかになっているデ
ータを記憶手段から読み出すことによって画サイズ毎の
ほぼ理想波形に近いD/F波形を生成し、精緻なフォー
カス制御を行なうことができる。
適なD/F波形が得られることが明らかになっているデ
ータを記憶手段から読み出すことによって画サイズ毎の
ほぼ理想波形に近いD/F波形を生成し、精緻なフォー
カス制御を行なうことができる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明ダイナミックフォーカス回路
の詳細を図示した実施例に従って説明する。
の詳細を図示した実施例に従って説明する。
【0012】本発明は、画サイズに対して最適なD/F
波形を事前の測定により調べておきD/F波形の生成用
データを予めメモリーに記憶し、画サイズの指定に係る
信号を受けたとき、これに応じたD/F波形に係るデー
タをメモリーから時々刻々と読み出してD/F波形を生
成するようにしたものである。
波形を事前の測定により調べておきD/F波形の生成用
データを予めメモリーに記憶し、画サイズの指定に係る
信号を受けたとき、これに応じたD/F波形に係るデー
タをメモリーから時々刻々と読み出してD/F波形を生
成するようにしたものである。
【0013】図1に本発明に係るダイナミックフォーカ
ス回路の構成例1を示す。
ス回路の構成例1を示す。
【0014】図中2は水平偏向回路の一部を示してお
り、水平出力トランス3の一次巻線3a側には水平出力
トランジスタ4によって偏向電流の制御がなされる偏向
コイル5が設けられている。
り、水平出力トランス3の一次巻線3a側には水平出力
トランジスタ4によって偏向電流の制御がなされる偏向
コイル5が設けられている。
【0015】6は差動増幅回路であり、可変抵抗7によ
って電圧調整されたパラボラ電圧と、水平方向の画サイ
ズに係る調整電圧、つまり、画サイズの基準電圧となる
可変電圧源8及びユーザーによる画サイズの調整用に設
けられた可変抵抗9によって設定される電圧とが入力さ
れる。
って電圧調整されたパラボラ電圧と、水平方向の画サイ
ズに係る調整電圧、つまり、画サイズの基準電圧となる
可変電圧源8及びユーザーによる画サイズの調整用に設
けられた可変抵抗9によって設定される電圧とが入力さ
れる。
【0016】そして、差動増幅回路6の出力は、+B電
源端子と水平出力トランス3の一次巻線3aとの間に設
けられたトランジスタ10への出力として送出されるよ
うになっている。
源端子と水平出力トランス3の一次巻線3aとの間に設
けられたトランジスタ10への出力として送出されるよ
うになっている。
【0017】可変電圧源8及びユーザー用可変抵抗9に
よる画サイズの調整電圧はアンプ11での位相調整後に
A/D変換器12に送られてディジタル化され、アドレ
ス信号としてEP−ROM(Erasable and
Programrableread−only me
mory)13に送られる。A/D変換された信号とし
ては、例えば、5ビットのディジタル信号がEP−RO
M13のアドレス入力端子Ai(i=6、7、8、9、
10)に送られるようになっている。
よる画サイズの調整電圧はアンプ11での位相調整後に
A/D変換器12に送られてディジタル化され、アドレ
ス信号としてEP−ROM(Erasable and
Programrableread−only me
mory)13に送られる。A/D変換された信号とし
ては、例えば、5ビットのディジタル信号がEP−RO
M13のアドレス入力端子Ai(i=6、7、8、9、
10)に送られるようになっている。
【0018】水平同期信号(図では「HS」にオーバー
ラインを付した記号で示す)は先ずフリップフロップ1
4に入力される。そして、PLL(位相同期ループ)回
路15による逓倍回路を経た後のカウンタ16の出力が
アドレス信号としてEP−ROM13に送出されるよう
になっている。
ラインを付した記号で示す)は先ずフリップフロップ1
4に入力される。そして、PLL(位相同期ループ)回
路15による逓倍回路を経た後のカウンタ16の出力が
アドレス信号としてEP−ROM13に送出されるよう
になっている。
【0019】例えば、カウンタ16の出力する5ビット
のディジタル信号がEP−ROM13のアドレス入力端
子Ai(i=0、1、2、3、4)に送られるようにな
っている。尚、カウンタ16からEP−ROM13のア
ドレス入力端子A5に送られる最上位ビットのアドレス
信号は繰り上がり信号としてPLL回路15に戻される
ようになっている。
のディジタル信号がEP−ROM13のアドレス入力端
子Ai(i=0、1、2、3、4)に送られるようにな
っている。尚、カウンタ16からEP−ROM13のア
ドレス入力端子A5に送られる最上位ビットのアドレス
信号は繰り上がり信号としてPLL回路15に戻される
ようになっている。
【0020】17はVCO(電圧制御発振器)であり、
PLL回路15の出力信号に応じた周波数の信号を発振
し、カウンタ16や後述するD/A変換器にクロック信
号を送出する。
PLL回路15の出力信号に応じた周波数の信号を発振
し、カウンタ16や後述するD/A変換器にクロック信
号を送出する。
【0021】EP−ROM13には、画サイズの指定に
係るビット情報がアドレス入力端子Ai(i=6、7、
8、9、10)に入力した時に、これに応じたD/F波
を生成するために予め記憶されているデータをカウンタ
16の出力信号に従って順番に読み出して出力するよう
になっている。
係るビット情報がアドレス入力端子Ai(i=6、7、
8、9、10)に入力した時に、これに応じたD/F波
を生成するために予め記憶されているデータをカウンタ
16の出力信号に従って順番に読み出して出力するよう
になっている。
【0022】例えば、図2に示すような20インチのデ
ィスプレー装置において、有効画面の画サイズをフル・
ラスター時の390mmからハーフ・ラスター時の20
0mmの間で自由に可変する場合を想定する。
ィスプレー装置において、有効画面の画サイズをフル・
ラスター時の390mmからハーフ・ラスター時の20
0mmの間で自由に可変する場合を想定する。
【0023】その場合に、水平方向のサイズをハーフ・
ラスター時の200mmから左右方向にそれぞれ5mm
ずつ拡げて行ったときに、各場合について1H(1水平
走査期間)における最適なフォーカス電圧を予め測定し
ておく。
ラスター時の200mmから左右方向にそれぞれ5mm
ずつ拡げて行ったときに、各場合について1H(1水平
走査期間)における最適なフォーカス電圧を予め測定し
ておく。
【0024】画サイズの指定数はその最大値390mm
と最小値200mmとの差の半分95mmを5mmで割
った19種類となるため、これを表現するには5ビット
(32通り)の情報で足りる。
と最小値200mmとの差の半分95mmを5mmで割
った19種類となるため、これを表現するには5ビット
(32通り)の情報で足りる。
【0025】EP−ROM13への画サイズに関するア
ドレス情報の一例を示すと[表1]のようになる。
ドレス情報の一例を示すと[表1]のようになる。
【0026】
【表1】
【0027】尚、表中の画サイズは「mm」単位で表わ
している。また、「サイズボリューム位置」とは可変抵
抗9の調整位置を意味し、「CW(max)」が可変抵
抗9の摺動子を時計回りに最大に回しきった位置、「C
CW(max)」は摺動子を反時計回りに回しきった位
置を示しており、画サイズのレンジ、つまり可変抵抗9
の可動範囲とアドレスの範囲とが段階的に対応してい
る。尚、サイズボリューム位置の「中点」だけが、画サ
イズが5mm毎に左右方向に拡大するという原則の例外
となっている。
している。また、「サイズボリューム位置」とは可変抵
抗9の調整位置を意味し、「CW(max)」が可変抵
抗9の摺動子を時計回りに最大に回しきった位置、「C
CW(max)」は摺動子を反時計回りに回しきった位
置を示しており、画サイズのレンジ、つまり可変抵抗9
の可動範囲とアドレスの範囲とが段階的に対応してい
る。尚、サイズボリューム位置の「中点」だけが、画サ
イズが5mm毎に左右方向に拡大するという原則の例外
となっている。
【0028】[表1]の各アドレスに対するデータが画
サイズ毎に予め測定された最適フォーカス電圧に基づい
た値に設定されている。
サイズ毎に予め測定された最適フォーカス電圧に基づい
た値に設定されている。
【0029】例えば、図3に示すように1Hの期間を3
2ケに時分割することで標本化すると共に、振幅レベル
については8ビットの量子化(00H〜FFH)を行な
う。つまり、各標本化時刻に対応したデータ値をEP−
ROM13に書き込んでおく。尚、図3ではフル・レン
ジに亘るデータ群が示されているが、画サイズに応じて
振幅値が変化することは勿論である。
2ケに時分割することで標本化すると共に、振幅レベル
については8ビットの量子化(00H〜FFH)を行な
う。つまり、各標本化時刻に対応したデータ値をEP−
ROM13に書き込んでおく。尚、図3ではフル・レン
ジに亘るデータ群が示されているが、画サイズに応じて
振幅値が変化することは勿論である。
【0030】このようなデータ群は画サイズ毎に適正な
D/F波を生成するために必要なものであり、その読み
出しにあたっては、カウンタ16からのアドレス信号が
時刻指定信号として用いられているようになっている。
D/F波を生成するために必要なものであり、その読み
出しにあたっては、カウンタ16からのアドレス信号が
時刻指定信号として用いられているようになっている。
【0031】画サイズに応じてEP−ROM13の所定
位置に書き込まれるD/F波生成用のデータは、D/F
波の形状を決める標本関数y=xa(yはレベル値、x
は時間に相当し、指数aは実数であり、+2〜+3.5
程度の値である。)の値が目安となる。但し、実際の補
正波形において最適な個々のデータが標準関数の値から
外れる場合があるため、その場合には最適値を個別的に
メモリーに書き込むようにすることで対処することがで
きる。
位置に書き込まれるD/F波生成用のデータは、D/F
波の形状を決める標本関数y=xa(yはレベル値、x
は時間に相当し、指数aは実数であり、+2〜+3.5
程度の値である。)の値が目安となる。但し、実際の補
正波形において最適な個々のデータが標準関数の値から
外れる場合があるため、その場合には最適値を個別的に
メモリーに書き込むようにすることで対処することがで
きる。
【0032】EP−ROM13のデータ出力端子はD/
A変換器18のデータ入力端子Di(i=0〜7)に接
続されており、EP−ROM13の出力する8ビットデ
ータがD/A変換後にローパスフィルタ19を通してD
/F波形となる。
A変換器18のデータ入力端子Di(i=0〜7)に接
続されており、EP−ROM13の出力する8ビットデ
ータがD/A変換後にローパスフィルタ19を通してD
/F波形となる。
【0033】このD/F波形は水平方向の補正波であ
り、アンプ20での反転後に図示しない回路部からアン
プ21を介して送られてくる垂直パラボラ波(V_PA
RA)と混合部22において合成される。
り、アンプ20での反転後に図示しない回路部からアン
プ21を介して送られてくる垂直パラボラ波(V_PA
RA)と混合部22において合成される。
【0034】こうして得られた合成波形はハイゲインの
アンプ23を介してフォーカス抵抗24での調整後にC
RTのフォーカス電極に送られる。
アンプ23を介してフォーカス抵抗24での調整後にC
RTのフォーカス電極に送られる。
【0035】しかして、上記したダイナミックフォーカ
ス1によれば、可変抵抗9によって調整された水平方向
の画サイズに応じたアドレス信号がA/D変換器12か
らEP−ROM13に送られて所定のデータ群が選ば
れ、水平同期信号に基づくカウンタ10の出力信号によ
りデータが時々刻々と読み出され、これがアナログ化さ
れて画サイズに適合したD/F波が生成される。よっ
て、画サイズの変更に対して理想的なD/F波にほぼ近
い波形を得ることができる。
ス1によれば、可変抵抗9によって調整された水平方向
の画サイズに応じたアドレス信号がA/D変換器12か
らEP−ROM13に送られて所定のデータ群が選ば
れ、水平同期信号に基づくカウンタ10の出力信号によ
りデータが時々刻々と読み出され、これがアナログ化さ
れて画サイズに適合したD/F波が生成される。よっ
て、画サイズの変更に対して理想的なD/F波にほぼ近
い波形を得ることができる。
【0036】尚、CRTの性能のバラツキ等に対応する
には、例えば、図1に示すようにスイッチ(SW)の選
択によるアドレス信号をEP−ROM13のアドレス入
力端子(A11、A12)に送出することによってCR
Tに適したD/F波形を個別に選択すれば良い。
には、例えば、図1に示すようにスイッチ(SW)の選
択によるアドレス信号をEP−ROM13のアドレス入
力端子(A11、A12)に送出することによってCR
Tに適したD/F波形を個別に選択すれば良い。
【0037】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明によれば、画サイズの変更に対して最適なフ
ォーカス状態が得られることが前もって判っているデー
タを記憶しておき、画サイズの指定に対して理想波形に
かなり近いD/F波形を作り出すことができるので、画
サイズの変更に対して画面全体に亘るシャープなフォー
カス状態を実現することが可能となる。
に、本発明によれば、画サイズの変更に対して最適なフ
ォーカス状態が得られることが前もって判っているデー
タを記憶しておき、画サイズの指定に対して理想波形に
かなり近いD/F波形を作り出すことができるので、画
サイズの変更に対して画面全体に亘るシャープなフォー
カス状態を実現することが可能となる。
【0038】尚、前記した実施例は本発明に係る実施の
一態様を示したものであり、これによって本発明の技術
的範囲が狭く解釈されてはならず、例えば、D/F波の
波形生成に係るメモリーのデータの標本化や量子化につ
いてのビット数が図3に示すような形態に限定される訳
ではない。
一態様を示したものであり、これによって本発明の技術
的範囲が狭く解釈されてはならず、例えば、D/F波の
波形生成に係るメモリーのデータの標本化や量子化につ
いてのビット数が図3に示すような形態に限定される訳
ではない。
【図1】本発明に係るダイナミックフォーカス回路の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図2】ディスプレー装置における画サイズの一例につ
いて示す概略図である。
いて示す概略図である。
【図3】D/F波の生成用としてメモリー内に記憶され
るデータ群の一例を示すグラフ図である。
るデータ群の一例を示すグラフ図である。
【図4】フル・ラスター時の画サイズとD/F波との関
係を示す概略図である。
係を示す概略図である。
【図5】ハーフ・ラスター時の画サイズとD/F波との
関係を示す概略図である。
関係を示す概略図である。
【図6】従来の問題点について説明するための概略図で
ある。
ある。
【図7】画サイズに対してパラボラ波のレベル調整を行
なったときに生じる問題点を示す概略図である。
なったときに生じる問題点を示す概略図である。
1 ダイナミックフォーカス回路 9、12 画サイズ指定手段 13 記憶手段16 カウンタ 18、19 波形整形手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−70692(JP,A) 特開 平1−147968(JP,A) 特開 昭63−310278(JP,A) 特開 昭64−39170(JP,A) 特開 昭60−236380(JP,A) 実開 平1−103973(JP,U) 実開 平1−9088(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 3/26 H04N 3/223
Claims (1)
- 【請求項1】 画サイズの手動変更に応じて適正なフォ
ーカス状態を得るためのダイナミックフォーカス回路で
あって、水平方向の画サイズを指定するための調整信号をディジ
タル化してアドレス信号として出力する 画サイズ指定手
段と、水平同期信号に基づいて動作し、その出力信号をアドレ
ス信号として発するカウンタと、 画サイズ毎に最適なダイナミックフォーカス波形を得る
ためのデータを予め記憶すると共に、上記画サイズ指定
手段及び上記カウンタからの各アドレス信号を受けて画
サイズに応じたデータを出力する記憶手段と、上記した 記憶手段の出力するデータに基づいてダイナミ
ックフォーカス波形を生成する波形整形手段とを備えた
ことを特徴とするダイナミックフォーカス回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03157404A JP3082311B2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | ダイナミックフォーカス回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03157404A JP3082311B2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | ダイナミックフォーカス回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04357772A JPH04357772A (ja) | 1992-12-10 |
JP3082311B2 true JP3082311B2 (ja) | 2000-08-28 |
Family
ID=15648894
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03157404A Expired - Fee Related JP3082311B2 (ja) | 1991-06-03 | 1991-06-03 | ダイナミックフォーカス回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3082311B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1146309A (ja) * | 1997-07-28 | 1999-02-16 | Mitsubishi Electric Corp | Crtフォーカスの補正方法、crtフォーカス補正回路及びディスプレイ装置 |
-
1991
- 1991-06-03 JP JP03157404A patent/JP3082311B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04357772A (ja) | 1992-12-10 |
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